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激辛カレーライスさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 177
性別
自己紹介 製作年、公開年、気にしない。
似たものがない映画が好きだ。

で、次がマイベスト。
2023年『レッドタートル ある島の物語』
2022年『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)
2021年『今さら言えない小さな秘密』(2019年公開)
2020年『ゾンビランド』(2009年公開)
2019年『カメラを止めるな』(2018年公開)
2018年『ルーシー』(2014年公開)
2017年『アベンジャーズ』(2012年公開)
2016年『デッドプール』(2016年公開)
2015年『キン・ザ・ザ』(1986年公開)

2021年、『Filmarks』も使っている。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  花とアリス殺人事件 《ネタバレ》 
大きな盛り上がりもなく進行するが、楽しい映画だった。 それは、進行役のアリスの明るい性格によるところが大きいと思う。  ではあらすじを。 引きこもりの女子が、新しい友人に助けられてトラウマを乗り越えた。 つまり主人公は花の方で、明るいアリスは花の相棒。  ところで、花には友人が一人もいなかったのだろうか。そこが疑問。地元民の設定なのに。  やっぱり背景がキレイだったし、キャラの絵も好みだった。丁寧な作画で、安心して観ることができた。 またいつか観たい映画。
[DVD(邦画)] 8点(2017-12-26 01:16:29)
22.  ズートピア 《ネタバレ》 
とてもよくできたアニメ映画。素晴らしい。 だが7点をつけた。 では、あらすじを。 小柄な体で憧れの警察官になったウサギ(女性)が、相棒のキツネ(男)と艱難辛苦をのりこえ、大きな事件を解決して認められた。  イジメや差別のある世界で、理想を目指し努力する、前向きな主人公は美しい。 主人公の性別が女性なので、女性の観客は自己投影する人が多い気がする。 特に新しい学校や職場で挑戦している女性は。  現実で理想を追い求めても、上手くことは運ばない。 だから映画の中だけでも上手く運んで欲しいものだし、運ぶことが多い。 そうしないと客は喜ばないし、創り手は映画を「客が喜ぶように作る」ものだ。 何が言いたいかというと、キャラクターがストーリーのコマにしか見えかなった。 だから7点をつけた。とてもよくできた脚本なんだけど。  ところで、主人公はずっと防犯スプレーを持ち歩く。 あのベルトは皮ではない(メイキング本にそう書いてあった)。 だが現実なら皮だろう。 この映画の世界観では、動物の皮が使えないのである。 また肉食動物たちは、ふだん何を食べているのだろう。ドーナツ? そんなわけがない。 それもあって7点。キレイごとは嫌いだから。  肉食はなんのメタファーだろう。 食卓にならぶ肉や魚、野菜も、ほぼ全部が命である。 「生きるためじゃなく、食べる快楽のため、動物殺して何が悪い」が人間の本音。この映画のスタッフの毎日、観客の毎日だと思うんだが(私を含めて)。だから映画の根本に違和感がある。キレイ事は嫌いだ。「偏見の目で見ないで」と訴える人だって、いろんな偏見で世の中を見てるし、他者を差別してるものだから(責めるつもりは全くない)。  人参ペンが三度出る。小道具の使い方が上手い。 ラセターは、デザインした人に特別ボーナスを出したかもしれない(妄想)。 とてもよくできた映画だが、好きなキャラが一人もいない。だから7点。  【変更】7点から8点に変更する。主人公の二人が、イイ奴だから。
[DVD(字幕)] 8点(2016-11-20 23:47:51)
23.  インサイド・ヘッド
可愛い女性の性格は可愛い。 美人の内面は美しいに決まっている。 イケメンは考え方もカッコイイよね。 そう決め付ける人には全く理解できない映画。  この映画と似てる映画は、全世界に一つもない! そう断言できる映画。 ビンボンはいい奴だ。  余談だが、私は人間には「心はない」と考えている。
[DVD(字幕)] 8点(2016-07-06 16:52:41)
24.  しわ
さあ、集まれ~! 楽しいアニメが始まるよ~。 というわけで、みんな集まったようだね。じゃあプレイヤーのスイッチオン!  (90分後)  シゲユキさん、そうですか。タカコさん、はい、そうですよね。 みなさん満足されましたか。おや、カズヒコさん、ハンカチをどうぞ。  それにしても、ボケるということが上手く表現されていましたね。 実写じゃないからこそ、ボケが本物に見えましたね。 いくら演技しても、実写だと「演じてる」わけですからね。 おっと、じゃあ明日は『ウェイクアップ!ネッド』をやりましょうかね。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-05 15:28:42)
25.  ベイマックス 《ネタバレ》 
映像と題材が好みの映画。●たぶん客の想定は「十歳までの男の子」がメイン。そんな子供向け映画に、大人が難癖つけたらいかん。だけど書かせて頂く。●主人公は超天才少年のヒロ。性格が良いと思うが、まずそこが引っかかる。超一流大学に合格できる中学生は、尊大なはずだから。兄の親友たちも、ヒロにすごく協力的。自分たちが着るバトルスーツを任せるのがすごく変。大ケガや死亡の危険が頭にないのか。仲良しグループで、喧嘩しないのも変だよ。まるで児童向けコンテンツの人間関係(あ、子供向けアニメだから当然なんだ)。  ●危険なアクションの連続で、ラストにヒロは未知の異空間に侵入する。「怖い」という感情がないとしか思えない。勇気じゃなくて無謀。●そして映画ラスト、カードを発見した所で終わるのがベストなのに残念。  ●スタッフロールの後の、フレッド親子のエピソード。スタン・リーが声で私は好きだけど、映画のバランス的におかしい気がした。「オタク万歳!」なのは嬉しいけど。★正直いって、脚本もキャラも平凡で魅力はない。でもベイマックスのキャラが好きだし、映像が百万点。だから大好きな映画。8点!(2018年2月28日、10点から8点に変更)。
[DVD(字幕)] 8点(2015-05-04 10:54:29)
26.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 
前作はサリーが主役で、2作目の今作はマイクが主役。冒頭に子供時代の社会見学エピソードが描かれる(MUのキャップをもらう)。本編では大学に入学した日から退学までが描かれる。そして最後、モンスターズインクに入社して、目的の「怖がらせ屋の部署」に配属されるまでが描かれる。すごく面白かった。●マイクには「怖がらせ屋」になる夢があった。しかし、どんなに努力しても外見が向いていない。どうやって夢を実現したのか。いろんな妨害があり、苦労と成長と大きな挫折があり、全てを乗り越えていく。その姿が面白おかしく描かれる。●だから、観て満足した。でも正直にいえば、大満足じゃなかった。その理由の一つは、たぶん、マイクとOKの仲間があまり絡んでいないからと思う(もちろんサリーは除く)。110分の中で、どうにかできなかったか。それと最後、ドアのスイッチの情報は唐突に感じた。●好きな作品だし、優れた脚本と思う。だけど、オリジナリティが少なめなんだな。よって傑作ではないと思う。しかし、しかし、やっぱりビジュアルが素晴らしい。●ない方が良かった続編が多い中、この『MU』は、あって良かった作品。★8点!
[DVD(字幕)] 8点(2014-09-08 07:25:43)(良:1票)
27.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
こんちは、ラルフです。 おっさんです。ゲームの中で悪役を担当をしています。現役です! でもずっと嫌われ者でした。30年ずっと裏側で嫌われきたのです。 30周年のパーティに呼ばれないから怒って行ったら、腫れ物扱いでした。 善人ぶってる奴らの本性なんてあんなものです。  俺が何か悪いことしたのか。壊し屋は仕事だよ。 担当の仕事をしてただけじゃないか。 で、ヒーローになりたくて、メダルが欲しくてよ、ターボしたんだ。 そしたらやっぱりゲームにならなくなって、やつらパニックさ。 故障の張り紙を貼られててよ。ザマミロだよ。  ヴァネロペはいい子だよ。最初は、すげー腹立ったけど。 フェリックスの奴、おれが騒いだ結果、美女と結婚しやがってよ、クソッ。羨ましくないぞ。 まァ、今じゃ同僚たちから嫌われなくなった気がするし、仕事が楽しくなったけど、なんか、なんかよ、納得できねえんだ。なんでかな。なんでだろ。まあいいか。じゃあな。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-02 18:26:50)
28.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
告白します。いま私たち夫婦には、10歳の長女と8歳の長男がおり、「よく似た姉弟ね」とよく言われます。実は長男は、8年前に公園で誘拐しました。妻が病気で子供を産めなくなり、男の子が欲しかった私たち夫婦は、迷った末に男の子を誘拐したのです。もちろん今も、産みのご両親には罪悪感があります。だけど私たちは間違いなく「本当の両親」です。だって私も妻も、二人の子供をわけ隔てなく育ててきましたし、長男は明るく元気に育っていますから。このことを知ればきっと、産みのご両親は私たちを許して下さることでしょう。■と、いうのは「嘘の告白」でした。●では本題。希和子は自己中の誘拐犯。でも正直、「希和子はええ母親や」と心揺さぶられました。だけどそれって映画マジック・・・今は「騙された感」がいっぱいです。脚本の良さと、永作博美の演技が上手かったからでしょうね。★さて上に「嘘の告白」を書いた理由は、「希和子の愛情は本物」と信じる人が予想以上に多いと思ったから。でも女性なら、そう感じてしまうのが自然なのでしょうね。★『人間椅子』みたいな告白でしたが、どうぞお許しを♪
[地上波(邦画)] 8点(2014-01-02 23:58:04)
29.  ミッドサマー 《ネタバレ》 
2019年の映画で旧作扱いだけど、今も話題の映画。 映画は見世物。 映画は旅。 そう思うなら、この映画はすごく価値がある。 とても刺激的な映画だから。 でも、とても不愉快な映画だった(私には)。だから嫌な映画だ。  どんなに丁寧に話しても、全く伝わらない人がいる。 それがあの村の人達だと思う。 そしてこの映画は、頭が良くて映画作りの才能がある人が作った「とても不愉快な映画」と思う。  この映画を楽しんだ人は大勢いると思う。 だけどこの映画の関係者は、親や親戚にこの映画をすすめないと思う。 その理由はホラーだからじゃなく、ゴアだからでもなく、他の何かの気がする。 たぶん、観客が幸せになる映画、開放できる映画じゃないからだろうな。 つまり、欝(うつ)を促進する映画だからだと思うんだ。 でも私は観て良かった。だから七点を付ける。他にないタイプ映画と思ったから。
[ビデオ(字幕)] 7点(2021-11-04 22:04:16)
30.  夢売るふたり 《ネタバレ》 
良かった。 でも(私が)好きな映画ではない。 長いし、騙される女性たちを観るのがつらかった。 だから何度も止めながら観た(三日かけて)。  里子と貫也は、完全に悪人だ。 飲食店の開業のためなら、 女性たちの人生を踏みにじって良いのか? 女性たちを騙して良いのか?  貫也には罪悪感があったが、 里子には全く罪悪感が「無い!」ような気がした。 有名俳優が演じるから見た目は悪くないけど、 もし実話で、もしその写真や動画が公開されたら・・酷い容姿の夫婦だろうなあ。  あらすじは、若い夫婦が結婚詐欺をする。 夫が女たちを騙しまくる(10人くらい?)。 妻も協力する。 妻が主犯で作戦担当で、夫は妻に従ってる感じ。 トンデモ夫婦だ。  以下、ネタバレで!  夫は、妻をたまに罵りながら、多数の女性と関係をもつ。 夫婦で協力しての詐欺行為だが、妻は寂しいようだ。  で、犯罪はいつかは必ずバレるもの、映画だし。 少年が刺した! なぜ刺す? とんでもないガキだ(恐ろしい)。 たぶん五歳くらいだが、五歳なら刃物が危険なことを理解している。 事情を母親は知ったのか? 息子が忘れるわけが無い(私見)。 すべて曖昧。曖昧さがこの映画の作風で不満は無い。  男児の罪を、夫(貫也=阿部サダヲ)が全部かぶったのだろう。 夫が刑務所に行ったのは、傷害罪だけだろう。 つまり結婚詐欺は、有耶無耶(うやむや)だろう。  探偵は元刑事のようだが、詐欺は表沙汰じゃない? 警官が来て、赤いライトに気付いた妻(里子)が逃げる。 結婚詐欺が見つかったと察知したのだろう。 そして漁港で働いているが、警察から逃げてる最中か? わからない。 妻は警察から追われてないのかもしれない。 そして妻は最後に何を観た?  妻は最後、嬉しそうじゃない。 覚悟を決めた、そんな感じだった。 警察が来た? そんな気がした。 あるい来たのは、詐欺の被害者か? 探偵か?   同監督の『ゆれる』はTV放送で観たが、ながら見だったので理解していない。 だから今回が、私にとって初の西川美和監督作品。 『ゆれる』をきちんと観直したいと思っている。  さて、(38の)トント氏のレビューを読んだ。 貫也たち10人くらいが大釜で調理している。 そのうしろに、制服で制帽の刑務官が(ぼんやり&明確に)見える。 つまり貫也は受刑者で服役中だろう。 里子は漁港で勤務中でフォークリフト免許も取得したらしい(現在も逃走中?)。  ★余談 今回が、今年2021年初のレビュー
[DVD(邦画)] 7点(2021-03-01 23:51:35)
31.  指輪をはめたい 《ネタバレ》 
映画は次のシーンから始まる。指輪の落下(イメージ)、スケートのシルエット(イメージ)、主人公のセリフ「080…」。そして三人の美女との恋愛、さらにスケート場で四人目の女性とのやりとり(恋の相談)。  指輪は誰のため? それが判ったとき修羅場が始まり、現実に戻る。いろんな解釈ができるが私の解釈は「主人公は三人の美女の誰とも付き合っていなかった」。修羅場も妄想、夢の中のできごと。  その根拠。 二度目の病院のシーンで医者(水森亜土ちゃん)は、「またあなた?」というセリフがなかったことでOPのつづきと考えるから上記の解釈。まっ、全てフィクションだし、どう解釈するかは客の自由だし。  で、ラストがハッピーエンド。 いろんな解釈ができるが、あれは(私には)ハッピーエンド。  ED曲は、監督の作詞による歌。 邦画によくある「チャラいJ-POP」と大違い。  良い映画だから9点差し上げる。 と思ったが、周辺事情を知るうちに腹が立ってきたから7点。 冒頭の病院は現実じゃないし、スケートリンクはクモの巣でつまり夢の中。そのあたりが説明不足で再見しないと判り難い。いや、すごく判りやすいんだが、映画館で映画を観るというのは「再見」しない前提だろう。つまりこの監督は、「ちょっとくらい判り難くてOK!」と考えている気がする。  「あたしが書いた脚本なの。判り難い脚本だから2回は観てね、通常の半額にするから」なら良いが、そうじゃないわけだ。よって点数を9点から7点に下げた。  【追記:2018年12月3日】 冒頭の医者のシーンは、医者と看護師がヒソヒソ話。つまりアレは現実じゃない。病院を脱走してタクシーに乗ってタクシー料金は不払いでスケート場に行くが、スケート場はクモの巣状態で顔のない清掃員がいて、楽しそうな少女が20人くらいいる……それも現実じゃない。どれが現実で、どれが妄想か。それが曖昧。いや、ハッキリしてる。それはそれで良いのだが、なんか違う気がする。悪い映画じゃないし好きな映画だが、なんだか文句を言いたくなった。 判り難い映画が嫌いなわけじゃない。 だが判り難いなら、最後に全体のまとめ的な「何か」があって欲しい。主人公の独白で説明とか。もちろん、それがない方が良い映画があるが、この映画は「難解な映画を作りたかったわけじゃないはず」だから、ラストに解説的な何かがある方が良いと考える。 ってそれはあくまで私見だが、映画の客は自由に評価して良いはずなので…9点から7点に落とす。この映画が嫌いになったわけじゃない。
[DVD(邦画)] 7点(2018-12-02 00:51:31)(良:1票)
32.  ペコロスの母に会いに行く 《ネタバレ》 
良い映画なので、観て良かった。 これは「喜劇」だ。認知症は喜劇として描かれていて、本当に何度も笑った。「家族にとって」現実の認知症は笑えないだろうが、無関係の者には喜劇だろう。たとえば自分の糞を食べる認知症は家族には辛いが、他者は大笑いできる。そんな暗い面がこの映画に少ないのは個人的に良かった。  次に「悲劇」について。ちいちゃんのことを、ゆういちは殆ど知らないだろうし、みつえとちいちゃんの子供時代が少ないので、みつえの葛藤にあまり感情移入できなかった。ちいちゃんのエピソードは映画に必要と思うが、もっと上手い描き方がある気がする。  中年男「ゆういち」が主人公で、認知症の母「みつえ」との生活に苦労するわけだが、みつえの視点(と回想)も多いため、ちょっと散漫な気もする。また、主人公の妻がいない理由が不明だ。死別か離婚か1秒も語られない。喜劇だから気にならないが、ちょっと知りたかった。  他の人も書いてるが、確かにスポンサーの看板シーンは興醒め。圧力と思ったので、スポンサーに悪い印象をもった。私はDVDで観たので気にならないが、映画館で観た人の中には腹が立った人がいる気がする。それから、みつえの若いときを演じた女優が原田貴和子と気付かなかった(EDで気付いた)。  誰でも老人になる。なので認知症の映画を観るのはためになる。 良い映画で、観て良かった。
[DVD(邦画)] 7点(2018-11-25 23:52:21)
33.  チャッピー 《ネタバレ》 
では、あらすじ。生れたばかりの感情をもつロボットが、三人のギャングに育てられ、五日間の寿命と、巨大ロボットによる抹殺の危機をのりこえて生き延びた。  話と設定は荒唐無稽。よって納得できないことは多いが、アクション性の高い娯楽作品なのは間違いない。しかしデートムービーには不向きの気がする。だが、妊娠中の夫婦、幼い子供がいる夫婦だと、いろいろ感情移入できる気がする。また、ロボットオタクなら、たぶん退屈せず楽しめる気がする。  個人的には、登場人物の誰にも感情移入できない。だから感動はない。  ところで日本劇場公開版を観たわけだが、120分は長いと思った。95分くらいだと丁度良い気がする。ちなみに音楽的には何も思わない。パパとママ役の二人は現実でも夫婦でミュージシャンらしい。
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-03 20:32:08)
34.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
見終わってまだ1時間たっていないが、このアニメ映画になんか違和感があると思った。たとえば主人公の家族がみんな、作り物くさい、善人ばかりなのである。あばれて万歳氏の文章を読んで、なんだか納得した。確かに原作と大違いである(私は原作未読)。  最近、私の中で、原監督作品への信頼が急落した。某番組での発言や、某監督との交流が原因で。  「人間はカラフルやで」を、原監督は否定してる。母親の不倫には理由があるなんて変更は、不愉快すぎる。他者から指示されたなら徹底的に戦うか、「じゃあ降ります」くらいであって欲しい。だがたぶん、原監督が変更したのだろう。脚本はベテランの脚本家一人だけということになっているが。もしこの作品に関する原監督のインタビューがあれば読んで確認したい。  映画として楽しめたので7点をつけるが、近いうちにまた観たいと思わない。嘘臭い映画は嫌いだからである。   <追記 2017年12月11日(同日やん)> WEBアニメスタイルの、原恵一監督インタビュー(全四回)を読んだ。母親の設定変更について、何も書かれていなかった。他の場所でのインタビューも同じ。原氏は、アニメーターには「さん」「君」をつけるが、脚本家の丸尾みほ氏には「丸尾」。つまり呼び捨て。同年代で身内感覚のようだが、事情は知らない。かなり近しい間柄のようだ。
[DVD(邦画)] 7点(2017-12-11 00:47:46)
35.  メン・イン・ブラック3 《ネタバレ》 
(ネタバレしてるんで、注意してね) さて、映像が好きだし、観ていて楽しいので、とりあえず7点。 だが観た翌日、「昨日は何の映画を観たんだっけ?」状態。 大好きなシリーズなのに。  なんて……実は、二作目は退屈だった。映像は色々と印象に残っているけど。  二作目は観て良かったと思う。Kの過去が楽しめたから。 だがこの三作目は微妙だ。Jの父親やJとKの初対面のことなど、特に必要と思えない。 一作目に伏線があったわけじゃなし。  ところでKは本当に強い。極悪宇宙人が相手でも、「それが何か?」といった感じ。 そこが良いところだが、たまに納得できない。宇宙一強いんじゃないか? とすら思えるから。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-04 21:51:45)
36.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
少女アンナは、少女マーニーと友情を深めていく。 だが、幻想の少女である。どうやって会っていたのか。 それは「脳内でだけ」である。 3時間会ってた時間は、実は30秒かもしれない。 その姿、他者から見たらどうなのか。 うつろな目で、立ったままなのか。 独りで笑ったり泣いたりなのか。ブツブツ独り言なのか。 いるよね、そんな人がたまに。  疑問がある。 アンナが両親の名前を知らないことだ。 祖母がマーニーなんて名前なら、なおさら疑問だ。 「実は祖母と孫」の設定、原作には無いらしい。 原作者が知ったら、椅子から転げ落ちそうだ。 改変し過ぎ。 と思ったが、ウィキペディアを読んだら、原作にあるようだ。 改変じゃないんだね、たぶん。  米林監督の映像を監督するチカラに、最初は感心した。 しかし、映画のカタルシスがない。地味なシーンばかりだ。 もし、ジブリの名前がなかったら客は来なかったと思う。 ジブリの映像スタッフがいなければ、観る価値がない。  主人公は内気だ。育ての親に素直になれない。 「知ってる、お金もらってること。なぜ隠してるの?」 そう言えないのは、疑問に思った。 だが、それがリアルなのかも。分からない。  こんな陰気な性格の少女が主人公? ジブリらしくない。 それが嬉しかった。 「やるじゃん、ジブリ」と思った。 だが、失速したと思う。感情の爆発がなかったから。 個人的には、後半に出てきた彩夏ちゃんが楽しかった。 私には、それだけで価値がある映画だ。  論理的にかなり破綻してる映画だが、実は面白かった。 ワインは本当に呑んだのか。そんなわけない。 変な映画だった。
[DVD(邦画)] 7点(2016-01-13 15:33:47)
37.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
ラスト数分、観直した。すると、見落としが複数あった。月の使者が、親子のやりとりの途中、(無情に)衣を着せたこと。かぐや姫が、地球を外から観たこと。全輪郭が見えるのだから、地球から遠く離れている(スペースシャトルのような近距離じゃない景色)。そして、振り返ったかぐや姫の顔に表情があったこと(記憶が全て消えたのだから、老夫婦への思いの有無は観客に委ねられている)。●この映画の公開から2年たった今年2015年、高畑監督は80歳。『ホルス』『ハイジ』『三千里』『アン』など、名作を多数残してくれた。また、宮崎駿監督を育てたのは高畑であり、「世界のアニメ制作者」で宮崎アニメを知らない者はいないのだから、その師匠の高畑はどれだけすごい存在なのか。富野と押井は宮崎をライバル視するが、高畑にはひれ伏す。そんな高畑が70代後半で完成させた長編アニメがどういうものなのか。正直、今の私には分からない。●もし、デジタル技術、有能なスタッフ、50億円といわれる製作費がなければ、今作は実現しなかった。またジブリという拠点がなければ、アニメ監督として20世紀に引退していたと思う。私にとって『三千里』は特別だが、この『かぐや姫』は違う。またジブリの高畑作品で、好きな作品がないのは何故なんだろう。●それにしても、確かに、月の使者の曲には笑ってしまう。『風立ちぬ』は嫌いだが、この『かぐや姫』は嫌いじゃない。奇人・高畑監督には、もう一作、長編を作って欲しい。完成は90代か。★7点。
[地上波(邦画)] 7点(2015-03-15 11:44:59)
38.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 
大友克洋の短編集が好き(『さよなら』『ハイウェイ』『ショート』)。そして全一巻の『童夢』が大好き。スゴイ構成力だし、画力に圧倒される。●さて、この作品である。オープニングの少女の演技が「フリ」にしか見えなかった。スペシャルに上手いアニメーターのはずの「森本」が担当と知って思った。「森本は終わってる」。すごく上手い人なのに、なぜ?●大友の新作だぜ。少し期待した。でも、たぶん…。で、その通り。悲しい。●オムニバスだけに統一感がない。特に白熊のは大友らしさがないと思う(一番迫力があったが)。■大友は1980年代に終わってる。でもいいんだ。次回作も観たい。★7点
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-10 01:02:36)
39.  鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 
『鋼の錬金術師』は長編ストーリーで、エルリック兄弟が(失った)体を取り戻すために足掻く物語である。この映画の舞台はエルリック兄弟と無関係の土地だし、主役はエルリック兄弟と無関係の兄妹である。つまり、いつも主役の兄弟は脇役で、彼らが少しの間かかわった物語。  ということは、兄妹に魅力が必要なわけだが、私には魅力が感じられなかった。だから当然、面白くなかった。しかし作画は好みなので、それなりの評価をしたい。  ハッキリ言って、原作のファンに不要の映画だろう。私はそう考えている。
[DVD(邦画)] 6点(2019-01-06 02:14:54)
40.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
大ヒット映画『スピード』(1994年)で、主役の男女は恋に落ちる。だが続編で二人は別れていて、男(ジャック)は出てこない。「吊り橋効果」の恋だったのだろう。この『君の名は。』の男女も同様の気がする。相性は最悪だろう。  たしか中盤以降の旅先で、少年が二人の時系列が違うことに(初めて)気付く。三年もズレていた。気付いた直後、スマホのデータが文字化けを始めて全データが消える。理屈は全く分からない(分からなくていいが)。  噂通り、脚本に穴が多い映画。楽しめたが、説得力がない部分が多かった。二人は何度も入れ替わった。計30時間以上あったと思う。3年もズレてるなら、ズレに気付かないわけがない。でもそれは映画の嘘として許容できる。ノートの文字が全部消えたことも問題ない。しかし二人が電話するシーンが皆無なのは「アレ?」と思った。「電話しようか」なんてシーンもないし。  映画大ヒットの理由は、広告の量と運だけの気がする。 登場人物たちの、苦しみも悲しみも喜びも薄っぺら。 だから高い点は付けられない。 「★6点」差し上げる。
[DVD(邦画)] 6点(2018-05-25 16:52:19)
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