21. マジェスティック(2001)
ハリウッドの赤狩りの話、潰れた映画館の再建の話、記憶喪失で他人と間違われる話…上手く料理すれば三本の作品が作れそうなエピソードですが、それぞれが上手く結び付けられなかったように感じます。欲張ったために個々のエピソードが浅くなってしまったような印象を受けました。話が随分進むまで、夢落ちの話だとばかり思っていました。 4点(2004-09-21 20:45:36) |
22. キューティ・ブロンド
これは良かった。落ち込んだときもいつも周りに対し明るく接し、勉強を必死に頑張る姿に元気づけられた。現実的ではないしイイトコ取りな話だけれど、コメディタッチなのも相成って、努力して報われる姿が嫌味・説教っぽくならない程度の絶妙のさじ加減で描けていると思う。 7点(2004-09-21 20:35:38) |
23. サイン
驚愕の結末、というのはアナガチ嘘ではありません。自分は三部作中では一番の衝撃を受けました。その時脳裏に浮かんだ言葉は「嘘だといって…監督…」。 2点(2004-09-12 06:15:48) |
24. トワイライト 葬られた過去
実際は全く別の話ですが、設定上『動く標的』のハーパー探偵シリーズの三作目と考えてよさそうです。有名どころがズラリと出ていますが、『動く標的』シリーズ同様特に盛り上がりに欠けます。そして淡々と事件が発展していきます。事件の複雑さはあいかわらずですが、見ていてこんがらがる事もないでしょう。娘の「乳」が話題になりがちですが、人生のたそがれどきを演じる俳優陣の方に注目しましょう。それがなければB級サスペンスになっていたと思います。 4点(2004-09-12 06:04:35) |
25. ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的
前作より、大分事件は分かりやすくなっていました。しかし相変わらず役に立たない(そりゃ最後には真相を明かしますが)ハーパーは、探偵としてどうなのでしょうか?彼の今後が心配です。ピッチピチという言葉がふさわしいのがメラニーグリフィス。若い肌を存分に見せてくれています。 4点(2004-09-12 05:42:59) |
26. 動く標的
人間関係が複雑すぎます。始まりはただの失踪事件ですがすぐに二転三転していき、ややこしいことこの上なしです。整理するために、紙と鉛筆と一時停止ボタンが欲しくなるところです。ちゃんと真相は明かされるのですが、『三つ数えろ』と同じように、間違っても謎解きを楽しむ作品でないことは確かです。では何を楽しむのか?それは俳優ポールニューマンです。 3点(2004-09-12 05:26:45) |
27. ニック・オブ・タイム
絶望的な状況下から一体どういう風にして困難を乗り越えていくのか、片時も目が離せないほど入れ込んで見ていました。なかなかあんな状況に遭遇できるものではありません。孤独な主人公に後半になって味方が現れるのが、自分のことのように嬉しかったです。解決後があっさりしていて、エピローグがもう少し見たく思いました。 7点(2004-09-12 04:44:55) |
28. 真夜中のサバナ
この作品の言わんとすることは「知らぬが仏」「言わぬが花」ということになるのでしょうか?素材を殺した料理は、大変もったいないように感じます。そんな作品の感想も、当然言わぬが花。 3点(2004-09-12 04:29:58) |
29. 恋人までの距離(ディスタンス)
ヤらなければ7点。ヤったので6点。いくら講釈たれても、人間最後にヤることは一つかよ。皆、どうかこの浅はかな減点方法をお許しください。でも文句はいいましたが、嫌いじゃないです、この作品。 6点(2004-09-12 04:13:33) |
30. 燃えよドラゴン
ブルースリーの勇姿が全編に渡って描かれています。鍛え上げられた肉体で、熟練のカンフー技を繰り出すその姿は、一つの理想の「漢」の姿であります。そんな名作品にイマイチ入れず、アフロが気になったりしだした私は、まだまだであると自らの未熟さを痛感しています。 5点(2004-09-12 04:05:26) |
31. ダブル・ジョパディー
鑑賞中の私は、夫に裏切られた哀れな彼女に過度なほど感情移入し、共に復讐に燃えておりました。当然彼女が復讐を遂げた後、胸に訪れたのは爽快感でした。今回このレビューを書くにいたって、もう一度作品の内容をざっと追ってみました。…微妙やん。 7点(2004-09-12 03:51:42) |
32. マトリックス
見る前には、ちょっと特撮がすごいだけだろ?所詮オコチャマ向け、などとバカにしておりました。テレビ放映を見た今、そうした考えを取り消させてもらいます。あからさまなパクリを考慮しても、映像化したスタッフの力・技術は大したものです。ただ同じようなものを二つも三つも見るのは、あまり好みませんので、一作で完結して欲しかったであります。 7点(2004-09-12 03:39:22) |
33. アバウト・ア・ボーイ
ほかの作品ではあまり見られない、特異な設定が目を惹いた。ストーリーもユニーク。なんだかよくわからない作品で、消化に時間がかかりそうでもある。作品よりも、この映画を見た環境が特別だったので、この映画の名前を聞くとそのことがイの一番に思い出される。文字通り、思い出の作品の一つであります。 5点(2004-09-12 03:28:20) |
34. ア・フュー・グッドメン
面白く感じた法廷劇。被告、検察、弁護人、みななじみの顔ぶれで、入りやすかった。なぜか、トムクルーズというと「ビッチ」だの「シット」だのとシャウトする姿が、いやに思い出される俳優である。タイトルの「アフュー」という部分は言いづらいし、ちょっとだけおマヌに聞こえる。 7点(2004-09-12 03:18:22) |
35. 虚栄のかがり火
系統としては嫌いでないジャンルだが、イマイチ話に乗れなかった。なぜだろうかと考えてみた。作品は正義が勝ち、悪が裁かれる単純明快作品ではない。アメリカの社会の問題・影の部分の一つを題材としている。しかしそうした問題提起はあっても、劇中その解決策は提示されていない。裁判で無罪を勝ち得ただけだ。これがイササカ後味の悪い終わり方に感じられたからだと思う。リアルに描けば描くほど、面白く見せるのは難しいことなんね。 4点(2004-09-12 03:06:50) |
36. シェーン
オープニング、ゆったりとした音楽がかかる中、映される広大な景色…まだ物語も始まっていないのに、ジーンときた。そして中盤でちょっと退屈な場面を挟みつつ、ラスト五分の決闘~別れの場面でウルウルきた。「シェーン、カムバーック!」から「バーイ!シェーン」辺りで絶頂。あの音楽がなかったらそこまで感動はしなかったかもしれないが、良い映画だった。 7点(2004-09-12 02:41:47) |
37. 裏窓(1954)
窓から見える向いのアパートの住人たちの生活、何気ない見慣れた風景でこんな面白い映画が作れるとは!監督のアイデアの豊かさに感心しました。 8点(2004-06-11 10:07:42) |
38. ハタリ!
間違って雄ヤギの○○○を乳搾りしてしまうところで、ニヤニヤ。色々な種類の野生動物を捕獲していく過程は、興味深くもありますが、淡々としていてちょっと退屈に感じ、上映時間の長さが気になりました。メンバーがそれぞれ個性的なのに、メキシコ男が一人だけ放置されているのが可哀想。フランス男・チップ役の俳優ジェラールブラン見たさに観た作品。 4点(2004-05-31 09:06:24) |
39. 華麗なるギャツビー(1974)
ゴージャスなアメリカの金持ちの生活が描かれているのは興味深かったが、テンポがあまり良くないと思った。加えて、悲しく理不尽な結末も残念。良かったのは語り手でもある、サム・ウォーターストン。見るからに良い人そうな顔で、とても癒された。 4点(2004-04-05 02:20:50) |
40. 何がジェーンに起ったか?
悪知恵も働くキ○ガイ・ジェーンが凄い。ただ見所はそこのみような気がするんです。後はタイトルにあるように、原因がラストで明かされるだけですし。また二人が館を出てからは緊張感がダウンしてしまいました。思い描いていたありがちな終わり方でなかったのが意外でもあり、物足りないような気も…。 4点(2004-04-05 02:00:30) |