映画『パプリカ(2006)』の口コミ・レビュー(3ページ目)

パプリカ(2006)

[パプリカ]
Paprika
2006年上映時間:90分
平均点:5.79 / 10(Review 76人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-11-25)
サスペンスSFファンタジーアニメ小説の映画化
新規登録(2006-09-07)【.】さん
タイトル情報更新(2019-05-15)【イニシャルK】さん
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監督今敏
林原めぐみパプリカ/千葉敦子
古谷徹時田浩作
江守徹乾精次郎
堀勝之祐島寅太郎
大塚明夫粉川利美
山寺宏一小山内守雄
田中秀幸あいつ
こおろぎさとみ日本人形
阪口大助氷室啓
岩田光央津村保志
愛河里花子柿本信枝
太田真一郎レポーター
川瀬晶子ウェイトレス
三戸耕三ピエロ
筒井康隆玖珂
今敏陣内
勝杏里研究員
原作筒井康隆「パプリカ」(中公文庫/新潮文庫刊)
脚本水上清資
今敏
音楽平沢進
作詞平沢進「白虎野の娘」
作曲平沢進「白虎野の娘」
編曲平沢進「白虎野の娘」
製作マッドハウス(パプリカ製作委員会)
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(パプリカ製作委員会)
企画丸山正雄
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
作画安藤雅司(キャラクターデザイン/作画監督)
小西賢一(原画)
井上俊之(作画監督補佐/原画)
三原三千夫(原画)
編集瀬山武司
録音三間雅文(音響監督)
その他ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(宣伝)
IMAGICA(デジタル&フィルムラボ)
文化庁(支援)
あらすじ
精神医療総合研究所が開発した、患者の夢に入り込み治療を行う装置「DCミニ」が盗まれ、それを悪用して悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が相次いで発生する。セラピストの千葉敦子(林原めぐみ)は、開発者の時田浩作(古谷徹)らと共に犯人の正体と目的、そして悪夢から抜け出す方法を探る。
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💬口コミ一覧

36.予備知識がないとついていけないかな…と思ったけど、意外とシンプルなストーリーに感じました。それは私自身がシンプル(おバカ)だからか?!ペンキのようなエナメルのような、ペカペカした色使いで眼がチカチカしましたが、それが可愛らしさや気持ち悪さを効果的に見せてました。エンディングの曲、あれイイですねー。ニコニコしちゃった。
あまねねさん [映画館(邦画)] 6点(2007-02-02 20:28:11)
35.ま、典型的なマッドハウス・アニメです。「『スチームボーイ』はカッチンコッチンなアニメだったから、今度はグニョ〜〜ンなアニメ作ってみようか」っていうノリで原作セレクトした感じですね。なのでストーリー展開もスチボーの時の反省の色がなく、猛烈にステレオ。敵に精神をヤラレちゃったキャラたちの筒井節丸出しトークもあんまし壊れた迫力がなくて「前衛劇ならまあ普通かナ」って程度。この落ち着きの良さは何とかならんのか?
ただ、演出は狂気としか思えないです。夢と現実が交錯する話なワケで、モーフィングやらホワイトアウトやら何やらかんやらとにかくもう3桁では足りない程の効果の嵐です。アニメーション視覚効果大全集みたいなマニアックな凄さはありますね。マッドハウスは今回でまた一皮剥けて、いろいろノウハウを手にしたんじゃないかな。次こそは、次の大作アニメこそは期待だ(笑)。

…でも正直に言うと、トルンカスタジオならもっと低予算で、もっと驚かされる効果を使って、徹底して抽象化した絵作りで『パプリカ』を製作できたと思う。この映画に足りないのは、まさにそういうスパイスだと思うんだな。
なのでオイラ的には、劇中のセリフの通り「パプリカの不足した」ぬるアニメでした。
エスねこさん [映画館(邦画)] 6点(2006-12-11 23:29:17)
👍 1
34.ネタバレ パプリカといえば現時点ではNHKの「2020応援ソング」が有名かと思われる。映画の前に原作を読んだところ、帯に「ヤバい方のパプリカ」と書いてあったのは上記ソングがヤバくないという判断らしいが、しかしネット上で“可愛くない”とか“気持ち悪い”といわれていたのを見たことがあり、大して変わらないのではないかと思っている。
原作では、第一部は科学技術の開発に関わる現世的な話だったが、第二部に入ると時空間の制約を越えた奔放な展開になってアニメ向きの印象だった。映画では、登場人物を集約した上で第一部も踏まえ、派手でリアルに気色悪い現代風アニメを作っている。

原作のパプリカは、オタク気質の肥満の男も50がらみの大人のオジサマも惚れさせ、かつ惚れてくれる点で魅力的なキャラクターであり、かなり男に都合のいい女性像という感じだった。このアニメでは千葉敦子とパプリカが別人格という印象を強め、現実世界の千葉敦子はオタク(一応若い)に取れられてしまったが、オジサマ連中は夢の世界のパプリカちゃんに自分の夢を託す、という形で整理をつけたらしい。その過程で「夢」に関して、本来の精神活動としての夢→将来の希望としての夢→映画などによる架空世界の夢、という形で意味を発展させ、最終的には夢の世界を創ることの意義まで訴えていたように見えた。
またその「映画」というものに関して、原作でも短編長編のたとえ話までは出ていたが、このアニメではこれを膨らませて映画志望だったオジサマの物語を作っており、最終的に夢と現実を統合させていたのはなかなか感動的だった。原作も一応は問題解決だが物寂しさも残す終幕だったのに対し、このアニメは娯楽映画らしく通俗的だが文句なしのハッピーエンドになっている。ここは大変結構でした。
ただし問題なのはキャラクターデザインであって、千葉敦子/パプリカからしてあまり可愛気を感じないが、その他の人物もみな顔が気色悪いので親近感が湧きにくく、これが最初から映画の印象を悪くしていたと思われる。もう一つ、このアニメではパプリカが忙しすぎて、途中からオジサマがパプリカ抜きで勝手にトラウマ解消をやってしまったというのが不十分な活躍ぶりではあった。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-01-16 09:29:27)
33.ネタバレ パーフェクトブルー以上に攻めたテーマだった。それは良いのだけれど、そもそも細かい辻褄を合わせる気がないのと、精神医学的にあまりに荒唐無稽なのとで(古い作品であることを差し引いても)、なかなかきびしかった。ネットで検索してみるとユングやフロイトに絡めて解説している人がいたけど、そもそもユングやフロイトが現代精神医学の観点では荒唐無稽なのでまあ仕方ないかという気もした。

情報量の多さでは8 1/2的な感じはある。インセプションに影響を与えたというのは腑に落ちた。ハリウッドはもっと日本のアニメにクレジットを示してくれたらいいのに。
なすさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-11-19 17:16:40)
32.評価が難しいですね。表現としては嫌いな部分と好きが混在している感じ。
内容としては目新しさは感じなかったかなぁ。これを実写で世界観を壊さず表現できていれば
凄いと思う事でしょうが、アニメだとどちらかと言うと少し古い印象・・・といっても
もう10年以上前の作品。どちらかと言うと芸術品。芸術品の感想を言うのはどうも苦手で。
パプリカと時田君の声が超有名所の声優さんでしたが、代表作の綾波とアムロとは違うものの
コナンの灰原とドラゴンボールのヤムチャの印象に近い感じで
絵と声が浮いた感じ、慣れるまでなんとも言えない違和感がありました。
デミトリさん [DVD(邦画)] 5点(2017-04-16 18:19:28)
31.今となっては陳腐なストーリー。迫力があるといわれる絵もどこか見慣れた感がある。それなりに楽しめたけど、筒井の原作(未読)はもっとエグいんじゃないかな?
結局、自分には敦子とパプリカの関係が理解できなかった。
フラミンゴさん [地上波(邦画)] 5点(2011-03-17 16:37:55)
30.観ている間は面白い、ただ全体にこじんまりしていて深みが無いので観終わった後にインパクトが薄い。もう少し違う切り口であと10~20分ぐらい長いと凄い作品になったかも、最近よくあるアメリカのアクション映画みたいにあっさりしてた(映像ばっかり凄くて話はペラッペラ)登場人物がやたら小難しいことをしゃべるので途中で字幕有りに変えて観ました。しかしアニメ作品としてはこれからを期待させるものなので次回作に期待。
カーヴさん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-24 14:39:42)
29.観て楽しいと言うよりも、話の内容が理解できたら面白くなりそうな映画で評価に悩みます。 パプリカの可愛らしさが○。それと創造豊かな世界観はお見事。
ライトニングボルトさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-26 18:33:51)
28.話の脈絡がわかりません・・・。最後の場面は一体夢なのか現実なのか?
たぶんごっちゃになってるのでしょうけど。
夢の中で起こる全ての事象は断片的で脈絡も何もないし、
そういったことが映画で具体化されてるのはまだ納得できる。
日本人形が出てきたりするのは、往々にして人の中にある人形へのトラウマを表現したものなのかもしれないと、なんとなく予想がつく。
前半こそわけがわからないものの、夢だからという理由で何も考えず見ていられる。
ノマドさん [DVD(吹替)] 5点(2008-06-13 14:59:17)
27.映像と音楽は、かなり良かったと思う。
ストーリーは今監督お得意の現実と妄想(想像)を行き来する話。
でも過去の作品と比較して、何か後に残るものが少なかったなぁ、という印象。
なおてぃーさん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-09 18:20:25)
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26.映像と音楽はかなり良かったんですが、肝心のストーリーに魅力を感じなかった。
マリモ125ccさん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-22 15:10:08)
25.ネタバレ 一番印象に残るのは巨でぶの研究員に千葉が恋している事。
そこに印象がいっちゃうという事は、描いている夢の世界が魅力的でないからだと自分は思います。
どうも奇妙な言葉を発する=奇妙なパラレルワールドぽいという部分が、本当は他人の夢に入れるという魅力的な設定を最近主流の精神・魂世界を描いている他の作品とそんなに変わらずにヘタすれば宮崎作品に近い印象を受けてしまう。(悪いという事ではないですよ。宮崎作品。)粉川の夢は共感しやすいが、支配されてしまったアシスタント君の夢がどうも...わざと奇妙に感が見えてしまう。
それとアナフィラキシーでDCミニつけて無くてもアクセス可はどうもね。マトリックスのネオじゃないんでそこは強引でしょうー。
でもアニメーションとしての映像や表現の意外性などは興味を惹きました。
話としては引っ張られた割にはそんな解決?というものが不満が残りました。
森のpoohさんさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-06 01:18:17)
24.ストーリー自体に面白さはなくて、小難しい説明はあったけど基本は単純だった。
注目すべきはやはりボリューム感たっぷりのビジュアルで、
まさにアニメでしかできない虚と実の境目が曖昧な不思議な感覚。
ストーリーの流れを理解しようとするよりも、何も考えずビジュアルを感じるのがこの映画の正しい見方の気がした。
時間が短いのでサクサクと飽きることなく見ることができたけど、
見終わったあとの満足感はあまりなかった。
やはりビジュアルだけの娯楽というのは成立しないのかもしれない。
邦画好きさん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-08 17:48:19)
23.不条理をアニメで見せながらも万人向けにもわかりやすく説明を入れていて何とかついていけたという感じ。 自分としては夢オチ、魔法オチ、時間オチは”何でもアリ”になるのでどうしても評価が落ちてしまう。
Jane.Yさん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-05 16:56:04)
22.ネタバレ 最先端の医療技術「DCミニ」を使い、患者の夢の中に入り込んで治療を行うサイコセラピスト、パプリカ。ところがある日、その「DCミニ」が何者かによって奪われてしまう。そしてその日から、パプリカを取り巻く現実が歪み始めるのだった。彼女の顧客である刑事、天才科学者の同僚、彼女が所属する精神治療研究所の所長……、彼らの夢の世界がパプリカの現実へとどんどんと侵食し始め――。果たして「DCミニ」を奪ったのは誰なのか?人が見る夢をモチーフに、現実と空想との境界を行き来するサイコセラピストを描いたシュルレアリスムなアニメーション。僕のこよなく愛するクリストファー・ノーランの傑作『インセプション』に少なからぬ影響を与えたというのを聞いて今回鑑賞してみました。率直な感想を述べさせてもらうと、僕は全く合わなかったですね、これ。エキセントリックな世界観や想像力の極北を行く驚異の映像技術などは確かに凄いとは思うんですけど、肝心のストーリーの方がさっぱり嵌まれませんでした。すんごく独り善がりで観客に対して不親切すぎじゃないですか、これ。「分かる人にだけ分かってもらえればいいんだよ」みたいな唯我独尊ぶりに、見れば見るほど僕の心は離れてゆくばかり。映像も随所にかなりグロテスクなシーンがあったのも観ていて気持ちのいいもんじゃないですし、だいたい今観るとちょっと古臭い感じがするのは僕だけ?そう思うとやはり『インセプション』って偉大だなぁなんて再確認しちゃいました。
かたゆきさん [インターネット(邦画)] 4点(2020-07-04 02:14:31)
21.アニメならではの映像・演出は圧巻。ただ、ストーリー(設定)に無理があるからか、徐々に素晴らしい映像画にも飽きがきてしまう。最後の、もう何でもアリな展開も重なって、4点としましたが、作画に関しては気持ち10点以上です。
sirou92さん [インターネット(字幕)] 4点(2013-07-13 17:10:21)
20.地に足着かない展開で、見ていて「おいてけぼり感」があります。
もんでんどんさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-10-07 14:15:54)
19.説明不足。わからないことや納得できないことが多くて、イマイチ話に入っていけない。少なくとも夢の世界と現実の世界が繋がる事に関してはひとつも納得いく説明をもらっていない。魔界と人間界を繋ごうとした仙水さんの方がよほど現実味がある。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-10-05 18:06:23)
18. 原作の枠の中でそれなりに遊んでみました、という感じ。原作を削るにあたって、登場人物の整理と再構築は必須となるわけだが、それが雑なために出てくる人間がみんな薄っぺらく、それに伴って話全体が薄っぺらになってしまった。
 この映画を見る限りでは、パプリカ側の人間がそれほど彼女を慕う理由が分からないし、敦子と時田がくっつく理由が無い。Bar「ラジオ・クラブ」をヴァーチャルの世界にしてしまったのもイマイチ意味不明。さらに、終盤のパレードもジブリ映画から借りてきたような印象だし、「夢の中の物が現実化する」という描写が分かり難いために、夢と現実の混交という肝心の部分が希薄になってしまった。
 もう少し脚本を練り上げれば、もっとマシな作品になったろうにねぇ。
TERRAさん [DVD(邦画)] 4点(2010-09-12 16:44:16)
17.原作における夢と現実の交錯の表現は、現実に軸足をはっきりおいた上での「安全なエンターテイメント」であり、今敏が本作や『妄想代理人』などで取り組んだ「リアリティの危うさ」というテーマとの齟齬を感じる。そのため、原作の面白さも取り込めず、今敏らしいテーマの追求も不十分で、中途半端な作品になってしまった。さらにいえば、ヴァーチャル・リアリティーの映像表現で、夢と現実の境を突破するというような発想自体にすでに今日性を感じなくなってしまっている。
小原一馬さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-16 00:52:41)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 76人
平均点数 5.79点
000.00%
100.00%
222.63%
345.26%
41621.05%
51215.79%
61215.79%
71823.68%
879.21%
945.26%
1011.32%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.71点 Review7人
2 ストーリー評価 5.70点 Review10人
3 鑑賞後の後味 6.70点 Review10人
4 音楽評価 7.50点 Review10人
5 感泣評価 3.28点 Review7人

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