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mohnoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 448
性別 男性
ホームページ https://mohno.com/
年齢 60歳

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21.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 
佳作。点数は少しオマケ。まずは、よく撮影したな、というのが第一印象。CGっぽさがないと思ったが、ちゃんとロケでの撮影らしい。【ネタバレ注意】ツッコミどころはいろいろある。そもそも近所で停電していてラジオですら情報が得られないのに(しかも空港までの途中も停電してる状態)「空港に行けば鹿児島に行く飛行機がある」と思うのはちょっとどうかと思う。それに、あれだけの状態で何日も経過しているのに空港の警備員が仕事をしてるというのもヘンではある。警備員は(たかが警備のために)電車も車もなしに歩いて通ってきたんだろうか。本屋で地図を探すなら(残っているなら)、サバイバルの本を探せ。食料はともかく、水はペットボトルがあるなら、川でも雨水でも詰め替えればいいのだから、そこまで高価なものにはならないのではないか。というか雨水を貯めろ。電力止まったら透析が必要な患者をはじめ死ぬ人が山ほど出るのに、そのあたりの描写はなかった。せいぜい上階のおばあさんが死んだ程度(棺桶をどこから運んできたのかという話はある)。終盤で川を渡る羽目になった場面も「道路を外れてから3日」とか、道路を外れて移動するというのはどうかしてる。だいたい電池も含めて電力が停まるなら、間違いなく原発の冷却装置も止まってメルトダウンまっしぐらという気がするし、そうでなくても色々止まるだろうから、“謎の障害”がなくなったとしても、即座に電力が復旧するなどありえない。あと、リアルなら女性が2人いるのだから、これだけの期間放浪してたら生理の問題が出てくるはず。そのあたりは描写しにくいのかもしれないが。まあ、そういうところは全部“フィクションだから”で許される話だとは思う。
[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-20 00:10:32)
22.  ぼくらの7日間戦争(2019) 《ネタバレ》 
力いっぱいの青春が感じられる良作。タレント声優であることは、それほど気にならなかった。 【ネタバレ注意】1988年の実写版は未見だったが、序盤からスマホを活用するなど、過去策をなぞったストーリーでないことは容易に推察された。(※後で視聴したが、ほぼ別物) 中学生とはいえ男女混在で家出とか、不法行為があまり問題視されないまま進んでしまうとか、やや現代モノとしてはどうかと思われる点はあるが、さまざまな“今どきのありがちなテーマ”をうまく盛り込んでストーリーが作られており、多少のツッコミどころも気にならないくらいには引き込まれた。DAY1のあと、どうつなぐんだろうと思ったら、あっさりDAY5まで過ぎていたのはもう少し何とかしてほしかった気もするが。あと、演出とはいえ、最後に熱気球をとばすついでの灯篭を飛ばし過ぎ。 【オマケのネタバレ】最後に実写版のヒロイン(CV:宮沢りえ)が、その役として登場するのは粋な計らいでよい。ただ、スマホのカバー写真は「映画のキービジュアル」であって、過去のその場面で記念写真なんか撮ってなかったよね、と突っ込んでおく。
[映画館(邦画)] 7点(2019-12-14 19:44:03)
23.  空の青さを知る人よ 《ネタバレ》 
なかなかの良作。後付けのように“秩父三部作”の締めくくりとされた作品で、「長井監督+岡田脚本+田中キャラデザで『君の名は。』作りましょう」と言われた感じがアリアリなんだけど、前作「心が叫びたがってるんだ」よりも好き。ある程度のSFが盛り込まれていることは予告編で分かるけれど、それが受け入れられる人にはお勧めできると思う。【ネタバレ注意】同一人物の過去と現在が存在する、というだけじゃなく、予告編では空を飛んでいる。夢の中の描写なんだろうかとも思ったが、そうではなかった。そこは、ちょっとやりすぎな感じはあるけれど、“悪人”が出てこなくて、しっかりしたドラマがあるストーリーなのがいい。収まるところに収まる結末なのも好感。
[映画館(邦画)] 7点(2019-12-01 15:56:53)
24.  映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 《ネタバレ》 
良作。【ネタバレ注意】話題になっていたので鑑賞したが、子供向けというより、ホントにお子様向けなので中盤までは退屈な感じすらあるのだが、話題になるだけあって、終盤はよい展開だった。ホコリとか草とかまでがネタになっていて設定がよくわからなかったが、キャラへの思い入れがある人なら余計に感動できると思う。キャラがしゃべらずナレーションで進行させたり、パンフレットを読むと、スタッフのキャラ愛が感じられる。
[映画館(邦画)] 7点(2019-11-22 22:29:56)
25.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
良作。興収がよくなくて大赤字だそうだけれど、分かりやすいアクション映画だと思う。 【ネタバレ注意】全体的に女性陣が活躍する話だが、告知や宣伝からも分かるようにリンダ・ハミルトンがカッコイイ。役柄が違うので比較してもしょうがないが「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のマリオン(カレン・アレン)がすっかりオバサンと化していたのを思い出したが、本作では“サラ・コナーが主役”感があった。強化人間役のマッケンジー・デイビスもいい。ただ、「ターミネーター2」から無理やり続編にしてリンダ・ハミルトンやシュワルツネッガーを登場させるため、話にムリを感じてしまうのは否めない。何体ものターミネーターが未来から送られてくるなら、もっとまとめて送ってくればいい話だし(なんで毎回敵と味方が一体ずつなのか)、REV9は「騒がれて逃げられる」状況でないなら、どんどん人を殺して進んでいけばいいという場面もある。旧式ターミネーターが年食って、あっさり感情(らしきもの)が芽生えたという理屈も取って付けたようなものだった。個人的には「ターミネーター3」も好きなので、それをなかったことにしてまで作るようなものだったかは疑問だけれど、潤沢な予算によるアクションはド派手そのもの。あまり深く考えることなく楽しめると思う。 【オマケ】列車に乗り込むところをREV9が監視カメラで見つけ出すところで、目的地のラレドが示唆されているのが分からない。あの列車は密入国を案内してくれる叔父さんのところに行くためで、ラレドは関係ないはず。(実際、ラレドに行くのは留置所から逃げ出した後)
[映画館(字幕)] 7点(2019-11-08 18:25:33)
26.  ジョーカー 《ネタバレ》 
評判通り面白いんだけど(ポリコレがどうとかではなく)絶賛するほどではないと思う。ホアキン・フェニックスの演技は賞賛していいと思うけれど。【ネタバレ注意】イジメられて、鬱屈して性格がねじ曲がったのが爆発して殺しまくるって、わりと普通のストーリーではないだろうか。むしろリアルにそういう事件があるくらいとでもいうか。“ゴッサムシティ”を舞台にしている以上、自滅して終わりという展開になるわけもなく、むしろあれほど広く騒ぎ立てられる存在になったら、バットマン“以後”のジョーカー登場で「誰?」ってなるのが不思議なくらい。ヒネリや意外な展開に期待すべくもなく、落ちるように落ちていくという話。
[映画館(字幕)] 7点(2019-10-20 21:44:35)
27.  ファースト・マン 《ネタバレ》 
佳作。いい映画だけど、派手さがなくて地味な感じ。【ネタバレ注意】「アポロ13」が(ほんとうは物静からしい)ジム・ラベルをひょうきんな人物に変えたり、現実の出来事を脚色して盛り上げていたのに対し、こちらはかなり現実よりのドキュメンタリーとして作られている印象。嘘くさくないという意味では、落ち着いて鑑賞できるけれど、全体的にはやはり地味。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-10-20 21:37:47)
28.  スペシャルアクターズ 《ネタバレ》 
良作。でも“ポン”デミックは起きないと思う。【ネタバレ注意】「カメラを止めるな!」が「三谷幸喜を真似したら三谷幸喜よりも面白くなってしまった事故のような映画」(町田智浩評)ならば、本作はいかにも上田慎一郎監督らしい映画だと思う。そして、上田慎一郎監督らしいとかネタバレ厳禁というだけでもネタバレになりそうな映画でもある。「カメ止め!」の二番煎じとは言わないが、要するにメタフィクショナルな構成になっていて、中盤くらいにはオチが予想できたし、その後はそういう気持ちで鑑賞していた。そうすると、いわゆる都合のよい、あるいはムリのある展開にも納得できるし、「カメ止め!」みたいなトラブルが起きていない分、“すべてが作りモノ”として理解できてしまう。当て書き(演じる役者を想定して脚本を書くこと)の効果はすばらしく、どの役者も役にピッタリな感じはあったけれど、ストーリーは“いい話”どまり。脚本や演出で役者を光らせる上田監督の、メタフィクショナルを脱した作品が見たい。【重要なネタバレ注意】兄をヒーローと慕う弟が事業で成功していたお金持ちで、電気代の支払いにすら困窮する兄のメンタルな問題を解決するために大芝居を打つというストーリー。設定の小芝居は300万となっていたが、それにしては大がかりな芝居(脚本+人数×日数)だったのはさておき、それを含む大芝居の方はセミナー会場や旅館を借りたり、その受講生やら教徒、グッズなども含めて相当大がかりであり、軽く数千万レベルはかかるだろうという内容になっている。兄思いの弟ではあるんだろうが、私が貧しい兄の立場だったら「現金でもらえた方がありがたい」と思うだろう。最後の「結局、病気は治らなかった」というオチがよかったので、7点。
[映画館(邦画)] 7点(2019-10-19 10:00:30)
29.  スパイダーマン:スパイダーバース 《ネタバレ》 
良作。とくに映像が面白かった。珍しく吹替で見たけれど、プロ声優だったのも高評価。【ネタバレ注意】序盤からバリバリのメタフィクションで内輪受けみたいな感じになってしまうかと思ったが、そんなことはなかった。スピンオフのような印象はあるけれど、たしかにスパイダーマンなんだろう。もともとそんなに思い入れがある作品ではない。映像表現がユニークなのは間違いなく、そこだけでも見るべきところはある。これで続編が見たいかというほどではないけれど。
[映画館(吹替)] 7点(2019-03-19 17:21:57)
30.  パシフィック・リム:アップライジング
話題作の続編、しかも監督交代という状況で、まったく期待していなかったせいか、素直に楽しめる作品だった。意外に厳しい評価が多いので、心情的にややオマケしてるけれど、個人的には前作を「傑作!!」とまでは思っていなかったので、アクション映画の基本としてはこんなものじゃないかと思う。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-03-19 17:19:29)
31.  翔んで埼玉 《ネタバレ》 
原作は未読。面白かった。地元あるあるで笑わせようとしても、そういう小ネタの連続で2時間もたせるのはツラかろうと思っていたが、構成がうまかった。あと、こんな映画“なのに”映像がショボくなかったのも高評価。【ネタバレ注意】原作未読だけれど、およそ地元disネタというところで想定していた感じの序盤ではあった。GACKT扮する麻実麗の真剣っぷりも予想の範囲内で、代わりのないキャスティングだと思うが、それだけじゃなかった。いちいち仕掛けが本格的で、ショボさを表現する場面でも徹底していた。“全編笑いっぱなし”というほどではないが、ちょっとダレそうかなというタイミングくらいではネタが突っ込まれていて、締めくくりまで楽しめた。まあ、もう一度見ようと思うかは微妙だけれど:-) あと、二階堂ふみさん、序盤でうっかり「実は女」展開かと思ったけど原作魔夜峰央でしたね。
[映画館(邦画)] 7点(2019-03-19 11:45:42)
32.  コードギアス 復活のルルーシュ 《ネタバレ》 
佳作。【ネタバレ注意】(スピンオフはともかく)続編がなさそうな感じでキレイに終わったテレビシリーズの展開を変えてまで……というより「死体を生き返らせて」無理やり話をつなげようとしたわりに、設定の範囲でなんとかストーリーを作り上げた点は評価できる(失敗作も多いと思う)。その部分だけで前半を費やしたのはどうかという気もするが、平和な世界だからこそ仕事にあぶれる人たちが出てきて……というのも許容範囲。最後が、ちょっと考えるのをあきらめたような急展開にも見えたが、全体としては及第点だと思う。 ただ、テレビシリーズが4クールかけて、ほとんどムダなく構成された群像劇だったことを思うと、総集編3部作は端折った感じがするし、シャーリーの顛末もなかったことにしてまで取り入れるものだった感じはない(というより、ほとんど空気だった)。やはりテレビシリーズこそが至高であり、あくまで余興。見なくてはならないような作品ではない。その意味では点数は微妙だが、最後のシャーリーの笑顔で7点にしておく。
[映画館(邦画)] 7点(2019-03-19 11:17:11)
33.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
実話が元という割に見ごたえのある内容だった。【ネタバレ注意】仲間のイジメはともかく、上司が「命令が聞けなければ除隊しろ」と親切さをみせていたのがよい。ある程度予想できた展開とはいえ中盤からのデズモンドの活躍がよかった。アンドリュー・ガーフィールドの“やせっぽち”感もよい。最後にデズモンドを追い詰めて崖までいく日本軍は、それまでになぜ登る手段を潰さなかったのかとは思ったが(縄梯子なんて油かけて燃やすだけじゃないのか?)、史実なのかもしれないし、戦闘の厳しさを描写したいのだろうが、そこまで過激、かつ長いものが必要だっただろうかとも思うが、全体としては小さなこと。インタビュー映像で締めくくったのもよかった。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-01-15 13:09:49)
34.  gifted/ギフテッド 《ネタバレ》 
これは面白かった。【ネタバレ注意】特別な才能に悩まされるという設定が新鮮。まったく違う話ではあるけれどアニメ(マンガ)の「琴浦さん」を思い出した。そして、終盤のオチがなかなか秀逸。“親の愛情”という展開でないのがよい。
[インターネット(字幕)] 7点(2019-01-15 13:07:30)
35.  ヴェノム
面白かった。でも、内容はあまり印象に残っていない。
[映画館(字幕)] 7点(2019-01-15 13:05:54)
36.  新感染 ファイナル・エクスプレス 《ネタバレ》 
良作。とくにゾンビ映画が好きなわけではないが、これは面白かった。【ネタバレ注意】(結果的に)死に過ぎる感はあるけど、すごく王道的な展開なのだと思う。ゾンビの並外れた筋力を持ち、足が速いというのも、なかなか新鮮だった。ディーゼル機関車に引っ張られていくゾンビたちは笑った。あれ、ものすごい握力ってことだよね。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-11-10 18:36:32)
37.  search サーチ 《ネタバレ》 
佳作。「全編PC映画」という触れ込みの“画期的”な映画ということで鑑賞。画期的なだけでストーリーがお粗末という懸念もあったが、それなりに面白かった。【ネタバレ注意】細かいことだが、全編PCといいつつスマホの画面というところもあったと思う。最初が Windows XP の画面で「なんで?」と思ったが、子供が小さな頃という設定だった。FaceTime 中心になるため Mac がメインになるが、画面がとても綺麗に見えたのはハメコミ合成なんだろうか。(拡大したときまで滑らかに表示されていたように思う) ニュース放送をパソコンで見るというのは普通にある話なんだろうか。中盤でのキーとなる YouCast というサービスも実在しないようだし(Ustream みたいなものを想定?)、“全編PC画面”にするための作りモノが使われているのがやや残念。他にもローズマリー“刑事”が一人で行動するだろうかとか、そうだとしても、ただの失踪ではなく殺人事件になった時点でごまかしきれないのではないだろうかとか、自殺した犯人の自白映像だけで死体を探そうともせず捜索を打ち切って葬式を出すだろうかとか、気になる部分は色々あるが、そういう細かいことを気にしなければ全体としてストーリーはよかった。頭がいいから一緒に勉強するけどたいして仲がいいわけじゃない、という“友達”が事件になって「親友」として報道に出てきているあたり(当人が出てきたらどうするんだろうと思いつつ)、なかなかいい展開だった。
[映画館(字幕)] 7点(2018-10-30 21:38:33)
38.  ウスケボーイズ 《ネタバレ》 
基本的には良作。よく言えば丁寧だが、全体的には地味感はある。【ネタバレ注意】ウスケというのが日本のワイン界に大きく貢献したという麻井宇介という人の“名前”とは知らなかった。この映画は麻井氏ではなく麻井氏に影響を受けた人々がテーマ。着眼点は面白いが、実話ベースであり、全体的に地味。少し驚くのは醸造に何年もかかるであろうワインがあっという間に出来上がること。もちろん、そんなわけがなく、製造工程の“待ち時間”がほとんど描写されないだけだった。そのため序盤の舞台が1985年とあり、バブルの頃の話なのかと思って見ていたら、いつの間にか21世紀の話になっていた。あまり脇道に寄らない方針なのかもしれないが、その間の社会情勢の変化なども織り交ぜていたら、もう少し深みのある作品になったかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2018-10-28 08:05:46)
39.  劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
良作。テレビシリーズは見ていた気もするがほとんど覚えていない。CSの放送はあったけど、さすがに古い作品だけあって見続ける気力がわかなかった。劇場版についても、公開前にはキャラデザに文句を付けられていたくらいしか印象になかったが、実際に見てみたら良い作品だった。宮野真守&早見沙織という配役には安直さも感じたが、さすがベテランの域に入ったプロの声優。世界観を壊すことなどまったくなかった。あえて言うならプロットが古臭いという点はあるのだが、これも原作(未読)に忠実なためだろうと思えば受け入れられるレベル。
[映画館(邦画)] 7点(2018-10-19 22:05:22)
40.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 
良作。タイトルから“興味範囲外だろう”と思ってスルーしていたが絶賛の声が複数あったため思い立って鑑賞。良かったけれど、手放しで絶賛するほどでもない気がする。でも良い作品。【ネタバレ注意】ドジっ子やら悪人が出てこない。ライバルはいるもののヒロイン以上に努力家であることをうかがわせる描写もあり、それこそ小学生とは思えないほどの聡明さをみせる。画も綺麗で丁寧に作られている。やたらと動きに凝りまくってストーリーがおざなりな作品とも違うバランスの良さもある。原作を知らないけれど、20巻もあるそうだから(たぶん)全体でつながるエピソードはそこからピックアップしたものだろう。必ずしも派手な展開をさせず、それらを自然にクライマックスにつなげていくのも吉田玲子氏のうまい脚本だ。ただ、(子供向けで深く考えるようなことではないだろうが)水領さんが“占い師”かつ、お金をそこそこ持っているらしいという人がリアルにいたら、なんだかうさん臭い人じゃないだろうかとか(←もちろん、そういう話ではなかったが)、事故を起こした後悔をわざわざ子供に聞かせたりするだろうか(←そうしないと締めくくりにつながらないが)というところが気になった。ついでに言えば、児童労働という感じではなかったものの、親を亡くした子供に、あんな律儀な受け入れ方をさせてしまうのって、“大人の感情”を背負わせすぎなんじゃないだろうか。そうしないと綺麗に終わらないのだろうけれど、素直に“いい話”と受け入れていいのか悩ましかった。ちなみに、細かいことだけれど「パンツー丸見え」は時代考証がおかしいと思う。ついでに畳のヘリを踏まないように注意していたのに敷居を踏んでいた気がする。しかし、全体として良作であることは間違いない。
[映画館(邦画)] 7点(2018-10-01 19:49:46)
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