映画『雲のむこう、約束の場所』の口コミ・レビュー

雲のむこう、約束の場所

[クモノムコウヤクソクノバショ]
The Place Promised in Our Early Days
2004年上映時間:91分
平均点:4.28 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-11-20)
ドラマSFアドベンチャーアニメ青春ものロマンス
新規登録(2004-11-24)【リーム555】さん
タイトル情報更新(2019-07-17)【イニシャルK】さん
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監督新海誠
演出新海誠
吉岡秀隆藤沢浩紀
萩原聖人白川拓也
南里侑香沢渡佐由理
石塚運昇岡部
井上和彦富澤
水野理紗笠原真希
木内秀信有坂
原作新海誠
脚本新海誠
音楽天門
作詞新海誠『きみのこえ』
作曲天門『きみのこえ』
編曲天門『きみのこえ』
主題歌川嶋あい『きみのこえ』(ノンクレジット)
撮影新海誠
製作コミックス・ウェーブ
制作新海誠
配給コミックス・ウェーブ
ファントム・フィルム(配給協力)
作画田澤潮(キャラクターデザイン・総作画監督)
新海誠(絵コンテ・CGワーク・ヴェラシーラ設定/モデリング)
西村貴世(作画監督補佐)
美術新海誠
丹治匠(美術・ハーモニー処理)
馬島亮子(ハーモニー処理)
編集新海誠
録音新海誠(音響監督)
三ツ矢雄二(アフレコ演出)
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💬口コミ一覧

54.とても真っ直ぐな青春映画。
毎日映画コンクールのアニメ部門受賞作の名に恥じない作品だと思います。

基本的には前作「ほしのこえ」と同じく日常の情景表現&人間ドラマが主体で、
並行世界(←ありえないのは当たり前ですね)などのSF要素はあくまで引き立て役。
ヒロインの性格が萌え的、非現実的とよく言われますが、
これは中学生男子の女子に対するイメージ表現を狙った(ムックの監督インタビュー参照)そうで、
意図的にリアリティーを廃しているそうです。
主人公がヒロインにたじろぐシーンがあるのもそのため。
また、その主人公のキャラも前作同様、劇中で成長が描かれているので問題なし。
なのでそのあたりを踏まえた上で見る必要があります。

作画がしょぼいとの向きもありますが、
人物の作画は前作と比べるととても綺麗になっています。
また、大手スタジオの制作でもなく、もともとアクションを見せる作品じゃないので
それほど問題でもないでしょう。

モノローグだけに頼らず、美麗な背景がしっかり語りかけてくるところも良い。
(背景は単なる写真加工では?と思う方は、ぜひロケハン写真と比較してみてください。)
一目みた瞬間に誰が作ったのかわかるということはもう、
この監督の立派な個性でありオリジナリティーと言えるでしょう。
声優のキャスティングもバランスがよくて好印象。

暗転の多用や、一部に分かりにくい伏線(ストーリーが破綻していると誤解を招いてる原因は多分これ)があるため、
総合的には6点くらいですが、酷評が多いのであえて満点を。
.さん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-01 07:09:12)
53.ネタバレ 個人的には好きな作品。ストーリーは有ってないようなもの。というと言い過ぎだけれど、一見重要そうに思える南北分断とか、戦争だとかは本筋とはまったくと言っていいほど関係がない。そこに目を奪われると、この映画の本質を見失ってしまう。主題はあくまでも青春ラブストーリーで、「SF的『眠れる森の美女』」とでもいうべき作品。
万年青さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-23 14:31:53)
52.ネタバレ 個人的には大好きな映画。現代なのか近未来なのかよく分からないところが逆に自分の好きな雰囲気をかもし出していました。北海道が外国で敵国という設定ですが、他のアニメと違って敵国の北海道の中の世界が一切描かれていないこともシンプルに主人公の心情、環境にのみ集中することができ、さらにハッピーエンドで終わることで爽やかに見終わることができました。
Endorphineさん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-21 20:37:11)
51.DVDで見ました。
内容はよく周りから言われてるとおり、セカイ系というジャンルで間違いはないでしょう。自分はそういった世界観は嫌いじゃないので、とてもよく見れました。映画の中では複雑な単語がたくさん出てきましたけど、下の人が言ってるとおりそれらすべてを理解しなくても物語を楽しむことができました。
背景や、作画に関してはやはり文句のつけようがありません。最初の30分はそれらに釘付けでした。しかし物語が進むにつれ、じょじょにストーリーに引き込まれていきました。音楽に関しても耳に残る印象的な曲がいくつかあったと思います。
田舎人さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-11 16:07:32)
50.ネタバレ 「何を失うのかが、わかった。」そういって顔を埋めたシーン、漫画「わたしは真悟」のまりんの言葉「子供の時間が終わってしまう!」に重なって、ホントダブって見えた。根拠もなく高いところにのぼったり、ケンカしたり、誰かを好きになったこと、今じゃ懐かしい想い出です。何でもできる気がしてたからね。どんな未来も選べるような。あの約束はその子供時代との最後の絆だったんじゃないかと思う。それを壊したことでとうとう大人になったんじゃないかと。どうか大人の世界でも彼らが幸せでありますように。
透き通るBlueさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-22 10:45:38)
49.あの最果てにそびえる塔のわかりにくさが、勿体無い。並行世界という観念は、SFに疎い人(私含む)にゃわかり難いしね。しかし、胸の奥がチリチリと焦げ臭くなるような不快ではない青臭さや、埋めようの無い孤独に苦悶する主人公たちは、魅力的。既存のアニメの描写では、かつて無いといっていい個性だと思う。背景などの美術設定も、切ないカンジがとてもスキ。前作の悪趣味さもかなり濾過され、なおかつ際立つセンスがクッキリと輪郭を成している。今後の作品にも期待。
aksweetさん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-04 10:06:06)
48.ネタバレ 世界観が好き。それだけで観た作品。
ぷるとっぷさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-12 01:04:24)
47.この雰囲気が新海誠監督の独特の持ち味なんだろうな、と分かる。
物語は納得しかねるが、感覚は十分に伝わる。やろうと思えばもっと上手く作れそうな映画だが、悪くはない。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2017-08-04 22:42:55)
46.ネタバレ 量子論的平行宇宙を扱った設定。劇中に登場する軌道エレベーターみたいな塔が平行宇宙を現出させる兵器。でも、そもそもの舞台が平行宇宙。日本が津軽海峡を挟んで、まるで南北朝鮮のように分断されている世界観が面白い。身近に「国境」を感じることの少ないニッポン人には新鮮です。そして、人が居なくなった国境近くの環境を利用して「廃駅」をセンチメンタルに美しく表現したりする。巧妙な設定だと思います。前作、「ほしのこえ」と同様に描きたいのは少年少女の想いだけ。設定がぶっ飛んでも、戦争が起こっても、やさぐれた大人が周囲に絡んでも、主人公たちが多少は歳を取っても、そこだけは外さない。遠く澄んだ空の表現が、その純粋さの象徴なのでしょう。実はこの空の表現だけでも、観る価値があると思っています。余談ですが、ずいぶん前に「秒速5センチ」を観ました。本作や「ほしのこえ」で扱ったティーンの心情を、そこで終わらせずにR25あたりまで引っ張ったのが「秒速5センチ」なんだと分かりました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-15 21:53:34)
45.そこそこ。秒速五センチ補正がかかっているから個人的には好き。

ほしのこえからもう少しストーリーを強化してきた感じ。時間も長くなって物足りなさも順調に解消されている。ジャンルの組み合わせの巧さというのが新海誠の特徴だったのかもしれないのだが、本作では極端だったかもしれない。

SFの使い方が少々乱暴で、仕掛けにはちょうど良いけれど、恋愛ものの筋とどんでん返しの着地点が別々というかどんでん返しの方は入れることが重量オーバーで出来なかったのかな、という気もした。処理としてはうまいとは思うけど、ラスト後のぼかし方は話としてはではなく、都合がよすぎないだろうか?考えてあるのかもしれないけど自力では想像が及ばない。

SFの世界観は基本ハードだが、詳細がぬるいのであくまでも恋愛重視と言うことなのだろう。だけど今回はこちらで用意した設定で言うとおりに切なくなりなさいという意図が強すぎはしなかっただろうか。
切なさの作りが気に入らないかもしれない。目的を達成することで無くす何かとかっていうのが、無くしたら悲しくなる理由が自分の中で同調できず、作品設定から納得するしかなかった。作品世界の中でそうなんだから素直に洗脳されなさいといわれているようでいやだった。あれか、昭和の私小説っぽさか。

それから、人の絵とか仕草が雑で物のきれいさとの落差がものすごく大きい。
いくら何でもテレビ放映のアニメより酷い。この後も直っていないが、この週刊少年マガジンで打ち切られる漫画みたいな人物絵が直ると一段格調が上がりそうな気がする。 この絵で描かれ続けるともう見ないかもしれない。

なおかつ、俳優には声優の代わりは無理。言いにくい配列の単語は職業声優じゃなきゃ無理だなって言うのがビシビシ伝わってくる。ジブリのまねをするメリットっていったいどこにあるのだろう。ジブリの映画はお笑いタレントや俳優にもしゃべれるように台詞にレギュレーションがあるんだと思うんだけど、そこまでしないと棒読みサンプルになるんだと言うことが解る。それを補うためにリソースをほかの部分に振ってるから成立する部分がこの映画では欠けてる。
黒猫クックさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-08 04:12:06)
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44.嘘寒いノスタルジーと中途半端な自己嫌悪を一作品として昇華させたところで評価できる。
michellさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-03 22:51:45)
👍 1
43.東西冷戦と平行世界という設定は面白いけど、なんだかよく分からんまま終わってしまった・・・
いろんな方が言われている「消化不良」ってことなんでしょうね。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2019-12-31 08:53:19)
42.面白そうなネタだなと思ったが、話が全然盛り上がらないままに終わってしまった。
misoさん [地上波(邦画)] 5点(2017-12-31 15:12:59)
41.ネタバレ 「ほしのこえ」の延長でしかない印象。二時間丸々ダイジェスト風で、ハードSFな世界観は面白いが、一方で青春恋愛ドラマが展開されるので相変わらずアンバランスさが目につきごちゃごちゃしている。最後まで観てもキレイなまとまり方をしていないので、結局何だったのか…という感想が漏れる。ハイクオリティな映像で二時間なんとか引っ張った感じ。世界観は面白いので練り直せばいくらでも面白くなりそうだし、繰り返し観れば見落とした部分も拾えて印象が変わるかも。
この作品以降ハードSF設定は削ぎ落とし、距離感をテーマとした青春恋愛ドラマに絞ったのは正しかった。ライトなSF設定の「君の名は。」は原点回帰とも言える。
eurekaさん [DVD(邦画)] 5点(2016-11-03 13:32:13)
40.ネタバレ 北海道が分断された世界、そしてそこにそびえる謎の塔と設定は本当に素晴らしいのですが・・・・
なんというか、ヒューマンドラマな部分もSFの部分も中途半端なブツ切り進行で、説明不足なまま情緒だけ押し付けられる感じで正直消化不良でした。
TMさん [地上波(邦画)] 5点(2015-11-11 22:07:50)
39.映像がものすごくキレイで、特に印象的だったのが電車の映像でそこらの実写以上にノスタルジーを感じた。ただ話がそれっぽいだけで内容が薄く映画というより映像を観せられている感じでした。
しっぽりさん [地上波(邦画)] 5点(2013-07-14 19:03:19)
38.ネタバレ 「もうひとつの戦後」というこの世界観は好きだが、結局のところストーリーの細部を作り込めておらず、妄想の粋を出ていない(まあ、この監督はいつもそうだが…)。皆さん不評の声優だが、吉岡秀隆と言えば「北の国から」で、北海道に焦がれる少年という役はもろ狙ってるんだろうね。「北の国から」も吉岡くんのモノローグで構築されていたように、ここでの彼の役割はかなり大きい。個人的には良質の配役だと思う。長編になったことで間延びした感があり、やや退屈に感じたのが残念。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-14 09:41:25)
37.ネタバレ 日本が南北分断し、北海道が蝦夷と呼ばれる独立国。そこにそびえるユニオンの塔は平行宇宙により世界を書き換えるという超絶兵器。平行宇宙はどういうわけか緩やかにしか機能せず、ほとんどが佐由理という少女の夢の中に吸い込まれる。佐由理は原因不明で3年間眠り続けており、彼女が目覚めると世界が滅びる。浩紀は佐由理を目覚めさせるために、自作の飛行機で塔に侵入。佐由理は目覚め、直後爆弾を発射、塔は崩壊する。塔はかつて浩紀と拓也のあこがれの場所で、いつか飛行機で佐由理をそこに連れてゆくと約束していた。説明不足が目立つ作品だ。佐由理の特殊さは、塔の設計者が佐由理の祖父だからとしか説明がない。爆弾一発で崩壊するなら、いつでも簡単に攻撃できたはず。なんともあっけないラストだ。塔の開発者は登場しないし、あの塔が製作できたなら、もっとすごい兵器を持っていてもおかしくないはずだが、それもなし。しょぼい世界観。そもそも戦争だ、宣戦布告だと騒いでいるのに、登場人物の緊張感のないこと。拓也と研究員の女の恋愛は物語に絡まないのでカットすべき。全体に危機感がないので、だから観ていてのめり込めないのだ。また浩紀と拓也のバイト先の社長岡部がテロリストの親分であったり、拓也の通う研究室の室長と岡部が旧知の仲だったり、拓也が国家保護下の佐由理を研究室から簡単に連れ出せたり、中学生二人がジェットエンジン飛行機と製作できたりと、いい加減なご都合主義も目立つ。二人のうちどちらかが特殊能力を持っているとか、権力を利用できる立場にあるとかすればよかったのだ。浩紀と佐由理が夢でつながっているのは愛があるからと説明できるが、計画に反対だった拓也の態度が急に変わったのはどう説明できるのか?加えて、時間軸の違う断片を細切れに見せられるので、観ていて疲れる。もっと整理できたはず。ラストだが、戦争が始まってから飛行機が出るのでは遅いだろう。戦争を回避するために塔を爆破させるのなら理屈は通るし、感情移入しやすい。結局彼らは戦争に一役買っただけだ。青臭い学園恋愛映画としてのエッセンスは備えていて、そこが救いだ。回想シーンで始まるので郷愁を誘い、昔の約束を守るという主題が良い。バイオリンの小物も上手に使っている。恋愛メインで、SF戦争ものをスパイスに使うやりかたが間違っている。SF戦争メインで、恋愛を絡める程度でよかったのだ。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 5点(2009-11-09 15:27:34)
36.秒速~、ほしのこえの順でこの作品を視聴しました。
やはりこの監督さんは「映像詩人」だなと思います。
誰かに恋している時の純粋な一瞬だけの想いを切り取ってアニメで表現しているので
どこまでも青く純粋で瑞々しく清らか。一瞬の煌めきを盛り上げるための映画なので感動しますが、あくまで内面にむけての感情。長編抒情詩アニメとでもいいましょうか。こういう作品にエンターテイメント性を求めるのはナンセンスかもしれません。なのでこれはこのカタチで良いと思います、あとは受け取り手の好みの問題。
ちなみに一番ファンタジーなのはやっぱりサユリかな~、
こんな可憐な女のコ二次元にしかいないから。
どぶん子さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-27 17:39:12)
35.「平行宇宙」だとか、「神様のみる夢」だとか難しい単語は詳しく理解しなくてもOK。塔と彼女の因果関係、約束の場所が2人の青年と少女にとってどんな意味を持つのかを押さえておけば問題ないと思います。美術は相変わらず素晴らしいし、作画のクオリティは前作『ほしのこえ』より向上しています。出来としては決して悪くないと思いました。ただ、映画として好きかと問われると厳しい。気になる表現が多々ありました。吉岡秀隆の声が辛気臭い。どこかで聞いたような単語と台詞の羅列。壮大なスケールを小さな物語に閉じ込めたのはいいけど、奥行きが感じられない等々。自分の心のヒットポイントとズレていました。要するにノれないということ。俗っぽいのは好き。ベタは大歓迎なのですが、監督が得意とするセンチメンタリズムが肌に合わないみたいです。顔が大きめの少女のデザインなんか「萌え」ポイントだと思うのですが、全然心に響かない。(というか「萌え」文化が好きになれない。)自分にとっては、ストーリー以上に、作品の受け取り方が難しい作品でした。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-08 18:33:40)
👍 1
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 4.28点
023.70%
111.85%
259.26%
31324.07%
4916.67%
51324.07%
659.26%
700.00%
859.26%
900.00%
1011.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.25点 Review8人
2 ストーリー評価 5.00点 Review10人
3 鑑賞後の後味 5.88点 Review9人
4 音楽評価 6.55点 Review9人
5 感泣評価 4.11点 Review9人

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