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尻軽娘♪さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望 《ネタバレ》 
 西暦2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主と崇められていた・・という話。ビッグコミックスピリッツで連載していた同名作品(22巻)が原作、映画版は全3部作の2作目。コミック版では21世紀少年というのも出てるようで^^;   ロード・オブ・・のように3部全て観た上で評価しなければいけないかもしれないのですが、原作未読の自分にとって、もう大体の方向性が見えてくるだろう2作目に関しては、これで最終編進んで収拾できるの?という率直な感想。トモダチがなぜそれほどのカリスマを得ているのか、もうちょっと民衆の口やマスコミメディアから語られると良かったような・・^^;  それにしても原作が世界的規模に著名となれば最初から続編ありの複数で作られることが多い昨今。これも指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)のように3部作ありきで設定されているので最初から大作扱いですが、実際のとこ海外の評価はどーなんでしょう? ロード・オブ・・は古典小説なのであまり比較する人もいないでしょうが、これはまだ新しいしコミックゆえ絵もありますから、原作既読未読によって評価はかなり変わるでしょうけど・・ここらが、有名原作をベースとする場合の製作の難しさかもしれませんよねぇ。   主役はケンジから姪っ子のカンナへ変わり、彼女のプロモ的要素も加味しつつ、ケンジ以外の仲間の密かなレジスタンス、子供時代を含めた人間関係の謎が徐々に明かされていくという流れ。 登場人物も増えているので、少なくてもフライヤーくらいは読んでいた方がいいかもしれません。今回は前回の登場人物はほとんど活躍せずにチョイ役レベル。新登場の高須(小池栄子)や、小泉響子(木南晴夏)、仁谷神父(六平直政)がいい味出してましたねw   (某宗教団体のような)菌散布というテロ行為で次回作へ繋げて終わるんですが、前回同様エンドロール後に次回作予告が流れるので、席はすぐ立たずに!ですw 
[試写会(邦画)] 6点(2009-01-25 04:27:18)
42.  誰も守ってくれない 《ネタバレ》 
 長男が殺人事件の容疑者として逮捕されたある一家。容疑者家族の保護を一人の刑事が命じられる・・という話。   「それでもボクはやってない」と同ジャンルの社会の裏側を引き出した作品ですね。監督・脚本は「容疑者 室井慎次」の君塚良一。殺人者の妹となって状況が一変してしまう沙織役に志田未来。それを保護する刑事役に佐藤浩市。  家族に殺人者が出てしまった場合の状況変化と身の処し方を描いているんですが、寝耳に水な話に一家が戸惑う中、いきなり警察やら弁護士やらがやってきて、事務的作業で離婚、苗字変更、転校などの手続きが目の前で淡々と進められていく、というのはさもありそうで勉強になります。刑事が保護するというのも米国辺りでは普通にあるみたいですしね。でもマスコミ攻撃は分かるけど、あれほどオタク攻撃が身を隠さずに波状的に来るというのはあまりに大袈裟に描き過ぎかと。一応身近な国家権力である警察があんなに軽くあしらわれちゃ、公安委員会も文句言ってくるんじゃないでしょうか^^; そんな中で飄々とふてぶてしくしている松田龍平が、警察の威厳のように錯覚してしまいますw   ストーリー仕立てにちょっと脚色が多すぎで、社会派な切り込みからどんどんと離れていってしまう感じが残念でしたが、こういったニュースの裏側を抉ったような作品はこれからも作られていくべきですよね^^ 
[試写会(邦画)] 6点(2008-12-24 11:18:33)
43.  空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS― 《ネタバレ》 
急病の母を救ってくれた航空救難団に憧れ、女性初の救難ヘリの新人パイロットとなった女の子が一人前に成長していく・・という話。  「レスキューウィングス」というコミックス原作を角川が映画化したわけですね。 主演は新進の高山侑子という女優ですが、ボーイッシュで気が強そうでいて可愛い感じ。脇は隊長役で三浦友和のほか、井坂俊哉、金子賢、木村佳乃など。  まー、墜落した戦闘機のパイロットを残燃料リミットぎりぎりで救助に向かうという展開が、「252生存者あり」となんとなく被る点でちょっと興行面で厳しいかもですが、男所帯な職場に整備士含めて女性が数人もいて、ちょっぴり恋愛モードを含んだりする点が売りでしょうかね。 確かにヘリコプターの免許なんか持ってたら民間でも就職に有利かも、なんてちょっぴり思ったりしましたw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-12-10 00:44:37)
44.  ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 
 元警官のベンは、ある事件から未だ心癒えず、昼間の仕事につけないでいる。そして廃墟となっているデパートの夜警の仕事につくが、奇怪な出来事が続発するようになり、調べていくうちに、50年以上前の忌まわしい出来事にたどり着く・・という話。   主演は「24」がロングシリーズ中のキーファー・サザーランド。監督は「ヒルズ・ハブ・アイズ」ってゆー被爆化け物一家とのバトルホラーをリメイクした人。これも韓国産「Mirror 鏡の中」のリメイクです。  建物が昔は○○だったとか、鏡に映るものが○○だったとかは他作品でもあるようなプロットかな。捜査資料を手に入れたり、遺体を調べるのには刑事や医者という設定は都合のいいショートカットですよね^^   火災で何十人も死んで係争中という、デパートの中は焦げた什器類がそのまま残されて、鳩なんかも住みついちゃってる。何故かマネキンではない銅像石像みたいなのが一杯店内にあって、不気味感を醸し出してるんですが、取られて困るようなものもなし、なんでそんなとこを夜も警備しなきゃいけないのか分かりません。で何気に降りた地下で壊れかけた壁を壊すと、デパート以前のある部屋が見つかり、それからドンドンと昔の出来事が判明してくる。といっても勘違いの治療という脱力な設定なんですがw   「ジョジョ・・」のハングドマンみたいな敵を倒すために、原因となった人物を連れてくるはいいとしても、あっという間にサスペンスホラーからモンスターものへ。じゃーずっと幽閉しておけば良かったってゆー話? 多分、ラストが気に入ってリメイクしたんでしょうねぇ、ちょっと腑に落ちませんけど^^; 
[試写会(字幕)] 6点(2008-12-07 18:42:17)
45.  1408号室 《ネタバレ》 
 呪われた場所を取材し本にするオカルト作家・マイク・エンズリン。しかし、幽霊など見たことがないと呟く。ある日、送られてきたホテルのカードに、“何があっても決して1408号室に入ってはいけない”と書かれてある。そのドルフィンホテルの1408号室は56人の客が全員謎の自殺を遂げているという。そして支配人の忠告を無視し、ついにその1408号室に独り宿泊する・・という話。   米製作和ホラーで中越典子主演の「1303号室」なんてゆーのもありましたね。  スティーヴン・キング原作作品は数々映画化されましたが、ヒットした「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」はホラーではなく、感動話。「シャイニング」はキューブリック作に満足せず、別作品を作ってしまいました。「IT」も正体が○○だったんでガックリだったし・・。あまりの期待は禁物にと臨みましょw   ホラー?トリック?サイコもの?夢落ち? なんかいろいろと仕掛けが起こるビックリハウス的な部屋にジョン・キューザックの一人芝居な感じはありますが、どの可能性もあり得るような流れに一体結末は?・・・まーキングですしね^^ で、サミュエルは何者だったんだろ?  最後は元奥さんがニヤリと笑えば更に不気味だったんじゃないかなぁと脚本変更を想像してみました^^;  
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 23:25:45)
46.  D-WARS ディー・ウォーズ 《ネタバレ》 
 TVリポーター・イーサンは、幼い頃に聞かされた話を思い出す。ドラゴンになるため善悪の大蛇が500年前に闘うも決着がついていなかった。ドラゴンになるには肩に龍のタトゥーがある運命の女性が必要。LAに多数の怪物が出現し、その女性を巡る闘いが始まる・・という話。   ドラゴンになるとか言いながら、手下には西洋ドラゴンが一杯出てきます。ここでいっているドラゴンは中国龍のこと。あの玉を咥えたヤツです。  スターウォーズやロードオブ・・のような微笑ましい造形の敵たちが多数出てきて、戦闘シーンはなかなか見ものです。500年前の朝鮮バトルは圧倒的な戦力差で怪物軍圧勝。なんたってロケット砲を背負った怪物の砲撃が凄くてまともに闘えません><  LAではトランスフォーマーばりの空中戦を含む米軍の戦闘が結構頑張ってたので、もうちょっと見たかったんですが^^;   大蛇はCGだし、いちいち鎌首をもたげたり威嚇したりで時間稼ぎするので、毎度毎度逃げおおせますw でも、西洋ドラゴンが吐く火で遂に・・。  最後はどっか異世界の祭壇で生贄にされそうになり・・鱗ペンダントが光り・・二匹の大蛇が・・・と太王四神記の一話みたいな映像です^^ で、イーサンそこからどーやって家に帰るんだ?  あさうさう、主人公のジェイソン・ベアは米ドラマ「ロズウェル」や「THE JUON」以来、ほんとに久し振り。またどこかの作品で会えることを祈ってますw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 18:41:55)
47.  ソウ5 《ネタバレ》 
 自ら喉を突きさし一命を取りとめたFBI捜査官ストラム。無傷でジグソウのゲームを脱出したホフマン刑事こそ彼の後継者ではないかと疑い始める。そして、また5人の男女が首輪に繋がれゲームに強制参加させられていた・・という話。   ご存じグロ描写が売りのサバイバルスリラー第5弾。1作目はなかなか衝撃的で、謎解き部分にオチが秀逸でしたよね。その後はいかにバラエティに富んだグロシーンを見せるかに腐心していたようで、ちょっとゲンナリだったのですが、今回はジグソウがゲームをセッテイングする裏方シーンなども見せてくれますw  5人のサバイバルゲームが、実は全員が○○○る選択があったというオチ。これにはホホウと頷いてしまいました^^ それにしてもジグソウって余命幾ばくもないくせに、しょうもない仕掛けばっかり考え、ターゲットの行動を予測し、しかも機敏に動くって設定。極悪なヒマ人ですよねぇw   ジグソウが変貌してしまったのは、奥さんが○○してしまったからでしたが、その奥さんは遺産として弁護士から変な箱を受け取ります。中身は見せませんが、いかにも続編の布石という感じで、ソウ6もいずれ観ることになりそうですw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-14 17:39:07)
48.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 
 真面目で孤独な会計士ジョナサン・マコーリーは、あるとき顧問弁護士と名乗る男と意気投合。お互いの携帯を間違えたことから会員制秘密クラブの存在を知ってしまう。そこで知り合った女性の一人はなんと以前に地下鉄で一目惚れした女性。そして、知らずに犯罪の世界に嵌められていく・・という話。   主役のユアンは、根は堅物で純愛を守るという会計士を演じています。アクティブなオビワンキャラはカッコ良かったですが、こちらのキャラも結構ピッタリな感じです。たくさん色っぽい人とゆきずりの欲に溺れるちゃうんですけどねw ヒュー様(グラントではないw)はこんなものかなぁ^^見るからに悪どそうな風貌ですものw   まークライム・ラブ・サスペンスとでもゆーんでしょうか、途中まではドキドキ、最後は予定調和な感じですかね^^ 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-03 22:15:51)(良:1票)
49.  ホームレス中学生 《ネタバレ》 
たむちんと呼ばれる中学2年生。夏の日家に帰ってくると、玄関の外に見慣れた家具の数々、玄関には"差し押さえ"と書かれたテープ。兄と姉も合流し、最後に父が帰ってくると「解散!」の一言でわけも分からずホームレス生活が始まった・・という話。  原作は、お笑いコンビ"麒麟"・田村裕による自叙伝『ホームレス中学生』。200万部を超えるベストセラーになりましたねw これを、小池徹平を主役に据えて、兄役にお笑い"キングコング"の西野、姉に池脇千鶴、父親にイッセー尾形、母親に古手川祐子を配しています。  本の表紙やフライヤーでも使われているように、空腹に耐えきれずに段ボールを食べるエピソードが売りなんですが、これはちょっと齧った程度だそうで、ホームレス生活自体も1週間かそこらじゃなかったかな?  まーどちらかといえば、周りの親切・人情話で泣かせるジャンルです。 実際、自分に振りかかったら大変だろうなぁと、普通に寝て食べられる生活を幸せに思わせますw  画的にはもちろん小池徹平の主役が集客力あるだろうし興行面を考えれば分かりますけど、田村裕と小池徹平じゃリアリティにギャップあり過ぎですよねw 最近はおバカや貧乏キャラが前面に受け入れられている時代なんでしょうか。。  
[試写会(邦画)] 6点(2008-10-16 23:48:58)
50.  センター・オブ・ジ・アース(ブレンダン・フレイザー主演) 《ネタバレ》 
大学教授で地質構造学科学者のトレバー・アンダーソンは、地球マントルを貫く裂け目の存在を探求していたが、成果があがらずに研究室の閉鎖を申し渡される。そんな時、姉の息子を預かることになり、兄の形見の愛読書「地底旅行」に研究解明と兄失踪の謎を解くメモを見つけ、アイスランドを目指すことに。そこにはヴェルヌの「地底旅行」に描かれていた地球内部への入口が実在していた・・という話。   監督さんは、ディズニー3Dアトラクションの「キャプテンEO」や「ミクロアドベンチャー」にも参加していた人だそうで、まさにそのまんまアトラクションの如き展開と映像です。 キャストは、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主役に、「ザスーラ」や「テラビシアにかける橋」のジョシュ・ハッチャーソン、そして頼りになる女性ガイド役に新進のアニタ・ブリエムなど。「インディジョーンズ2」のように、女性・子供を加えた冒険活劇はファミリー向け作品としてはお約束なのでしょうね。ワーワードタバタしながら、シーンを変えて進んでいくわけですw   最初、山上の雷から逃れるために逃げ込んだ岩穴に閉じ込められ、そこから脱出しようとするんですが、なぜか違う抜け道があるはずだと言って、ズンズン地下深くに降りていく強引な流れ。すると昔の坑道が見つかり、「インディジョーンズ2」そのままなトロッコ滑走から、宝石群発見、さらなる落下、なんと地底深くの世界発見。大海があったり、魚や食虫植物や恐竜が襲ってきたりで、ヴェルヌの「地底旅行」は本当だったんだ・・という展開。今となっては現実味薄い荒唐無稽ものですが、その意味ではどことなくノスタルジックとも言えるかもしれません。そして間欠泉を使って噴火口から無事脱出w   3D作品って最初観たときは驚きで、目の前の飛び出し映像を手で触ろうとしたり、メガネ外してみたりしましたよねw そのうち目が疲れちゃったりするんですが、技術も良くなったのか映画レベルの尺でも使えるようになってきたんですねー。そして内容はこういったライトな冒険ファンタジーがちょうど合ってるんでしょう。うまく短く端折れば、アトラクションで再利用できるかもです^^ 
[試写会(吹替)] 6点(2008-10-14 00:03:38)
51.  パコと魔法の絵本 《ネタバレ》 
 浩一のもとに堀米という老人が現れる。昔みんなでページを分けあった絵本の原本があるはずだと・・。 遡って、とある病院。一代で会社を築いた会長で偏屈ジジイ・大貫が傲慢にふるまう中、一人絵本を読む少女が親しげにしてくる。ベンチから追い出したり、拾ってくれたライターを盗んだと言って殴ったり・・。しかし少女は交通事故で両親を失い一人助かるも、後遺症から1日しか記憶がもたないのだった・・という話。   監督は、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也で、まんがちっくな話や映像の作り方が特徴的(得意分野?)。「チャーリーとチョコレート工場」のような原色たっぷりな映像で、ちょっと間違えればジャンキーちっくですw  役者は見事な変わりっぷり。オカマキャラを気に入ってたようなハマりっぷりがグ~な國村隼は分かりやすいけど、役所広司や妻夫木聡、小池栄子なんかは言われなければ分かりませんw 全編にキテレツなキャラがオバカに弾けているんですが、ワタシ一番のお気に入りは阿部サダヲ。脇役ながら進行役としていいギャグを飛ばし、いつものように(安定的に?)弾けまくってます。まるで主役かのようw 少女パコ役のアヤカ・ウィルソンは、外人・ハーフ系の子役が強みのシュガー&スパイス所属。かつてはウエンツくんもいた事務所ですね。さすがに可愛い^^   おバカで笑わせておいて、ちょっぴりしんみりさせてくれるという流れ。まー泣く程ではないですが^^; アニメCGと実写合成はなかなか見ごたえありです。  記憶喪失ものは「冬のソナタ」しかり、「私の頭の中の消しゴム」「ガチ☆ボーイ」「メメント」などなど、枚挙に暇ないほどの作品があり、ストーリー作り、キャラ作りに至っても使いやすい素材ですよねぇ。ゲロゲ~ロ♪ 
[試写会(邦画)] 6点(2008-09-06 00:22:43)
52.  次郎長三国志(2008) 《ネタバレ》 
 妻・お蝶を置いて渡世修行に出かけた駆け出し博徒・次郎長とその子分たち。途中、森の石松を引き入れ帰ってきて、お蝶を口説く大野の鶴吉も引き入れ、保下田の久六も助けて相撲興行をやってみるが、売上金を持って逃げられて・・という話。   監督は、マキノ一族のマキノ雅彦(津川雅彦)。配役は中井貴一を次郎長に据え、豪華布陣を揃えています。ドラマや他映画の歴代の配役との比較は皆それぞれご意見あるでしょうけど^^;  時代劇や歌舞伎でも常連演目の清水の次郎長。そして有名な森の石松・・。幕末から明治に亘る維新時代に実在の人物ですが、こういった波乱万丈な人生を送った人というのは、魅力たっぷりなのでしょうね。源義経や、織田信長なんかもそうですもの^^  維新時代といえば、新撰組も超有名ですが、次郎長と近藤勇、森の石松と沖田総司・・ちょっと似てるところもあるようなないようなw  清水の薪炭屋の次男坊として生まれ、米屋に養子に出され、賭場でのいざこざで人を殺めて追われる身となったと思い込み、妻を離縁し、親を捨て、渡世人となるという人生。まー簡単に言えば、はぐれもの、博徒、やくざ、○力団の組長ですね^^   本作では久六(何故に蛭子能収を・・)、三馬政を討って清水へ帰るまでを描いてますが、史実はもっと先があり、名士・政治家みたいな後世を送っています。  清水市では歴史的な偉人として取り上げられ、観光コンテンツや教科題材にもいいように使われています(○口組系の継承問題も勃発していますが><)。  まーこれからも歴史的・演芸素材としては、永く取り上げられていくんでしょうね^^  
[試写会(邦画)] 6点(2008-08-31 02:36:33)
53.  落下の王国 《ネタバレ》 
 撮影で大けがを負い半身不随になった青年とオレンジ畑から落ちて入院してきた少女。自殺のためのモルヒネを少女に盗んでこさせようと、医者や看護師、氷売りの男など周辺人物を登場人物に見立てた世界周遊的な即興物語を作り少女に聞かせ始める・・という話。   現実世界では病院の中と周辺だけのエリアなのですが、作った物語の世界は実際に世界遺産を回ってロケをしたそうで、なかなかの映像美です。そして、ターセム御用達とでも言える衣装美術家に石岡瑛子。「ザ・セル」でも一緒でしたしね^^   出てくる役者の多くは、劇中物語の登場人物でもあるというダブルキャスト仕立て。薬盗ませるためという割にはなんだか凄い大風呂敷な話がこの作品の売りなんですがw  話をしているうちにやがて少女との間に壊したくない信頼関係が形成され・・やがて主人公の青年は再起を志し、見事画面向こうに返り咲く。最後は「ニュー・シネマ・パラダイス」ばりなエンディングで締めくくる。  原題が“THE FALL”というように、落ちるシーンが多く出てきます。落ちるという意味で韻を踏んだようになってるんですね^^  
[試写会(字幕)] 6点(2008-08-31 00:06:29)
54.  ベガスの恋に勝つルール 《ネタバレ》 
仕事は中途半端に遊んでばかりで父親に解雇されたジャック。始終ハイテンションで計画通りでないと気の済まない性格からフィアンセに振られたジョイ。それぞれ友人と羽目をはずして出かけて出会ったところはラスベガス。酔っ払い同士に意気投合し勢いで○○、朝目覚めて間違いに気付き、行きがかりで投じたスロットマシンで大当たり。300万ドルの分与で裁判沙汰から出た判決が、6ヶ月は夫婦としてちゃんと生活せよ、というものだった・・というお話。  無関係ながらどちらも傷心した2人・・ラスベガスで大金・・ドタバタ生活・・いかにもなアメリカ的シチュエーションラブコメで、ドタバタさ加減はいかにも王道ですw 男性主役は、アシュトン・カッチャー30歳。デミ・ムーアと年の差結婚したツバメのイメージだけど、イケメンの割にしっかり者とも。女性主役は、キャメロン・ディアス35歳。恋多き女のイメージに最近はソフトバンクのCM常連ですよねw とにかく、終始ハイテンションでうるさい2人。金目当ての追い落とし攻防戦をふんだんに繰り広げるのかと思いましたが、そう大した作戦はありません。オバカ同士のドタバタの後は、なぜかトーンを落として神妙に身を引いて収束していく。この辺の展開はちょっと消化不良なんですが、まー結末は概ね想像通りですねw キャメロンはスタイルいいけど、アップは段々と厳しくなってきたなぁ。メグ・ライアンを継ぐラブコメ女優って今誰になるんだろ?キャメロンでいいんだっけかなぁ?と思いながらの鑑賞でしたw  それにしても、ラスベガスって収容人数20,30名くらいの小さい教会がいっぱいあって、24時間オープンとかドライブスルーってゆーのもあるらしいです(コンビニ&ファーストフード並みw)。ブリトニーもそんな結婚やっちゃってたし、正体失った泥酔客がいきなり行ってもOKってゆーのは問題含みですよねぇ。。 
[試写会(字幕)] 6点(2008-07-26 12:56:13)(良:1票)
55.  純喫茶磯辺 《ネタバレ》 
 妻が家を出て以来、高校生の一人娘と公営団地に二人暮らしの磯辺裕次郎。突如、父の遺産が舞い込むことになって、何故か喫茶店経営を始めることを決意。しかし喫茶店どころか接客業は全くの素人。勝手に決めた店名は<純喫茶磯辺>だった・・という話。   マイペースな父親役にお笑い・雨上がり決死隊の宮迫博之。高校生の娘役に「アニメ版・時をかける少女」では声優をやっていた仲里依紗。喫茶店のアルバイトで看板娘役に麻生久美子。ほか濱田マリ、ハリセンボンの近藤春菜などなど。 ロケ地は、浅草なんかも使っている感じだったけど、喫茶店は、小田急線・和泉多摩川駅(狛江市)の商店街・リバーサイドモールにあった元酒屋(カクヤス)の跡を改造して作ったとの事。そのまま喫茶店をやる人いれば面白いのにw   なんでも、宝くじ3000万円を当てちゃって、それを元手に喫茶店経営を始めたものの、あっというまに潰れたあげく離婚してしまった実在の夫婦の話がモチーフになっているようです・・(>艸<)   確かに喫茶店て大昔は脱サラの有力候補だったんでしょうけど、粗利自体は高いながら単価が小さくて回転率勝負な業界だから、コーヒー一杯で粘られる客が何人もいると困っちゃう。多少単価低くても、坐り心地の悪そうな椅子を並べて回転率を上げる○トールみたいなのが正しいあり方なのかも。もしくは○タバみたいにやや高級志向に。ファーストフード店も乱立し飽和している中で、純喫茶なんてゆーのはもうニーズに合ってないのかもですね^^;   映画自体は父子愛、絆の再確認てゆーのがテーマなんでしょう。生意気だけど、ちゃんと家事こなしてお店も手伝ってくれる娘。なんだかんだ娘を頼りにしてる父親。こんな娘がいたら、こんな父親だったら・・と思いを巡らす人もいるでしょうねw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-06-21 22:02:08)
56.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
 神奈川県・湘南。かつて開業医を営んでいた実家に、長女と次男の一家がやってくる。今日は事故で亡くなった長男の命日。ぎくしゃくしながらも久しぶりに再会した家族が食卓を囲む・・という話。   「誰も知らない」「ゆれる」に続く是枝監督作品は、やはり家族もの。淡々と流れていく日常的エピソードの中に、あまり言葉に表さないながらもメッセージを含ませているという作風ですよね。 次男に阿部寛、その妻に夏川結衣。長女にYOU、父母に原田芳雄と樹木希林を配し、多くは家の中のシーンで進行します。  独立し家庭を持った子供たちが、墓参りを兼ねて老いた親の元へと帰る。年を取っても子供は子供とばかりにうるさい親に今さらと反抗する子供。言葉少なに牽制しあう父親に息子、おしゃべりな母親に娘。この親にしてこの子あり。お互いにいろんな思いを吐き出しながら会話が交わされる。親子の会話ってゆー部分ではごく一般的でさもありがちでいて、何気なく流れていく言葉の中で、家族とは?というメッセージを込めている。ちょっと笑えながら、んー親孝行しといた方がいいかな?なんて思ってしまう、そんな映画ですね^^   劇中に出てきますが、“歩いても 歩いても”というタイトルは、いしだあゆみ(ザ・シロップ、サザンオールスターズ、上原多香子も唄った)の「ブルーライトヨコハマ」の一フレーズからだそうでw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-05-29 22:50:21)
57.  山桜 《ネタバレ》 
 藤沢周平の短編小説から。江戸後期は北の小国、海坂の地。野江は、最初の夫に病で先立たれ、次に嫁いだ先にも居場所がない。実家に帰って叔母の墓参の山道で一本の山桜に出会う。背伸びしても高くて取れないその枝をふと折って差し出してくれた武士は、嫁ぐ前に縁談を申し込まれた相手だった・・という話。   磯村野江に田中麗奈、手塚弥一郎に東山紀之。うーん、藤沢作品にこの2人は適役なのかな?と思って観てましたが、どちらも線の細い顔立ちで、和服には合ってました。言葉少なに目で語るシーンが多いのが、良かったんじゃないですかね^^   藤沢作品は、剣達だけど普段は地味で目立たず寡黙で実直な下層武士が主人公というのが多いです。逼迫した財政を新田開墾と年貢増で乗り切ろうとする藩、食うものも食えない農民。昼行灯のように見られていた中間管理職的なキャラがその間で苦悩し、やがて最後の選択として悪政に一刺しする。現代でも通ずる庶民派ヒーローが描かれます。  この作品は女性が主人公でヒーロー役は手塚弥一郎が担っているんですが、ヒロインも押し殺した感情を小さいながらに爆発させ、小さな幸せを掴もうと前に進むという事でどこか似たものキャラになっています。 でも嘆願で切腹を免れたとしても・・と劇中でも語られる通りに、手塚弥一郎がやはり罪人には変わらないとすれば、その妻になるというのは3度目も幸薄いままでは?年貢を元に戻しても財政問題は未解決のままでは?等々ありますが・・  利権を使って私腹を肥やしているのも、庶民に対する税金は上がる一方で片や金持ちや大企業を優遇しているというのもまさに現代と同じですね^^;  そういえば、藤沢周平ゆかりの地・山形ではいち早い上映開始だそうでw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-05-08 23:54:58)(良:1票)
58.  DIVE!! ダイブ 《ネタバレ》 
児童文学出身の作家・森絵都(もりえと)原作同名作品の映画化。 小さい頃に見た高飛び込み台のシルエットに憧れ、ミズキダイビングクラブ(MDC)に入った中学生・知季。 しかし、赤字の続くMDCを親会社は閉鎖しようとしており、まさに存続の危機。クラブコーチ・富士谷は親会社の故会長の孫娘を新たにコーチとして呼び、存続条件を引き出すが、その条件とは「次の年のオリンピックにMDCから日本代表選手を送り出す」というものだった・・という話。  主人公の中学生・坂井知季役には「バッテリー」の林遣都。コーチの実息で冷静なエリート・富士谷要一役には「鉄人28号」「砂時計」の池松壮亮。青森出身でちょっと野性的な沖津飛沫役にはジュノン・スーパーボーイ出身の溝端淳平。この3人にそれぞれスポットを当てながら、ストーリーは進行していきます。同じクラブの仲間同士ながら友人でもありライバルでもあるという、典型的青春スポコンものです。原作や監督は違いますが、「ラフ ROUGH」とちょっと被っているような・・長澤まさみが高飛び込みの選手だったし、ロケ地も東京辰巳国際水泳場を使ってたし、音楽はスキマスイッチだしw  まー概ね予想される展開ではありますが、ダイビング(高飛び込み)というスポーツを多少勉強できます。多分、競技時間が最も短いスポーツじゃないですかねぇ? なんか見ている自分でもできそうな気がしてきます。(気のせい?) クラブの親会社の名前はミズキ。当然どこぞのスポーツ用具メーカーを意識したネーミングですよねw 
[試写会(邦画)] 6点(2008-05-02 16:49:19)
59.  ラスベガスをぶっつぶせ 《ネタバレ》 
 MIT(マサチューセッツ工科大)の学生ベンは、ハーバード大学医学部へ進学して医師への道を目指していたが、貧しい母子家庭であり30万ドルにも及ぶ学費が用意できない。ある日、数学的素質を教授に見出され、ブラックジャック(21)の必勝法を研究する秘密チームに誘われる。そして、カードカウンティングの理論と連携プレーを駆使し、ラスベガスに乗り込んでいく・・という話。   最初大勝ち途中挫折、そして捕まって盗まれて友人に愛想付かされて、もう一回頭下げて再度乗り込んで勝って逃げて一泡吹かせて、友人引き込んで、奨学金のアピールにしちゃうという流れ。  脚本はちょっと粗い感じで、映画では大した理論は出てきません。“実話に基づいた”というフレーズがなければ、とって付けたようなストーリーです。   主人公は新人のジム・スタージェス。頭は良く顔も可愛いけど、ちょっとオタクっぽいベン役にピッタリ? 学園のマドンナで実は裏でチームに所属していた女性バディ役には「ブルークラッシュ」「スーパーマン リターンズ」のケイト・ボスワース。チームを牛耳り実は昔イカサマ師の悪徳教授にはケビン・スペイシー。カジノのセキュリティ担当に「マトリックス」でモーフィアス役だったローレンス・フィッシュバーン。 MIT学生のジェフ・マーという人物が実際に理論を使って大勝ちした実話がモチーフ(らしい・・)です。 なんと本人もカメオ出演していたらしいんですが、どこにいたんだろ??   多分、今じゃ対策としてもっとマメにカードの入れ替えをしているだろうし、生体認証等のセキュリティも進んでいるから同じ手口は効かないような気が・・。逆にラスベガス側も撮影に協力を惜しまなかったというから、この作品見てラスベガスに来てもらうプラスの効果で計算しているんでしょう。じゃなきゃ、あんな砂漠でいまだに新しいホテルにカジノが増殖していないはずですよねぇ。手ぐすね引いて待っているはずですw  一攫千金だとか一文無しだとか、人生をたかがトランプに賭ける虚飾に満ちた異常な世界というのはしみじみりーに感じましたよ。。
[試写会(字幕)] 6点(2008-04-30 23:48:12)
60.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
20世紀初頭のカリフォルニア。一人のしがない鉱山労働者が石油採掘によって富と権力を手に入れていく・・という話。 「ギャング・オブ・ニューヨーク」で、デカプーの敵役・ブッチャーを濃い演技で見せてくれた、ダニエル・デイ・ルイスがまたも特濃演技でアカデミー主演賞をゲットしてます。  主人公ダニエルは、安い土地を買占めて油井を掘り当てるんですが、火事で息子が負傷してしまう。真摯に看病したかと思いきや突き放したりで、心情含めて人間性が分かりにくいです。そして、周辺には、弟と偽って近づいてきた男、寄付を強要する牧師など、一癖ある人ばかり。ダニエルは彼らを手に掛けてしまうわけです。 人を信じず、信じるのは金だけ、疑心暗鬼に包まれ弱肉強食の中に生きている人々と、そういう時代だったということを訴えているのでしょう。 2時間半を超す話なので、お尻がすぐ痛くなっちゃう人はご注意をw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-04-17 13:34:12)(笑:1票)
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