映画『舟を編む』の口コミ・レビュー(2ページ目)

舟を編む

[フネヲアム]
The Great Passage
2013年上映時間:133分
平均点:6.58 / 10(Review 95人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-04-13)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2013-03-28)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2025-07-11)【イニシャルK】さん
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監督石井裕也〔監督〕
キャスト松田龍平(男優)馬締光也
宮﨑あおい(女優)林香具矢
オダギリジョー(男優)西岡正志
黒木華(女優)岸辺みどり
伊佐山ひろ子(女優)佐々木薫
加藤剛(男優)松本朋佑
小林薫(男優)荒木公平
鶴見辰吾(男優)村越局長
池脇千鶴(女優)三好麗美
八千草薫(女優)松本千恵
渡辺美佐子(女優)タケ
森岡龍(男優)江川
波岡一喜(男優)編集者
斎藤嘉樹(男優)小林
山谷花純(女優)
小篠恵奈(女優)
藤村聖子(女優)
宇野祥平(男優)宮本慎一郎
又吉直樹(男優)
前野朋哉(男優)
芹澤興人(男優)
出演麻生久美子ポスターの女優
原作三浦しをん「舟を編む」(光文社刊)
脚本渡辺謙作
撮影藤澤順一
製作テレビ東京(「舟を編む」製作委員会)
松竹(「舟を編む」製作委員会)
アスミック・エース(「舟を編む」製作委員会)
電通(「舟を編む」製作委員会)
朝日放送(「舟を編む」製作委員会)
朝日新聞社(「舟を編む」製作委員会)
読売テレビ(「舟を編む」製作委員会)
配給松竹
アスミック・エース
美術原田満生
飯島奈美(フードスタイリスト)
衣装宮本まさ江
伊賀大介(「大渡会」ポスタースタイリング)
ヘアメイク豊川京子
編集普嶋信一
録音加藤大和
照明長田達也
動物トラさん
その他IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧

75.ネタバレ とても地道に一冊の辞書を作り上げる生真面目な担当者の皆さんの映画らしく、とても丁寧に作られていたと思います。そもそも、辞書作りをする人を描く映画というものが初めてなんじゃないかな。その知られざる世界は実に興味深く、しっかりと堪能出来ました。一冊作るのに15年かかるという気の遠くなるような大変さもさることながら、街中で知らない言葉に出会ったら紙にメモしていく「用例採集」という作業、あんなの辞書作る人以外ではまずやらないだろうな、というそのお仕事がとても面白い。そんで、登場人物。言葉が大好きなまじめ君は口べたで喋るのが苦手。そんなまじめ君とは正反対キャラの西岡さんとの掛け合いが見ていて本当に楽しい。というか、役者さんが全員素晴らしい演技してましたね。これはそれぞれの役者さんの力量も勿論なんですが、その役者さんに合った配役の見事さもあるのかな、という気がします。勿論、演出も巧いんでしょうけど。それから下宿の中の様子を、とっても味わい深く撮影されてましたね~。ああいう雰囲気のある建物ってやっぱりいいですね。ストーリーは、一冊の辞書を作り上げる、ということだけなんですが、その過程で新しい出会いと別れ、成長というものがあるわけですね。辞書作りも、話の進み口調も、なんだか「コツコツ」という感じで、そのコツコツ感がとても心地よい作品なんです。あ、音楽も良かったです。日本映画の良さみたいなものが凄くよく出てる傑作です。
あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 00:31:24)
👍 2
74.ネタバレ 本屋大賞の作品は、原作は良い物が多いが、映画になるとちょっととというものがあったが、これは、良い脚本、キャスティングで良い映画になっている。馬締という青年は、あまりにも生真面目で、話しが苦手だが、度をこしたような粘り強さ、そうかなと思っていたらアスペルガー症候群として書かれているということで納得、そういう彼は気の遠くなる作業を綿密にやることが天職だったんですね、辞書づくりのこの過酷さ、頭が下がります。その彼を取り巻く、辞書編纂室、下宿のみんなの彼を受け入れ、変人であるが仲間として取り巻いている、おそらく正反対で社交的なオダギリジョーまで、出来すぎかもしれませんが、いい話に仕上がっています。
minさん [DVD(邦画)] 8点(2013-11-14 22:10:52)
73.ネタバレ 最寄りの映画館での上映が今週で終了するとのことで、駆け込みで観てきました。とても丁寧に作られた映画でした。恋、笑い、真剣、別れ、団結。15年間の辞書づくりを通して綴られています。辞書作りの流れ(用例採集、見出し語選定、語釈、校正、印刷)の様子がよくわかりました。用例採集が面白い。今でも編集者さんは、いつも用例採集カードを持ち歩いているんでしょうね。最近は携帯・スマホに入力でしょうか?
絵も綺麗です。役者さんの表情、下宿から街並みまで非常にレトロです。ディジタルではなく、フィルムで撮影されていたことが判明。こだわっています。
それから、パンフレットですが、何と、縦書きです! 辞書に使われている紙が使われていたり、出演1分程度のちょい役の人やポスターモデルの人まで出演者紹介(写真、オリジナル語釈付きで!)されています。しかも、台本付き。全128ページです。こちらも真面目に作られています。台本を読み返してみると、微妙に変更が加えられた箇所が解って面白いです。割烹梅の実での西岡の台詞が違ったり、香具矢から告白の返事をもらった後の馬締のリアクションなど。。とても楽しめました。  最後に、主題歌が無かったことがちょっと残念。個人的には、熊木杏里さんあたりに歌って欲しかった。しかし、そう思い巡らせられることも、この映画の後味を良くしてくれているのかも知れません。
urslaさん [映画館(邦画)] 8点(2013-06-03 05:07:00)
72.ネタバレ  辞書を作る話に2時間。・・・どんなものかと思いましたが、静かながらも熱く真剣な気持ちが伝わり続ける、力強いドラマに感動。日本の映画の良さが全部出ているのではないかと思っちゃうくらいの味わい深さでした。
 馬締君も香具矢ちゃんも、出演者の皆様それぞれが地味ながらもすごく良い味をだしてくれているわけですが、なかでもとりわけオダギリジョー演じる西岡さんが最高に好きですね。
 「映画ってやっぱり楽しくなきゃね!」と思っている僕にとっては、西岡さんがからむたびに映画館でおこる笑いが心地よく、それでいて彼が泣くシーンにはこちらも胸を打たれてじーんとしちゃいました。
 また、「まじめっておもしろい」の映画のキャッチフレーズ通り、確かに「まじめ」もつきつめれば良い意味で面白い。正真正銘の真面目さから生み出される面白さというものをしっかり堪能させてもらいました。
 いや、この映画は本当に良かったです。
 この映画を観て元気づけられる人って、世の中にいっぱいいるんじゃないですかね!日本人の良さって、何と言っても「まじめであること」だと思うんです。そしてやっぱり「ものづくり」にかける誠意や熱意だと思うのです。
 もともと日本人が持っている良さってものを、辞書作りとそれに携わる人達のドラマを通して再認識させていただきました。
たきたてさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-31 03:08:26)
👍 3
71.いい映画でした。辞書作りのプロセスが丁寧に描かれていて興味深いです。配役も、原作未読にもかかわらずぴったりだと感じさせてくれるキャストでした。恋愛パートをあっさり進めたのも最近の邦画においては珍しい作りで面白いと思います(もしかしたらそれも原作通りなのかもしれませんがなにぶん未読なので・・・)。年代設定が1995年という、出版においてIT化が十分なされていないだろうと想像できる絶妙な年代なのも上手い演出だと思います。そうでなければ終盤のハプニングなんてあっさり解決してしまいますから。 あと、オダジョーの西岡が良いアクセントになって地味になりがちな画面を上手く締めてくれました。
MASSさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-11 18:23:12)
👍 2
70.辞書を作る話・・・なんかパッとしない内容だなぁと思いながらも見に行ったんだけど笑えて泣けて、とっても良かったです。松田龍平はやっぱりいい。
黒ネコさん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-06 22:39:22)
69.ネタバレ とても丁寧に作られた良品だと思います。
マジメ君の下宿の部屋、底が抜けそうな物干し?ベランダ?
大量の紙に囲まれてインクの匂いがしみついているような古びた編集室。
すべて作りものとは思えない仕上がりのなか、個性をつかんだ俳優たちの
演技もまともです。
松田龍平君はマジメ君を好演、われらがオダギリジョーは、ちょっと無理のあった
軽い若者から働き盛りサラリーマンを徐々に人情味を見せてホンワカ笑わせてくれます。
あおいちゃんもさすがに上手かった。
もちろん脇を固めるベテランさん達には文句のつけようがありません;
ただ・・ちょっと不満、不自然なのが、二人が結婚したあとの感情のぶつけ合い、
このマジメ君ではすれ違い?の方かな、が全く描かれていないので
ちょっと・・作り物が透けてしまった感です。
戦前の日本の夫婦に会ったような、妻は夫に従い、といった面を描きたかったのかな。
結婚前のかぐやちゃんならば、もっと自己主張もあってぶつかり合いも
あるのが自然な流れのような気がしました。


AKOさん [映画館(邦画)] 8点(2013-04-21 00:48:10)
👍 1
68.宮崎あおいの「上で食べよう。」のシーンから、十二年後のシーンへ転換する鮮やかさ。
のちに登場する「香具矢さんは馬締さんの配偶者なの」といった台詞の妙が
石井監督らしくて面白い。

または、加藤剛の死去の場面。
病院の廊下に立ち尽くす松田龍平の横顔から、喪服姿の松田・宮崎が傘を差しながら
坂道を登ってくるロングショットへと画面は転換する。
そして二人が蕎麦を一口すする静かな食卓のショットが窓の雪を映し出す。
そのカメラワークが情感に溢れ、素晴らしい。

この手の物語でありがちなパターンである、
結婚式やら恩師の死やらの劇的イベントに時間を割いて感傷的に盛り上げるといった
媚びになるシーンをことごとく割愛してみせる節度ある姿勢に
非常に好感を持つ。

酒を飲めなかった黒木華が、ビールを一気に飲み干す。
吃音っていた松田龍平が、自然に仲間たちと会話を交わし、チームを統率する。
ツマを盛りつけていた宮崎あおいが、凛とした立ち姿で主菜をふるまっている。
外見の変化だけに頼ることなく、具体的な行動の変化によって
時の流れと人の成長を描く。そうした演出方法も真っ当だ。

ほぼ全てのキャラクターが善良すぎる点は玉に瑕だが、
オダギリジョー、小林薫、伊佐山ひろ子などなど、いずれの配役も味がある。
書物の積み重なる編集部や下宿の内装美術も相当に凝っており、素晴らしい。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2013-04-18 23:58:22)
67.ネタバレ 言葉に対して、改めて真摯な気持ちで生きていこう…。
そう思わせてくれた この映画に感謝しています。
宮崎さんの「嬉しいけど、読めないじゃん!」は、見事でした。
その後に続く「辞書で調べなさいよ!いや、調べないでいい」
やり過ぎるとコミカルになってしまう難しい台詞・流れだと思うが、
絶妙な雰囲気でした。女性の気持ちの揺れ動きがヒシヒシ伝わって来る。
それにしても「愛」に「あ・い」の音を充てた人は、誰なんだろう。
それって、50音順が確定する前の時代なのかな?。
母音のトップ1・2じゃないですか。そこまで考えて名付けたのか?。
最も大切なものに、その2つの音を充てた人を尊敬します。偶然?。
じょるるさん [映画館(邦画)] 8点(2013-04-16 18:41:05)
👍 1
66.ネタバレ 松田龍平すごい。
彼は現時点で日本を代表する演技派男優に違いない。
真面目で不器用で鈍感な男を見事、演じている。

娯楽性は控えめだが、とても温かみのある人間ドラマだった。
皆で一致団結して辞書の編纂をする。
何か共通した目標に向かって必死に取り組む事の高揚感を、この映画を見ていて共有する事ができた。

ただし、この映画に対して、何か突き抜けないものを感じた。
それはおそらく、展開に卒がなさすぎて、うまく纏まり過ぎているからだろう。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-25 23:11:53)
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65.若いうちに自分に向いている職業に出会えたマジメくんがうらやましい。マジメくんのような生きづらい人が生きていける環境があってよかった。でも、最後に紙の辞書を引いたのはいつだろう?
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-29 17:44:20)
64.非常にシンプルなストーリー。
冷静になって思い返せば、特にこれといったことは起こっていなかったように思います。
悪い人も出てこれなければ、理不尽なことが起こるわけでもない、、
悪くいえば「雰囲気」で持っている作品でしょうか。
薄っぺらになりそうなところを救っているのは、キャストのおかげか。
松田龍平、見終えてみてこの主人公は彼以上のキャステングはないくらいに思えました。
そして、脇を固める実力派の面々、、、とても心地よい雰囲気に浸ることができました。
午の若丸さん [DVD(邦画)] 7点(2017-09-18 21:52:23)
63.原作を読んでいるけど、あんまり映画向きとは思えなかったが、意外に良く出来ている。
すごく地味だけど。
WEBで調べられる時代に、紙の辞書はあまり使わないよなぁ。もちろん、持っているけど、最近いつ使ったか覚えていない・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 7点(2016-11-14 22:59:40)
62.ネタバレ 普通に良く出来ていると思ったが、ブラック企業的な働き方を「綺麗なもの」として描いているのが不満
徹夜で泊まり込みで作業するのが感動、ってそれは違うだろ…
Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 7点(2015-08-10 23:48:00)
61.ネタバレ 「大渡海」買いたいんですけど。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-01-06 16:40:57)
😂 1
60.ネタバレ 原作既読です。キャスティングは、ほぼイメージ通りで違和感ありませんでした。うまく映像化されているかと思います。気に入っていたエピソードが、端折られていたのが、やや残念ですが、地味すぎるので有りかもしれませんね。
ないとれいんさん [ビデオ(邦画)] 7点(2015-01-05 15:53:19)
59.ネタバレ 序盤かぐやさんとの出会いの辺り、このまま彼女との恋愛成就のお話の事かと、少々鼻白んで観ておりましたら、いい形で裏切られました。
鑑賞後、とても清々しい気持ちになりました。
淡々と進み過ぎるのではと単調に感じる時間もありましたが、進むうちにまさにそれが辞書作りという仕事の環境であると、その空気感にいつの間にか浸っておりました。
監修の先生の手紙に触れた時の松田さんの演技も、号泣か!?との予想もよい形で肩透かしを受けました。
契約社員を演じた方、アパートの風情、渡辺さん演じる大家さん、そこかしこにさりげない魅力が漂っています。。
しかし、八千草薫さんには、いつもやられてしまう。なぜか彼女が登場するだけで涙がにじんでしまう。ご主人の二度目の入院の時みせる表情は秀逸でした。
先生の加藤剛さんも、まさにはまり役。
こういう配役に触れると、作品への愛おしさが増しますね。
ぽてころさん [DVD(邦画)] 7点(2014-10-24 23:53:21)
58.地味でしたがキャスト陣も好演していて結構いい映画でした。現代のパソコン活用の利便性と個人でできる仕事の量・質・迅速性の飛躍的な広がりを実感できる映画です。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-28 17:36:51)
57.結構楽しめた。ヒロインと会うシーンは印象的だった。
ホットチョコレートさん [地上波(邦画)] 7点(2014-09-28 07:20:55)
56.原作未読。国語辞書を必要としてる人がどれほどもいるか?現に社内でも厄介モノ扱い。でも、社会的に不可欠なもの。そのようなものに対して人生を捧げる。ものつくりの尊さを感じさせる作品。配役が素晴らしかった。主要キャスト全て。手堅い人選だった。特に松田龍平の表現は秀逸。映画としては尺がちょっと長い気がした。坦々と進むだけにね。映画でこれだけいいんだから、原作もさぞかし素晴らしいだろう。読みたくはなったけど、やっぱり長いのかな。
タッチッチさん [地上波(邦画)] 7点(2014-09-23 18:20:54)
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マーク説明
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★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 95人
平均点数 6.58点
000.00%
100.00%
211.05%
333.16%
444.21%
51212.63%
61920.00%
72728.42%
82627.37%
933.16%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 7.33点 Review3人

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