映画『オール・アバウト・マイ・マザー』の口コミ・レビュー

オール・アバウト・マイ・マザー

[オールアバウトマイマザー]
All About My Mother
(Todo Sobre Mi Madre)
1999年スペイン上映時間:101分
平均点:6.02 / 10(Review 137人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-04-29)
ドラマ同性愛もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【イニシャルK】さん
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監督ペドロ・アルモドバル
キャストセシリア・ロス(女優)マヌエラ
マリサ・パレデス(女優)ウマ・ロッホ
ペネロペ・クルス(女優)シスター・ロサ
アントニア・サン・ファン(女優)アグラード
フェルナンド・フェルナン・ゴメス(男優)ロサの父
エロイ・アソリン(男優)エステバン
ペドロ・アルモドバル(ノンクレジット)
塩田朋子マヌエラ(日本語吹き替え版)
鈴木弘子ウマ・ロッホ(日本語吹き替え版)
原康義アグラード(日本語吹き替え版)
小宮和枝ロサの母(日本語吹き替え版)
森田順平ロラ(日本語吹き替え版)
滝沢ロコ(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
脚本ペドロ・アルモドバル
音楽アルベルト・イグレシアス
撮影アフォンソ・ビアト
配給ギャガ・コミュニケーションズ
字幕翻訳松浦美奈
その他テネシー・ウィリアムズ(劇中劇「欲望という名の電車」原作)
あらすじ
最愛の息子が交通事故で死んだ─。母親のマヌエラはこのことを別れた夫に伝えようとマドリーヌからバルセロナへと向う。そこで旧友のゲイと出会い、また夫の子を妊娠した女性と出会う。彼女はエイズに感染していた。 さまざまな困難を乗り越えつつ、マヌエラは夫と再会した。夫はゲイになっていた・・。 アルモバドルの最高傑作であり、すべての女性に捧げられた究極の人生賛歌。
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💬口コミ一覧

137.この作品が平均6点とは…衝撃。個人的には8~9点だが、補正のためこの点数。
男性レビュアーと女性レビュアーで大きく違うと思いますけどね。標準偏差が出ればいいのに(笑)あと、各作品ページで男性平均・女性平均点が出ればいいのに…と、サイトへの要望はおいといて。
この作品を十分に理解することができる、女性に生まれてよかった。

他の投稿型レビューサイトではもう少し評価が高いと思うが、男性の点数が強く反映されるのが、このサイトのマイナス…(男ウケする作品は、一般サイトより高く、逆に女性向けの作品は一般サイトより低くなりがち)

ステマがない(はず)、男女で評価がわかれるような作品以外の点数は納得できる、シンプルなデザインが好き等の理由でこれからも使いますけどね!(笑)
Sugarbetterさん [DVD(字幕)] 10点(2013-09-07 02:25:24)
136.ネタバレ 悲劇のヒロインという言葉があるけど、この映画に出てくる女性たちにはまったく無縁の言葉だと思う。彼女たちは悲劇を避けようとはせず、憎みもせず、ただあるがままに受け入れている。 息子を失った母親、エイズで死んでいく女性、娘から愛されないボケた夫を持つ母親、薬物女を愛する女優─。 彼女達は悲劇を前にしても心が崩壊するようなことはない。 人生の進むべき道の途中で止まったりせず、着実に前に進んでいる。 陽気なオカマのアグラードも同じように「人生ラクありゃ苦もあるさ」といった感じで、悲劇のヒロインにならない所が印象に残った。 男手なく生きている女性たちを見ると、それは力強くも見え、頼りなくも見える。 しかし「生きている」という輝きみたいなものが感じられた。 生きることが困難なときほど、人は「生きている」という実感を持つのかもしれない。 満たされすぎていると、かえって自分が今持っている大事なものを見失いがちになることもあるかもしれない。   誰の人生も周りからは平凡なように見えて、この映画の女性たちのように劇的な要素はあると思う。 多くの女性を不幸にして、挙句の果てに自分も死んでしまう大男のオカマもその1人。 いっけん、すごい物語のようで、みんな自分の人生を素直に受け入れているところが「強い」と感じさせる理由だと思う。 すべての女性たちに観て欲しい映画だということだけど、私はすべての男性にも観て欲しい映画だと思います。
花守湖さん 10点(2004-05-03 13:29:26)
135.素晴らしい。正直その一言に尽きる。スペインという環境の影響もあるかもしれないが、この映画の登場人物たちはそれぞれ一人の人間としてのエネルギーに溢れている。「人間として生きていくとはこういうことだ」とその生き様をもって訴えかけてくるようだ。社会的に立派な生き方をしているわけではない。しかし彼女たちの生きていく力は偉大なほどに素晴らしい。あらゆることに苦闘し辛酸をなめながらも、人間は生きていかなければならない。悲しみ、笑い、ひたすらに生きていく彼女たちの姿に胸が詰まった。
鉄腕麗人さん 10点(2003-12-16 21:38:37)
👍 1
134.良かった。最高だった。特にあのゲイの友達のスピーチには心をうたれた。彼(彼女?)の演技は見事だったと思う。ペネロペもかわいかったし。男の俺が見て物凄い感動だったのだから、女性や母親やゲイの人が見た時の感動ははかり知れないと思う。
スマイル・ペコさん 10点(2003-05-24 18:29:43)
133.良い言葉が出てきませんが、心に残る映画でした。最後にロラが階段から降りてくるシーンが印象的でした。
zenmaiさん 10点(2003-01-04 15:48:58)
👍 1
132.2回見ました。妊娠中に劇場で見て、出産後にまた見た。はじめてみたとき頭をガーンとなぐられたような衝撃の作品だったが、2度目はそうでもなかったのはきっと、この作品の内容がすでに血となり肉となってしまい、主人公マヌエラのしていることが人間として当然と思えるからだろう。母親になったからかもしれない。あと、今回気付いたのはペネロペクルスが修道女だってこと。彼女の生き方で考えさせられるのは「慈善の対象とその距離感」について。慈善の対象に踏み込みすぎたあまり悲劇の人生を歩んでしまった彼女は若すぎたのか?彼女のような美しい心を持つ人間を不幸におとしいれる容赦ないストーリーが、世紀末的なリアリティを感じさせて、こう言う見方をしてもすぐれた名作といえる。そうした修道女や、汚く年老いてしまったオカマの中年、レズの大女優など、間違ってしまった人々、弱い人々を淡々と母性で包み込むマヌエラは本当に原母性的な存在といえる。人助けといったような中途半端な偽善よりはるかに上のステージで人を包み込むその生き方に涙せずにいられない。
ちずぺさん 10点(2001-09-09 00:39:15)
👍 1
131.この作品に出演していた女優の方々全てが美しくありまた魅力的だった。アグラードの一人トークショーを観て感じたことは女性の”美”に対する意識において際限など無いんだなぁということ。観終わった後に男性である自分がダサく思えました。男性ならば死ぬまでに一度は女装をしてみたくなる映画です。と言っても個人によりけりですが少なくとも私は思いました。
tetsu78さん 9点(2004-06-24 01:26:42)
130.この映画好きです。男の人より、女性にお勧めですね。
孤島の鬼さん 9点(2004-01-05 18:44:49)
129.観れば観るほど味が出る作品。出てくる女の人が皆潔くて格好良い。ただ少々雑な感じがしたので、マイナス1点。
mimiさん 9点(2003-07-19 17:51:22)
128.子供を持ったあとで、この映画を観た私は幸せだと思う。子供の死が、母にとっては過去も未来も夢も理想も全てが転覆する衝撃であるという事を、ある程度想像できなければ、ただの奇妙な映画で終わってしまうのかも。前提にある嘆きを、当たり前のものとして通り越して、その後の生き方を描いている所に、監督の手腕を感じました。優しく強く、それでいてどこか無感動なものをもってる主人公の言葉や表情が、胸に響きます。
ともともさん 9点(2003-04-17 10:17:47)
👍 3
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127.女ってバカだけど、そこから必ず何かを学んで立ち上がれる強さを持っている、たくましい生き物なんです。「弱さ」を売り物にしている女たち、この映画でも観てそろそろ地を出して楽しく生きませんか?
トランキラ・トランペルトロイさん 9点(2001-05-01 01:43:29)
126.
なるちさん 9点(2000-05-10 00:57:47)
125.もう25年前の映画なんですね~これ。当時評価がえらく高かったので、封切後かなり経ってから早稲田松竹で観ました。鑑賞後素直に、ああ、広い世界、いろんな事情を抱えた、いろんな人が、まぎれもなく生きてるんだなぁって清々しい気持ちに。映画の中身自体は結構ドロドロしてたはずなのに。三十路に入るか入らないかくらいの時期この映画を観た事で、人間の多様性というか側面というか、一見フツ―に見えてフツ―に暮らしている人のそれぞれの「人生」の在り方を認識出来て良かったと思います。ちなみに同監督の「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール(帰郷)」を観た後にも自分は同じような感想を持ちました。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 8点(2024-01-10 08:26:36)
124.レコードにジャケット買いという言葉があるように、DVDのジャケット借りで映画を見る。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-10 02:15:03)
123.一風変わった人間関係が織りなすドラマでしたが、悲しみの中にも大らかな温もりを感じさせる映画でとても良かったです。アグリード役のアントニア・サンフアンがいい演技をしていると思っていましが、女優と知りびっくりしました。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-09 22:52:07)
122.ネタバレ 女手一つで育てあげた大切な一人息子を17歳の誕生日の日に事故で亡くしてしまった母マヌエラ。突然の悲劇に彼女はただ絶望のどん底へと沈み込んでゆくのだった。彼女は一人、住み慣れたマドリードを去り、若き日の思い出の地であるバルセロナへと辿り着く。そこで当時の親友だったオカマのアグラードと再会を果たしたマヌエラは、彼女とともに息子の父親を捜し始める。なぜなら過去、マヌエラは相手に内緒で息子を産んでしまったから――。ヘビースモーカーの舞台女優、彼女から同性愛的寵愛を受ける麻薬中毒の若手女優、エイズを患う男の子供を身篭ってしまうシスター…、これはそんな個性豊かな女たちが織り成す、母親やこれから母親になる予定の、そして誰しもが女優でもある全ての女性たちに捧げられたアルモドバル監督の賛美歌だ。のちに耽美的変態路線を突き進むことになる同監督の世界的な名声を得るきっかけとなった今作なのだが、これは女性たちのユートピアを描いたある種のファンタジーだろう。トランスジェンダーの登場人物が男に襲われているところを主人公が救ったところから、もうこの映画には男の性欲が一切出てこなくなる。ただ、男は精子を提供するだけの存在になってしまうのだ(その象徴がオカマなのに男性器だけはある、あのお父さんだろう)。女たちをねじ伏せ、ただ子供を産ませようとする男たちの醜い性欲が微塵もない世界。そんな世界で描かれる、実に活き活きと人生を謳歌する彼女たちの力強い友情物語に僕は静かな感動を覚えざるを得ない。まだシスターフッドと言う言葉が一般的でなかった時代に、ここまで女性たちの自立と連帯を真正面から描いたアルモドバルには素直に感嘆させられる。独自の映像美と豊かな物語性が混然一体となった、なかなかの佳品と言っていい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-23 21:08:09)
121.ネタバレ 息子の事故のシーンはまるまま、カサヴェテスの『オープニング・ナイト』。テレビに映し出されるのは『イヴの総て』。どちらも女優を演じた女の話。そして今作品の主人公も冒頭では臓器移植コーディネーターとして息子を亡くした母の役を演じ、中盤では代役として舞台に上がり、最後には託された赤子の母親役として生きてゆく。テーマは女=女優。上記の二つの作品の女優の名前がラストに流れる。ジーナ・ローランズとベティ・デイビス。そしてもうひとり、息子を事故で亡くしたロミー・シュナイダー。もうひとつのテーマは女=母。 この作品は、息子の死、女になった元夫、エイズ、ドラッグ、痴呆症、妊娠出産というおよそあり得ないほどのドラマをしょい込ませ、それでも強く生きてゆく女を「女優」と「母」に関連づけて描いていきます。女がなぜ強いのか、それは女優であり母であるから。男は女になっても子供を産めないのである。すべての女性は女優であり母であると謳いあげている。 同じく女優と母を描いた『ハイヒール』、他人がどこかで繋がって自分の人生の中に入ってゆく『ライブ・フレッシュ』。アルモドバルがこれまでに描いてきたものの集大成として『オール・アバウト・マイ・マザー』がある。と思う。
R&Aさん 8点(2005-03-03 18:07:39)
👍 2
120.好きでした。セシリア・ロスさんの演技が素晴らしいと思いました。息子を失った苦悩、生きてゆく強さが伝わってきました。生と死を描いてゆくには堅くなりがちの中、オ○マちゃんのユニークキャラや下ネタを盛り込むとこは監督らしいかも(新作もオ○マちゃんテンコ盛りらしいですね。)インテリアや雰囲気なども観てるとスペインならではでおもしろい。情熱の国、女は強い、私も強く生きたい。
fujicoさん 8点(2004-06-08 17:33:16)
👍 1
119.ネタバレ 高得点です。先ずは音場感、色彩が好き。キャストも言葉の響きも好きな感じです。
  どの登場人物もとても俗っぽいんだけど、その中で自分の弱さや醜さを、ちゃんと各々理解して皆が少しずつ優しさを持っている感じが、たまらなくリアルでストーリーに無理が無い。   一見、設定に同性愛的な表現や性的なテイストを描いているが、それは監督の観客へ対するトラップではないのかなぁ~~   ノーマルでない人たちを色眼鏡をかけず、ストーリーをちゃんと追えた人にとっては凄く面白いストーリーだったと思うヨ。  アルグラードの存在は可愛いし、影の主役ロラとの再会のシーンなんかは、凄くいいね。   普通主義の日本の土壌では受け入れがたいのかもしれないが、少しでも海外で暮らした事がある人なら、マイノリティーの心細さや普通でない自分(外国では我々はエイリアンです)を感じた事がある人にとっては、きっと『グッ』とくる部分もあっただろうね。   見てくれでない、属性でない、人一人を描いた作品なんだろうと感じました。   まぁ、私もアブにはなりたくない一人ですが、男も女もやっぱ見てくれでなく、心の優しさが一番大事なのかもね。。。(^^ゞ
Pizzさん 8点(2004-06-03 03:46:59)
118.ネタバレ 主人公の女性はホント優しい人ですね~。序盤で起こるあの事件がこの映画の中心になっていますが、これがボディ-ブローのように後から後から利いてきました。最後の方は、涙がダーって感じでした。(T-T) ただ、固定観念が強い人は抵抗がある映画かも。ど~でも良いですが、ペネロペ・クルスが超かわいい~っすね。
もっち~(←にょろ)さん 8点(2003-11-27 21:15:51)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
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【点数情報】

Review人数 137人
平均点数 6.02点
010.73%
110.73%
242.92%
3118.03%
41510.95%
52014.60%
62316.79%
72921.17%
82115.33%
964.38%
1064.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review3人
5 感泣評価 3.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
外国語映画賞 受賞 

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