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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ブレット・トレイン 《ネタバレ》 
原作未読。メチャクチャな日本を舞台にしたおバカ映画ですね。『デッドプール2』のデヴィッド・リーチらしくテンポや編集が上手く、誇張された変な日本とジャンルの違うキャラが立ってる殺し屋達がハマっていてテンション高めで悪くなかったです。ライアン・レイノルズがカメオで出てたり真田広之は貫禄の殺陣を見せますが、ブラピは一味違う華があったな。「運が悪すぎる」と言いながら高い能力で対処し常に良い方へ転がる(転がす?)ブラピ演じるレディバグを始めとした殺し屋たちは全員良かったですが、狂言回しのような存在のミカンとレモンの殺し屋コンビが特に良い味出てましたね。音楽もノリが良い選曲がされていて(バージョンが『スクール・ウォーズ』と違ったのが惜しかったけど)オッサンにはお馴染みの麻倉未稀『HERO』がかかった時は口開けて見入っちゃいました。終点の京都へ向かって絡み合っていた物語が収束していきますがまだ先が見たかった感じ。
[映画館(字幕)] 6点(2022-09-01 23:03:14)
22.  ブラック・フォン 《ネタバレ》 
原作未読。少年ばかりが狙われる行方不明事件が頻発している1978年のデンバーが舞台。妹思いで優しいが気弱な少年フィニーと勝ち気で兄が大好きな妹グウェンの兄妹は、妻を亡くし立ち直れずアルコール依存になった父親と3人で暮らしていた。ある日、フィニーはマジシャンだという男に連れ去られ気がつくと密室に閉じ込められていた。グウェンは母親から受け継がれた予知夢を手がかりに兄を救出するために動き出す。 予告もあらすじも見ずに行きました。変なマスクのおっさんがポスターに出ていてたので「こいつが犯人だろうけど電話はなんだろう?」と思いましたが、ちょっと捻りもあったりでなかなか面白かったですね。断線しているのに鳴り出す電話の相手がオッサンに誘拐されて殺された少年たちで、それぞれが助言を与えてくれて気弱だったフィニーが大きく成長を遂げるのが良かったです。可愛らしい妹があまりにも口が悪くて笑いましたがイジメっ子にやられてる兄を見つけて石を持って殴りかかるというファイティング・スピリッツには敬服しました。誘拐された兄を救うため頑張るグウェンは健気で可愛かったです。兄妹の絆も強く、最後には嫁を亡くしたショックから能力を毛嫌いして認めず切れ散らかしていた親父も謝罪して家族がまとまった感がありましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2022-07-02 00:00:56)
23.  ラストナイト・イン・ソーホー 《ネタバレ》 
60年代とロンドンのソーホーに思い入れがある監督(自身は74年生まれ)による古き良き時代の裏の世界のお話。 ファッション・デザイナーを夢見て田舎から出てきたエロイーズ役のトーマシン・マッケンジー、60年代で歌手を夢見るサンディ役のアニャ・テイラー=ジョイは可愛くもあり儚げでもありで魅力的でした。 馴染めない寮を離れ部屋を借りたエロイーズ。視える力を持っていたため、過去住んでいたサンディにシンクロし夜ごと華やかな彼女の出来事を見て体験することで充実した毎日を送るようになるが、夢を掴んだと思われたサンディの転落を見たコトで現実世界でも亡者を見るようになり精神を蝕まれていく。 歌手を夢見るも男に騙され毒々しいネオンを掲げる安っぽい場末のクラブで踊り客に身体を売るしかなかった多くの女性。客を殺しまくるのは別としてどこの国の歓楽街でもこういうコトがあったんだろうなと思いました。当時の事件の元ネタでもありそうですね。華やかな世界に憧れ成功を夢見る女性を食い物にする男という図式はよくある系ですし、60年代という舞台設定やオールディーズが心地よく雰囲気づくりや映像が上手いだけな気もしますが、終盤のドンデン返しもありまあまあ面白かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2021-12-10 21:26:14)
24.  オールド 《ネタバレ》 
バカンスでやって来たリゾートホテルでの夫婦の会話、病を抱えた宿泊客とそれをアピールするかのように尋ね記憶していく息子、そして急速に老いていく人里離れた不思議なビーチに訪れた人々を望遠で観察している人物。そこら辺から大体ピンと来ると思いますが、格安バケーションで釣り上げて謎のビーチに連れ込んで臨床試験を繰り返し利益を上げている製薬会社の実態が暴かれるお話。そこかしこに伏線めいたモノを散りばめめつつ、決定的なモノは映さないカメラワークなどシャマランらしさを見せますが、終盤に判明する製薬会社の研究施設や顛末などは明確に描きすぎていて面白みがなくなった感じ。そこら辺は濁したり、余韻を残しお客に想像させるシャマランらしくなかったかな、と。様々な人生経験をしてきた大人たちがどうにもならない早さで迫る老いに対し恐怖し壊れたり達観した状態になったり、成長した体になった子供に接したり親の老いを見守る子どもたちの図式は良かったし考えさせられたけど、年齢とともに知能が上がっても教育をほぼ受けてない6歳児の知識の無さはどうにもならないと思いますけどね。なぜか知識も語彙も行動力もある立派な大人でしたけど、そうするなら子供らしい発想で切り抜けたりもうちょっと伏線を張ったり一捻り欲しかった気がするな。 不思議なビーチは死んだ細胞だから髪も爪も伸びないという解釈の割りに死体は風化していったり、もと来た道を戻ったり脱出しようとすると気絶したりとご都合主義も多かったけど、そういうモノと思って観てたので途中までは面白かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2021-09-01 22:17:54)(良:1票)
25.  竜とそばかすの姫 《ネタバレ》 
だいぶ前に特報を観ただけで記憶から消えており、冒頭の説明で「また仮想現実の世界か」と思いましたが、その世界Uに堂々と現れるベル(中村佳穂)の歌姫っぷりは圧巻で「millennium parade」という音楽家集団との楽曲はどれもパワーがあった。歌が持っている力は凄いなと改めて思いました。 そのベルの正体は田舎に住む朴訥な女子高生すず。幼い頃から歌うのが大好きだった彼女は母親の事故の後から心を閉ざし気味になり人前でうまく歌えなくなってしまった。その彼女をUの世界に誘ってくれたプロデューサーで親友ヒロちゃん、幼馴染しのぶ、みんなの人気者ルカちゃん、一人カヌー部カミシン、すずを優しく見守る合唱隊のお姉様方と現実パートは良さ気な雰囲気が抜群にあった。しかし、タイトルの竜が登場しベルが追い求めだす辺りから微妙な気配になりましたね。Uの世界を荒らしまくる竜と自警団とのバトルは顔見せと状況説明として良いとして、隠れ家に入った後は『美女と野獣』の焼き直しにしか見えないシーンが多いし、すずがなぜ竜に拘るのかも分からなかったな。その竜の正体や現状を知り現実でも救いに向かうトコや顛末など全てが希薄で中途半端にしか見えず、盛り込みすぎて収集つかなくなってしまった感じ。普通にトラウマで歌えなくなった少女が自分を取り戻すまでの青春物語で良かったのにな。自分の正体を探られるのを嫌がってるのに竜を探るし、終盤はブレてしのぶに持っていかれてしまうがすずを理解し見守り背中を押す役回りはヒロちゃんに任せた方がまとまった気がするし、取って付けたような児童虐待ネタは薄っぺらいし色々と残念。『おおかみこどもの雨と雪』以降、細田は一人で脚本を担当してますが補佐や手直しをしてくれる人と組んだ方が良いと思う。 シンガーソングライターが本業で声優初挑戦だったというすず/ベル役の中村佳穂、ヒロちゃん役の幾田りらはとても上手かった。ボーカルをやってるだけあって勘が良いのでしょうかね。「有名人を使わず声優を」とよく言われてますがこういう達者な人もいるから難しいトコですね。
[映画館(邦画)] 6点(2021-07-21 21:02:14)(良:1票)
26.  モータルコンバット(2021) 《ネタバレ》 
元のゲーム版は初期をちょっとやったくらいです。実写映像を取り込んでいて目を引きましたが操作性やグロ具合で日本ではあまりウケませんでしたね。 アジア風味が強いので映画はどうなることかと思ってましたが浅野忠信が目を光らせて出てきた時は笑いました。大物のライデン役をやらせてもらってますが割とハマってましたね。まあ全てはOPを飾り、最後には復活を遂げ復讐を果たした真田広之が貫禄のアクションで持っていきましたが、この二人を起用したのは正解だったと思います。モータルコンバットのファンの方にはまずまずだったのではないでしょうか。 ただまあ固有名詞がやたらと出てくるし、敵味方それなりの数が出てくる割に駆け足気味なので世界観を含め分かりづらかった気がしますね。110分と今どきコンパクト気味な時間だし、シリーズ化を狙うならもうちょっと丁寧に作っても良かったような。
[映画館(字幕)] 6点(2021-06-23 02:41:16)
27.  ザ・スイッチ 《ネタバレ》 
入れ替わりというのはよくあるネタではありますが地味な女子高生(ミリー)と中年殺人鬼(ブッチャー)はアイデアが良いですね。その殺人鬼と入れ替わってしまうミリー役のキャスリン・ニュートンがとても可愛らしかったです。中が殺人鬼ブッチャーになってからは下ろしていた髪をオールバックにして化粧をし、赤い革ジャンでビシッとキメる強そうな女性にガラッと変わり、妖しい色気を醸し出していて女性の二面性を見たような気になりました。ブッチャー側もなにも言わないジェイソンばりの殺人鬼が中がミリーになった途端に仕草や動きが女性になっていてビジュアル的にも面白かったです。後者はいま色々と話題になることが多いジェンダーにも通ずる設定でしたね。そこら辺を上手くコメディに昇華させ(弱ったアリクイは吹きました)、ホラー部分は80年代スラッシャームービーに捧げたような作りが組み合わされていて悪くなかったです。 ただ、殺人鬼が中に入った状態のミリーが行った殺人はちょっと引っかかりましたね。イジメっ子とイヤミな教師は殺されるほどのヒドい描写は無かったし、作りがホラー・コメディですし主人公の外見のままで殺人はして欲しくなかったな。オッサンの体と違い非力な女子高生なので反撃にあうという描写もあったので、そういうオチや誰かが来て未遂に終わるという方が良かったのになと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2021-04-13 19:00:02)
28.  TENET テネット 《ネタバレ》 
時間を遡れる技術を使い世界を破滅させようとしている武器商人に挑む名もなき男と相棒ニールの物語。時間を進む者と逆行する者が同じ時間軸で奮闘する映像は面白みもありましたが、むかしドリフで見た気もしたなと思いました(まあコッチはただの逆再生だけですけど)。途中で出てくる科学者の言う通り「考えるな、感じろ」の精神で観ましたけど、冒頭のオペラ劇場での作戦など何かあるような凄さを見せつつも何もなかった感じ。スパイアクション映画に時間逆行ネタなど物理学のややこしい設定を組み合わせてるだけですが、流される音楽が映像にマッチしていて緊迫感があり凄いモノを観せられている気はしましたね。 結局、時間を逆行しても未来は変わらずタイムパラドックスも起きない真っすぐな世界。その時が来たら見たとおりに過去に介入することになりますが、全て上手くいくのが分かってるにしろ卵が先か鶏が先かみたいな考え出したら止まらないモノがありますね。「考えるな、感じろ」で鑑賞しましょう。
[映画館(字幕)] 6点(2020-10-03 20:24:22)
29.  首(2023) 《ネタバレ》 
原作未読。日本人ならほぼ誰でも知っていると思われる戦国武将たちと本能寺の変のたけし流解釈だったわけですが、さまざまな説がある話だし男色も描かれているので見る人を選びそうですね。「なるべく情報を入れずに観よう」というタイプの方は面を食らうかも知れません。私はそのタイプなので「そうきたか」と思いましたがオッサンが乳繰り合う絵面は見苦しかったな。有名所を使いまくってるしアドリブと思わせるシーンも多くカメラワークや演出もコントみたいなので余計滑稽にも見えた。なので信長の狂気っぷりも凄味を感じないしイマイチ弱かった気がする。あの最後は蘭丸に恋い焦がれていた弥助みたいな図式があれば良かった気もしますが面白い解釈だなと思いました。史実では消息一切不明ですけど不思議な存在でしたね弥助。 たけし秀吉は年を取り過ぎだし、両脇に手下を侍らせて陣取って『たけし城』みたいな緩い演技のボケツッコミのやり取りでコントみたいだったのが残念。たけしは良いと思ってるんでしょうけどこの手の演出は賛否両論でしょうね。よく関係者から「出演してくれと頼まれる」と語ってますが、もう主要キャラは厳しいし初期のシャマラン程度にモブキャラで良いんじゃないかなと思いました。 映像はキレイでロケーションが抜群だったし衣装デザインや美術は凄く良かったけど、そういうとこが気になりましたね。実在した戦国武将モノはそれぞれに思い入れのある人も多いでしょうし難しいですね。
[映画館(邦画)] 5点(2023-11-29 22:41:59)
30.  インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 《ネタバレ》 
冒頭のパラマウントのロゴから山や図柄などの映像にオーバーラップするお約束がなかったり、ロマンチストな皮肉屋インディや登場人物にユーモアがかなり足りなかったり、どこに行っても長ったらしい追いかけっこの繰り返しでテンポが悪い。そこに流れるジョン・ウィリアムズの音楽もシリーズの旋律を混ぜたりする技もあまりなく凡庸感があるし『レイダースマーチ』すらも勇ましさが無くまったりしたアレンジ風味だしでもどかしさがありました。 いかにも60年代黒人女性なアフロヘアーがさまになってたメイソンなんかキャラが立ってて良かったのにあっさり殺されるし、インディの友人や大学の職員も意味不明なくらいすぐ殺される。物語上で必要無くなったにしろ退場の仕方を考えて欲しかったですね。元ナチスが敵にしろ加減が出来てなかった感があります。その今回の大ボスであるフォラーも見た目や佇まいは「さすがマッツ・ミケルセン」と思わせますが、やっていることはただインディを追ってダイヤルを奪うだけだし小物臭が酷かった。インディと組むヘレナは知的で行動力もありなかなか魅力的でしたがインディの弱体化が際立った感があったかな(まあそれでも雑魚はほぼワンパンで腕っぷしの強さは相変わらずでしたけども)。そのヘレナの相棒のテディも有能で見た目はプリンスみたいで可愛かったですね。 役者陣はハマっていて雰囲気も良いし映像もまずまずなもののストーリー展開はイマイチ感が強かった。インディが過去に残ると言い張るのも違和感があったし、ヘレナにのされて現代に帰ってきたらマリオンも待ってて復縁ってのも彼のキャラ的にもしっくりこなかったです。スピルバーグが監督しなかったコレが最後というのは残念。まあインディ役に村井國夫が帰ってきただけ良しとする感じですかねえ。
[映画館(字幕)] 5点(2023-07-01 00:00:09)
31.  ザ・フラッシュ 《ネタバレ》 
原作未読。DCは映画しか追っていません。 予告は見ないようにしてましたが誰が出るのかどんな展開か劇場のポスターでわかってしまい、なんかテンションが下がりましたね。まあ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のネタを入れてくるとは思いませんでしたが、過去のDCアメコミ映画や立ち消えになったネタを入れてきてもねえって感じでした。ほぼ知ってるネタでしたけど若い人はピンと来ないでしょうね。確かにキートンのバットマンは想像以上に活躍するしテーマ曲はかかるしで見てきた者としては良かったんですけど、もうマルチバースはなんでもありだし多すぎてお腹いっぱいですね。過去に戻って歴史を変えようとしても『時間軸の不可避な交差点』とやらで抗うことが出来ないってのもアメコミヒーローによくあるネタだし、フラッシュにも主役を張るほどの魅力を感じなかったな。せっかく出したスーパーガールの活躍の場の無さと末路にも萎え萎えです。
[映画館(字幕)] 5点(2023-06-19 23:28:24)(良:1票)
32.  アントマン&ワスプ:クアントマニア 《ネタバレ》 
原作未読。MCUは映画だけ観ていて配信ドラマは一切見ておりません。 やたら危険だと言われていた量子世界はスター・ウォーズの世界のようで目新しさはなく、建造物や乗り物や登場人物や武器なども既視感バリバリ。お互いにビーム砲を撃ち合ったり肉弾戦で殴り合ったりをするお馴染みの展開と映像ばっかりで面白みがなかったです。スコットは自らの身体を縮小・巨大化する得意芸は何回もしてましたが、物を小さくしたり大きくしたりピム粒子を臨機応変に使い分け自在に操り立ち回るアントマンらしさが少なかったのも微妙感を増したかな。指パッチンで家族との時間が奪われ微妙な距離感のあった家族がまとまったのは良かったんですけどね。まあ一番問題なのは予告で見た通りの小物っぽさと貫禄のなさで魅力が全く無い征服者カーンですね。最初に対峙した場面では余裕綽々な態度で妙な力を使いあっさりスコットをねじ伏せてましたが、終盤では殴り合いでボコられまくるし蟻の大群を見てヘタレ顔でバリアを張るだけだし、「これでMCUヴィラン最強クラス?」と思っちゃいましたね。あらゆる時間や空間を行き来できる超越者という設定のようで最後に全ユニバースのカーンさんが一致団結してましたが、見飽きた系の脳筋タイプ(しかも弱い)でほとんどのバースで負けてるんだろうなこの人としか思いませんでした。あの中で弱い方だったのかもしれませんが、もうちょっと知的な狡猾タイプで圧倒されるのかと思ってました。 あと、長く支えてきたアベンジャーズの古株が退場し新世代アベンジャーズを構築しつつありますが、苦労した描写が一切なくアッサリと前任者のお株を奪うような天才少女は飽きました。チャドウィック・ボーズマンの早逝は計算外にしろアメコミはあらゆる設定で様々な作家が描きまくってるし、もうちょっと違うエピソードを創造したり抽出出来ないのかってくらい方向が凝り固まった感がありますねMCU。
[映画館(字幕)] 5点(2023-02-17 19:02:02)(良:1票)
33.  ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー 《ネタバレ》 
原作未読。配信ドラマも一切見てません。 『エンド・ゲーム』後のMCUを引っ張っていく重要な一人と思われていたワカンダ国王であり守護者ブラック・パンサーでもあったティ・チャラは物語から去り、妹のシュリが後を引き継ぐことになるお話。あまりにも残念なチャドウィック・ボーズマンの早逝により代役を立てるか議論は相当あったと思われますが賛否両論でしょうね。 国王の死により世界中から狙われる超鉱石ヴィブラニウムを巡った争いはあんまりピンとこなかったな。「物凄い科学力と戦闘力を有しているワカンダに挑むかな」とか「争いで平穏が破られたというけどパッチンのとき何してたんだこの海の人」とか色々考えちゃいましたね。その争いが起こることになったヴィブラニウム探知機を開発したマサチューセッツ大に通う天才少女リリも、わざわざ鉄をガンガンやってお手製スーツでアイアンマンを重ねようっていうのが透けて見えるし、オコエとナキアもスーツを着るようになったけど二番煎じ三番煎じ臭がスゴかった。シュリを看板にするには荷が重いので脇を装って侍らせたけど薄っぺらくて失敗って感じ。 過去にズバ抜けた科学力を見せてたワカンダも描写がヌルくてあっさり侵入されたり、ワカンダと同様にヴィブラニウムを保有している海の国タイカンと争うのも女王を亡くしたシュリの復讐心からきてましたがありきたりだなと思ったし、タイカンの王ネイモアはティ・チャラのような器の大きさを感じさせながらも途中からテロリストみたいな安っぽいキャラになったし、バトルもいつも通りの雑な大混乱戦で多くの民が死んでいくし両者悪者じゃないしで中途半端にしか見えなかったですね。長い上映時間のわりに全体的に見どころ少なく魅力もなく「チャドウィック・ボーズマンの喪失は大きいな」とつくづく思わされる内容だった。
[映画館(字幕)] 5点(2022-11-12 21:27:35)
34.  NOPE/ノープ 《ネタバレ》 
人里離れた郊外で人や動物が空にいる「何か」に反応し、その「何か」に連れ去られてしまう。こういう思わせぶりなタイプは過程が良さげに見えても正体やオチでだいぶ損をしてしまうケースが多いですが、コレもそんな感じでしたね。人間を吸い上げてモゴモゴしだした時は「ウルトラマンレオの円盤生物かよ」と思いましたが、終盤はさらに成長を遂げ羽化したかのように羽を広げて変態したので「エヴァの使徒かよ」と萎えました。いつも通りに比喩や風刺を織り交ぜてるけどそれもピンと来なかったな。ネタにされた側の逆襲でしたがテーマパーク経営者が子役時代に遭遇した逆襲の方が興味を引いたな。そういえば『リンク』は傑作だったな。まあ野生は舐めたらダメッてコトですね。
[映画館(字幕)] 5点(2022-08-30 18:57:03)
35.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
平成ウルトラマンと呼ばれるモノや最近の作品は見ていないのでさっぱりわかりません。が、セブン辺りまではさんざん再放送もされていてそれらを見て育ったので記憶に残っていたようで、長い年月見てなくても音楽を聴いただけで「おっ!」、長澤まさみを巨大化させたりオリジナルを彷彿とさせるようなシーンがあると「おっ!」と反応してしまいました。まあ、洗礼を受けてきている中高年の日本男児はそんなもんですよねえ。なので冒頭のウルトラQネタから半分くらいまでは結構面白いなと思いつつ観てました。「怪獣」を「禍威獣」にしていたり「科特隊(科学特捜隊)」を「禍特対(禍威獣特設対策室専従班)」にしていたりネーミングも悪くなかったです。 ただ、ザラブ星人を八つ裂き光輪で倒したのは「おおっ!」と声を出してしましましたが、ウルトラマンの動きは力感もなく足音もなく迫力がなくて微妙でしたね。禍特対がらみの人間パートもキャラに魅力がないし政治絡みはありきたりだし、ところどころ端折り気味でワープしまくるし単調で退屈だった。ここら辺が東日本大震災をモチーフにニッポン対ゴジラで熱量がスゴかった『シン・ゴジラ』には遠く及ばなかったな。 あと、宇宙人ゾーフィネタを拾ったのか知りませんがゼットンの設定含めてどうなんだろと思いましたね。星を破壊し人類を滅亡させるためにあんな兵器を作っている光の国(星)って幻滅レベルですわ。しかも、デザインがダサくて萎えました。山本耕史演じる人間形態時の喋りは大物感があって良かったメフィラスもカッコ悪かったし、イジらないであのまま出せよと思いましたね。 監督は樋口で庵野は企画と脚本。どこからどこまで誰がどうしたのかわかりませんが、庵野が全てを仕切ってたらどうなったんだろうな、とは思いました。
[映画館(邦画)] 5点(2022-05-18 23:31:44)(良:1票)
36.  モービウス 《ネタバレ》 
原作未読。お互いに血液の難病で子供の頃から同じ施設で育ったモービウスとマイロ。同じ境遇で友情を育んだんだろうけど描写が薄かったな。『ヴェノム』の時も思いましたけど、なんかこう全体的に労を惜しむというかダイジェスト風味と言うか雑というか、一発目ならもっと丁寧に組み立てれば良いのになという印象が強かった。自分と同等の力を持った相手が敵になる展開もマンネリで飽きてますけど、そういうトコが希薄なので悲劇的でもないし苦悩も感じないしイマイチ。病気に悩む人々と自分自身のため生命を救う医師になりコウモリを使った治療法を生み出すも、血がないと生きていけないという人の生命を奪う存在になってしまったのにね。なので、今後のために唐突に出てきたちょいワル風味のヴァルチャーとの共闘も解せませんな。あの人、ちょっと改心してたけどまた悪になるんでしょうかね?ヴェノムの名前を出してたりヴァルチャーがコッチの世界に飛ばされてきたりでユニバース創造に余念がないようだけど、お金はあるけどセンスと作りが二流なソニー陣営という印象は拭えませんでしたね。
[映画館(字幕)] 5点(2022-04-02 09:04:49)
37.  クライ・マッチョ 《ネタバレ》 
落ちぶれた元ロデオスターのマイクと少年の旅路。路線的にはよくある系でイーストウッドにしてみれば手慣れた内容だった気がするが、「イーストウッドが描く真の強さ(マッチョ)」と宣伝されていた割にかなり淡白な出来栄えでちょっと残念だったかな。舞台は整ったってトコで終わっちゃった感があり消化不良。苦労と挫折を味わい生きる意味を失っていた男が人生を取り戻すのはいいとして、その老人を見て成長しつつあった少年との別れのシーンはもうちょっと後の展開を匂わせる演出が欲しかった気がする。裁判のコマとして息子を欲しがってる親父をマイクは知っているだけにね。まあ彼のように老いと向き合い上手く付き合うのは難しいですね。 長く滞在することになった村の住民が次々に動物を連れて来て診るハメになった時の「俺はドリトル先生か」や、メキシコ警官に停められた時の「どうせお前らに言葉はわからねえだろ」的な英語での罵詈雑言などイーストウッド節は健在で笑った。あの年齢でも最後にはしっかり女性をゲットするのもさすがだ。イーストウッド91歳はまだ現役だわ。
[映画館(字幕)] 5点(2022-01-14 23:58:18)(良:1票)
38.  ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 《ネタバレ》 
原作の未読。ヴェノムとエディのバディ物というか漫才コンビというか夫婦漫才のようなやりとりは面白かったですね。その二人(?)に元婚約者アンと彼氏ダンも絡んでますがバトルの援護含めて良いチームワークでした。対するヴィランの連続殺人鬼クレタスはエディを噛んでシンビオートを取り込み結合したコトからカーネイジ(殺戮)と变化。かつて心を通わせ隔離施設に幽閉されている音を操るシュリークを奪還。このヴィラン側の二人もなかなか面白く「さあどうなるか?」と思ってたんですけど、終始かけ足ダイジェスト風味だったのが残念。やたら矢継ぎ早に話を進めるせいもあってヴィラン側の掘り下げも甘く、全体的に思わせぶりで投げっぱなしの雑な振りも多くて安っぽくなってる感がありましたね。指輪とか炎に弱いとかなんだったんでしょ。連続殺人鬼+シンビオートでカーネイジ(殺戮)って名前な割に大して暴れてないし消化不良でした。最後はスパイダーマンの世界と繋がってたけどマルチバースを解禁した「ノー・ウェイ・ホーム」が終わったらMCUの世界からスパが帰ってきてヴェノムと共闘って流れなんでしょうかね。まあ面白いキャラなのでもっと大事にして作って欲しいです。
[映画館(字幕)] 5点(2021-12-10 21:26:12)
39.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 
代償と引き換えにどんな願いも叶える石ドリーム・ストーン。その力を用いて世界を牛耳ろうとするマックスとダイアナに憧れる引っ込み思案な新任学芸員バーバラは面白く出来そうな要素があるのに中途半端な扱いのまま終わった感じ。「ダイアナになりたい」と願ったのに最後チーターになってるのもよく分からなかったが、石の裏にいる邪悪な神とでも対決するのかと思えばそんなコトも無く、悪役だけどそこまで悪くなく二人が相手では盛り上がりに欠けた。舞台が1984年でしたがスーパーマンⅢ(1983年)のようなどこかのんびりした雰囲気を感じる緩さがあり、願いの代償で弱体化するモノの悲壮感もない。少しの間でも願いが叶い、平和な時代で愛を確かめ合う二人の姿は良かったけども、その代償の重さを知らしめるためだけに復活させられたようなスティーブは不憫な役回りだった気がする。最後は世界中の人々へのダイアナの呼びかけにより収束しますけど、伝説の戦士アステリアが着ていたというゴールドアーマーも装着シーンがないしアクションに面白みもないのでグッとくるコトも無く盛り上がらなかったな。ヒーロー映画というか最後の訴えかけがテーマなんだろうけど、このご時世なのでスカッと爽快なのが観たかったな。 『バットマンvsスーパーマン』でバットマンの大ピンチに颯爽と登場し全て持って行ったワンダーウーマン。その時に流れたテーマ曲も今作は低音がキツすぎてカッコ良くなかったな。まあ相変わらず登場すると場が華やぐガル・ガドットの魅力だけで成り立っている映画になってますね。
[映画館(字幕)] 5点(2020-12-18 21:44:59)(良:2票)
40.  翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜 《ネタバレ》 
一言でいえば欲をかきすぎたな、と。原作は作者の魔夜峰央が転居した先の埼玉を独特のセンスでおちょくった作品でしたが、東京を頂点として関東のパワーバランスを上手く描いていたその原作を上手く料理し膨らませた前作と比べたらだいぶ落ちた感じ。 「阿久津はどうした?」とか関西人の粉もの好きっぷりや都会人を装いながら田舎出生なのを偽る行為を産地偽装などところどころ面白いし、甲子園のスコアボードの名前など小ネタも満載。さすが歌舞伎役者と思わせる片岡愛之助の大阪府知事の嘉祥寺、杏の滋賀解放戦線の桔梗などキャラも良い感じなんですけどね。大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀と次から次へネタを入れてたけど多すぎて散漫になってたな。素直に埼玉全員で乗り込んで滋賀と組んでvs大阪でも良かった気がしますね。そこに高飛車で我関せずな京都や神戸や奈良をひと嚙ませする程度の方がわかりやすかったかも。前作がまさかの大ヒットで作られた二匹目のドジョウでしたがちょっと厳しかった。ただまあ、関西の方々が喜んでくれたなら地方創生にはなるかも知れませんね。
[映画館(邦画)] 4点(2023-11-23 23:59:21)
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