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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  泥棒成金
偽者は誰なのか!というストーリーはまぎれもなくサスペンスなのに極力サスペンス演出を排除し、ロマンス色、コメディ色を前面に押し出している。今気づいたのですが『ダイヤルMを廻せ!』『裏窓』そしてこの『泥棒成金』というヒッチコックとグレース・ケリーのコンビで見せる3作品ってすべて同じ年の製作なんですね。凄い!でもなるほど、だからこそ作風をあえて変えてきたのでしょう。ロングショットで見せるカーチェイスシーンは意図的にスリルを排除しているのがわかる。南仏ののどかな景色を眺めながらのちょっとした観光気分を味わえるカーチェイス。そしてやっぱりグレース・ケリー。クールなお嬢様がプンプンと怒る様がなんとも可愛らしい。そして熱烈なキスシーンでは大人の女の顔を見せる。美しいグレース・ケリーを堪能する映画。でもどうせならもっともっと彼女を前面に出し切ってほしかったような気もする。
[DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 11:50:08)
122.  空の大怪獣ラドン
当時の特撮怪獣モノって独特のレトロ感があって好きです。この作品も例にもれずですが、それって特撮であることとかミニチュアの町の再現から成るものじゃなくて、きっと怪獣が出てこない部分で描かれる風景や家屋のセットからくるような気がします。そういう意味でもこの作品は炭坑の現場、工場、事務所、集合家屋、そしてその住民たちの独特の生々しさに溢れていて、ラドンそのものよりも強烈に印象に残っています。かといって、ラドンがダメってことじゃなく、むしろ幼少の頃からゴジラやガメラよりも、ただ飛ぶという行為だけでとてつもない破壊力を見せつけるラドンが好きでした。はっきりと見えるピアノ線は電線がひっかかってるんですよ、きっと。学者や警察を交えた会議はシリアスなくせして怪獣の存在にあまり驚かずに淡々と進むのは怪獣映画全盛期ゆえでしょうか。それはそうとラドンって、プテラノドンだったんですね。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-02 15:46:33)(良:1票)
123.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
ラストは小さい頃にシスターに叱られたトラウマでうろたえちゃって落ちたんだと思ってたんですが違うの?同僚を亡くしたトラウマからなる高所恐怖症に始まり、愛する女をそのトラウマのせいで失うという二重のトラウマを抱え、ラストで一気にトラウマを克服したとたんに女が自らのトラウマによって死ぬという構成に、巧い!と思ってたんですが..(誰も触れていないので不安になってきた..)。スコティの視点からマデリ-ン(ジュディ)の視点に切り替わるところも巧いなあ。ネタばらしのシーンです。真相を知ってしまったら、知らされていないスコティに感情移入するのは難しいし、反対にどう乗りきろうか、というジュディに感情移入しやすくなっている。スコティの変質的な愛は不安な心理にあるジュディの視点から描かれているのでことさらにスコティを異常に描いているんじゃないだろうか。 個人的にダメだった点を一つ。途中、スコティがどん底に落ちていくのを象徴するような映像は個人的にダメです。顔がくるくる回転していくやつ。もちろん不安を煽る演出のひとつなのでしょうがどうも苦手。また厄介なことにこの作品を思い出す時にその場面が一番最初に頭に浮かんでしまう。なので総合評価は「巧い!でもちょっとイヤ」
6点(2004-11-05 12:10:44)(良:1票)
124.  裏窓(1954)
身動きのとれない主人公同様に、部屋から一歩も出ないカメラが観る者に好奇心とジレンマをもたらす。双眼鏡や望遠レンズごしの人物がいつこちらを見るのかという緊張感を持続させながらサスペンスのクライマックスでとうとうこちらを見る。あ~、だから言わんこっちゃない!と誰に言うでもなく(きっと自分自身に)言ってしまう。ここで緊張は途切れない。電話が鳴り、足音が近づき、恐怖感まで伴う。しかしその後がちょっと不満。フラッシュで目を眩ませるという時間稼ぎがチトしつこい。相手の視点の眩む映像は巧いけど、視力が回復するのが早いし、回復したら駆け寄るとかすりゃあいいのにゆっくり歩み寄るし。イマイチ緊迫感を削がれた。技巧に走りすぎた感あり。まあ、それまでの演出の効果があまりにも素晴らしかったからこその不満であります。ジョークに対しジョークで返す軽快な会話のキャッチボールも楽しめます。
6点(2004-11-04 13:37:38)(良:1票)
125.  紳士は金髪がお好き(1953)
当時、歌は吹き替えが当たり前だった中、素晴らしい歌声を披露してくれたモンローと新人モンローをささえる側にまわりきっちりと役をこなしたラッセルは評価したい。二人の対比も面白い。でもモンローありきの作品です。 お金がすべてと言い放つ女に「私だったらこう言ってやりたい!」と思い観ていたら、最後のフィアンセの父親に言った言葉にグゥの音も出なかった。妙に納得してしまう。いや、納得はしてないが、「ま、いっか」となる。モンローじゃなかったらそうはいかないだろう。
6点(2004-07-23 11:32:35)
126.  雨に唄えば
ミュージカルがかなり苦手なジャンルでして、そのせいもあってか、この作品がなぜここまで皆から愛されるのかが解かりません。もちろんつまらないということはないんですけど..。ココで絶賛されているドナルド・オコナ-もどうも生理的に受け付けない。同じミュージカルで同じジーン・ケリーものなら、この作品より一年先に公開された『巴里のアメリカ人』のほうが断然面白いと思う私って変?リナのおちゃめな声にプラス1点。こんなところにプラス評価してしまう私ってやっぱり変?
6点(2004-04-12 16:06:37)
127.  シェーン
「シェ--ン 髪バー-ック」という育毛剤のCMを思い出す。そんなことはさておき、この作品で悪として描かれる農場主の言い分を聞くともっともな言い分で、なぜ入植者が悪とならないか不思議に思う。しかしこれがアメリカなのだろう。インディアンから土地を奪い盗っても侵略者ではなく開拓者なのである。前進する者が正義となる国。主人公シェ-ンもこの新しい正義の波に乗り遅れた一人にすぎない。つまり農場主と同じ立場の人間。ただのヒーローものに終わらせず「努力したが変われなかった」と言わせたところがこの映画の素晴らしいところ。だから余計に、一見ヒーローものに見えるつくりが気に入らない。
6点(2004-03-18 12:22:55)(良:1票)
128.  お熱いのがお好き
ヒロインが軽薄な女にしか見えないがププッピドゥだから許す。と思ったらお金がなくても追いかけてったのでもっと許す。それにしてもあの終わり方は素晴らしい。スケベ親父のセリフで終わらせるなんて!しかも余韻一切なし!
6点(2004-01-15 11:06:56)
129.  どぶ
新藤兼人は脚本した作品には楽しい作品が多々あるのにどうして本人が監督も兼ねちゃうとこう真面目くさいものになっちゃうのか。66年『本能』なんかは社会派としての厳しさをユニークな作風の中にうまく描いていてけっこう好きなんだけど、この作品のようにひたすらシリアスで来られるときつい。乙羽信子の衝撃のアホ顔は最初この映画の中できつさを和ませるユニーク担当なのかと思ったが、どうしてどうして、より一層のきつさを出すためのものだった。この人の作風に美人は不要なのかもしれないが映画なんだからもうちょっとなんとかならんか。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-01 14:13:02)
130.  ノックは無用
アブナイ女を美人が演じるのは至極真っ当なんだけどマリリン・モンローには華がありすぎた。遺作『荒馬と女』では不安定な精神の女も実に様になっていたがこの主演デビュー作においては「華」が勝ってしまっている。冒頭から低いトーンでうつらうつらとしゃべることで「若さ」「明るさ」といった「陽」を消して「陰」を出そうとしているのはわかるが類稀なる「華」はそんなことだけでは消えはしない。というか作る側も作品の質よりも「華」を選んだのだろう。まあそれはそれでいい。そんなことよりも部屋の住人が戻ってくるかもしれないとか他の部屋の住人に覗かれてるだとか電話を盗み聞きされてるとかといったものがサスペンスにいまひとつ活かされていない、また重要な役どころを予感させるホテル探偵がこれまた全くサスペンスに寄与しないってことのほうがはるかに問題だ。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-25 13:46:09)
131.  欲望という名の電車(1951) 《ネタバレ》 
テネシー・ウィリアムズの戯曲はとにかくタブーに塗れているので、映画化にあたっていかにそのタブーを隠し、いかにそのタブーを想像させるかがポイントになろうかと。でもやっぱりこの時代、間接的な、あるいは比喩的な描写でも許されなかったのだろう。『熱いトタン屋根の猫』の親友の同性愛の末の自殺が親友の自殺に改変されたように、夫の同性愛の末の自殺は夫の自殺に改変される。それでも小出しにしか言及されない女の過去という謎めかしとヴィヴィアン・リーの最初からどこか線が切れたような演技も相まって、何かが彼女の過去にあったのだということはなんとなく想像できるようになっている。脚本もテネシー・ウィリアムズらしいが、映画の制約の中ではほぼパーフェクトな脚色だったのかもしれない。それでも『熱いトタン屋根の猫』のほうが好きかもと思うのは色気の差か。濃厚な演技ばかりが前に出ている。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-12 13:26:15)
132.  地上最大のショウ
セシル・B・デミルといえばやっぱり『十戒』を思い浮かべるんだけど、『十戒』もこの『地上最大のショー』もデミル監督の最晩年の作品。実はそれよりもずっと以前、1910年代から超大作をバンバン作ってきた人で、映画=スペクタクル=ハリウッドという図式の礎の人でもある(もちろん『十戒』が極めつけであることは間違いない)。サーカスってのは映画以上に=スペクタクルなわけでサーカスの見所をたっぷりと見せることがそのまま映画のスペクタクルとなっている。花形スターもいれば道化役もいる。仕切り役もいれば裏方もいる。スペクタクルを生み出す大サーカス団はデミル監督にしてみればまさに映画製作チームと同じだろうと思われる。プライベートよりもひたすらサーカスのことだけを考える座長はもちろんデミル監督の分身なのだろう。だからこそその意志を一番の理解者であるヒロインが引き継ぐラストシーンが爽快なのだ。男女の掛け合いがストーリーに埋没してしまい、それ単体で楽しめないのがもったいない。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-10 15:44:00)
133.  イヴの総て
お話は面白いし、冒頭の受賞式シーンから回想に入ってゆく構成も巧いし、人間関係も整理されてて分り易いし、配役もお見事だし、名セリフてんこ盛りだし、どう見たって名作なのは間違いないのだろうけど回想形式にした部分意外は映画というよりも舞台劇を見ているような感じ。セリフが多いのはいいのだが、その言葉が決定的なものであふれかえりすぎている。お話と無関係の言葉は全く出てこない。当時のハリウッド映画ってだいたいこんなのが多いんだけど、これで2時間超はキツイ。いや、舞台っぽくても面白さが凝縮されてるならそれはそれでオーケーなのだろうから個人的な好みの問題でしかないのですが。それでも時間をあと30分端折ってくれたら手のひら返したように絶賛するかもしれないくらいの面白さはある。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-17 11:41:55)(良:1票)
134.  水の話
トリュフォーがパリの洪水を撮ったはいいが使えないと放棄したフィルムをゴダールが切り貼りして映画にしてしまったもの。全編を被うゴダールのナレーションはゴダールの他の映画同様に無視。字幕もあるけど無視。ゴダールの映画のナレーションは「説明」ではなく効果音なのだから。でも、この映画、あんまり面白くない。ドキュメンタリーとフィクションがムリヤリひっつけられたという感じ。ま、ムリヤリひっつけたんだけど。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-14 13:53:43)
135.  吸血鬼ドラキュラ 《ネタバレ》 
ドラキュラ映画初カラー作品にして超ヒット作。でもこれってこの作品より20年以上前に作られた『魔人ドラキュラ』のパロディでしょ。ま、それはそれでよくってなかなか上質なパロディだと思った。まず冒頭、女吸血鬼とドラキュラがまるで獲物を取り合う狼のように牙をむき出しにして怖い形相で対峙するシーンは、いきなりの見せ場に嬉しくなりました。その怖い形相ってのがなぜだか笑えて、そうゆう意味でも楽しいシーンで無性にワクワクさせてくれるシーンでもあります。その後も、とにかく展開が早く無駄がない。そもそも始まりからヘルシングの刺客の隠密行動だったわけですから、最初から最後までドラキュラVSヘルシングが描かれているわけです。お互いが先を読み、裏をかく、そんな戦いが今見てもけっこうスリリング。もうちょっとドラキュラが怖かったら、というか怖い演出があったら言うことなかったのですが。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-25 16:58:46)
136.  ミスタア・ロバーツ
所々にロケーションの素晴らしい画があったのですが、船上での舞台劇的なノリとはミスマッチに思えました。喜劇の中でロバーツの男気を見せてゆくのですが、男気だけが究極に描かれていて、コメディが添え物になっているような気もします。反対に、徹底したドタバタコメディの中でさりげなく男気を描いたほうが断然面白いと思うのですが..。ラストのオチも微妙です。笑っていいのか..やっぱり笑えないですよ。
[DVD(字幕)] 5点(2005-06-30 13:57:10)
137.  渚にて
映画製作時から見た近未来SFだが、映画がスター俳優たちのものだった頃のハリウッド映画らしく人物メインで映しているせいもあってロマンスものにしか見えない。エヴァ・ガードナーとグレゴリー・ペックがバルコニーで語らうシーンが最も力の入ったシーンで、それ自体はいいのだが「核の恐怖」の最中という設定を無視した演出はどうかと。切羽詰った感でも無常感でもなんでもいいけど、普通じゃないってところが全く描かれていない。無人のマンハッタンとかレースシーンの迫力とか随所にいい画はあるが、やはりスターの顔を引き立てるハリウッドスタイル、しかもオールキャストの弊害は否めない。
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-02 14:08:02)
138.  愛妻物語
レビュー二番目にして前の方と同じく4点というのはなんだか気がひけるのだが、見る人によってはじゅうぶんに高得点だってありえる感動ドラマですので。とフォローから入ってみる。シナリオライターの主人公が「これはシナリオじゃない。ストーリーです。」と大御所映画監督・坂口から付き返されるシーンがありますが、これは実際に新藤が溝口健二監督に言われたという有名なエピソードです。そのことからもこれは「半自伝」どころか「ほぼ自伝」と言っていいかもしれません。新藤監督の亡き妻への気持ちと監督デビュー作ならではの力の入りようゆえか全体的にちょっと硬い印象を受けました。演技自体もどこか前時代的に見えたのは、たまたま同時期に拝見した同時代同テーマの清水宏『もぐら横丁』のせい(清水監督の演出は際立って自然を装ってるもんで)だけではなかろう。でも私映画の、しかもこの内容ならではの監督の真剣さは伝わります。
[映画館(邦画)] 4点(2010-05-19 16:53:56)
139.  老人と海(1958)
とりあえず映像のつぎはぎが酷い。徐々に夜が明けてゆく美しい空が明るくなったり暗くなったりするのは西の空と東の空だとしよう。それでもあの画はいらない。かじきが水面に現れた実写映像、これもいらない。つくりものバレバレのセットでもなんでもいいからそれだけでやってほしい。ずっとスペンサー・トレイシーだけを撮ってればいい。ナレーションはたしかに名作文学の世界観を作ろうしているのだろうが、それならいっそ、最後までナレーションだけで進めたほうがいい。見せよう見せようとして映画の醍醐味を見失っている。
[DVD(字幕)] 4点(2007-02-13 15:40:13)
140.  アフリカの女王 《ネタバレ》 
けして若くはない二人の男女に降りかかる危機また危機。といっても目的を阻止させられるという意味での危機であって、その目的に必然性を感じ得なければ見ている側はどうしたって「この二人はアホか」となってしまう。しかし戦争の記憶がまだはっきりと残された当時のアメリカ合衆国ならば、軍人でもなく若くもなく強くもないアメリカ人のこのミッションインポッシブルには大いに沸いたのではないだろうか。ドイツ兵をとことん悪者にしたアドベンチャー映画にハラハラし、不器用な中年男女の恋愛にヤキモキし、二人の目的のその突拍子のなさに驚き、ラストで拍手喝采。そうゆう意味では時代を考慮しなければいけない作品で、普遍性にはかなり欠ける作品といえる気がします。仮に目的が「戦う」ではなく「逃げる」ならば今でも楽しめるような気がしますが、それだと当時は全然受けなかったでしょう。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-17 16:34:52)(良:1票)
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