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381.  ワイルド・アニマル
ギドクファンなら必見!2作目にしてギドク作品の方向性というものが既に決定付けられたかのような内容で実に興味深い。一般的には失敗作の烙印を押されたようですが、ギドク自身は1番好きな作品だと語るように、かなり思い入れのある映画だというのが伺えます。 テーマとしては南北統一の願いというのが1番のテーマになっているようで、画家を目指す韓国人と脱北者の元兵士による2人の男の友情が描かれます。ギドク映画には珍しいお調子者の主人公が実にコミカルで良かったですね。80年代あたりの香港映画に出てきそうな感じの主人公です。全体的に映像や音楽も安っぽいのですが、随所にハッとさせられるようなセンスのある画が出て来るので油断できません。白塗りの活人彫刻パフォーマーとか如何にもギドクだなぁとニヤニヤが止まらないです。それと、やはり鯖ですねぇ。あの使い方にはやられました。  最後にまとめますと、全体的に粗削りながらも随所に光る場面があり、後のギドク映画に通じるようなテーマ性も多く含んでいるので見逃せない初期の佳作といった所でしょうか。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-13 05:58:39)
382.  ゴジラVSメカゴジラ
ハリウッド版ゴジラがあまりにもアレだったので子供の頃大好きだったこの作品を再見。ほとんど怪獣プロレスがメインな為ストーリー性には欠けるが、子供でも純粋に楽しめるという点では良い作品だと思う。オープニングからメカキングギドラの頭部やガルーダ、建設中のメカゴジラ等が出てきてもうワクワクが止まらない。なんといってもメカゴジラの圧倒的強さにしびれた。当時小学生だった私は「アンカーさえ使わなければ勝てたのにー」という会話を友達としていたことを思い出した。今見返すとラドンも意外に強くてビックリ。ゴジラ瀕死やんけ!あと、靴をくわえたベビーゴジラが可愛すぎ(笑)
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-28 08:34:32)(良:1票)
383.  劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇 《ネタバレ》 
さて、『天』『漸』と散々酷評してきた私ですが、不覚にも感動・・・いや、号泣してしまったのである。嘘です、ちょっとだけホロリときました。最後なので点数も甘めです。  たしかに、今作にも粗はある。スケールが大きくなりすぎてやたら台詞が説明的だったり、舞台もほとんど屋上だけで繰り広げられるので変化に乏しかったり、ラスボスがアレすぎたりetc  でも、エンドクレジットに『special thanks specファンの皆様(はあと)』とあるように、ちゃんとファンサービスも忘れていない点は素晴らしい。 これまでの主要specホルダー勢揃いに加え一発屋だったナンシーやゲッツまで出てくるし、餃子ロボが大活躍するし、果ては『TRICK』のパロディや『ケイゾク』との繋がりまで出てきてもはや何でもあり。そんなはちゃめちゃさを楽しむ作品です。あと、きっぺいが出てればな~  悲しすぎるけど希望に満ち溢れた奇跡とも言えるラストシーンは必見。 ああ、瀬文のspec能力ってこれだったのか。 私の妄想かもしれませんが、きっと2人は別の平行世界でまた楽しくやってるでしょう。  最後まで頑張った当麻と瀬文に一言。「お疲れやま!」    
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-17 20:32:02)(良:2票)
384.  ポテチ 《ネタバレ》 
近くのレンタル屋の90分コーナー(90分以内の短い良品を集めたコーナー)にて手に取り、お、伊坂幸太郎原作もので68分か。これは間違いないな、ポテチでも食べながら気軽に見るか。と、何気なく観はじめた本作。これが観はじめるやいなや一気に引き込まれた。通常、スナック菓子等を食べはじめた場合10分位で全部無くなる私が、今回はポテチを食べるのも途中で忘れ、食べ切る前に映画が終わっていた位だから、如何に集中していたかがわかる。ほんと無駄を削ぎ落として極限までコンパクトにまとまった作品だと思う。それでいて、先に急いだ感は全然無く伏線も張りまくっているところに驚かされる。濱田演じる主人公がとにかく魅力的で共感できた。彼の母親に対する愛情には感涙。そして、人の気持ちが分からないと言っていた黒澤のとった行動には参りました。いやいや、充分すぎるほど人の気持ちが分かっているよアンタ。格好付けすぎなんだよ馬鹿やろう!
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-16 10:38:12)
385.  ほえる犬は噛まない
ペドゥナが黄色いパーカーのフードを被って、団地の廊下を全力疾走するシーンが好き。あと、団地の地下でおっさん2人が怪談話を始めてそれを聞いていた主人公が遭遇する悪夢とか、日常に潜むサスペンスを描いていてワクワクするような面白さがあった。それぞれのキャラクターが上手く描き分けられていて、脚本も良く練られているなぁという印象。犬食いの警備員は日本ならでんでんが最適だなと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-10 16:06:59)(笑:1票)
386.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
今日は皆さんに驚愕の事実を伝えなければなりません。それは・・・打ち上げ花火は横から見ると・・・なんと、平らだった!マジで! 普通に考えれば、爆発して四方八方に拡散するのだから、丸くなると思うだろう。ところがどっこい実は平たかったのさ。 今日花火大会に行って見ちゃったんだよねー。決定的瞬間を・・・(以下全文削除)  昔書いたレビューを読み返して恥ずかしくなる事ってありますよね・・・?↑何を得意げに花火は平たいとか物知り顔で書き連ねちゃってるんだろう。恥ずかしいから削除しました。他のレビュワーの方も言ってるように四方八方に飛び散るんだから丸に決まってるじゃないか。いや、でもたまに花とかキャラクターの形の花火が失敗して楕円形になったりしてるがあれは平たくなるように計算して上げてるんじゃないのか。ってことは平たくもできるのか?(また振り出しか)という答えの出ない問いを私はこの映画を初めてみた10何年前から探し続けているのかもしれない。願わくばアニメ版でその答えが出ますように。  というわけで、この夏この映画をリメイクしたアニメ映画が公開されるので、興味のある方は先にこちらを観て予習されるともっと楽しめるかもしれません。あの時代を知らない人が見てもあまりピンと来ないかもしれませんが・・・。この映画、オリジナルから観るか?アニメから観るか?
[ビデオ(邦画)] 8点(2014-06-30 22:09:12)(笑:1票)
387.  渇き。(2014)
私は8bitさんとは逆で、観に行く前の日に原作を熟読し、ばっちりと耐性が付いた状態で観に行ったので、いくらバイオレンスなシーンが続いても全然余裕がありました。 原作を知らずに「告白」の中島監督だから観に行ったという人には期待ハズレかもしれません。「告白」では全編に渡って無駄の無い完璧な映像世界が繰り広げられていたが、本作は荒削りで暴力シーンのたびに挿入される血のカットや、わざとらしい効果音も多く、演出がかなり大味な印象を受けるからだ。 内容としてはかなり原作に忠実だったので文句無し。違うのはオダギリジョー演じる小山内がただの快楽殺人者になっていた事くらいかな。まあ、小山内の子供のエピソードとか盛り込んだら上映時間的に長くなりすぎるから省いて単純に悪役にしたのかな。  簡単にどういう映画か説明すると、これは2時間あまりの間、ひたすら役所広司を観る映画である。終始、画面狭しと吠えて暴れまくる!まるで「役所広司」という怪獣映画を見ているかのよう。殴って殴られて、撃って撃たれて、叫びまくって、罵って、ゲロは吐くは、ヤクは打つは、強かんするはでとにかくヤバすぎる。こんなダーティーな主人公なかなか居ない。常に血と汗にまみれているので大画面で観ると余計に暑苦しい。これは久々に良い役所広司。このテンションの高さに付いていけるかどうかが鍵。
[映画館(邦画)] 8点(2014-06-28 00:03:49)(良:1票)
388.  天才マックスの世界
なんかタイトルとパッケージに騙されました。マックスは天才というより、ただの厨ニ病全開のストーカー野郎じゃないか。しかも、偏屈でプライドが高くて負けず嫌いという相当なスペックを誇っている。こんな奴現実に居たら絶対関わりあいたく無いし、避けて通るだろう。でも、何故かマックスの事が気になってしょうがないのは、次に何をやらかすか分からない謎めいた魅力があるからだ。どんな事に対しても物おじしないその振る舞いはもはや図々しさを飛び越えて、尊敬の念を抱かざるを得ない。憧れの先生とやりたくてしょうがないマックスは偽の血を付けて先生の家に行くが、その計画は天才というには程遠く、あまりにもお粗末な詰めの甘さであった。そんな馬鹿な所が最高だ。学力だけで見ると落ちこぼれかもしれないが、人の心を引き付ける天才だと思う。いい意味でも悪い意味でも。
[DVD(吹替)] 8点(2014-06-25 20:29:16)(良:1票)
389.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
劇場で、デジタルリマスターで、遂に観た! 初めて観たのは「ゴジラ対ビオランテ」で、映画館で観る迫力に興奮し、以来ゴジラというと年に一回必ず映画館で観るのが恒例でした。したがって白黒のゴジラ作品は観たことが無く、今回60周年記念で第1作を見れるという貴重な機会なので行って参りました。  まず、戦後10年足らずでこんな作品を作ってしまうそのパワーに驚かされる、そして反戦映画でもあり、戦争の悲惨さ水爆の恐ろしさをゴジラに置き換えて描いていると思いました。勿論エンターテイメントとしても面白く、人間のドラマ部分もしっかりしているのでこの評価なのだなと感じました。 何より良かったのは、ゴジラが怖いという意見が多い中、私はカワイイ!と思わず叫んでしまうほどゴジラに親しみを覚えました。初登場シーンの山の向こうからひょっこり覗いているところとか、ミサイルの集中攻撃にあうもマイペースに、ちょっと踊りながら余裕で海に帰って行くシーンとか、最高にチャーミング! なので、ラストの海底で何も知らずに興味津々の様子で兵器を持った人間に近づいてくるゴジラを観た時、ダメー!こっちに来ちゃダメー!と夢中で叫んでいました。
[映画館(邦画)] 8点(2014-06-24 15:37:08)
390.  グッドフェローズ 《ネタバレ》 
 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観てからこの作品を観ると、あ、同じだなと思った。マフィアとウォール街で舞台こそ違えど、一人の男が金の為にのし上がって行き、やがてクスリがきっかけで逮捕され、仲間を売り、没落していくという物語はほぼ同じだ。極論は悪い事をして儲ければ必ず報いがくるという事。それでもこの2作の主人公に憧れるのは、そのカリスマ性とダークな世界に身を投じていく姿に共感し、惹かれるものがあるからだろう。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-19 21:19:54)
391.  私の男(2013)
 まず、原作を読んで面白かったし、二階堂ふみが出てるのでかなりの期待感を抱きつつ観に行ってきました。平日のレイトショーとは言え、公開3日目で客が自分を含め4人しか居ないのはちょっと興行的に心配になりました。田舎とは言え…。  ストーリー的には原作にほぼ忠実で、無駄のない作りだったかなと。原作と違うのは時間系列が逆で年代順に流れていたこと位ですね。あと、浅野忠信の役は変態度を増していました。これははまり役。そして、二階堂ふみは少女から大人の女へと変化していくその過程を見事に演じきっていて良かったですね。  ただ、ちょっと気になったのは流氷の重要なシーン。原作でも思ったんだけど、映像で観てもやっぱり納得できない。あんな簡単に流れていくもんかね?重いだろうに…。あと、事件が放ったらかしなのもスッキリしなくて駄目でした。    最後に結論。原作ファンはもちろん、主演2人のファンなら観て損はないですね。また、これはあくまでラブストーリーなので、サスペンスとかそういうのは求めない方がいいかもしれません。自分的には7点かなと思ったけど、二階堂ふみちゃんの前髪ぱっつんメガネ萌えで1点オマケ(笑)
[映画館(邦画)] 8点(2014-06-19 15:37:24)(良:2票)
392.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
言いたい事は他のレビュワーさんが大体語ってくれているので一言だけ。  "本当の負け犬とは負けるのを恐れて勝負しない奴だ"というおじいちゃんの言葉に納得。 だからこそ、最後のミスコンには絶対に出場しなければならなかったのです。例え"負けると分かっていたとしても"ね。いくら批判を浴びようが、娘は最後まで堂々と勝負をした。だから決して負け犬じゃない。あの家族なら行く先にどんな困難が待ち受けていようとも難無く乗り越えていける気がする。家族愛に満ち溢れた素敵な作品でした。
[DVD(吹替)] 8点(2014-05-23 21:35:18)
393.  凶悪 《ネタバレ》 
この映画を観るにあたってどのような立ち位置で観るのが適当か。私は途中まで主人公のジャーナリストの立場で観ていた。ピエールやフランキーが繰り広げる凄惨極まりない暴力に怒りを覚え、なんとしても奴らに死を与えたい。それこそが正義であると感じていた。だが次第にこのジャーナリストは何故ここまで犯人に死刑を与えたいのか、そこまで執拗にこの事件を追うのは何故なのかと思っていた。ジャーナリストなら当然なのかもしれない。でも、そのせいで自分の家庭は崩壊し、最後にぽつんと取り残される彼を観たとき何とも言い難い空虚感に襲われた。
[DVD(邦画)] 8点(2014-04-11 21:01:40)
394.  ぱいかじ南海作戦
全くもって↑のramoさんのレビューの通り。この映画について実に簡潔に述べられている。ほんと、どうでもいい映画です。リアリティを追求したりすると途端に面白くなくなるので注意。  え?展開が都合よすぎる?けっこう。私にとってそんな些細な事はどうでもいい。だって、阿部サダヲ演じる主人公が南の島で繰り広げる珍道中というだけでもう面白いじゃないか。海の青さに感動し、浜辺でビールを飲んだり、食べ物を葉っぱに並べたり、魚を捕ったりして、毎日自由に過ごします。あらゆる事に素直に感動するサダヲが常にハイテンションで最高だ。初めて海でトイレをするシーンが素晴らしい。『人生どこでもトイレットですよ』という謎の名言まで飛び出し、何かよくわからないけど感動的である。   夏の暑い日にちょっと暇つぶし程度に観るのが最適。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-01-25 22:38:21)
395.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
SF好きな人って大抵宇宙に対する憧れとかロマンを抱いていると思うんですね。そんな人は要注意!夢が打ち砕かれる事必至! かつて、ここまで宇宙そのもののの恐ろしさを描いた映画はないのではないか? 見終わって、絶対宇宙なんかに行くもんか!と誓ったのでした。 特に、マットが自ら死を選んで一人宇宙へ消えて行くシーンが1番ヤバかった。一体どんな思いで一人寂しく最期の時を迎えたのかと思うと泣きそうになった。  でも、実際に宇宙へ行くのは嫌だけど、映像で体験する分には安全なので大好きです(当たり前)。
[映画館(吹替)] 8点(2013-12-30 19:39:07)
396.  キャプテン・フィリップス
凄い臨場感!常に集中力を切らさせない圧倒的な緊迫感!これだけでもう観に行って良かったと思える作品でした。 トム・ハンクスの演技も素晴らしく、とても引き込まれた。 序盤で船長が特に靴が汚れているわけでもないのに、靴の汚れを落とすやつ(よく玄関においてある表面が芝みたいなやつ)で靴底を綺麗にする場面があった(実際画面には映らないがザッザッと音が聞こえる)のですが、こういう細かいシーンに船長の気遣いというか人柄が表れていてとても良かった。たとえ靴が汚れていなくても、操縦室は彼にとって聖域であり、侵すことができない場所なんだと伺い知れた。 
[映画館(字幕)] 8点(2013-12-09 18:42:33)
397.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 
マイクは本当に頑張り屋さんで終始応援しながら見てました。どんなに努力しても結局は叶わない事もあるんだなという厳しさも教わりました。しかし、本当の所はやっぱりマイクに夢を叶えさせてあげて欲しかった。生まれ持った容姿で決定してしまうなんてあまりに酷ではないか。子供たちに夢を与えるという意味でも、ハンデを乗り越えて、正々堂々と優勝を勝ち取って欲しかった。もしくは、正々堂々と負けてすっぱり夢を諦めるにした方が説得力があったんじゃないかと思いました。サリーが細工をしていたというオチは残念ですね、あんな簡単に設定を変えられるというのも唐突すぎだし、誰も気づかないというのもあまり納得できなかった。そこだけですね、不満点は。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-12-04 01:54:07)
398.  コラテラル
マイケル・マン監督の作品はその重厚さ故、観終わった後は息が詰まるほどの疲労感に襲われるので正直苦手としていた。だが、本作は気軽に観られるようなエンタメ重視の作品だった為、マイケル・マン初心者にもお薦めできる、入門編に最適なのではないだろうか。  タクシーの運転手が殺し屋を乗せてしまったことで事件に巻き込まれて行くという巻き込まれ型サスペンスアクションで、ストーリーも至って分かりやすい。 でも只の勧善懲悪ものにならないのはマイケル・マンならではの美学が炸裂しているからであろう。タクシー運転手を演じたジェイミー・フォックスと悪役を演じたトム・クルーズ。2人とも甲乙付けがたい存在感で魅力的だ。 この2人が終盤タクシー内で交わすやり取りが印象深い。「人間なら誰にも備わっている根本的な何かが欠けてる」「お前は夢を本気でやろうとしていない」という応酬は互いの人間性を炙りだしており、凄く心に響く。 それまで言いなりになっていたマックスが自らの意志で正義の為に女性を救いに行く場面はグッと来た。 一転ラストの追いかけっこは急にホラーな展開で、ハラハラドキドキ楽しめました。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-21 21:06:35)(良:2票)
399.  SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 《ネタバレ》 
YOYO!近所のビデオ屋に無いと思ったけどYO!よくよく探したら準新作の棚の最上段にあったぜYO!もう旧作なのにYO!SAY!WOOH!   前作「SR2」を番外編的作品とするなら、本作は紛れもなく1作目の正統な続編と言えるだろう。1作目でイックとトムを見捨てたマイティが東京で頑張る姿を描いているのだが、いきなり殺人、強盗、人身売買と、これまでの作品では考えられないほどの犯罪てんこ盛りな展開に少々ビビってしまった。  しかし、「SR2」では重要そうに見えて実はどうでもいい立ち位置だったイックとトムが現れてからはコメディ全開の展開で終始ニヤニヤ。安心して見れました。そんな彼らも今作では栃木の将軍と手を組み遂にステージデビューを果たしたりと大活躍。それにしても伝説のTKD先輩はどこまで神格化されているのか。TKD先輩キラカードには笑ってしまった。   てっきり栃木で再び出会ったSHO-GUNG3人が再結成するのかという夢が膨らんだが、しかしこのシリーズの鉄則としてこれまでそんなに甘い展開を許しては居ない。現実はとことん厳しいのだ。結局マイティは夢やぶれたまま、再びラップをやることなく去って行くのみだ。フェスでの長回しによる逃亡シーンは圧巻。   しかし、それでも最後の最後。ちょっとだけご褒美が用意されていた。偶然車が故障しフェスに戻るマイティ。そこで彼は観た。自分が捨ててしまった夢や情熱を今まさにステージの上で炸裂させ、輝いているかつての仲間を…。完結編と呼ぶに相応しいラストシーンは涙無くしては観られなかった。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-20 15:22:25)
400.  SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム
前作より全てにおいてパワーアップしてる!これは面白い!  まず、前作ではやや物足りなかったラップのシーンがこれでもかこれでもかという具合に炸裂してる!サイタマノラッパー対グンマノラッパーの対決シーンは圧巻!  そして、今回は女の子ラッパー達が主役だが、前作の登場人物よりもさらに重い試練を背負っており、より青春ドラマとしても見応えのあるものになっている。 川原でライブをやる為に100万円を貯めるというのはちょっと無いかなと思ったけど、彼女達の想いの真剣さゆえ引き込まれるものがあった。 金の為にプールでラップの曲を披露する場面の彼女達の真剣さはどうだ。いや、決して格好良いものではない。むしろ、痛い上に寒すぎて直視できない。しかし、それは遠くからのロングショットにてぼんやりと画面に映し出されるので大丈夫だ。これは巧い!と、思わず叫んでしまった! 観てる間はなんてダサダサの歌なんだろうと思っていたのだが、終わってみていつの間にか「シュシュシュー」と呟いてしまっている自分が居た。びっくり!  これはSR3も絶対観なきゃなるまい!しかし、近所のビデオ屋には置いてやがらねぇ。どうしたものか。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-19 20:05:19)(良:1票)
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