261. ジョーカー
TVスポットによれば、心優しい男が悪のカリスマになるさまを描いた映画ということだが、「悪」というより「異常さ」が増していくだけであり、主人公の行動への同情や感情移入は難しかった。初めから終わりまで不快でたまらなかった。 [映画館(字幕)] 1点(2019-11-23 09:43:48) |
262. アド・アストラ
ここまでつまらない映画もちょっと珍しいんじゃないだろうか。主人公の気持ちに感情移入したくても、その描写がお粗末過ぎるし、行動がもう無茶苦茶で、感情移入のしようがない。宇宙を旅するというSF的要素も、非科学的、非論理的なシーンの連続で、呆れるほかなかった。ストーリーも含め、最初から映画として崩壊していた。 昔、「死霊の盆踊り」という驚きの映画があったが、笑えるだけ、この映画よりましだったかも。 [映画館(字幕)] 1点(2019-09-25 22:14:04) |
263. フォルトゥナの瞳
名作「デッドゾーン」の矮小な二番煎じ。百田尚樹原作ということで少し期待したが、酷いもんだ。娯楽映画としてみても、主人公の悩みに共感が持てないし、都合よく事件、事故が起こりすぎだし、何も見るべきところがなかった。 [映画館(邦画)] 1点(2019-09-23 16:51:01) |
264. 僕等がいた 前篇
高橋が、馬鹿で嫌な女にしか見えない。おっさんとおばさんが高校生を演じるというのも無理がありすぎなんじゃなかろか。はっきり言って気持ち悪い。非処女が処女の役ってのも、どうもねぇ。。吉高の演技も下手糞というか、この映画には合っていなくて興ざめだ。髪型のせいなのかブスに見えるし。アニメ版の方は良かったのにな。同じ場面で同じセリフをしゃべるのに、何という違いだろう。本当にがっかりだ。 [DVD(邦画)] 1点(2012-09-23 19:43:22) |
265. プロメテウス
SF映画には、どこかワクワクさせるところがあるし、予告編を見てかなり期待したのだけれど、実際に見てみて、思わず「えっ!これでお金取るの!?」と驚かされる出来の悪さだった。ワクワクさせられる所など全くなく、盛り上がりもなく、エイリアンの古びたアイデアを工夫もなく使いまわしているだけ。理屈に合わないシーンも満載で、いちいち突っ込む気も起きない。リドリースコットも、老いたということか。さっさと引退してもらいたいものだ。 [映画館(字幕)] 1点(2012-08-31 17:52:30)(良:1票) |
266. SPACE BATTLESHIP ヤマト
何もかも、みな酷すぎる。 [DVD(邦画)] 1点(2011-08-12 09:32:08)(笑:1票) |
267. 隠し剣 鬼の爪
《ネタバレ》 緒方拳が扮する家老だが、そんなに悪い奴か?西洋式の最新の軍隊を養成したりして、なかなか先見の明がある家老じゃないか。謀反人の仲間の有無を探ったのも藩のために当然の事をしているだけだし、上意討ちを一番、腕の立つ主人公に命じたのも当たり前。謀反人の妻は、セックスで男を懐柔して藩の決定を曲げさせようとするような、武家の女にあるまじき腐れ果てた根性の女だから、それを相手に遊んでも罪は軽い。そんな、家老を殺すなんて、この主人公は殺人狂ではないか。まったく不愉快で反社会的な映画だ。 ********* ところで、「大目付」って、大名を監視する役目だから、幕府にしかいない。「果たし合い」は私的な決闘であり、主人公が藩命で行ったのは「上意討ち」。身分の違う使用人の女が、主人に気安く話しかけるなどあり得ない。言い出すときりが無いが、いくらなんでも時代考証が出鱈目すぎる気がする。清兵衛でも出鱈目だったが、山田洋次という男は観客を馬鹿にし過ぎているんじゃないのか。 [地上波(邦画)] 1点(2007-02-26 22:57:15)(良:1票) |
268. 君を忘れない FLY BOYS,FLY!
少しはあの時代のことを調べたのだろうか。飛行服を着せさえすれば、それであの時代を描いたことになると思ったのだろうか。人気アイドルが出るというただそれだけの価値しかない映画がこれまで数多く作られてきているが、この映画もそうした映画の一つでしかない。戦死者やその遺族だけでなく、日本の歴史や日本人に対する恐るべき無知と侮辱しか感じられない映画だった。 1点(2004-01-24 21:57:19) |
269. 菊次郎の夏
やる気のないコントを陳列した映画。しかし、売れない芸人みたいに、意味もなく「チン」を陳列するのはやめてくれ。 1点(2004-01-24 10:30:01)(良:1票) |
270. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 ずいぶん偽善的な臭いのするアニメ。特にナウシカの偽善者ぶりがむかつく。胞子が1個でも谷に入ったら谷は滅びるのに、ナウシカは城の地下に秘かに持ち込んで、趣味で実験を繰り返している。これって村人への大変な裏切り行為だろう。ペジテのガンシップの攻撃を妨害しておいて、ガンシップが落とされると「ハッ」とか言って驚いてみせる。ペジテは有効な反撃手段を失い、「虫」という禁じ手を使うところまで追い詰められてしまう。「大海しょう」はナウシカが起こしたようなもんだ。なのに、救世主だって?ご冗談でしょう。 [地上波(邦画)] 1点(2003-12-27 21:38:13) |
271. ダンサー・イン・ザ・ダーク
何の説得力もないストーリーで最後のあのゾッとする場面にたどりつく。かつてないほど後味の悪い映画。見て後悔した。 もっとも、あとでビョークのCD買っちゃったけど。 1点(2003-12-26 21:50:54) |
272. 八甲田山
《ネタバレ》 初見は昔、テレビ放送されたときで、頭の上に積もっていく雪を見て滑稽に思ったりして、雪山の恐ろしさというのもいま一つ感じとることが出来なかったように思う。そんなに面白くもなかったが、つまらなというほどでもなかった。 その後、八甲田山で起きたこの遭難の実際のところを本で読んで、映画があまりに事実とかけ離れているので驚愕した。 高倉健演じる隊長は、実際には、ガイドとして雇った村人たちが必死に止めたにもかかわらず行軍を強行し、兵隊たちを優先して村人たちを酷使し、かろうじて村に戻れた村人もこの時の凍傷の後遺症に苦しみ、亡くなっていく人も少なくなかったという。しかし、映画では高倉健は英雄のように持ち上げられていた。 犠牲となった英雄的な人々(村人)のことは描かれず、むしろ非難を受けるべき人(隊長)が英雄になる。こんな映画を見てしまって、今は後味の悪さでいっぱいだ。 [地上波(邦画)] 0点(2019-09-10 16:40:43) |
273. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
《ネタバレ》 私は歴史には素人だが、たしか切支丹たちは寺社仏閣を破壊し、人々にキリスト教を強要し、信じない者を殺したり奴隷としてヨーロッパ商人に売り払っていたのではなかったか。宣教師たちは信徒たちが殉教すると大いに喜び、本国に報告していたとも聞く。 史実はそうであっても、どうせキリスト教を美化するだけの映画だろうと思って、見る気はなかったのだが、世間の高評価につられて、ついつい見てしまった。見て大いに後悔した。 キリスト教徒でない私にも共感できるような、人生の苦悩や救いが描かれているのではないかと期待したのだが、村人たちへの責め苦と主人公の喚き声が延々と繰り返されるだけで、とにかく退屈なのだ。日本人は何を考えているか分からない薄気味の悪い奴、或いは陰険で残忍な奴として描かれ、しまいには、日本は何物も根付くことのない沼だと決めつける。これはもう、新手の人種差別ではないだろうか。 ただ、日本人俳優たちの演技は素晴らしかったと思うし、リーアムニーソンもさすがだ。しかし、ガーフィールドはいただけない。ただ喚きまわるだけで、雄鶏よりやかましかった。 [映画館(字幕)] 0点(2017-02-18 22:06:39) |
274. 風立ちぬ(2013)
庵野の声のように、どこまでも平板なアニメだった。どこにも盛り上がりというものがなく、心に残るシーンの1つもなかった。登場人物は表情に乏しく、退屈でたまらなかった。やっと登場したゼロ戦も、どこかデフォルメされ、翼を妙に引き伸ばされ、全然、美しくなかった。人が声で真似たエンジン音や風切り音も、わざとらしく、また本当の音とは違っていた。世間では宮崎駿は飛行機好きということになっているが、彼は実際の飛行機には関心がないのだと思う。それにしても、こんなので金をとるなんて、酷すぎる。 [映画館(邦画)] 0点(2013-09-27 15:32:40)(良:2票) |
275. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 何とも不快な後味の映画でした。婚約者と別れて愛人と一緒になりたいばかりに、その婚約者を人殺しに仕立て上げるとはね。王族たちの間では、謀反なんてありふれていそうだし、目上の者を蔭で誹るのはありがちなこと。それを盗み聞いて告げ口するなんて、この警部、まさにゲシュタポですな。 □ □ □ 世の中、思い通りにいかないことは多々ありますが、人を陥れ、破滅させてまで、欲しいものを得ようとするのは、人として許されない事でしょう。それを、まるで、良い事をしているかのように描くなんて、唾棄すべき映画ですね。 [DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2008-09-15 16:22:05)(良:1票) |
276. デビル(1997)
IRAの闘士と平凡な警官とでは、背負ったものの大きさが違いすぎる。それを対等のレベルで配してみせても、警官の安っぽさが目立つだけだ。しかも全体のトーンはギャング映画のノリだろうか。こんな映画は、北アイルランドの苦しみへの侮辱でしかない。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-04-19 22:18:19) |
277. キリング・フィールド
ポルポトの残虐行為は、誰かが描かなきゃならなかったが、しかし、この映画のような形ではない。狂った連中の中で、少しでもまともなところのある奴は英語やフランス語を話す。そして、主人公を助けようとするのは欧米人。こうした構図から伝わってくるメッセージは明確だ。だからアジア人たる私としては、腹立たしさしか感じない。いつか、カンボジア人自身による「キリングフィールド」を見てみたいものだ。 0点(2004-01-23 22:54:48) |
278. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
実は、おもしろかったんです、見たときには。冒頭、逮捕されるときの緊張感といい、刑務所内での閉塞感といい、ほとんど満点をあげたくなるくらいでした。しかし、その後、ユルマズ・ギュネイ監督の作品なんぞ見てから、私の心の中でこの映画はすごい悪臭を放ち始めました。私がこの映画を通じて得たトルコ人の印象は、血も涙も、文化も文明もない、ただただ残虐な生き物というものでした。しかし、ギュネイ監督の作品を見れば、そうした印象がいかに事実に反しているかが分かります。ある民族についてステロタイプのレッテルをはりつけるような映画は、胸くそを悪くさせるものでしかありません。 0点(2004-01-23 22:45:20)(良:1票) |
279. ラストエンペラー
映画としての出来は良かったと思いますよ。特に音楽が。しかし、私が本で読んだ溥儀の人物像とあまりに違うんだよね。れいによって日本がどうしようもない悪者に描かれているし。嘘も100回つけば本当になると、たしかヒットラーが言っていたと思うけど、こうした政治的アピールのある映画が美しく叙情的に作られるということに、たまらない危険を感じる。よってこの点数。ご覧になる方は、フィクションにすぎないのだということを、くれぐれもご注意くださいまし。 0点(2004-01-01 21:30:13) |
280. 回路
全然恐くない。ただ、だらだらと、だらだらと画面が移っていく。カタツムリがはうところを2時間観察していた方がずっと楽しい。金払ったからしかたなく我慢して最後までみた。おれの2時間を返してくれ~。 0点(2003-12-30 11:02:28) |