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コメント数 1504
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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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41.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 
原作未読。メインの三人は華が無くハイティーンらしく大騒ぎするだけで、ストーリーも常に時間に追われるように駆け足なので大雑把にしか映らない。ロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターなどは非常に綿密な撮り方で重厚さを感じたが、こちらは物凄く軽く薄っぺらい。メデューサ討伐もあっさり風味でアレで満足してたら、レイ・ハリーハウゼンの「タイタンの戦い(1981年版)」なんか失禁&失神モンです。それからエンドロール途中の一緒に暮らしてた臭いオッサンを石にってのは、物凄くナンセンスで感性を疑うわ。あまり考えず、ギリシャ神話の神々や怪物を出してみただけの上辺だけファンタジー風にした先駆者の後追い二番煎じ企画でしかないなって感じ。大味ぶりがアメリカらしいと言えばらしいけど原作は面白いのかなぁ?シリーズ化する気があるならもっと作り込まないとダメだな。 まぁ荒井注の往年のギャグが聴きたい人はどうぞ。
[映画館(字幕)] 2点(2010-02-26 22:36:09)(笑:2票)
42.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 
昨今リメイクが多いハリウッドですが、改めてサム・ライミのセンスの良さが際立ってしまったな、という内容ですね。時代とともに予算も表現力も上がってるはずなのに遥遠く及ばない。オリジナルであった数々の奇抜さが全くないし、とてもはらわたの死霊と呼べるような存在ではなく他の映画で既視感のあるただの悪霊にすぎない。カラーコンタクトを入れて血塗りメイクして、「ニヤっ」とすれば怖いとでも思ってんでしょうかね。ただグロいだけのゴアシーンを含めたありきたりで凡庸な演出と、無駄に現代風の症例をねじ込んだ兄妹のしょうもない話もことごとく失敗に終わっていて、『死霊のはらわた』のリメイク作品としてではなく、オリジナル作品として見てもイケてないです。つい最近、怪しげな儀式をしましたよ、的な地下室の風景を見ても、普通に薬抜き生活を進めているトコなんか感性の鈍さ以前の問題で萎えるし、よくこの脚本で撮ったな。サム・ライミ自ら引っ張ってきたというこの監督は脚本も兼ねていて、何を勘違いしてるのか強気なコメントをしてましたが、本人的にどこら辺が凄いと思ってるんだかさっぱり分かりませんね。 最後にブルース・キャンベルがファンサービスで顔見程度に出てきますが、元気なうちにとっとと4を撮って欲しいな。スペルで肩慣らしは済んだでしょライミ。
[映画館(字幕)] 2点(2013-05-05 21:57:13)(良:2票)
43.  メン・イン・ブラック:インターナショナル 《ネタバレ》 
予告編からしてダメダメ臭しかしませんでしたが、主役二人の華でそれなりな印象。クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンは『マイティソー バトルロイヤル』での共演もあってか相性も良さげだった。子供の頃にエイリアンに遭遇しMIBに憧れ続けていたモリー(新人エージェントM)とロンドン支部のチャラ男風ヤリ手エージェントH、上司にはリーアム・ニーソン演じる伝説的エージェントのハイTやHのエイリアンで元カノ武器商人のリザ、他の惑星から来た双子の殺し屋など面白く出来そうな要素はたくさんあった。しかし、MIBっぽいだけであまりイケてないのが難点。「Hは変わった」と言っていた警備対象のヴァンガスの振りがあったにもかかわらず、そこら辺はスルーされたままで終わってしまうしHのキャラは中途半端だったな。ハイTにニューラライザーをされたのであれば、ただ単に記憶を消されただけだしね。クリヘムはコミカルな方向へ行きたがってるのか分かりませんしやっても良いと思うんですけど、キメるときはキメないとカタルシスもないし面白くないですね。なので、チャラチャラしつつも凄腕設定なはずのHは目の前で暗殺を許したりボコられまくったりするし魅力があるようでなかった。それでいてMを持ち上げるわけでもないし脚本演出全てで見せ場も盛り上がるトコもないし、もったいないなという作り。お馴染みのニューラライザーは良いとして、MIBのアイテムや武器や専用車などは凡庸で目新しいモノは一切なく、シリーズのお約束にも思えないほどビジュアル的にも性能的にも安っぽかったし、改めて1はセンス抜群だったなと思いました。 
[映画館(字幕)] 5点(2019-06-15 14:16:45)(良:2票)
44.  電人ザボーガー
オリジナルは多少知っている程度で特撮モノはだいぶ長い間見てないですね。この作品の噂は知っていて、今さら『電人ザボーガー』ってどうなんだろう、と思ってましたが、知り合いから前売り券を貰ったので観に行きました。 OPのシグマとミスボーグの暴れっぷりからタイトルバックと主題歌、最初のバトルへの流れからして昭和特撮らしい熱さが全開で素晴らしい!特撮を見て育ってきた日本男児なら、この初っ端でニヤニヤしっぱなしでしょう。抜群の音楽、主題歌と止め画のカット割りがマッチしていてテンション上がりましたよ。主題歌、挿入歌はオリジナルのカヴァーですが、やっぱ昭和のアニメや特撮の曲は燃えるモンがありますね(良い場面でオリジナルもかかります)。 全体の3/5はあったような青年期が特に良かったです。青年期の大門を演じた古原靖久はゴルフの石川遼クン似ながら、「電ッ人ッ!ザボ~ガ~ッ!ゴ~ッ!」という熱血な掛け声や無駄に力が入ってる熱い口調、見得の切り方、アクションが様になってて「良いねぇ(笑)」と思ってたら『炎神戦隊ゴーオンジャー』という戦隊モノに出演してたそうでなるほどな、と。熟年期の大門役の板尾はあまり好みな人じゃないので、なんで主演できるんだろう?、と思いつつ見てましたが「喪失と再生」がなんで、完全負け組の枯れた役をやるにまぁアリなのかなとも思ったり。でもダウンタウン系の番組でコントをしている板尾に見えてしまうんだよなぁ。難点を上げれば監督の好みらしきグロとギャグがちょっと観る人を選びそうかな。まぁそれを引いてもオリジナルへの愛に満ち溢れている作品ですね。エンドロールも絶対に見るべし。
[映画館(邦画)] 8点(2011-11-01 22:31:15)(良:2票)
45.  ペット・セメタリー(2019) 《ネタバレ》 
原作未読。原題『ペット・セマタリー(Pet Sematary=ペット霊園)』で霊園の本当の綴りは『Cemetery』。作品内でも説明されるように子供らしい綴り間違いを表してるワケですがこういう表現は日本だと難しいですね。英語圏以外ではどういうタイトルにしてるんだろう。 1989年版をリメイクした今回はだいぶストーリーを変えていて、ただのひねりのないホラーになっているのでオリジナルの方がはるかに良い出来だと思いました。事故で担ぎ込まれ主人公の前で亡くなりその都度忠告に現れるとぼけた感じで気の良い霊パスコーや隣の家の物知りおじいちゃんジャド(ジョン・リスゴー久々に見ました)関係なんかはだいぶ希薄になってるし、主人公一家の家族愛やその後に迫られる様々な選択やそれへの葛藤もグッとくるものは無かったです。そもそも事故死するのを姉にしていてるのは大失敗ですね。未見の方もいると思うので詳しく書きませんがオリジナルを見てみることをお勧めします(と、書いたところでオリジナルの私のレビューを見たら手抜き一言で点数も7点だったのは我ながらびっくりしましたw)。
[映画館(字幕)] 4点(2020-01-20 19:43:01)(笑:1票) (良:1票)
46.  クジョー
凶暴化したのが、チワワだったらなんてことないと考えてしまう。セントバーナードは怖いな。日本なら土佐犬。
5点(2003-10-31 00:52:00)(笑:2票)
47.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 
SWは小説など読んでおらず映画EP1-8およびローグ・ワンとハン・ソロしか観ていません。 オープニングロールでいきなり『パルパティーン復活』と出て吹きましたが、世界中から叩かれたEP8の敗戦処理というか軌道修正に躍起な感じでしたね。ただ、それが良く出来ているでワケでもなく、EP8じゃライトセーバーを投げ捨てたルークが「武器には敬意を払え」とか、ローズ「ここに残れと言われた」とか、パルパティーン「見よ、このざまを」とか笑いましたけど常に「いやいやいや」という突っ込み状態でした。場面転換も荒いしやたら矢継ぎ早にアッチ行ったりコッチ行ったりしてるし絵面しか考えてないので落ち着きがなく見づらかったです。レイとカイロは異常にフォースが強力になっていて輸送船を引っ張り合いパワー合戦した挙句にレイがフォース・ライトニングを出して爆発炎上させるトコなんかドン引きでしたね。それが後々判明するパルパティーンの血筋という伏線にしろやりすぎ感は否めなかったです。そこで「チューイを殺してしまった!」と大騒ぎしてたらすぐ次のシーンで相手の母艦に連れてこられてるチューイが出てくるし、禁じられているシスの古代文字を解読するため改造(いままでの記憶メモリを初期化)するC-3POも浪花節風でしたがR2-D2が難なく復元してるし、あげるとキリがないくらい脚本も構成も編集も変だった印象。治癒能力まで見せるなど相変わらずフォースは何でもできちゃう万能な存在で神さまレベルだし、やたらと目立つ配置のポリコレ含めてもうちょっとさじ加減を考えて欲しかった。スカイウォーカーの夜明けでしたが血筋絶えちゃったので落日だったな。エンドロールのメドレーは感慨深かった。 まあこれで修正できたと思えないし次がどうなるんだか。船頭をしっかりしないとスター・ウォーズという大看板を手に入れてもどうなるかわからないですよディズニーって感じな三部作でしたね。
[映画館(字幕)] 3点(2019-12-20 21:28:28)(良:2票)
48.  マトリックス レザレクションズ 《ネタバレ》 
予告は良く出来ていましたが、やたらと過去の映像を挿入したりメタ的な内容になっていて製作者のお遊びというか楽屋落ちというかセルフパロディのような作り。最先端を行っていたようなカット割りの良いアクションや音楽などのキレの良さは一切見えず、ガックリするようなオチになってるわで萎えました。ゲームの会議なんて寒気がする内容だったし、結局、ネオって何だったのって感じですね。レボリューションズの酷さが緩和されるかと期待してましたが寝た子を起こすような真似はしない方がよかったな。 あと、映画の内容に関係ありませんが他の作品のように通常版+αだろう(コレが失敗)と思って特別版パンフレットを買ってみたのですが、読みたかったキャストや監督やスタッフのインタビューが無く、キャラ紹介や用語解説がほんの少し載ってるだけ。(まあ元ネタの監督といえるが)なぜか押井守のインタビューが長々とあったり、知らないライターによるシリーズのコラムがコレでもかコレでもかと満載な一冊になっていて1,800円。「なんだコレ」と思って調べてみたら通常版と特別版は内容が全く違っていて、通常版は今作だけの内容でキャストやスタッフのインタビューがあるそうです。特別版なんて表記じゃなくマトリックス解読本って表記にしてもらいたかったですね。映画も酷いけどパンフも酷いなと思いました。
[映画館(字幕)] 3点(2021-12-17 22:55:38)(笑:1票) (良:1票)
49.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
原作未読。刑事を辞め大学で心理学を教えている高倉と彼を支える明るい妻が怪しい隣人に翻弄されていくお話。 香川照之は硬軟自在で言葉巧みに高倉の妻康子に接近していく底知れない隣人西野を不気味に演じていたけど見どころはそれくらいだったかな。まあそのサイコパス西野も目を付けた人間の心の隙間をついて洗脳し支配下に置いていく描写はほぼないため脳内保管をしなければならず、謎の薬をブスブス打ちまくるだけなのは特異性も薄れるしうーんな感じですけどね。 西島秀俊演じる主役の高倉はトラウマのある元刑事で犯罪心理学者ながら興味を持つと周囲が見えなくなるという致命的な性質を持っている。それで一家失踪事件にのめり込んでしまい隣家や隣人の異様さや妻の変化には全く気がつかない。とても捜査一課の元刑事と思えない洞察力の無さだし喜怒哀楽が薄く西島の平坦で一本調子な演技もあってか自業自得に陥るただの無能にしか見えなかった。 高倉の妻康子、旦那に不満があるも何も言えず内に秘める事で西野につけこまれる。ただその不満も描写がほとんどないため洗脳完了後の高倉に対する癇癪が唐突にしか見えない。それに初対面だった西野の態度を不快に思いながらも翌日には忘れたかのようにあえて関わっていくという意味不明な人で、甘い顔をされるとどこまでも信用し乗っていく良いコトをした気になっているお人よしな詐欺にかかりやすいタイプとしか思えなかった。 高倉に未解決事件を持ち込んだ後輩刑事野上と警視庁の刑事谷本。刑事は2人で行動するもんだけど毎日どうやって上司に理由づけして行動してたんだろう。野上は西野の正体に気がつきながらも何も考えずに家の奥へ入っていく辺り刑事としての嗅覚の鈍さや危機回避能力の低さを感じたし、とってつけたような借金設定は唐突感もあった。谷本は失踪した野上のPCを調べても何も出なかったと言った辺りで西野の仲間なのかと思ったら、西野家地下に単独で入って行った挙句にとんねるずがやってる落とし穴並みのバレバレな穴に落ちるというただのアホな人でずっこけた。西野の娘澪が逃げて来てひと悶着するトコもそうだけど警察嫌いなの?ってくらい警察関係は間抜けに描かれている。ここまで主要登場人物の行動に違和感を覚える映画もなかなか無い気がする。整合性にはこだわらないけど限度ってものがあるし「物語をこういう流れにしたい」と考えたにしろもう少し辻褄を合わせる努力をすべき。何かやるたびに出川の「お前はバカか?」が何度も脳内に浮かびました。 原作者のインタビューを読んだら映画はかなり変えてあるそうですね。普通の人は映画なら見る機会もあるだろうけど小説はあまり読まないだろうから可哀想だなとしか思えませんでした。監督は黒沢清で西島秀俊、竹内結子、香川照之と出来る人は揃っていてカメラワークや映像は良くて雰囲気抜群なんだけど残念。
[映画館(邦画)] 2点(2016-06-22 19:21:39)(良:2票)
50.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
直球な差別用語の連発は語弊があるが分かり合えた仲間同士では粋であり、今まで演じてきた「頑固一徹・俺が正義なタフガイ」キャラは相変わらずで集大成と言える作品。でもそれでいて意固地に凝り固まっているわけでもなく、人種差別主義者で偏屈で頑固者だったはずが、ユーモア溢れる姉、軟弱な弟をはじめとしたモン族と打ち解けているあたり柔軟性もあった。モン族に古き良きアメリカというか、殺伐としている今の世の中が忘れた温もりを感じたのだろう。言葉は通じなくても心は通じるんだな。 星条旗を掲げてましたが、颯爽と力強く風になびく描写はなく、力なくただ垂れ下っていたのは今のアメリカを象徴しているようだった。それに対し昔の強いアメリカ時代の象徴のようなグラン・トリノ(希望)を託すのが、主人公に男を学んでいたあのモン族の少年。国を憂いむ老兵から新時代、新世代へのエールか。 これまでのイーストウッド作品を観てきた人には、【ケリのつけ方】が=イーストウッド(ヒーロー)の最後と見えてしまうだろう。自分の正義を貫いてきた男の最後が十字架を背負ったキリストのような散り方。お見事だった。 主人公とイーストウッドが歩んできた道が凄くマッチしていて、脚本家はイーストウッドに捧げたのだろうか?と思いましたね。ここ数年は人生を達観したかのように贖罪をテーマにした作品が多いが、自らがこのような役を演じたのは役者としてもケリをつけたのか?と思うと寂しい。
[映画館(字幕)] 10点(2009-04-27 21:16:53)(良:2票)
51.  ホーホケキョ となりの山田くん
おじゃまんが山田君の方が面白かったかも。
4点(2003-10-13 01:46:04)(笑:2票)
52.  ソウ5 《ネタバレ》 
5を観る前に1~4を復習しました。新作の度にシリーズで起きた事の内情が次々に明るみに出てきますが、改めてこのシリーズは脚本をよく練ってあるなぁと思いますね。ジルが見た箱の中身は?ホフマンの机にメッセージを置いたのは誰?アマンダの他にホフマンがいた様に結局ジグソウの真の後継者が?など、またもや謎が色々と出てきてしまったワケですが、作る度に衝撃度は無くなっているものの相変わらずカット割りや演出面を含め盛り上げるのが上手く質は高いです。先が気になりますが年一作の連続ドラマのようなモンなのが残念。今作5と次作である6をまとめて一本、って感じで観ないと判断し辛いですが悪くなかったかな。 それにしても中盤辺りに出てきたジグソウは(回想だけど)人間心理を全て見透かしていて神ですね。相当なドSでしょうけどSMクラブやホストでもやってれば大儲け出来たろうな。まぁ道を誤りましたねぇ。 今回もよく考えたなと思う面白いトラップが登場しますがストラムが助かったヤツは「1USG(約3.8LTR)くらいならたぶん飲めるな」とか、血を5LTR入れるヤツは「おしっこすれば血は少なくて済むのに」と短絡的な思考な私は思っちゃいました。恐らくそんな浅はかでお馬鹿な思考はジグソウはお見通しでしょうけど。ラストの屈辱と後悔の念が渦巻くストラムが壁に挟まれ圧殺、ってのをガラスケースの中からお約束の最前列で観戦ってのはなかなかでしたねぇ。6も期待します。
[映画館(字幕)] 6点(2008-12-02 20:23:00)(良:2票)
53.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 《ネタバレ》 
指輪物語と比較されてしまうのはしょうがないかな。こちらはちょっと低年層向けで時間も短めのせいで、ずいぶんと演出的に補足が無いので解り辛い。せっかくファンタジーの世界が舞台なんだからCGを増やせとは言わないが、もうちょっと映像的にも楽しめる物が欲しかった。神秘のアイテムとやらをサンタクロースに貰うってのもアレだったが、全く説明通りに使えないのが更にアレだったな。あ、薬は言ったとおりだったか。題材が良さ気だけに勿体無い作り。まぁそこそこ無難だけど、ディズニー名義じゃない方がもっと良い作品に出来たかもな。
[映画館(字幕)] 5点(2006-03-24 22:19:36)(良:2票)
54.  ワンダーウーマン 《ネタバレ》 
外界から隔てられたセミッシラ島で暮らし日々鍛錬に明け暮れるアマゾン族とお姫様ダイアナ。そこに墜落してきたはじめて見る男と追ってきたドイツ軍。当然のようにアマゾン族があっさり撃退かと思いきやなぜか小銃ごときで次々と殺られ最強の戦士と呼ばれる将軍までがダイアナを庇って銃弾1発で倒される。「え?ワンダーウーマン程じゃないにしろ強いんじゃないの?」と思ったのは私だけではないでしょう。そういう違和感がワンダーウーマン自身やストーリーにも多数あって設定や演出が上手く出来てない感じを受けましたね。アレスを倒せば争いは終結すると信じて行動し、そうはならない事を知り一度は人間に失望するもののスティーブの自己犠牲を見て人類愛に目覚める流れは悪くはなかっただけにもうちょっと練って丁寧に作って欲しかったな。 「バットマンvsスーパーマン」で颯爽と現れダメダメな雰囲気を吹っ飛ばして全部持って行ったワンダーウーマンでしたが、今回の単独映画も同じ感じですね。演じているガル・ガドットの魅力のおかげでもっている感じ。ブレスレットで弾丸を弾いたりクロスして吹っ飛ばす絵面はとても凛々しくてカッコ良く、初めて見るロンドンの世界や人々に興味深げに触れる姿はキュートだった。第一次世界大戦が舞台とはいえ、いつものDCの暗い世界観の中ですらパッと雰囲気を変えるのは凄い。スーパーマンですら暗くしちゃったし、DCは彼女次第だなとつくづく思った。
[映画館(字幕)] 6点(2017-08-29 22:19:52)(良:2票)
55.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 
ジェレミー・レナーはアスリート然とした佇まいといい、面構えといい、キレのある動きといい、ボーンの新シリーズの主役としては申し分ない。ボーン三部作で見せたキレのあるアクションと臨場感抜群のカメラワークは今回も一応は観るコトができるし、ストーリーもわかりやすい。ただ、相手側首謀者との対決も無く知力を使うようなシーンもほぼ無く、送り込まれた同じ系統の暗殺者は見た目も能力もダメダメという情けなさで盛り上がりに欠ける。いかんせん薬で超人化したという設定が引っかかるな。ボーンはトレッドストーン計画で本作の主人公アーロンはアウトカム計画と違う計画ではあるが、三部作で薬の話など一言もなかったのにジェイソン・ボーンも薬を使っていたかのようなセリフもあったし、しょうもない後付け設定を考えたもんだな、と。アーロンだけならよしとするが、ボーンも一緒くたにされちゃ、これ以上ないくらい綺麗にまとまった三部作が汚された感がありますね。 名曲『Extreme Ways』もカタルシスが無いし使って欲しくなかった。
[映画館(字幕)] 4点(2012-10-02 21:18:29)(良:2票)
56.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
なかなか重厚で見応えありました。つねに死と隣り合わせの危険な現場で活動しているCIA工作員、遠く離れた安全な場所で指示を出すだけの上司。まんまサラリーマンに当てはまりますね。現場を知らんくせに偉そうに能書き垂れられるとねぇ(しみじみと)。 現場で地道に活動しているのに肩越しに上司が作戦を展開、しかも仲間の助手すらそれを自分には教えない。上司にとっては駒に過ぎない自分の存在意義を疑問に感じてしまいますね。 地元の局長ハニに根回ししてたら直属の上司ホフマンが勝手に作戦を展開しハニの怒りと失望を買う。ハニには「嘘をつかない」と宣言しておきながら、今度こそとホフマンと練った作戦を教えず出し抜こうとし失敗。組織にバレてアイシャを連れ去られ、自らと交換のため連行され処刑されかけるところを、ハニが恩情をかけ事前に潜伏させていたスパイにより指導者逮捕のついでに助けられるという失態。実はハニがすべて裏で操作していたというオチは上の人間のさじ加減でどうとでもなるサラリーマンの悲哀を感じた。 誰に従い、誰を欺くか。アッチを立てればこちらが立たず的なモンですが、いやぁホント現場って大変ですねぇ。給料上げてください。
[映画館(字幕)] 7点(2008-12-21 22:52:14)(笑:1票) (良:1票)
57.  東京ゾンビ 《ネタバレ》 
原作未読。シュールなおバカ映画ですが、主演の二人がめちゃくちゃ良い味出してます。序盤はテンポや演出など悪く感じましたが後半は良かったかな。それにしても思い込みがハゲしいんですねぇ。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-19 20:27:08)(笑:2票)
58.  最強のふたり 《ネタバレ》 
事故により首から下が麻痺している大富豪、スラム街出身の前科者という両極端の二人の物語。実話を基にしたそうですが、コレ系はどこまで実話なのか気になりますね。 誰もが腫れ物に触れるように自分に接するため鬱積した毎日を過ごしていた大富豪フィリップ。彼の前に要介護の自分にすら遠慮なくズケズケ物を言いつつも嫌味がなく、下ネタ+ブラックジョーク上等なドリスは人間味を感じられ新鮮だったんだろうな。介護人がいないと何もできない自分も人間らしく対等に扱うドリスによって心が満たされていく描写はとても上手く、素直にいい話だなと思えました。なので、どこまで実話なんだろ?と思っちゃうんですよね。どうなんだろ。 音楽も効果的かつ抜群にあってて、冒頭の『アース・ウィンド&ファイアー』の名曲『セプテンバー』でノせられてしまった感もあるかな。 フィリップを演じたフランソワ・クリュゼ、ドリスを演じたオマール・シーの満面の笑みを見てると心が洗われるようですね。ふたりが揃えば無敵。まさに『最強のふたり』でした。
[映画館(字幕)] 8点(2012-09-22 22:36:51)(良:2票)
59.  クリード 炎の宿敵 《ネタバレ》 
前作のヒットから二匹目のドジョウでドラゴ親子を設定したのは安易だなと思って観ましたが、ロッキー戦の敗戦から不遇な人生を送っているドラゴや息子それぞれの悲哀や苦悩が十分に感じられたのは良かったです。が、最終的にはたいしてクリード&ロッキーと関わりもなくあっさりと親子共々退場させ救済が一切ないし、難聴設定のクリード嫁を思い出したのか赤ん坊までそれを受け継がせる意味も分からなかったし、色々とネタを詰め込みすぎて散漫になり薄くなっている印象。主役が黒人というのもあってかブラックミュージック満載だし黒人上げの風潮に乗っかってる今どきの作品ですね。その弊害かロッキーシリーズのような盛り上がる音楽もなく、試合も見せ場がなく淡々と予想通りな展開が続いていくだけだったな。クリードの物語にしろ『ロッキーのテーマ』くらいはきっちりと見せ場で流せば良いのになと思いました。前作からして恵まれすぎていたクリードにはあまりノレなかった口ですが今回も同様。ロッキーは負け犬が諦めずに努力して這い上がる物語でしたが、クリード関係はキャラクターが現代っ子らしく全てにおいて軽いのが難点。せめて「全てを取り戻す」と執念を燃やしていたドラゴ親子にもっとフィーチャーした方が良かったと思う。良い味が出ているロッキーとドラゴの枯れ具合だけが見どころ。
[映画館(字幕)] 5点(2019-01-16 20:08:14)(良:2票)
60.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
北野作品では初の続編となりましたが、たけし曰く2と付けるのは嫌いだとか。『ビヨンド』には『~の先』『~の向こう』などの意味があるそうで、今回は前作『アウトレイジ』の向こう側のお話、というわけですね。前作の生き残りである各々への落とし前という作りですが、前作の濃厚で見応えのあるやり取りはほとんど無く、なにかある度にワンパターンの銃乱射で末路を描く事の繰り返し。東西を代表する暴力団同士の抗争ながら、関西側の一方的な処刑とも言えるアッサリした結果ばかりに終始するので飽きがきますね。詰将棋みたい。韓国系の人らもおさわり程度だし抗争の場の構築までに時間が掛かりすぎで脚本と演出がイマイチだった。あと、これも狙ったというリズムのない音楽も残念。せめて予告編で使ってたようなメインになるテーマ曲風なモノは入れた方が作品として引き締まったのではないか。 一番残念だったのは大友を裏切り二代目山王会の若頭にまで出世したインテリヤクザの石原の扱いかな。神経質で子犬のようにキャンキャン吠えるばかりで前作のような他者を見下す冷淡さ冷酷さがない。子供が癇癪を起こしてるようで凄みも怖さもなく滑稽にしか見えない。たけしによるとソレを狙ったようだけど、あまりにも過剰な演技で浮いて見えてしょうがなかった。前作のイメージのままの方が良かったと思う。関西ヤクザ勢では西田敏行が出てますが名前だけって感じで有り難みがあまり感じなかった。その代わりに隣に並び立っていた塩見三省の『どうみても本職』な面構えと恫喝にはビビりましたけども。 東西のヤクザ界を転がす役として小日向文世演じる刑事片岡はズバ抜けて存在感がありました。ヘラヘラとしながら相手を値踏みし狡猾に立ち回る。一番悪いのは国家権力を傘に好き放題してヤクザ界をかき混ぜてたこの人でしたか。大友のケジメのつけ方には納得ですね。
[映画館(邦画)] 6点(2012-10-08 22:04:36)(良:2票)

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