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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1504
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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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1.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 《ネタバレ》 
MCUは映画のみ追っていて原作も読んでおらず配信ドラマも一切見ておりません。 今回はロケットの物語といってもいいくらいで、初期の設定はアライグマと言われるとキレる元人間だったと思いましたが、直球の改造アライグマにしたのは正解だった気がします。幼少時のつぶらな瞳の弱々しいロケットが見る狂気の科学者ハイ・エボリューショナリーによるジェームズ・ガンの悪趣味が出たような雑改造の実験動物たちは悲哀に満ち満ちていましたし、自由を夢見ている彼女たちとの交流はかなり胸に来た方も多かったのではないでしょうか。アッチの世界に逝きかけたロケットを迎えに来たようで返すシーンは三途の川のやり取りのようでベタでしたがとても良かったです。 恋人を失った痛手から立ち直れないクイル、見かけは一緒だがタイムスリップしてきただけでメンバーとの記憶のないガモーラ、兄妹のような父娘のような息ぴったりのドラックスとマンティス、仲間思いですっかり人間的になり社長のナノテクも継承したかのようだったネビュラ、なんでもアリなグルート。メンバー全員がお互いの持ち味を発揮しつつヨンドゥも出して脇役ともども見せ場があり、各々にしっかりと新たな道が描かれているのでガーディアンズのファンは満足だったんじゃないでしょうか。エンドロールで『Come and Get Your Love』が流れシリーズの写真の数々が出ましたがとても感慨深かったです。ただまあ、ロケットとグルートの友情が育まれた過程が無いのが残念だったし、やっと登場した新キャラのウォーロックは見た目は既視感バリバリだし描写が甘いしで存在感もあまりなく中途半端だったかな。 ガンはDCで要職についたのでこれでMCUは離脱ですが我が子のような『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をキッチリ仕上げて集大成だったなという印象。情熱とセンスがある人が監督で良かったですね。設定がブレブレでアイデンティティをも失われたソーが改めて不憫になりましたわ。
[映画館(字幕)] 8点(2023-05-04 20:01:37)
2.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
ようやく地元の方にも回ってきたので観てきました。全く予備知識も無く予告も観てなかったので「海外ホラーだとわずかな制作費でもの凄いヒットってよくあるな」とだけ思っていたら、まさか劇中劇の二部構成だとは思いませんでしたね。ワンカット37分の劇中劇の方で多少違和感を感じるシーンがあるなと感じてたら、それは生放送中のアクシデントでそれぞれのアドリブで回避していたり生放送なのを良いことに各自の思惑を果たしていたりと伏線回収は気持ち良いくらい笑えました。俳優さんはほぼ無名と言って良いくらいですが、大活躍だった日暮一家をはじめ全員キャラが立ってたしこれほどまでの熱量を感じさせた一体感は素晴らしいですね。脚本や編集を兼ねた監督の手腕も凄いと思います。やはり映画は予算をかけずともアイデア次第でどうにでも出来ますね。最後は各自の問題も解消して大団円でしたが、帰って行くお客さんはみんなニコニコ顔でした。
[映画館(邦画)] 8点(2018-09-03 22:11:38)
3.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 《ネタバレ》 
前作はどうもキャラクターの魅力もチームとしてのまとまりも感じられなかった宇宙の守護者。完全に名前負けしてるなと思っていましたが今回は違いましたね。 前作で身を挺して仲間を守ったグルートが添え木からちょっと成長して赤ちゃん状態。その無邪気で天真爛漫なベビー・グルートを全員で見守りつつチームとしての団結力も強くなってましたね。歩くツンデレのロケットはやる事なす事面白かったし、ガモーラは姐さんっぷりが良かったし、寡黙な強面風なドラックスはメンバーに心を許してやたらと饒舌になっていて魅力が増した(ただ、ドラックスの下ネタとマンティスの容姿を弄るネタはちょっとクドかった気がする)。クイルの出生の秘密でスターロードという名前と強さにも納得しましたが星が消滅したから力も失ったんでしょうかね。まあしかし今回は育ての親ヨンドゥが全て持って行った感じ。カッコいい親父でしたわ。カート・ラッセル、スタローンが出るとは聞いてましたが、まさかデビッド・ハッセルホフまで出るとは思いませんでしたね。しかもマイケル・ナイトの写真まであるし歌も歌ってるしオッサンはニヤニヤしてしまうでしょう。 各マーベル作品にカメオ出演してたスタン・リーの正体がウォッチャーだったというのもウケましたが、小ネタやオマージュを入れつつキャラを掘り下げ本筋もしっかりと作り込まれていて申し分ない出来ですね。1の時は不安でしたがアベンジャーズとの合流が楽しみになりました。
[映画館(字幕)] 8点(2017-05-15 22:10:45)(良:2票)
4.  KANO 1931海の向こうの甲子園 《ネタバレ》 
史実については全く知りませんでした。日本統治時代の台湾が舞台とはいえ、全編にわたってほぼ日本語で作られているというのは驚きましたね。当時の街並みや風景、出てくる人々の所作振る舞いなど、本当の日本人以上に日本精神を持った人が多かったという当時の台湾らしさが出ていてとても良かった。台湾で野球経験者をオーディションして選び、そこから演技指導をして喋った事のない日本語のセリフも覚えなければならないというのは物凄く労力のいることだったと思う。たどたどしくも頑張って覚えたと思われる面々は、ひたむきさがあり野球命の田舎の野球少年の顔をしていて、見ていて微笑ましい気持ちになりました。日本人、漢人、台湾原住民という混成チームを率いた近藤兵太郎監督役の永瀬正敏は、民族に関係なく分け隔てなく接して威厳のある古風な日本人然としていて抜群の配役だったと思います。台湾に功績のある八田與一の史実もからめ、『黄金の稲穂』という締めはとても清々しかったな。素晴らしい作品をありがとう台湾。
[映画館(字幕)] 9点(2015-01-30 01:34:22)(良:1票)
5.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 
アベンジャーズの面々と同じ世界に存在しているとはいえ、トレジャーハンターや暗殺者など犯罪歴のあるお尋ね者集団とだいぶ趣きが違う今回の新チーム。70’sの名曲とともに暴れている予告編は良さ気で期待してたんですが、だいぶ拍子抜けした感がありますね。メンバーの見た目からして、余裕をかます悪ノリ系なのかと思ってたら特にそんなこともなく、それぞれ得意のジャンルで大暴れってほどでもなく、アクションや見せ方も凡庸で想像の範囲内に収まっている。木人のグルートはスターウォーズのチューバッカみたいで面白い存在だったし色々と使い勝手が良さそうだったけど、それ以外は見かけ倒しだったかな。全体的に物語自体が駆け足でバックボーンの説明も少ないうえに、固有名詞連発でキャラの立ち位置が分かりづらいのもネック。新キャラばかりなんだから、それぞれに強烈な見せ場を用意してあげた方がよかったと思う。チームとしてもまとまりが感じられず、音楽を流し特異なカッコの連中がこじんまりと暴れているだけなので、単独で映画になるほどの魅力的なキャラたちには見えなかったな。敵のロナン、ネビュラ、クイルの育ての親ヨンドゥの方がキャラが立ってて面白みがあった。アメリカでは大ヒットしてますが、マーベルやDCの数々のヒーロー映画があったという土壌のおかげかなと。
[映画館(字幕)] 4点(2014-09-17 21:41:22)(良:3票)
6.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
原作未読。バイオレンス満載で中島監督らしいポップさがいい感じに融合していて、作品の不快度が大幅にアップしている。バケモノという扱いをされている娘役の小松菜奈は、時に純真無垢な少女のような顔を見せ、時に悪魔のような言動をして、妖しく人を惑わすバケモノにピッタリだった。それ表現するに当たり、表情を追ったアップを多用したカメラワークと短く小刻みに切ったカット割りの演出が効いているかな。ただ、それを多用し過ぎなのと時間軸も行ったり来たり、語られる目線も移り変わるので疲れるし、なかなか分かりづらい気もしますね。まあ中島監督はつくづく編集が好きなんだろうなと思います。 役所広司ですが、こんなに小汚く狂気に走り荒ぶっている役所広司ははじめて観た気がします。本人も息抜き代わりに思いっきりヤっちゃったんじゃないでしょうか。主要キャストも巧い人を揃えハイテンションな展開で見ごたえありましたが、見る人を確実に選ぶ作品なので注意が必要ですね。お薬セットを出して打ったり過激なシーンやセリフが多いのでR指定にならなかったのが不思議。
[映画館(邦画)] 7点(2014-06-28 15:51:09)
7.  かぐや姫の物語
日本人なら誰もが知っている竹取物語。それを高畑勲が作るとどうなるのか興味津々でしたが、今を生きる大切さを改めて伝えられた感じ。生きていればあらゆる困難が待ち受けるが、それに抗って精一杯力いっぱい生きろ!と。小さな頃に読んだり見たりした物語をより深く理解できた気がします。現役僧侶という変わった経歴の二階堂和美さんの作詞作曲の主題歌『いのちの記憶』は優しく強く語りかける歌い方で生きる歓びを歌い上げていて凄く良かったです。歌詞を読んでいると情景が浮かぶし余韻に浸れますね。水彩画や昔から伝わるや絵巻物のような画でそのまま動かしているのは他のアニメとは一線を画しておりインパクト大。登場人物の表情が豊かで優しく力強く、虫や草花、野山の木々など繊細で美しく描かれていて圧倒されるほど素晴らしい。キャストはジブリお得意の俳優メインですが一切の違和感なく物語に入り込めました。この作品に係わった人は作り上げた事を誇っていいと思います。海外にもぜひ持って行って日本のアニメの奥深さを広めて欲しいですね。
[映画館(邦画)] 8点(2013-11-26 21:12:26)
8.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
ようやく自分の作りたい作品を作ったのかな、と思いました。史実と虚構を上手く組み合わせ、1920年代という暗い時代背景や強く生きる人々も作画の凄さもあり見応えがあった。ただ、近代史を知らない小さな子には難しいかもしれないですね。 声は大抜擢の庵野に関しては違和感がありましたが中盤辺りからは気にならなくなったのでスルーして、ヒロイン役の瀧本美織が抜群に素晴らしく主人公の二郎と菜穂子の物語はかなりグッときました。最後のシーンは庵野が宮崎駿に助言して台詞を変えたそうですが、アレが最良の選択だったと思います。強く気高くお互いを支えあった二人は美しかった。荒井由実(松任谷由実)の『ひこうき雲』、実は発表当時のある事件のコトなどがモチーフになっているそうですが、切なくなる歌声と歌詞でこの作品にピッタリですね。
[映画館(邦画)] 7点(2013-07-24 23:40:07)
9.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 
突っ込みどころは多々ありますが、まぁ良いかと思わせるのは、地味ながらも仕事のできる役者揃いで徐々に謎が明らかになる緊迫感のある作品になっているからかな。終盤は微妙でしたが、演出と展開の上手さや、粋なセリフややり取りもあり、こりゃ拾いモンだったなと思わせます。原題は飛び降り自殺者を指して使われる警察用語だそうですが、色々と深読みしたくなる放題の方が合っている気がします。しかしエド・ハリス、腹黒いキャラの似合うことったらないですな。
[映画館(字幕)] 7点(2012-07-10 21:46:35)
10.  海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 《ネタバレ》 
長い間、戦隊モノやウルトラマンや仮面ライダーなどの特撮ヒーロー物は見てないです(去年の映画『電人ザボーガー』は観ましたけど)。ゴーカイジャーもさっぱり分かりません。そんな私が観に来たのは『ギャバン=大葉健二』が観たかったから。そんな人は多いと思います。系列の違うギャバンを担ぎ出すとはどうなんだ?と思っていましたが、64分と短い時間でそれぞれに見ごたえのあるシーンもあり、上手い具合に次期戦隊ヒーローも入れ宣伝してるし、とても楽しめました。マーベラスとギャバンの過去の経緯も悪くないですね。しかし「豪快チェンジ!」って技は反則レベルの名前通りゴーカイすぎる技ですね。ゴーカイジャーはスーパー戦隊シリーズ35作目の記念作品だけあってお祭り企画技みたいでシリーズを見てきたファンは嬉しいんだろうなぁ。 最後のバトルケニア、デンジブルー、ギャバンの揃い踏みは、ギャバン、シャリバン、シャイダー揃い踏みを思い起こされる憎い演出でしたが、全編にわたり主役?ってくらいにギャバンリスペクト、大葉リスペクトに溢れまくってましたね。OPのギャバン光臨シーンの音楽でもうテンション上がりましたしヤラれました。主題歌や各種BGMに乗り必殺技を繰り出す姿はシビれたし、ギャバンは好きなので感涙モノでしたよ。いつまでもヒーローはヒーローなんだなと思いました。 スーパー戦隊(特撮)モノは長い歴史があって凄いし、こっちも日本が誇れる文化だよなぁ。
[映画館(邦画)] 9点(2012-04-22 17:50:20)(良:2票)
11.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
原作未読。一番最初の特報で観た、西部の荒野で目覚める凄味のある謎の男が、時代にそぐわない左手にはめた高度な文明の武器で未知の飛行物体を撃墜。その武器を呆然と見つめるハリソンって辺りには物凄く期待感があった。しかし違う作品を観に劇場に行くたび、予告編が長く作ったものに差し替えられて新たな映像を観るにつけ、怪しい臭いを感じていたんですが予想的中でした。 エイリアン側に全く面白みが無く、造形も思考も能力も凡庸以下だったのが致命的。スカイフィッシュもどきのようなドン臭い乗り物でいちいち一人ずつ人間釣りゲームってのも面白くないし、実は金の採掘で地球に来たってのも浅かった。ヒロインも一応いるけど実は宇宙人という設定が消化不良で、故郷と同じ目にあって欲しくないという願いで自己犠牲で地球を救ってくれるけど主役コンビで〆た方が良かったでしょ。存在感も華もある強力コンビ、ダニエル・クレイグ+ハリソン・フォードの競演。両者とも佇まいから身のこなしまでモノが違うな、と思わせるのはさすがだった。西部劇部分は凄く雰囲気も良かったんだけどな。せっかくこのコンビにしたのにもったいない作り。
[映画館(字幕)] 4点(2011-10-26 21:30:33)
12.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 
原作既読。原作も行き着くトコまで行った感がありますが、終わって無い原作ありの物語をオリジナル展開でケリをつけるって、かなり難易度が高かったと思いますね。制作費の関係か判りませんが予想通りな出来で地下鉄や商店街で片が付く話に終わりスケールが小さすぎたし脚本がダメかな。玄野は付き合っているわけでもない多恵といつまでもグダグダしてるわ、良い人代表のおっちゃんが「点数を稼がなきゃ」などと言いつつ善悪に揺れ動いてしまうベタでセコイ人間臭いキャラになったりするわ、スーツ着用とはいえ散々戦って瀕死状態になっている玄野が至近距離からXガンを食らっても軽く吹っ飛んだだけだし、刺されたとはいえスーツを着た西が一撃で殺されたのに何度斬られても玄野に駆け寄って行く多恵のゾンビ並の生命力を見せつけられた時は「多恵もガンツ卒業組でスーツ着てるのか?」などと思ってしまうほどのご都合主義(どうせならそっちの方が良かったかも?)。最後は玄野が玉男になったはいいがガンツにデータの入ってない人間が復活するとかなんでもありでしたが、玄野が玉男をしていれば平穏無事な日々で終わるんだろうか?壊れたり養分吸い終わる時はどうするんだろう。 黒服のリーダーと女子高生は雰囲気もあったし、終盤にあった玄野+加藤vs偽加藤の剣術バトルはスピード感も見せ方もそこら辺の洋画より良かった。あと、川井憲次はいつも良い仕事するわ。
[映画館(邦画)] 3点(2011-05-11 20:38:07)
13.  GANTZ 《ネタバレ》 
原作既読。今の日本のVFXレベルでは実写は無謀としか思えない『GANTZ』でしたが、ソッチ方面は少なめだしアングルや陰影で多少は上手く誤魔化せていたかな。でも転送シーンは案の定残念な出来だった。 三度の戦闘があり概ね原作通りの流れになっていますが、上辺だけなぞっただけですね。ネギ星人戦で追い詰められた玄野がヒーローであった少年期を思い出しスーツの凄さにも触れネギ星人を圧倒する。それが、次戦の田中星人戦でスーツを忘れてきてしまい生身で戦わなければならなくなるという恐怖、絶望感も無い。星人も弱すぎるし数も少なくて不条理なモノに巻き込まれ、圧倒的なモノに蹂躙される絶望的な状況が全く無く残念。軽薄で性格に難のある玄野が加藤の正義感に感化され変わっていくのも薄かったな。 全体的にかなり原作を薄めた感はアリアリだったが邪悪丸出しの西だけは良かったかな。パート2は完全オリジナルになるっぽいけど、どうケリをつけるのか興味津々ではある。
[映画館(邦画)] 5点(2011-02-02 22:59:22)(良:1票)
14.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
原作未読。内向的な真(ぼく)を腫れ物に触るように扱う家族やクラスメートの置かれている立場など思春期の子やある程度の年齢の方にはリアルに感じられたんじゃないでしょうかね。キャラデザや作画(特に引いた画)はイマイチだったが、それぞれが抱える問題や苦悩している表情や仕草など上手く描かれていたとは思う。今風で病んだ事柄もあり中高生には若干重いんじゃないか?と思う描写もありますが、思春期(反抗期)は成長する時期でもあるし、大人でも主人公を自分に置き換えて観れば前向きになれる作品だとは思います。 まぁ誰でも誰かの為になっていて支えあって生きているってのは直球すぎて鼻につく人もいると思いますけどね。
[映画館(邦画)] 5点(2010-08-26 22:11:15)
15.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
原作未読。小人目線から見た人間(巨人)の世界は新鮮というかワンダーランド的で、それに適応するために作ってあるアリエッティの家や各所に張り巡らした仕掛けは巧く面白いですね。「初借り」の流れは大冒険的で子供たちなんかワクワクしたんじゃないでしょうか。箱庭な世界観をよく練って作ってありますね。小さい側の目線で見る人間は強大でスローモーでガンバの冒険をちょっと思い出しました。 人間と小人。相容れる存在ではなく新たな住みかへ旅立つアリエッティ達が健気に生き抜こうとしているのを見て、翔は生きていく勇気を貰ったんだろうな。主題歌と音楽を担当したセシル・コルベルは抜群に合っていたし、何かと議論を呼ぶジブリ作品の有名な俳優起用の吹替えですがみなさんお上手で違和感全くありませんでした。作品の世界観や雰囲気は良かったです。
[映画館(邦画)] 7点(2010-07-20 22:27:49)
16.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
原作はむかし読んだ気がするけど覚えてません。社会の縮図を見るような「かいじゅうたちのいるところ」でしたね。純粋だけど残酷でもある少年がいつまでも自分の思うようには生きていけないって事を知った旅。人間界が嫌になって逃げ出した少年が、かいじゅうたちの世界で大暴れするキャロルを見て自分の行為を見つめなおすと。人の振り見て我が振り直せか。まぁひとケタの年齢で感情のコントロールってのは難しいわ。 かいじゅうたちは着ぐるみで表情だけCGにしたそうですが、それぞれ「あー、いるなこんな人」って思える性格付けと愛嬌があって面白かったです。かいじゅう踊り、みんなで固まって眠るって流れは純粋に「良いなぁ」と思っちゃいましたね。後半の方はそれはちょっと…と思うようなシーンもありましたけども。原作こんなんだったかな?小さい子はちょっと怖がるかもしれないしドン引きするかもしれませんね。 私の方では字幕版が上映してないので吹替え版を見ましたが、マックス役の子供店長コト加藤清史郎くん、キャロル役の高橋克実、KW役の永作博美をはじめとした吹き替え陣はなかなか良かったです。
[映画館(吹替)] 6点(2010-01-15 23:34:18)(良:1票)
17.  カムイ外伝
原作既読。カムイの説明のような序盤はアッチ行ったりコッチ行ったり過去に行ったり主観が変わったりで、編集やカット割りが物凄く悪いため観ていて疲れましたね。島に行った辺りからようやく落ち着いて話が進んでいきますが、今度はキャラクターが何をしたいのか、後々「あ~そうだったのか」と思わせる行動原理がさっぱり無く説明もないのでワケがわからない。あと数カットでも入れておけ、と思われるシーンが多かったな。馬の脚の秘密とかね。もう脚本が悪いのか演出力の無さなのか想像力が無いのか時間制限アリだったせいなのか分かりませんね。 あと海のシーンが多いがほとんどがお粗末な出来でガッカリ。スローで躍動感の無い忍術関係も含め、CGは出始めの頃のレベル。「おっ」と思わせたのがカムイの中段回し蹴りでポッキリ折れた追忍だけ(でもアレはCGではなく人形と役者だそうです。ようは発想力なんでしょうね)。あの出来で「最新のVFX」と誇らしげに言ってましたが、もう言葉が出ませんね。アントニオ・猪木なら間違いなく「お前はそれでいいや!」と言うでしょう。 松本と小雪はスルーして、他は昔の日本人のように濃そうな人たち、ロケ地や美術、衣装などお金をかけた甲斐があって雰囲気だけは良かっただけに残念でした。
[映画館(邦画)] 3点(2009-09-30 22:00:42)
18.  崖の上のポニョ
人魚姫ですね。童話や絵本をまんま映像化した真っ直ぐな作品。小さな子にはとっても楽しめる内容だと思います。水の動きや海の生物たち、登場人物たちの動きが滑らかで観ていて気持が良かった。子供たちには宗助とポニョのように相手を思いやる気持ちを持って欲しいな。 「生まれてきてよかった」というジブリ作品で毎度おなじみ糸井重里のコピーは今の世の中を考えると深いですね。ポニョは可愛かったわ。
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-03 22:47:16)
19.  カンフー・パンダ 《ネタバレ》 
画や動きは抜群にいい出来です。しかし食い意地が張ってるだけでグダグダしている主役に全く魅力がない。その食い意地のおかげで強くなったんですが、特訓シーンも短くカタルシスも無かったですね。自分を信じるのも良いとは思いますけども。 結局最後も相性で勝ったようなもんだし。食い物の奪い合いなどカンフー映画をよく研究しているとは思いましたが主役のギャグテイストの度が過ぎてるかと。吹き替え版で観るとまた違うかもしれませんが私には合いませんでしたね。
[映画館(字幕)] 4点(2008-08-04 22:41:36)
20.  ガチ☆ボーイ 《ネタバレ》 
若年層向け風な作りだがこの「高次脳機能障害(記憶障害)」という物があると知らせる為にも作った価値は大いにある。 この作品の主人公は同じ障害のある方の中では相当ラッキーな部類だろう。喋ったり動いたり人並みに出来ない程の障害を受けてしまった方々はたくさんおられる。医療の進歩により命は助かったが…というパターンだそうだが、それをも治す、回復させる、というコトが出来るようになるんだろうか?社会的にも問題になって来ており、力を入れて取り組んで欲しいところだが、まだかなりの時間が掛かりそうだ。ひょっとしたら無理な問題なのかもしれないが、本人にも周りの人にも命を落とす方とどちらが良いのだろう?と考えると答えが見つからない…。  この主人公は「新しい事を覚えられない」。それにより毎日目覚めるたびに恐怖を感じ絶望し、苛酷な現実を受け入れ、ゼロから始まる不安でかなりの勇気が必要な日々を送っている。その描写も演出が巧みで分かりやすい。「日記を見ろ」という張り紙、「明日の僕へ」という分厚い日記。記憶が無いというのはとても苦痛だろう。しかし入部したプロレス研究会の仲間達との出来事を綴った日記や一緒に収まったポラロイド写真が自分を奮い立たせているんだろうな。 生きていてもしょうが無いと思っていた中で出合った学生プロレス。試合やトレーニングで出来た筋肉痛や傷で生きている、という実感を得る事が出来た嬉しさや喜びは、佐藤隆太演じる五十嵐の屈託の無い満面の笑みを見れば良く分かる。 レッドタイフーンの台詞である「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやれよ」。五十嵐の試合は多くの人の記憶に刻まれたことだろう。  デビルドクロはコスチュームが蝶野なのに、困った時や素の時は顔が永田に似ててそれだけで面白かった。学生プロレスのお約束的なコミカルなお笑い、実況や解説のノリの良さは上手く出ていたけど、実際の学生プロレスの方は最近はどうなんだろう。学プロ上がりのプロレスラーは結構いるけど、色んなプロレスラーモドキがいたっけ。コッペパン・ベイダーとか何してんだろうなぁ。
[映画館(邦画)] 7点(2008-03-02 22:51:57)(良:1票)
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