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1.  狼王ロボ 《ネタバレ》 
幼かった頃親に連れられて映画館で見たのですが、その後しばらくはプログラムに書かれていたあらすじを毎晩寝る前に、親に読んでもらわないと寝つかれなかったほどにその印象は強烈で、幼心に「人間=自然の秩序を破壊する悪者」、「狼=健気に家族を守り人間に立ち向かう善者」という図式が刷り込まれてしまったように思います。原作のシートン動物記ではロボは最後は無残に殺されてしまうのですが、映画ではまんまと妻を奪還して、勇躍群れを引き連れて山の彼方に去って行くという劇的な終わり方になっていたのが一層印象を強くしたと思います。動物をテーマにした子供向けの映画は沢山あるけれども、ここまで人間に敵対した動物を描いたものは少ないと思います。放映から随分とたちますが、もう一度あらためて見てみたいと思うのですが、テレビで放送してもらいたいものです。人生の起点となった作品ということで例外的に10点をつけました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-25 23:33:59)
2.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 
久々に気のきいた設定と凝ったプロットの良質な ラブストーリーに出会えました。現実離れしているとも言えますが、 フィクションが現実の世界に負けてしまっている昨今、むしろ新鮮 に感じました。閉塞感ただよう今の日本ではなく10年前にアメリカの 片田舎で見ていたら一層感動深かったと思います。小樽、神戸の冬景色 は不思議に温かかったです。博子と樹、秋葉と博子、樹♀と樹♂、のそ れぞれの心の機微が丁寧に描かれていましたね。樹が風邪で倒れる部分 のドタバタをもう少しどうにかしてほしかったのと、中学の思い出話や 秋葉さんの回想などで描写される樹♂がそれほど魅力のある男(死んで もなお博子が忘れられずに引きずっているほど)には思えないのが難点 といえば難点でした。 酒井美紀はどうも白線流しのソノコのイメージが強過ぎて(樹♂役の 柏原崇もハセベ君でしたし)ちょっと頭が混乱してしまいました。
[DVD(邦画)] 9点(2004-01-20 16:36:38)
3.  ウォーターボーイズ 《ネタバレ》 
暗さや嫌味の無い明るい純粋青春コメディーでした。要所要所のギャグもなかなか決まっていた。ちょっと竹中直人はやりすぎのような気もしたけど。この映画への評価は見る人の置かれた立場で大きく差がでるかもしれない。まだ青春真っ只中の人には単なるドタバタコメディーでも、青春期をとうに過ぎた中年男女にとってははるか昔の青春を思い出させて切ない気分にさせるのではないでしょうか。すさんだ気分も一瞬でも明るくしてくれます。平山あやが作ったように可愛かった。後日、NHKでこの映画の元ネタになった川越高校水泳部のドキュメントを放送していたけど、映画のかなりの部分が実話と重なっていたのには驚きました。
9点(2003-11-29 18:05:29)
4.  草原の輝き(1961) 《ネタバレ》 
まだ世の中の時間がゆっくりと落ち着いて回っていた古き良き時代の青春映画。今の時代ではもうこんな味のある恋愛映画は作れないでしょうね。ナタリーウッドとビーティー(ベアティー?ベイテイ?なんで彼の名前の呼び方はこんなに頻繁に変わるのだろう?)の途中の絡みはちょっと間延びしていなくもないけども、なんと言ってもラストの二人の再会と別れの切ないシーンは忘れられません。ハッピーエンドで終るのではという期待は完全に裏切られましたけど、その分酔わされました。
9点(2003-09-23 17:50:11)
5.  デッドゾーン 《ネタバレ》 
サスペンス映画の傑作ですね。昏睡状態からさめた主人公が予知や幻視能力を身につけて、警察に協力して犯人逮捕したり、子供を事故からすくったり、という話が中盤で続くので、このまま終るのかと思っていたら、最後に意外な結末が用意されていた。よくありがちなサスペンスを盛り上げるためのしつこい過剰演出もほとんどなく、苦悩する主人公の姿が嫌味なく描かれている。デッドゾーンの意味の説明は多少強引と言えなくもないけど。ぜひテレビでの再放送をお願いしたい。
9点(2003-08-19 11:51:34)(良:1票)
6.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
私が最も感動した映画の一本。高校生の時に この映画を見て、ああ、なんて自分は汚れてしまったのかとショックを 受けてしまった。 ビージーズやクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの挿入曲も非常 にマッチしていた。 当時テレビで流されていたこの映画のシーンを織込んだ旭化成のコマーシャル が毎日楽しみだったのを覚えています。屈託のない生き生きした子供達を通して、 おたおたする俗物的な大人社会への批判を描いたところは「ぼくらの7日間戦争」 と通じるとところがあるかも。  しかし大人社会にどっぷりつかってしまった人にはただのガキのドタバタコメディ としか思えないかもしれません。 実際当時、映画雑誌におばさん評論家が、オーンショー君(ジャック・ワイルド) も内心はメロディちゃんが好きだったけどもダニーに譲ってあげたんです、なんて とんちんかんなコメントを書いていてえらく腹がたったのを覚えています。 見る人の感性が試される映画といえるでしょう。  おそらく私も今みたら昔のようには感動できないと思う。 ああ、なんて私は汚れてしまったのでしょう。
[映画館(字幕)] 9点(2003-08-19 11:35:21)(良:2票)
7.  WINDS OF GOD/ウインズ・オブ・ゴッド(1995)
戦争というものをお笑いの世界を通して描いた秀作。なんでもかんでも残酷な戦場シーンや戦闘シーンをこれ見よがしに描くだけが戦争映画ではないことを改めて知りました。今井さんのこの映画に対する思い入れが見ている方にも伝わってくるようで、見終わった後しばらく感動の余韻に浸ってしまった。
9点(2003-07-22 14:59:41)
8.  パッセンジャーズ 《ネタバレ》 
地上波で放送されたときに最後の部分しか 観れなかったので改めてビデオを借りて見直しました。結末が分かった 上で最初から観賞したので、結末の意外性や驚きは随分と薄くはなって しまったのが非常に残念ではありましたが、それでも十分楽しむことが できました。  クレアや5人の乗客の体験が果たしてこの世の出来事なのか、それとも死 ぬ直前の一炊の夢ようなものなのか、物語自体にはやや無理があるとは思 いますが、伝えたいことは十分感じ取れたと思います。  人間だれしも突然訪れた死の瞬間には、それを受け入れることが出来ずにも がき苦しむのでしょうし、色々な思いが脳裏を駆け巡ると思います。 クレアも事故発生から死までの間の一瞬の間に、生きていれば訪れたであろ うセラピストとしての充実した仕事やエリックとの恋、そして姉との関係修復 などの様々な生への執着や後悔があのような物語となって頭をめぐったという ことなのでしょうか。  そんな苦悩をこのような形で描いたこの映画はやはり心に残る映画の一つにな ると思います。  追記 思えばこの映画観た時のその人の心境によって評価が大きくことなると思います。 ストレスがたまっていてむしゃくしゃした時に観れば、なんかまったりとして苛立 たしく、なんだこのオチはということになりかねないかもしれませんが、生活にさ したる不満はなく順調ではあるけど将来の死については漠然と不安を感じている人 にとっては心に響くかもしれません。
[DVD(吹替)] 8点(2017-06-11 21:03:21)(良:1票)
9.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 
よかったですね。映画にしては地味な展開ではありましたが、2時間余りの時間が長くは感じられませんでした。 日本の警察物のドラマや映画で今安心して見られる数少ない作品だと思います。 ただ、次から次へとイケメン男優が登場するのはちょっと現実味が失わされてますね。 現実の警察の捜査も、あそこまで状況証拠がそろえば被疑者死亡で即起訴&捜査終了となるでしょう。このお話は随分と現実でも他のドラマでもぼろくそのダメ警察のイメージアップに一役買っているのかもしれません。 大画面で見るのも良いのですが、やっぱりこのシリーズは家のテレビで落ち着いてみるのが合っていると思いました。---------------------------------------------------  映画館では一度しか見れないので、先日地上波での放映を見て、改めて良く作られた映画だと思いました。しっとりと落ち着いたなんか安心させられる雰囲気があります。確かに、一部の人が言うように、サスペンス映画としては派手さがないために物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、派手なテーマはえてして大味で荒唐無稽になってしまうもので、こういう作り方もありかと思います。  
[映画館(邦画)] 8点(2012-03-01 18:28:04)
10.  ローマの休日 《ネタバレ》 
子供の頃最初に観た時は、なんかぬる~い夢物語のお話だと思って、心にも残りませんでしたが、今改めて見ると、やっぱり良い映画だったんですね。古い秩序としきたりのあった時代にはほっとさせられます。ローマの観光促進策が裏にあったらしく次から次へと観光名所が紹介される割には露骨な商業主義の臭いは全く感じられません。ストーリーもこの種の話にしてはテンポがよく、一方で、自由を求めるアン王女が権威の象徴の長い髪を切ったり、自分の身分を隠しているために、真実の口の前で不安になったり、と細かい部分も丁寧に描かれていましたね。  ちなみに本作品はハリウッド映画として全編海外ロケで作成された初めての作品だったそうですが、当時ローマは記録的猛暑で俳優もスタッフも大変な苦労だったそうです。そんな中可憐な容姿とは裏腹に、強い野心と覚悟を持って臨んだオードリー・ヘップバーンは文句も言わず演技に集中したそうです。さらに90テイクマンの異名を持つワイラー監督により、有名なスペイン階段の数分のシーンは6日間かけて何度も撮影されたために、後ろに映る大時計の時刻がショットごとに違っているそうですが、これまで全く気が付きませんでした。
[地上波(字幕)] 8点(2004-10-30 18:00:53)
11.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 
子供の頃住んでいた家の近くに有名女子校があったので、ちょっと覗き趣味的な気持ちもなかったわけではないのですが、映画としても合格点だったと思います。漫画の原作を踏まえて新しい要素(杉山さんの志水さんへの思いなど)を加えて演劇部員の数時間をうまくまとめあげ全く違った作品に作り上げたられていたと思いました。全体的な素人っぽい演技(雑談や普通のおしゃべりを自然に演じるのはなかなか難しいと思うので彼女達が別段下手というわけでもないとは思いますが)はむしろこの映画のほのぼのさを演出していたと前向きに捉えたいと思います。三角関係の3人の心の機微の細かな描写は良いですね。 アラを探せば、最初の城丸さんと男の子の絡みはもう少し何とかしてほしかったし、あの男の子は必要だったのか。部内の同級生同士なのにやけに口調が丁寧だったり(志水さんと杉山さんが進路指導室で話すところなんかかなり不自然。相手が部長でも同学年なら当然タメクチになるのでは=原作ではその辺の理由説明があるのですが)、よそよそしかったのは変。お嬢さん女子高ならもう少し美少女がいてもいいんじゃないか、などなど。 好きな人に、しかも一つ間違うと禁断の関係ととられかねないような相手に、素直に告白できる少女達は羨ましい。私も色々な場面で自分の気持ちに素直になれていたらなどと反省してしまう。 
[ビデオ(邦画)] 8点(2003-12-10 11:15:42)
12.  いつも心に太陽を 《ネタバレ》 
劣等生クラスを熱血先生が生徒との葛藤を通して更正させるという古典的なストーリーなのですが、やっぱりLuluの歌をバックにしたラストシーンでは胸が熱くなりました。暴力教室では劣等生の親分役をやっていたポワチエが、月日がたって今度は教師側をやることになるのはめぐり合わせなのでしょうか。
8点(2003-11-25 17:17:03)(良:1票)
13.  ナタリーの朝 《ネタバレ》 
物心ついてから映画館で見た映画で最初に感動した作品でした。容姿に自信の無い主人公の女性役をパティー・デュークが好演していました(彼女は不美人ではないので、ちょっと役の上では違和感はあるのですが)。来もしない想像上の恋人をフェリー乗り場で待つシーンや自分を取り戻したナタリーが、「自分は自分でしかない。それを今まで気がつかなかった」と言いながら、スズキのバイクでブルックリン橋を渡って実家に戻って行くラストシーンが印象に残っています。ヘンリー・マンシーニの音楽もすばらしかったにもかかわらず、映画も音楽もほとんど評判にならなかったのが少し不満でした。ストーリーに新鮮味、奇抜さが無かったからなのでしょうか。ところで、この映画にアル・パチーノが出ていたと言うことですが、どこのシーンなのでしょうか。当時のパンフの出演者リストには全く載っていませんので、ほんのちょい役だとは思いますが。
8点(2003-11-22 17:39:30)
14.  バタアシ金魚 《ネタバレ》 
公開された当時、新聞の小さなコラムで取り上げられていて、「女のくさったやつのケツふく紙」なる主人公が無性に気になって衝動的に場末の映画館で見てしまった。登場した若い役者さんたちが後にそれぞれトレンディドラマの主役になっていったという意味で今では伝説的な映画と言える。表面的には、主人公の兄ちゃんがいきなりオリンピックに出ると宣言したり、女の子が太ったり痩せたりと、はちゃめちゃな内容なのだけど、モノレールや雲などの何気ないシーンが非常に丁寧に撮られていて、なんとも言えないメルヘンチックで切ない味が出ている。見る側の感性によって評価には大きな差が出てくると思う。私は非常に気に入ってビデオまで買ってしまったけど、友達で納得してくれる人はいなかった。ちなみにパンフの中で、あるシナリオライターと称するおっさんが、この映画は要するに童貞と処女の映画なんでしょ。いっそのこと「処女と童貞」っていうタイトルにすれば良かったのに、などとおちゃらけた事を書いていて、こういうやつにはこの映画の良さは永遠に理解できないと腹がたった。
8点(2003-08-28 12:09:08)
15.  デッドコースター 《ネタバレ》 
ファイナルデスティネーション(FD)を見ていなくても楽しめるけども、随所に前作との関連や繋がりが出てくるので、やはりまずFDを最初に見てからこちらを見たほうがずっと楽しめる。 ホラー映画として、不死身の化け物が登場しないFDはホラー映画の中でお気に入りだったのだけども、こちらは続編ということでさらに面白さは倍化していたと思う。スピーディーな展開に最初から一気に引き込まれました。 前作唯一の生き残りクリア(前作の終りでは二人の男の子は生死不明のまま終っているのだけど、結局その後死んでしまったという設定)を登場させて後日談としても興味があった。最初の高速道路の事故シーンや一人一人死んで行く死に方が、前作以上にどぎつい(目玉に梯子がささったり、胴体が3つに切断されたり、首がもげたり)ので、気の弱い人は要注意。あそこまでえげつなく殺さなくても、という気はするけども、やはりホラー映画ということで監督がサービスしているのでしょうか。多少やり過ぎと思えなくもない。前作が主要人物がティーン中心でやや軽過ぎたノリに比べて、今回は保安官の存在が映画全体を引き締めて大人の映画に仕上がっていたのも良かった。この作品で前作からのしがらみが全て決着してしまったのでパート3は作れないでしょうね(でもこの作品がヒットしたなら無理やり作ってしまうのか)。  追記 主演のAJクックは本作見た時は特にそれほどの美人だとは思わなかったけど、クリミナルマインドでは随分と美しく成長していて 最初は同一人物だとは思えませんでした。
[映画館(字幕)] 8点(2003-07-26 01:07:34)
16.  金髪の草原 《ネタバレ》 
原作が少女漫画であるため、あまり問題作として取り上げられなかったようだけども、痴呆老人問題を老人を一人も登場させずに(加藤武を除いて)描いた言うのは画期的で斬新な設定だと思う。なりすと異母弟との恋愛感情を挿入したのも、原作にはなかったけどよかった。池脇さんの舌足らずのしゃべりかたは最初鬱陶しかったけど、あれって演技なのか、それとも地なのかな。
8点(2003-07-22 14:53:02)
17.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
うーんなるほど、これは観る側の現在の 立場や年代によって賛否が分かれる内容ですね。確かに 最初から最後まで身内同士の下卑た会話と罵りあいに終始し ていてまっとうな人間はおらず何とも救いがありません。 これが延々と続くのかと思うと観るのをやめようとという気 になったりしました。  ただどちらかというと人生の黄昏時に近づきつつある自分的 には、見続けるうちに段々と引き込まれてしまいまい、最後 のテロップが流れている間に何ともいえぬ余韻が残りました。  映画を通じてヴァイオレットの憎々しい姿が印象的ですが、 言い争いを見ていると3姉妹はヴァイオレットに対して現在の 薬漬けのふしだらな生活は批判するものの、子供の頃のことで 文句をいうシーンはほとんどありませんでした。 3人を育てるためにヴァイオレットは身を粉にして努力し、 精一杯の愛情を注いできたのでしょう。 それにも関わらず、亭主は自分の妹と不倫して子供を作り、 娘たちは自分を捨てて出て行ってしまえば、やっぱり荒れた くなりますよね。  精神科病院での騒ぎの後ヴァイオレットが草原を走って逃げる シーン、クリスマスプレゼントと称して薄汚れたブーツを贈ら れた話、そして3人姉妹に去られて一人残されたヴァイオレット をジョナが慰めるラスト・・・切ないですね。  さすがにメリルストリープの演技はすばらしかったですが、 他の俳優さんたちもそれぞれに持ち味を出していたように 思います。日本で日本の俳優さんにより舞台劇が演じられ たようですが、比べて観てみたかったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-24 10:47:00)
18.  福田村事件 《ネタバレ》 
事件に至るまでの描写がかなり長いので すが、丁寧に描かれていてダラダラ感もなく飽きることなく どんどん引き込まれて行きました。  しかし行商団が襲われるシーンは史実でありリアリティを出す為 とはいえ随分と露骨で残酷なシーンが続き、何か夢に出てきそう で怖かったです。避けては通れないシーンとはいえもう少し暗喩 などを使ってトーンダウンしてほしかったようにも感じます。 米国ならば少なくともPG13以上には指定されるでしょうね。  それにしても訛りや方言、今は使わない言葉などが盛りだくさん で半分ぐらいしか正確に聞き取れませんでした。 日本映画にも字幕をつけてもらいたいですね。  人間関係も不明なところがあり、柄本明に胸をはだけて覆いかぶ さる女性は誰なんでしょうか? 瑛太の頭を斧でかち割り虐殺の引き金を引いた女性は誰だったの でしょうか?なぜやったのでしょうか?などなど  個性的な俳優さんがそれぞれの役柄を熱演されていました。中で も水道橋博士は憎々しい役柄の好演が光っていました。撮影は うつ病を患う前だったのでしょうか。  ※【大鉄人28号】さん 解説ありがとうございます。そういう背景があったのですか。 せりふがなまりが強くて聞き取るのに苦労して役柄もよく分からず (日本映画にも字幕がほしいです😅)、キャストの情報をスマホで調 べようとしていたら、隣に座ったオッサンにスマホやるなら外に出て いけと怒られて😭、やむなくそのまま観ていたのですけど、とにかく 一回みただけでは各登場人物を完全に理解するのは困難でした😭😭
[映画館(邦画)] 7点(2023-09-05 17:48:31)
19.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 
アラン・チューリングの情報は別のドキュメンタリー 番組で概要は知ってはいましたが、改めて映画で血の通った物語として 鑑賞して非常に感銘を受けました。 物語の展開に無理がなく、過剰な演出もなく孤独な天才の活躍と苦悩が うまく描かれていたと思います。後味も悪いものではありませんでした。 ホームズ先生がこんなに名優だとは知りませんでした。  それにしても戦争というものは、悪と善、敵と味方、黒と白と単純に分 けることのできない複雑で残酷なものですね。  チューリングが夢想したAI技術が花開こうとしている昨今の状況を彼が 見たらどう思うのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-04 15:50:38)
20.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
当時小説も映画も話題になっていましたが、テーマ的に 気が進まずスルーしていました。今回テレビで放送されて初めて観ました。 観る側の立場や年齢によって評価が分かれる作品ではあるとは思いますが 現在の自分にとっては、非常に良かったです!映画館で観ていたら野々宮 さん確保からラストのことろで号泣してしまったかもです。  4年間とはいえ、仮の母親からの最大限の愛情を注がれて育った薫ゆえにその 後のわけのわからない展開に混乱し苦悩してしまうというのは皮肉ではあります。  子役も含めて役者さんたちの演技がすばらしかったですね。井上さんは これまで可愛いだけのパッとしない女優さんだと思っていたのですが、こんな 演技力があったんですね、お見それしました。  他の人の評価の中でも触れられていたのですが、この悲劇的なお話の原因は母娘 にまとわりついた自分勝手で無責任なダメ男たちの所業であるのに、その点につ いてほとんど描かれていないのはやや片手落ちとは思いますが(特に丈博さんは 実際なら世間から叩かれてボロボロになっていてもおかしくないのにその雰囲気が なかった)、赤ちゃんを置いて外出したいきさつや秋山家の社会的立場などはくど くど描くことなく、あくまでも野々宮さんと薫の描写に集中したということかも しれませんし、それで良かったと思います。  無名の俳優で充分だった薫ちゃん確保の婦警さん役で吉田羊さんが出ていましたが、 あれって友情出演か何かだったのでしょうか。どこで出てくるのかと思っていたの であれれっていう感じではありました。  【番外編】ダメ男たちについて: 本筋とは分けて考えるべきかと思いますが、最も非難されるべきは丈博氏である ことは明らかですね。 避妊をせずにセックスすれば子供が出来る可能性があることを知りながら、子供が 出来ると将来は一緒になりたいが今は子供は作れないと堕胎を強要、その一方で奥 さんとはセックスして子供を作るという、支離滅裂な場当たり的な行動をとっています。  奥さんは当然そういうことを分かってはいるが、丈博氏への怒りも含め全てを野々宮 さんにぶつけてしまうような弱い人間と言えますが、非難する気にはなれません。 そんな男と不倫をした野々宮さんも、きつい言い方ではありますが、自業自得の一面 はあるし、責任は逃れられないとは思います。  もし実際に野々宮さんの裁判が行われた場合、弁護側が優秀であれば徹底して丈博氏の 責任を追及し、野々宮さんの行為は追い詰められ心神喪失となった結果の犯罪として情状 酌量を求めるでしょう。野々宮さんは薫ちゃんには危害を一切加えておらず、薫ちゃんは 両親から逃げ出して交番に駆け込んだことからも野々宮さんを愛していることは明らかで この点も情状されるのではないかと思います。一方、生まれたばかりの赤ちゃんを家に放置 したことから、秋山夫婦の子供への愛情の希薄さも指摘できるでしょう。 また裁判で奥さんが「死んでしまえ」と罵倒したのは、野々宮さんの「空っぽの女」と罵倒 されたという供述を裏付けてしまいました。 奥さんは裁判ではあくまで子供を誘拐された可哀そうな被害者を演じなければなりません。 これらの点を訴えれば執行猶予はつかないにしても刑期はかなり短縮される可能性は高い ように思います。  そして再び同じタイプの岸田氏と恵理菜さんは関係を持ってしまうわけで、物語の結末に 持っていくために必要だったとのでしょうが、これはいささかやりすぎではあります。 世の中はこんなダメ男だらけではないことを祈るばかりです。
[地上波(邦画)] 7点(2022-08-13 11:04:21)
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