321. トラ・トラ・トラ!
真珠湾攻撃を日米双方の立場から書いた合作映画。どこまで史実であるかは別として真珠湾にまつわる諸説に興味がある人間には面白い映画である。真珠湾爆撃の迫力は期待ほどではなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-28 07:55:04) |
322. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 自分の人生は作り物のドラマだったという主人公の悲哀を描いた物語。実際自分の人生が作り物ではないと証明できる人間なんかは居ないのだから実に哲学的な話と言える。ジム・キャリーは名演。声だけでも演技できる俳優というのは良いですなあ。考えさせられるヒューマンドラマ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-28 07:50:34) |
323. ジュラシック・パークIII
迫力とか自体は1とも2ともそんなに変わってないだが、恐竜パークの説明からストーリーが始まった皮肉SF的なストーリーの1が最高峰としてその後2作はどうもドタバタパニックでしかない印象。前々作、前作でほとんど目立たず不満だったプテラノドンをしっかり描いてくれたのは良かったのだがストーリーはやけに短いし、陳腐なアメリカン家族愛なストーリーは少し寒かった。標準以上の映画だと思うが不満に感じるのは少しマンネリか。あと個人的にティア・レオーニの役が利己的な上に煩く不快だった。これも演技力があるということなのかもしれないが… [DVD(字幕)] 7点(2005-08-27 17:13:20)(良:1票) |
324. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
舞台を広げてしまったばかりに限られた範囲で恐竜に迫られるという緊迫感が薄れも逆に小ぢんまりして普通のパニック映画になってしまった印象。面白いのは間違いないが、ストーリーも前作の島から脱出を目指すバイオハザード的な怖さのほうが良いです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-27 17:08:15) |
325. 狼たちの午後
《ネタバレ》 次第に犯人に同情的になっていく人質達や、犯人を熱狂的に支持する野次馬たちがいかにも権力に卑屈に反発するこの頃の低俗な社会イデオロギーを醸し出す実話に基づいた映画。飛行機を要求し海外へ逃亡しようとする点でよど号事件と被るが、この事件では犯人の片方を強行に射殺、もう片方には重刑が課せられた。この強行さはよど号事件をまんまと成功させ日本人連続拉致事件の足場を作ったり、浅間山荘事件で犯人を生かしておいたばかりに「超法規的措置」を許しその後の日本赤軍テロに結果として加担した日本警察も見習うべきところがある。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-24 21:07:30) |
326. アンタッチャブル
裏社会の大巨人アル・カポネ摘発を目指すという映画。次々に暗殺の手を伸ばしてくるマフィアから逃げながらドンパチやる普通のギャング映画だが、史実が元であることもあり楽しめた [DVD(字幕)] 7点(2005-08-24 16:16:33) |
327. 光の雨
あさま山荘事件はよく取り上げられるが、なぜか取り上げられない連合赤軍による同志連続虐殺事件の映画化。若者にありがちな歪んだ正義感、「子供」を離脱したいという思いが起こした子供の戦争ごっこを、今更彼らが何か崇高な目的を持って行動していたかのように印象付けしなおそうという誘導映画。しかも監督が悩みの末失踪してしまうという裏ストーリーまで作ってあえて客に考えさせようと誘導、あわよくば客観化までしようとしている。ただし思想操作は随所に見られるが事件を追っている部分は史実であり、興味があった事件をよくぞ映像化してくれたということで評価は高くつけておく。実名役ではないが、本人達の写真などを見たことのある人にはすぐどれが誰なのかわかるほどイメージ通りだった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2005-08-14 06:16:26) |
328. 王子と乞食(1977)
原作はハックルベリー・フィンやトム・ソーヤーを書いたアメリカ児童文学の大作家マーク・トウェインの名作。アーネスト・ボーグナインはじめチャールトン・へストン、ジョージ・C・スコット、レックス・ハリソンらアカデミー賞俳優が揃った異様に豪華な「脇役」陣には驚いた。このキャストを見る限りかなり気合の入ったエンターテイメント大作だったんだろうが、どうでもいい些細な原因に起因する理不尽な本格格闘がやたら多く、どうも一昔前の大作風で安っぽさ(B級臭)を作ってしまっている。が、やはり原作が名作なだけあってストーリーラインは素晴らしいし、当時の英国の雰囲気などよく描かれた社会派ドラマの範疇の映画にはなっている。いかにもアメリカ人的な、王室・貴族文化をはじめとする英国に対する皮肉がキモ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-14 06:04:17) |
329. RUN/標的にされた男
もう追われ追われて、周囲ももはやヤケクソ気味に追いまくってるB級アクションだがこういうひたすら一直線な映画も面白けりゃたまには良い。最初から内容の濃さも伴った一流映画なんて目指してなく、コメディタッチだしね。これをもう少し真剣に作って制作費も高くするとS.W.A.Tみたいなのが出来上がるんだろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-14 05:32:50) |
330. L.A.救命士
邦題からはERのような物を想像するがまったく別物。薬物にはまり破滅していく人間を書いたヒューマンドラマ。救命士というのはあえて信頼が前提の職業に主人公をつかせたという皮肉のためのようなもので映画の視点はそこにはない。単に薬物の恐ろしさを訴える映画。ストーリーはしっかりしており堅い評価を受けるのもうなずける。それだけに、こんな邦題にしてしまい、しかもDVDのパッケージの宣伝文句は「ER以上の~」ってのには首をかしげる。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-12 14:59:39) |
331. スーパーサイズ・ミー
《ネタバレ》 マクドナルドなどのファストフードは食べ過ぎると太るなんてことは常識なのだが、実際それだけ食べてればどれほどの影響が出てくるかなんて、暴食人間でも無い限り普通やらないが興味はある人体実験を監督自らやった自己犠牲精神に高評価w。少なくとも監督の体の変化は見た目にも明らかで、医者の話を信じるならば太る云々どころか体に毒レベルという(ある程度予期できる)結果をしっかりと証明してしまった。退屈になりがちなドキュメンタリー映画だが、給食やCMの話などマイケル・ムーアのような思いつき出たとこ勝負ではなく、話のつなぎ方が巧い。マックを食べるのをやめようとは思わないが。それにしてもアメリカの食べ物はデカイ [DVD(字幕)] 7点(2005-08-05 11:13:10) |
332. バッドボーイズ2バッド
久々の続編。前作よりもグロい表現が多いのはバイオハザードにでも触発されたんでしょうか。いろんなアクションを取り入れてしまったことにより逆に前作よりもあっさりしてしまって前作ほどには楽しめませんでした。ただ典型アクションということで普通に楽しめますなあ。典型というものは楽しめるからこそ典型になってるわけですから [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-02 07:49:36) |
333. バッドボーイズ(1995)
黒人俳優が主人公のアクションコメディ映画の見本みたいなもんでよく出来てる。この手の映画は外れが少なく安定して楽しめます。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-02 07:48:14) |
334. フォーチュン・クッキー
母と娘が入れ替わってしまうという漫画系のストーリー。TVドラマもそうだが漫画にあるようなストーリーっていうのは安定して楽しめますな。同じ入れ替わり物のファミリー・ゲームで一人二役を演じたリンジー・ローハンがまた入れ替わり物を熱演。ジェイミー・リー・カーティスと共に、若者と中年が入れ替わる難しい役どころだが名演だった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 23:51:32) |
335. ふたりにクギづけ
ファレリー兄弟はメリーに首ったけなど障害者ネタが多く一部で非難されたが、その非難に見事なまでに挑戦してしまった。彼らの作品の素晴らしさは障害者を健常者と同等に扱う真の非差別精神。健常者でも何か欠点があれば指摘されるが、障害者も同じ。例えばその障害が欠点であれば何の躊躇いもなく指摘する。お前なんか欠点持ってるな、なんとかしてくれよと。障害者だから、健常者だからとかじゃなく健常者も障害者も同じ尺度で見ている。これこそ真の非差別精神ではないのか。でも彼らにはもっと笑わせて欲しかったので笑いが控えめでヒューマンドラマっぽいのは-1 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 20:03:14)(良:1票) |
336. 笑の大学
ほとんど狭い密室だけでストーリーが進む二人芝居。役所の名演が無ければ駄目だったでしょう。三谷は批判されることが多いが僕は好きですなあこのノリは。ただ映画じゃなくドラマのほうが良かったかもしれませんね。舞台版は未観賞です。 [DVD(邦画)] 7点(2005-08-01 19:52:25) |
337. ドク・ハリウッド
大都会の常識が全く通用しないド田舎の街に拘束されてしまったエリート医師の物語。ほのぼのとした笑える田舎人ネタの連続は楽しめる。マイケルJフォックスも相変わらずコメディを演じさせたら天才である [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 11:37:01) |
338. 新・サラリーマン専科
面白いが前作よりは落ちるか。森繁の存在感がありすぎてラストのほうの単調な話に重点が行き過ぎてサラリーマン専科という主題から離れてしまったのがそう思う原因だろう。松下由樹が凄く色っぽかったが最近は…w [地上波(邦画)] 7点(2005-08-01 11:34:36) |
339. サラリーマン専科 単身赴任
ドラマでも言えることだが漫画原作の話は外れがほとんど無く安定して面白いということ。ああ日本映画も良いなと感じさせてくれる、日本のサラリーマン社会を皮肉った作品。シリーズドラマになればもっとドロドロした話になるんだろうが、ドロドロしてないところが物足りないと感じるかあっさり楽しめていいと感じるかは個人差があるだろう。 [ビデオ(邦画)] 7点(2005-08-01 11:33:52) |
340. エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000)
監督も役者も無名なのでB級扱いされているが、同じ滅亡モノでもデイアフタートゥモローなんかよりよっぽどいい映画だった。監督がエメリッヒやスピルバーグだったら超大作だったのだろう。内容は核により人類が絶滅するシリアスドラマ。ちなみにレビュアは核反対の空想的平和主義者ではない。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 11:27:37) |