映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』の口コミ・レビュー

クローバーフィールド/HAKAISHA

[クローバーフィールドハカイシャ]
Cloverfield
2008年上映時間:85分
平均点:6.48 / 10(Review 242人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-04-05)
公開終了日(2008-09-05)
アクションサスペンスSFシリーズものパニックものモンスター映画
新規登録(2008-01-21)【ギニュー】さん
タイトル情報更新(2022-01-31)【イニシャルK】さん
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監督マット・リーヴス
キャストオデット・アナブル(女優)ベス
ジェシカ・ルーカス(女優)リリー
マイク・ヴォーゲル(男優)ジェイソン
T・J・ミラー(男優)ハッド
リジー・キャプラン(女優)マリーナ
真殿光昭ロブ(日本語吹き替え版)
成田剣ジェイソン(日本語吹き替え版)
咲野俊介ハッド(日本語吹き替え版)
安藤麻吹ベス(日本語吹き替え版)
脚本ドリュー・ゴダード
撮影マイケル・ボンヴィレイン
ロバート・リード・アルトマン(カメラ・オペレーター)
製作J・J・エイブラムス
パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮ガイ・リーデル
配給パラマウント・ジャパン
特殊メイクジェイク・ガーバー
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ティペット・スタジオ(視覚効果)
衣装エレン・マイロニック
スタントコール・マッケイ
エリック・ノリス
その他スコット・ローゼンバーグ(スペシャル・サンクス)
あらすじ
マンハッタンの平和な夜に突如として襲いかかる破壊・破壊・破壊!自由の女神の頭部は吹っ飛び、ビルは倒壊、橋も崩れ落ちる。人々は逃げ惑い、なす術もなく犠牲となっていく… 一体アレは何なんだ?!ハンディビデオの映像を駆使して描かれる、衝撃のパニックムービー!
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💬口コミ一覧

242.ネタバレ このレビューを書いてる時点で個人的に怪獣映画の頂点だと思っている映画がこれ。
そして映画を一種の没入型アトラクションとして捉えた場合、やはりその頂点にあたるのがこの映画。

以前「宇宙戦争」のレビューに「視点を完全に主人公一家に固定する事で観客も周囲の状況がわからないまま終始逃げ惑う事になるその臨場感を絶賛(要約)」なんて事を書いたわけだけど、それをさらに進めれば、当然この主観視点方式である「手持ち型カメラ(POV」になるわけで、この映画は「宇宙戦争」のよさをさらに推し進めた究極の進化形没入エンターテイメント映画だと言えると思う。

この方向性でさらに進めるとなると、最近流行りのVR技術を使ったものになると思うし、数年以内に多分そういうものも出てくるとは思うけれど、現状ではこの映画がその頂点ではなかろうか。

ブレアウイッチに端を発するPOV映画の多くは、低予算をアイディアで補うタイプのものがほとんどで、たとえばRECなどのように「予算がついたら普通にカメラ回し始めちゃったよ」というどこにこだわりがあったのかわからない映画もある中で、この映画のように潤沢な予算を使いながら、演出上の理由であえてPOVを使うという贅沢な映画は本当に素晴らしいと思う。
しかし一見無駄に見える潤沢な予算は、カメラにちらちら映る細部のリアリティに見事に反映されていて、この映画のリアリティをさらに高めている。
安い予算のPOVだと、ここ一番のシーンで(ちゃんと映すとアラが見えるので)手ぶれさせたり暗くなったりして胡麻化していてイライラするわけだけれど、この映画にはそれはない。
ぶれるシーンは必然性があってブレているし、暗いシーンは必然性があって暗くなっている。非常に自然なのだ。

このリアリティは一見無駄に見える潤沢にかけた予算がなければ生み出されなかっただろう。

それから、カメラがめちゃくちゃ丈夫な点については映画の都合上って事でいいとして、テープの上書きミスが何度もあるのはメーカーとしてどうなんだろうw
しかし、これもあと数年がたち、カメラの映像記録に完全にテープが使われなくなると「何で複数の映像が映るのかよくわからない」という若い人が出てくる…いや、もうすでに今の若い人が観るとそうなのかもしれない。技術の進歩おそるべしである。
とテープに触れたところで大事な事を。市販されているDVC(miniDV)テープで最長のものは80分のテープ。
そしてこの映画の本編部分の上映時間は80分弱。
映画の最後のシーン「ほらテープなくなるよ」という会話が行われているけど、映画自体の長さをちゃんと市販のDVテープの長さにそろえているわけ。そういうこだわり。だからこその傑作。
あばれて万歳さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-11-04 14:48:32)
👍 2
241. 最高でした。技術とセンスが非常に高いところで融合した作品です。
 クリーチャーが現れてからラストまで緊迫感が一度も切れず、だれることもまるでないのはこの手の作品ではまれで、正直まいったなと感じました。
 大バジェット映画もあなどれませんな。
swamiziさん [インターネット(字幕)] 10点(2013-12-17 20:55:20)
240.ネタバレ 終始画面に釘付けだった。臨場感がやばい。あの怪物の描写は正直やり過ぎと思ったけれど、凄まじい疾走感と臨場感でそんなのは吹っ飛んだ!これは映画館で観て大正解の映画ですね。
ピンフさん [映画館(字幕)] 10点(2010-03-10 11:13:27)
239.ネタバレ まったくの新感覚で、アトラクションに乗っているような、その場にいて体験しているようなすごく入り込める映画でした。
この映画は斬新な映像もさることながら、音が素晴らしく、映画館でぜひ見てもらいたい。カメラに映っていないところで、何か恐ろしいことが起こっているという恐怖が聴覚をもってしっかりと伝わってきてさも自分がその場にいるような感覚になる。

そして、最後までアレが何だったのかわからないのもまたいい。続編なんか要らない。主人公は地球防衛軍でもなくスパーヒーローでもないし怪獣を作った博士でもない、俺たちと同じ民間人でありそ彼らもアレの正体なんか知る由もない。だから俺たちも何もわからない。それでいいとおもう。だって俺たちはあの橋の下でカメラと一緒に何もわからずして死んだニューヨーク市民のように何もわからずして死んだのだから。
甘口おすぎさん [映画館(吹替)] 10点(2008-05-26 20:42:27)
😂 1
238.ネタバレ まず、表彰したい。終盤のヘリが墜落した時、観客の90%以上の人が
「あ、逝ったな」と、思った瞬間にみごと復活を遂げたあの三人に拍手!!

そして、知らなかった~始めから終わりまでホームビデオの映像だけとは(涙)
サウンドは良かった。現場の空気感をリアルに再現したのはグッド。
これがハンディカメラマイク収録だったら・・・(汗)サラウンド万歳!!。

話の展開・・・ありきたり過ぎだって!!
様々な某SF映画で見たようなシーンの羅列には、
この手の映画大好き人間には刺激が足りないよ。

でもね実はこの映画、普段まったく映画を見ない人を連れて一緒に見たんだよ。
もちろんこの人は、映画なんて得意じゃないし、クローバーフィールドの
タイトル名を聞いて、サクセスストーリーのハートフルなドラマなんかと勘違いして
劇場にまで足を運んで、なんと予備知識ゼロで観賞したんだから。

そしたらね・・・
大成功だよ!!
ツレはまさに、劇中の混乱して右往左往する彼らと見事にシンクロして、
なんなんだ!?ナンナンダ!?の連発だよ。見終わったあとには
「今日の夢に出るな」とこれ以上に無い賞賛を口にしたよ。

羨ましいよあたいは。負けたよあたいは。
あの展開は王道なんだよ。アミューズメントパークなんだよ。
そして映画は、見て楽しんだもん勝ちなんだよ。
面白かったって言うひとに「イヤ、アレはちがう、オモロクない」なんて言う人は
一種のおごりと妬みだよ。ハンディ回してたKYなあいつと一緒だよ。

という事で、点数は私の5点と反省点+2点。
序盤ハートフルコメディとして見てたツレが10点。
合わせて17点で、次回にキャリーオーバー中で~す。

――[PS]。
上映終了後、何故か、ハリウッド版ゴジラを思い出した。
しかしスタッフ一同、あーゆーのにはならないようにと、
スピルバーグの『宇宙戦争』辺りを模範にして励んだと思われるが結果は・・・
みなさんはどちらの作品がリアリティかと思われました~??








シロちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2008-05-10 12:37:45)
👍 2 😂 1
237.いやスゴイ。紛れもない凄い映画だと思う。実際その一言に尽きる。というか語り出したら、とても語り尽くせない気がする。

「突如,謎の大怪物に襲われる」
という有り得ない事象を、これほどまでに忠実に描いた映画を僕は他に知らない。
というよりも、そもそもこれまでそんな試みをした映画は無かったと思う。
その恐怖と絶望を描く際、これまでのモンスター映画のほとんどすべては、その怪物がどれだけ恐ろしいか、残虐か、という怪物そのものの“正体”に注力してきた。
しかし、よくよく考えてみれば、突然見たことも聞いたこともない巨大モンスターに襲われている当事者たちが、その正体を知り得ることなど不可能に違いない。
突然のパニックと絶望に対し、ただ闇雲に逃げ惑うことしか出来ず、その「目線」に立つことこそ、最も効果的な「恐怖」である。ということに気付き、圧倒的にシンプルで、尚かつ大胆な手法で描き出したこの「映像」の製作者たちは、スバラシイと思う。

決して大袈裟ではなく、この作品は、「ゴジラ」や「キングコング」、「エイリアン」、「ジョーズ」など多くの名作が存在する“モンスター映画”というジャンルにおいてその歴史を塗り替えるものであり、傑作と言って間違いはない。

この作品が、敢然たる傑作と言うにふさわしい理由は他にもある。
アイデア勝負と言えるような大胆な手法の中にあって、非常に繊細で切ない演出が含まれていることだ。
人間の何気ない生活の中の幸福や成功や諸々の感情が、途端に恐怖とパニックに浸食されていくという“有り得ない現実”。
そして、ある二人の幸福な一日の描写が、問答無用の「絶望」によって文字通り”塗りつぶされていく”という様を、一本のビデオテープの中で表現したこと。
それが、この衝撃的な「映像」を、絶対的に素晴らしい「映画」へと昇華させている最大の要因だろう。

「幸福な一日だった」
残された一言が、ただ染み入る。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2008-04-18 23:35:11)
👍 4
236.得体の知れない何かが突然平凡な日常を破壊し、平和な世界が一転地獄絵図と化す。視点はあくまでも主観から外れないので、主人公と一緒になって訳のわからないまま逃げまどうことになる。情報が著しく制限された中で体験する恐怖。僕はリアルな悪夢をよく観るのですが、この作品の世界観がまさに悪夢の再現そのもので、「鑑賞する」というよりは「体験する」映画という新しいジャンルを成功させたエポックな作品だと思います。背景には911同時多発テロをはじめとする報道映像の氾濫があるのではないでしょうか。映画とは完璧に制御されたキャメラ(神の視点)の向こうにだけあるもの、という従来の映画のセオリーを打ち破ったもので、これは1999年の「ブレアウィッチ~」のアプローチの仕方と似てはいますが、本作は遙かに成功した作品といえると思います。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 10点(2008-04-07 09:28:22)
235.ネタバレ いっやあ凄かったべよ、吐き気が。周囲の席をコッソリ見回してみたけど、全員さりげな~く口元に手を当ててさぁ。体調万全で臨んだオイラでも、中盤以降は胃がでんぐり返りそうだったべ。あの宣伝はダテじゃねえべよ (詳細はブログにて)
エスねこさん [映画館(吹替)] 10点(2008-04-06 17:38:33)
👍 1
234.ネタバレ ~Cloverfield~地名をモトにした映像記録の暗号名。シロツメクサ原野とか。
ジャンパーか何かを観に劇場に行き、入り口の注意書きを見て興味が湧いてしまい、予定を変更して観たのがこの映画。
【全く新しいアトラクション・タイプの映画です云々・・・】これは気になるでしょ観たくなるでしょー。
一番大きなスクリーン。ズゥンン!!!と大音響で震える館内。ワクワクして心拍数上がりまくりの中繰り広げられる若者のラブラブホームビデオ…あれ?セレブな若者のホームパーティが延々と映され、勝手にやってろと正直飽きてきた頃に・・・
突然の揺れ、建物のヤバい音。屋上から見える遠くの火災。上空から降りかかる火球。ここからがまさにジェットコースター。ゴロリと転がる自由の女神の首。それを写メする人々。避難した商店から外に出ると廃墟になってる街。避難する人々。電気屋を襲う暴徒。街なかで発砲する軍隊。戦車までいる。
途中映像酔いに絶えられなくて、2組4人が脱落した。
同僚の甥っ子(小学生)もお婆ちゃんと見にいって、マリーナの最後のシーンで脱落したと後から聞いた。
何の説明もなく怪獣が暴れる足もとに放り出される感覚。ロブやハッドと逃げながら(何故か)ベスを助けに行く流れ。あくまで記録映像として始まり、記録映像として終わる内容。
あぁこれ、怪獣映画だったんだ。
エンドロールに流れるゴジラ映画のオマージュと言える重厚なテーマソングで、これ以上無い“体験してしまった”感に満たされた。
マリーナは助かってほしかったな。怪我をした後に初めて見せる笑顔、死の直前の蒼白の顔の美しさが印象的。
この映画は何の予備知識もなく観ることで、最大限に楽しめる作品の一つだと思う。
基本この手の映画は、一度観たら満足して再試聴は遠のくんだけど、私は大好きで、いまでも毎年、夏になると観たくなる映画。
一度観ただけでは単なる垂れ流し(風)映像に思うかもしれないけど、ちゃんと細かくカットされている。
例えば最初のアパート(あんなセレブ向け高層タワーマンションがアパートだと??)のシーン、ロブがベスの写真立てを撮るシーンや、火球が迫るロブのマンションから逃げるシーンとかでも細かくカットが入ってる。
後々、東日本大震災のニュース映像で、人が死ぬ瞬間や、撮りっぱなしの映像に遺体が映らないとかの“放送上の編集”を見て、この映像も同じ様な編集がされたんだろうなって思ったりした。
バッテリー問題、不死身のベス説、トラビスはどこにいった?。主人公たちに優しい軍隊。いろいろアラは多いけど、これはアトラクションなんだと思えば許せてしまう。
よくブレア・ウィッチ・プロジェクトと比較されると聞くけど、比較する必要も意味もない、怪獣映画の完成形だと思う。
K&Kさん [映画館(字幕)] 9点(2021-07-17 16:12:18)
233.アメリカ大統領「はやく、ジャパンの地球防衛軍にヘルプをアスクするのだ!!」
くまさんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-08-28 01:17:11)
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232.映画館でみたならもっとすげーかったろう
 
映画の新しいカタチを容易に想像させられる それだけでもーワクワクだ
 
だってストーリーとかショボいんだもん
こんだけショボく作ったのはこのワクワク感をこの映画の先に見せよう 
とかでーでもよく、この内容で十分だったんだろうニャー
 
僕の通ってる英会話学校の教材にマットリーヴスがイケてるって会話があった
こいつかー! とニンマリさせられました
おでんの卵さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-19 14:28:42)
231.「いずれ、こういう映画が作られるだろう」と思ってた人って、結構いたんじゃないですかねえ。しかし、いざ出来上がってみたこの作品、意外に重いモノを我々に突き付けているような気もします。『ブレアウィッチ~』等の偽ドキュメンタリ、あるいはインチキ・スナッフフィルム、こういったモノが、「手っとり早く、ホンモノらしく見せる」という事を目的としていたのに対し、本作は大前提として、誰の目にも明らかなフィクション(怪獣映画)。また「カメラが激しくブレる」というのは、かつて、動物が人を襲うパニック映画でよく見られました。肝心のショックシーンで、カメラが激しくブレて何が何やら判らなくなるんだけど、ま、ハッキリ言って明らかにゴマカシな訳で、もしカメラが止まってたら、あまりにショボい映像で更にワケワカラン映像になってしまう。一方本作はと言うと、大体、本作のようにCGでモンスターを表現する作品では普通、CGで何でも描けちゃうのだから、カメラをブレさせてゴマカす必要など無い訳です(本作のCGのクオリティを見ても明らか)。後、ついでに言えば「ビデオの消し残りシーンの挿入」なんてのも、ちょっとした思いつきには違いないんだけど、製作者の計略ぶりというものを感じてしまう。では一体、この映画、何をしようとしているのか。それは、“セットがあり俳優がいて、その外側にカメラとスタッフ(と我々)がいる”という従来の映画の形自体を否定しようとしているのでは。「カメラワークが見事だよね」「カットの繋ぎが上手いよね」「主演の誰それの演技が見ものだぜ」等々の、いわばお約束的・楽屋話的な評価を拒絶する。カメラは映画の場の“外側”にいて場を“捉える”モノ、ではなく、本作では、カメラは場の“内側”に“居る”モノ。映画のあり方に対する告発。当然、「通常」の映画の歴史が積み上げてきたモノの重みたるや、計り知れないんだけど、だからこそ、この映画の、「従来への安住」に対する告発、いわば「映画のHAKAISHA」としての側面、というものにも、非常な重みを感じてしまうのです。勿論、こういう作品が、この先何本も作られても仕方が無い(同じノリの続編が出来たら、多分、私は怒る)んだけど、本作に対して、映画の本流が、これからどういう回答を出してくるか、という点には、大いに関心があります。まあ「無視する」ってのも、間違い無くひとつの手には違いないんですけども。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-03 23:18:41)
👍 2
230.ネタバレ 車酔いする体質ですが、DVDでは酔うまでに至らず手に汗を握りながら最後まで鑑賞。
最初のパーティーシーンが少し長いけど、中盤からのストーリー展開と映像は迫力満点です。
本当にあった話かも...と思わせる作りに脱帽。ツッコミどころも沢山あるけど
映画としてストーリーを成り立たせるには仕方ないので目をつぶれるレベル。
映画館で観た同僚は酔ったそうで、ラストの観覧車シーンの海の部分まではさすがに気付かなかったらしく、教えてあげたら感激していた。  
gyu_yanさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-14 11:16:03)
229.ネタバレ とにかく大迫力で、終始ビビリながらの鑑賞となりました。いい意味で「もうつらい、早く終わってくれ!」と思いました。「逃げ出したい」という気持ちは当然あるけど、それと同時に「見届けたい」という気持ちもあるので、最後まで登場人物たちについていけるんだと思います。そしてクライマックスのあの長い間は衝撃的。もう助からない人間だけが見る最後の光景。ヒェー!  手法やアイデア自体は斬新というわけではないけど、全編に細心の注意が払われているように思います(上映時間も、DVテープで撮影した時間とほぼ一緒)。撮影テクニックやら合成のマッチムーブ、役者たちの演技もトータルでバッチリ決まった快作です。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 9点(2008-10-22 23:01:42)
👍 1
228.ネタバレ 面白かった!
これは凄いですね。ハンディカム視点を怪獣パニックでやりますか。この組み合わせに釘付け。
それからパニックがリアルすぎる・・・。
怪獣をテロリストに置き換えてもそのままの筋で成立しそうですよ。
自由の女神の頭部が飛んできて携帯で写真撮ってますが、あれなんかそのまんまですよね。

それにしても絶望感の表現が良かったです。よくわからないうちにとんでもない状況に追い込まれて、ああなる。
ハッピーエンドでもバッドエンドでも成立しそうですし、良くできてますね。
時間の配分とかも巧妙で、引き込まれてあっという間に終わりました。

怪物の造形がまた良い。は虫類っぽいデザインにしなかったのが大成功ですね。
身近な生き物っぽくないっていうもの奏功しています。

この映画ではニューヨークの怪物でしたが、首都圏で大規模なテロがあったら自分はそのとき何が出来るかな・・・。ちょっと怖くなりました。
それからちょっと思ったんですが、映画とは関係なくアメリカ人が惨殺されると喜ぶ人がいるような気がしてそれがちょっと怖い。リアルに怖いんですけど・・・。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2008-10-13 20:14:30)
👍 1
227. 良く作りこまれた映画です。まさか怪獣映画にこの手があったとは、気がつきそうで
なかなか気がつかない。CGも凄いし(最近の映画は、どれも凄いけど・・)ビデオの上書きという設定も緊張と緩和という素晴らしい効果をだしているし、ラストシーンにも気になる謎の映像を見せてくれる。作り手がドキドキワクワクニヤニヤ楽しみながら、製作したんだなぁと想像してしまいます。女優さんも、皆、質が高く、私もニヤニヤです。怪獣もの、ホラーもの、パニックもの好きの方は、絶対見ておくべき作品でしょう。ところでエンドロールの最後に聞こえる音(声?)はなんなのでしょうか。非常に気になります。誰か教えてください。
代書屋さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-23 23:14:15)
226.観終わって最初の一言は、「コレって何のメッセージもないなぁ…」だったんだけど、時間が経つにつれてこの作品の凄さが身に沁みて来ました。
ハンディカメラの映像といっても「ブレアウィッチ」とは意味が違う。これはまさに逃げ惑う犠牲者の視点。「ブレア」はビデオを観ても何が起きたのかの確証は得られず、また生き証人もいない。こちらは全世界レベルで知れ渡った出来事の裏エピソードという位置付け。この手の作品には殆ど表現されない世界。
そして、音響も映像処理も素晴らしい。その昔のオーソン・ウェルズのラジオドラマ「宇宙戦争」じゃぁないけれど、お年寄りに見せたら「本物」と思ってしまうんじゃないか?PG-12じゃなくて年齢制限の上限も必要に思えます。
何気なく語られる人間ドラマや、必要悪の如く活躍するKYな彼。小ネタのちりばめ方も上手い。

という訳で、結局高得点献上。これだけの斬新で画期的な作品を正味75分程度に纏め上げた手腕に脱帽。とどめのエンドロール、BGMは間違いなく「ゴジラ」へのオマージュですよね。とにかく凄い作品です。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-15 01:04:24)
225.ネタバレ パニック映画では最高峰だと思う。
上映時間が85分なのはテープの寿命が約80分ということ。
手ぶれはそこまで気にはならないかな。

急に事が起きてからのスピード感は絶品でアトラクションに乗っているかのよう。
音が綺麗だからサラウンド効果も素晴らしい。

怪物や化け物に追われるわけ。
・それが一体何なのか
・どこから来たのか
・殺し方は?
・何匹いるのか
・種類は?
・ラストの背景、空から海に落ちたものは?
というような伏線や唐突に来る出来事に対しての見解は一切無く純粋に追われる様を追っている記録作品。
若干消化不良ではある。
そういう裏付けが絶対に欲しい人は見るべきではないが、緊迫感は一級品。

ゴジラ好きの監督で、物体Xやキングコングが一瞬出てくる「遊び」もある。
だからと言ってゴジラのような1匹がやってきているわけではないから、ゴジラが現れた大騒ぎっていうニュアンスではないね。
Sway N Linさん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-06 18:44:21)
224.ネタバレ 何気ない序盤のパーティーのシーンから屋上に出たと同時に
その場の空気が変わり、爆発音とともにパニックに陥る主人公達。
パニックに陥る群集をハンディカメラでとらえる事で
まさに自分がその場にいるような臨場感と恐怖を感じた。
そして、パニックの中、出てくる『ヤツ』。全体像が見えないからこそなお恐い
そして「ヤツの正体を知りたい」とあおられる好奇心。
この感情こそが、この映画の一番の醍醐味ではないかと思った。
ストーリー的にはヘリが墜落した時点で、物語が終わっていたほうが
すっきりしたエンドでよかったと思う。最後間延びした感じ。
マイナス1点は、ラスト付近のシーン公園で『ヤツ』がおそいかかってきて
顔を含む全体像をカメラがはっきりとらえる所。
あのシーンで、『ヤツ』に対する好奇心が一気に冷めたような気がした。
あのシーンが無いほうが、『ヤツ』に対する謎が最後までうやむやで
よかったのではないかと思う。
N.Y.L.Lさん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-20 22:26:40)
👍 2
223.ネタバレ 巨大モンスター、ビル倒壊、親から出てくる小さいモンスター、ウイルス感染、ヘリコプター墜落、地下鉄、無人のスーパーマーケット、軍の陰謀?、そういったこの手の映画のギミックがふんだんに盛り込まれた栄養価満点の映画。見ているわれわれをいかに楽しませようかと思考が凝らされていて、安心してみていられる。やけに日本的なものが多いのはいったいなんだろう、HAKAISHAとか、日本語だろ。あと日本に留学する友達とか、あの怪物はつまり日本からインスパイアされているのか。うーんどうだろう。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 9点(2008-05-31 00:44:41)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 242人
平均点数 6.48点
010.41%
162.48%
210.41%
3104.13%
4177.02%
52911.98%
64518.60%
75623.14%
84619.01%
9239.50%
1083.31%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.52点 Review34人
2 ストーリー評価 5.92点 Review41人
3 鑑賞後の後味 5.74点 Review43人
4 音楽評価 5.50点 Review28人
5 感泣評価 3.46点 Review26人

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