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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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61.  名探偵コナン 漆黒の追跡者 《ネタバレ》 
もちろん私は好きなおかずは最後までとっておいて食べる方である。だからこの映画は長い長い間(コナン映画の最初の投稿はもう5年も前になる)見ずにいた。なんといったって黒の組織なのだ。名探偵コナンはこの組織が絡んでくる話になると俄然面白くなる。灰原哀ちゃんが不思議なメルモよろしく大きくなったり小さくなったりする話(笑)とか、コナンがコインロッカー(笑)にまで追い詰められる話とか、いやとにかく緊張感が他の話とは全然違うし無茶苦茶なピンチをこれまた無茶苦茶爽快に解決するところが、こんなのありえない!と思えても面白い。期待してしまう……いや、しかし、過度の期待は禁物……そう思いながら、ようやくこの映画を通してみる機会が来た。だがまぁ、予想はつく。黒の組織が壊滅するわけはないし、ジンやウオッカが死んでしまうはずもなし、コナンだって正体がばれるわけはない。可能性は二つある。本編と同じようにジンやウオッカとばりばりやりあって痛み分けする話か、この映画だけに出てくる組織の一員と対決する話か、前者なら面白いだろうし後者ならかなり肩すかしだろうなあ……と思いつつ見たが、まず本筋からして黒の組織と正面からぶつかるわけではないのが残念だった。まぁそうなると警察自体が黒の組織を認識していなければならないから、都合上無理なんだろう。要所要所に黒の組織を組み入れていって、はい出ました「この映画限定の」黒の組織の一員。こいつがコナンの正体をほぼつかんでいながら組織に報告せず、結局ジンに殺されて終わりだろうなと、ほぼ完全に展開が読めてしまってその通りに進むので、正直肩すかしだったなぁ……と思うところに「ぬ……もう一人いる」(思いっきり小学生の靴なのになぜ気がつかないんだよ:笑)というあのジンのセリフから、それまでの展開なんてどうでもよくなって圧倒的な火力で襲いかかる黒の組織とただ逃げるだけしかないコナンとのまさに一騎討ち、これがすごかった!! まさに頭上から狙われて絶体絶命!! ……最後の最後のたった5分間(推定)の、いつもは「本編面白かった? じゃーオマケだー」的な時間がこの映画の場合は他を圧倒する。なにせあのジンが「何者なんだ」と驚くのだから凄い。いや、これがあったから救われたなぁ……。しかし、いつまで続くんだろうこの漫画……。
[インターネット(字幕)] 6点(2015-04-25 16:25:18)
62.  ザスーラ 《ネタバレ》 
ジュマンジを見ずにこちらを見ていれば、かなり楽しめるのではないかと思う。迫力もあるし、筋書きも良くできている。ただ、宇宙飛行士が実は自分だったというのは、面白いが時間の進み方がどうなっているのか理解しにくくて困る(笑)。それと宇宙に放り出されてしまう都合上、登場人物がやたら少なくほとんど兄弟だけの物語になってしまっているのが残念だった。しかも姉の存在する意味がほぼゼロに等しく、あんなものならいっそ凍ったときに木っ端みじんになっていた方が面白かった(笑)のではないかとすら思わせる(どーせ後で助かるんだからさ……)。それにこんな地獄みたいな状況でも結局誰も死なないのだから、やっぱり箱のどこかに「ものすごい恐怖を味わうけど、絶対死なないから安心してね」って注意書きがあるに違いない(ますます確信した)。ジュマンジの続編を作るのなら、素直に「続ジュマンジ」と題してまたもあのゲームが拾われて……という感じにするか、あるいは「ジュマンジ外伝」みたいな感じでゲーム内でのアランの26年を描くとか(子役が大きくなってるからだめか)。やっぱ相当難しいな(笑)。結構けなしたけど、そんなに悪い出来ではないと思う。ラストの自転車が落ちてくるのはおかしかった。ジュマンジの最後も自転車ネタだったはずで、意図的なんだろう。やはり子供は自転車なのか
[インターネット(字幕)] 6点(2014-08-10 03:55:54)
63.  刑事コロンボ/秒読みの殺人<TVM> 《ネタバレ》 
まさに「秒読みの殺人」という題名がぴったりな犯行時の緊張感は他の作品にはないものだ。それと犯人の性格。普通は逮捕されるとそれまでの「突っ張り」が消えて柔和になったり、あるいは悔しがったり、あるいは「どうしてわかった」などと言い出したりするのだが「私は負けないわ」と来た。ミステリー作家にアン・ペリーという女性がいる。この人は少女時代に殺人事件を起こして逮捕され、その後名前を変えて推理小説家として大成したのだが(後で元殺人犯であることがばれてしまった)、もうテレビ界では生きていけないだろう犯人もひょっとするとそんなふうに別の分野で活躍するかもしれないなどと想像された。
[地上波(吹替)] 6点(2011-10-31 15:19:33)
64.  刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM> 《ネタバレ》 
ラストのトリックは実はほぼ同じものが別の作品にも使われているのだが、それを知らなければ痛快そのものである(ただその別作品はそれだけでは逮捕に至らないのだが)。にしても他の方の指摘にもあるが、よりによって、コロンボを捜査にあたらせるなんて、あまりと言えば余りにも犯人は間が抜けている。コロンボは署内でも「切れ者」として知られている存在であることはそれまでの作品で何度も紹介されているし、それを上司が知らないはずはない。ウィルソン刑事のような若輩者ですら「警部とまた一緒に仕事ができて光栄です」(魔術師の幻想)と尊敬の念を込めて言っているのだから。まぁいつどの時代でも「見えない人」というのはいるもので、さえない風体も手伝って犯人の中ではコロンボの評価はさほどではなかったのだとでも解釈しておこう。うるさく言ってきたら圧力かけて黙らせようととでも思っていたのだろう。まさに「権力の墓穴」とはコロンボを捜査に起用したことそれ自体だった。
[地上波(吹替)] 6点(2011-10-31 14:38:25)
65.  名探偵コナン 天空の難破船 《ネタバレ》 
序盤から中盤にかけてはよかった。「赤いシャム猫」ってふざけた名前のくせして黒の組織以上に凶悪なことをやらかしてくる。そうそう、犯人ってのはこうじゃなきゃねぇ。しかも病原菌ものって個人的に「漂流教室」のペストのトラウマがあるので大の苦手。「うわーこの手の話きたかー」と思ったけど犯人たちが特に感染予防してないのが違和感ありすぎて残念だった。キッドの使い方はもうこれでいいんじゃないかな。少年探偵団を嫌う人が多いが個人的にはキッドの方が目障りだ。こいつはどう考えても捕まるわけないから話に緊張感がなくなってしまう。だから映画ではむしろこの話のように味方になった方がいい(もう何度も味方になってるけど)。しかしマシンガンで速射されても全弾交わしてしまうのはなんかもうね、無理すぎ(笑)。それと例によって二転三転するのはいいんだけど、今回は最初の基本設定の方がよほど恐ろしく上出来だったのでかえって「いじりすぎ」の感じがした。あと毎回思うけどコナン映画は本当に題名がダメ。普通に「飛行船」でいいし、「天空」なんてまるで意味がない。 「乗っ取られた飛行船」というそのまんまのひねりのない題でも100万倍マシ。
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-31 02:08:24)
66.  名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 《ネタバレ》 
第10作。前作(個人的にそれまでの最高傑作)を上回るここまでの最高傑作。前作が「後半命」で前半がだらだらするのと比べて今作は最初から最後まで鑑賞者を惹き付け続ける。しかも最後にちょっと「?」となる謎まで提供しているのが心憎い(後述)。記念すべき10作目(よく続くよね)ということで主要キャラがたくさん登場するのも楽しい。もちろん「ただ出てるだけ」では面白いはずもなく、活かすも殺すも脚本次第なのであるが、「名探偵を探している」という設定のため不自然さはない。妃弁護士もちょっとだけだがうまく画面に登場させている。少年探偵団の3人は個人的には好きだが嫌う人が多い。たまに役に立つ光彦以外ほとんどお荷物的存在だからだと思うが、この映画では彼らに捜査を一切させず人質扱いし、真相を知る灰原が危機を防ぐために知恵を使うというやり方で本筋の邪魔をさせずうまく活用している。最後の最後でまたしても危険が迫るのもパターンだけど面白い(にしても元太のバカヤローーーーーー!!)。最後のキッドの登場はかなりご都合主義だと思ったがコナンの最後の謎かけのようなセリフ「俺たちと(キッドは)いっしょにいた」(つまり途中で消えた高校生探偵はキッドの変装だった)によって納得できるようになっている。よくわからないのは依頼主の動機で「自分が撃った」と確信していたのならその事件の何の真相を解明させようとしたのだろうか?? 大体服部君も指摘しているが、狙撃されてそのまま椅子に座り続けている人間などあるはずもなく二三発撃った時点で「おかしい」と感じないのはかなり変だ(一発目で椅子が倒れたが撃ち続けたということだろうか)。また死んだと思われた探偵が実は演技にすぎなかったというのは全く余計な演出だった。毎回思うが麻酔銃ならともかく、ゴム製(?)にすぎないサッカーボールが命中したからと言って長時間気絶し続けるものなのだろうか? すぐ犯人を確保するとかならともかく、ほったらかしなのがどうも気になる。光彦君の声優さんが病気で参加できなかった(その後復帰)のが残念。光彦好きなので(笑)。爆死するのを覚悟で子供たちにつきそった博士のやさしさに感動。それとコナン映画は題名がいつもダメ。もっとマシな名前つけられないものか。「一発目の銃弾」とか「○時間の死闘」とか「10作目、全員集合!(笑)」とか何とか。少なくとも「鎮魂歌」って内容ではない。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 13:20:36)
67.  刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> 《ネタバレ》 
犯人の冷血ぶりは旧作でも一二を争う。コロンボも相当怒っており「容疑者って言葉は足りないぐらいです」などという挑戦的な言葉を犯人に吐く。女医に詰め寄る部分の迫力は小池朝雄がコロンボになりきった演技をしているのがすばらしい。状況証拠はいろいろあるものの、決定的なものがない。こうなるとコロンボの使う手段はいつも同じで、ラストはそのトリックに犯人がまんまと引っ掛かってしまうのがいつものパターンとは言え、やはりお見事。だが結局は「目の見える人を盲人だと間違えた」というだけの話なので「こんなもんで有罪にできるんだろうか」という疑問もどうしても残る。しかしシメのセリフ「目撃者はあなた自身なんです」はきれいに決まった。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-12 04:13:10)
68.  名探偵コナン 水平線上の陰謀 《ネタバレ》 
第九作。ここまでのコナン映画で最高の出来。だが途中までは正反対にこれまでで最低の映画だと思っていた。豪華客船での殺人事件という舞台は最高なのに、最初から犯人が特定されていて「誰が犯人か」というミステリーの王道を外しているし、かと言ってコロンボのように犯人を追い詰めるわけでもなく(ただ「証拠を自分で作った」のはある意味コロンボ的、いやそれ以上に際どすぎるやり方である。しかし考えてみればいくらでもこの技は使えるはずなのに今までテレビアニメでもこういう「証拠」は一度も出てきていない。いわば禁じ手だったのに、なぜこの映画で破られてしまったのかは謎である)大した出来事もなく単純な話だと思ってしまったからだ。それが一転して思いもかけない(気がついた人もいたでしょうが)真相が明らかになる。おっちゃんの活躍もカッコいいぜ。最後の脱出もさすがにタイタニックの迫力には遠く遠く及ばないけど、二重三重の見せ場があって不満はない。特に絶体絶命の場面で気絶同然の蘭が手を差し出す場面が感動的(泣)。だからそのすぐ後に首飾りに全体重かけてちぎれなかったツッコミ場面も許す!
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-12 01:05:38)
69.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 《ネタバレ》 
第六作。何か新しいことをやりたかったに違いない。犯人が最初からわかっているのも珍しいし、仮想世界に入り込む設定も変わっているし、その仮想世界で結局殺人らしい殺人は起きていないからいわゆる犯人は誰だ式の推理ものではなくなってしまっている。しかもコナンの必殺技的存在のキックシューズやスケボーも一切封印されているのでアクション的な爽快感も少ない。ただ謎がふんだんにちりばめられているので最後まで飽きずに見られた。思い出せなかった新一の言葉を思い出したときの蘭のとった態度はまさに逆転の発想で「そういう手があるか!」と感心させられたし、もしかすると一番この映画で「感動」できる場面かもしれない。ただねぇ……。切り裂きジャック。どこの誰かもわかってないのに「その子孫」って……。その設定にドン引きした。こういう無理な設定を使うときは伏線をきちんと入れとかないとダメ。「正体不明の切り裂きジャックのDNAを解析していた」とか何とか。いきなりじゃ、見てる方はびっくりするだけ。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-06 02:50:07)
70.  名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 《ネタバレ》 
コナン映画第一作。一体どうやって線路に爆弾を仕掛けたんだろうか、すごく気になる。よくバレなかったもんだ。というかそもそも動機がわけがわからん。いくらなんでも昔の自分の作品が気に入らないからってこんな大がかりな犯罪をするわけないと思うんだが……。でも盛り上がり方はよかったし、ラストの緊張感も結構よかったので、7点。→6点に変更。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-06-03 07:57:10)
71.  刑事コロンボ/殺しの序曲<TVM> 《ネタバレ》 
何も殺さなくてもよかったんじゃないだろうか。なんだかんだいっても犯人と被害者とはよき親友なんだし、横領の事実も黙っててくれたような気がする。まぁそれでも殺さざるをえなかったのは、推測すればバレたからと言って横領をやめるわけにはいかなかった可能性が高いし、そうなるといかに親友とていつまでもいつまでも黙っててくれるわけはないだろう……という犯人の読みがあったのかもしれない……んだけど、被害者の秘書はほっといていいのかという疑問が出てきてしまう。しかも出世させずに飼い殺しするつもりって、そんなことしたら会社辞めてチクられちゃうよ?? それにしてもややこしいトリックで、よくこんなことを思いついたと思うが、シグマ協会のメンバーたちは天才だという触れ込みの割には誰一人としてまともな推理をしてくれない。ラストの見事な追い込みは天才のプライドを利用したコロンボ一流のトリックだが、犯人があっさり降参してしまうのがちと気にかかる。妻のために横領したという話だったのに「お前がいらなくなった」と突っ放してしまうのは、どこかで(知的にもそんなに高くないと思われる)妻を憎む気持ちがあったのではないだろうか。この女のために親友を殺す羽目になってしまった……というような。あともう一つだけ。コロンボがキャロラインに「君は頭がいいだけでなくてチャーミングなお嬢さんだ」という場面がいかにもコロンボらしい優しさを見せて微笑ましかった。コロンボは決して嘘をついたわけではない。本当にコロンボにはチャーミングに見えたからそう言ったのである。私はそう思う。
[地上波(吹替)] 6点(2010-07-18 06:15:48)
72.  刑事コロンボ/策謀の結末<TVM> 《ネタバレ》 
感心してしまうのは犯人の大物ぶりである。「彼との友情が芽生えているようね」とオコンネル夫人から揶揄されるほどコロンボと打ち解け合う犯人なんて、そうそういない。念願だった武器密輸の計画がそれも成功寸前でコロンボに見破られてしまったのに怒りも取り乱しもしないのは大したものだ。もっとも刑務所に入るなんてこの男にとってはなんでもないことだろうし、逮捕されて信念が変わるわけでもない。結局「ちっ。次はうまくやってやるさ」程度のものだったのかもしれないけど。それにしてもコロンボの執念なくしては完全解決しなかったわけで、たまたまコインが残っていた幸運(んなことあるわけねーよ、と思った)も味方した。でもこれ、物凄いニュースになる事件だよねほんと。アメリカを代表する企業や有名な詩人がアイルランド紛争に加担していたというのだから……。それと本作はいかなるわけか小池朝雄の吹き替えが残っていないそうで、ファンにとったら残念無念である。私はこの作品を放映当時カセットテープに録音して数十回は聴いたはずなので、いまだにセリフがはっきりと思い出せるのだが残念ながらテープは行方不明になってしまった。民間で私のように録音した人がいるのではなかろうか? 何とか完全版が出てほしいものだ。   2013年1月2日付記 最近になって待望の小池版音源が見つかり最新のブルーレイで発売された。喜びに堪えない。あの時代に民間で記録された方がいてそれが長年月保存されても十分実用に耐えるものだったとは何たる偶然・幸運だろうか。本作の「コインが残っていた偶然」に匹敵する(笑)。このセットには「新刑事コロンボ」も収録されているようだが脚本家が交替しつまらなくなった新コロを個人的には続編であるとは考えていない。本作の実質的続編は同じ脚本家によって製作された「ジェシカおばさんの事件簿」だろう。森光子の吹き替えで3シーズンほど放映されたが、本国では全12シーズン250話以上も製作されておりその出来ばえはまさに「コロンボの続編」である。誰が犯人だかわからない正統的なミステリーだが人間描写のうまさ、温かさ、面白さはコロンボ同様の折り紙付き。日本語版も廉価で売られているが本国版も捨てがたい。シーズン1など日本版は数話省略されているなどの違いがもある。コロンボ人気に比べて日本でかなり不遇なのが個人的には残念。
[地上波(吹替)] 6点(2010-04-02 06:42:50)(良:1票)
73.  刑事コロンボ/死者のメッセージ<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボ作品(旧作)の中で個人的に一番憎めない犯人。姪を殺されたからという動機も「納得」するしかなく、高齢だし温情判決をお願いしたい(汗)。
[DVD(吹替)] 6点(2010-03-23 05:31:31)
74.  刑事コロンボ/闘牛士の栄光<TVM> 《ネタバレ》 
細かいやりとりに光るものがいくつもあるが、動機と犯人逮捕の方法が弱すぎる。せめてモントーヤにコロンボが「あのときもこうだった。それを見られたことが殺しの動機だ」とか何とか言ってほしかった。最後の二人の握手がとてもすがすがしい。サンチェス刑事の正義感なくしては、解決なんてできない事件だったように思える。
[DVD(吹替)] 6点(2009-06-19 04:50:40)
75.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
これを最初にみたときは中学生のときで、マセガキだった私は芥川の主要作品は全部文庫で読んでいたから、途中から「あれ? これ『藪の中』じゃん」と肩すかしというか妙な違和感を持ったのを覚えている。それから相当年月が経ったけど、どうして「藪の中」でなくて「羅生門」なのか、いまだにわからないままだ。 この作品に対しては、黒沢よりも原作者の芥川龍之介に軍配を上げたい。この作品について「今昔物語の話を多少設定を変えて書き直しただけ」だと私は長年思っていたが、実は原作はこんな話では全くなく、妻を目の前で手込めにされる情けない男の話でしかないことを最近知って驚いた。要するにこれをミステリー仕立てにし、さらに一つしかない事実が人(死者も含めて)によってかくも違うように語られるという不条理さを追加したのは全部芥川の手腕なのだ(もっとも、これについても何か原案がある可能性は残っているが)。まことに驚嘆するべき想像力、洞察力ではないだろうか。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-05-25 14:36:20)
76.  刑事コロンボ/逆転の構図<TVM> 《ネタバレ》 
…………いやあたしゃ最初からね、あの時計がひっかかってねぇ……。だってそうでしょう? あの農家の雰囲気にあわないもの。チグハグなんだ。第一文字盤がないってのが妙だよねぇ。ウチのカミサン曰く、まるであれじゃぁ、時限爆弾の装置みたいじゃないかってな代物だよね。でも謎解きの場面で、ピーンときたんだよね。なぜって文字盤があったら裏焼きのミスがすぐわかってしまうから、トリックが成立しないものねぇ。それであんな変な時計をわざわざ持ち出す必要があったわけだ。はなっからあの時計が気になって仕方がなかったけど、やっとこれですっきりしたよ。辻褄がちゃんとあった。  ……ああそれからもう一つ、浮浪者に間違えられる場面だけど、いろんな作品でいろんな人からいろんなものに間違えられるのが常でね、荷物運びに間違えられたり職探しにきた失業者と間違えられたりとにかくうんざりするほど間違えられるんだけど、シリーズ全体でもピカ一の「間違えられ方」だねこれは。これほど笑えるのは他にはないよ。ほんとドジな話でね。…………   それはさておき、実はこの作品、いまいち動機がはっきりしない。本人は一流のカメラマンなんだからいくらでも稼げるし、若い愛人(らしき女性)もいる。妻がうるさいだけならさっさと離婚すればいいだけじゃないか? 「白鳥の歌」では弱みを握られていて離婚できなかったわけだし、「権力の墓穴」ではそもそも妻の財産なんだから離婚するわけには行かないという事情があるが、この作品ではそれがわからないままになっている。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-11 05:39:50)
77.  刑事コロンボ/自縛の紐<TVM> 《ネタバレ》 
トレーニングするコロンボや珍しく怒りの感情をあらわにするコロンボが見られるのはいいが、残念なことにラストが弱い。靴紐の結び方って、私なんか昔から紐が結べなくてわっかなんかあっちいったりこっちいったりしてるもの。私が陪審員ならそんなことでとても有罪にはできない。「被害者は不器用だった」で終わり。それよりも、電話の記録とか残ってないの? 「実は自宅のもう一本の電話からかけてた」または「クラブからは電話をかけていない」ことがわかったら、それで犯人はオシマイじゃん。靴紐よりずっと説得力あるし。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-10 05:06:23)
78.  刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> 《ネタバレ》 
「悪人じゃない」ってコロンボは言ってるけど、ちとおかしい。だって二人も殺してるんですよ。しかも奥さんを殺害する動機はまだしも、若い女性を殺害する動機はちょっといただけない。身勝手でしかないじゃないか。それにコロンボにしても「なぜ妻殺しのために『関係ないはずの』女性まで巻き込んだのか」という疑問は当然出てこないとおかしい。そして「死んだ妻は夫の弱みを握っていた」「一週間前から若い女性歌手の交代を命じていた」という情報が加わわれば、実は若い女性は「関係ない」わけではなく、犯人は最初から「妻と若い女性」の二人とも殺そうとたくらんでいたことがコロンボなら推理できるだろうし、さらに「妻が握っていた夫の弱み」の内容もたやすく想像できると思うんだけど。 それともしパラシュートを使ったと確信してたなら、実際に山岳警備隊に捜査させてもよかったんじゃなかろうか。遠くに捨ててしまった魔法瓶はともかく、パラシュートは骨折した犯人が墜落現場近くまでやってきている以上、そう遠くには隠していないはずだと推理できる。しらみ潰しにやればそのうち見つかりそうな気もする。 ラストは別のある作品とパターンが同じなんだけど、空港の部分でしっかり謎をかけてあるために「今のはなんなんだろう」という疑問が持続するため、そんなに物足りなくない。 それにしても「軍隊では何やってたんです」と質問して「パラシュートの整備だ」という答えを聞いた直後のコロンボの「なるほど、それか……」と辻褄があった表情をするのが実にうまい。演技力に感心してしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-10 04:49:18)(良:2票)
79.  刑事コロンボ/毒のある花<TVM> 《ネタバレ》 
これも結末が弱い。シラをきったら医者に連れてって「毒ヅタ」でかぶれたのはどこで? みたいな方面から落とすつもりだったんだろうか。ただあの試作品! あれを海に投げ捨てる場面は「別れのワイン」以上にもったいなかっただろうと思う。なにせ世界にたった一つしかない、ヒットすれば何百万ドル以上もの利益をもたらす夢のクリームだったんだから……(でも、あの酔っぱらいにもう一度作らせればいいんじゃないの? てな気もするんだけど)。そう考えるとあれを捨ててしまったことで会社の命運も尽きたと思って自供したのかもしれない。犯人は素直に美人だと思った。ま、コロンボも私も中年なんで、そこんところは感覚が似てるんだろうな。あ、あと一つだけ。この作品の犯人になぜかウチのカミサンがえらく同情するんですよ……。かわいそうだとか男が悪いとか。
[DVD(吹替)] 6点(2009-04-07 16:38:51)
80.  刑事コロンボ/断たれた音<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボに何本かある「え、こんなことで逮捕できるの?」と思わせる作品の中の一つ。しかもこの作品の場合、そもそも殺しの動機が弱すぎることもあって(愛情や遺産をめぐる殺人というのは実際にもあるが、チェスや将棋で「対戦相手に勝てそうにないから殺す」というのはちょっと現実には聞いたことがない)無理がさらに重なる印象を受けてしまう。で、そういうところに疑問が浮かぶと、例えば薬のリストをちょっとみただけで暗記するというのはともかく、それを暗記してどうするんだ? みたいな疑問も浮かんだりする。殺したいのなら適当な毒物を混ぜればいいだけのような気がするし、そうじゃなくてその薬の成分をうんと強くして殺すつもりだったというのなら相当その方面の知識が必要だろうから、なぜチェスの名人がそんなこと知ってるんだということになってまたしても不自然さが増す。あとレストランでのチェスだけど、チェスというのは将棋と違ってとられた駒はもとに戻せないからどんどん駒が減って行ってしまうはずなのだ。あんなに長時間打っててあんなに駒が残るものなんだろうか? まぁどうでもいいことですが……。 あ、あと一つだけ。殺された名人がなんとな~く鈴木銀一郎氏に似てると思ったのは、私だけだろうか……(汗)。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-07 15:58:00)
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