401. ザ・フィースト
《ネタバレ》 予測不可能なモンスターパニックというような触れ込みだったが、狙いすぎで逆に白ける出来に。登場人物をわざわざ字幕で解説するのも最初は「おっ」と思ったが、何回もやられると飽きてくるし、そもそも十数人のキャラクターを一気には覚えられない。モンスターとの対決シーンになると映像がブレブレで何やってるんだか分からない。同系統の作品では、『ブロブ』や『トレマーズ』に軍配が上がる。あまり褒めるところのない映画だが、唯一、『バタリアン』のクルー・ギャラガーの雄姿を久々に拝めたのが救いか。 [DVD(吹替)] 4点(2008-08-27 07:33:44)(良:1票) |
402. ハンコック
《ネタバレ》 前半のノリのまま行ってくれたら8点はカタイ映画だったが、シャーリーズ・セロンの正体が分かってからは迷走気味に。刑務所で囚人を○○しちゃうところは笑えた。また、ハンコックの空の飛び方が何とも気持ち良く(着地の度に道路を壊しちゃうところとか)、CGの使い方もとても巧かった。敵役にも何やら事情があるようで(ハンコックが天使なら、彼らは堕天使か?)、そこらへんの説明がきちんとされていなかったので、続編を作る気なのかな? [映画館(字幕)] 6点(2008-08-23 20:40:35) |
403. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 映画自体の出来としては5点くらいのものだが、ジャッキーとジェットのガチンコ対決を観れただけで充分お釣りがくる。女優さんも綺麗どころを揃えていて良かった。ジャッキーの酔拳はやっぱええな~。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-15 09:03:51) |
404. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 「時代は変わった」と嘆く老インディに、若きジュニアの登場。これまでのシリーズとは違うよ、ということを端々に見せつつも、テーマ曲が流れるとこちらの胸はいやでも高まるのだ。知識を求める余り自滅したケイト・ブランシェットの姿は、序盤の核実験のシーンと被る。もはや自分でコントロールすらできない巨大な力を手に入れてしまった人類。冷蔵庫に隠れるという馬鹿馬鹿しい方法で生き残るインディの「前向き」な諦めの悪さ。時代は変わって年も取ったけど、まだまだ冒険は終わらない。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-08 01:13:55) |
405. ハプニング
《ネタバレ》 シャマランの悲劇は『シックス・センス』があまりにもヒットしすぎたことにあると思うが、彼の作風というのは、別にドンデン返しを売りにしたものではない(と思う)。幽霊、アメコミ、宇宙人と、これまで散々使い古された題材を再構築し、リアル志向で描くこと。本作も、所謂ディザスター・ムービー(パニック映画)をシャマラン風に味付けしている。『鳥』をモチーフにしたと思われ、ヒッチコックがただの無害な鳥を恐怖の象徴としたように、ここでは物言わぬ植物が脅威の対象となる。必ずしも成功しているとは言い難いが、必要以上の残酷描写など、シャマランの意欲は伝わってくる。おっさんがライオンの檻に入ったシーンは、思わず「おおぅっ!」と声を上げてしまった。風から逃げる描写は、『スペースゾンビ』を思わせ失笑したが…。シャマランは『スペースゾンビ』を観たことあるのかな? [映画館(字幕)] 5点(2008-08-01 19:51:32) |
406. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 オープニングで手際よく三人の刑事を紹介し、個性的な彼らがやがて手を結び、一つの事件に立ち向かっていく様をスリリングに描いていく。ムード満点の美術と衣装、実力派の俳優陣が重厚な雰囲気を盛り上げる。中でも、出色はケビン・スペイシー。まさかの途中退場には唖然としたが、それにより彼の印象がより強まった。この年は『タイタニック』にお株を奪われたが、こちらに軍配を上げる映画ファンも多いのではないか?90年代を代表する傑作ハードボイルド。 [DVD(吹替)] 9点(2008-06-27 15:26:31) |
407. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 実際の戦闘では、女性や子供だって無差別に殺されるだろうし、銃弾を浴びれば、手足が吹っ飛び、さっきまで逃げ回っていた人たちが一瞬でただの肉片と化すだろう。『プライベート・ライアン』以降、戦争映画は残虐な描写をエスカレートさせてきたが、これはその到達点と言えるだろう。ハリウッドの不文律として、これまで幼い子供が殺されるシーンをダイレクトに映すことはなかったが、この映画では、臆することなく、戦争の残酷な側面を描いている。ミャンマー軍の圧倒的な暴力に対して、更なる暴力で対抗するランボーの「これが現実だ!」という心の叫びが痛いほど伝わってくる。敵を倒しても爽快感の欠片もない、身震いするほど凄まじい戦争映画の傑作。これだけ濃密な内容ながら、90分というタイトな上映時間。スタローンはまだまだイケる。 [映画館(字幕)] 9点(2008-05-30 09:47:41) |
408. ディパーテッド
《ネタバレ》 オリジナルファンだが、このリメイクも決して悪くはない。久し振りにスコセッシらしいバイオレンスを堪能できた。ディカプリオとマット・デイモンの配役も素晴らしく、ニコルソンに至ってはもはや言うことはない。アカデミー助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォルバーグは、オリジナルにはない役柄で、最後まで灰色な存在が印象的だった。日本でオリジナル版が公開された時点から、ハリウッドリメイクの噂が取り沙汰されていたので、あの結末をそのまま採用されることはないだろうと踏んでいたが、因果応報のエンディングは、なかなか上手い脚色だと思う。ただ、男にだらしがない女医は正直いらなかった。そこが減点ポイントか。 [映画館(字幕)] 8点(2008-05-24 22:47:44) |
409. キング・オブ・コメディ(1982)
《ネタバレ》 パプキンの心の襞まで演じきるデ・ニーロの圧倒的な演技力には脱帽する。ジェリーからの電話を待って、公衆電話に必死でしがみつくシーンは憐れすぎて涙を誘う。問題のラストは、パプキンの妄想だと思うのだが、どうだろう?演出的にそこをはっきりさせないところも巧い。この作品は、熱狂的な映画ファンへの戒めにもなっていると思う。スコセッシの『タクシードライバー』を観て、ジョディ・フォスターのために大統領を狙撃するような人間が現実にいるような国なのだ。パプキンのような人間がいても何ら不思議はない。そして、自分にもパプキンと共通する部分を見つけたりして、ぞっとするのだ。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-23 07:56:59)(良:1票) |
410. ミーン・ストリート
チンピラたちの群像劇だが、そこに「ビー・マイ・ベイビー」をぶつけてくるセンスがスコセッシらしい。若き日のデ・ニーロとカイテルを観れるだけで満足。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-23 07:43:57) |
411. ラットレース
《ネタバレ》 普段コメディはあまり観ないのだが、これは面白かった!ビーンさんが出てくるだけで笑える。思いつく限りのギャグを全編に散りばめ、登場人物の誰かに必ず感情移入できるような群像劇に仕上げている。個人的には、ナチスネタとヘリコプターのお姉さんが良かった。最後の大団円で後味スッキリ! [映画館(字幕)] 8点(2008-05-23 07:39:34) |
412. ミスト
《ネタバレ》 スティーブン・キングの小説作品では、長らく映画化が望まれた作品である。当初、フランク・ダラボンが監督と聞いて、正直「大丈夫かいな?」と思った。これまで、『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』といった感動作を発表しているが、『ミスト』は、異次元のモンスターが大挙して押し寄せるB級パニックホラー。ちょっと畑違いなのでは?と勘繰ったが、いらぬ心配だったようだ。キングの原作を余すところなく忠実に描き、2時間ノンストップに緊張感を持続させる、確かな手腕。極限状況における人間ドラマを描き切り、ただのホラー映画で終わらせていないのが凄い。また、原作の「続き」とも言える衝撃のラストシーン(途中で伏線が用意されているので、ある程度の予想はつく)は、思わず言葉を失う程。しばらく気分が滅入ります。この結末に賛否両論はあるだろうが、アンチハリウッドの姿勢には共感する。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 16:17:28) |
413. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 エンドロールが流れても、席を立つ人はひとりもいなかった。これは、そういう映画。「世界一の美女」とキスできて良かったね、ニコルソン。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-13 09:40:17) |
414. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
ラストのドクの台詞が全てを言い表している。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:36:46) |
415. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
まだ車は空を飛んでません。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:32:20) |
416. バック・トゥ・ザ・フューチャー
問答無用の娯楽大作。今観ると、いかにも80年代的な設定やストーリー展開にこっ恥ずかしさを覚えるが、これくらいの点数は当然でしょう。くにゃくにゃした動きのパパが最高です! [DVD(字幕)] 9点(2008-05-13 09:30:32) |
417. クロウ/飛翔伝説
ブランドン・リーの死という事実が、この映画に言い様のない哀しみを刻み付けている。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-08 21:17:36) |
418. GODZILLA ゴジラ(1998)
この映画を観て素直に面白いと感じてしまった私は、オリジナル版の『ゴジラ』を(当時)まだ観ていなかったのだが、果たしてここで低評価を下している人のどれくらいが本当に『ゴジラ』を観ているのだろう?これだけの映像クオリティで、日本でも新作『ゴジラ』を作って下さいよ。文句を言うのはそれからにしてほしい。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 23:07:23)(良:2票) |
419. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 序盤の災害映像が全て。とにかく物凄い迫力で身震いした。それ以降はちょっと…。息子救出に向かうお父さんに付いて行った仲間がお気の毒でした(ほとんど無駄死に)。でも、暑い日に映画館で観て、いい感じに涼めたので、この点数。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 22:56:23) |
420. 紀元前1万年
《ネタバレ》 平均点を下げてしまって申し訳ないです(でもこれからもっと下がると思う)。映像の迫力は申し分なく、マンモス大行進は鳥肌が立った。でも、ストーリーがいい加減すぎるだろ!『アポカリプト』と同音異句な内容ながら、古代マヤ語にこだわったメル・ギブソンに比べ、こちらはメインキャストが流暢な英語をペラペラ喋ってる。その時点で違和感ありあり。時代考証や地理設定もいい加減。これはファンタジー映画か? [映画館(字幕)] 4点(2008-04-29 22:47:57) |