781. チャイルド・プレイ(1988)
アイデアがいいし、人形の顔が怖くて面白いよね。 ジャンルとしてはオカルトホラーになるんだろうけど、残酷なシーンや暗い雰囲気はなく、 取っつき易いホラー映画に仕上がっている。結構人気があったのか、 シリーズも出ているようで、この手の映画では万人向けの作品だと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 10:04:01) |
782. 点子ちゃんとアントン
基本的に点子ちゃんの何事にもめげない、がんばりキャラを楽しむ作品。 映像がきれいで明るく、音楽も楽しいものが多いので、とても観やすい。 こんなパワーのある子供がいたら、大人はもうタジタジだね。 全体的にほのぼのとしていてアクがなく、元気を与えてくれるような映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 09:37:53) |
783. 点と線
松本清張原作、同名小説の映画化作品。 上映時間85分じゃいくら何でも短過ぎるでしょ、と思ったのだが、 ポイントはちゃんと押さえていて、非常に判り易いミステリーに仕上がっている。 但し、清張独特の事件の背後にある人間描写は、しっかり掘り込んでいるとは言えない。 85分では誰が監督をしてもこれ以上の出来は望めないだろうとはいえ、 やはり物足りなさは否めなかった。主役の俳優さんは演技が下手。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-13 08:42:16) |
784. トゥルーマン・ショー
ジム・キャリー主演の映画だけど、完全コメディー・・・というわけではないよね。 一応テーマもちゃんと伝わってくるし、とにかく序盤の設定が面白い。 このアイデアをそのままオチに使えば、「おっ!」と思ったんだろうけど、 どうやらそこまで引っ張るシナリオ作りは難しかったようで、このラストだと、 「だからどうしたの?」という思いもなきにしもあらず。 最後にヘルメットを被ったエド・ハリスが、看板持っておどけて出てきたら、笑えたんだけどな。 ラブストーリーをうまく絡ませることはできなかったのかな? ヒロインらしき女性はほとんど出番なかったし。まぁそれでも普通に楽しめる映画だとは思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 07:53:24) |
785. ナポリ湾
クラーク・ゲーブルとソフィア・ローレン主演のラブコメディー。 序盤の設定がちょっと変わっていて、先の展開に期待感を抱かせてくれる。 映像も比較的きれいで、まるでナポリを観光旅行しているような気分にも。 主人公の甥っ子がキーポイントの役割を果たしているんだけど、 後半以降はかなりオーソドックスな展開で、あまりグッとくるものはなかった。 それでも二人の会話などにはクスッと笑えるシーンも多々あって、 アクがないという点では、非常に鑑賞しやすい映画には仕上がっていると思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 06:49:11) |
786. ハリーの災難
ヒッチコック作品としては異色、喜劇タッチのサスペンス。 平和な村で起こった、ある事件の真相をラストまで引っ張ってはいるが、 全編を通して緊張感はまったくなく、何となく舞台劇を見ているような感覚。 そのぶん軽い人情劇やロマンスなどを取り入れ、一応バランスは取れている感じかな。 ラストはとても無茶だけど、あくまで喜劇なので目くじらをたてるようなこともなかった。 シャーリー・マクレーンはこれがデビュー作のようで、う~ん、かわいいなぁ。 作品自体は満足という訳にはいかなったけど、たまにはこういう手法のサスペンスもいいかな。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-13 06:21:01) |
787. 遥かなる山の呼び声
高倉健、倍賞千恵子とお馴染みのコンビで、 山田洋次監督らしく、裏表のないストレートな人物描写と演出で、最後まで安心して鑑賞できた。 主人公の正体は序盤でほぼわかっちゃうんだけど、そういったものはもう関係ないよね。 ラストも、"不器用な男"健さんのキャラにピタリと合わせたような、まさに直球ど真ん中勝負。 複雑で重たいドラマを観た後などには、こういう映画もいいかと。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-13 05:37:00) |
788. 昼下りの情事
全体的に爽やかで面白いラブコメなんだけど、 残念ながら構成の方はあまりよろしくない。 上映時間は130分もあるのに、終盤にお話を詰め込んでいるため、 どうしても中盤に間延びした印象を覚えてしまう。キャスティングに関しては、 お転婆なヒロインにオードリーは適役だが、お相手のゲイリー・クーパーはこの時56歳で、 モノクロのせいか、もっと老けているように見えた。もう少し若い人の方が良かったのでは? [DVD(字幕)] 5点(2011-08-12 21:52:27) |
789. ファミリー(1983)
難病ものを題材にした実話ベースの作品らしいが、 子供たちに対する母親の熱い思いに焦点を当てており、お涙頂戴の作品とは一線を画している。 ベタなシーンも極力カットされたところに好感は持てたんだけど、 いかにもテレビ映画といった感じで演出的な見栄えはなし。まあ、お話の内容から言っても、 変に凝った演出で見せられるより、こちらのほうがストレートで観易いんじゃないかと思う。 ただこの作品の結末から察するに、実際の父親は相当ひどかったみたいだね。 映画なので脚色するのも、辛辣なシーンをカットするのもいいんだけど、 さすがにちょっと不自然さは感じたかな。 あのあと、家族はいったいどうなったのか。そのあたりも描いてほしかった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-12 18:13:11) |
790. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
サンダ・ガイラというネーミングもいいが、とにかくキャラのインパクトが強烈。 序盤の設定などちょっとわかりづらい部分もあるのだが、「フランケンシュタイン対地底怪獣」 の続編らしいので、そちらから先に観た方がいいかも。もちろん怪獣映画なので、 気にする程のこともないけど。サンダとガイラは人間型の怪獣で、動きは非常にスムーズ。 役割の違いこそあるが、どちらも顔がそっくりで怖いという、異色の怪獣映画に仕上がっている。 コアなファンが多いことも頷ける作品である。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-12 16:28:37) |
791. フレンチ・キス
メグ・ライアン主演のラブコメ。全体的にコメディー要素がやや強くて、 さっぱり系の恋愛ものに仕上がっており、ロマコメという印象はあまり持たなかった。 相手役の男優さんは「ん?」と思ったのだが、よく見ると優しそうな顔をしていて、 途中から気にならなくなった。女性の方は好き嫌いが分かれそうだけど・・・。 設定、ストーリー展開に関しては、「それはちょっと・・・」という部分も結構あるのだが、 どこか憎めないメグのキャラと魅力がカバーしている。 こんなに明るくてさっぱりした女性が実際にいたら、隣りにいるだけで楽しいだろうね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-12 09:40:11)(良:1票) |
792. となりのトトロ
面白いキャラたちが、強烈なインパクトを与えるアニメ。 このような発想は子供じゃなきゃ出てこないし、良く考えたなぁと感心することしきり。 絵がきれい、画面も明るい、音楽も軽快で、ヒロインのキャラが活き活きと描かれている。 ストーリーはほとんどないけど、夢を見させてくれる子供向けの良作ファンタジーだった。 [地上波(邦画)] 5点(2011-08-12 08:06:16) |
793. マンハッタン
ニューヨークのマンハッタンを舞台にした、ウディ・アレン監督、主演作品。 ストーリーは別にどうってことなくて、とにかくセリフが異様に多い。 その会話の内容がまた独特で、インテリっぽいのか、お洒落なのか、ユーモアがあるのか、 自分にはよく理解できなかった。わかる人には、これが面白いんだろうね。 特筆すべきは演出と音楽。この年代の映画はとにかく演出のヘボいものが多いのだが、 こちらはかなりハイレベルで、マンハッタンの街並が美しく撮られており、 全編モノクロの映像が秀逸な効果を与えていた。音楽も非常に良かったのだが、 ラストの主人公の行動だけは頂けない。ここだけやたら人間臭いのはちょっと・・・。 全体的には、ジャズが似合いそうな雰囲気のある映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-12 06:50:48) |
794. メン・イン・ブラック
基本的に「ゴーストバスターズ」と似たような内容で、 コミカルなエイリアンがたくさん出てくるので、観ていて楽しい。 当然ながらCG技術も発達しており、映像的にも面白いシーンあり。 小さいお子様からお年寄りまで、家族揃って鑑賞できる娯楽映画。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-12 05:05:33) |
795. ゆきゆきて、神軍
当時の前線での悲惨な戦争体験は、文献などで随分と知識を仕入れてきたが、 関係者たちの話を生の映像で見ると、さすがに大きなショックを受ける。 中盤からは、戦争責任を追及し続ける奥崎の過激なキャラが、徐々にヒートアップし暴走。 「真実を語ることが、多くの人に戦争の愚かさを知らしめる」 という一番重要なテーマが虚しく聞こえてしまう。 単なる映画作品として観るなら面白いのだが、そもそも制作者側も奥崎のキャラありきで この映画を作ったふしがある。そういった意味合いも含め、ドキュメント映画自体の数が少なく、 出来がいいのか悪いのか評価がし難い作品なのだが、とにかくインパクトだけは凄まじく強烈だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-11 15:35:57) |
796. レッド・サン
ちょんまげ姿と刀を差した侍にアメリカ人びっくり! という史実が実際に残っているそうで、設定に関してはさほど違和感は覚えなかったが、 根本的にシナリオが荒っぽい。ドロン、三船、ブロンソンと、 三者三様のキャラ分けはできており、そのうちの二人の奇妙な友情関係が唯一の妙味だが、 特別その描写が深いというわけでもなく、完全なる娯楽映画の部類。 三大スター夢の共演ということで、彼らを観て素直に楽しむのがベストかなと・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-11 09:06:15) |
797. 白雪姫
ディズニー最初の長編アニメ。きれいな映像に楽しい音楽、愉快なキャラと、 「シンデレラ」や「不思議の国のアリス」等の構成と変わらない。 ストーリーは幼児向けで、白雪姫や王子様のキャラはいいのだが、 個人的に七人の小人たちはあまりかわいいとは思わなかった。 非常に古い作品だが全体の出来が良く、すでにこの時点でほぼ完成形を見せている。 ウォルト・ディズニーという人は大した人である。お子さんとご一緒にどうぞ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-11 07:06:37) |
798. 若草物語(1949)
女子児童向け文芸小説の映画化。 基本的には家族愛をテーマにしているが、次女の大人への成長を軸にした構成。 四人の姉妹はそれぞれ違った個性があり、観ていて飽きないのだが、 特にわがままな三女役のエリザベス・テイラーはハマリ役だった。 映像が美しく、演出も悪くない。貧しいという設定はあまりピンとこなかったが、 名作と言われているだけあってアクがなく、全体的に良質な作品には仕上がっている。 当然のことだけど、大人にはちょっと物足りないかも・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-11 06:36:45) |
799. 13日の金曜日(1980)
80年代ホラー全盛の口火となったシリーズ1作目。 「ジェイソン」キャラを前面に押し出した2作目以降とは毛色が違っており、 殺人鬼の正体をはっきり見せない、サスペンスホラーと同じ作りになっている。 鑑賞者の恐怖を煽る演出はもはや定番中の定番だが、ストーリーの面から見れば、 この1作目がシリーズ中では一番面白かった。映像は良くない。 [地上波(吹替)] 5点(2011-08-11 04:13:03) |
800. ブラック・レイン
アクションばかりでなく、日米、刑事同士の友情と絆を軸にしており、ドラマとしても中々しっかりした作りなのだが、日本が舞台のハリウッド映画ということで、全体的にちょっと雰囲気が変わっている。 リドリー・スコットらしい映像ではあるんだけど、ダウンタウンのチャイニーズ街のようで、どこかあか抜けず、今ひとつストーリーに浸れなかった。 松田優作の遺作となった作品だが、彼の鬼気迫る演技は素晴らしい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-11 04:08:08) |