61. キングスマン: ファースト・エージェント
《ネタバレ》 007シリーズがたまにやる“原点回帰”ぽく、新兵器的なガジェット抑え目のアクションで、なかなか楽しめました。 ラストシーンでは映画に出てくる「似てないヒトラー」の第1位が更新されたなぁ、とちょっと苦笑。 [映画館(字幕)] 7点(2022-01-16 11:29:57) |
62. ザ・ファブル 殺さない殺し屋
《ネタバレ》 前作は映画館で鑑賞。原作未読のまま、続編である本作も鑑賞。 団地の足場を使ったアクションシーンが見られただけでも、入場料の元は取れた感じです。 俳優・岡田准一はどこへ行こうというのか? コミカルとバイオレンスのバランスが微妙で、もう少しコミカル方面でバランスが取れているともっと楽しめたかも。 [映画館(邦画)] 7点(2021-06-22 01:13:56) |
63. プロジェクトV
《ネタバレ》 ジャッキーの新作です。 要人警護の専門会社で、ジャッキーは頼れる隊長役。 若手がメインで危険かつ華やかなアクションが満載。 もちろんジャッキーもやる時はやり、コミカルも、人情味もばっちり。 物語の舞台はイギリス、アフリカ、ドバイと007シリーズなみにワールドワイド。 途中、これでもかと繰り出される死亡フラグギャグが愉快な、娯楽アクション映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2021-06-22 01:07:21)(良:1票) |
64. ランボー/ラスト・ブラッド
《ネタバレ》 保安官にいじめられ、PTSDのせいなのか気分だけ戦場に戻ってしまい、町をぶっ潰す程の大暴れしちゃったランボー。 その後も、もといた戦場に戦友探しに行ったり、アフガニスタンに上官探しに行ったりして、戦争に巻き込まれ大暴れ。 アジアで人助けのためとはいえ、結局は人体バラバラの殺戮ショウを展開しちゃったランボー。 今回はどんな活躍を?と期待しつつ鑑賞。 …遂に怒りにまかせて復讐の戦いを展開するのかぁ。 前作を越える人体バラバラショウに、どんなモチベーションで観ていいのかを見失う自分! パワーアップして帰って来た『13日の金曜日』みたいだわ。というのが率直な感想。 とはいえ、こういうケレン味たっぷりで、ちょっといかがわしいのが昭和のアクション映画というか「ランボーシリーズ」なんだよな。 戦闘が終わってロッキングチェアに揺られるランボー。 でも、自分ちの前は穴だらけっていうのが戦いの虚しさを描いているのかな。 晩年のペキンパー映画のラストみたいだと言ったらホメすぎかしら。 [映画館(字幕)] 7点(2020-06-27 19:26:40)(良:1票) |
65. ザ・ファブル
《ネタバレ》 原作未読。でも分かりづらいこともなく、楽しく鑑賞。 極端なキャラクターが続々登場。俳優さんたちがそれらをとても楽しそうに演じており、見ていて飽きない。 岡田准一のほぼゴリラな体系と、スピード感あふれるアクションが凄い。 レディガガの主題歌より、本編の終わりに流れるルパン三世の第一期みたいなボーカル曲が良かった。 クレジットにチャーリー・コーセイの名前があったので、もしかして!! そんな意味でサントラ盤が欲しくなる作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2019-06-25 15:48:37) |
66. 空母いぶき
《ネタバレ》 原作未読。 佐藤浩市のインタビューが色々話題になっていたので、見てみっかと映画館へ。 お腹の弱い総理とのことだったので、いろいろアレな判断をするアレかと思いきや、『シン・ゴジラ』並みに頼れる政治家が出てくる作品でした。 戦闘がシステマチックに展開するのが、近代戦をリアルに感じさせてくれます。 また、戦闘が戦争に拡大しないようにという手かせ足かせの中での戦闘が、なかなかハラハラします。 最後に総理大臣が庶民感覚丸出しで、平和の重さを述懐します。 庶民感覚など持ち合わせない2世大臣連中に聞かしてやりたいと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2019-05-26 19:29:20) |
67. ダウンサイズ
《ネタバレ》 「ウルトラQ」の「1/8計画」が元になったコメディ映画かと思っていたのですが、一足先に試写を見ていた知り合いから「コメディじゃないよ」と言われての鑑賞。 「1/8計画」を入り口に「渚にて」になっちゃうの?と思わせながら、そこそこジーンとくるラストにたどり着きます。 ローラ・ダーンの存在感を消した出演と、海賊のようなヒロインの義足、そして頭髪を剃ったマット・ディモンが正に「1/8計画」なのが見どころの怪作ですが、芸達者な俳優たちの共演で見ごたえのあるSF映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2018-03-08 01:59:24) |
68. ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
《ネタバレ》 これはトム・クルーズのデビルマン誕生編でしょうか?ラッセル・クロウが飛鳥了ということになるのだろうか? 復活したお姉ちゃんが、警官の精気を吸い取ってしわしわゾンビに変えちゃうのは『スペースバンパイア』のイタダキでしょうか。死んだ友人がぼろぼろの姿の幽霊になって主人公に、会いに来るのは『狼男アメリカン』? あ、今挙げた2作もこれも、舞台がロンドンだ。 肩の凝らないホラーアクションとしては楽しめましたが、いちばん気になるのは続編の有無ですな。 劇場で上映された最初の予告はローリングストーンズのPaint It Blackをアレンジした曲が使われてけど、本編には使われてなかったです。カッコよかったのに、残念。 [映画館(字幕)] 7点(2017-08-06 01:26:24) |
69. ライフ(2017)
《ネタバレ》 真面目に作られたB級ホラーSF。『ゼログラビティ』+『エイリアン』といった趣。 それぞれのキャラクターもそこそこ作りこんであり、ノストロモ号より全然狭いISSが舞台になっているのも緊迫感を高める。 [映画館(字幕)] 7点(2017-07-18 01:51:27) |
70. ゆずり葉の頃
《ネタバレ》 『独立愚連隊』『日本のいちばん長い日』など数々の映画を撮った岡本喜八監督の夫人で、映画プロデューサーでもあった岡本みね子が、自ら書き下ろした脚本で監督デビュー。子供時代に、自分の生き方に大きな影響を与えた人物の描いた絵画をひと目見たいと、軽井沢に滞在する上品な老婦人を中心にして、おだやかなドラマが展開します。「老い」という誰も避けることのできないことをテーマにしていますが、この作品はみね子さんから喜八監督へのラブレターであると感じました。素敵な映画です。 [映画館(邦画)] 7点(2015-11-15 13:11:41) |
71. サクラ花 -桜花最期の特攻-
《ネタバレ》 演出の手法や映画のタッチが似ているという意味ではないのですが、松林宗恵監督、岡本喜八監督など、戦争を実際に経験している監督が作った戦争映画に近いものを感じました。「戦争」というものの捉え方が近いのでしょう。使命感をしっかりと持った若者たちが、不条理な状況で次々と命を落としてゆきます。1,200kg爆弾を搭載したロケットエンジンの小型特攻機「桜花」をここまで詳細に描いた作品は珍しいのではないでしょうか。いい意味で「昭和の戦争映画」でした。90分に満たない上映時間ですが、見ごたえがありました。 [映画館(邦画)] 7点(2015-11-07 23:16:03) |
72. ベトナムの風に吹かれて
《ネタバレ》 大森一樹監督らしい、ほっこりと温かい人間ドラマ。認知症の介護がこんなに簡単なわけないでしょ。と突っ込みたくなる場面もあるけれど、後半に辛い場面がしっかり描かれて、映画としてはナカナカ良いバランスです。原案となった小説は実話が原作とのこと。80代の世話をする60代が、世代なりの青春(?)を謳歌するのが楽しい作品です。 [映画館(邦画)] 7点(2015-10-28 22:22:09) |
73. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 『狼よさらば』のジョディ・フォスター版かと思いきや、大分テイストが違いました。主人公が銃を手にする動機が、復讐ではなく自分の身を守るためであること。ヴィジランティとなるきっかけも偶然の要素が強く、暴力をふるうことに苦悩しつつハマってゆくのも新味。主人公の仕事がラジオDJなので、モノローグが多用されるが『タクシードライバー』のトラヴィスの日記のモノローグとかぶって聞こえてしまうのは自分だけでしょうか。物語の舞台もニューヨークだし、ラスベガスで拾われたティーンエージャーらしき娘を救い出すシークエンスも『タクシードライバー』を思い浮かべてしまいます。ところで、いわれなき暴力に対抗するには暴力しかない、というエンディングになってしまうのはやむを得ないのだろうか。とはいえ『狼よさらば』より、暴力と正義、暴力の行使で壊れてゆく人間性に思いをはせることのできる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-04 18:57:15) |
74. イン・ザ・ヒーロー
《ネタバレ》 観客の心に残るアクションを見せたいと願いつつ、観客から顔が見えないヒーローの着ぐるみの中で頑張るおじさんたちの物語。ちょっと安直な展開になったりするけど、一つの事に愚直なまでに情熱を燃やす人たちが織り成すドラマは、なかなか良いもんです。 ジャッキー・チェンの映画じゃないけど、ラストのタイトルバックでこの映画のアクションを担当したオフィスワイルドがこれまでにやってきたスタントシーンを見ることができます。いやぁ、映画ってほんとうにいいもんだと思わせてくれる作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2014-09-28 19:16:10) |
75. グラマ島の誘惑
《ネタバレ》 大東亜戦争、天皇制、戦後民主主義、戦後の沖縄… 日本が抱え込んだ矛盾をごろごろと放り投げてくるような喜劇。 微妙な作りの映画ではあるけれど、森繁とフランキーの宮様兄弟が面白い。 岸田今日子の語りが入ると、ノストラダムスに予言されてるみたいで変な感じ。 でも、一度は見ておく映画ではないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-06-11 22:26:42) |
76. ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル
《ネタバレ》 テレビシリーズから派生したものであるが、ベムスターやキングクラブなどウルトラ兄弟を苦しめた怪獣たちを合成してタイラントが誕生するシークエンスや、ダークザギとの空中戦などダイナミックな映像はスクリーンでの鑑賞に堪えうるもの。 でも、もうちょっとしっかりしたものを見せてもらいたかった気もするが・・・ 低予算ながらよく頑張った作品。 [映画館(邦画)] 7点(2013-09-16 18:47:23) |
77. 奇跡のリンゴ
タイトルからは、「愛と涙と感動」的な香りがしてきますが、意外や意外、いい意味で「普通の映画」。 登場人物がきちんと描けていて、盛り上げのための盛り上げみたいな変な演出もない。 出演者がみんな素敵に見える作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2013-08-29 21:23:59) |
78. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 「残酷な天使のテーゼ」をラジオで聞いて、今度始まるアニメの主題歌はなんてカッコいい曲なんだ!と思ってから25年。 よくぞ長生きした作品です。そして、この度は少々強引な感もありますが、見事なフィナーレ。 25年も経つと、人間は丸くなるものですね。作り手も、見る方も。 そんな事をしみじみ感じたのでした。 [映画館(邦画)] 6点(2021-04-24 09:56:40) |
79. ラ・ラ・ランド
《ネタバレ》 鮮やかな色遣い。見事な夕景の撮影。こだわったダンスシーン。中盤までは、過多とも思える情報量を整理し楽しむために絶対に再び映画館に行こう、と思っていたのですが・・・。二人の思いがすれ違っていたのが分る辺りからのドラマ展開の雑さはどうしたことでしょう。 別れから5年後に再会した二人が、こうなっていたかもと空想する見事なシークエンスを描くために雑だったのでしょうか? 技巧を凝らしたカラフルで夢が溢れる映画だからこそ、ハッピーエンドであって欲しかったです。というわけで、再見はないな。 [映画館(字幕)] 6点(2017-03-06 01:09:59) |
80. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 ゴジラ映画でありながら、岡本喜八(写真で出演してる!)の『日本のいちばん長い日』にオマージュを捧げた作品といった印象。 ゴジラが出現したら、日本はどう対処するのかというシミュレーション映画にはなっているものの、ドラマ性が希薄。 パワーエリートがこの国を何とかしてくれたという筋書きはどうなんだろう? 体制、反体制という対立軸を知らない若い世代には抵抗がないのかもしれないけど、おじさん世代は白けるなぁ。 ゴジラはCGで描かれたらしいが、市街の破壊描写は緻密で、これまでにない映像を見せてくれるうえに、CGとは異なる実写感がある。 そういった意味では、もっと高い点をつけてもいいのかもしれないけど、ドラマがなぁ・・・ [映画館(邦画)] 6点(2016-07-30 01:19:53)(良:1票) |