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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  荒野のストレンジャー
大昔に確かに観た事はあるんだけれど内容を全く覚えてない…そんな映画は沢山あるわけですが、この映画もその1本。  アマプラで見かけたので、つい観てしまったわけです。  映画冒頭、名前を言わない主人公を見て「あぁマカロニの名無しの男を受けてるんだな」くらいに思ってたら、これがとんでもない引っ掛けです。まさかマカロニウエスタンの名作を釣りにつかってくるとは…まいりました。  名無しな事にちゃんと意味がある…というかそれがオチですから!と、とにかく普通の西部劇とは全く違う凝った(?)癖のある脚本が展開します。  一般的な西部劇というと日本の時代劇と同様「わかりやすい勧善懲悪」「撃ち合い(チャンバラ)シーンを楽しむもの」というシンプルな娯楽映画である事が身上なわけで、ほとんどの映画はそうなのですが、しかし1972年にこんなエッジの効いた脚本で西部劇を作ってしまうとは…イーストウッド恐るべし。  この映画を観たジョンウエインがイーストウッドに批判の手紙を送ったそうですが、そう、ジョンウエインのような王道西部劇の人からみればたまらなく醜悪な映画にしかみえないでしょうから、それもさもありなんです。  このシナリオそのままで2022年の今映画化してもきちんと成立するだろうな、と思えるくらいに現代レベルのシナリオなので、逆に当時の評価は賛否両論あったんだろうな、と思いますが、いや素直に面白かったです。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-06-20 19:55:22)
2.  JAWS/ジョーズ2 《ネタバレ》 
ジョーズ3あたりのレビューは書いてたのにこの2のレビューは書いてませんでした。  興業としては大ヒットした2ですがその内容はグダグダ。  そもそもオリジナルのジョーズは「サメがなかなか出ない」その緊張感と見せかたで傑作となった映画です。 ところが2ではその手法が使えません。そりゃ1でもうサメが出ちゃってるんだから当たり前ですが、じゃぁ2ではどうするか…というと何もない。冒頭のサメに襲われるシーン、サメ目線でシーンが描かれサメの姿は出ない演出なんですが…いやどうせ1で観たようなサメですよね?この演出に意味ないですよね? とはいえこのサメ目線カメラはこの映画のがんばりどころだったらしくちょいちょい出てきます。まぁここは苦肉の策を「がんばったね」と褒めてあげるのが大人の姿勢と言えるかもしれません。  それから1作目のトラウマで頭おかしくなってしまっている署長も見てられません。 魚群を見て「サメだぁぁぁ」と叫びながら銃を乱射して暴れる署長の姿は涙無しでは観られないのですが、おそらく人間のトラウマ等について時代を先取りして深く描いてみたかったのかもしれません。わかんないけど。 そして後半子供を助けようと無策で飛び出してしまうあたり(そして無策だから役にたたない)、やはり観ていてキツイものがあります。 人間、自分が署長で前作のような事を経験してれば次に同じような事態があった時の事を想定してるものじゃないんでしょうか?トラウマから目をそらしてるだけじゃだめだぞ?だからお前は3で出番なくなるんだよ!と署長に対しては強く説教しておきたいところです。  あとサメもサメです。 クライマックスにかけてボートから子供がばんばん落ちるのに全然食べません。 いや、もっと喰えよ!いけるだろ?無駄に沢山子供いるんだからさ! てかそういう映画じゃないのか?? お前も皆と同じでダメな子なのか? と思ってたんですが、しかしヘリを襲うシーンだけは秀逸です。 よし、お前はよくがんばったぞ!とここは褒めておきましょう。  「ヘリがやられるシーンだけはいい」←ジョーズ2の感想を書けば、つまりはそういう事です。  ところで2を見直すまで忘れていたのですが、「サメの敵討ち」という馬鹿な言動、ジョーズ3のオリジナルかと思っていたんですが、なんとこの2ですでに署長が「サメの敵討ち」と言っています。この馬鹿発言は2から3への引き続きネタだったんですか…しかも夫婦で言ってるとか。似たもの夫婦!
[地上波(吹替)] 4点(2021-06-21 18:16:16)(笑:1票)
3.  パットン大戦車軍団 《ネタバレ》 
ドンパチ系戦争映画だと誤解してしまうひどい邦題なんですが、戦争映画としてみるとアメリカの戦車にドイツ軍のマークだけ描くという安直さに代表されるように完全な落第点。では普通に映画としてみるとどうか…というと、まるでゲームのようにエピソードが羅列されるだけの構成は、あまり関心したもんじゃなく結局どう評価してもたいしたことない映画だと思うんですが…なぜアカデミー賞を6つも取ったのか不思議です。 劇中に描かれる兵士殴打事件がまるで現代の教師の体罰事件のようで今の日本で観るとタイムリー。 平和な日本の学校で問題になるのはわかりますが、戦争中の軍隊で上官が部下を殴打しただけでこんな事件になるとは…かなーり意外感のあるエピソードですが、これもキャラが立ちすぎてる戦争馬鹿パットンだからこそ叩かれたんでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-30 10:28:55)
4.  恐竜・怪鳥の伝説
なんと私、この映画(同時上映だったドカベンも)を子供の頃劇場で観たんですよね。  今は中国あたりを「パクリ」だ「民度が低い」と叩いてる日本人ですが、この頃の日本はまさに昨今の中国同様に民度も低く(海外ツアーの民度の低さが話題になってました)、映画等でもパクリが堂々と行われてました。  映画会社は、流行り物があればすぐ乗っかって安直な映画を連発。たとえば「ノストラダムスの大予言」のような一周回って面白いのかも、と思えるような怪作が沢山作られていたのです。 この映画もそんな安直乗っかり映画の一本で、ジョーズのヒットやネッシーブームに乗っかったもので、当時の基準で見てもひどい代物です。 なにしろ登場する恐竜を糸でひっぱてるのが観えちゃってるんですからねぇ…  アマゾンプライムで配信されてたので懐かしさもあって再見したんですが、オープニングのサムい歌でもう泣きそう。 渡瀬恒彦(若い)のなぞのメッシュシャツ等とにかくツッコミどころが満載(というかツッコミどころしかない)映画で、セットなども非常に安っぽく、本当に観るに耐えません。  昨今安直な漫画の映画化ばかりと言われる日本映画ですが、少なくともこんなアホ映画を作らなくなっただけ大きく成長したと言えるのではないでしょうか。
[映画館(邦画)] 2点(2018-02-01 14:05:54)(良:2票)
5.  マジェスティック(1974) 《ネタバレ》 
スイカをダメにする方法として銃で撃つってのがもうなんだか頭が悪すぎる。 普通、まとめて火を放つでしょ。 水分が多いから油をかけても燃やし尽くすのは大変だけど、でも燃えてない部分も熱でダメになるから全滅にできる。  楽しくスイカを銃撃してないで君たちはもっと頭をつかいなさい!
[地上波(吹替)] 5点(2018-01-18 00:09:40)
6.  燃えよドラゴン
実に35年ぶりくらいに再見しました。 今見ても意外と面白いものですね。てかブルースリー、こりゃ当時人気出るよな、と今さらながら思いました。  このサイトでも年寄りの方に位置する私はリアルなブルースリー世代なわけですが、しかし当時ブルースリーには全くハマらなかった人なのです。 彼の映画は典型的な彼のためにある映画であり、彼がいるからこそ成立する映画。 ブルースリーを観るための映画なのです。 そういう意味では例えば「ラブライブThe School Idol Movie」なんかと同じファン映画だとも言えます。 (多分好きな人は「そんなのといっしょにするな!」と言いたいでしょうが、内容があまり無くフアンでないと楽しめないという意味では私にはどちらも同じようなものに思えます) フアンでない人が点をつけるとあまり高くないのは、そういうジャンルの映画としてしょうがないところではないでしょうか。  とはいえ、当時まったく彼に興味がなかった私が今見ると「あぁこれ当時ハマった人がいるのわかる気がする」と思うのですから、人間、年をとるとやっぱ変わるものなんですね、うんうん。
[地上波(吹替)] 6点(2017-01-19 10:38:24)(良:1票)
7.  レッド・サン 《ネタバレ》 
監督テレンスヤング、音楽モーリスジャール、出演がチャールスブロンソン、三船敏郎、アランドロン。侍が出てくる西部劇…なのに欧州製作。 …という設定だけ聞くと「どういう事?」と混乱してしまうとんでも映画。  今回テレ東で放送されていたので35年ぶりくらいにみました。  そもそもなぜこんなとんでも映画ができたかというと、三船からの持ち込み企画がハリウッドでは映画化されず欧州に持っていったら映画化してもらえる事になった。といういきさつがあるからで、ネットのレビューなどで「なぜこんな糞映画に三船が…」なんて感想も読むけれど、そもそもこれ三船からの持ち込み企画だから彼が出ているのは当たり前なのです。  監督の起用も他にペキンパーなどの候補がいる中、三船がテレンスヤングを選んだそうなのですが、ペキンパーだったらどんな感じだったのか非常に興味深いですね。  で、映画の内容ですが、前半はまぁわりといいんです。敵対する2人が共通の敵を追ううちに…というオーソドックスなバディ物ですから。 しかし中盤、何の関係もないコマンチが出てからがいけません。なぜコマンチだした?  クライマックスはなぜか(何の関係もない)コマンチとの混沌としたバトルに突入し、もはや元の確執もあやふやに。 コマンチが敵とか冒頭の展開となんの関係もないし必然性もなく、シナリオは迷走していくのです。  この後半のgdgdぶりは本当にひどくて、前半のよさをすっかり台無しにしてしまっています。  まぁそれでも、それなりに観られたので駄作一歩手前で踏みとどまってはいるのですが、後半、謎のコマンチさえいなければもうちょっと面白かったのに…とそれが非常に残念でなりません。
[地上波(吹替)] 6点(2017-01-14 11:43:49)
8.  戦略大作戦 《ネタバレ》 
あまた存在する戦争映画の中で個人的にもっとも好きなのがこの「戦略大作戦」です。 (原題とは偉く違う大げさな邦題で、内容は全く「戦略大作戦」ではないのですが) 何しろ、戦争映画の中で僕が唯一DVDを購入した映画なのですから。  まぁそうは言ってもマイナーな映画で、人に言ってもなかなかわかってもらえない…と、以前はそういう映画だったのですが、最近、大洗とのコラボや劇場版で話題のアニメ「ガールズ&パンツアー」中でこの映画が思いっきりフューチャーされていた事で俄然知名度が上がりました。 テレビアニメの中で劇中劇として上映される映画がまさにこの映画(街中で砲塔を回せないタイガーのシーン)。 またヒロインの一人が敵校に忍び込んだときに慌てて口走った偽名がまさかのオッドボール。 いや、そのネタはマニアしかわかんねーよw  このアニメの監督は僕と同世代なのですが、さすがは同世代。 こういう「わかる人にしかわからない」ようなところで見事に趣味が一致するとムショーにうれしくなります。 世間的にはなかなかマイナーなこの映画なのですが、ことジャパニメーションというジャンルに限定すれば、実はいまやもっとも有名な戦争映画になっているわけで、個人的に大好きなこの映画にスポットをあててくれた水島監督とはぜひ一度飲みにいきたいと切望するわけです。 そして、こういう風に映画をネタにして「そうそう、そうだよね!」なんて楽しませてくれる映画ってほんとに素晴らしいと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2016-11-17 01:25:29)
9.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
わたくし、この映画との最初の出会いはわりと悲劇的な状況でありまして、高校生くらいだったでしょうか、たまたま昼下がりにテレビをつけたらこの映画を放送してたわけですが、それがなんとラストの5分くらいのところ。  なんかわからんけど女性がお花を供えたらお墓から手が出てきて…ってとこで「なんだろうこの映画」と思ったのがキャリーとの出会いでした。 いきなりラストだけを観るというのは映画との出会いとしてはわりと悲劇だと思うのです。  もっともこの映画の映画的なアレンジ部分であるその「手が出る、しかもそれが夢」というとってつけたようなお化け屋敷的ラストシーンに関してはわりと賛否両論あるところですし、そもそも映画の本質的にどうでもいいシーンだったのは幸いだったと言えるでしょう。 その何年か後、改めて観たときにはちゃんと映画を新鮮な気分で観る事ができました。  これがたとえば『「ソウ」のラスト数分だけを偶然観ちゃいました』なんかだったら後から取り返しがつかなかったと思います。  そういう意味では最後にどうでもいいシーンを入れてくれたデパルマは偉かったと言えるでしょう、うん。
[地上波(吹替)] 7点(2016-11-14 23:58:45)(笑:1票) (良:1票)
10.  タクシードライバー(1976)
この映画は20代30代40代とそれぞれのタイミングで数回観ているのですが、初見はテレビで吹替えだったように記憶しています。  言わずと知れた有名映画なのですが、昔から「便所の100W」と言われていた超ポジティブ思考の僕(しかも日本人ですし)には、主人公の行動原理も思考も理解の埒外にあり、全く合わない映画です。 合わないにも関わらず何回か観てるのはこれだけ名画と言われている映画ですから、自分が年齢を重ねたら理解できることもあるのかな?という意味もあってなのですが、何回観ても理解不能でつまんない映画なのは変わりません。 つか、名画名画と言われてますが、ただの痛い厨二病患者を扱ってるだけの映画ですよね?どこが名画なのかまるでわかりません。  この映画は典型的な「合う合わない」「好き嫌い」で語って問題ない映画だと思うので今回は「合わない」「好きじゃない」と素直に言わせていただきます。  あ、この頃のジュディフォスターはなかなか魅力的なのでそれでプラス1点ですかね。
[地上波(吹替)] 3点(2016-11-12 00:32:36)
11.  未知との遭遇 《ネタバレ》 
スターウォーズとともにひとつの時代を作った映画。 今思えば、この時代は「本格的大作SF映画」がいくつも製作されていたように思います。 (それから40年、本格大作SF映画はついに「インターステラー」として見事に花開きました)  この映画、一見、壮大かつ奥の深そうな映画のように見えるわけですが、良く考えると実はたいした内容ではないんですよね。 「なんかありそうな雰囲気→結局UFOが出てくる」というただそれだけの映画で、日常生活の中の違和感を描くことに重点を置かれる話作りは、スティーブンキングの作風を思い起こさせます。(キングはこの映画の頃はまだド新人だったわけですが)  そんな(地味で面白味のないストーリーにも拘わらず)、あのマザーシップの出現シーンには息を飲んだ事を覚えています。  この映画は、内容から点数をつけるとあまり高得点にならないかもしれない非常にむつかしい映画なのですが、映画史の中でこの映画が存在する事自体に意味があるというその事実が、この映画が名作であることを証明してくれている映画だと思います。  そういえば、昔はポテトサラダを見ると山を作る遊びをしたものですが、もうこの映画の記憶が薄れた今はそんな事をすることもなくなりました。時代の移り変わりってやつですね(ちがうよ)
[映画館(字幕)] 7点(2016-11-08 10:53:34)
12.  料理長(シェフ)殿、ご用心
小粋なグルメ系サスペンス映画。適度にラブありサスペンスありの佳作でジャクリーンビセットの魅力全開映画。と、書いてみると、めっちゃ大雑把に言えば「シャレード」系映画と言えますね。 (シャレード系ってなんだよという突っ込みはあるかと思いますが)  映画の内容は原題の「誰かがヨーロッパのすごいシェフを殺そうとしている」がまさにそのものドンピシャリの内容で、当時と違ってグルメな食事に慣れた今の日本人が見たほうが面白いかもしれません。 (この映画が公開された頃、ロブスターを実際に食べたことある日本人ってほとんどいなかったと思います)  私らの世代は「なんちゃら洋画劇場」で1回や2回は必ず見てる..と思うくらいにしょっちゅうテレビ放送されてた映画なんですが、どうやらDVD化されてないらしいので、今は見るのが困難なのかもしれませんね。  こういう映画こそ、映画のジェネレーションギャップを測るのにふさわしい映画なのかもしれません。 ま、そんなもん測ってどうするのかがわからないんですが。
[地上波(吹替)] 6点(2016-11-07 13:16:17)
13.  ガントレット 《ネタバレ》 
最初に観たのは多分吹替えでそのあとBSの字幕版なんかでも観たのかな もう4,5回は観てる映画です。  公開当時は「何万発の弾丸が!」が売りだった映画でして、実際、前菜の家を乱射シーン、箸休めのパトカー乱射シーン、そしてメインディッシュのバス乱射シーンと無駄に激しい銃撃シーンが連発されます。  実際、その銃撃シーンは効率等一切無視の乱射であり、たとえばバスであればタイヤとエンジンが壊れてすぐ止まりそうなところを、なぜかそういうところを銃弾がよけてくれるのでボロボロのバスが最後まで走ってくれたりするしその後の事件解決シーンも「なんじゃそら?」な安直さ。 「銃撃の前に理屈は不要」というわかりやすい映画で、娯楽映画としては結構好きな映画です。  あと、最近あらためて吹替え版を見たら懐かしいビッグネームがてんこもりで、そっちに感動してしまい、もはや映画の内容なんかどうでもいい、という気分になりました。主要キャストの声優さんは銀河万丈の嫁以外もうみんな故人なんですよね…そりゃ僕も年をとるわけだ…
[DVD(字幕)] 6点(2016-09-21 11:21:02)
14.  ポセイドン・アドベンチャー2 《ネタバレ》 
オリンピック真っ只中のある日、BS-TBSでこの映画が放送されてるのを偶然見つけました。 「なつかしい!めっちゃ糞映画だった気がするけど全然覚えてないんだよね」って事で、あらためてこの映画をちゃんと観たわけなんですが… なるほど、分析的に観るとなぜこの映画がダメなのかが簡単にわかるもんですね。  この映画の問題点は大きく2つあります。  1つは(これが最大の問題なんですが)そもそもこの映画の主要メンバーはみんな「わざわざ外から沈みつつあるポセイドン号に乗り込んでくる」ってところ。 しかもその動機が火事場泥棒なんだから、もはや何をかいわんや。最近はやりの「自己責任」以外の何物でもないわけです。 そんな連中がポセイドン号の中でどうなろうが観客的にはぶっちゃけどうでもいいわけですから、映画を観てても何の緊張感もありません。  運悪く船に乗り合わせた善人達が必死に脱出しようとする姿に手に汗握ってガンバレと応援した前作とは、根本的に観てる側に温度差がありすぎるわけです。  そしてもう一点の問題は「お宝(あるいはプロトニウム)目当てに外から船に乗り込んできた連中が銃撃戦」って…あれ?それってそもそも舞台がポセイドン号である必然性が全くないですよね、って事。 「ポセイドン号には実はプロトニウムが積まれていて」なんて無茶な設定を後から追加するくらいなら別の映画にすればいいだけの話。  それを「ポセイドンアドベンチャー2」なんて事にしちゃうから、あの映画の続編だと思って映画を観に来た客が肩透かしをくらって激怒してしまうのはそりゃ当たり前ですよね… なまじ前作が映画史上に残る大傑作だけにその反動もすごいわけで、なんでこの映画を「ポセイドンアドベンチャー2」にしちゃったのかな…と思うわけですが、ちょっと調べたところ、どうやらプロデューサーのアーウィンアレンが金に困って「ポセイドンアドベンチャー」の名前を使って安直に金稼ぎをしようと思ったのがそもそもの原因らしく。 これって、『「原子怪獣あらわる」をリメイクしようと思ったけどそれじゃ製作資金が集まらないから「ゴジラ」にしました』というアメリカのトカゲゴジラを彷彿とさせる理由で、当然ながらそんな事をすると「ゴジラじゃない」「ポセイドンアドベンチャーじゃない」と大バッシングを受けるのは当然の帰結。  つまるところ、金看板の重みをまったく理解してない、その程度の人が造った映画だからつまらない。って事。 製作サイドより客の方がよっぽど元の映画を愛してたって事ですね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-17 00:34:30)
15.  ザ・ディープ(1977) 《ネタバレ》 
今現在50歳以上の方ならご記憶にあるかと思いますが、公開当時は印象的なポスター含めてかなりの話題作でした。 1975年のジョーズ以来、海洋ものはちょっとしたブームでこの映画もそれに便乗した感じで宣伝されていたと記憶しています。 ポスターもなかなか怖い感じだったんですよね。海の底で何があるんだろう?的な感じで。  だが、しかしここのレビューを見てもわかる通り、この映画で話題になるのは乳、乳、おっぱい。濡れT透け乳!の話題ばかり  なにしろ映画冒頭からノーブラTシャツ透けビーチクなオッパイがさく裂するため、その後のストーリー展開が地味な事もあって、結局映画を観た後に「冒頭の透けTエロすぎだろ!」しか記憶に残らないという。 「こんな映画だとは思ってなかった」的な一種の肩透かし感が相当な映画でした。  当時多くの青少年に「着エロ」「透け乳」というフェチ要素をトラウマとして植え付けた罪作りな映画だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-07-23 14:49:45)
16.  カサンドラ・クロス
とにかく子供が嫌いになる映画。
[地上波(吹替)] 7点(2015-11-05 15:25:02)
17.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
ひっさびさに観たのですが、いやー今みても面白いですね。確かに3人が別れてからのシーンは今の基準ではけっこうたるく、「猿の惑星」の冒頭の荒れ地放浪シーンを思い出しました。後半に関しては今だったらもう一つ二つエピソードを追加して派手な展開にするとこなんでしょうけど、さすがにちょっとたるいですね。それでも今見ても面白いっていうのは、まさに名画の証。ピーターハイアムズの唯一の傑作だと言っていいかと思いますが、でもこれリアルタイム世代の記憶で言わせてもらえば、昔は「知る人ぞ知るB級娯楽映画」にすぎず、ほとんど誰も知らないような映画だったはずなんですが、今はわりと有名ですよね。やっぱこのネタ(NASA陰謀)の元祖っていう要素が大きいんでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-27 03:47:00)
18.  天国から来たチャンピオン
「あなたにとって名画とはなんですか?」と聞かれたとき個人的に真っ先に浮かぶのがこの映画です。自分の中の名画原体験映画であり、とても特別な映画。今でも野沢那智や 富田耕生、鈴木弘子がしゃべる名台詞の数々が頭に浮かびます。本当に久しぶりに(おそらくDVDかブルーレイ用に修正された)字幕版を見ました。見て気づいたのですが、私、テレビで放送していた日本語版しか見た事なかったんですね。知らないカットがいくつかありました(まぁ枝葉の箇所なので影響ないのですが)。そして字幕なのになぜか自分が見た吹き替えの声で台詞が聴こえます。そして最後には涙が…いやぁ映画って本当にいいものですね。そういえばこの新しい版、途中のお墓のシーンで、なぜか墓には日本語で「○○家の墓」とか刻まれていておそらく日本版用にCGで修正したんでしょうが、こういう改修は映画の雰囲気を壊すので不要だと思うんですよね。もう一つ余談ですが、テレビ版には吹き替えが2パターンあり、主要キャストのほとんどは同じなのに、なぜか「小原乃梨子」だけがヒロイン役と悪妻役で役が入れ替わってるんです。面白いです。私の記憶にあるのは悪妻役を演じてる方で、オリジナルの声にはこちらの方が近いと思います。とまぁ長くなりましたが、マイフェバリットなとても大事な映画です。  
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-10-27 12:50:22)(良:1票)
19.  ファンタスティック・プラネット
1980年頃だったか、この映画について「すごい名作」だと噂だけは聞いていたのだけれども、何しろ当時こんな映画は普通に暮らしているかぎり観る機会がなかった。1982年だか83年だかに近所の高専のアニメ研がどこからかフイルムを入手してきて文化祭で上映することを知り、勇んで観にいったわけですが.....何しろ上映されていたのは字幕もなんもない原語版。わけもわからず呆然と見るしかなかったのがいい思い出。 だってフランス語なんだよ。ただでさえシュールなのに、しゃべってる言葉がフランス語となると一介の高校生にすぎない私にはもう...。 ちなみにこの映画の原題は「ファンタスティックプラネット」なんて綺麗なタイトルではなくて「ラプラネットソヴァージュ」 つまり「野蛮な惑星」です。英語のタイトルがなんでこんな偽善者ぶったタイトルなのか理由は全然不明。当然ですが本来の原題の方がよほど映画の本質を表していますね。   
[試写会(字幕)] 4点(2005-05-28 22:10:20)(良:1票)
20.  グレート・ハンティング
今よりはるかに胡散臭くバイタリティに満ちた1976 年当時、リアルタイムでこの映画のムーブメントを味わった人以外には何の意味もない映画だろう。(ってか映画なのか?)   ちなみに内容は(記憶によれば)こんな感じだった。→  「......いつライオン出るんだよー....たるいなぁ..たるいなぁ....ライオンいつだよ....ライオンはまだかよ....ライオン早くでろよ.....お!きた!!!..って、もう終りかよ!もっと喰えよ!!」 
[映画館(字幕)] 1点(2005-05-12 16:24:04)
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