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おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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1.  悪人 《ネタバレ》 
ウェブ予約をしたときから上映館がデカい場所だということはわかっていたけれど、入った瞬間「あちゃー」。デカすぎる。今さらだけど、この作品は場末の、席がひしめきあっていて、少しすえた匂いでもしそうなくらいの場所が似合っていそうだけどもなあ・・と。仕方ない、賞をとっちゃったんだものねえ・・と。さて。作品は文句のない傑作だと思います。原作者の参加した脚本は、どのシーン、どのセリフにも無駄がなく、周囲の人々の描き方も丁寧で、映像でしか表せない数々のいいシーンもあり、悲しく苦しいけれど逃げ出したくなることはなく、いい意味の緊張を強いる、やっぱり傑作だと思いました。純文学の味わいもありながら通俗小説の趣きもあるので、観客によって色々な見方が生じそうな点でも、やはり傑作と言えると思います。但し文句が一つもないわけではありません。久石譲の音楽が少々抒情的に過ぎるような感想を持ちました。美しすぎ。シーンによっては音楽が前に出過ぎて、ジャマな気がしました。・・・・とまあ、こんな感想を持ったわけですが、家に帰って、吉田修一の小説はすべて読んでるというムスコに聞かれるまましゃべっていたら、もう一度見に行こうかなあ、今度はもっと小さな映画館の、もっと端の席を選んで・・という気になりました。この映画に限りませんが、宣伝の仕方を間違えていると思うし、その影響で映画そのものを真摯に見ることを妨げる要素がありすぎたと思うので、もう一度シンプルに映画そのものを見てみたい気がします。<追記>おー! ほぼ同時刻に投稿した方もやはり宣伝に文句がおありでしたか。あれほんと、ひどいですよね。しかしそれがために「もう一度見ようか」と思ってる私は、結局宣伝にしてやられてるってことかもしれませんね。やだなあ・・悩むわ。<さらに追記>自分を捨てた母にいつも金をせびっていたことも、最後の最後に彼女の首をしめようとしたことも、彼がほんとはどんな人だったかを表すエピソードだと私は思ったのですが・・・ね。衝動的に破壊してしまおうとして手をかけたわけではなく、彼女が罪に問われることなく完璧な「被害者」として元の生活に戻れるように、としたことでしょ? その後の彼のしぐさがその証でしょうに、と思うけど、それが「表現」として観客に届いていないのであれば、ダメな表現じゃん!と思わないでもないですが・・。<さらにもう一度追記>最近のTVドラマで何回か満島ひかりを見たとき「どこかで見たなあ、どこだっけ」と思いつつ、後から気付きました。役の個性を演じきっていた彼女は、若いけどなかなかあっぱれな役者ですね。これからがさらに楽しみな人だと思います。
[映画館(邦画)] 10点(2010-09-17 10:19:16)(良:1票)
2.  アメリ
私は好き。だけど人には薦めない。そもそもフランス映画ってへんてこりんなのばっかだと思う。だけど私はそのへんてこりんを一人でこっそり楽しむ。点数をつけるのが難しかったです。自分的には10点だけど、ということです。(04年1/4追記:TV放映を見ていた息子、途中でリタイアしました。若者には受けがわるいのかな、やっぱり)
10点(2003-03-20 20:30:32)(笑:1票)
3.  アウトロー(2012)
「見たくなる映画は最近殆どねえ」といつもボヤいているムスコが珍しく「見に行こうかな」と言っていたので、彼のカンに期待して確かめに行ったら、こりゃ意外な掘り出し物。「久しぶりに面白い映画を見たね」と友達も高評価だったので、ここでも絶賛の嵐に違いないと思って来てみたら、皆さん、辛口でビックリ! ・・・と思いきや急に高評価の方々が現れたので、ホッとしました。配役のバランスのよさ、やりすぎてない演出、嘘っぽくなりすぎてないアクション、テンポのよさと、いい点は色々挙げられるけど、一番はキャスティングですね。やっぱり俳優のよしあしで映画は決まってしまうなあ・・ということを改めて感じました。ヒロインも、設定が弁護士というとこは大きなポイントなんですから、大変クールでよろしいし、ロバート・デュバルのような茶目な表情のできるおじいちゃん大好き!
[映画館(字幕)] 8点(2013-02-12 08:19:03)
4.  悪魔を見た
「ヒアアフター」を見に行く約束の前々日になって突然に友が「その前に、イ・ビョンホンの新作、すごいバイオレンスみたいだけど見たーい!」というので、ビョン様の顔きらいなんだけど実はちゃんと作品見たことないので「食わず嫌いはいけないよね」とつきあってきました。ちなみに、何の期待もしてないからキャストもあらすじも知らないまま。あらま、そしたらチェ・ミンシクがカタキ役なんじゃん! 俄然、ワクワクしちゃいました。でも「オールドボーイ」を彷彿とさせるどころかそれ以上のバイオレンスに、肩は凝るわ、途中からはお腹がグルグルするわ、で緊張しまくりでターイヘン!  但し終わってみたらこれは、ビョン様の映画じゃなくてチェ・ミンシクの映画だったんじゃん!ということで、とりあえず私は満足。ビョン様は思ってた通り私には合わなかったしグロさ満開だから、8点はつけられないけどね。とはいえ、韓国映画は権力(警察とか軍隊とか)をオチョクルのうまいねー、で友と意見一致。→ところで投稿後、改めてスタッフを見てみたら、な、何と熱烈支持していた「クワイエット・ファミリー」の監督だったんじゃないの~!! ビックリ。うーん・・・・・7点か8点か、悩むわ~!!・・・・・やっぱり8点!!!(更新しました)
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-02 20:52:21)
5.  明日の記憶 《ネタバレ》 
夫婦像よりも、私は、退職の日に部下達が飛び出してきたとこに一番グッときました。せつなかった。役者達がみんな好演でしたが、娘夫婦にもうちょっと個性がほしかったかな。これは主にシナリオの問題でしょうか。子どもが小さくて直接にはサポートできない悲しさやつらさを織り込むと、さらにもっとリアリティにつながったのではないかと(私自身、父が脳梗塞で倒れたとき息子が1歳だったのでそういう経験をしました・・)。ほんの1シーンでもそれは表せたのではないでしょうか。それと、ラストシーンはつらすぎたので、冒頭のシーンのリフレイン(か冒頭のシーンをラストにもってくるとか)にしてもよかったのではないかなあと思いました。ただ随所に、国際的な仕事をするようになった渡辺謙のセンスが感じられ、今までになかった邦画だと思いました。押し付けがましくない日本らしさが出ていると思います。何か大きな賞をとれるといいですね。 
[映画館(邦画)] 8点(2006-06-15 00:53:00)(良:1票)
6.  アラビアのロレンス
昔、女子高生3人組で映画館で見ました。 なんで見たいと思ったんだろう・・ナゾです。 でも、その日あまりに早く着きすぎてしまい、先に喫茶店でひまつぶししていたら、今度はおしゃべりに夢中になりすぎてしまい、開始間際にとびこんだら、何と最前列しかあいていませんでした。 というわけで、見終わったとき、一番最初に思ったのは「あー首が疲れた・・」でした・・(..)。  で、その次に思ったこと。ピーター・オトゥールの青い眼が美しかったです。 砂漠の波紋がとても美しかったです。  この映画の後で「ロード・ジム」で共演した伊丹十三のエッセイでのピーターの発言によると、最初のシーンはちゃんと本人が出演していて、しかも「危ないから」という理由で、撮影の最後の日に撮ったらしいです。  難しい世界情勢は、若い頃から避けて通ってきてしまっていましたが、あんがい今見たほうが、理解できるのかもしれませんね。 サイズのでかいTVに買い換えたことでもあるので、近いうちに見直してみたいと思います (あーしかし、そのリストがたまる一方・・)。
8点(2004-07-09 00:28:00)
7.  愛は静けさの中に
おーー、書き忘れていた作品がここにもあったっけ、とたどり着いたら、直前のレビュワーさま【伊達邦彦】さんも、加藤健一事務所の『小さき神の作りし子ら』をご覧になった方だったのですね。私もあなたの感想とほぼ同様です。加藤事務所の舞台を15年ほど前に見ています。映画のほうを後から見たという経緯だった記憶があります。戯曲の映画化は難しいものだと思いますが、かなりうまくいっているとは思いました。但し舞台が醸し出している「奥行き」のようなものが映画からは感じられない。これも伊達さまの感想とほぼ同じ。舞台という「場」そのものが持っている「奥行き」のせいかもあるかもしれませんが(けっこうマジでそう思う)、「距離感」が感じられないところが、残念なところですね。このテーマには欠かせない要素だったのではないか、と改めて思います。私が見たのは熊谷真実さんがヒロインを演じたものでしたが、伊達さんもそうでしたでしょうか。そもそもほかの方がヒロインを演じた、という話を聞いたことがないので、おそらく同じキャストのものをご覧になったのではないかと思いますが・・。はっきり言って本作より、「加藤・熊谷」組の演技のほうが私の胸は打ちました。熊谷さんがあそこまで名女優であること、多くの方はご存じないのではないか、と思うと、ぜひ再演していただけないか、という思いをずーっと持っています。多くの方に、映画もぜひ見て頂きたいし、加藤事務所の再演もぜひ期待したいところです。
8点(2004-05-13 23:56:59)
8.  赤毛のアン〈TVM〉(1985)
中年を少し過ぎた二人暮らしの(気むずかしい気性の・・ここがミソよね)兄と妹が、働き手として孤児をもらおうとしたら、なぜか手違いで女の子がやってきて、最初その子はまた孤児院に戻されそうになって・・。しかしほだされた兄妹は想像だにしなかった、アンという少女との生活を始めていく・・という出だしから、ささやかながら上質なサスペンス、センチメンタルを含んでいるこのストーリー。アニメで有名なようですが、漠然とした思いこみも含め、実は本当のストーリーはよく知られていないのではないでしょうか。名作にありがちなことですが。その点、本作は、長いストーリーをよくまとめ、また本物のアンが動いている!という感じで、見事です。
8点(2004-05-11 09:04:07)
9.  アタック・ナンバーハーフ
タイトルやジャケ写真からは想像つきませんでしたが、案外さわやか。オープニングのアニメが楽しい。「つかみ」はOKね。劇中の選手たちがさしてプレイがうまくないのは、映画ということを強調したつくり? 本物らしくトレーニングするだけの時間や経費といった条件が整わないのかな? せめてたとえば苦しい練習や紆余曲折のシーン、カメラワークなどでもっと本物らしく見せたらいいのに・・・と思いましたが、ハタ、とお国柄の違いかもしれないなと。タイは「シンボーガマン」の国じゃないですよね、見るからに。あーそうかと気づいたら、後はとても楽しく見ることができました。家族、友、恋人、師弟、それぞれの「愛」の描き方がしつこくなく、でもしみじみしてて、これはやはりアジアンテイスト。ハリウッドのスポ根ものとはだいぶ趣きが違います。ゲイである息子に対して最初は葛藤もあったでしょうに、ニギヤカに嬉しそうに応援しているジュンの両親にはホロッとしました。親に冷たくされているゲイの人が見たら泣いちゃうんじゃないかな。片や嘆いていたほうのお父さん、お母さんとの対比がいい例ですが、細かいところにも目配りの利いたシナリオがなかなかよかったです。スポーツものとして見るときっと物足りないんでしょうが、むしろゲイ・ムービーとして見るべき作品ではないかと思います。オナベだけどマッチョじゃない監督もいい味出してました。お説教とか押し付けなんかしてないのに、笑いつつ、自分の中にもある偏見について、まじめに考えさせられました(ゲイだけどさわやか、と感じること自体、ちょっと変かな、とか。ゲイはみんな自己主張が強すぎて暑苦しい、というのも思い込みの1つですよね)。
8点(2004-01-06 15:01:21)
10.  I love ペッカー 《ネタバレ》 
ミーハーおばちゃんとしては、超・美形のエドワード君を見ているだけで「ウフフ」。彼が扮するカメラ小僧の、ちょっとぶっとんだほのぼのストーリーでしたが、実は殆ど期待してなくて、「あビデオの返却日が迫ってるー」とあわてて鑑賞。しかしこれがあんがい上出来のサブカルチャー・ムービーでした。お高くとりすました権威なんてバッカバッカしい~、ということがうまく表現されていて、笑いとしてはヒヒヒくらいでしたが、言わんとしていることに激しく共感。上昇志向とは真逆の、個性的だけどお人よしな家族も、みんなよかったですね。あの砂糖モノを偏愛していた妹ちゃんだけはどうなることかとハラハラしましたが、最後は野菜を食べながらラリっていて、笑えた。子どもの成長はゆっくり見守ってやろうよ、という案外まともすぎるほどのメッセージも隠し味に入っていたと思います。最後のオチのところで、監督は「つまり僕はこんなハッピーな少年時代をすごしたわけさ」と言いたかったんだろうな、と思っていたら、Sozeさんの書き込みに、「自伝的・・」とあったので、やっぱりな、と。きっと、ペッカーという名も、監督自身に昔ついていたニックネームなんじゃないかしら。昔の人気漫画(キツツキの)「ウッドペッカー」にちなんだ名でしょうね。それとうかがわせるセリフもあったし(そもそも原題は「ペッカー」のみでしょ。あのウッドペッカーを連想させるためにあえてつけたタイトルなんじゃないかしら。私は見てた世代だから雰囲気がパッとわかるけど、下の世代の 皆様方はご覧になっていないのではないかしら?ちょっと自分だけ得した気分。それともみんな知ってる?)。実際の少年時代の監督も、きっと過激にあちこちに首を突っ込んでは親を困らせて、それで彼らは少しでも落ち着けば、とカメラというツールを渡してやったんじゃないかな。まさかニューヨークに招聘なんていうのは監督のシャレでしょうけど、少年にとってはそれに匹敵するくらいの何かエピソードもあったかも?なんて、思わずそんな想像がふつふつと・・。私の思い込みかもしれませんが、勝手に楽しんじゃいました。ツボにバッチリはまったので、8点です。
8点(2004-01-06 00:14:00)
11.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
へえ。これってカラー映画だったんですかー。たしか高校生の頃、テレビ放送で見たきりだから、今の今まで知らなかったです。ふつうに面白い映画、と思っていましたが、もう一度見てみよっかな。〈追記:30年以上ぶりで!見ました。いやあこれは、たびたびTV放送してる「アパートの・・」よりずっと完成度が高いと思います。ストーリーのありえなさ加減、そのバランスが絶妙にイイし、彼女にバラさないで終わるラストが粋ですね。「アパート・・」は後から見てガッカリしたのですが、こちらは逆に好感度アップ。1点上げます。〉 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-21 21:44:30)(良:1票)
12.  雨に唄えば
そうかー、ただのダンス映画だと思って敬遠してた人もいるのね。そりゃ、もったいない。これは見なきゃ! あの雨のシーンも、ストーリーとあいまっているからこそ、楽しいシーンなわけだし。それと、私はジーン・ケリーの、あのいたずらっぽい表情が好き。決して立ち姿がハンサムとかかっこいい人ではないのに愛されてるのは、単にダンスがうまいからだけじゃなくて、あの表情のよさだと思うなー。
8点(2003-05-11 10:11:34)
13.  アンストッパブル 《ネタバレ》 
まあ可もなく不可もなく、といったところ。悪役の出てこない「スピード」みたいな感じで、休日ムービーとしては合格でしょう。技巧に走りすぎの昨今の作品の中では、何か妙に懐かしさを覚えるような味わいも。
[映画館(字幕)] 7点(2011-01-26 23:04:42)
14.  嵐ケ丘(1939)
見たのは小学生のとき。恋愛:イノチ!だった母がどうしても見たかったらしいです(笑)。けさ、たまたまCSで長塚京三がオリビエについて解説する番組をやっていて、ボーッと見ていたら、この映画を既に観てたことを思い出しました。その後、中学生になってからかな、原作を読んで、あれ~かなり映画と違ーうと思った記憶がありますから、それなりのインパクトはあったんでしょう。それを思うと、小さいときに親や家族がどんな映画を見せるかって、けっこう大事かもしれませんね。この作品ならまた見てもいいかな、とは思うものの、今の私にとってさして興味のあるジャンルじゃないのは、確かです。
[映画館(字幕)] 7点(2007-03-11 12:03:20)
15.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 
ニコルソンの映画は「信用買い」してしまうため、ほとんど事前リサーチしていなかった。 ところが「102」と一緒に借りてきて、オットに「どっち見る?」と聞いたら、本作の中身を知ってか知らずか「102」と言う。内心はこちらを先に見たかった私。深夜に一人で見てみた。あー一人で見ることにしてよかったー・・。人と一緒に見るのはいたたまれない作品だよ、こりゃ。 思うに、点数が開いている原因は、それも一因じゃないかしら。私も誰かと一緒に見ていたら、ブーブーと文句をたれて、もっと酷評になった気がしないでもないから・・・。  で中身は、実にアイタタ・・という作品ですが、やっぱりジャックなくしては成り立たない 稀有な作品だとは思う。老いの悲しさ、情けなさを見せつけられることはほんとに苦いけれど、見てよかった。特にあのリアルな夫婦関係は、これまでの映画ではなかなかお目にかかれなかったタイプのものですね。あの奥さんが最初に登場するシーンでたいていの人はギョッとしたんじゃなかでしょうか?(笑)え?これがジャックの奥さん?ま、まさかって(笑)。でも見ていくうちに、あの奥さんの生涯ってなかなかうらやましくなってきます。キャンピングカーのエピソードやあの車の中での嬉しそうな顔、娘の結婚式に出られなかったことを思うと、ちょっと気の毒だけれど、いい一生だったですよね。夫のダメダメぶりとのコントラストがなかなか面白いし、この作品て、途中まで色々な見方ができて面白かった。  残念なのは、終盤のダサさ。ただの「イイ話」でしかなくて、カタルシスになってない。ストーリーが悪いんじゃなくて、どう見せるか、が下手。ケレンが強すぎてもシラケますが、ここまで工夫がないのもまたシラケます。どうもそのあんばいがこの監督、下手なんだなあ。惜しいです。名優に頼りすぎて自分の仕事してないよ、という批判はやっぱりあたっていると思います。 完成度においては駄作といわざるをえませんが、ほかになかったものを見せてくれた、という部分に対して6点とします。ツボにはまれば10点をつけたくなる人がいるのも、これまたよくわかります。今までにありそうでなかった面白い作品です。  (ほかの方のレビューを読んでるうちにこれは7点だ、という気になってきました。ただのおっさんの孤独をちゃんと演じられるニコルソン、だからあなたはやっぱり偉大だー!)
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-28 10:00:30)(良:2票)
16.  アダムス・ファミリー(1991)
すごく濃い顔ぶれの家族ですよね(笑)。コメディとしてはいまいちどうなんでしょう? ブラック過ぎて、ひく人はひいちゃうんでしょうね。私はもちろん大好きですけど! キャスティング、最高! クリスティーナ・リッチの人をくったようなコマッシャクレたブキミ表情もナイス。しかしああいう役をずっとやっていた子役の少女が、順調に大人になれるのかしら?とちょっと心配していたけど、全然ダイジョウブだったみたいですね。安堵しました(←ここだけ追記。やっぱりダイジョウブじゃなかったらしいですね。彼女も子役から演じていた人特有の情緒不安定に悩んでいるらしいことを聞きました。気の毒に。立ち直ってほしいなあ・・)。ホンダのクルマのCMは、最初ホンモノが出演してたけど、途中からラウルの死去などもあって、そっくりさんに代わったと記憶してますけど、違ったかしら? 
7点(2004-01-07 17:56:18)
17.  明日は来らず
小津が「東京物語」の着想をえた作品ではないか、といわれているそうです。私は数年前にBSで見ました。原題と邦題が逆の意味なのが「?」ですが、内容を見た配給会社の人の素直な感想だったのかしら? 私は不謹慎なようですが、「東京物語」はところどころしか見てないので、比較は出来ませんが、親と子の関係性、親の都会見物に子がつれないあたり、確かに似ているところは少しあるように思いました。もっと本気で見比べたら、もっと似ているところも見つかったのかもしれません。音声の聞き取りにくさなどにはさすがに時代を感じましたが、さすが、その後に「めぐり逢い」のような起承転結のうまい作品を撮った監督だけあって、画面の構成や展開などは、とても見やすく面白かったです。まあ小津のような巨匠も完全無比にオリジナルなものを作れるわけではない、という実例ではないかと・・。
7点(2003-12-25 10:49:16)
18.  赤ちゃんに乾杯!
冒頭のゆりかごか何かの映像が、とても美しくて印象的でした。全体に、アメリカ版である「スリーメン&ベビー」ほどマンガチックではなかったような気がします。こっちのほうがやはり本物?と思いますが、見た人は圧倒的に少ないでしょうね。残念。役者になじみがないから、見てもアメリカ版のほうに親近感を持ってしまうかもしれませんが。ところで、数ヶ月前に、セロー監督が本作の続編を発表したという記事を何かで見たのですが、まだ日本上映の話は聞かないですね。赤ちゃんの20年後?のパパたちやママとの関係を描いているらしいんですけど。 
7点(2003-12-21 00:08:06)
19.  アフリカン・ダンク
あ゛ーーー、これ、よかった~。思い出しました。我が家では「トレマーズ」が気に入って、ケビン・ベーコンを見あさってた時期があったんですよ~。でもすっかり本作のことは忘れていました。細部はさっぱり忘れてますが、さわやかな印象が残っています。そのときはケビンが今みたいな怪優になろうとは夢にも思わなかったけど。
7点(2003-12-19 22:29:27)
20.  あなたに恋のリフレイン
キム・ベイシンガーが色っぽくて、大人っぽさ全開のラブ・コメ。離婚しても離婚してもまた縁が出来て、しかもまた結婚しないではいられなくなる、みたいな話でしたよね、確か。細部は忘れましたが、「ここまでやるか」的にかなり面白かったです。キムとアレック・ボールドウィンは、この共演がきっかけで結婚したはず。映画のストーリーにマジックをかけられちゃったのかな。まあ無理もないなと思うくらい、キムがカッコよかったです。歌手の役で、歌もゴージャス。見どころがいっぱいでした。アレックはこれとか「キスへのプレリュード」みたいなコメディのほうが、男っぽいドラマより合ってる感じ。体格もご面相もいい彼がオロオロするところが、笑えるのよね。あーただ、またまた問題なのが邦題。もう、中身に全然合ってない。この甘ったるい題のせいで見逃している人、たくさんいることでしょう。原題The Marrying Manに、この映画のオカシサがつまっています。(追記:HNを最近「ミーハー・・」に致しました。かんたーたさん、更新ありがとうございます。ところで、2004/03/04追記!:残念! ちっとも知らなかったのですが、彼ら離婚してしまったんですねー。アレックは今年のアカデミー賞会場にはキムそっくりの娘さんをエスコートしてましたね。アレックはほんとは別れたくなかったという話も伝わっているし、あんなにそっくりな娘さんじゃあ、いつも娘の顔を見るたび、ズキズキしてしまうでしょうねえ・・キムって罪作りな女性だなあ・・でもやっぱりステキだけど)
7点(2003-12-15 09:43:01)
020.22%
130.33%
290.98%
3212.29%
4485.22%
59210.01%
615616.97%
729932.54%
817819.37%
9727.83%
10394.24%

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