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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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21.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
ま、アレですよ。  原作の終わり方に納得できなかった俺は、断然コッチ派。 いやね、二部も捨て難いと思うのよ。ハル・リドナーのお●ぱいとかおっ●いとかおっぱ(ry  原作のシャワー中に銃つき付けられても余裕なハルが素敵やないですか)何の話だ)。  中坊の頃は良かった・・・この映画のおかげで漫画もアニメも見た感じ。  ちょっとボサボサ頭のキラがカッコイイと思ったし、 Lの冷静沈着な性格だけど甘党というギャップも好きだった。 「天国に一番近い男」で“龍崎”になっていたワタリさんとかとにかく色々。  原作に佐波さんが出なくてちょっぴり残念だったりするんだぜ。  まさか「ガメラ」の監督とは知らなかったよ。通りで面白いワケだ。  何より、Lがキラを騙す展開がカッコイイ。  どうせ差別化するならおもいっきり、しかも面白くしてくれて良かったと思う。  総一郎とLの“最後”の会話は何度見ても切ない。
[DVD(邦画)] 9点(2015-01-06 18:35:01)
22.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 
今となっては「オール・ユー・ニード・イズ・キル」がダグ・リーマンの最高傑作だと思うし、「ボーン」シリーズも「アルティメイタム」が頂点だがこの作品もかなり好き。  スリルとサスペンスに満ちた久々のスパイ・アクション映画。  子供の頃はモチロンこの映画を見たのだが、再見するまで内容をまったく覚えていなかった。 取り敢えず男が記憶失って暴れて逃げてリコールして・・・それ「トータル・リコール」じゃねえか。  そして再見してみた。 スゲー面白かった。 つうかこんな面白い映画を忘却していた俺の記憶力ふざけんじゃねえよ!  記憶=アイデンティティー(存在意義)を求めてひたすら彷徨うジェイソン・ボーン。  記憶は失っても体は「戦い」を覚えている。「体の記憶」と闘争本能が結びついていく様子が面白い。  次から次に謎と伏線がバラまかれる展開。 多彩な戦闘やド迫力のカーチェイスよりもそっちの方が気になってしまう。でも「スプレマシー」はカーチェイスの方が凄かったと思う。  謎を残したまま終わるラストも良かった。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-06 18:30:50)
23.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
「アルティメイタム」ほどじゃないが、この作品もカーチェイスとかが凄い。「アイデンティティー」に比べるとカメラの揺れ具合が増して酔いそう。俺はこういう演出が大嫌いなのだが、何故だが「ボーン」シリーズだと許してしまえる不思議。 しかし感想は「アルティメイタム」と比べるとテキトーな殴り書きになる私です。  ノンストップ・スパイ・アクション「ボーン」シリーズ。 「俺の友達だが知らないか?不幸に見舞われてな」これからオメーが不幸にすんだろーが。 「選択の余地はあるわ」→水没 ヒロインの「例のアレ」は最早お約束。 ボーンは結局死神なのか? 過去との決別、思い出は写真一枚の中に・・・捨てきれぬ愛情がボーンの強みであり弱み。  「彼を拘束しろ!」→瞬殺→首になりたくなかったら頑張んなさい。 ボーン速すぎバロス。 手ブレも慣れてくると「ブレでごまかしてんじゃねえよ!」→「CG無しの迫力パネー」となる(筈) ナイフvs冊子! 冊子は導火線でもあるんだぜ?アクションもカーチェイスもやっぱり凄い。 もう怖いもの無し。余裕で顔見せ。 パメラ「ぐぬぬ」 次は笑顔でピースとかしそうな勢いだ。  ボーンも必死だ。 ニッキー&パメラ「マリーって誰だよ!!?」  「おまえに安住の地は無い!」 だったらテメエらの安住の地も無くしてやらあ!逃げるが勝ちじゃあああっ! 殺し屋がポリ公? ボーン「同じような髪型しやがって・・・被る」 事故は起こる。恐ロシア。  ボーン「君は疲れている」  物語は「アルティメイタム」に続く・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-06 18:26:37)
24.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は余りの嫌悪感に殺してやろうかと思っていたトリアーだが、この映画は素晴らしい。  3時間近い長尺だが、不思議と退屈せずに惹き付けられた。 ベルトルト・ブレヒトの「三文オペラ」に触発されたと語るトリアー。 舞台のような場所に線を引き、観客には丸見え、登場人物たちには塀や窓といった“壁”が見えている。或るいは、本当は見えているのに見て見ぬフリをしているだけなのかも知れない。 10の章に別れたこの作品。 “犬”の街と言われたこの街で、一人の女性が文字通り飼い犬にされていく残酷な話だ。 逃げる女、それを追う黒服の謎の男達。 女は何者で、何処から来たのか解らない。怪しい見た目とは逆に、彼女は何処までも受動的だ。 ゲーム感覚で住人に認めてもらえるようある賭けを提案するトム。 彼はミステリアスなグレースの虜だ。 他の男達も、次第にグレースに欲情していく。 女達も、受けいれては徐々に彼女に嫉妬と怒りをぶつけていく。 彼女は住人に認めてもらおうと涙を呑んで耐えて耐えて耐えた。 舞台劇のような作りで残虐な演出は無いが、精神面はナイフでえぐられるようだ。修羅場怖いよ。 線だけで区切られた“家”の中で犯される女。 住人には見えていない。観客だけがこの真実を知るのだ。 大体ジェイソン一家のせい。 唯一残念な事と言えば、グレースが来るまで男達を虜にしていたリズの裸が見たか(ry 街の住民も酷いが、グレースの“無自覚”さも本当罪な女だよ。 グレースは優しいね。 今まで“世話”になった恩をしこたまお返しするクライマックスの壮絶さ! 後味は悪いが、妙にスッキリするものを感じたのは俺だけ?
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-31 21:42:56)
25.  劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ 《ネタバレ》 
映画にミュウが再登場する珍しい展開。 過去から人物やポケモンが出てくるのは「セレビィ」やちょっと違うけど「ジラーチ(100年周期)」以来。 伝説クラスのポケモンが3匹も出てくる展開は「ルギア」を思い出す。  ルカリオが段々心を開いてサトシと打ち解けていく過程は中々。 アーロンの真意が明かされる展開も王道ながら良い。はじまりの樹での冒険、波導まで宿していたサトシはもう完璧タイプ:ワイルドのポケモンです。  キッド・サマーズはクールでカッコイイ。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-31 21:20:52)
26.  劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス 《ネタバレ》 
ポケモンの死が明確に描かれた作品の一つ。 同時に男女のキスが明確に描写された作品でもある。アレは“どっち”だったのかな。 サトシにとっても初恋?だったんじゃないかな。ポケモンの兄妹も人間の姉妹も、お転婆で悪い事もするけど家族思い。カスミはラティアスとラティオスの二人を見て姉たちを思いだしただろうか。悪役が憎めないのはミュウツーの人間への憎悪とはまた違う感じ。ミュウツーも愛ゆえに人を憎んでしまったからねえ。コッチも妹や姉のために戦ったところがあったし。「エンティ」に出て来たひとりっ子とは大違い。  ヴェネチアを意識した水の都における水上レースはハラハラドキドキで面白い。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-31 19:24:51)
27.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 《ネタバレ》 
俺は「天国へのカウントダウン」が一番好きだけど、この作品もコナン映画ベストの1つ。  脚本は「その男、凶暴につき」に脚本を提供し、北野武の才能を引き出した一人としても知られる作家の野沢尚!   グラナダTVの「シャーロック・ホームズの冒険」を思い出すロンドンの情景・スリル・大活劇。 列車の樽を割りワインでイチかバチか命懸けの“賭け”に出るシーンはかなり強引だが手に汗握る面白さ。列車ブッ壊す映画も良いねー(褒め言葉)。  最初から犯人が解っているが、解っているからこそ徹底的に揺さぶりにかかる敵、そこに絡む未だ正体が明かされない切り裂きジャックの対比。  バーチャルゲームのSF的世界、探偵団はレトロチックな霧の都に迷い込む。  仮想現実とはいえ憧れのホームズを見て目を輝かせ、子供のようにはしゃぐコナンの姿が面白い。コッチまで恥ずかしくなってくるぜ。  現実社会との同時進行的リンクも面白い。この作品で世襲制度を知った子供時代でした。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 22:12:37)
28.  名探偵コナン 迷宮の十字路 《ネタバレ》 
CGのチェイスシーンは興醒めだったけど、それ以外は服部と和葉のエピソードも含めて面白かった。  二人の初恋話はロマンチック。初恋の人は誰だったのか(何となく察せられるけど)、犯人も中々解らず正体がバレる瞬間まで凝った作り。  追い詰められ、寺という閉所で絶体絶命、そこで武器を手に入れ反撃を開始する平次のカッコ良さ!「大阪ダブルミステリー浪速剣士と太閤の城」を思い出す場面だった。 新一も脇に徹した感じで、助けに来たつもりが「後は俺にまかしとき」という具合に平次に花を持たせて去っていく展開が良い。  駆けつけた蘭たちがなだれ込み畳み掛ける流れは最高。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 21:06:18)
29.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》 
「Mr.インクレディブル」や「アイアン・ジャイアント」よりもパワーダウンしたという人もいるみたいだけど、俺は結構好きだ。 まあアレだ。ネズミが好きなら超オススメです。 顔はデフォルメされてアニメ的な可愛いさはあるが、動きや質感はネズミそのものなのでネズミ嫌いの人は失神しかねいほどネズミが厨房に溢れかえります。逆にネズミ好きには天国じゃね? そんな事よりも、実際にフランスに飛んで地元のレストランで講習を受けた下調べ、20ヶ月足らずで設定や脚本を練り直して完成に漕ぎ付けたブラッド・バードにエールを送りたい。 厨房の空気、レストランの雰囲気、それにあの美味そうな飯、飯、飯! さすがは「トイ・ストーリー3」でもスタッフの一人とはいえ手腕を振るったバードだけある。 映像だけでなく、劇中で描かれる人物像もジャン・ルノワールの「大いなる幻影」といった孤高の魂を思い出すような描写。 亡きグストーの名で冷凍食品を売ろうとするスキナー料理長の欲望、女性故か世間的な差別から実力がありながら中々出世できずその苛立ちを他人に向けてしまう女性コレット、また実力が認められ料理を作るもネズミ故に白眼視されるレミー、真実を知りながらも中々本当の事を打ち明けられない見習いリイグイニ、そして評論家として辛口で審判を下すイーゴ。それぞれの葛藤や悩みを他人に打ち明けられない孤独。 その孤独をリイグイニが勇気を振り絞り打ち明ける瞬間が凄い。彼は覚悟を決め、レミーも彼の勇気に応える。コレットも半ば折れた感じだがちゃんと助けてくれる良い女(ひと)っす。 イーゴとレミーたちの“一騎打ち”とも言える料理のやり取り。イーゴがママの味で心から折れる瞬間には震える。レミーがイーゴの母親から作り方を教えて貰ったワケじゃない。レミーの、リイグイニたちの情熱がイーゴの心を動かしたのだから。 リイグイニとレミーの動きはキートンやチャップリンを思い出す動作で爆笑。 最後のイーゴのセリフが素晴らしい。 「厳しい批評は、書く側にとっても、読む側にとっても楽しいものだ。料理人たちが命懸けで作った料理にも、批評家たちは厳しい審判を下す。だが、批評家も時には冒険をする。それは新しい才能が登場した時だ。誰もが偉大な芸術家になれるわけではないが、誰が偉大な芸術家になってもおかしくはない」。 誰もが“おなかをすかせて”出会いを待っているのは確かだね。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-29 23:58:26)
30.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
実は公開された直後とTV放送は見逃してしまい、初めて見たのが学校の授業だった。 CGであの毛の「さわさわ~」って感じを表現してしまうのは凄い。やっぱりフルCGは良いねえ。  子供をおどろかせる“だけ”に総てをかけるモンスターたち。脅すでもなくおどかすだけというのが何か微笑ましい。子供にしてみれば超トラウマ&心臓の弱い子に対しては冷静に考えるとただの殺人。ま、向こうも心臓のタフな子供を選んでいるとは思うけど(多分)。  その中でトップのモンスターがビックリしない子に遭遇してさあ大変。最初最大の敵として見ていたのに、何時の間にか情が移ってしまい子供を守ろうと奮戦する姿が良い。相棒も何だかんだ言ってダチを助けてくれるツンデ(ry 一つ目のキャラが可愛いと思えたのは目玉親父とバックベアード様以来です。
[DVD(吹替)] 9点(2014-12-29 22:55:56)
31.  劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 《ネタバレ》 
子供の頃に見た時はよく解らないけどトラウマ、今見返すとウィンリィとロゼの件は「ブチ殺すぞ水島」と腸を煮えくり返らせていたが、この劇場版を見て一応水島の野郎を許す事にした。個人的には原作派だが、この映画も好きだ。  アメストリスの世界と、現実・・・つまり観客が実際に生きてきた歴史に存在したドイツ。そのドイツとアメストリスの世界がリンクするって展開が興味深い。人物もドイツのアルとアメストリスのアルという具合に、CLAMPの「×××HOLiC」のような別次元の“自分”がいるっていうの?そんな感じが面白い。 しかもドイツ側はなんとなんとなんとあのドイツ映画界の巨匠・フリッツ・ラング(マブゼ)!!!!!うおお~水島~、おめえ何て粋なんだっ!でもヒトラーの首ハネ飛ばしてテア・フォン・ハルボウを無理にでもかっさらってアメリカに連れて行きそうなラングだな(顔は大総統だし)。  弟を救うために等価交換で自らを差し出したエドが、人間の体を取り戻したアルと再会するシーン、そのエドの腕をウィンリィが久々に修理するシーンは子供ながらに良いなと思った。眼帯になった大佐が「だらしないぞおまえらっ!」という具合にかつての部下たちのために戻って来るシーンはカッコイイ。リザはマスタングの嫁。おまえら結婚しろよ。 ラースの最期は切ない。  ラストは哀しいけどさ、まあこういうハガレンもアリだなって思うよ。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-29 22:22:23)
32.  あずまんが大王 THE ANIMATION 《ネタバレ》 
この話わなー ストーリーがどうとかもうどうでもよくなるくらい大阪(春日歩)ワールドなんやでー 大阪がどうしようもなく好きすぎて好きなスタッフが作ったとしか思えへんような大阪愛に溢れたお話やねんなー  とにかく大阪がメッチャクチャ可愛いねんー 作画気合入れすぎやでー ますます大阪の中毒になるやないかー こんなん木村の変態やなくても中毒になってまうやないかい これがたった5、6分やなんてもっともっと見たいがなー  ちよの頭のアレもフリーダムすぎてもうわけわからへんわー   「よつばと」はいつアニメ化するんやはよ見たいよー
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-28 18:40:06)
33.  ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト<TVM> 《ネタバレ》 
これは文句なしにTVシリーズ最高作。個人的には「ワルサーp38」に並ぶ逸品。 ルパンたちの過去を次元が語る回想形式の物語。ただそれが実話なのか創り話なのか解らないまま観客に夢の一時を味あわせてくれるような話だった。 過去の話とはいえルパンと次元の凄腕同士の対決が拝めるのが嬉しい。孤高の一匹狼すら狂わせるルパンの魅力。どんな敵にも戦略・戦術で生き残ってきたルパンらしい名場面だ。 そこに五エ衛門や不二子、銭形が複雑に絡み合う駆け引き。特に五エ衛門とルパンの戦いはアニメの1期を思い出す楽しさ。BGMの素晴らしさもあって戦闘描写もシリーズ最高。久々に時間を忘れて楽しめるルパンだった。 
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-28 18:33:40)
34.  ルパン三世 1$マネーウォーズ<TVM> 《ネタバレ》 
今回のルパンは知略でお宝をいただく。 死んだフリをかまして最後の最後でかっこ良く登場するルパンは良いな~。ルパンが死んでも仕事をやり遂げようとする次元は最高の相棒。 不二子と五エ衛門の掛け合いやとっつぁんも美味しいところを持っていく。ラストの「ひど い男ね」のセリフもグッとくる。女は殺さないが殺さないというだけで容赦はしない。この非情さだからこそルパンはカッコイイ。 ただ他の敵の印象がちょっと弱いので、シンシアとルパンの頭脳戦だけで終始魅せる展開ならもっと良かったかも。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-28 18:22:38)
35.  ストレンヂア -無皇刃譚- 《ネタバレ》 
「獣兵衛忍法帖」を思い出す時代劇アニメーションの傑作。 その「獣兵衛忍法帖」で主役を演じた山寺が今回はラスボス。タレントを起用して話題を呼ぼうとする魂胆には反吐が出るが、演技は悪くなかったと思う。山ちゃんが凄すぎるだけなんや!  刀が刃こぼれを起こすなど妙なリアリティ、それを奇想天外な世界観で刃を交わす殺陣、アクション。カメラも必死で動き回る彼等を追いまくる。それぞれの散り際もあっさりさくりと死んでいく流れが良い。愛する女、守る者のために我武者羅に生き、何時の間にか死ぬ。主人公が刃を抜く瞬間をあそこまでスリリングに描くとはねえ。最後も生き残ったのか死んだのかぼやかす終わり方も良いじゃないですか。
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-26 22:29:11)
36.  COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉 《ネタバレ》 
大規模なバイオテロ事件をめぐりビバップ号の面々がシリーズ随一の賞金首・ヴィンセントを追う。  エレクトラvsスパイクのモップによる徒手空拳、「マクロスプラス」を思い出すソードフィッシュのドッグファイト、フェイのおっぱ(ry  スパイクもワケ有りなモジャモジャ頭だったが、ヴィンセントはもっとワケワカメでヤバイ奴。  ヴィンセントがフェイを強姦しなかったのはナノマシンの後遺症で息子がアウトか単なる美学か女に興味がないのか脚本家の都合(ry  近未来では余計に全時代のクラシック・コレクションと化したているであろう複葉機がガンガン飛んでフィナーレを締めくくる。
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-22 23:47:00)
37.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
デヴィッド・フィンチャーで何が一番好きかといえば、この「ゾディアック」。  60年代・70年代テイストのこの映画は、車上のカップルがいきなり射殺されてしまうファースト・シーンにはじまり、ゾディアックは次々に人を殺していく。 目撃はされても大きな証拠を得られない、何故連続殺人を続けるのか、総てが謎のまま終わってしまうのか。 劇場型犯罪によって警察、マスコミといったあらゆる人間が巻き込まれ、疑われる。  プロセスとしては「セブン」に何処か似ている。 説教めいた事を言うのも共通している。 ただ、決定的に違うのは犯人が解らないまま終わってしまうということであり、むしろゾディアックが自首する話が「セブン」なのである。  「殺人鬼は誰か?」ではなく「殺人鬼を付き止めるようとする人々」を焦点にしている点も注目だ。 得たいの知れない恐怖に挑み続け、事件を風化させないために戦い続けた人々の物語。何故彼等は同僚や家族を失ってまで事件を追い続けたのか。  まるで歴史の真相を暴こうとする歴史学者やマスコミのように諦めようとせず、どんどん狂っていく。 それは「何故俺はこんな事をしているんだ」という己の存在意義を見出すための孤独な闘いでもある。 時が流れ人々が忘れ去ろうとも、彼等は忘れる事を止めなかった。 彼らを突き動かすのは、ゾディアックの残した膨大な手がかりと情報だ。 「もしかしたら事件を解決できるかも知れない」という淡い希望。  ただ、「セブン」の「安心して子供を産める社会」のためにとか、他人のための意思とは少し違う。 謎を追うのはマスコミや漫画家といった人間がゲーム感覚で参加しているようにも思える。 マスコミは特ダネを掴んで出世するためだったし、漫画家は本を執筆するために。 警察が協力してくれたのも、真相を解明する手掛かりになるのではと利害が一致したに過ぎない。   それにしたって、あのハンバーガーの美味そうな食い方は何なのだろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 20:15:52)(良:1票)
38.  Mr.インクレディブル 《ネタバレ》 
後の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」にも繋がる豊かなガジェットとスリリングなアクション描いたブラッド・バードの最高傑作。 製作にジョン・ラセターなど面白くならないワケがない。 CGとは思えない服や髪、筋肉のうねり、うねり、うねり。それを二次元の世界で無限に広がるようなパワーで描く。 主人公たちの八面六臂の大活躍ぶりは現実離れした奇想天外なものだが、家族問題や悪党の散り様は妙に現実的。 とにかく人間の死傷率がディズニーにあるまじきレベル(褒めてる)。 前はヒーローで大活躍、今は法律でヒーローが“縛られる”。 その理由も、マントが引き起こした“悲劇”が重なり命の恩人を“守る”ためだったのだろう。だが、それが結果的に彼等を殺す結果に繋がる悲劇。 「バッドマン」ですら法律だろうが知ったこっちゃねえという状況だったのに、まるで軍隊か警察のようにヒーローという偶像が描かれるのだ。 戦場が日常だった者にとって、一般社会の“日常”は非日常の牢獄。子供にまで抑圧されたストレスは伝播。家の中でも家が壊れるから能力は厳禁。こりゃ子供達も引っ込み思案になるわ。正義感は燻らなくとも肉体は火が入れば燻製にでもなりそうなブヨブヨ。 たまりかねたストレスで上司がふっ飛んで落ちれば、お父さんも再びヒーローとして飛んだかと思うと落ちる。 奥さんも長男も長女も赤ちゃんもお父さんの親友も入り乱れて暴れまくり。 捌け口を求めていたエネルギーのほとばしり、それと同時に心も体も開いて前進する家族たち。 ありがとうシンドローム。おかげで家族は変われた。お礼にバードストライクをプレゼント。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-20 20:04:38)
39.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
筒井康隆のSF小説をアニメで復活させた。 長馴染みの男女3人。 他愛の無い青春を送る彼らだが、ヒロインは突然「時を超える」能力に目覚める。 何も起こらず退屈な日々を送っていたヒロインにとって、突然の「能力の目覚め」は彼女を虜にした。  過去を行き来して夢のような毎日を送るヒロイン。 だが能力は次第に「ひずみ」を産んでいき、友達の身も危険にさらしてしまう。  目覚めた「異質の能力」、そして大切な友人との別れ。 だがそれは元の「つまらない毎日」に戻るワケではない。  いつか「友人」と再び巡り合う事を信じて・・・。
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-19 21:18:25)
40.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
題名通り「夏休みのとんでもないひととき」に巻き込まれるストーリー。 「ぼくらのウォーゲーム」を拡張したような世界観で、さらに複雑に入り組んだ展開である。 何がしたいのかよく解らないヒロイン夏希にいざなわれる主人公の健二。 一貫性が無くて飽きやすい性格、自分のやりたい事がハッキリしないグラグラのヒロインを、一本筋が通った健二が支えていく。 理想を具現化したような大家族に囲まれながら、今の世の中には無くなってしまった懐かしさも感じられる。 大家族のほとんどがネットゲームやアバターに興じるというところは現代的だが、全員が戦力になり得るというのはちょっと疑問。 だが、事件は世界中のネットで突然起こり、主戦場は片田舎である。 「ラブマシーン」と呼ばれる凶悪なウイルスに食い荒らされるネット空間。 何でもかんでもデータにして情報を統一しようという「OZ」の危うさと人間の限界を語りかける。「OZ」を破壊されれば、それが管理する医療機器に繋がれた命も危ない。 栄ばあちゃんもそれが原因で助けが間に合わなかった。 最悪「ラブマシーン」に侵食された軍事システムが街を焼き払うだろう。  仇討合戦誰がやる? 誰もやらなきゃ誰がやる? 俺たちがやってやる! 今作の“戦”は刀や槍ではなく、それぞれの知恵と能力を武器にして立ち向かう。 「いくら大家族とはいえ戦力揃いすぎバロス」というツッコミはこの際ヤボだ。  数学に強い学生健二、 ネットゲームのチャンピオン佳主馬、 生まれた時代を間違えたネトゲーじいさん万助、 自衛隊の理一、 オーバースペックな電気屋である太助、 戦う覚悟を決めた夏希、 そして曲者の侘助。 41歳にしては若すぎる(伊丹十三モデル)容姿だが、そこにはラブマシーンの開発者として責任を払おうという覚悟が芽生えていく。 そして夏希の家族たち。 ひと時の夏に全てをかけた老若男女の男女たちの映画。 TV版では夏希と侘助が花札に興じる場面がカットされていたり、最終決戦の重要な伏線が削られてしまっていた。今度TVでやる時は是非ともフルで鑑賞したいものだ。
[DVD(邦画)] 9点(2014-12-19 19:54:40)(良:2票)
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