21. THE 有頂天ホテル
年末・年始の世間が慌しい時期に見ないと、評価が下がりそうな作品。それだけこの作品には「日本の大晦日」の喧騒が上手く描かれており、出演陣の上手い演技に思わず自分を重ね合わせてしまう。人形の件などありきたりな部分はあるにせよ、観客のテンションを一つ上げてくれるドタバタのストーリーに8点を。 [映画館(邦画)] 8点(2006-06-11 16:38:09) |
22. 花とアリス〈劇場版〉
薄くぼんやりとした映像で描く内容が非常にリアルで、その対比が凄く魅力的でした。この監督の作品は大らかな優しさで包まれていて、鑑賞後の心に爽やかさを残していってくれます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-06-05 10:12:32) |
23. 誰も知らない(2004)
「2時間半の疑問提起」と言える作品。母親一人を「悪」にしないYOUのキャラ、容易な感情移入を許さない子供の描き方、そして作品を成立させ、魅せてくれた柳楽君の演技等々、、、 鑑賞後の観客を「あ~面白かった」では終わらせない監督の姿勢が作品を通して見え、そして伝わってきた良作だった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-07 09:35:03) |
24. 茶の味
何なのか・・・私にはこの作品の面白さが全く理解できませんでした。前評判が結構高かったようで、自分は映画に間違った物を求めてしまっているのだろうか、と、不安すら覚えました。 [DVD(字幕)] 1点(2005-05-07 09:04:52) |
25. 下妻物語
快作という言葉がピッタリ。ちょっと暗い顔して何の期待もせずに映画館に入っても、出てきた時には心が軽くなっているような作品。この2時間は決して無駄ではない筈です。 6点(2005-02-18 23:39:43) |
26. 深呼吸の必要
仕事に追われ、それこそ息つく暇もないような生活を送っている人にこそ、この作品を観て欲しい。『「逃げてみる」事って意外と勇気がいるし、逃げて一息ついて、初めて気付くものがあるかもしれないよ。』というメッセージを、沖縄の風景と素晴らしい音楽をバックに、優しく説いてくれる作品です。 8点(2005-02-11 10:33:06) |
27. 1980(イチキューハチマル)
ジョン・レノンの亡くなった一ヵ月後に産まれ、中・高時代を90年代に過ごした自分には、どうしてもこの作品の良さが伝わってこなかった。あの男子高校生はもちろん、教師役のおばちゃんの演技にもストレスが溜まる一方・・・かなり評価が高かったのである程度期待はしていたんだけど、とりあえず自分には水が合わない作品だった印象。久々に2時間が無駄に思えてしまった。 1点(2005-02-04 23:10:25) |
28. 死に花
《ネタバレ》 あの年代の役者さんだからこそ醸し出す事の出来る「親近感」のようなものが映画全体を包んでいて、純粋に楽しめました。盗んだお金の使い方も彼らのキャラクターに合っているし、山崎努のラストも切なさの中にもどこか開放感が感じられて、最後の最後まで味のある作品に仕上がっていたように思います。 7点(2005-01-11 22:53:34) |
29. ジョゼと虎と魚たち(2003)
原作が良すぎるのかもしれませんが、どうも「映像化したことでプラスになっている」部分が少ないように思えました。どなたかが書かれていましたが、目を閉じて脚本の朗読を聞いているのと変わらないような。役者の演技が良かっただけに演出不足でそういった印象が残ってしまった事は残念。それにしても、池脇千鶴はこれほど立派に役を演じきれる「女優」だったんですね(ヌードは不要ですが)。大阪弁も上手いし、キャラクターの個性をきっちりと掴み取って演じきれていて好印象でした。 7点(2004-12-05 17:37:17) |
30. 東京ゴッドファーザーズ
今までアニメーションになど殆ど興味が無く、評価が高くても観ずにいましたが、この作品は結構いいです。個性的で見た瞬間には好きじゃなかったキャラクターにも次第に慣れ、終いには感情移入してしまってる自分がいました。 見た後の、何ともいえない「じわ~っとくる優しさ」がいいですね。 7点(2004-09-12 12:44:43) |
31. ロッカーズ ROCKERS(2003)
ロックバンドの映画でライブのシーンが素晴らしいんだから、他に言う事は無いような気が。ストーリー自体は可も不可も無いんですが、馬鹿さとかっこよさと博多弁にやられました。だって“ぼてくりこかす”なんて、他の映画じゃ聞けないですから(笑)。陣内孝則に感謝です。 8点(2004-08-07 10:33:22) |
32. ラスト サムライ
これまでのハリウッドでの日本の描かれ方が酷かっただけに、ある程度日本を理解した上で描いてくれている事が嬉しいし、日本人としてこの作品を鑑賞できるのも嬉しい。トータルで見て良く出来ている作品だけれど、最も良かった点はやはり「目力」だと思う。「心」「信」「魂」・・・武士道に繋がるあらゆる感情の表現に力強い「目」は欠かせないと思うし、この点で主役二人はいずれも素晴らしい目の演技で作品に緊張感を持たせ続けてくれた。充実した2時間30分に8点を。 8点(2004-07-11 13:01:38) |
33. ごめん
微笑ましい作品。原作は読んだこと無いですが、あの年代の子供の描き方が凄く上手い。演じた久野君も上手。皆さんと同じように、昔を重ね合わせて観ている自分がいました。あの頃は、色んなものに(もちろん異性に対してもそう)情熱を傾け、愚直に突き進んでいたなぁと。当り障り無く生きる大人の生活の中で、忘れかけていた「熱さ」を思い出させてくれる、観てよかったと素直に思える一本でした。 8点(2004-06-12 07:05:19) |
34. 六月の蛇
「内なるエロス」という主題をオブラートに包むことなく描き出す演出は衝撃的。演じきった役者も衝撃的。黒沢あすかの頑張りがひしひしと伝わってきます。ただ、個人的にはためらいを感じた部分も少なからずあったので、辛めの点数で。。。 6点(2004-03-13 09:28:26)(良:1票) |
35. 木曜組曲
いい。邦画でここまでよくできたサスペンスは、なかなかお目にかかれないのではないだろうか。唯一の難点は加藤登紀子の演技の弱さかな? 重要な役柄だけに、もっと老練な女優を配したら作品が更に締まったと思う。 9点(2004-02-26 18:27:15) |
36. 壬生義士伝
後半まではずっと引き込まれて見てました。中井貴一の独白シーンにジ~ンときたんですが、、、長いっ。感動の波が去った後でもまだ続いてる;; 原作に忠実なのはわかりますが、映画として見せる以上はもう少し取捨選択があってもよかったのかなと感じました。 7点(2004-02-26 18:06:27) |
37. 千と千尋の神隠し
中盤あたりまで観て「続編あるのか?」と思ったくらい、最初のほうはきめ細やかな作り。しかししかし、、、後半の端折りの展開はどうしてしまったのだろう。ストーリーがボロボロになっていく様が悲しかった。 それと、この作品にアカデミーを与えた選考委員はじめ海外で高い評価をする人たちは、雰囲気で見ただけでしょ。こんなに「日本的」な作品を芯から解る外国人なんて、あんまりいないと思うなぁ。 4点(2003-11-24 15:20:25) |
38. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
設定に甘えている部分は否めないと思う。それに、こういった深刻な感じの題材って、軽めに描いたほうがかえって観客の心に残ると思うんですけどね、、、「泣かせ」の部分がしつこかったので正直ゲンナリしました。でも何だかんだ言っても泣いちゃったから7点、、、ん~、冒頭の飛行機のシーンがあまりにもチープだったから-1点で6点で。 6点(2003-11-03 09:26:31) |
39. [Focus]/フォーカス(1996)
70分代の作品だけに、無駄な要素が殆ど無いストレートな作品です。ただ脚本があまり練られてない点がマイナスポイントかも。 浅野忠信はいい役者で、彼を見るためだけにこの作品を借りても十分に満足できると思います。 7点(2003-07-21 10:08:53) |
40. ハッシュ!
リアリティのある演出や主演三人の演技はいいんですが、話の軸がぶれて定まってない気がした。途中で主人公が変わってしまったというか、、、 片岡礼子が演じた女性の思考過程などもっと具体的に描いて欲しかったので。 厳しめですが5点つけます。 5点(2003-07-20 22:47:20) |