581. ゴーストライター
《ネタバレ》 娯楽作品として会話と雰囲気を楽しむのであれば文句なし。緻密なストーリー展開を期待するとハズレ。観る者の立ち位置で評価が変わってしまうのでは傑作とは言えないのかも知れないけれど、流石の出来に7点献上ですが、ワタシ的には後に残るのがラストの紙吹雪のイメージだけってのが淋しい限りです。そんなことに首突っ込んだんだから少しは用心しろって… [DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 11:33:36) |
582. アフター・アース
ストーリー展開に切れ目や中だるみもなく尺も適当。無難なファミリー向けSF作品になってます。でも、皆さんのご指摘にもあるように、「なぜ?」「どうして?」「ご都合主義?」が目立ちます。決して駄作ではなく良作の部類だと思えるだけに、もう少し細部をつめて欲しかった。残念。 [映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 12:53:56) |
583. ブレイクアウト(2011)
《ネタバレ》 初見はイマイチだったかな?ビッグスター競演でなければB級モノと判断してしまいそうなチープな展開。既視感ありのストーリー(実際には類似作品はないかもしれないけど)は、妻や娘の行動とか意外性も十分あるけれど、それほど惹きつけられることもなく…人間ドラマ的な部分で、家族の葛藤は丁寧に描かれてると思いますけれどね。 というわけで無難に7点を献上です。 ちなみに、2回目観るといろいろ解ってきますね。夫が妻のキスを避ける理由とか、慌ててアタッシュケースを閉める理由とか、細かい作りこみは流石監督の力量を感じます。 それと、原題の方がいいな。同じストレートなら原題の方が良いです。邦題はテーマがずれてると感じます。 ※間違えて、いったん「あらすじ」の方にレビューを入れてしまいました。短時間とは言え、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-29 12:46:18)(良:1票) |
584. リアル・スティール
《ネタバレ》 遅れ馳せながらのレビューです。 最早語り尽くされてますね。多くの皆さんのおっしゃるとおり、見事なまでに「親子愛もの」「スポ根もの」「勧善懲悪もの」などなどを具現化してます。キャスティングもお見事!ディズニーの本領発揮、ファミリーで安心して楽しめる傑作です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-06-04 02:09:59) |
585. キラー・エリート(2011)
《ネタバレ》 予告編に期待させられすぎてしまった感があります。「孤高の殺し屋」VS「無敵の特殊部隊」 特殊部隊のターゲットは世界最高クラスの殺し屋で、特殊部隊員が束になってもかなわず、「俺にかまうな!」ってなキメ台詞に凍りつくような恐怖を覚え退散してしまう、みたいな展開を期待してました。裏の強者こそが真の強者…という感じかな? ところが実際はもっと人間臭くて、殺し屋稼業はいい加減にして愛する人と余生を全うしたい、友人だって命を大切にして欲しいから引退して欲しい…実話ベースだとどうしても現実路線になってしまうのかな? というわけで、決して駄作ではなく思いっきり楽しめるアクション・エンターテインメント。けれどもハードボイルド感は弱く現実路線まっしぐら。不安定な出来栄えに7点献上です。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 01:54:53) |
586. ワイルド7
連載時期をリアルタイムで知っている私としては何とも懐かしい。もっとも当時の私は「マガジン」派だったので熟読はしてませんでしたが。その後のTVドラマ、更にその後のOVAも殆ど記憶にありません。ですから、結構新鮮に鑑賞することが出来ました。 アクションはいいですね。日本映画としてはかなりのハイレベルではないでしょうか?荒唐無稽なストーリーも、そもそもの設定が設定ですから良しです。深田恭子演じるエピソードも映画化には必要かな? あれ?ってことは文句なしなのかな?う~ん、いまひとつ手放しで評価できないなぁ…やっぱやり過ぎだからかな? [DVD(邦画)] 7点(2013-06-02 18:34:48) |
587. ロボット
《ネタバレ》 賛否両論あるでしょうが、これぞインド映画!の新たなパターンを生み出したのでは?恋とダンスとアクションで決めるのがインド映画の典型のひとつと思いきや、そこにSFテイストを盛り込んでしまったんですから最早何でもあり。元々何でもありだったのに更にエスカレートしちゃいましたね。出だしの親父ギャグの連発からは嫌な予感がしましたが、終わってみれば長尺を感じさせない凝縮されたエンターテインメント、インド映画、流石です。 で、それだけならば高評価したいところですが、あまりに人の命が軽過ぎ。いくらお馬鹿コメディといえども、ロボット合体シーンで一体全体何人の警官が死んでいることやら、路上で巻き添え死した一般市民も数え切れないです。仮想空間ならではの人命軽視は、個人的には嫌いです。それと列車内でのヒロイン危機一髪シーン。これは昨今頻発している集団暴行事件そのもののシチュエーションでは?コメディ作品としては生々しすぎて後味悪いですよ。 と言う訳で、減点ポイント2の6点献上です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-02 17:51:52)(良:1票) |
588. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 予告編で惹かれて鑑賞。中身は期待以上でした。 細かなネタから鋭い社会風刺、そしてパロディと、てんこ盛りの内容をウィットに富んだ演出とチープな仕上げと色調の画面できっちりと纏め上げた監督の力量は評価に値すると思います。 それにしても人の命の軽いこと。いきなり射殺される(にわか?)宇宙飛行士。総攻撃に逃げ惑う地球市民。反撃で無差別に攻撃される月面市民… そのあたりの描写に、作り手の怒りと悲しみを感じてしまうのは私だけ? [DVD(字幕)] 8点(2013-06-02 08:05:08)(良:1票) |
589. アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
《ネタバレ》 微妙。てか、かなり英語が出来て、なおかつアメリカ人感覚が身に付いてる人じゃないと解らない面白さ?? と言うわけで、日本人まる出しの私には多分半分も解ってないと思います。この作品はスピンオフ企画?って思わせるような、冒頭の主役無駄死にシーンがツボで、結構楽しんで観ちゃいましたけれどね。 あ、それから、折角気の利いたタイトル付いてるんだから、邦題のサブタイトルは要らない!無理にシリーズっぽくしない方がいいですね。 [DVD(字幕)] 5点(2013-06-02 07:25:37) |
590. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 「バトルシップ」 海戦ものボードゲームの名前ですね。私の年代だと「タカラのアメリカンゲーム」シリーズにあった「レーダー作戦ゲーム」です。懐かしい。実家の押入れにまだあると思います。すべてのパーツがプラスチック。繰り返し遊んでも飽きない、アナログの時代ならではの興奮でした。 この作品、ボードゲームで遊んでいたら想像が膨らんで、あげくいろんな過去の作品の記憶やらオマージュがそこかしこに入り込み、派手にCGで仕上げたらこんな感じになりました、てな出来栄えですね。いやいやこれって褒め言葉です。実に無難なレジャー向け作品。これもアリでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-02 07:14:10)(良:1票) |
591. ハンナ
《ネタバレ》 TVドラマ「ダークエンジェル」的な設定に、無敵のヒロインの活躍を期待しましたが少しばかり違う感じ。何が目的か?何を望むのか?そのあたりの表現が不足気味かも。1話完結では尺的に無理だったのかな? [DVD(字幕)] 6点(2013-03-30 22:49:03) |
592. バイオハザードV リトリビューション
なんだか1作ごとに低空飛行っぽい感じ。でも、結局DVD買ってしまった。シリーズものは抜けられない。でも、ここに至るともう殆ど脱ゾンビ映画? [DVD(字幕)] 6点(2013-03-30 22:27:43) |
593. 宇宙人ポール
皆さん既に大いに語ってくださってるので余計なコメントは省略。とにかく楽しい。レンタルDVDで鑑賞した直後にアマゾンで発注。持っていたくなる一本です。思えば「ショーン~」も「ホット~」も購入してました。イギリスのコメディ、てかサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビの感性には脱帽です。 [DVD(字幕)] 9点(2013-03-30 22:10:30) |
594. 息もできない
ほとんどの観客にとって、この世界は非日常でしょう。けれども距離感を感じさせられないのは何故なのか?それは主人公やヒロインのどうしようもない境遇が、多かれ少なかれ見るものすべての共感を得られる種類のものだからなのでしょう。はっきり言って大嫌いです、こういうチンピラ。もしかしたら単なる小心者の偽善者なのかもしれない。でも、受け入れてしまう。彼の中の「良い面」を見つけようとしてしまう。それは何故なのか?作り手の誠意が感じられるからかもしれない。心を動かされるエネルギーを内包した秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 21:43:25) |
595. 127時間
《ネタバレ》 生きる勇気を与えてくれる一本。決して「この主人公を反面教師として無難な人生を歩みなさい。」とは語りかけてこない。普通に考えれば主人公の窮地は自業自得。けれども、程度の大小はあるにせよ、誰にだって慢心や思い上がりはあるもの。問題は、その時に何を考えどう行動するか。この作品は、そのあたりを観る者に突き付けてくる。実話として単純に表現しようと思えば短編再現フィルムで済んでしまうものをここまで重厚にテーマ性を高めて創り上げた監督に脱帽です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 21:27:52) |
596. ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春
《ネタバレ》 「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビーノ」とは一味違ったゾンビコメディ。単純に楽しいです。正統派ゾンビ映画ファンには物足りない、というか気に入らないかもしれませんが、意外と爽やかに楽しい一本です。「コリン」との比較もありかも。こういうのもありかな? [DVD(字幕)] 7点(2013-03-30 20:58:12)(良:1票) |
597. 4デイズ
《ネタバレ》 非常に重いテーマ。まさに「究極の選択」とはこのこと。一人の人間として、この選択を苦もなくなしうる者はいないでしょう。というか、いないと信じたい。大量破壊兵器の出現は、間違いなく人の心を極度に歪ませてしまった。連続する緊迫感に目を離せない一本。同時に重苦しく後味が悪い一本。秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 20:38:08) |
598. ラスト4
《ネタバレ》 可もなく不可もなくという感じのパニックムービー。化学兵器を生産していた今は閉鎖されている工場が原因不明の爆発を起こし、神経ガスが周囲に撒き散らされた結果、住民は神経を破壊され凶暴な殺人マシーンに変貌するというストーリーは、既に他の作品で使われているもの。描き方が違うから模倣作品とは言いませんが、こちらの作品はイマイチ緊迫度が低い。登場人物も危機管理が出来てないから感情移入できないし…。まぁ、実際にこんな状況に陥れば、実は人間というものはこんな風に振舞ってしまうのかもしれませんけれど、エンターテイメントとしてはもうちょっと気の利いた描き方が出来るのではないかと。すっごく面白くないとは言わないまでも、時間の無駄感は妨げようもない作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2013-03-30 19:38:24) |
599. リミットレス
《ネタバレ》 ありそうでなさそなお話を強引なスピードをもって押し付けて来られました、って感じ。でも、そこに不快感はなく、純粋に娯楽作品として楽しめるのはシンプルな表現と適度な尺のおかげかな? 細かいところを追求すればかなりの雑さ加減だけれど、「リミットレス」ってタイトルのとおりってことで許しちゃいましょう。面白かったし退屈しなかったということが、何より良作の証拠です。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-11 12:31:42) |
600. ブルー 初めての空へ
素晴らしい。ストーリーも映像も文句なし。何より自称「トリ馬鹿」の私にとって、インコが主人公というだけでもう降参です。細かいことは言いません。お約束と予定調和は大歓迎。作り手の「トリ馬鹿」さ加減もよく判ります。最高でした。でも、もう少しだけトリさんらしさを込めて欲しかったので1点だけ減点です。 [DVD(字幕)] 9点(2013-02-04 01:06:06) |