21. レオン(1994)
《ネタバレ》 ○ジャン・レノとナタリー・ポートマンの掛け合いが非常に印象的。この二人による功績は大きい。○エリック・セラのスコアは神がかり的。○リュック・ベッソンがこれを気に落ちて言ったのは本当に残念。 [DVD(字幕)] 9点(2006-09-01 15:38:04) |
22. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 ○無駄な会話ばかりなのになぜか飽きない。ある意味タランティーノは新規開拓者。また、俳優としての自分も自覚していて、登場のタイミングなど抜群。○キャスティング、キャラ付けとも良く、みんなが印象的に映っている。○血などあまり好ましくない表現など出てくるが、あまり悪い気分にはならない。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-31 22:06:04) |
23. クリフハンガー
○なぜか何度も観てしまう好きな映画。○特にオープニングが素晴らしい。爽やかなスコアとともに素晴らしい景色で始まる。○テンポも良く、人間関係もシンプルでわかりやすい。○フランクの死と若い二人組はなくても良かったと思う。○アクションシーンの位置関係がより分かる感じだと尚良かった。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-31 15:06:05) |
24. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 ○評価は落ちているが、好きな作品。なぜか何度も観てしまう。○クリスマスの要素まで排しているが、どろどろのタンクトップは夏だからこそな気もする。○孤立無援もこのシリーズの要素だったが、相棒として巻き添えを喰らったサミュエル・L・ジャクソンは好演。もの凄く良いコンビだと思う。○ラストシーンのしょぼさは認めるが、それ以外のアクションはなかなか。序盤のカーアクションは見事。 [映画館(字幕)] 9点(2006-08-30 21:29:33) |
25. 12モンキーズ
《ネタバレ》 ○やはりテリー・ギリアムの出す世界観は独特で好きだ。○タイトルを伏線としているのが凄い。○オチが分かっていてもまた見たくなってしまう不思議な作品。ただ、見せ方次第でもっと面白くなったようにも思える。○ブラッド・ピットの役どころは凄く新鮮。「ファイト・クラブ」に通ずるセリフが見もの。○金髪のデヴィッド・モースも一見の価値あり。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-30 20:40:22) |
26. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 ○崩壊へ向かうストーリーをブラックユーモアたっぷりに描くのはなかなか。うまくいきすぎかもしれないが、錯覚が錯覚を呼ぶ、悪くないと思う。○やはりケヴィン・スペイシーにはこういう変人役がよく似合う。娘の同級生に惚れて、裸で筋トレするシーンは爆笑もの。脇のクリス・クーパー、アネット・ベニングも程よい存在感を出している。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-30 11:01:26) |
27. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 ○こういう警察裏モノが好きなので楽しめた。○途中までの出来は完璧だったが、黒幕の登場は伏線なしとは残念な限り。小ネタがラストへの伏線として効いていたのは良かったが。○サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの掛け合いは見もの。ケヴィン・スペイシーのファーストシーンで奥さんは手なずけられないというのは面白かった。脇のデヴィッド・モース、J・T・ウォルシュも良い味出してる。ウォルシュは遺作とは残念な限り。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-30 10:28:40) |
28. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 ○アメリカの歴史のハイライトの中に生きるフォレスト・ガンプ。見せ方がなかなか斬新で面白かった。フォレストとジェニーの対比も印象的だった。それぞれのエピソードが極端に目立つことなく淡々と描かれているのが良い。○当時の楽曲を交えながらも、アラン・シルベストリのスコアは存在感を示した。○泣くこともないが、じわじわ感動を与えてくれる作品。何年かに1度は観たいと思う作品。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-29 21:57:41) |
29. スピード(1994)
《ネタバレ》 ○テレビでやってるとつい観てしまうような作品。突っ込み所こそたくさんあるが、アクションにロマンスと娯楽要素が満載。○ヤン・デ・ボンはこの作品を作るに当たって奇跡を起こしたのだろう。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-29 21:40:35) |
30. 逃亡者(1993)
《ネタバレ》 ○主演の二人と言えばこれが出てくるくらいの作品。○追う側、追われる側がバランスよく描かれており、事件の全容が徐々に分かってくる気持ち良さもある。○ラストの車中の会話もニヤリとさせられる。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-29 21:27:36) |
31. スモーク(1995)
《ネタバレ》 ○シネフィルセレクションにて鑑賞。○役者の力をまざまざと見せつけられた作品。役者達から様々なストーリーが語られるが、聞き入ってしまう(その意味で、ラストの再現シーンは不要だった。直前のハーヴェイ・カイテルの語りで十分)。○地味ながらコメディ要素も秀逸。お礼を断っておきながら、次のシーンでレモネード空のグラスが3杯も並んでいたり、親に子が告白するシーンで応援に来た2人があっさりやられたりと。○そもそも高級葉巻を水気のある洗面所の下なんかに置くかね(笑) [映画館(字幕)] 9点(2006-08-29 20:48:44) |
32. ブレイブハート
《ネタバレ》 ○メル・ギブソンの自己陶酔映画ではあるが、歴史スペクタクルとしての完成度はかなり高い。○スケール、臨場感共に素晴らしいアクションシーンがやはり一番評価できる。肉弾戦の迫力を感じたのは今作が初めて。○多少は曲げられているだろうが、メル・ギブソンという俳優がこの役を演じたことに意味があると思う。○スケールを大きく感じさせる撮影の仕事は素晴らしい。○スコットランド伝統のバグパイプを活かしたジェームズ・ホーナーらしいスコアもなかなか。 [DVD(字幕)] 9点(2006-08-29 20:43:11) |
33. ザ・ロック
○マイケル・ベイ作品で最初で最後の傑作。ドン・シンプソンの功績がほとんどの気もするが。○ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジという異色コンビが見もの。エド・ハリス、デヴィッド・モースなど脇も厚い。○アクション映画として好調な滑り出しだったが、後半は少し尻すぼみの感がある。○ハンス・ジマーの音楽がやはり今作の魅力の1つと言える。○とは言え、90年代のアクション映画では筆頭と言える。序盤のカーチェイスの迫力はなかなか。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 11:39:27) |
34. ショーガール
《ネタバレ》 ○よくラジー賞の割にはという評を診るが、本当にその通りだな。そういう色眼鏡なしに面白い作品であった。○よくあるスポコンものの舞台がショーの世界奈だけで、要素としてはごくごく一般的である。○中盤以降ややだれるのが残念だが、要所のダンスシーンで絞めてくれる。○主演のエリザベス・バークレイはまさしく体当たりの演技だったが、女優の顔としては口元が少しだらしない感じが残念だが、ここまで悪評もらうのはかわいそう。他の女優陣もとにかくきれいな体だった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-11 21:55:42) |
35. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 ○なかなか拝見する機会のないイラン映画。彼らの生活ぶりの一部だけでも見られただけで貴重だった。○3位でいいところを1位にしてしまうあたり意地悪だなと思っていたが、靴を買ってほしいというセリフの伏線が、最後のお父さんの自転車の荷台のシーンでしっかり回収される。妹に3位の報告ができずにしょんぼりするところで終わるが、お父さんが帰ってきてからを想起させるのがまた良い。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-04 22:24:00) |
36. トゥルー・ロマンス
《ネタバレ》 ○タランティーノ脚本でトニー・スコット監督なら間違いない。○ラストはバッドエンドだろうなという雰囲気の中、想像とは違ったエンディング。ただ調べてみるとやはり。○向こう見ずな若者とハードボイルドさが見事で、クリスチャン・スレーターはさすが。○会話シーンではクリストファー・ウォーケンが見事だった。○映画のドンパチとは裏腹の優しい音楽が耳に残った。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-18 01:07:50) |
37. ハードエイト
《ネタバレ》 ○鬼才PTAの初監督作品。WOWOWさんが放送するというので鑑賞。○1時間半少し、画面に惹きつけられた。○どこか「パルプ・フィクション」のような作品。○にしても夜に見たくなるな。○フィリップ・ベイカー・ホールの貴重な主演作。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-24 19:37:55) |
38. ホワイトハンター ブラックハート
《ネタバレ》 ○イーストウッド作品の中で、前期後期に分けるとしてその中間に位置する作品か。○監督自ら監督役を演じるというところに彼のメッセージが直々に伝わってくる。○冒頭に見られるアカデミー賞批判。この次の作品でアカデミー賞を受賞するというなんという映画を跨いだ展開なんだ。○いい意味でハリウッドっぽくなく、カタルシスもイーストウッドらしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-01 00:21:59) |
39. 学校
《ネタバレ》 ○回想録映画において、まるでお手本のような作りの作品。エピソード、掘り下げ方などベタな部分もあるが、軸がしっかりしている分、最後まで見ごたえある作品となっている。○メインエピソードとなった田中邦衛の一連のシーンは、山田洋二監督と共に「男はつらいよ」シリーズを作ってきた渥美清の行く末を暗示しているようだった。あくまで「学校」という作品だが、特別出演した渥美清はこの作品をどう見ていたのか凄く気になる。 [DVD(邦画)] 8点(2012-05-06 23:57:56) |
40. シンドラーのリスト
《ネタバレ》 ○話で聞いていても、やはり映像化されたものを観ると凄まじい。また観たいとまでは思わないが、経験として観て良かったと思う。○一つ難点としては、シンドラーの心境変化があまり描かれていないこと。最後の最後までユダヤ人を助けようとしていたと感じられなかった。そこまで描くとなると、もっと長い尺にはなっただろうが。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-18 20:14:17) |