21. ハーフ・ア・チャンス
《ネタバレ》 ドロンもベルモンドもいい感じで頑張ってますって映画です。いくら、ふたりが昔取った杵柄で、色々な兵器を使ったり、強盗の手口を使ったりしながら、様々な局面を乗り越えて立ち向かっていきますが、うまく行き過ぎじゃないのって気がしないでもないです。ストーリーに目新しさはなく可も無し不可も無し。個人的にはキャストをもっとだめっぽい渋めの俳優に、バネッサ・パラディの役も、もう少しひねた感じの女優にしたら、面白かったかも知れない。ルコントにしては軽い感じで、その点は良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-12-23 19:39:07) |
22. ハッカビーズ
リリー・トムリンが出ているので飽きずに見ましたが、なんか苦手な散漫さでした。面白くなりそうかなと思うとつまらなくなり、盛り上がるかなと思うと盛り下がってしまうので残念でした。味のある俳優女優がたくさん出演していることと、会話にカントリーの話題が随所に出てきたので、アメリカでのカントリーアーティストのとらえ方がわかって興味深かったです。その2点が気に入ったので4点つけました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-16 09:50:23) |
23. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 前作同様にゲームの雰囲気をうまく表しています。炎がところどころあがる町中などゲームそのもの。でも映画であってゲームではないのだから、もう少しストーリーに深みを持たせて欲しかったです。主人公が危機一髪になると、どこからともなく必ず救いの手がはいるのは苦笑ものです。ゲームだったら、同じような場面で救いの手ははいらず、しかたなくリセットしています。その分、ゲームの方がスリリングです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-11-28 04:01:23) |
24. 八仙飯店之人肉饅頭
《ネタバレ》 オールナイトで見ました。どこかで聞いた話だと思っていたら、実際にあった事件の映画化だそうです。タイトルで想像つくように目一杯グロですが刑事だちはコメディっぽくてアンバランスでした。飽きずに最後まで見ましたが、不快というより不愉快になった映画でした。高校時代、肉まんというのは豚を一匹まるまるミキサーにいれて具にしていると騙されて、しばらく食べられなくなったことを思い出しました。繊細な人は見ない方がいいです。 [映画館(字幕)] 1点(2006-10-29 09:16:14) |
25. 800万の死にざま
《ネタバレ》 許せない映画でした。ローレンス・ブロックの原作の舞台はニューヨーク。ニューヨークには800万の孤独があり、800万の死にざまがある・・800万はここからきています。そしてニューヨークの街の描写も秀逸なハードボイルドです。それをロスに置き換えたところでマイナス。それよりも一番許せないのは、ソフトボイルドじゃないかと思えてしまったこと。自分にとって原作のイメージと映画が違いすぎてがっかりきたのは「フィールド・オブ・ドリーム」と、この映画が双璧です。 [地上波(字幕)] 2点(2006-09-17 15:54:27) |
26. パニッシャー(2004)
《ネタバレ》 地味なアメコミが原作ですが、意外に楽しめました。こういう復讐ものだと、ストーリーの途中で女性がからんできて主人公がよろめいたりすることで拍子抜けすることが多いのですが、この主人公キャッスルはハードボイルドに徹しているのがよかったです。ストーリー的にはトントン拍子に進みすぎるところや、叩きのめされたキャッスルが、すぐに快復したりして、おやっと思う所も少なくなかったけど、それほど気になりませんでした。脇役でキャッスルと同じ安アパートに住むオタクっぽいふたり組や、キャッスルの子分になるチープなチンピラも良い感じでした。「マルホランドドライブ」のローラ・ハリングに、もっと悪女をやらせて欲しかった気もします。キャッスルに拷問されたチープなチンピラがバーナーを身体に押しつけられたと思い泣き叫ぶけど、実はアイスキャンディーだった、というシーンが好きです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-27 03:19:27) |
27. Hype!
《ネタバレ》 見終って不思議な元気がでる映画でした。グランジ語録を作るマスコミに適当な作り話をしたら本になったという話笑えます。こういう状況を知らない人が読んだら、たとえ作り話でも1冊の本になると過去のことを現実にあったことに思えてしまうかもしれないなあと思いました。パンクとグランジの違いを、ギターのフレーズだけで表現したシーン。やけに説得力がありました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-02 09:36:39) |
28. バス174
《ネタバレ》 貧困から犯罪を犯すことはよくある話で社会が犯罪にどう影響されたかは永山事件の判例を思い出させた。この映画は犯人が殺意がなかったことを加害者の知人、さらに被害者側からも伝えている。制作側の思惑通りに加害者にも同情してしまった。犯人が裕福そうでないバスの乗客を巻き込んだことで悲しさが増す映画だった。それよりも衝撃的だったのはブラジルの警察の現状。失業してする仕事がないから警察になった人が多いから訓練もうけずに加害者を殺せばいいというのは淋しい話だと思う。試験をうけて警官になっても不祥事続きの日本の警察と変わらないといえば、そうなのだが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-02 09:28:21) |
29. バッド・エデュケーション(2004)
《ネタバレ》 アルモドバルの映画は、かなり好きなんですが、これは外れでした。まず、幼い生徒を性的に自由にする小児愛の神父の絶対性がわからなかったです。「人に言っても、どちらを信用するか明白」と関係を持った子供に言いますが、そんなものなのかなあ。宗教的な感覚が違うせいかもしれないけど。あと、いくら時間が経って逢ったとはいえ、ある年齢まで親しかった相手と、知りもしなかった弟の違いがわからないというのも変。たとえ当時のことを記録したシナリオを弟が読んで装っているとしてもです。半分ノンフィクションらしいですが、センチメンタル過ぎる気がします。「アール・アバウト・マイ・マザー」や「キカ」のような、強い女性が出てくる映画の方が、アルモドバルはあっている気がします。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-02 04:33:31) |
30. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 もしも過去の時間の中で別の選択をしたら・・今まで幾度も繰り返されてきたテーマを、何度もパターンを変えて繰り返します。結局、誰かが不幸になるのだけど過去に戻った時の行動が極端すぎて今ひとつでした。もっと別の方法があるのに過去に戻るたびに、その時間の中で誰かを傷つけているのが気になりました。「ラン・ローラ・ラン」も3度度目は少し飽き気味でしたが、音楽とスピード感でカバーしていましたが、この映画は飽きるより前にしつこく感じました。別ヴァージョンもあるみたいなので見てみようかと思っていますが・・。ラストですれ違いざまに他人になったお互いを見て、そのまま離れていくシーンは原田知世版「時をかける少女」のラストシーンと同じですが「時をかける少女」に比べて切なさは感じませんでした。色々な話を詰め込みすぎたせいなのかもしれないです。ただ「ザット70ショー」で頭のたりない子の役をやっているアシュトン・カッチャーは、シンプルな演技で味のある俳優だなと改めて思いました。 【追】後日、ディレクターズカット版を見ました。自分が生まれないことで母親を悲しませるだけに不幸をとどめたのですが、こちらの方が後味が残りました。このところ子の親殺し、親の子殺しとニュースが続いていたので、家族にとっての子供の生まれることの意味を考えてしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-20 13:35:51) |
31. 果しなき欲望
《ネタバレ》 今村昌平監督は、こんな映画も作っていたのかと改めて感心してしまいました。非道で残酷なシーンさえもコミカルで、後味のいい映画でした。中原早苗と渡辺美佐子のふたりの女優が力強いけどコケティッシュで魅力的です。今村監督は女性のしたたかさな可愛さを描かせると本当に上手です。男優陣もコミカルで、その情けなさが魅力的です。ストーリー的には、おかしな部分も多々ありましたが気にならないくらいほど楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-18 15:13:35) |
32. ハメット
ハードボイルドの香りが好きです。「マルタの鷹」「さらば愛しき人よ」同様、雰囲気はいいのですがハードボイルド小説のファンの目で見るとハードボイルド感が物足りないので合格点止まりです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-21 19:19:28) |
33. 8mm
《ネタバレ》 。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-12 21:46:11) |
34. バタフライはフリー
アイリーン・ヘッカートの適度な過保護ぶりがいい感じです。ゴールディ・ホーンも「サボテンの花」ほどじゃないけど、キュートでヒップな役柄がぴったり。スタスキー&ハッチのポールマイケルグレイザーに悪い男は似合わないなあ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-01 23:04:01) |
35. バイバイ・ラブ(1995)
《ネタバレ》 何をやっても悪い方にいってしまう、そんな人たちがたくさん出てくるけどほのぼのと優しいコメディーでした。離婚、親子の関係が主題ですが、自分の子供の頃とダブってしまうエピソードがあって、ホロリとしました。この映画に出てくる友だち関係が、とてもうらやましかったです。結婚は誰でもする気になれば出来るけど、本当の友人がいる人は少ないのではないか、と思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-11 04:24:14) |
36. 博士の愛した数式
自分にとってはどうでもいい映画でした。記憶が続かない話、同じ記憶がぐるぐる巡る話は数多くありますが、この話が特に良いと思えないのは続かない記憶に対しての状態など細部が描けていないせいだと思います。また出演者に感情移入できる部分がなかったところもマイナスで、この2点のせいで私には3点しかつけられません。母子家庭、頑張るお母さん、一人きりの子供、記憶の続かない中年男、過去に後悔している中年女性。これだけおいしい素材を使っていながらもったいない話です。ただ景色の映像は美しかったです。 [試写会(字幕)] 3点(2006-01-22 14:18:29)(良:1票) |
37. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
原作を読んでいたので映像が忠実で楽しかったです。ただいろいろなストーリーを忠実に詰め込みすぎたせいか、話が都合よく進みすぎるように感じてしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-06 05:30:52) |
38. 華やかな魔女たち
パゾリーニのだけだったら8点です。このヴァージョンで安っぽくカラフルにかざりつけられた部屋中で子供のように男を待つ女。ちあきなおみの歌「ねぇあんた」やアンドリュー・ヴァクスの「ブルーベル」にも通じる薄幸美。おかげで他のヴァージョンがかすんでしまいました。パゾリーニはホモというよりオカマだなあと(誉め言葉です)納得してしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-20 09:35:14) |
39. 蜂の旅人
《ネタバレ》 大好きなアンゲロプロスですが、この映画は入れませんでした。彼の映画にたびたび出てくるテーマ、損失と自分探しがわかりやすい作品です。自分的にはマストロヤンニがなぜ彼女にそこまで執着するのかがわからなかったです。車で店につっこむシーンの暴力的なところも何故?という感じでした。他のアンゲロプロスの作品と違って淋しさに同調できませんでした。こういう人間嫌いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-27 20:53:06) |
40. バグズ・ライフ
DVDを買って見ました。それなりに楽しめたのですが、何度も見たくなる映画ではなくDVDを買うほどでは無かったなあと思いました。ピクサーの映画は今ひとつ自分とは相性が合わないです。 [DVD(字幕)] 4点(2005-08-29 06:16:58) |