1. セッション
《ネタバレ》 アメリカ版スポ根映画(厳密には音楽学校のジャズバンドの話なのでスポーツではないですが)もしくは大映ドラマ。なんというか、いい年になっても、心の底から熱い気持ちを湧き起こしてくれる作品でした。 勿論、フレッチャーのやり方は、今の現実社会では完全アウトで、作品中でもアウトだったわけですが、それに対する主人公の意地は心が震えます。そしてその意地が作り出した爽快感が最高でしたね。 [インターネット(吹替)] 10点(2021-05-04 00:38:21) |
2. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 クエンティン・タランティーノの才能が産み出した、史上最高の「クソ映画」。 色気、バイオレンス、カーチェイス、スリル、そして胸糞悪いクソ野郎をぶちのめすカタルシス。そこに、イカした音楽。これだけあれば、「クソ映画」でもこれだけ観客の気持ちを高揚させることができるクエンティン・タランティーノの天才ぶりに感服です。 [地上波(吹替)] 10点(2021-04-30 21:52:50) |
3. ジョーカー
《ネタバレ》 「You get what you f*cking deserve!」この叫びに尽きます [DVD(字幕)] 10点(2020-07-23 18:54:16) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 今風でもあり、レトロ風でもあり、また子供に夢を与え、大人に郷愁と希望を与えてくれる、本当に素晴らしい映画 ちょっとドラえもんっぽいところも日本で受けた理由の一つかもしれません・・・・ しかしまあ、ラストの秀逸さは見事ですね。実際に2作目は作られたのですが、作られなくて、でも見てる我々が何億ものパート2を想像するというのもそれはそれで素敵だただったかなと思います。、 [DVD(吹替)] 10点(2015-10-22 00:30:25) |
5. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 タイトルにもありますが、これは夢、それも男にとって最高の夢を描いてくれている作品です。 栄光を求めながら、手に入れられなかった、また栄光への道を途中で奪われた男たちの夢、そして親子の確執を後悔している男の夢、そういったものを、自らの生活を犠牲にしてまで叶えようとする主人公一家の姿・・・誰が何と言おうとも私はこの作品に満点をつけたい。 [地上波(吹替)] 10点(2015-09-30 21:43:28) |
6. 三十四丁目の奇蹟(1947)
《ネタバレ》 とりあえず、エドマンド・グウェンのキャスティングに尽きます。どう見ても本物のサンタさんにしか見えません。 感想として、簡単に表現すると「古き良きアメリカの良心万歳!クリスマス精神万歳!」という感じです。単なるファンタジー映画ではなく、社会の風潮・現実から目を反らすことなく、理想をそこに真正面からぶつけていく精神が素晴らしいと感じました。やや、オチは強引な気もしましたが、そこはやはり映画ということで・・・・ [地上波(字幕)] 10点(2014-12-24 23:45:27) |
7. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 これまで生きてきた歴史の中に様々な後悔やトラウマを抱える我々観客の多くにとっては非常に共感できる映画ではないでしょうか。ある意味、この作品における主人公の行動は「自殺」を暗示しているようにも受け取れるのですが、あくまでもフィクションですからこの完璧に練られた夢物語をそのまま受け入れたいですね。 [地上波(字幕)] 10点(2014-11-08 22:32:35) |
8. グッドフェローズ
《ネタバレ》 ストーリー、キャスト、テンポ、音楽等々全てに惹きこまれました。マフィア映画ならまずこの作品!といえる作品 [地上波(吹替)] 10点(2014-05-31 11:19:53) |
9. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 魂を揺さぶられ、怒り・憎しみ・哀しみ・喜び・・・といった様々な感情が次々とイーストウッドによって激しく引き摺り出されてしまった2時間半弱でした。映画の力を思い知らされましたね。 内容も、権力の腐敗への怒りや正義を貫く事の偉大さ、そして希望こそが人間の生きる糧であるといった熱いメッセージがグイグイと心が震えるくらい伝わってきて非常に見応えがありましたね。 アンジェリーナ・ジョリーの力強い演技も見事でした。 しかし、イーストウッド凄いわ・・・。 [映画館(字幕)] 10点(2009-04-14 18:27:30) |
10. デトロイト・ロック・シティ
《ネタバレ》 最高におバカで楽しくロックな青春映画ですね。とにかく面白かったし、最後のKISS(本物!)のライブシーンが、これまたド派手でいかがわしくて、尚且つめちゃめちゃ格好良くて素晴らしすぎます(ここだけ何回も観返してしまいました)。 KISS以外の音楽も、シン・リジィやヴァン・ヘイレン等とても良かったです。サントラ欲しいです。 何というか、学生時代ロックを聴き狂っていたので、その頃の「熱さ」を思い出させてくれる作品でしたね。 まあ、合わない人も多いとは思いますが、私にとっては10点満点の最高な作品でした。 [地上波(字幕)] 10点(2008-03-11 12:56:21) |
11. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 今まで見た戦争映画の中でも1、2を争う凄い作品でした。戦争というものが、如何に人間の存在を否定するような地獄であるかを、ちょっと突き放した感じで描いています。 そして、この作品の凄いところは、重いテーマを扱っていながら、まったく無駄の無いシーンの展開、効果的な音楽の使用等で考えさせるだけでなく、娯楽としても成立させてしまうところですね。特に、ラストのローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」が流れるエンドロールは、本当に鳥肌がたつ位格好良いです(これも今まで見た中で1、2を争いますね)。 大スクリーンで見たい作品ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2007-05-06 16:48:06) |
12. 父親たちの星条旗
「硫黄島からの手紙」に引続き観たのですが、本当に心に残る素晴らしい映画です。とにかく、この 作品は大画面で見て欲しいですね。戦争というものの姿を迫力ある映像で伝えてくれています。(かなりショッキングな映像もありますが・・・・・。) この映画を観て「戦争に於いて英雄は存在するものでは無く、作られるものなんだな」とつくづく思いましたね。作られた英雄たちの、「その後」の姿を見てつくづくそう感じました。 しかしながら、本当に良く出来た作品ですね。題材・映像・音楽・ストーリーの流れ・・・・全てが上手く出来ています。 本当に、この硫黄島2部作は、戦争というものについて考えさせてくれる素晴らしい作品でした。本当にイーストウッドに感謝したい位です。これは、是非多くの人に見てもらいたいですね。 [映画館(字幕)] 10点(2006-12-14 12:59:06) |
13. ユナイテッド93
余りの衝撃に映画館の中が凍りつきました・・・・・。まるで、その場に自分たちが立ち会っているかのような迫力が怒涛の如く押し寄せて来る作品でした。 あの日からもう5年が過ぎようとしていますが、この作品はまさにテロの犠牲となった人たちへのレクイエムですね・・・・・。心から全ての犠牲者の方々に哀悼の意を表したいと思います。 [映画館(字幕)] 10点(2006-09-08 23:26:12)(良:1票) |
14. スミス都へ行く
《ネタバレ》 心が震える名作です。とにかく、理想の為に壮絶な戦いに臨むスミスの姿に、そしてその姿が人の心を動かした場面に涙が止まりませんでした。 2時間を超える作品ですが、テンポの良さとストーリーの面白さで長さは感じません。役者陣も皆素晴らしく、個人的には議長役の演技が非常に良かったですね。 しかしながら、権力(マスコミも含む)による世論操作の恐ろしさは、70年前も今も変わりませんね。 文句なしで満点の作品です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-09-03 00:45:00)(良:1票) |
15. プロデューサーズ(2005)
《ネタバレ》 久々に映画館で大爆笑してしまいました。もう、「春の日のヒトラー」(韓流映画みたいな題名ですね。)なんて凄いミュージカルを見れただけでこの作品は満点です。内容も、オカマのヒトラーは出てくるわ、ナチスの軍服を着たダンサーが鉤十字になって踊るわでぶっ飛んでます。でも、凄く良くできてるんですよね(舞台で見てみたいです)。 しかし、やばいブラックジョーク満載でしたね。ユダヤ系の主人公が、「最悪なシナリオ」とはいいながらもナチスドイツをネタにしたミュージカルを製作したり、ハーケンクロイツの腕章したり、アイリッシュの発音を揶揄したり・・・・。(最後には「わが闘争」の宣伝まで・・・・・) まあ、オカマの演出家の登場シーンは度肝を抜かれましたね(笑)もう、笑いを抑え切れませんでした。ハトの敬礼も可愛いくて面白かったし、主人公2人とユマ・サーマンの絡みもとても良かったです。とにかく見所いっぱいで最後まで楽しめる作品でした。(大勢の婆さんのダンスも中々見れるもんじゃないです。) [映画館(字幕)] 10点(2006-06-03 22:10:38) |
16. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 まずは、この作品に出会えた幸運を感謝したい。その位、素晴らしい作品でした。主人公と自分がシンクロする部分が結構あって、見終わった後は精神的に救われた気分になりました。(個人的には非常にタイムリーな作品でした。) ストーリーは、まさに「情けは人のためならず」という諺そのものだと思いました。また、天使が妙に味があって、泣かせてくれます。またクリスマスの雰囲気や「蛍の光」がラストをさらに盛り上げていて、これがまたいいんですよね。(見終わった後、ポーグスの「Fairytale of New York」をなぜか無性に聴きたくなりました。) 本当に見た後元気になれる作品です。今、学校や職場、あるいは過程で「自分なんていなくても・・・・」と疎外感を感じてる方には特にオススメします [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 20:58:17) |
17. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 「本物ではない」「作り物だ」等々主人公に投げかけられる言葉が、そのまま、この作品へも投げかけられていますが、個人的には「本物でなくても、この映画を観て幸せな気持ちになった人がいるのであれば、それでいいじゃないか」と言いたいです。 世の中、いろいろな人がいる中で、それが例え共同体の中のマイノリティであっても、マジョリティに遠慮を強いられたり、迫害されるようなことがなく「This is me」と言える、そして受け入れられる社会を作り上げたい!という製作者の思いが伝わってきました。 [DVD(字幕)] 9点(2021-04-11 00:27:23) |
18. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 ていうか、これで終わりで良かったんじゃないの?と思うくらいの、初期(?)三部作の完結編でした。父と子の対立と和解、いくらダークサイドに堕ちたとしても人間から善が消えることはない、そして恐怖と力による支配も、団結力の前では全能ではないという我々が求める人類の理想すべてを描いていて、本当に心に響きました。 特に、これだけデジタルなSF世界を展開していながらも、やはり情であったり団結力であったりとアナログなドラマが軸となっているのがこの作品が長く愛されている魅力なんだなと実感しました。 まるで、ベトナム戦争のベトコンと米軍の戦いを思わせる、帝国軍を蹴散らすイウォーク族の姿や、勝利の宴そしてそれを見つめるダークサイドから帰還したダースベイダーをはじめとするジェダイの戦士たちの笑みを見ていると、この後物語を続けていく必要があるのかと疑問に思います。 (ちなみにエピソード7以降はまだ見ていません) [地上波(字幕)] 9点(2019-12-24 00:24:06)(良:3票) |
19. インビクタス/負けざる者たち
《ネタバレ》 ラグビー映画というよりは、ラグビーを通じてネルソン・マンデラの信念、そして真のリーダーシップとは何かということを我々に教えてくれる映画でした。「私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ」という言葉が心に響きました。 [DVD(吹替)] 9点(2019-07-16 00:20:16) |
20. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 2時間半という時間が本当に短く感じるほど、クエンティン・タランティーノのすさまじい才能が存分に堪能できる作品でした。 内容はハチャメチャなのですが、ただ冷静に考えると、人殺しや破壊がなんやらかんやらと理屈をつけて正当化されている戦争や民族弾圧の方がよほどハチャメチャで、我々が観ている「まともな」戦争映画の方が実はおかしいのかもしれません。 そして、この作品を現実離れしていると判断し、倫理観のトリガーを外して思い切り楽しんでしまっている我々が、戦争に直面し、実は現実もあまり変わらないことに気づいたら・・・・と想像するとホラー以外の何物でもないですね。 あと、この作品を吹き替えで見たのですが、英語パートが日本語になり、それ以外の言語はそのままなので、言葉の使い分けの妙が更に実感できました。 [DVD(吹替)] 9点(2019-03-31 12:03:22) |