41. ファーゴ
距離を置いた立場から、登場人物たちを皮肉を効かせて滑稽に描いた作風。この辺が合うか合わないかで、かなり印象が変わりそうですね。自分には、ちょっといまいちだったかな。 でもジェリーが書類をバンバン叩きつけて怒るシーンはかなり好きです。動きがやたら上手いし、直後にチラッと外を見るところがまた良い。彼の小心ぶりと見栄っ張りな性格が出てて面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-28 10:42:23) |
42. cherry pie チェリーパイ
チェリーパイが美味しそうで、キヨハラが可愛くて、話の内容はすぐ忘れてしまいそうだけど絵や雰囲気は記憶に残る。そんな映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-02-26 23:22:47) |
43. サーカス(1928)
《ネタバレ》 ライオンの檻のシーンと警察官との追いかけっこが面白かったです。たくさん笑いました。 切ないラストも印象的。サーカス団が去った跡地の空虚さが、ただただ寂しいです。 それでも、あてがなくても何処かへ向かって歩いていくところがチャップリン映画だなぁと思いました。カラ元気のようなコミカルな歩き方が、また良いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-26 22:18:50) |
44. Presents 合い鍵
絵が綺麗で、シンプルだけど芯が通ったストーリーは好印象。気軽に観られる点も良いですね。これはあくまで個人的な願望ですが、長い映画が苦手なのでこのくらいの尺の映画がもっと表に出てきたら嬉しいです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-26 16:51:44) |
45. ミザリー
怖い、というか気持ち悪い・・・うげっ、足痛い。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-02-10 22:37:42) |
46. モンスター(2003)
《ネタバレ》 モンスターというタイトルから残虐・無慈悲な連続殺人犯を想像してたら、随分違いました。 この“モンスター”という単語はリーだけでなく、セルビーのことも、社会全体のことも指してるような気がします。社会的弱者として蔑まれながら生きてきて、抜け出そうとしても、救いの手も無ければ好意の眼差しも無い。小さいことの積み重ねでちょっとずつ歪んでいってしまった結果が、連続殺人犯リーを生み出してしまった。 もちろん、どんなに好意的に見てもリーが自分で言うように「良い人間」とは思えないし、そういう立場の人間が皆犯罪を犯すわけではありません。でも決して彼女が特別な人間だとも思えませんでした。それがなんとも悲しくて、観ていてつらかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-09 20:38:13)(良:1票) |
47. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 病原菌を撒き散らしたテロリストがいい者に思えるくらい、国家権力側に腹が立ちました。生存者たちは全部マスコミにぶちまけちゃえ!と。それからあの女の子にもイライラ。頼むから大人しくしててくれと。まぁそれくらい緊迫した気持ちで観れたって証拠だろうと思います。 余韻の残るラストも好きです。 列車から降りるときにローレンとハリスが見つめ合ってる場面では「さっさと降りろ」と後ろから突き飛ばしたくなりましたが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-07 19:25:24) |
48. 学校の階段(2007)
タイトルに惹かれて観ました。 ひたすら階段を走るという行為に青春を賭けた生徒達の集う、非公認の部活動「階段部」を描く青春学園ムービー。設定からしてこれは面白そうだと期待したんですが、残念ながら青春映画というよりもアイドルのプロモーション映画と言った方が正しいです。 黒川芽衣が唐突に歌い出したり、部員達がラップで自己紹介したり。 原作未読ですが、脚本さえも役者を魅せるための道具のように感じました。 さらに、その役者陣の演技も上手いとは言い難く、統一感もありません。 なので観てて楽しいシーンもあるのですが、点数的にはこのくらいが限界かなという気がします。おそらく低予算だろうと思うので仕方が無いのかもしれませんが、作りようによっては傑作になってもよさそうな題材なので、勿体無いなと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-02-05 22:57:42) |
49. 四次元への招待<TVM>
《ネタバレ》 怖さでいえば二話目の「アイズ」が一番怖かったです。 あの悔やんでも悔やみきれない内容はまさにホラー。 因果応報ではあるけれど、同情すらしてしまいます。 これ、とても観やすい映画だと思ったらテレビ番組だったんですね。 それにしては三編とも完成度は高く、非常に満足できる内容でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-05 22:42:31) |
50. ウォーリー
《ネタバレ》 なんといってもロボットたちの可愛さに尽きます。 ウォーリーの健気でいじらしい様子といい、イブのツンデレぶりといい、たまらなく愛おしい。仕草や表情だけでここまで表現できる映像には感心しっぱなしでした。あの“G”ですら可愛いく思えるんだから凄いです。製作者のキャラクターに対する愛情を感じました。 あえてケチを付けるなら、ウォーリーが地球でずっとひとりぼっちだったという孤独感がイマイチ伝わってこなかった点。映画を観た後、ふと自分がロボットになってあの荒廃した地球に一人いたらと考えてみたときゾッとしました。鑑賞中にそういう思いを抱けてたら、もっとウォーリーの行動に感情移入できてただろうと思うと少し悔しいです。そうはいってもラストのイブと手をつなぐシーンではホロリとさせられましたが。 [映画館(吹替)] 6点(2009-02-05 00:47:27) |
51. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
原作はミュージカルですが、この映画には必要なかったのではないかと思います。歌声や曲そのものに見所があったとは思えず、話のテンポを悪くしているだけのように感じました。同じような歌も多く、聴いていてウンザリです。 グロシーンも耐性の無い私にはキツく、時間を長く感じる映画でした。 [映画館(字幕)] 2点(2009-02-05 00:46:58) |
52. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
大人になれば誰でも過去を懐かしむことがあると思います。そして思い出というのは美化されやすいもので、そんなときはあの頃は良かった、あの頃に戻りたい、と思ってしまいがちです。しかし、そうした過去を積み重ねてできた今が、どれほどかけがえのないものなのかということを、この映画は気づかせてくれました。やはり各所でいわれるように、小さい子どもよりもその親世代をターゲットとした作品ですね。 とはいってもクレヨンしんちゃんらしいギャグシーンもしっかりあり、スナックやバスを運転する場面では、笑いっぱなしでした。話のテンポも良く、笑いも感動も与えてくれる名作だと思います。 ただし高所恐怖症の人には覚悟が必要です(笑) [DVD(邦画)] 10点(2009-02-05 00:45:42)(良:1票) |
53. アメリカン・グラフィティ
生まれた時代も違えば国も違う、作中流れたオールディーズなんてせいぜい1,2曲しか知らない自分ですが、ものすごく懐かしく切ない気持ちになりました。 はっきり言ってこの映画、ストーリーはさほど重要ではありません。 女の子と遊ぼうが、自動車レースをしようが、警察にちょっかいを出そうが何でもいいのです。でもそれらの中には確かに、多くの人が若い頃に抱くであろう普遍的な感情があったように思います。だからこそ、カート達とは全然違う青春を送った私でも共感できるのだと思います。 これといって印象的なシーンがあったわけではないけれど、この映画そのものが、全部ひっくるめて、思い出の1ページのようでした。 まさに青春映画の傑作だと思います。素晴らしいです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-03 23:45:10)(良:1票) |
54. いちばんきれいな水
《ネタバレ》 音楽が良かったです。 ボサノバやジャズといったBGMが、映画の雰囲気を、ほのぼのとして透明感のあるものにしてます。 風景もその雰囲気と見事に調和してて、とても綺麗です。 ただ、ストーリーがいまいち入ってこない。 11年間眠ってたわりには、そんな感じがちっともしないし、「この夏は一度だけ」ってのも重要な台詞なのに唐突な感じが否めません。内容的には凄くいい話なんだけど、細かい部分で脚本についていけないことがあり、少し物足りなさを感じました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-02-03 22:29:29) |
55. ミクロの決死圏
《ネタバレ》 小学校の理科の教材にありそうな、『体内の神秘』とでも名のついたビデオを見てるよう。白血球やバクテリアが襲ってきたりする発想は面白いし、ヒトの体を上手いこと障害物にしていて素晴らしいと思いましたが、映画としてはやや退屈でした。 それからあまり細かいことは気にしないつもりなんですが、いくらなんでも潜水艇を置いてきちゃマズイでしょ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-01-29 00:32:21) |
56. ブルワース
《ネタバレ》 コメディのドタバタ面はかなり面白かったです。特に秘書がいいキャラしてました。唯一ラップシーンだけがちょっとなぁ...しらけるというか、聞いてて恥ずかしかったです。 ラストは社会的なメッセージが強くでてましたが、個人的にはコメディに徹して欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-01-20 19:46:39) |
57. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 90分という上映時間の中にたくさんの笑いとちょっとの感動がある、好感の持てる娯楽映画。 「命だけは助けてやる」って台詞はよく見るけど、こんなに可笑しく聞こえたのは初めてです。助けられるものなら助けてくれと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-19 23:41:14)(良:1票) |
58. 街の灯(1931)
《ネタバレ》 ラストの二人の表情が凄かった。 チャップリンの方は気恥ずかしさと期待、そして幻滅されることへの怯えが表情に浮かんでる。 少女の方はもっと複雑。なぜなら男は少女が夢見てた白馬の王子様ではなく、それどころかまるっきり正反対の浮浪者なんだから。それに気づいた時の少女の、驚きと幻滅と疑問が入り混じったような表情が何ともいえない。ある意味残酷なシーンだ。 でも私は、そのあと見せた少女の表情を見て、チャップリンが自分に対してどれだけの犠牲を払ったかを知り、どれだけ尽くされたのかを知り、そしておとぎ話のような幸せに比べればちっぽけで地味だが、確かな人の温かさ知ったのだと思った。 この後二人がどうなるかは分からない。そのヒントが与えられる前に映画は終了してしまうから。でもどのような結末を迎えようとも、これは幸せな物語なのだと思う。街の灯のように美しいばかりではない、脆くも温かい物語なのだと。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-17 22:37:13) |
59. ゴジラ(1954)
この映画の中で戦争があまりにも身近だったことに驚きました。公開年を考えれば当然なのかもしれませんが、それでも近年の戦争映画よりも戦争の匂いが漂っていたように思います(もちろん私は戦争を経験してないのであくまで想像ですが)。リアルタイムで観てみたかったです。 それから私、子供のころから特撮や怪獣映画をほとんど観なかったせいか、ゴジラが高熱ガス?を吹くシーンに年甲斐も無く「かっけぇ~!」と鳥肌立てちゃいました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-12 21:03:13) |
60. 悪魔の美しさ
《ネタバレ》 「ファウスト」って名前だけはどこかで聞いたことがある程度の知識しかなくて、きっと最後は破滅的結末なんだろうと思って観てたら、意外にもハッピーエンドで驚きました。ファウスト伝説は過去幾度となく扱われている題材のようなので、他の作品がどういう話なのかは知りませんが・・・。少なくともこの作品に関して言えば、思ってたよりコメディっぽくて観やすかったです。特にミシェル・シモンが面白い。よぼよぼな爺さんを可笑しく演じてたかと思えば、今度は馬鹿っぽくていやらしい悪魔に。下品な笑い声やコミカルな動きがツボにはまって大笑いしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-01-04 02:26:27) |