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21.  紅の豚 《ネタバレ》 
豚が格好良いのではなく、登場人物皆が格好良い。肩の力が抜け、物語を俯瞰して眺めることが出来るようになり初めて解る紅の豚の良さ。初見の中学生のときは退屈で最後まで見るのも辛かった。そのときにはこれほど好きになれるとは思いませんでした。年齢を経るごとにじわじわと良さが解ってくる文句なしの名作です。
[地上波(邦画)] 8点(2012-05-21 00:03:16)(良:1票)
22.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 
これは怖いですね。皆さんがおっしゃっているとおり、身近な人間として潜んでいそうといった恐怖や、あるいは自分の中で共感出来る部分に主人公の影を感じてみたりと他人事では済ませられない怖さがあります。何よりも怖いのは最後の最後、主人公とヒロイン(ヒロインと視聴者)の価値観の違いが浮き彫りになる場面からの流れです。女は男に対して自分という人間に対する愛情を疑いもしなかった。加害者と被害者という立場の違いはあっても、同じ人間同士という土俵で話していた。しかし男は女に対して単なる蒐集物としての愛着しか感じていなかった。視聴者の感じていた男の視点に関する違和感がここで明かされ、どんでん返しとなっています。さらに続けて、ヒロインは一体何人目の被害者だったのだろう、という疑問まで浮かんでくる結末には脱帽しました。第一級のサスペンスだと思います。
[地上波(吹替)] 8点(2011-01-19 23:17:40)
23.  ソフィーの選択 《ネタバレ》 
人間の業を描いた話なんでしょうね。ソフィーは自らに罰を与えることでかろうじて過去を背負って生きていられた。傷をえぐることでしか生き残った自分を許せないというマゾヒスト的な傾向というか。ネイサンから罵倒されることもソフィーにとっては心地よく、安定剤として必要なことだったのかなと。ネイサン自身も誰かを傷つけなければ自分を保てない。歪なりに閉じた輪の中で一種の共依存に陥っていたんでしょうね。そこに投げ込まれたスティンゴという石によってもたらされた波紋と露わになる秘密。稚拙な若者の一途さで過去を背負って一緒に生きようとするスティンゴですが、結局ソフィーはネイサンを選ぶ。最後は死という選択をしなければ自分を許せなかった。悲しい救済と、喪失によって大人への一歩を踏み出した若者の物語だと思いました。
[地上波(吹替)] 8点(2010-02-11 15:43:47)
24.  ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM> 《ネタバレ》 
自分の中では原作を超えた珍しい作品です。原作では余計なエピソードと感じた部分が所々にあり、少し単調に感じる部分もあったのですが、この映画は原作を上手に刈り込んだ結果、単調な部分が少なく最後まで緊張感を持って見ることが出来るように仕上がっています。何より最後の最後でアベルの漏らしたセリフ、原作ではさらりと流していたこの部分が個人的にはとても気に入ったのでその点だけでも原作を超えたと感じました。良い映画です。
[ビデオ(吹替)] 8点(2008-07-13 14:29:16)
25.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
現代版グーニーズですね。 スピルバーグ監督のノリ。良くも悪くも人工甘味料だけで 作った甘ったるい要素満載で作られた世界観。これこそ元祖仮想現実とでも いうような映画です。  正直ストーリーは陳腐。深みなどもまったくありません。 子供だましと言われても反論出来ないでしょう。  それだけなら胸焼けしそうなものですが、演出や場面場面の切り取り、 スピード感など、天才的な感性で最後まで見せてしまうのは見事。  見る価値のある映画です。 ただ、一度映画館で見たら、あとはテレビで放映があったときに 見れば良いかな。
[映画館(字幕)] 7点(2018-06-15 08:50:21)
26.  マイティ・ソー/バトルロイヤル 《ネタバレ》 
ハリウッドの懐の深さが感じられる映画です。  コメディ畑出身で、ほとんど映画監督としての実績のない タイカ・ワイティティ監督にポーンと大作を任せるという半ば暴挙とも いえる制作体勢。ですが、この監督は見事に期待に応えています。  一連のマーベル映画では、このような大抜擢が しばしば行われているようで、素晴らしいのひと言。  チャレンジ精神や、人選の見事さには舌を巻きます。 こうやって埋もれていた才能が芽吹いていくんですね。  肝心の映画と言えば、脳筋お馬鹿コメディ。 絶妙のタイミングでギャグを挟んでくるので 頭を空っぽにして見るには最適です。  ただし、お馬鹿コメディという基調ですが、 実態はかなりシリアスな展開が挟み込まれています。  平和の礎となって、使い捨てにされた人物の復讐劇。 その強大な力に、ソーは右目とアスガルドという国そのものを犠牲にし、 命からがら逃げ出し、アスガルドの民を連れて流浪の王になってしまう、というお話。  このお話、どういう決着をつけるのかがとても気になります。  それでも脳天気で明るい雰囲気で話しが進むのは タイカ・ワイティティ監督の手腕でしょう。
[映画館(吹替)] 7点(2018-03-20 15:43:48)
27.  母なる証明 《ネタバレ》 
この鬱陶しさ、盲目さ。 まさに母親そのものが描き出されている映画でした。  それも母親の嫌な面、見たくない面を まざまざと突きつけられたような不快さが見終えて しばらく経っても心の奥にわだかまっているようです。  例え殺人を犯してでも、我が子を守る。 母親故の狂気とでもいうか。  ただし、ポン・ジュノは上手い。上手すぎる。 あまりに理路整然とした物語構成のせいで、ご都合主義的な タイミングで新情報がポンポンと出てくるので、随所に作為を 感じてしまうのが残念な部分。  とはいえ、韓国映画の泥臭さ、脂臭さが ギトギトと漂う名作です。  結末や真相は視聴者の想像に委ねる、などという甘さはこの映画に 存在しないので、体調が良く、体力が充実している時に見るのがお勧めです。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-03-17 23:01:37)
28.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
巡り合わせの妙を描いた映画でした。  元々のシンドラーは山師的な人物だったようで、仕事は長続きせず、 立ち上げた事業はすべて破綻。食い詰めて流れ着いた先がこの映画の舞台。  映画の中のセリフで、あなたは何の仕事をするのか?と問われ、「コネを作る」 =高級将校と遊び歩く、と答えたように、実務能力は皆無。器用な口先で立ち 回わることに長けた男だったようです。  そんな男が、戦時下という異常事態の中で、平素では決して出会うはずのなかった 有能で実直な会計士との出会いを得、事業を成功させます。  そして成り行きでユダヤ系の人々を助けることに。  どうやら故郷や知人の間では口だけの鼻つまみモノ扱いされていたようで、 そんな人間が成り行きとは言え、人を助け、感謝される喜びをしったのが、 シンドラーのリストに繋がったような気もします。  ゲート少尉に人を許してやれと説いたのも、 慈善と言うより、自己満足や承認欲求から来るもののように感じましたが、 それでも、やらないよりやったことの方が遙かに価値があるのは事実。  実際は,ユダヤ人を雇う際に金を巻き上げたり、 最後の逃亡の際には大金を持ちだしているそうで、 その辺の俗人っぷりも逃げずに描いて欲しかったと思います。  やや聖人君子的に描きすぎている面はあるとはいえ、 見事な力作でした。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-02-19 15:52:48)
29.  あの夏、いちばん静かな海。 《ネタバレ》 
彼氏を亡くした女性が過去を振り切り、再び歩き出すというお話。  聾唖の清掃員が捨てられていたサーフボードを手に入れたことから、 海に取り憑かれていく。  終始ホノボノとした聾唖カップルを描くことで、 饒舌な無言が一つ一つの場面を支配してることは見事。  その反面で、翌々見返してみれば男が海に取り憑かれていく過程が つぶさに見てとれます。  仕事を休んで海に入り浸ったり、他の女が近寄ってきたり(彼女が一旦 男から離れたのは、女という母なる海の暗喩を通して、海に取り憑かれていく男 に目を覚まして欲しいと願った結果のような)  静かで残酷なストーリーですが、お涙物にせず、終始淡々と話が 進んでいく。見終わった後のすがすがしさはそのせいでしょうか。  夏になると見たくなる映画の1本です
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-07-29 07:25:12)
30.  インファナル・アフェア 無間序曲 《ネタバレ》 
サムは頭が良く、自分の立ち位置が解っている冷静な男。三番手四番手の位置で、戦略家として働くことが自分本来の器。トップは貧乏くじを引かされるばかりだと解っているので、トップに立つことは望まない。いずれ地獄に堕ちるにしても、サム兄貴と慕われ、愛する妻とのんびり過ごす今に満足している。にも関わらず運命の悪戯で、自分を守るために行動することを余儀なくされ、望まぬ形でトップに立ってしまった。しかも望まぬボス就任劇の発端はサムの才覚を信じた愛する嫁の暴走という悲哀。香港返還の夜に見せた涙はとても美しかった。
[DVD(字幕)] 7点(2017-06-05 11:37:22)
31.  ドクター・ストレンジ 《ネタバレ》 
CGの発達は人から想像力を奪う、とどこかの映画レビューで書きました。ただし、イマジネーション豊かなクリエイターであれば別と書き直さなければなりません。そんなことを言いたくなるような怒濤のCG映像。「魔法」がこれほど見事に映像として表現された作品はないのではないでしょうか。その肝はいつも目にしている物や風景の変化。魔法によって津波と化した建物が襲いかかってくる様は見事。凄まじい映像体験ができます。その反面で、ストーリー展開や流れ、設定に関してはかなり甘い部分が多々見受けられたのが残念。その辺はアメコミサイズですね。しかし、デンマークの至宝、最近の安売り具合が哀しいやらなんとやら
[映画館(字幕)] 7点(2017-03-07 11:11:02)
32.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
この実験最大の悪役が誰かと言えば、やはり主人公ですね。良い記事を書きたいばかりに無理矢理騒ぎを起こして事態をエスカレートさせていった責任は免れないでしょう。彼がいなければここまで騒ぎも大きくならず、現実の実験に即した結果に終わったのかもしれません。無責任な立ち位置から騒ぎを仰ぎ立てる傍観者。改めて考えてみればゴシップに群がって有名人をバッシングせずにいられない我々一般民の醜さを暗示しているのかとも思ったり。色々と考えさせられる映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-01 23:09:57)
33.  ターミネーター 《ネタバレ》 
映画はつくづく偶然の支配する芸術だと感じます。当初の予定通り、カイル役をアーノルド・シュワルツェネッガー、ターミネーター役をランス・ヘンリクセンが演じていたならこれほどの名作にはならなかったと思います。ジェームズ・キャメロンもこの映画で終わっていたのかもしれません。しかしシュワルツェネッガーの、自分がターミネーターを演じた方が良いのではないか? というひと言で歴史を動かすような名作が生まれた。偶然の巡り合わせに感謝。今見ても怖さは一級品。素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-27 17:16:56)
34.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
ひどく醒めた見方をすれば、大人になりきれない(幻想の女しか愛せない)幼稚な男と、共依存タイプの女が出会ってしまった話でしょうか。男の求める世界、女を演じつつも、裏返せばマチルドという個人ではなく、髪結いの女という甘ったるい幻想しか求められていない。それがどれほど苦しく虚しいことか。それでも男に捨てられないために幻想の女を演じ続ける。孤独な女にとって、男に愛されることこそがすべてだから。しかし時は冷酷に女から幻想のベールを剥ぎ取っていく。男が現実のマチルドを受け入れていればまた結果も違ったものになったのでしょうが、幼稚な男にはそのような気持ちのかけらすらない。マチルドは男の幻想が醒めて、別の幻想を求めて捨てられるよりも、永遠の幻想になるために死ぬことを選んだような気がしました。
[インターネット(字幕)] 7点(2015-09-17 19:44:24)
35.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
陰鬱な気持ちになる映画でした。疲れ果てた中年男(エリの父親役)はエリに血を与えるために殺人を犯しています。当たり前のように感謝の言葉も与えないエリ。中年男の疲れ切った様子はそのような生活から来るものでしょうか。やがてエリはオスカーという彼氏を作り、中年男を邪険に扱います。文句を言うわけでもなく受け入れる男。その後、中年男は殺人現場で追い詰められ、エリの秘密を守るために硫酸で自分の顔を焼くことに。中年男の献身は、血を吸われ、無残な転落死という形で報われることなく終わります。役に立たなくなったので使い捨てにされたような。最後のシーンで、エリとともに電車に乗っていたオスカーの運命を暗示しているようで、とてもハッピーエンドというにはほど遠い。陰鬱な気持ちしか残らない映画でした。でもこの空気感が好きなのでやっかいなんですよね。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-09-15 10:30:26)
36.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 
とうとうハリウッドもこのレベルの殺陣をものにしたか、と感動してしまった映画でした。まるでジェイソン・ボーン並の激しい隣接アクションの連発。その激しく美しい動きに感嘆のため息が漏れます。敵はやや薄味ですが、それでも強さを実感出来る場面も多く、苦戦するキャップにエールを送りたくなるもの。ストーリーさえもう少し頑張ってもらえれば、と残念な気持ちもあります。次作に期待出来る映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-14 17:00:20)
37.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
予想外に面白い映画でした。007がダニエル・クレイグ路線にいかなければこうなっただろうなぁという映画。ど派手なアクションとスパイ道具、洒脱なやりとり、騙し騙され、最後は勝利する。ギリギリの攻防などはボーンシリーズなどの優れたスパイ映画の良い部分をうまく取り入れているなぁという印象です。昨今のやたら凝った設定でなく、シンプルに話が転がっていくのもまた良い。なかなかの秀作です。ジャッキー・チェンの後継者は映画馬鹿のトム・クルーズかもしれない。そんなことを思ってしまう映画。
[映画館(字幕)] 7点(2015-09-04 10:26:21)
38.  機動戦士ガンダムUC/episode 7 虹の彼方に 《ネタバレ》 
世界の命運をかける大冒険。大人の完璧な答えよりも、例え間違っていても次の世代を担う子供に任せ、その答えを受け入れようというのがこの話の結論でしょうか。絵と音楽の美しさは素晴らしい。その反面で、テレビシリーズの再構成映画のような唐突な展開や、細切れのストーリーが見受けられるのが残念。事態に突き動かされる人や、組織の歯車的な人間を描くのはとてもうまいのですが、どうも人間的な情緒がおざなりになっていてキャラクターが薄っぺらい。主要キャラクターまで薄っぺらいせいでガンダム特有の台詞の応酬が茶番にしか見えないのが残念。技術は進んでも、クリエイターとして退化するものが見受けられたのが残念でした。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-06-20 17:26:24)
39.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
口だけ達者なヘタレインテリが自尊心を傷つけられて大虐殺をする、という話でした。前半のかったるい展開とは裏腹に、後半になると怒濤の展開。精神薄弱の大男はあくまでトリガーで、散々踏みつけられてきた自尊心がとうとう爆発して村人を返り討ちに。その暴力の痛々しさに目を背けたくなりました。
[DVD(字幕)] 7点(2015-03-13 23:04:01)
40.  CURE キュア 《ネタバレ》 
様々なメタファーで満ちている、読み解く深みのある映画、という触れ込み。意味が解らないシーンが何を意味しているのか? 考察しているサイトを見るのもまた楽しい。とはいうものの、知らないことが幸せという場合もあるわけで。この映画の最後に出てくる廃屋。メタファーと思っていましたが、ノベライズによるとあれは間宮が催眠術を学んだ病院で、実際にあるものだとか。なぜ映画で説明がないのか?監督曰く、その方が海外受けが良いので削ったのだとか。その言葉に少しがっかりしたので-1しました。
[DVD(邦画)] 7点(2015-01-27 21:07:21)
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