Menu
 > レビュワー
 > りりらっち さんの口コミ一覧。2ページ目
りりらっちさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 219
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  シャッターラビリンス
映像がいい。音楽もいい。役者の演技もいい。イマイチと思ったのは、脚本だ。真正面から素直にストーリーを作って撮りました、なので捻りとか驚きを期待しないでください、という作品に見える。 だが、ヒロインの妄想と願望と哀しみと苦しみの表現は凝っていて、とてもいい。彼女の苦悩を映像化した作品として観るなら、淡々と進むストーリーも捻りや驚きのなさも納得できる。それゆえの捻りのない脚本なのだろう、とわかる。淡々と進む場面が積み重なり、ただ一つの山場のラストへと繋がっていく。 娯楽作品を求める方にはまったく向かないが、とても良心的でいい映画であることは間違いない。この世で一番愛する子どもを喪失した母親の、魂の放浪を描いた作品だ。
[DVD(吹替)] 6点(2016-04-25 20:31:43)
22.  スティーヴン・キングのローズレッド<TVM> 《ネタバレ》 
いや、面白かったですよ~。 みなさん「無駄に長い!」と評価が厳しめですが、長いのはTV用だからで仕方がないというか。 呪いの屋敷に超能力者たちが集うという、一粒で二度おいしいストーリーになっています。  このローズ・レッド、もしかしてカリフォルニア州にある「ウィンチェスター・ミステリーハウス」がモデルなのではないでしょうか? 遠近法の廊下、行き止まりの階段、開かない窓、上下さかさまの部屋、隠し扉、そして永遠に終わらない工事。こりゃ~どう考えてもミステリーハウスだね!(笑) そのミステリーハウスを幻想的なホラーに味付けして映像化した作品、として見るのもまた楽しい。  多数いる登場人物たちも、みな丁寧に描かれています。 ヒロインは、学内派閥で嫌な奴に陥れられて後がない、美貌の大学教授。彼女を陥れる事に情熱を燃やす小心者で野心家の同僚教授。能力・キャラクターともに個性的で事情をそれぞれ抱えている、年齢も性別もバラバラな超能力者たちとその家族。ついでにマツコと中瀬ゆかりを掛けあわせたような強烈なグレートマザーも登場して、まったく飽きさせません。 この中で、誰が呪いに負けて憑り殺されるのか、誰が助かるのか、その為にどんな風に能力を使うのか、誰と誰が協力関係を結ぶのか、誰が裏切るのか、結末は後味がいいのか悪いのか。 等々、いろいろ考えながら楽しんで観賞しました。  あと、キング以外の映画だったら真っ先に殺されそうな二人が最後まで生き残ったのがよかったです。口を開けば嫌な事ばかり言うデブのマザコンおたくと、無害で優しいけれど老女という弱い立ち位置の自動書記能力を持つ女性。 最初からワタシはこのマザコンおたくは嫌いではありませんでした。やな奴だけど、強烈な母親に苦しめられてきた被害者だという事が、ちゃんと描かれていましたから。老女は、なぜかハリウッド映画では気の毒な役回りが多くて用無しとばかりにサッサと殺される、というイメージがあって、それがとても嫌で。「この作品では最後まで生き残れるといいな…」と心配して観ていたので、ホッとしました。  クライマックスで、脱出するため超能力者たちがそれぞれ自分の能力を使うシーンも「待ってました!」な感じでワクワクしましたし、経験から自分を見つめなおしたり成長した人物たちもいたりと、全体にとても丁寧に作られた娯楽作品になっています。 ちょっと長いのが難といえば難ですが、お時間のある時にゆっくりご覧になって下さい。ホラーハウス物や超能力ものが好きな方なら、失望しないと思います。面白いですよ。
[DVD(字幕)] 6点(2015-11-20 20:38:30)
23.  オールド・ボーイ(2003)
韓国映画、クオリティ高い!  …と思ったのに、なんだ、原作(日本のコミック)付きか…。いえ、それでも本作品のクオリティは高いですけどね。でも原作が優れていたからこその高さでもありますから。  気になったのは、画面がとにかく汚くてショボいこと。 ダークな演出なのではなく、本当に街もビルも人も内装もすべて汚くてしょぼいのが気になった。クライマックスのペントハウスだって、ビルはせこくて小汚いしエレベーターもオンボロ、ゴージャスを演出するべき内装もかなりショボ臭い。こんなでペントハウスとか言ってくれるなよ~という感じ。 もしかして予算不足?まあ韓国ドラマに出てくる金持ちも常に貧乏ったらしいので、これが韓国の精一杯のゴージャスなのかもしれないが。 でもなぁ、ショボいだけじゃなく、世界も狭いんだよなぁ。 なんというか、描かれている世界が無秩序かつ非常に局地的なかんじ。西部劇のような日本の戦後の混乱期のような、発展途上で野蛮な社会、しかも狭い地域だけでの話になっていて、世界がぜんぜん見えない。50年前の韓国が舞台、と言われたら納得する感じなんだけど、そういったところもしょぼクサさに拍車をかけてしまっている。 復讐に燃えるオ・デス、全然モンスターに見えないし。まだまだ人間臭さを感じさせる2流半ヤクザという感じなのに、多勢に無勢で勝利するとか、説得力がなさすぎる。むしろ群がる無法者たちをもう少し身綺麗にして弱く描けばよかったのかもね。でも、ワンパターンの無法者たちしか描けないんだろうな、と感じさせる監督だね。そこもショボ臭いんだよな。最後に雪山を映してなんとかショボ臭さを消そうとしたのかと思っちゃった。  泥臭いのはいいけど、ショボ臭いのはダメだろう。  日本で映画化したら、ここまでサスペンスフルにはならないだろうけど、近未来的になってショボ臭さは感じさせなかったろうな。と、けなしてばかりですが、なかなか良かったです。みなさん、苦しむために愛し、復讐するために生きるのね。 ハリウッドのリメイク版も観てみたくなりました。
[DVD(吹替)] 6点(2015-01-22 21:02:44)
24.  ストレンジャーズ/戦慄の訪問者
「実話に基づく不条理系ホラー作品」だって知らなかったせいか、観ている最中はそれなりに面白かったです。 なんでしょうか、「現実の未解決事件を題材にした」って言えば何の説明も解決もナシでやりっ放しですむからなのか、近年、こーゆう作品多いですよね。  「実話に基づく」を売りにした場合、やり過ぎるとキツイ場面ばかりになって観客が引くしヌル過ぎると観客が退屈するしで、徹底的に極める事が出来ない分作品の完成度が高くならないのが、この「実話に基づく系」の宿命だと思いました。 まあ最初に「実話が元なんだ。観てみようか」という興味を引くから、興行的に失敗することはないでしょうけど。  そーゆう意味でも、リブ・タイラーを起用したのは成功でした。 「正体不明ゼム」みたいにあまり華のない女優・俳優だと、画面が退屈だわ感情移入もできないわで、大してドキドキもせず終わっちゃいますから。でも「実話に基づく」を強調したい場合は、その方がリアリティがあるのでしょうけど。でもでも、やっぱり映画ですから、お金を払ってでも観たいと思わせるものがなくちゃーいけません。なので、この作品は彼女で成功したようなものかも。  観た後、トマス・H・クックの「七つの丘のある街」を思い出しました。実際の事件で逮捕後に法廷も開かれたけれど、結局犯人たちの犯罪理由に納得できる「なぜ」はありませんでした…。犯人たちの証言もなにが本当で嘘なのかわからない。「リアル」の限界です。それが現実なのだから、映画でくらい、人が求める解答を作って見せてくれてもいいのに、というのが私の本音です。残念。
[DVD(吹替)] 6点(2014-12-28 15:53:43)(良:1票)
25.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 
しまった!間違った!!「スリーピー・ホロウ」を借りたつもりが、「フロム・ヘル」だった!(汗) いや、この作品もとてもよく出来ているし、デップも若くて美しく、悪くないのですが…。  当時のロンドンの街や住人、娼婦の風俗が非常にリアルに描けており、作品の説得力を増しています。切り裂きジャックの正体や動機も、納得がいくように丁寧に考えられており、かつ恐ろしさを感じさせ、成功していると思います。 鑑賞後の後味も、ちょっと(かなり?)ビターな後口で、悪くありません。  そう、「悪くない」のです。でも、「すごくいい」とは言えない。 なぜでしょうね~。 単に「好み」の話になってくるのかも。  ワンシーンだけ、どうしても「いただけません」な箇所が。 切り裂き魔の正体がバレた途端、ウィリアム卿がとっても黒目がち☆になるのですが、止めてほしいのです…。不自然なだけで怖くないし。 黒コンタクトなんぞに頼らないで、イアン・ホルムの演技力を信じたほうがよかったんじゃないか? 白目を血走らせた方がまだしも、でした。  「悪くない」作品ですが、何度も観たいとは思えない…。 たぶん、派手な見せ場や、ドキドキ・ハラハラするシーンがなく、アップダウンが少ない作品だからなのかもしれませんね。 まあでも、デップが美しかったので、この点数で。
[DVD(字幕)] 6点(2012-12-16 10:42:08)(良:1票)
26.  11:46 《ネタバレ》 
カナダ映画って、アイデアや全体の作りは悪くないのに、細かいところが雑ですね。 先にレビューしている方達と同じで、一回観ただけでは、真相に気付きませんでしたよ…。 どんでん返しの伏線を最初にはってあるんですが、もっと丁寧にはってくれなくちゃ~わっかんないよ。狙ったけど雑ってこと?それともワザと雑に?(苦笑)  まあ、伏線に気付かないとしっくりこないままで疑問がいっぱい残るので (悪魔が実際にご登場って事は、カルト教団の世迷言が正しかったってコト?そんな乱暴なラストあり?) (彼女たちが食べてるあのマフィンは何だったの?) (味方の彼と話していた通り、ラストでヒロインが目を見開くけど、その結果は?見せないまま終わり?) (そういえば、ヒロインの肩の傷って…?)ナド等、 もう一回見て、それで「ああ、そうだったのか!」と、疑問が解け、全ての平仄が合い、真相に気付く。という流れになるのでしょうねぇ。でもそれじゃ、映画館で観た人は、気づけないですよ…。  わかりやすい映画ばかりでなくともいいのですが、もうちょっとだけわかるようにしてほしかった。まあ、こーゆうのも面白いですが。  あと、役者さんたちが、ハリウッド製よりもなんか日本人に近い感じがしました。 自殺したビビアンちゃんが履いているのは厚底靴だ。容姿もファッションも、日本よりちょっと派手?程度で、違和感がないので、外国の話って感じがあまりしない。 地下鉄のホームは汚すぎるけど、確かに古くて汚い地下鉄ホームもありますし。そういう意味では、恐怖を身近に感じられて、よかったかも。  にしても、カルトって怖い。 それが言いたかったのなら、間違いなく伝わりました。カルト、宗教、狂信者。実はあなたの身近に、意外に大勢いたりするんですよって。 携帯じゃなくてポケベルってのも、なんだか怖い小道具で、ホラーにピッタリでした。  目新しさはないけど、面白かった。しかし、この邦題はナシですね(苦笑)
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-01 15:08:32)
27.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
スペイン語って、すんごい巻き舌&長弁舌(センテンスが長い!)なんですね。 同じ内容の文章でも、日本語の方がずっと簡潔。 ナゼ?日本語は主語がなくても通じるから?でも、英語と比べても長いよね…。  本題に入りまして、 内容は、現代版ゾンビもので古いマンション(アパート?)が舞台。 このマンションが、小規模で狭い(部屋の中は広いようだが)。政府に隔離されて閉じ込められるという設定は珍しくないのですが、狭くて古くて縦に長いようなマンションの圧迫感が手伝って、全編通してずっと、密室モノのような緊迫感がありました。  ゾンビたちに追っかけられて、上へ上へと逃げていくしかなく、しかし逃げれば逃げるほど逃げ場がなくなり、追いつめられていく、という図。 「28日後…」でも同じようなシーンがありましたが、あっちは対ゾンビという覚悟があっての籠城、こっちは何が何だかわからないパニック状態での逃走。 当然、こっちの方が恐ろしさはハンパなかったです。  登場人物たちのキャラクター造詣も自然で、ごく普通にいそうな人ばかり。 女性リポーターというと好き・嫌いがハッキリ別れそうですが、ヒロインのアンヘラちゃんは可愛いけど可愛すぎず、庶民的で、ガッツとプロ根性があり、適度に女性らしくてヨカッタです。つーか、日本の女子アナとか女性リポーターの位置づけがかなり特殊なんでしょうねぇ(苦笑)。 消防士さんたちも、最後まで顔を見せないカメラマンさんも、みんな頑張り屋さんでした。合掌。  視点が手持ちカメラ(POV)という設定なので、途中で酔うかな~と思ったら、大丈夫でした。 やっぱりTV局のプロカメラマンが撮影、という設定だからでしょうか。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」では酔いまくりだったのですが、今回はそれはなく、「ヤバイ婆さんが襲いに来てるってば!撮ってないで早く逃げろ!」とジリジリしたくらいでした(笑)。 いやほんと、部屋に入った途端に、スリップ一枚の半裸の血まみれバーサンが絶叫しながら飛びかかってきた時は、怖くてこっちまで悲鳴を上げましたよ…。 さっきまで助けてくれた消防士さんがゾンビの形相になって階段を追いかけてくるのも怖かったですが、あのバーサンの恐ろしさにはかないません…。 77分間、たっぷり怖がらせてもらいました。スペイン・ホラー、いいですね。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-06 22:31:55)
28.  ホステル2 《ネタバレ》 
今回の被害者は、女子大学生3人組。 知性を感じさせるクール・ビューティーのベス、グラビアモデルのようなお色気美人のホイットニー、鈍くさくてあか抜けない処女のローナ、という面子。  弱い者イジメが大好きな陰惨な人間には、たまらなく魅力的な設定かと。 ワタシは女性なので、「描き方によっては引くかも…」と覚悟しながら観ましたが、やはり制作総指揮タランティーノ、心配ご無用でした。 他人を苦しめたいという暗い欲望を満足させるのが目的の映画だったら、スナッフ・ビデオと変わりません。そんなセンスのない頭の悪い映画を、タラ&ロス監督が作るワケがなかったです(笑)。  興味深かったのは、自分の「男らしさ」を証明するために殺人をしようとする、2人のアメリカ人。 アメリカ人てのは、本当に「男らしさ」というジェンダーに縛られているのだな~と思いました。 「殺人をする事で英雄になる」という発想は、少年犯罪をおかした頭デッカチの日本人少年らと同レベルで、あまりにも幼稚。 いいトシした中年の白人男が、いつまでも幼稚な縛りから抜けられないでいるっていう所に、アメリカの病理の深さが見えた気がしました。  そんで、その男らしさに拘る気の弱いスチュアートを、ロジャー・バートが演じているのが面白かった。 この人、「ステップフォード・ワイフ」で、男らしさを拒否した魅力的なゲイの役をやっていたのに。ここでは、「俺はヘラクレスのように男らしいのだー!」と吠えてたりして、オカシイ(笑)。  ストーリーは、前作の続きから始まり、キチンとケリが付いたところで、本題に入ります。 タラ監督らしい。細かい部分にも整合性を求め、キャラクターの使い捨てをしない。ハチャメチャに見える映画でも、全てに目を行き届かせている。だから、無茶な展開にも不思議と説得力が出て、面白く観られるのでしょう。映画への愛情が強いんでしょうね…さすが映画オタクです!(笑)  
[DVD(吹替)] 6点(2012-09-06 11:25:39)(良:1票)
29.  ホステル 《ネタバレ》 
え~と、キャストにロス監督が名を連ねているのですが、一体ナニ役で出演していたのでしょう? 殺す役?殺される役?気になるな~。  それにしても、日本女性は人気あるんですねぇ。 世界中から憎まれてるアメリカ人が高値なのは納得ですが、日本女性はどんな理由からアメリカ人より高値がついてるの? なんか、こう、弱い者イジメが大好きなマッチョ男性に、ドリームを与えている存在なの? 美しくもか弱く、古い女性らしさや観念を備え、虐げられるのを待っている存在、というような…。小動物か、鶴か。まぁ、単にタラ監督の趣味なのかも(笑)  しかし、タランティーノが制作総指揮だったおかげで、映画化できたような作品ですね。 表現の自由の限界というかなんというか、倫理スレスレ。 それでも、面白かった。 本気で他人の血を見たいという陰惨な人間が観たら、期待を裏切られて拍子抜けするでしょう。 ヤバイ人間のための作品ではなく、しっかり考えて作ってある娯楽作品ですから。  お気楽男たちが、ウハウハなピンク色の夢を見て罠にハマり、人間の残酷さを身をもって体験し、最後には罠を仕掛けた人間たちに復讐する、というストーリー。 キチンとオチがついているのが、タラ監督らしくていい。観客に変な荷物を持ち帰らせないというのは、出来そうで中々出来ない事です。  それにしても、観てるだけで痛かったわ…。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-03 23:58:46)(良:1票)
30.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
ディカプリオなんで、きっと面白くないだろ~と思って吹替で観始めたら、これが意外と面白かった。 私自身はネイチャー系と真逆の人間なんで、「この世の楽園のようなビーチ」と言われてもまったくピンとこず、「なんでそんな場所へ行きたいんだ?」と首をかしげました。 都市生活に飽きて疲れて、自分探しの一人旅?そんでもって、自然へ回帰?なーんか陳腐だなぁ、その発想と展開…なんて思いました。  それと、そんなに「伝説のビーチ」って、魅力的なの? アメリカ人だけじゃなく、フランス人にも?もしかして、日本人にもそういう人いるの? 旅の途中で時間も暇もあるから行ってみただけじゃなくって、そこへずーーっと住み着きたくなるくらい、魅力あるの?サーファーでもないのに??? それが全然わからないので、登場人物の皆さん達にまったく共感ができず、困りましたよ…。 私が一番共感できたのは、大麻畑を武装して守るオッサン達。 「ここは楽園~」なんて、頭に花を咲かせている能天気な外国人たちに対し、違法行為をしながら国の家族へ送金しているオッサン達のまともなことったら。 現実逃避してないで、サッサと自分の居場所へ帰って、キリキリ働かんかい!と思ったよ。  あと、気になったのが、ディカプリオの吹替の声。 なんかゲーマーの男の子みたい…と思ってたら、そのまんま、ゲーマーという設定でしたか!なんだ~。 歯医者へ行かせてもらえず力づくで抜歯される仲間に対しての発言や態度を見て、「おたくっぽいな、コイツ」と思ってたんですが、ゲームおたくは、アメリカでもやはり同じようなパーソナリティーなんですねぇ。 途中で頭が煮えちゃって、完璧に現実からゲームの世界へ入っちゃったのは、意外な展開で、面白かったです。  ラストはね…。 脳化しすぎた現代社会へ、ただ戻るだけ?痛みと楽園の記憶を抱えて…とか尤もらしい事、言ってるけどさ~。 もう少し、進歩とは言わないまでも変化はないの?あんだけ、やりたい放題やっといて~。と、無理やりいい感じで終わらせた感のあるラストがちょっとね。  最初から最後まで、ディカプリオはじめ皆さん、全くいい御身分だ~。現実逃避して、能天気に浮かれて遊んでいたら、オッサン達に怒られて、しょんぼりして帰ってきたよ。バカか? というお話でした(笑)いや、面白かった。 
[DVD(吹替)] 6点(2012-06-06 23:26:12)(良:1票)
31.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 
ウェンディ役、表情がいろいろあって好み~。魅力ある女優さんですね。 ジェットコースター好きなんですが、これから乗るときに必ず思い出しちゃいそうです。 にしても、遊園地のジェットコースターひとつでここまで盛り上がれるのって、やはり高校生だよなぁ~。カワイイですね。 1,2,3とシリーズを観てきて、毎回「この死に方だけは嫌だランキング」をひそかにつけているのですが、今回のランキング1位は「日焼けマシーンで焼死」。 いやもう、この死に方、辛過ぎるでしょ。今回のハイライト・シーンでもありますが、思わず目を覆ってしまいましたよ…。 2位が「電動ドライバーで頭に釘を打ちこまれて刺殺(?)」。 なんか、イヤ。これだったらジュリーの友達の死に方の方がマシかも。 イアンやフランキーの死に方は、苦しまずに一瞬なので意外と楽かな。ジムで頭つぶした人も。目の前で死なれた方は、ドビックリですが。 最後の地下鉄のシーンは迫力満点。地下及び電車の中という、閉鎖的で逃れようがない場所での恐怖が、よく伝わってきました。 生き残った3人を一か所に集め、一応死ぬ順番をちゃんと守って一気に死なせていくとは、死神さんたらお茶目。 面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-11 09:11:56)(良:1票)
32.  ディセント 《ネタバレ》 
「地底人」って、モンスターの中でもかなりムズカシイ気がします。 笑いやチャチさと紙一重で、ツチノコみたいに「いね~よ」って即否定される感じ。レベル低めの荒唐無稽? そんなムズカシイ地底人を、うまく作ったな~っと感心しました。 盲目でチビで肉体的には退化していてあまり強くなく、数で勝負するという設定はすごく上手。 対するのが女性チームなので、これで対等というかトントンですから。 ストーリーも、単なるホラーにせずに女性同士の人間関係をからめてハラハラさせたり、人間対人間の関係を描いていてよかったです。 恋愛や家族や子供を失くすということ。そういった体験をホラーの材料にするのではなく、きちんと人間心理として描いているので、鑑賞後に心に残るものがありました。 ラストは救いがないのですが、それすらよかったです。 サラもジュノも無理のないキャラクター設定で、どちらも人間的。どちらの気持ちにも理解できる部分があり、ラストまでハラハラドキドキを引っ張って行ってくれます。地底の圧迫感もストレートに伝わってきて、何があっても絶対に洞くつ探検はしない、と心に誓いました。 数あるホラー作品の中でも、キラリと光る逸品であります。
[DVD(字幕)] 6点(2012-02-24 21:31:01)
33.  ミスト 《ネタバレ》 
なんとも後味が悪いというより、苦い‥‥。  原作は未読ですがキングを信じていたので(笑)、ラストを見たときは、「キングなのにこんなラスト、アリ?!」とショックを受けました。が、そうですか、原作のラストとはまったく違っていたんですね‥うんうん、納得。  後味が苦いのがいけないのではありません。ただ、キングだったらもっとやってくれるだろ~に、という期待というより信頼があるのですよ。 もっとナニをやってくれるかと言えば、それは安易なアン・ハッピーエンドは、安易なハッピーエンドと同程度に失望するけれど、キングはどちらの安易な道も選ばない。まったく違うものを見せてくれる、という信頼ですね。  この映画が安易なアン・ハッピーエンドだとは言いませんが、このラストのせいでテーマやメッセージがわやくちゃになってしまってますがな。 まったく正解が見えない恐怖と混乱の中で、それでも頑張る人間性を否定してどうする?運やタイミングがすべてかよ。 と、グレる気持ちになりますがな。 キングなら、たとえアン・ハッピーエンドなラストだとしても、もっとテーマに骨太で人間的なものを伝えてくれるハズ。  このラストだと、観客側は、あまりにも救われない気持ちを、主人公達の行動の落ち度を見つけて数え上げる事をして、なんとか気持ちの落としどころをみつけるしかないんじゃないの? そんなのって、ど~なのかなぁ。映画のラストとしては失敗じゃないの? と、思うわけですよ。  それでもラスト以外は、ヨカッタ。 CGがチャチとかも思わなかったし、むしろ姿を見せない相手だから得体の知れない恐怖がかきたれられるってモンです。なんでも精巧にCGを作ってご披露すればいいってもんじゃない。 その証拠に、『サイレント・ヒル』のモンスターは全然怖くない。チラッと見せられても『サイン』の宇宙人も怖くない。チャチとは思わんけど(笑)。 要は見せ方。臨場感。ですね。 まぁモンスターに特に期待してないだけかもしれませんが。  なのでラストには大不満ですが、6点を計上します。 原作読んでみよ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-02 01:50:25)
34.  ゴシカ 《ネタバレ》 
観ている間は退屈する事もなく、それなりに面白く観れました(ホラーではなくサスペンスとして観るなら、ですが。幽霊が怖くないのが致命的。) でも印象には残らないし、幽霊やストーリーの矛盾等について考えるほどの熱意も残らない。 及第点は取れているけど、突出したものはない、って感じかなぁ? あ、役者陣はやや突出していると言えるかも。 ハル・ベリーとペネロペ・クルス、よかったですよ。ひとりだけ不可ですが。ハルの旦那役、もっとそれなりの人に代えてくれ。まぁ見せ場はハルとのキスシーンと殺害シーンの回想(ちょこっと)だけですが。 むしろロバートに夫役をやらせればよかったのでは?あ、ダメ?汚れ役すぎる?(笑)  及第点が取れていて役者達が頑張っているだけに、もったいないな、という感じがします。 ホラーにするならもっと徹底的に不条理な幽霊設定にして主役も含めてボロボロにするべきだったし、サスペンスにするなら幽霊は邪魔っけ。いなくてもヨシ。 怖すぎるホラーは苦手だけど少しのスリルは感じたい、そして気軽に観れて後味の悪くない映画を観たい!という人にオススメします。
[インターネット(字幕)] 6点(2010-10-23 01:24:47)
35.  箪笥 《ネタバレ》 
まず、序盤のスローモーなペースに眠りを誘われました。 なんか不自然なんですよ。怖がらせるつもりかと思ったら全く怖くないし、意味なくダラダラと流しているのに、状況がわかるような説明がぜんぜんない。 実は、それらのシーンが生きるのは最後まで観終わってから。 「ああ、そーゆう事だったのか」と、ホロ苦く哀しい気持ちを味わってから冒頭のシーンを思い出すと(つーか、思い出さざるを得ない。謎をいっぱい謎のまま放り出してあるから、みんな観終わったあとに色々検証しちゃうのだ)、よりいっそう哀しいお話に感じるようになっている。 そうなると、中盤の停滞や諸々の不満も「まあ、いいか」と思え、「そう悪くない映画だったな」という所に落ち着くのだった。(「シックス・センスかよ!」と叫びたい気持ちがないではないが。) 思ったのだが、スミが「箪笥を処分して」と言ってるのに「その話はすんだ」とか言って処分しない父親はオカシイ。妻と娘が箪笥ん中で死んだんだろ!スミに本当に治って欲しかったなら、絶対に処分していたはず。すなわち、この父親は、スミに治ってもらいたくなかったのだ。 彼は、父の妻役をやりたいという願望をもつ娘スミ(だからこそ、スミは狂った中で継母の人格を持った)を疎んじていたのではないのか?ならば、首をつった実母がスミの前に恨みの姿を見せたのも理解できる。母と娘は父をはさんでの恋敵同士だったのだ。また、ベッドの中で抱き合うスミとスヨンのシーンが、まるで恋人同士の時のようなカメラワークで撮られていたのも、スミの近親相姦的願望を暗示していたのか?と、深読みする事もできる。でも深読みかもしれない。 しかしなぁ。たった一人のサエナイ男(父親)をはさんで、超気の強い女が三人ぶつかりあっていたわけか。そりゃー呪怨になっちゃうのも無理はない。スヨンだけが澄んだ存在だが、それも幽霊になるとオソロシイ外見になっちゃうわけで、かわいそうだなぁ。 にしても、韓国の箪笥って洋風でオシャレですね。私の思い描いてたホラーな箪笥は、やっぱり桐で出来ている日本製、引き出し式がこわいと思う。 
6点(2004-10-26 22:15:44)
36.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
ヴァン・ヘルシングが、ウルヴァリンにしか見えなくって困りました‥。てことは、ウルヴァリンの方が、ヴァン・ヘルシングよりキャラが濃いって事なのでしょうね。 帽子とコートだけじゃ、ウルヴァリンの両手から鋏出して斜め30度に構えたポーズのインパクトには勝てないのかも。 どちらにしても、ヒューってその手のコスプレ系の役がぴったりですね(笑) カールがファラミアだってのは、これ気がつかない方がよかったなぁ‥。最後まで「ああファラミア、こんなになってしまって‥‥やっぱり父さんの愛情が足りなかったんだね」という気分が抜けなくて困った。 さて、映画としては、これはまさにエンターテイメント作品。蛇行した道を「ヘイ、細かい事は忘れてくれ!いいかい、飛ばすぜ!楽しもうぜ!」とスピード振り切ってびゅんびゅん飛ばしている感じです。 細かいストーリーよりも、アクションとキャラクターが優先。それでも充分楽しめるのは、時代設定と登場人物という題材の魅力(ドラキュラやフランケンシュタイン、ジキル博士などのファンは多い)、あと役者の魅力だと思います。 しかしストーリーが大雑把で単純な分、余計な事を考えながらの鑑賞となってしまいました。 3人の美女吸血鬼が死ぬ順番を予想したりして、「やっぱりヒロインとビジュアルやキャラがかぶらない吸血鬼が最後まで残るよなぁ」と納得したり、ヴァン・ヘルシングとアナの恋愛についても「あー、この二人が結ばれるラストだと、映画としてきれいにまとまらないだろうなぁ」と思っていたら、アナ、死んじゃったり(しかし、ヒューの絶叫についポロリと涙が。やっぱり上手ですね)、なんだか画面が忙しいのに、妙に頭が暇になる映画だったなぁ。 しかしストーリーは求めないほうがいいとはわかっていても、謎を放り出されたままエンドだと、やっぱり気持ちが悪いです。それとも「2」に引っ張る気なのか。 ほんでも、CGはこーゆう映画でこそ使うべきだし、モンスターたちも魅力的で上手だったと思うし、面白かったよ。タダ券だったからかな(笑)。
6点(2004-10-11 02:58:18)
37.  ハンニバル(2001)
原作よりも映画のラストの方がいいです。原作だとトマス・ハリスがレクター命!になっちゃってて、ヒーローみたいに奉ってるのがアリアリとわかり、ついていけません。客観的にあり得ないし、女性として不愉快なラストでした。その点、映画のラストはクラリスの人権を守りつつ、強靭な精神を魅力的に描いていたので評価できます。 しかしこの作品、どこがサスペンスなんでしょ?それよりグロが売りって感じですね。いえ、舞台がイタリアだった所まではすごく面白かったんですが、その後、復讐ものにシフトしてからは面白さ急降下です。レクターがクラリスを抱いて炎をバックに歩いてくるシーンでは、思わず笑いが‥‥(転びそうだ!)トマス・ハリスの描くレクター像とアンソニー・ホプキンスが演じるレクター像が、思いっきりズレた場面ですね。カットしてもよかったのに。 しかし映画の出来としては、そう悪いもんじゃないと思います。原作が原作だし、頑張ったんじゃないでしょうか。
6点(2004-05-25 00:46:55)
38.  ニューヨークの恋人(2001)
少女漫画みたいなストーリーだけど、それなりに面白かった。パターンとはいえ、女性はこーゆうのに弱いんだろうなぁ。時空を超えた愛!なんてね。ヒュー・ジャックマンがしっかり貴族していて、なかなか魅力的。メグ・ライアンは、あの年齢でこの役をやるために、色々お金かけているんだろうなぁ、と思わせます(笑)。ラストが少々強引な感じ。せっかくのタイムトラベルものなんだから、もっと色々と伏線をはっておけばいいのに、ちょっと勿体無いな。
6点(2003-12-07 01:50:34)
39.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニー・デップを観に、わくわくしながら映画館へ行きました。1時間並んだのでなかなかいい席に着けました。やったー。すると、何処からかオバチャン5人組が登場し、「ちょっとアンタ!私たち並んで座りたいんだから、端っこにつめてちょうだい!」と指差し&仁王立ちで言い放ちやがりました。心の中では「ふざけんな!」と叫んではいましたが、5人組の堂々たる体躯のオバチャンズに囲まれてびびってしまい、「あのう‥私、この席につくために1時間並んだんですけど‥」と弱弱しく抗議。オバチャンズは「なによ、この子、ケチねー!」と大声で悪態つきあいながら退場。楽しみにしてたのに、上映前にすっごいケチがついた気持ちになり、ムッカーーー!!(涙)です。 映画は、万人が楽しめそうな映画でよかったです。つきあい始めのカップルにおすすめ。ジョニー・デップにあのオバチャンズをキュウッと絞めて欲しい。
6点(2003-12-07 01:31:52)
40.  レッド・ドラゴン(2002)
見終わった直後の感想が「久々に美男・美女が一人も出てない映画を見たなぁ~」で、私も堕落したもんです(笑)。ほんとのとこE.ノートンてどーなんでしょう?カッコイイスか?彼。私は序盤のレクター逮捕云々のシーンで「あ~、この人(ノートン)がレクターさんに殺されて死んで、もっとカッコイイ人が主役で登場するんだな」と思ったくらい、ビジュアルに問題を感じました。ごめんよぅ、ノートン。演技はうまいんだが‥‥あの”なで肩”がイカン!ジャコメッティの針金彫刻じゃーないんだから!「モーリス」じゃないんだから!(怒) はぁはぁ。‥‥失礼しました。映画自体は普通に面白かったけど、「羊たちの~」のハラハラはないし「ハンニバル」のグログロもなく、前2作に比べるとインパクト弱し。レイフ・ファインズはよかったです。彼のほうがノートンよりステキと言ったら、友人に「あんたは筋肉好きだもんね」と問題発言されました。違います、役者の持つ雰囲気とイメージに対する好みなんです、と今ごろですが反論したい。
6点(2003-12-03 00:39:56)(笑:2票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS