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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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21.  ターミネーター2
非常に良く出来た娯楽SFだと思います。1が特に男の子には人気なのですが、私はおいしいとこ取りの2が一番好きです。ロダンの考える人のようなポーズで登場した、悪敵キャラは特に気に入ってます。ジェームズ・キャメロンもまた、映画ファンな映画監督と思いました。狭い通路で、シュワちゃんが箱から出したピストルは、(狼たちの午後)、敵ターミネーターが、バイクに乗って逃げるジョン(未来の創始者)をトラックでひつこく追うあれは、(激突!)を思い出しました。もう、最高に脚本&演出がいい。特に子役のエドワード・ファーロングがいい。彼が3に出られないので(療養中)3を見るのをやめたぐらいです。監督お得意のSFでの家族愛もいい。(家族愛はスピルバーグより、キャメロンのほうがうまい)たぶん、わかりやすいからでしょう。スピルバーグは甘いというか冷静にまとめれないのが多い。キャメロンは感動するなら勝手にどうぞみたいな、大人な割り切った結果が感動作につながるのでしょうか。この監督は、お金がかかるほど奮起し、使い道がうまい。
10点(2003-12-07 11:21:41)
22.  タッカー 《ネタバレ》 
私は、本田宗一郎が大好きです。本も読みました。異常にホンダの車に愛着を感じています。よって・・またちょっと違うけど、雑誌プレジデント系がお好きな方は感動できるかな?これ、しかも実話なんですよ。コッポラ&ルーカスが作ったDVD化されない名作。ある車を作り成功し、世界中で宣伝活動をするのだけど、最後の最後報われない結末が待ってる、どんでん返しの落とし穴。一番好きなシーンが、主人公が手を掲げ、手を上げると血は下がっていくと、語るシーン。当たり前じゃないか?でも深いのね。演説シーンもよく、あそこは泣き所でよく泣いた。外をご覧ください、窓の外はタッカーという車が約束を守って出来立ての新車で並ぶ。ジェフ・ブリッジズはよい役をやってます。いつも成功できなかった主人公。だけど、この映画のラストは爽やかで力強い。希望がわいてくる。そしてまた、テロップの流れる前、その後のタッカーの説明は、伝記ものらしく寂しい。私はこの手の映画は好きだな。娯楽作でも通用するくらい面白い。
10点(2003-12-07 11:18:27)
23.  シャイン 《ネタバレ》 
この映画は、実はもっと一般に評価されていいように作れたのではないか?ほとんどオスカーの、ジェフリー・ラッシュの演技に負うところが大きい。もっとキレがよく、もっとわかりやすく。それを差し引いても満点をつける。ハリウッド的な派手さはない。娯楽がない。実話で、しかも現在でも実の主人公は、コンサート活動をしている。私はこの作品が大好きなので、もっと多少脚色を加えても明るめにしてほしかった。父のトラウマ、才能あるピアニストの記憶喪失、復活と内容はやはり重い。だが、ラッシュの演技は、彼が登場する中盤から飽きさせない。彼に(大人)変わり、急に生きた人間のリアルさを感じた。妙に明るく自由だ。もしかしてこのギャップを狙ったのか?バーでピアノをつまびく姿にじわじわ来て、コンサートではもう涙が止まらなかった。爽やか過ぎる感動だ。たぶん私が観た俳優の中で一番うまいと思う。この役、やると結構あざとい人が多いだろう。彼の他の作品も観たくて、レ・ミゼラブルも観た。あまりの違いにもう、やはりすごいと納得。
10点(2003-12-07 11:15:16)
24.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 
この映画は、3度見て3度泣きました。しかも同じシーンで・・もう、その場面が来るのはわかっててもダメですね。たぶん今見てもそうでしょう。それほど美しい叙情的なくだり。最高に好きな場面だから、実は全編中だるみな箇所もあり正直たいくつなんですが、その場面のために忍耐でした。あらすじは簡単で、兄弟の兄は優等生で、弟は気ままで楽天家。この弟をブラッド・ピットがやってるんですが、この頃が一番美しい。監督のレッドフォードの若き頃と激似ということです。これは実話をもとにしたヒタヒタくる静かな感動作。美しい河で無邪気に笑う弟の笑顔のあとの結末は残酷で、そのシーンを映像にしなかった監督の趣味のよさが静かに続きます。もう弟は天国で釣りができないとこぼす父、弟の手は砕かれていた。何年かたち一人になり、美しい河に釣り糸をたれる老いて指も震える兄の姿。人生は流れる川のようなもの・・とセリフが流れ出すともう号泣もの。地味で静かな優等生的な映画です。でもこの映画は否定できない。
10点(2003-12-07 11:13:43)
25.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
クリスマスにはぜひ見たい映画。どこかの局で放送するかもしれませんが、字幕がいいです。これは、アイディアの勝利ですね。見事な発想です。生まれてこなければよかった・・誰も一度くらいは愚痴をこぼしたことがあると思います。愚痴を通り越して、ホントに生まれてこなければ・・と、自分を責め、何も信じられなくなったとき、見てください。私はそんな時過去に勧められ、だまされた気ででも、すがりつくように見ました。 中盤は暗く重く重なりましたが、後半にその忍耐が嘘のように晴れました。泣いてください!的な映画ではありません。もちろんラストは確信犯ですが・・後半コミカルで嘘のような変な気持ちになります。そして、共感同情していた気持ちが、こっけいに見えてきます。生まれてなければ・・じゃあ見せてあげよう。私のお気に入りの、バック・トウ・ザ・フューチャーのある場面が出てきます。(あのSFも、僕が生まれてこなければが鍵でした) 考え方一つで生き方も変えられる。なんて楽しいクリスマス・・ 見たくなったら、泣きたいときで、この作品は心の浄化に使っています。
10点(2003-12-04 08:58:38)(良:1票)
26.  オールウェイズ 《ネタバレ》 
劇場でリアルタイムに観ました。最近またふと見たくなり、DVDを買いました。当時、共感できなかった(どうにもならないものの答え)死という現実を乗り越えていく力は、死者となっても召されない現実。生きてるものは、立ち直ろう忘れようとする苦悩。この難しいテーマとは、今見てみると当時と感動の涙を流すシーンが違う自分がそこにいる。ヘップバーンも当時は違和感を感じたのに、自分が大人になれたのかよい味だと思う。劇場で感動したのは、恋愛モノと見てて、残されたホリー・ハンターの目で観ていたのかも。今回は、それぞれの思いで観た。特に、ドレイファス。ラストのあっさりとした終わり方が、スピルバーグらしくはないなとも思うけど・・と、今回久々に見て、ドレイファスが本当の天国へ起つシーンを見たいくらい、かわいそうな気がしたんだけど。愛する人を幸せにしてやることが、彼の心残りだったのだから、これでめでたしでいいでしょうね。これ以上やると、またスピルバーグが・・と批判を受けそうですから。 この80-90年代のスピルバーグはいいです。 わざわざ飛行機を古いものにして、ノスタルジーを出したらしいですが、ほんとに心が洗われる懐かしさでした。 劇場で観た感じと違ったので、途中から環境を変えると感情移入が出来ました。暗い部屋で、ヘッドホンをかけ、大音量で観賞しました。ヘッドホンは環境、変わります。
10点(2003-11-30 04:23:52)
27.  十二人の怒れる男(1957)
レンタルビデオで借り、すぐDVDを購入しました。白黒、他のDVDより高い、そんなことが気にならないくらい、この映画を何回も見たかったので。12人も狭い部屋にいるので、吹き替えで見て面白かったと感心したのはコレが初めて。吹き替えなんかで普通見ないから。もちろん字幕を最初見て感心し、次に試しに吹き替えで画面全体や、表情に集中しようと思いました。 そしたら、意外とコレが感情移入できるし、奥にいるやつ、交互に喋るやつの見分けが楽で、前観たとき気にしてなかったところなどにも、感動さえしてしまいました。ただし、この作品の吹き替えがよかったのと、作品自体が非常にストレートだからかも。あと、カラーじゃないのがいい。逆に、外国!って感じの洋画(ほとんどですが!)で、ギャング映画、マフィアものはいくらセリフが長くても、吹き替えはいや。(てめぇら・・とか言われたらね)この映画はリバイバル、パロディされてますが、希望がかなうなら、シンドラーのリストくらいの控えめパートカラーで、原版そのままリメイクしてほしい。票が変わる瞬間や、小道具にとか、ラストなんか、パーッと色がついたりするとさらにいいなと。
10点(2003-11-18 04:41:34)
28.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
なぜか世界を変えてもアイテムは変わらない。  そのアイテムは書き換えられないのか??  これは私の解釈で考えますと、  聖書のようなものだと思います。  バイブル・・  それは読み方解釈の仕方によっては書き換えられる。  聖書そのものは書き換えられなくとも行動は変わりますよね。  最後には燃やされることやユダヤのこともちらっと出てきます。  神にそむいた行動ということは、  いくら自分が良かれと思ってしたことでも、  運命は根本的には変えられない。  道は変わっても解釈で書き換えられようとも、  犠牲になる人間が変わるだけで同じなのです。  実によくできた映画だと思いますよ。  よい映画だと思い始めたのは、  少年時代の悪役の子供が変わるシーン。  初恋の少女の兄という設定ですが悪魔のような子で、  周りがこいつのために不幸になるのは許せないと見ていて、  しかし実は道が変わるとまた別のいいお兄さんにもなっていて、  ここらから主人公に共感し、  こいつの人生を変えるのはおこがましい。  そして最後の道を選んだ主人公にさらに共感し、  ああ、この主人公がどんなに彼女のことを思っていたのかが理解できました。  究極の愛は一番好きな人に背を向けること・・  普通に時間が穏やかに流れる中で主人公だけがその記憶を持つ。  この切なさは、  最初の自分だけが記憶を失くした感じとダブります。  仲間は幼少時の記憶のトラウマがあるけれど、  自分だけが記憶喪失で日記の空白がある。  自分探しの旅ができる能力を利用し、  過去を変えてゆけば誰かが犠牲になる。  後味は切ないんですが、  このての「時をかける少女」映画は、  もしかしたら新しい出会いがあるかもしれないという、  それからの展開が希望的なものに変えられる可能性も秘めています。  「ダークシティ」のエンディングのように、  主人公だけが真実を知っていて、  相手は知らないから可能性があるわけです。  両方の記憶があれば出会うことを避けてしまうかもしれないから。  そう考えたいのか別エンディングのシーンを見ると後味はこのままでいいとおもいます。  
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-23 13:37:43)(良:1票)
29.  南極物語(1983) 《ネタバレ》 
 やはり探して思いつかないときは昔の(70-80年代)邦画ですよ。  「復活の日」これも映画選びに迷い借りて感動しDVDを買った。  そういえば復活の日は日本初の南極ロケ映画だったのです。  その3年後の作品になります。  あらすじはもう誰でもわかるネタバレもしかられないストーリー。  南極版中犬ハチ公というか犬が南極に置き去りにされるのですが、  テンポはゆるやかで音楽もいいから眠くならないか?  その心配は冒険ドラマのようなストーリーでなくなりました。  作品がうまいこと作られていて置き去りにした隊員の日本と、  南極に残された犬たちの時間が同時に進んでゆきます。  置き去りにされたといっても、  これは上の連絡ミスなんです。  人間の命優先非常事態といっても、  助かった(船に乗せてくれた)犬たちもいるんだから、  絶対連絡ミス不手際以外ないでしょう・・(怒)    現実にあったことなのですが当時大人気であったらしい、  生き残った2匹の兄弟犬よりも私はすごく好きになった犬がいます。  ゴロは最初によく出てくるどうしょうもないバカな犬です。  でも隊員の手を煩わせるこのかわいさがなんともいえない。  犬を飼ったことのある人は共感し苦笑するでしょう。  そしてリキはもうその存在だけで泣けるのです。  私はすっかりリキに感情移入をしてしまい、  このリキの最期のシーンでは最高にボルテージが上がりました。  そのあとが実は見せ場の再会シーンとはなるものの、  リキ以上には感動しなかったなぁ・・  リキはかっこよすぎますよ。  怖い自然雄雄しい南極、  本編で演出された南極とはまた違う穏やかな南極・・  そこに行き続ける命があることは当たり前なんですが、  この穏やかさを最後にもってこられると、  環境とか命とか自然とかそこまで考えてしまう・・  ただの犬と隊員の泣かせ映画ではない。  すごく大きな作品だなと感じました。  
[DVD(邦画)] 9点(2006-04-02 13:39:10)
30.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 
フレンチ・トーストのシーンがうまい!   このシーンの違いから親子関係が深まっているのが実によくわかる見事さ。    スピルバーグはたぶんこの作品を好きなんだと思います。  「宇宙戦争」の親子愛のシーンにこの作品がオマージュされていると思う。  トースト、ボストン、置き去りにされた子供とパパ・・  仕事が生きがいで子供の好き嫌いさえ知らない・・    この作品は変わった演出も揺さぶられるような音楽もありません。  淡々とした音楽とまるで実際の人の家庭を覗くようなリアルな静けさ、  そして盛り上がりも法廷劇もあるのですが、  それのなんと乾いたドキュメンタリーのような無機質さ。  しかもぬくもりがある・・      俳優の演技と脚本だけで包み込む映画なのではないでしょうか。  今回なぜか彼のなかにチャップリンを見ました。  足取りのおぼつかなさやコミカルな動きや無愛想な笑顔。  「キッド」を思い出したのは私だけでしょうか・・  子供が初めて自転車に乗ったシーンではおおはしゃぎだった道が、  母であり妻がそこに佇み駆け寄る子供の道にもなるのです。  その様子を見守る夫であり父のなんと哀愁のある寂しさ・・  お互いの意地だけでしか子供をつなぎとめようとしかできない二人。  一体この子はただの愛玩動物なのか。  それとも権利を奪い合うためだけのおもちゃなのか・・  話の内容から母親には共感はできかねたけれども、  こうなったのも夫であり結局はふたりの問題ではないのか・・  子役の演技がいいんですよ。  一見不細工に見える表情もだんだんかわいく見えてきて、  ああこの子役はたいした役者だと感心しました。  ホフマンの演技はほとんど素だそうです。  なぜならば彼の実生活とこの作品はあまりにも似ていて、  自分を演じるようで苦痛であったと。     そしてラストの演出はこの作品にある種の希望感さえ残してくれます。  意味不明と感じる人もいると思うけれど、  これはきちんとした別れと父と子の新しく変わりのないいつもの生活。  崩壊してゆくのならば離れて時々会えるほうがいい・・  アメリカではこういった形態の離婚家族が増えています。  片方の親は別れても会いに行けます。  時代や国が違い日本ではどうなのでしょうか。  家族の義務と一体感は続いてゆけるはずです。    
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-02 13:31:56)
31.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 
真面目なのかコメディなのか紙一重という社会風刺コメディですが、  この監督のコメディといえばほとんどが下ネタに頼らず、  上品にきわどい風刺もバサッと冷酷に切り捨てたり、  本当にわかりやすいギャグもありますが、  シェークスピアなどの文芸の知識もいるという、  わかりにくいのにそれでも笑えるのは正統派のコメディだからでしょう。  よく本が出てきますが別に賢さを映画で見せようなどという俗なものでもなく、  その時代では映画の中に映画を出せない(影響は本から)という時代。  そこが安っぽくないのです。  特にこの作品では後々のスパイ映画によく使われているような、  本屋の中でのスパイ活動が面白く見事です。  アンナカレリナ・・そしてその本に挿む栞は写真・・  あらゆる媒体からおかしさを追求できる現代のコメディよりも、  日常生活の中からとてつもないバカな設定が生まれるのです。  まずその制作された時代背景を考慮しないといけません。    ギャグとはいえあのヒットラーをあそこまで茶化したことは、  見ている最中でもヒヤヒヤして笑えないくらいの緊迫感。  コメディなのに後半の大山ではもうドキドキもので、  本物のヒットラー(あくまでも映画の中で)の訪問した劇場で、  初めての主役を渡されたのは私がこの監督作でお気に入りの、  「桃色の店」のJ・スチュワートのよき友役、  「ニノチカ」のロシアの同志役フェリックス・ブレサート。  それもヴェニスの商人のあの役だった・・(大笑)  さてラストのオチを私たちはどう取りましょうか?  私はブラックに取って、  おまえの演技は観たくないんだよ!  と取りました(爆)  おかしすぎるよなぁ・・  素人のような大根役者が演じる最初と最後のシーンの絶妙さ、  その大根を演じる俳優は本当にうまいのです。  本当に怖いのはヒットラーなのか?  それとも彼女なのか?  それとも大根ゆえ受けない演技の役者役なのか?  恐ろしいくらいよく出来た作品。  ヒットラーの命令を喜んでゲシュタボは聞くから、  航空機から(ジャンプ)と総統の言われるまんま飛びます飛びます。  ドレスを着たヒロインは収容所でスポットライトを浴びたい役。  こんなギャグを戦争のさなかに撮るルビッチって・・  
[DVD(字幕)] 9点(2006-02-15 10:48:01)(良:1票)
32.  砂の器 《ネタバレ》 
   この作品でやはり誰もが褒める名演技の役者が加藤嘉です。  後半の犯人の幼少時の父とのロードムービーが、  まるでサイレント映画のようにほとんどセリフがありません。  ハンセン病というその時代では差別的な病気により、  村を追われ旅を続ける父子がたどりついた先は・・  決して明るくも和やかでもない旅なのになぜかほっとする、  そんな父子が引き裂かれる(宿命)  少年が選んだのは名前を変え生き場所を変え過去を捨てることだった。  後半の音楽だけの回顧シーンはピアニストの演奏会のシーンとだぶり、  もうひとつ重ねるように説明するのが主役の刑事 丹波哲郎。  この3つのトライアングルが見事で、  この作品のクライマックスでありモノローグでもあります。  私はこの回想シーンで涙が止まりませんでした。  父がかわいそうでかわいそうで、  そして育ての父でもあり父子を引き離した善意の父もかわいそうで・・  なんでこんなことになったんだろう。  救いようがないじゃないか・・  犯人には全然感情移入できないしかわいそうとも思えない。  でもなんで・・そう心が揺れていたエンディングにラストの大逆転の真実。  ここで犯人の気持ちがわかったような気がした。  この人はパニックになったんだろうと・・  宿命に囚われた過去を捨て人を踏みつけても這い上がってきた。  それがまた切っても切れない宿命で繋がってしまう・・  多分私が犯人だとしてもパニックになって自分を押さえられないと思う。  もちろんそこで自分を抑えるのがしなければならないことで、  それができなかったことが犯人の宿命なのです。    感動し見終わったあと考えてしまう後半に対し、  前半はまるで西村京太郎(も好き)の旅情サスペンスのノリで、  邦画にしては長いのですがその長さを全く感じさせず、  特に地方の方言やトリックによる面白いドラマになっています。  昔観たときには感動はしたけれど暗いかなぁと記憶していたのですが、  今回久々に見てみると前半が意外にテンポよくしかも後半も暗く感じず、  ただ扱う問題がかなり特定される救いようのないテーマなだけで、  それをここまで娯楽も取り入れ映画化できたのはすごいなと思いました。  非常に丁寧で好感の持てる映画です。 
[DVD(字幕)] 9点(2005-12-04 15:40:21)
33.  ビッグ 《ネタバレ》 
まさにハンクスのハマリ役といってもいいのでは。  脚本もよかった。  誰でも経験あると思うのだけども、  子供のころ背が小さかったころ大きくなりたかったと、  大人になりたかったと思ったことはあると・・  確かに笑わせようと見ればしらけてしまうのだけれど、  やはりおかしいものはおかしいんですよ。    大人になった主人公がホテルに隠れテレビを見ているところ。  「フレンチコネクション」ですよ。  このあとこのホテルはやばい環境だということがわかるんですが、  実にうまい演出でおかしいです。  職探しをしておもちゃメーカーに勤務することになるんですが、  社長にとても気に入られちゃうんです。  水を得た魚のように子供なる大人は社長と一緒にピアノダンス~ここ有名ですよね。  クラシックな遊び心を感じます。  前に観たときにも泣けたんですがこの別れのシーンでポプラ並木を車が止まる。  その色合いとせつなさはどこか初恋のような郷愁があり、  共存してゆくことはできないと悟る彼女の気持ちもわかるのでまたいいんです。  「コクーン」みたいな切なさもあるんですよ。  ビッグが影響を受けていると思われる「何かが道をやってくる 」  この作品を探してみて損はないと思いますよ。  移動遊園地でメリーゴーランドに乗ると若返っちゃうファンタジー・ホラーです。  
[DVD(字幕)] 9点(2005-11-04 08:08:32)
34.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
まさにホラ話のファンタジーを聞かされている観客と息子はおんなじなんです。  また始まった、どこまでが嘘なのか、恥ずかしすぎるよその展開は~と、  やや引き気味で観ていた私は途中でそれはこの息子なんじゃないかと・・  父の若いころを地味だと(人畜無害とまで思えば言い過ぎか)思い込んでいた私は、  その役者が実はオビ=ワンでもないムーランルージュの男でもない、  ただの普通のそして実に爽やかな往年のあくまでも普通の夢物語の俳優かもと思いました。  ユアン・マクレガーってこんなにかっこよかったんだ!?   そんな普通の夢物語の主人公のドラマなので私は好きですね。  父の語る昔話があまりに飛びすぎている。  ファンタジーはホラ話であり真実かもしれない・・わかりやすく共感できる。  イギリスのトム・ハンクスか?というのはまた違うかもしれませんが(苦笑)  観た方の多くは「フォレスト・ガンプ」に似てるところがあると感じたでしょう。  その面白さとラストになってもシリアスにならず観客に任せる大らかさ。  父のおとぎ話の真実は息子によって解明されていくのだけれど、  そのホラ話に真実が見つかったとき宝石のようにお話は輝きだします。  続きを語ってくれという父に息子は(息子の役が実は一番難しいのでは?)  父よりもうまいくらいのおとぎ話を聞かせるのです。  それが(父の最期の死に方)というおとぎ話なのでした。  ホラ話が解明されてゆく足取りや息子が「子供のころならともかく20、30歳になって、  何回も(1000回とも)聞かされて、僕にも子供が出来たら息子に何を聞かせればいいんだ」  思わず「そのとおり!」とこの息子に共感しつつそこらからもう感動モードに入りまして、  エンドロールが流れるまで感動しまくりでした・・久々に感涙。  この映画で泣けるのはおかしいかもしれませんが、  ホラ話についていけない息子の気持ちで観てください。  こんな何1000回もホラ話をする(しかも人に好かれるので話をやめない)親父はいらないけど、  この親父のような夢のある生き方もいいのではないでしょうか・・  一番似てるなぁと思ったのは、「マン・オブ・ザ・ムーン」の世界です。  ただしあれはコメディアンの実話で結構シリアスです。  
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-11 11:20:03)
35.  エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 
ディレクターズカットという触れ込みで再上映されたようで、  元の削除されているシーンを付け加えて完全版になっているのだから観てみようと。   いきなり冒頭から全く違和感ある砂漠の発掘現場から始まり、  違う映画を間違えて借りたのかとびっくりしましたが・・ サスペンスとしても1級品であり全く古さを感じません。  こんなに家族愛が細かく描かれていたなんて!  特に神父が母を救えなかったことがトラウマになるということと、  とりつかれた少女はいい子だけれど実は両親の言い争いを聞いていた・・  このふたつのトラウマが心に根付き後半に結ぶつく見事さ!  心の弱い優しい人間に悪魔はとりつくという恐怖・・  それを救うのは神ではありますが根本的には自己救済ではないでしょうか?  十字を切る神父にかっこいい~!と思いました。   見世物としての娯楽性も観ている最中に何度も「かっこいい」と思いました。  特に手品のように浮く少女はもう大きな画面でまた観てみたい。  「死霊のはらわた」のゾンビはこのメイクがもとだということがわかります。  最期の方で(元を忘れたのでわかりませんが)  階段から神父は落ち悪魔をやっつけたことはわかりますが、  そのあとまた別の知人が駆け寄り(彼も神父だったかな?)魂を救済させます。  このあとすぐ終わればどうなんでしょうか?  かなり重く怖く嫌な気分になるのではないかと思いました。  映画的にはここで終わってほしいとも思いながらそれは最悪なトラウマになりかねないとも・・     しかしよく考えたら、ここまで勧善懲悪を潔く映画化した作品は珍しい。  ということであそこの階段オチで終わらない方がこの映画の本質を現せています。  あそこで切ればただ後味の悪さだけが残りますから・・  この監督は階段を使うのがうまいんですね「フレンチコネクション」といい・・    この新たな追加版がどれだけ追加されたのかは元の古い劇場版を見直さなければわかりません。   フラッシュ映像も奇をてらった観にくいものではなくカメラワークも丁寧で素晴らしい。  音楽はもっと流してもいいくらい少なかったけれども効果的で、  「サスペリア2」とすごくよく似ていたのでまた比べてみようと思いました。   あと、俳優の演技が素晴らしくて見ほれてしまいました。  
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-01 11:17:56)(良:1票)
36.  黄金(1948) 《ネタバレ》 
 あらすじを読んでいただくと想像できるのですがだいたい観てても先は読めます。   この話からよくここまで描いたものだと感心します。  映画なんてのは小説ではありませんから難しく考えないでいいのです。  単純な発想から展開していけばいいお手本、想像力はそれからです。  特に気に入ったところはハンフリーボガート役の恐ろしく面白いうまさ。  この俳優さんを観たのが初めてなので比べる人といったら・・  アラン・アーキンという俳優がいるんですが彼を思い出しました。  ヒーロー役と悪人役を使い分けられるボガートなのですが(カサブランカは有名)  この役はもう最高に汚くだらしなく本能で生きている浮浪者のおかしさがあります。  まったくの悪い人でもないので真剣に悩むところは笑えます。  頭がいいのか悪いのかわからない(お金に細かい)ボガートを中心に話が進み、  (でもノミネートすらされていないのはおかしいですよ)  真面目な(まともな)相棒と老人との3人で金塊探しの旅に出ます。   老人役もまたすごく個性的でこのウォルター・ヒューストンという俳優さんは、  監督のジョン・ヒューストンの父なんですね!顔が似てるから監督かと勘違い・・  ちなみに監督は「天地創造」でノアの箱舟のノアをやってます。  単純なのに難しい、それに違和感はありません。  なぜならその難しさとは誰もがその立場に立てば選ばなければならない難しさであり、  誰の立場が一番正統で間違ってはいないなんてのはありません。  それがロードプレイングのようでもあり普遍的な冒険モノの面白さです。  3人が同じ事を考えている場面もあり観客から見るとおかしくてたまらない。  単純でいて設定が面白いそして考えさせられる観客も参加できるドラマ。  全て意味のあるように周到に作られている。  最初の「同じ民族同士恵んでくだせぇ」から始まって、最後の意味のなかった麻布まで。  あの金を包んであった麻布からサボテンが育っているのですが、  この意味がわからないのです。  「天地創造」のヒューストンですから何か意味があるとは思うのですが・・  こういう絵心と創造性のある映画は残りますね。  観られた方で理解できて意味のわかる方いらっしゃるでしょうか・・??  
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-10 11:32:33)
37.  第三の男 《ネタバレ》 
まずここがどこなのかというのが説明はあるけれど面食らいました。  複雑な時代のウィーン、4カ国語が行きかうのでそれも面白い。  普通かなり有名な作品でも全部英語だったりするわけで、  この作品は旅行客である主人公が、異国の中の異国に迷い込んだような  錯覚に見ているこちらも陥ります。  内容やオチはまるで違うけれども「ユージァル・サスペクツ」を思い出しました。  ハリー(オーソン・ウェルズ)を殺したのは誰か?  というより町全体が異様で何か隠しています。  短く無駄のない作品ですので怪しいやつは押さえます。  まあ群衆の中に怪しそうな男やシチュエーションが出るたび惑わされるのです。  これは手品かもしれないなと途中から気づき始め、  第三の男は現れました。  いや違う、この男であるはずがない。  サスペンスでは犯人役はいきなり登場か最初から登場かに決まっています。  最初から登場しているのに姿を現さないやつ・・・  謎解きは割りと早かったんですがそれよりも映像が気に入りました。  全体に少し斜めに傾いた構図、芸術的でさえある光と影の使い方。  このきれいさは「市民ケーン」より上をいっています。  難というか合わなかったのが音楽です。  「ドクトルジバゴ」のようでした。  もうちょっと低音を効かせたホラー系にしてもよかったかな。  この映画は音よりも映像で心情をよく表していると思いました。   
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 06:49:04)
38.  スケアクロウ 《ネタバレ》 
 案山子はカラスに笑われる。変な格好をしてて何をされてものんき顔・・  こういったようなキャラなんですがそれが実はパチーノなのでした。  ある意味弱い自分から逃げている案山子。  そして受け入れざるを得ない悟りの精神。  ハックマンにはわからない・・  刑務所で受けたパチーノの暴行にハックマンは切れる。  この刑務所行きもハックマンはパチーノが笑わせようと仕組んだことが原因だと思って、  ハックマンはシカトしていたのですが・・  とにかく最終的には前に感動した場所と同じところで泣いてしまったのです。  案山子になれと教えた道化者が案山子でいられなくなる・・  やはりバーでダンスを踊るシーンから電話をかけるシーン、  噴水のシーンのクライマックスへとものすごいリズムが変わります。  今までの(刑務所シーンはのぞいて)のんびりしたロードムービーはどこへ??  クライマックスまではセリフの少ないいい演技をしていたハックマンのほうが際立ち、  電話ボックスからはもうパチーノの一人芝居といっていいくらい。  特に噴水のシーンは妻であった女性の嘘の突き刺さる責め言葉に、  いつもの案山子になりきろうとするパチーノはパニックを起こし意識を失います。  ここの演技もさることながら音が効果的で正直怖かったです。  めまいの音、いわゆる耳鳴りのようなキーンという音が鳴ります(ルメットの未知への飛行でもあった)  案山子が道化を忘れて倒れてしまう哀しさ・・  ハックマンの懸命ながなり声が病院に響くともうだめでした。  やっぱりここで今までの場面が頭で流れ出し感動してしまう・・  自分の仕事のことしか考えてなかったはずなのに、  その貯めたお金をくれてやるから助けてやってくれと。    お金を調達するために往復キップを買おうとするハックマン。  まだ足りなかった・・  靴の底にあることを思い出し底からお金を取り出す。  払い終えたあとカウンターを靴底で叩く。  窓口のおばさんは怪訝そうに見る。  叩き続ける靴底にエンドクレジットがかぶさるように流れ出す・・  見事です。  後味のよろしくない作品のラストに救いを持ってくることはとても難しい。  たいていは付け足しのようにせっかくの場面さえうそ臭くなる。  この救いのセンスがとてもいい。  
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 06:43:34)
39.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 
A.I.では泣きましたがもしかしたら泣かされたのかも・・ 感動というよりかわいそうという事と人類の問題まで発展させてたし。 神々しい迫力とどうにもならないものへの哀れみに。 このアンドリューも神々しい世界にやはり到達します。 両作とも(ありえるかもしれない世界)の暗さを描けてましたが、 A.I.は全て滅んでしまっていた世界を見せられる(未来人は除いて)。 こちらのほうが寒々として(特に子供が題材なだけに逆に) 大人の作った怖い童話、哲学的でさえあります。 いわゆる感動はしたけれども重い後味が残りました。 アンドリューのほうは救いがありました。 この感動の種類はまた違います。 ここを書くとネタばれになるので注意 未見の方は飛ばしてね。  アンドリュー=人類が彼を人類の仲間と認めた。 昇天のラストは違うけれどコクーン的で、 どちらかと言えば子供も一緒に見られるSFです。 ただし性の問題にも触れるので中学生くらいからかな。 A.I.=未来人が発見し彼を滅んだ人類の鍵と見て調べる。 こっちのほうが救いがないやん~(今考えても暗いSFで、 子供向きではないことがわかりますよ) 家族で見るには暗くて寒いんだろうけれど、 この疎外感もわりと好きですよ。評価も書いています。  さて・・アンドリューについて、 コメディがいい。テンポの緩急もよくたいくつしない。 感動したのは、人類の仲間と認められた瞬間、 まあそのあと旅立つんですが・・ もう最近で一番感動したかもしれません。 自分でも(あ、ダメこういう系の映画)と、 号泣しましたから・・ みんなが泣けると言うのもうなずけましたよ。 ピアノの連打シーンや木の馬もママのことなんですが、 それが孫娘の代に変わっても同じ性格と顔なのでだぶります。 アンドリューが一目ぼれしたのも間違ったくらい似てたから。 ここらがかわいいけれど説得力がありますね。 議員の採決シーン?はSWのエピ1を思い出し、 アンドリューのお友達ロボの女の子はまさにC3-PO!  こういうストーリーに一番近い的をついてて観やすく感動できるのが、 ディズニーなのではないんでしょうか?? ピーターパンしかりピノキオしかり・・ 世界中の子供に受けてる世界なのですが、 深く考えるとかなりシリアスで哀しい物語ですね。 
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-17 06:35:25)
40.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 
このてのパニックものや有名な作品は見たことがないので、  何か機会がほしいと思っていた矢先、  ポセイドン・アドベンチャー がリメイクされると知りようやく見ることに。  宇宙戦争と同じ機会ですね~!  タイタニックが超有名で話が実話であるにもかかわらず、  全部見ていないままだったからどうなんだろうかと不安でしたが、  主演がジーン・ハックマンだからちょっと楽しみでした。  いや、こんなにいい映画とは思わなかったです。  感動して泣けました。  転覆しさかさまになった船の中だから全部さかさま。  この演出はすごいですし人間ドラマもよく描けている。  やはり宗教ネタは出てきますが、主人公が牧師で神を信じない派というのも面白い。  信じないのではなくてそこまでやらなければ神は助けてくれないというのは説得力ある。  もうひとりの牧師(と思うのですが)は、神を信じてそこで待つ。  特に最後のほうでは旧約聖書の(天地創造)アブラハムの言葉が・・  いくらいけにえをささげれば救われるのですか!?    ついてゆく人らはもう賭けをしているようなものなんですが、  ある意味ホラーより怖いです。  特に私は泳げないから水の恐怖はもちろんのこと、  閉所や高所のリアルな冒険シーンは自分もそこに参加しているようでした。  こういう人間ドラマがわかりやすく展開が読めない作品は楽しい。  自分ならこいつだろうなと思ってみていたら死んでしまうとか、  最後まで残るだろうと思い込んでいた人が死んじゃうし。  外の世界に出たときの開放感があと5分かけてほしかったなぁ・・  それをリメイクに期待しましょう。  登場人物で特に好きなのが、デブの元水泳選手。  そして泳げない女性を助ける優しい男性。  もちろんハックマン牧師が主人公ですが、  私はアーネスト・ボーグナイン刑事(J・ニコルソン似)が影の主役と思います。  引っ張ってゆく人、パニックになる人、口を挟む人・・いろんな人がありますが、  何か役にたてることを考えているのです。  最初からあきらめて大勢と沈むのを待つか、  危険でも自分が選んだほうに賭けてみるか。  何か気持ちのきっかけになる映画かもしれませんね。  
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-01 09:25:36)
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