映画『百円の恋』の口コミ・レビュー

百円の恋

[ヒャクエンノコイ]
100 Yen Love
2014年上映時間:113分
平均点:7.31 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-12-20)
ドラマスポーツものスポコンものロマンス
新規登録(2014-12-25)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
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監督武正晴
助監督滝本憲吾
キャスト安藤サクラ(女優)斎藤一子
新井浩文(男優)狩野祐二
稲川実代子(女優)斎藤佳子
早織(女優)斎藤二三子
坂田聡(男優)野間明
吉村界人(男優)
伊藤洋三郎(男優)斎藤孝夫
根岸季衣(女優)池内敏子
藤原季節(男優)
宇野祥平(男優)
芹澤興人(男優)浮浪者
脚本足立紳
音楽海田庄吾
津島玄一(音楽プロデューサー)
製作東映ビデオ
企画黒澤満(企画監修)
セントラル・アーツ(企画協力)
プロデューサー加藤和夫【プロデューサー】(エグゼクティブプロデューサー)
特殊メイク藤原カクセイ(特殊メイクデザイン)
衣装宮本まさ江
編集洲崎千恵子
あらすじ
32歳の斎藤一子(安藤サクラ)は実家に引きこもり自堕落な生活を送っていたが、妹の二三子(早織)と衝突した事がきっかけで一人暮らしを始める。百円ショップでアルバイトを始めた一子は、いつも熱心にボクシングの練習をする狩野祐二(新井浩文)と知り合い、ボクシングに興味を持ち始める。
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💬口コミ一覧

51.こんなにカッコイイをんな、見たことがない。
火蛾さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2015-06-21 09:11:50)
👍 1
50.ネタバレ デビュー戦が決まった晴れやかな表情の主人公に、冷や水を浴びせる会長の言葉「10年遅いよ」。全くもって正論です。『人はいつだってやり直せる』。巷に溢れるのは、希望に満ちた心地よいフレーズ。でも実際はそんなに甘くありません。ピークを過ぎれば、坂道を下るように人の能力は衰えていきます。知力、体力、そして気力さえも。それが自然の摂理。一子はもう32歳。元引きこもりニートがボクシングの真似事をしたところで、高が知れています。しかし、思いもよらぬ出来事が転機となるのもまた事実。主人公の場合は、男の裏切りに対する“怒り”がキッカケでした。自堕落な生活を送っていた頃の“逆切れ”や“八つ当たり”とは違う“本気の憤り”は持続力を有し行動原理となり得ます。ボクシングに打ち込む主人公は素晴らしく魅力的に映りました。人は変われる。これならデビュー戦勝利も夢じゃない気がしたものです。しかしリングの上で待っていたのは、一発のパンチさえ当てられぬ厳しい現実でした。いくらシャドウが様になっても、所詮仮想の敵は自身。ままならぬ他人との対戦は別物です。経験が物を言う世界。それは恋愛も同じですよね。ボコボコにされ、血反吐を吐くみじめな姿は、彼女が無為に過ごしてきた人生の中間決算と言えましょう。長年己が人生から逃げてきたツケが、一時の頑張りで完済できるはずもなく。でも、それでも、崖っぷちで繰り出した渾身の左フックは、彼女が積み重ねた努力の結晶に他なりません。遅過ぎる頑張りだとしても、しないよりずっとマシ。勇気を出して手を出さなければ、ラッキーパンチさえ望めません。泣けました。それはもう泣けました。主人公がこの先“客を呼べるプロボクサー”になるのは難しいでしょう。でも観客(家族や元彼)の思いを背負って戦えたのなら、もう立派にプロだと思うのです。一子、凄いよ。前言撤回。まだ32歳。まだまだ、これからです!彼女がリング上で見せた闘争心は、自らの人生と対峙する際にも役立つはずです。その彼で大丈夫ですか、そうですか。今度は逃がさないように。思う存分、真正面から、ヤツと戦いましょう。KOして尻に敷いてやりましょうよ。 キャラクター造形は繊細で、前フリのドラマが長いこと。いつまで経っても主人公がボクシングを始めやしない(苦笑)。でもその分、どっぷり主人公の内面に潜る時間が持てました。なんという丁寧なつくり。その上で、これまた丹念にトレーニングシーンを描いてくれるのですから、感情移入するなって方が無理な話。デビュー戦のカタルシスは絶大でした。安藤サクラの女優としての非凡な才能なくしては成立しなかった、正しいボクシング映画。傑作です。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 9点(2019-01-01 00:00:01)
👍 4
49.一子が行き場のない怒りをボクシングにぶつけてのめり込んでいくシーンが素晴らしい。
テンポが悪かったり、男にいいところがなさ過ぎたり、不快なシーンが多かったりと問題もあるが
ただひとつ、一子の怒りに共感できるだけで許せてしまう。
Donatelloさん [DVD(邦画)] 9点(2017-07-22 07:27:37)
48.安藤サクラは中学三年生のときにボクシングをやってたらしく、基礎が出来てた。道理で、これだけ素晴らしいフォームで打てるはずだ。プロテストを勧められるのも分かる。ダメ人間が再起をかける物語。ダメ人間が再起を図るのは本当に難しいんだけど、ハマれるものがあれば、なんでもいいんだ、そして努力する姿は全て美しいと思えわせてくれる作品だった。そう思わせてくれるのも、監督や脚本はもちろんだが、役者の努力の裏打ちがあってこそ、映像に滲み出てくる説得感がある。世界で通用する作品だ。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 9点(2016-07-25 19:39:12)
47.ネタバレ いや~面白かった。ぶよぶよとした体が引き締まり、パンチ、フットワークにキレが備わっていく。この高揚感は、かの名作「ロッキー」にも負けてないんじゃないか。怒りを拳に込めて打ちまくるのだ。演技派として既に名が知られている安藤サクラだが、この映画見て、センスだけじゃなく努力を惜しまない人なんだなと思った。ボクシングに限らず、何かに打ち込んでる人はかっこいい。イチコと、それを演じた女優に対しての感想でもあります。脱帽。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-03-03 18:02:28)
46.ネタバレ キレッキレの後半が良いのは勿論ですが、絶妙な"間"で笑わせてくれる前半がより面白かったです。主人公もボソボソ喋っているし、あまり仲良くしたくないような人間ばかり出てきますが、いい年した大人も別にこれで良いのだと安心させてくれます。第88回アカデミー外国語映画賞の日本代表として出品されたんですね。これからもきっとファンが増えていくであろう楽しい映画です。
DAIMETALさん [DVD(邦画)] 9点(2015-10-16 05:55:02)
👍 1
45.ネタバレ 安藤サクラに尽きる。本当にいい女優だ。『愛のむきだし』で独特の存在感に注目するようになったが、やっぱり他に替えられない存在感。
冒頭は、あれ?安藤サクラってこんなブスで女っ気がなかったっけ?と思うほど酷い有り様。漂う閉塞感、底辺感もすごい。32歳にして引きこもりの処女。実家から追い出され、バイトで入った百円ショップは底辺ダメ人間の吹き溜まり。そこの同僚に処女をレイプで奪われるが、バナナ男とはようやく良い関係に。かと思えば逃げられしまうという、『嫌われ松子』みたいな悲惨な人生。
それがボクシングに打ちこんで変わってくる。決して美人ではないけれど、ふとした表情に色気があってチャーミング。死んだような顔が活きてくる。ボクシングの動きもシャープで本格的。
これで努力が実って勝ってしまえば実に映画的なのだが、そうならないのがいいところ。ボコボコにやられて、負け犬から脱せない。でも、これまでの底辺にうごめく虫けらのような人生とは確実に違っている。ビューティフル・ルーザー。そのボロボロになった姿が愛おしくて感動的。
この役を安藤サクラ以上に表現できる女優はいない。

相手役の新井浩文も適役。それ以外も登場人物のキャラが立っているし、印象的なシーンが幾つも散りばめられている。
ヤンキーっぽい姉妹ゲンカ、バナナ男の乳首プレイ、泣き笑いで食べる巨大肉、同僚ゲス男のレイプ、強盗に入るやきそば弁当女。いたるところにセンスの良さが感じられ、見終わった後は温かい気持ちになれる。
趣味の違う友人が薦めていたが、これには共感。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と同タイプの観ていて痛くて楽しい映画。
飛鳥さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-09-11 01:12:26)
44.ネタバレ かく言うワタクシメも「好きじゃねえんだよなあ、一生懸命なヤツ見んの」っていうゲス野郎です。だから、前半の方のつげ義春的というか、業田良家的な世界の方が好きだったな、後半カッコよくなってからよりもさ、とかね。あ、この控え室からリングまでの間をじっくり見せるシーンはいいな、一子にとっては試合に出られたことがピークだからね、むしろ試合シーン全カットでもいいかもとかね。後ろ向きなことを考えながら見ていましたが。しかし。い~い試合じゃないですか。「負けてしかるべき展開であるが、しかしそれはともかく勝て!」と力が入りましたもん。これは、いいぞ。
なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2015-07-11 22:01:35)
👍 1
43.数ヶ月前、有線でこの映画のラストにかかるクリープなんたら言うバンドの曲がガンガン流れていて、痛い痛い痛い…というフレーズになんて変な歌なんだろうと馬鹿にしていたのだが、まさかこの映画の主題歌だったとは。しかも、その曲の入り方といい歌詞といい完璧にこの映画に合っているではないか!馬鹿にしてごめん。

さて、やっぱり安藤サクラ。その演技!身体の絞り具合!まさに、熱演という言葉が相応しいだろう。その姿は映画という枠を超えて私の脳裏に深く刻まれる事となった。
役者の演技の素晴らしさもさることながら、脚本も非常に洗練されており、時折笑いを交えながら全く飽きる事なく物語に引き込まれた。ここまで思いっきり青春映画らしい映画も久しぶりに観た。ボクシングの試合のシーンはとにかく泣けた。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 9点(2015-01-20 02:00:22)
42.「最高」だ。何が?って、「安藤サクラ」に決まってる。

“どん底”が住処の女。ヤケクソで始めた一人暮らしから、悲惨な処女喪失と失恋が更に追い打ちをかける。
鬱積という鬱積に呑み込まれそうになったとき、彼女はそれを振り払うように、ひたすらに拳を振るい始める。
振るう拳の速度が上がるほどに、彼女は生気を取り戻し、美しくなっていくようだった。

見紛うことなき“サイテー”の状態からの、ささやかだけれど格好良すぎる“ワンス・アゲイン”。
こんな「女性像」を体現出来るのは、いまやこの女優をおいて他にいるわけがない!と、心底納得させられる。

2年前に「愛のむきだし」と「サイタマノラッパー2」を観て以来、安藤サクラという女優の“本物感”はひしひしと感じていたけれど、どうやらここにきてこの女優はとんでもない領域に達してきているようだ。
爆笑問題の太田光が激賞していたように、「バケモノ」という表現が相応しい。

“汚れる”ことが出来る良い女優は他にも沢山いる。
でも、醜いまでに汚れると同時に、可笑しさと、愛くるしさと、格好良さ、さらにはエロティシズムまでも孕ませることが出来る女優は唯一無二だ。
今作ではその上に、驚愕の身体能力まで見せつけてくる。その存在感は他のどの女優にも当てはまらない。まさに「バケモノ」だ。

この映画は、キャッチコピーの通りに呆れる程に痛い恋愛映画であり、遅すぎる青春映画であり、過去最高級のボクシング映画である。
ただ、それらを全部ひっくるめて、最高の“安藤サクラ映画”と表すのが最も相応しかろう。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2015-01-17 21:38:46)
👍 2
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41.ネタバレ 二時間足らずの映画なのに、なんと言うか、分厚くて濃厚な時間でした。

主役の斎藤一子(=安藤さくらさん)は、「月曜から夜更かし」のフェフ姉さんをイメージしてしまった(笑)
実際のフェフ姉さんの私生活とかもちろん知りませんが、くたくたの格好でタバコ大好きで女を捨てていてでも誰かに抱かれたいって、テレビで見るフェフ姉さんのイメージ過ぎて、つい(笑)

自堕落な男女のヒューマンドラマ、場末のコンビニの労働風景、からのまさかのスポ根映画になるとは思いませんでした。こういうの見ると不覚にも自分も何かやりたくなってしまう。もう32歳もとっくに過ぎてますが、あれくらいのめり込める何かが欲しいという気持ちになります。ボクシングに取り憑かれる一子を見て、少し、うらやましいと思いました。

安藤さくらさんは怪演ですね。映画の最初と最後ではまるで別人のよう。多少はメイク効果もあるんでしょうが、もう体型や顔の形からして変わっていった。カメレオン女優?役作り大変だっただろうなぁ。ボクシングの動きもすごかった。なんかみるみるうちに動きが良くなっていくのを見るのって楽しいですよね。そんなところも楽しめた映画。

何もかもがスッキリするという映画ではないですが、とても楽しめました。鑑賞前はそれこそ「百円」とまでは言わないまでもそんなに期待していなかったんですが、普通に映画館で観てもいいなあと思える価値はあったと思います。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-27 01:08:36)
👍 1
40.ネタバレ この評価は、全体的な演技に加え、まずはボクシングシーンの質も高く役を作り込み、何よりコレほど迄に「ブスに映ること」を全く厭わない安藤サクラのみを以てのものであることを明言しておく(ボコボコに殴られ、血塗れでキャンバスに叩きつけられた瞬間のスローモーションには痛く感動した)。

話自体は典型的な「負け組がちょっと頑張っちゃった」系なのだが、とにかく人間的に魅力の有る人物が全く出て来ない上に、寧ろ低能で小狡いクズ(正真正銘の外道もチラホラ)がワンサカ登場するという極端に不快指数の高い展開には正に虫唾が走る(あと100円ショップの店内音楽が強烈に不愉快)。安藤サクラ以外のボクシングは至極普通の出来(サクラさんも試合の動き(対人の動きというか)はほぼ出来ていない。新井浩文のはそれ以下だが)。シナリオは別にそんなに面白い訳ではなく、正直実は全く好きではない映画だが、これぞ観るべきな「女優の魂」がここには在る。必見。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 8点(2020-02-04 19:36:59)
39.ネタバレ 安藤さんがすごいですね。感性で演じている部分もあるけど、少し白目を向く演技や息遣いにしても、観客がどう見てどう感じるか緻密に計算して演じている知性が素晴らしい。感性と知性両方が優れているのが他の女優さんとの大きな差だと思う。だからありきたりでない演技が生まれるし、彼女がやったことが今後の演技のひとつのスタンダードになっていくのだろう。

しかし「男なら~豆腐、女なら~なお豆腐」という豆腐屋の売り文句が頭から離れません。
なすさん [インターネット(邦画)] 8点(2019-02-20 15:42:34)
38.話はラストがちょっと甘かったけど、安藤サクラは最高でした。
シャドーとか、ロードワークとかボクシング映画の描写としては月並みなんだけど、
本人が経験者だけにボクシングが様になっていて、前半のニート時代からの変貌っぷりが絶品。
試合の入場時にコンビニのテーマが流れてんのも笑えました。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 8点(2017-08-29 00:40:46)
37.ネタバレ 前半のダレダレ感からの後半のトレーニングシーンのキレキレ感は爽快ですらありますね。走るシーンを横から撮影してるとこなんか「ロッキーみたいや~」となんか感動的。しかし世の中あまくない。実際の試合のボコボコのやられっぷりもこれまた現実。でもジムの会長?の言葉も印象的でしたね。なかなか良い映画でありましたハイ
Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-26 19:10:21)
👍 1
36.ネタバレ 最近見た映画のなかでは抜群に面白かった。安藤サクラさんが大好きになりました。

他の方もおっしゃってましたが、トレーニングはキレキレでしたが、本番の試合はグダグダに見えました。

本番もキレキレなら9点でした。
まっかさん [DVD(邦画)] 8点(2016-11-27 09:13:40)
35.ネタバレ 「安藤サクラが凄い」と聞いていたので、評価のハードルをかなり上げて鑑賞した。
結論としては、他レビュアー諸氏の皆様が既に数多く記されている通り、安藤サクラの俳優魂が全てと言っても良い位の作品だと言える。
本当に女性を捨てたとしか思えない、実際に目の前にいたら平手打ちをしてしまいそうなキャラが、紆余曲折を経てあれだけ精悍な印象に変われるものなのか。
素直に凄いと思う。
これは容姿だけの話では無い。
単純に痩せる・筋肉を付けるなら流行りのダイエット方も有る事だし数多の大根役者でも可能な話。
安藤サクラの場合、ボクシングの練習を本当に数多くこなしてきたかの様な身体の動かし方だけでは無く、
表情や目つきが形だけでは無い「心身ともに本当に鍛えている人」になっている。
安藤サクラの事を大絶賛してしまったが、残念ながら満点にはしない。
他作品のレビューでも書いたが、私は作品に起伏を与える為に主要な登場人物がオートバイ事故で死ぬ映画と、
女性がレイプされる作品は基本的に認めない事にしている。
実際、本作のホテルでのレイプシーンは正視できなかった。
8点は全て安藤サクラに対して。
たくわんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-20 13:16:23)
👍 1
34.ネタバレ 皆さん書かれているように、主演の安藤サクラの力で一気に魅せますね。
ストーリーは自堕落な女性がボクシングに打ち込むという、よくある話なのですが役者のパワーが凄い。
素晴らしい女優さんだと思います。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-07 15:05:51)
33.ネタバレ 予備知識なくこの映画を観たら、最初はこのヒロインらしき女がボクサーになるなんておそらく想像だにできなかったでしょう。この映画ではとても感情移入できないどうしようもない登場人物ばかり出てきて、見続けるのがイヤになりそうなぐらい。そしてあの100円ショップの店、とても商売が成り立つとは到底思えないけど、店内に引っ切り無しに流れているお店のテーマソングだけは妙に頭に残ります。前半は安藤サクラのぶよぶよの肉体に合わせた様なグダグダな人間模様を、音楽も使わないでダラダラと見せられている様な感じが強烈。ところが男に逃げられボクシングに打ち込みだしてどんどん身体がスリムになってくると、それに合わせるように撮り方も引き締まって来て効果的に音楽も使われてきます。これはなかなかの手腕を持っている監督だと思います。もちろん安藤サクラあってのこの映画なわけですけど、それにしてもデ・ニーロばりの肉体改造と機敏なボクサーぶりは凄いの一言しかありません。会場に向かって通路を進むときの彼女のあの表情、こんな演技が出来るのは邦画界では彼女しかいません。「安藤サクラの顔つきは、ほんとに人を殺しかねない表情だ」という本作の映画評を見た記憶がありますが、まさにその通りです。 唯一残念だったのは、新井浩文は良いとしても両親や妹まで試合を観に来させたところで、これで一気にこの映画が持っているクールさが減じられてしまった気がします。そこは1点マイナスとさせていただきます。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-26 23:41:37)
32.人は変わることができる! そんな希望に満ちた映画だと思う。中盤からはとにかく見ていて痛快! 主役の一子のセリフは少ないんですが、それがとても良かった。ここ最近観た映画の中でも、これは間違いなく傑作です!!
たけたんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-21 23:35:19)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 7.31点
000.00%
100.00%
200.00%
311.96%
411.96%
523.92%
6917.65%
71325.49%
81529.41%
9917.65%
1011.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.20点 Review5人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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