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121.  降霊<TVM>(1999)
話の佳境で、「先生」と呼ばれる哀川翔が御祓いを依頼されて主人公の役所広司の家を訪れるが、この「先生」はインチキ祈祷師のようでもありながら、実はまるでカウンセラーのように見えた。この「先生」は帰り際、役所広司に「地獄はありますか」と尋ねられて、「あると思えばありますし、ないと思えばありません」と答える。一見いいかげんな答にみえるこの解答が、本当のところ深遠な内容をもっているのだと私には思えた。言わせてもらえば、あとのホラーやサスペンスは付け足しのようなものだ。私の観た黒沢清作品の中では、比較的すっきりした構成で(原作があるからでしょうか)、好きな一作です。役者陣がいいですね。
[地上波(字幕)] 8点(2006-01-18 02:45:16)
122.  感染
役者陣の演技は文句なかった。この監督は演出の才があると見た。ところが、脚本も監督が書いたらしいが、いったいどこにお話の焦点があるのか、なんだかつかみどころもなく終わってしまった。残念。エイリアンの病原体版かと思えば、『カリガリ博士』流の主人公の幻覚でした、で終わるかと思えば、はたまたオカルトものなのか、どれかにしてくれ、と言いたくなる。これならいっそのこと、病院の内幕もののシリアスドラマで通したほうがよかったのでないかしらん。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-16 03:38:23)
123.  珈琲時光
小津安二郎の映画は、淡々としているようで、その実ドラマ展開がぱっぱと速く、間の省略も大きい。その点、この作品は小津とは対極的だ。共通点は親子関係だけのことで、小津作品を観る眼で接したので、失望が大きかった。そうでない眼で観たなら、東京のせせこましい都市空間がよく出ていて、それはそれでよかったのかもしれない。しかし、話が退屈すぎた。
[DVD(字幕)] 4点(2006-01-01 02:34:25)
124.  ローレライ
映像はけっこう凝っているのに、話の仕掛けが子供だましで、よくまあこんなものを大金かけて作ったものだ。艦長はかっこよかったが、これとてネタが『Uボート』でバレバレだった。途中から、これは真面目に観る映画でないことに気づいたが、わかっていたら借りてこなかった。
[DVD(字幕)] 2点(2006-01-01 02:17:10)
125.  美しい夏キリシマ
黒木和雄の最高作品と私は思う。同様のテーマの作品は、大島渚の『少年』などがあったけれども、これは監督自身の体験にもとづくだけあって、問題の深刻さと真摯さにおいて他をぬきんでている。また、主人公の少年と親戚の少女役の演技が、とても自然で、ただものでなかった。映像もふくめて、全体にすばらしい。
[DVD(字幕)] 10点(2006-01-01 02:02:02)
126.  歌行燈(1943)
立派な作品。感じ入りました。鏡花お得意の大団円の趣向も、うまくはまりましたね。それにカメラ、なかでもあの稽古の森の中のシーンの映像美に息をのんだのは私だけではないでしょう。新派の重鎮の役者たちの安定感ある演技もよかった。若い柳永二郎がいい味出してましたね。それにしても、これが戦時中の映画だということを忘れてしまいそうです。
[地上波(字幕)] 10点(2005-09-24 05:04:18)
127.  浮雲(1955)
最初二十歳前後に観たときには、暗いばかりで、なんとも思えなかった。ところが、三十越えてふたたび観たときには、うちのめされるように感動して、どうしようもなかった。うちのめされるという言葉が、まさにふさわしかった。みなさんも三十、四十越えてから、もう一度観てみてください。
[映画館(字幕)] 10点(2005-09-19 03:28:44)
128.  下妻物語
ううむ、新しい日本映画だ。作りが昔の唐十郎のテント演劇のようなところもあって、よろしおました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-19 03:09:22)
129.  隠し剣 鬼の爪
もう皆さんの言うとおり、前作の二匹目のどじょう、緊張感のなさ。おそらく松竹映画風喜劇の要素をこんどは入れたのが失敗だった。せっかく永瀬正敏が出色だったのに、残念だ。なるほど、松たか子はたしかに田舎的ではなかったが、魅力的だった。しかし、ラストの運びは身分制の時代とはいえ、あれでよかったのかねえ? たぶん山田洋次の作品の意図は、時代劇に借りた勤め人サラリーマンの悲哀というところとおみうけするが、これは現代の映画なのだから、いまさら身分の違いということを最後まで保存してしまっては、作品全体が浅くなるというものだ。
[DVD(字幕)] 7点(2005-09-19 02:59:14)
130.  血と骨
迫力とインパクトはあったけれども、崔洋一の演出は、ほかの作品同様、ケツの穴を目の前につきつけて、どうだというような、悪趣味なところがあるので減点。
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-19 02:31:08)
131.  世界の中心で、愛をさけぶ
TV版と比べて、主人公たちに好感がわかず、うじゃじゃけた感じがして、こちらも突き放して観ることができる。こちらのほうがある意味現実的なのかもしれない。なので、TV版を観てどうしようもなくやるせない気分をひきずりながら、すぐあとでこの劇場版を観ると、「なぁんだ、本当はこんなんだったのか」と思うことができて、救いになる。けれども、こちらはもう一度みたいとはとうてい思わない。
[DVD(字幕)] 3点(2005-08-29 06:56:16)
132.  馬鹿まるだし
皆さんと違って、私は山田洋次の最高傑作だと思う。「馬鹿」の荒々しさとやさしさ、危ないところと人の良さ、生真面目さとはちゃめちゃさが、実にペーソスをなしていて、極上だ。『寅さん』も初めのほうはそうした性格が出てたけれども、しだいに荒々しさを失って、国民的アイドルとして品良くなりすぎていった。それにテキ屋という危ないところのある設定が、もう時代に合わなくなっていたと思う。それに比べて、ここにはまだ戦後のどさくさ時代のバイタリティがあって、「馬鹿」の生き生きする余地があった。ハナ肇の油っこいところがすばらしい。それに渥美清もちょい役で出てくるが、実に生き生きとしていた。 桑野みゆき(小津安二郎『彼岸花』の娘役)も素敵だった。
[地上波(字幕)] 10点(2005-08-07 04:39:34)(良:2票)
133.  茶の味
無演出の実写かと思わせるような自然な演技と、ぶっ飛び幻想が同居する、なんとも新鮮な映画。現実も夢まぼろしも、生きられるままに描く、これぞまことの「チョー現実主義」。田舎生活者でありながら、登場人物がどれも農民やら漁民など「常民」でないところも新鮮だ。それに、題名ともども、小津安二郎をほうふつとさせるシーンが出てきて、うれしい。
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-25 16:47:27)
134.  鉄道員(ぽっぽや)(1999)
降旗康男の高倉健ものは、どうも心底好きになれない。なぜだろうと考えてみると、あまりに思い入れ人情たっぷりで、逆に退いてしまうからだ。音楽も「泣かせ」が見え見えで、チープだ。でも、これはそのうちで最良で、許せた。自分自身が少年時代、鉄道ファンだったこともあるのだろうが......。
7点(2005-01-10 01:23:26)
135.  ナビィの恋
日本映画には数少ないミュージカル映画の傑作。小林薫主演の沖縄映画『ウンタマギルー』(1989)もミュージカル仕立ての傑作だった。どうして沖縄映画だとミュージカル調がこうもはまるのだろう。これは結局、いわゆる本土では津軽あたりを除けば、われわれ自身の生きた民謡、フォークミュージックを失ってしまっているのだ、ということに気づいて愕然とする。この映画にでてくるアイルランド人が演奏するのが、ケルト・ミュージックだというのも意味深だ。
10点(2005-01-02 05:28:08)
136.  嗤う伊右衛門
蜷川幸雄さんというのは、演劇では超一流かもしれないが、映画の作り手としては二流としか思えない。演劇と映画ではちがうのだ。
4点(2004-12-07 03:08:44)
137.  半落ち
皆さん同様、樹木希林の出色のピカイチ演技に感動したので、いちおう6点入れますが、あれがなかったら、もっと点数は低かった。なぜかというと、「半落ち」を続けなければならない理由がよくわからんのだ。整理してこの映画が言っていることをまとめれば、「アルツハイマーで魂をなくして生きるくらいなら、臓器移植のドナーになりましょう」と言っているのではないのか?それではさすがに言い過ぎと思ったのか、「魂をなくして生きる」者に生きる価値がないかどうか、誰にも「裁くことはできない」と良心的判事に言わせて、主張をぼかしてしまった。だから、結局この映画は「泣きのための泣かせる映画」にすぎなくなってしまった。「ああ、泣いたな」という記憶しか、あとに残らないのではないですか。アルツハイマー者の描き方にも疑問が残る。彼らは「魂をなくした」ということなのだろうか?
6点(2004-11-08 04:36:22)
138.  ラスト サムライ
勝本のモデルが西郷隆盛だというのは、表面的な設定上のこと。本当は『王様と私』のユル・ブリンナーだ。『王様と私』も史実からするとむちゃくちゃな映画だったが、これもまたそうだ。結局、アメリカ人のアジアを見る視線は、半世紀間も変化なし。この映画も、根本の視点として目新しいことなし。のっけから、銃を使うのはサムライの恥だなどと......。信長の時代には日本は世界きっての銃大国だったことぐらい知っているだろう。本当は知っているくせに、アジアはこうであるべきだという願望に近い視点が、なかったことにして無視するのだ。というわけで、2点でもよかったが、渡辺謙は好きな役者だし、彼を世界に知らしめた功績に2点加えて、4点。 しかし、勝元の死からラストのあたりは、映画として良かったので、2点加えて、6点。
6点(2004-09-10 07:20:57)
139.  青春デンデケデケデケ
大林宣彦のベストワン。ところで、寺の息子役、大森嘉文はデータベースで調べると、これ一本しか出てないようですが、こんな素晴らしい役者、どうしているんだろう?  ─追伸:大森嘉文は大森嘉之の名で、「トキワ荘の青春」、「難波金融伝」などなど、出演作多数なのがわかりました。そりゃ売れっ子になるでしょうね。
10点(2004-09-08 02:43:43)
140.  ひまわり(2000)
(黒澤明『生きる』+フェリーニ『世にも怪奇な物語・第三話』+大林宣彦)÷行定勲 というようなところですか。若手俳優たちが皆自然な演技でよかったですね。
7点(2004-05-17 01:15:46)
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