21. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
泣いた。主人公の男は不器用だが、泣かせ方は上手いじゃん。 9点(2003-12-20 12:42:00) |
22. ボウリング・フォー・コロンバイン
↓でレビューしている【中山家】さん同様、僕もドキュメンタリーが公平・客観だとは微塵も思ってないのだが、ドキュメンタリーという手法も含めてマイケル・ムーアの主張は面白かった。ただ、彼が銃について問題提起していることもそれに対する彼なりの答えも意義深いのだが、見落としてはならないのはマイケル・ムーアは銃王国「ミシガン州」で育ち、全米ライフル協会の永久会員でもあるということだ。マイケル・ムーアは外部の人間ではなく、銃と密接に関わってきた生粋のアメリカ人だからこそ、彼から発せられる疑問に重みが増すのである。 9点(2003-12-20 09:22:42) |
23. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 素直に感動した。人に親切にしてもらったら他の人に親切にしてあげることで世界を平和にしようということを考えた少年が最後には死んでしまう。死んでしまったからこそ世界を本気で平和にしようと考えた人の意図を汲んで、そういう人のためにも世界を平和にしようと思って欲しいという意味なんだろうな~と思った。しかし、「人に親切にしてもらったら他の3人に…」というルールがを決めないと人間は平和に暮らせないのだろうか。知っている人でも知らない人手もお互いに助け合ったり、親切にしてあげるのは当たり前のはずなのだが、なかなか実践できている人は居ない。無料で車を上げる必要は無いけど身近なところでみんなが自分なりのペイ・フォワードを続けることが大切なんじゃないだろうか。そうすれば世界平和までは行かなくても、世界がもっと明るいものになるんじゃないかな。僕はそう信じたい。 9点(2003-12-20 07:06:20) |
24. フォレスト・ガンプ/一期一会
ニコちゃんマーク、エルビス・プレスリー、ジョン・レノン、ニクソン大統領、ベトナム戦争、ヒッピー、レーガン大統領暗殺、ウォーターゲイト事件など実際に居た人物、実際に起こった事件をこんなに執拗にパロディ化しているのに嫌味が無く、むしろ懐古的でノスタルジーを感じさせる。フォレスト・ガンプという男は真っ直ぐで純粋な心でもって、これらの大きな事件の中、色々な人物に触れ合いながら生きてきた。そんな彼に自分を重ねて見るアメリカ人は多いと思うし、アメリカの歴史を知らない人でも、このフォレスト・ガンプという男のひたむきさに共感する人は多いのではないでしょうか。 9点(2003-12-17 02:20:51) |
25. ファイト・クラブ
フィンチャー&ノートン好きなので言う事無いくらい好きな映画です。 9点(2003-12-17 00:59:45) |
26. パッチ・アダムス
どんな時もユーモアを持って夢をあきらめずに頑張ろうと思いました。自分の夢に挫折しそうな時、この映画を見ることをお勧めします。勇気をくれる映画です。 9点(2003-12-07 22:36:01) |
27. パーフェクト・ワールド
高校生の時見た映画の中で一番泣いた映画。 9点(2003-12-07 21:16:05) |
28. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 様々な謎を残しつつも28日と6時間42分12秒で確かに彼の世界は幕を閉じたのです。それだけは紛れも無い事実であり、もっち~はこの世界観に驚愕しました。 9点(2003-12-07 16:51:01) |
29. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 視聴率至上主義の究極の形がこのトゥルーマンショウでしょう。世界中の人が限りなくリアルに作られた世界の中で、本物の人間の本物のドラマを見せる番組に釘付けになるという発想は面白い。しかし結局は作られた世界なわけで、その中でぬくぬくと生きて行くことを否定したトゥル-マンの決断すらもドラマの一部として見てしまっている視聴者の姿には考えされられるものがある。 9点(2003-12-07 15:23:06)(良:1票) |
30. デッドマン・ウォーキング
《ネタバレ》 重罪を犯した犯人は死刑が当然で人間として見られないことが多いのですが、この映画は当然被害者側の心理だけでなく重罪を犯した死刑囚とその家族の感情も描います。この映画では死刑制度の是非について答えを出してはいませんが、この問題はこれから私たちが議論し続けなければならないということなんだと思いました。ただ、日本では死刑執行がいつ何処で行われるかという事は秘密にされていますし、こういうことについて議論すること自体敬遠されがちなんですよね。なんだかな~。 9点(2003-12-07 14:03:49) |
31. セブン
《ネタバレ》 2人の刑事が7つの大罪になぞらえた死を捜査し、事件の全容を解き明かしていくというストーリー。しかしこの映画では犯人が誰なのかということには主眼が置かれていません。ミルズ刑事(ブラピ)が犯人を殺すべきか殺さざるべきかという葛藤がこの映画のメイン・テーマなのです。同じ状況で「自分ならこうする」という予測は立てられても、ミズル刑事が最終的にどう行動するかは彼自身も迷っていたし、他の誰にも分からないのです。そしてその行動が正しかったのか、そうでなかったのかも分からない。常識を超えたサスペンス映画です。 9点(2003-12-04 15:48:26) |
32. スタンド・バイ・ミー
この映画を見たら普通に泣ける。ただ、自分は子供時代を振り返って泣けるほどの年齢では無いのです。古い友人も未だ健在だしね。願わくば彼らが人生の道を踏みはずさんことを。自分が踏み外したりして…。 9点(2003-12-03 22:38:59) |
33. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 誰にでもこういう一面はありますから共感しちゃいますよね。みんなでダ~ウン・タ~ウン♪って唄う所は最高です。 9点(2003-12-01 12:14:36) |
34. コンタクト
《ネタバレ》 「詩人を連れてくるべきだった」と言うジョディ・フォスターの表情と言ったらもう…。俺も宇宙に行ってみたい! 9点(2003-11-30 08:12:55) |
35. ガタカ
《ネタバレ》 A・ニコルが描く世界観ってすきなんですよね~。トゥルーマン・ショウも管理社会という点では似ていますが、全然違う雰囲気で、それがまた良い。この映画では余りに映像が綺麗なので、ず~っとこの映像を見続けていたいな~って思いました。 9点(2003-11-28 21:54:11) |
36. アンドリューNDR114
《ネタバレ》 『ロボットが感情や心といったものを持ちえるのだろうか?』という哲学的、道徳的、科学的そして宗教的な問いに必ずぶち当たる時が来ます。その時が迫っているのを感じる昨今、こういうテーマの映画はいくつかありますが、この問いに正解は無いのですから、大いに色んな主張を持った映画を作って欲しいものです。ただ、この映画に関してはアンドリュー自身のエピソードにこだわった分、そういった主張が曖昧なまま終わってしまった気がします。 9点(2003-11-27 13:12:05) |
37. 情婦
かなり古い作品なのですが、このサイトで上位にランキングされていたので見てみることにしました。しかし、題名が「情婦」って・・・。借りる時ちょっと恥ずかしかったんですが、内容は法廷サスペンスだったんですね。感想はというと、無駄の無いストーリー構成に非常にビックリしました。映像表現はシンプルそのもので最近の映画のようなカメラワークなど皆無でした。しかしそれが逆にストーリーを追い易く、法廷での検察側と弁護側のやり取りに集中する事が出来ました。映画はやっぱり脚本だな~と唸らされました。 8点(2004-09-14 17:11:24) |
38. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 出だしからスピード感溢れる飽きさせない演出方法で画面に釘付けにされてしまいました。言う事はほとんど無く、奇抜な発想とスタイリッシュな映像にキャスティングの妙が上手く融合した素晴らしいサスペンス映画でした。「衝撃の結末!」を謳い文句にした映画が最近多く、少々サスペンスは飽食気味だなと思っていましたが、この映画には大満足でした。しかし大満足と言いつつも1つだけ文句があります。多重人格の人格を統合するということは自分自身の中の色々な人格を認めて、それを自分でコントロールするということなわけで、決して人格を1人ずつ殺すということでは無いと思います。色々な人格は基本人各が出来ない事をしてくれているわけですから、殺すことは出来ないはずなんですけどね~。 8点(2004-09-14 17:08:07) |
39. ドッグヴィル
《ネタバレ》 まず最初に目に付くのは舞台となるドッグヴィルのセットです。白線を引いて家やストリートの境界を示しただけで、ドアも家の壁も背景も無く、机やベッドやベンチなどの小物以外は何も無い空間なのです。まるで小劇場で演劇をやるような簡素なセットで、全ての物語はこの小さくて奇妙な空間で行われます。この「ドッグヴィル」という映画を見終わった人なら分かるでしょうが、何故このようなセットを組んだかと言えば、この映画は(フォン・トリアーの映画はいつもそうなのですが)「人間の醜悪さ」がテーマだからです。背景もセットも何も無いのだから、観客の目は自然と人(役者)の行動・表情・言動に行くことになります。つまり観客はフォン・トリアーの描く「人間の醜悪さ」を嫌でも見せつけられるということなのです。エスカレートしたドッグヴィルの町の人たちはグレースの首におもりのついた首輪をつけ、働く事を強要します。そして男はグレースを肉欲の対象にし、女は集団で虐げます。ドッグヴィル以外の町から来た他者・異端者であるグレースを抑圧し、虐待し、差別する彼らはとても醜く、人間はかくもいやらしい生き物となり得るのかを淡々と見せ付けます。彼らはグレースを使えるだけ使った後、厄介者扱いをして警察にグレースを売ってしまいます。しかし到着したのはギャングの一味でした。そしてギャングのボスの娘だったグレースの命令で町の人たちは凄惨な結末を迎えます。それは当然の報いであるように感じるのですが、僕は全く爽快な気分にはなりませんでした。というのもよく考えてみると、ドッグヴィルの町の人たちはこの映画を見ている我々・観客と何ら違いは無いのではないかと思ったからです。自分が加害者でもあるかもしれないし、被害者でもあるかもしれませんが、自己を正当化し他者を抑圧しているという構図は僕たちの日常でよくある光景です。また、自分は正しい事をしたくても周りの大多数の意見に抗うことができず、長いものに巻かれてしまうということも多いのではないでしょうか。ドッグヴィルの町の人たちの心の醜悪さは僕たち自身のそれとどこがどう違うと言えましょうか。人間は誰しもそういう醜い面を抱えているものなのでしょうね。そしてドッグヴィルの町の人たちが人間を象徴しているだからなのでしょう。彼らがマシンガンで銃殺されていくシーンでは、まるで自分まで撃たれたかのような気分にさせられました。 8点(2004-09-11 12:10:13) |
40. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 アクション、ストーリー、CG、露出度等全て前作を大きく上回る出来でした。1作目は前振りもいいところで今作からやっと本番かと思わせるくらいの違いがありました。この映画に出てきたS.T.A.R.S.のジル・バレンタインという女性はバイオハザードシリーズでは御馴染みのキャラクターなのですが、衣装から容姿までゲームのキャラとそっくりだたし、ネメシスもよく再現できたな~と思うほど似ていたのでびっくりしました。さてさて、この映画はアクションが本当に見応えありました。一般市民や武装した警官隊がゾンビにやられ、ゾンビが次々に襲いかかってくるという緊迫した中、ミラ・ジョヴォヴィッチとシエンナ・ギロリーが銃や体術でばったばったとゾンビをやっつけていくのがなんとも爽快でした。しかし、一部の戦闘シーンではスピード感を出したかったのでしょうか、アップを多用しすぎていて一体誰がどうなっているのか非常に分かり辛かったです。ストーリーは最後のオチの方で前作と上手くリンクさせている以外は特に凝ったところはありませんでした。でも生き残るための命題がはっきりしていて分かりやすい展開だったので、序盤から終盤まで十二分にアクションを堪能できたので良かったと思います。次の作品も是非見てみたいですね。 8点(2004-09-05 07:39:35)(良:2票) |