221. 遠い空の向こうに
夜空を飛ぶスプートニクと、坑道を照らすライトの対比が非常に印象的でした。けっこういい青春ドラマだったと思うんだけど、後半ちょっと話を端折り過ぎてると思います(コンテストかなんかに出る部分あたりが特に)。もっとじっくりロケットが改良されていく過程を観たかったなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-03 16:56:43) |
222. マルコヴィッチの穴
普通に考えると、この映画最大のヤマ場はやはり「マルコヴィッチがマルコヴィッチに入ったら何が見えるのか?」という部分だと思うんだけど、実際にはそれを通り過ぎた後も結構ダラダラと続いてしまう。少々尺が短くなってもやはりここをオチにした方が遥かに面白くなったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-03 16:52:49) |
223. マトリックス
「己とは何か」。テーマとしてはこの第一作だけで十分描き切ってると思います。最後にそれを観客に問いかけたところでこの映画の役目は終わっている。それなのになぜわざわざ4年のブランクをおいてまで続編を2本もつくったんだろう? [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-03 14:11:25) |
224. ダイ・ハード
たしかに他のアクション映画とは一線を画する名作ですね。ストーリーに無理はないし、見せ場も多い。そして脇役が非常に個性的(リムジンの運転手がイカしてます)。ただちょっと長過ぎたかも。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-03 13:10:26) |
225. カプリコン・1
《ネタバレ》 命がけで崖をよじ登ったオッサンがそこで見たものは…。あれほどショックなことはないよなぁ。それにしても秘密を守るためならNASAの職員だろうが宇宙飛行士だろうがあっさり消そうとするなんて、本当に怖い国ですね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-30 21:08:13) |
226. 人狼 JIN-ROH
最初はかなり混乱しっぱなし。二回目に観てようやく全貌が掴めました。それまでほとんどアニメといえばジブリ一色だった僕には、映像・ストーリーともに新鮮な印象を受けました。ジブリ帝国の支配下にある日本でこういう作品が脚光を浴びにくくなるのは無理もないが、それはそれでちょっと残念かも。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-30 11:57:33) |
227. 千年女優
ただの回想の物語かと思っていたら意外な展開になりビックリ。インタビューの社長さん、回想エピソードに参加し過ぎ! さすがに同じような展開の連続で後半ちょっと飽きてしまったけど、なかなか面白かったです。それにしても冒頭のロケット発射シーンが、まさかああいうかたちのオチに繋がるとは…。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-30 11:42:38) |
228. 戦場のピアニスト
実話だと言われたらハイそうですかと答えるしかないんだけど、それにしてもうまくいき過ぎてる気がする。後半の逃亡劇はもう奇跡につぐ奇跡。思わず「そんなにうまいこといくか!」って突っ込みたくなる。嘘のような現実をいかに嘘っぽく見せないかも、映画としては重要なんじゃないのかなぁ。でも『シンドラーのリスト』ほどワザとらしくはなかったし、色々と考えることの多い名作だったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-29 00:50:26) |
229. 東京原発
原発について楽しく学べる教材ビデオ…じゃなくてブラックコメディ映画でした。ただ、大学の先生が延々と原発について説明するシーンは文字通りただの説明に過ぎず、あそこで少しドラマが停滞してしまった気もする(ちなみにここの解説される内容についてはかなり間違いがあるそうです。どっかのHPでチラッと見た)。で、結局あのあと東京は、いや日本はどうなったんでしょう? [DVD(吹替)] 7点(2005-10-29 00:27:51) |
230. 下妻物語
最後の展開がちょっと強引だったけど、総合的にはけっこう面白い映画でした。『Dolls』を観たあとだとフカキョンのあの変貌ぶりには驚かされます。土屋アンナも『茶の味』とは全く正反対のキャラを演じててビックリ。あと、ストーリーにはほとんど関係ないけどやっぱりマイク水野の不意打ちにはやられました(笑)。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-28 23:35:57) |
231. 雨あがる
今は亡き黒澤明が書いた脚本だが、『影武者』や『乱』に比べるとずっとシンプルでまとまった脚本だったと思う。普通に面白い映画だったんだけど、延々とカメラ目線で素振りを続ける伊兵衛になんか違和感を感じました。もっといろんな角度から撮ればいいのに。ま、違和感と言えばやはり殿様ですけどね。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-27 23:41:41) |
232. 血と骨
北野映画で見せるのとは全く異質なたけしの暴力シーンはちょっと意外でした。今まで見た事もなかった朝鮮長屋の生活風景などは新鮮でよかったのですが、この時間で金俊平の一生を一気に描くにはちょっと無理があった気がする。ポンポンと時間が過ぎ去っていくので、各エピソードの印象が意外と薄く、結局残るのは「たけしがなんか不条理に暴れまくってた」ってことだけ。どこかの時代だけに絞ってミッチリ描くか、三部作とかにしたほうがよかったかも。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 22:32:09) |
233. マッハ!!!!!!!!
このテの映画って、見所であるはずのアクションシーンが長ければ長いほど逆に退屈になるのが欠点。個人的には『燃えよドラゴン』なんかもそう。案の定、この映画も町中の鬼ごっこあたりあたりまではとても面白いのに、それ以降はちょっと単調に思えて退屈。どんどん敵が強くなり、殴っても殴っても全然効かない。だから必然的にダラダラと乱打戦になってしまう。せっかく前半で「ムエタイってすげえ!」って思わせてくれたのに、最後のほうは「本当にすごいのか?」ってつい思ってしまった。でも久々に見応えのあるアクションだったし、一見の価値アリとは思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 22:16:52)(良:1票) |
234. いかレスラー
《ネタバレ》 『えびボクサー』は全然楽しむ事が出来なかったけど、こっちには完全にハマってしまった。そりゃあ演技のショボさとかアラを挙げだしたらキリがないけど、レスラーらしい試合が何度もある分、少なくとも『えびボクサー』よりは数倍楽しめる。特に中盤のvsたこレスラー戦はもう面白過ぎ。あと、この映画を語るうえで外せないのがオープニング主題歌。あれには完全に脳ミソを破壊された。あれほど強烈な主題歌は『ゴジラ対ヘドラ』以来。トラウマ必至です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 21:46:41) |
235. パッチギ!
これはある意味「問題提起」の映画だと思う。提起しただけで何も解決はしていない。今まで在日朝鮮人についてほとんど何も知らなかった人々(自分も含めて)に、たとえここで描かれたモノが全てではないにしろこういう現実が日本にはあるんだということを示したという点が大きいと思う。問題はこれからどうするか。事の本題はこの映画の先にあると思うので、あえて満点ではなく7点にしてみました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-10-27 00:04:55) |
236. ペパーミント・キャンディー
これを観た当時、韓国映画は「シュリ」と「JSA」しか観たことがなかったので、こういった展開にはちょっとビックリしました。ちょうどへこんでいた時期だったので余計落ち込んでしまった…。でも観ておいてよかったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-26 22:38:07) |
237. シュリ
公開当時の「ハリウッドを超えた!」という宣伝文句は誇大広告もいいところだが、それなりによくできたアクション映画ではあると思う。でも、ドラマが意外とチープだったのは残念。そんなところまでハリウッドの真似をしなくてもいいのに。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-26 21:36:44) |
238. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
そもそも、2時間ほどの映画に50分近い未公開シーンを追加したら、それはもう別の映画でしょう。実際はこの3時間バージョンこそが本国でのオリジナルらしいのですが、それならちゃんと3時間のまま日本でも公開したらよかったのに。僕はやはりスッキリまとまった2時間バージョンのほうが好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-26 21:32:09) |
239. 座頭市(2003)
う~ん、面白かったことは面白かったんだけどなぁ…。やけによくしゃべるたけし、ガダルカナルタカの滑りまくりのギャグ、そしてあのキレイにまとまった大団円。どこを切っても北野映画っぽくなかった。こういうエンターテインメント作品もたまにはいいと思うが、次はもっと「北野武」的でエネルギッシュな作品を期待したい。最新作『TAKESHIS'』はどうなんだろう? [映画館(吹替)] 7点(2005-10-26 21:15:50) |
240. 長江哀歌
まず目がいくのは映像の美しさ。ほとんどのシーンが曇り又は雨で、全体的に青白く霞がかかったような感じで非常に美しく、マイナスイオン大放出の癒し系映像となっております。ドラマは前半後半でふたつに別れていますが、殆ど接点もなくただ二本立てといった印象。しかしどちらも描き切ったという印象はなく、何のためにこういう構成にしたのかちょっとよく分かりませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-26 17:14:57) |