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VNTSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 617
性別
自己紹介 監督はスタンリー・キューブリック
俳優はジャック・ニコルソン
原作はスティーブン・キングが好きです。
要はシャイニングがドンズバなんです。

ホラーが一番好きだと思っていたんですが、自分の評価を見直すとどうも感動系が好きらしい。

9点以上は余程面白くないと付けません。

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121.  彼岸花 《ネタバレ》 
父親は「感情」で考え、母親は「論理」で考える。母親というよりも、出てくる女性が皆「論理」派だ。見てるだけだと論理で考えている人達のほうが賢く見える。でも、仕事場に急に娘の彼氏が来て、「娘さんください」って言われたら、条件反射で反発しちゃう気持ちもよく分かる。あとはそこで、どのタイミングで論理で考えるきっかけを差し込めることができて、シフトチェンジできるかだ。父親は頑として論理で考えたくなかったんだろう。考えてしまうと、娘を嫁に出すのが正解に決まってるので。子離れしたくない!と駄々をこねてるだけ。娘が嫁ぐか嫁がないかっていう、毎度の小津作品とたいして変わらない設定だけど、主役を父親にしただけで違った見え方になってた。
[DVD(邦画)] 8点(2011-09-02 23:22:30)
122.  麦秋(1951) 《ネタバレ》 
「家族の幸せ」と「自分の幸せ」。言い換えると、「共同体の幸せ」と「個の幸せ」。この関係の作りが上手いな~と思いました。共同体は個の事を心配し、個は共同体の事を心配している。お互いがお互いを心配している状態。この状態だと、物事がなかなか進展しないんです。でも、この進展が鈍い状態こそ、実は、共同体と個共に、一番幸福な時間帯なのではないかな、と思います。それは儚くも尊い時間。その尊さは、進展が始まった時にようやく気付くんです。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-26 23:19:39)
123.  カーズ2 《ネタバレ》 
1作目では「利己的よりも利他的であれ!」と言っていました。この2作目ではさらに進化して「利他的でかつ個性的であれ!」と言っています。そして、この監督の考え方が少し垣間見れました。「競い合うのは好き」だけど「奪い合うのは嫌い」なんですね。どこからどこまでが競い合いで、奪い合いなのか、線引きするのは微妙なニュアンスですが、この考え方はとても同感できます。あと特筆すべき点は、代替燃料に光線を送って爆発させる時に使用した、撮影機型のカメラ。あれ、上手に「マスコミ」を揶揄してますね。代替燃料は完璧に近いけど、実は小さなリスクがある。それは、とある光線を当てると燃料が沸騰して爆発してしまう、という設定。マスメディアもやってる事は同じですよね。小さなミスや小さなリスクを見つけては、あたかも大きく見せかけて映し、どんどん話を増幅させていく...。あの光線銃を、テレビ局にありそうなカメラに仕立て上げたのは、アイディア賞です。
[映画館(吹替)] 8点(2011-08-19 15:31:02)
124.  カーズ 《ネタバレ》 
人生において、為になる教訓が一杯詰まっています。利己的→利他的になって初めて、主人公のマックィーンは幸せそうになりました。もし、マックィーンがラジエーター・スプリングスの街を訪れなければ、マックィーンは一生利己的なままで、不幸な人生を歩んだことでしょう。また、現代社会が抱える問題点を警鐘しています。働きすぎは良くないよ、休暇も大事だよ。効率化を優先して無駄を切り捨てることばかり考えてると、大事なもの、輝かしいものを見過ごしてしまうかもしれないよ。・・・コミカルで楽しいキャラクターと、作り手の伝えたいことがしっかりと注がれているテーマ。大人にも子供にも適している優れた作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2011-08-15 20:18:11)
125.  ツリー・オブ・ライフ 《ネタバレ》 
監督の憂鬱に、2時間超、長々と付き合わされました。何でそんな物哀しげに展開してるの?ってくらい、鬱々としている。弟の死を除けば、至って平和な家庭で育っているのに。ショーン・ペン演じるジャックが、そんなに虚無感に囚われる必要がどこにある?神に懺悔するような物言いが多いけど、ジャックは別に悪い事してないし...。それに、父親と息子がバチバチになるのはどこの家庭でも大体そうだしさぁ。ブラッド・ピット演じる父親は、そこまで悪い父親に見えないのが残念な所。飲んだくれで借金まみれでバリバリDVし放題とか、世にはもっと悪い父親が山ほどいるでしょう。映像が綺麗なのは綺麗で良いとして、そこ特に求めてないんだよね~、こういう映画には。映像最優先じゃないから。もっと人間ドラマを期待してた。
[映画館(字幕)] 3点(2011-08-12 23:06:07)(良:1票)
126.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 
相性よりも運命なんだという構図→【相性<運命】。そして、現実主義よりも理想主義なんだという構図→【現実主義<理想主義】。この2つの構図が描かれている作品です。要するにロマンチックっな話です。価値観が合っていたり気が合うことよりも、「理由は分からないけど気になって仕方が無い」という、理屈抜きの考え方。ある種の霊感や占いなど、オカルトチックな方向を重きに置いている。アニーの婚約者のウォルターからして見ると、たまったもんじゃないでしょう。相性良く見えてるのに、別れを告げられるなんて。よくすぐに納得できたなぁって思います(笑) 結末としては、サムとアニーが結ばれていますが、これって実は、サムの息子ジョナとアニーが結ばれているんですね。ジョナとアニーは、どちらも運命を信じ、理想主義でもある。同じ人種です。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-08 19:47:35)(良:1票)
127.  大鹿村騒動記 《ネタバレ》 
映画人生そのもの、を歌舞伎に例えて楽しく展開しています。例え身体に不自由が出てきても、決して衰えることのない役者魂。舞台の上こそが「太陽の当たる場所」なんだと力説している(主題歌のタイトル通りだ)。そして、良いことも悪いことも関係無い、ただただ普通に過ぎ去っていく日常も、かけがえの無い物なんだよと、言われているかのようだった。それを、眉間にシワを寄せる事無く、ユーモアをふんだんに使って表現している所が、この映画の優しさだ。特に名前の付け方が面白いですね。主人公は、露悪的なのに「善」だったり、バイトで入ってきたオカマちゃんは百獣の王「ライオン」だったり。分かりやすいベタな笑いを正々堂々とこなしてる所が、とても清々しいです。
[映画館(邦画)] 6点(2011-08-05 20:52:19)
128.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 
上っ面なフィクション性が終始付き纏ってた。と言うと批判的に聞こえるかも知れないけど、そうではないです。この映画自体が、作品内で演じられている劇と同じように、どこかフワフワとしている。例を挙げると、ヴァイオラが男装していても周りが誰も気付かなかったり、ベタな展開でヴァイオラのカツラが取れたり、エリザベス女王がひっそりと劇を見に来ていても最後まで誰も気付かなかったりと、普通に考えると滑稽とも捉えられるシーンをちょいちょい入れている。そうすることで、フィクション性がアピールされている。そのアピールがあるお陰で、「この映画という作品」と「ロミオとジュリエットという作品」この2作品が、縦ではなく横に同列で並んでいるような、ある種リンクしている感覚というのが生じる。巧妙だと思います。そして、シェイクスピアは終始目が血走っていて気合入りまくり。勿論、作り手はシェイクスピアというキャラクターに対し愛情を注いでいると思うので、作り手の人達もシェイクスピア同様、この映画を作ることに対しても気合が入っていたんだろうな~と窺い知れます。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-01 23:41:04)
129.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
夏の風物詩、花火大会です。あっちでドカーン、こっちでドカーン、連続してドカーン。もしくは、歌舞伎です。ここ一番でオプティマスが登場すると、瓦礫の下からサムが待ってましたとばかりに「オプティマ~ス!!」って必ず大声で合いの手を入れます。「中村屋!」みたいなノリ。もう理屈じゃないです。マイケル・ベイとスティーブン・スピルバーグのやる気・パワーみたいな物が解放されて、超ド迫力の映像と化しています。圧倒的。ストーリーは相変わらずおバカ映画ですが、前作までと比べると若干良くなっています。敵側の言い分にも筋が通っていましたから。もう一つ、主人公のサムにはアンバランスなセクシー女優が彼女役に付く、というこの映画のお約束もしっかり守っていました。「ダイ・ハード」っぽさを感じ、「博士の異常な愛情」のオマージュも見受けられました。この製作者たち、映画が好きなんだな~って思います。
[映画館(字幕)] 8点(2011-07-29 19:48:29)
130.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 
お色気やギャグ要素を差し込むことで、フィクション性をアピールし、ストーリーの欠陥を指摘する意見に対する措置を取っている。なので、「地球じゃなくて別の星から太陽狙い撃ちすればいいじゃん」とか揚げ足を取っても仕方が無い。ヒーロー物のロボットアクションとして見るだけにして下さい、と作り手に言われているかのよう。逆に言えば、いかに悪者の行動理由を説明する重要性というのが大事か、ということも言える。尺のうち10分でも15分でも使って、悪者側の理由付けをもっと分り易く確固なものとして提示すれば、映画としての質がぐっと上がるのにな~。とは言え、この作品は前作もそうだが、とりあえず映像のクオリティーの凄さに尽きる。まるでコンクリートをスケートリンクに見立てたような、アイススケートさながらのなめらかな動き、ヌルヌルした変形シーン、工業製品でも動物でもお構い無くロボットで表現しちゃう所など、有無を言わせない圧倒的な表現能力には感服。そしてこのグラフィック技術は、諸刃の剣でもある。そっちに重点を置いてしまうと、先述の通りストーリーが疎かになってしまうという罠がある。オプティマスを生き返らせることもできるし、太陽を破壊することもできる、そう、まるでサムとディセプティコンが取り合いしていたマトリクスのような危うい輝きが、VFXの技術にはある。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-22 22:42:38)(良:1票)
131.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 
宮崎駿の若かりし頃の空気をまんまアニメ化したような作品。新聞部の「風間俊」は、まさしく「宮崎駿」を投影してるんだろう。名前が「俊」と「駿」でそっくりだし。宮崎駿が見てきた全共闘時代、その頃の学生運動さながらの論争を日課としている、カルチェランタンの学生たち。カルチェランタンの存在自体が、スタジオジブリなんじゃないかと思った。オタクな人々の集まりで、色んな派閥はあるけども、スタジオジブリの存続だけは守らなければならない。そしてカルチェランタンは、古い文化の象徴でもある。その古い文化の価値を理解しろと、視聴者に訴えかけている。カルチェランタン建て壊しを撤回した理事長は、その古い文化の価値を理解するに至った。この映画自体が、カルチェランタンのような内容なので、この映画の良さ自体を理解しろと、言われてるようだ。あと大きなテーマとしてあるのが、ヒロインである松崎海に重く付きまとう、亡き父の存在。「父親」という存在の、絶対的な偉大さ…これって、宮崎吾朗と宮崎駿の関係そのものだ。宮崎吾朗もまた、松崎海のように、「信号旗」のようなぎこちない手段でしか、父親とコミュニケーションが取れなくて…そして、いつか宮崎駿が居なくなったとき、父親の偉大さが呪いのように残るんだと、暗喩しているかのように見えました。
[映画館(邦画)] 7点(2011-07-22 12:55:44)
132.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
全ては、アスガルドの王であるオーディンが悪い。国全体をあげてオーディンに対し責任追及した方がいいと思う。ソーが我儘に育ったのも、ロキが不幸な人生を歩むことになったのも、元凶はオーディンだ。ソーを追放する前に、オーディンが追放されるべきだ。一国のあるじが、大事な所で狸寝入りするなんて・・・国会で党首討論中に総理大臣が寝てるようなもの。都合良くなったらちゃっかり起きるしw 他国の赤ん坊を勝手に拝借し、自分の子供のように育て、挙句の果てに「上野動物園のパンダのように、国交の道具として使えるかもって思ったからお前を育てたんだよ」と、当の本人に赤裸々告白しちゃう無神経さ。ひどいでしょ。アスガルドを焦点にあててみると、国民は動物を食べたり、果物を食べたりしている。いわゆる、狩猟と農耕が混じった民族。それに対し、地球は産業や情報が発達した世界。ソーが住むアスガルドを「旧アメリカ」、氷の巨人が住むヨトゥンヘイムを「旧ソ連」、ジェーンが住む現代を「現アメリカ」と補助線を引いて考えてみる。まず、アスガルドって、ヨトゥンヘイムよりもかなり強い。だってロキが一掃しようと思えば出来るくらいなので、ヨトゥンヘイムはけっこう弱い。「旧アメリカは旧ソ連よりもかなり強かったんだ!」と言ってるように見えてくる。そうすると、前述した「全ては、アスガルドの王であるオーディンが悪い」っていう自分の発言と照らし合わせて見た場合・・・全ては、旧アメリカの大統領が悪いってことを言いたいのかな?マーベル・コミックの原作はWikipediaによると1962年。当時の世相を風刺したのでしょうか。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-15 22:56:28)(良:2票)
133.  アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 
「これからも映画界でバリバリやっていくからね!」っていう製作者たちの想いを感じました。スティーブン・スピルバーグが後ろ盾に付いたこの映画。1~9までのナンバーが付いた仲間達は、製作者たち作り手自身が投影されている。とすると、敵対するモガドリアン(侵略者)が、どうもスター・ウォーズに出てくるダースモールに見えてきちゃって、「ライバルはジョージ・ルーカス!ルーカスなんかに負けないよ!」って言いたいのかなぁ…なんて思ってしまいましたw モガドリアンの武器は光線銃みたいので、全然弱いしさぁ。ナンバー付いた仲間達の方が圧倒的に強い。要するに「自分たちの方が才能あるからね!」って誇示してるみたいです。ナンバー付いた若者を、やたら守護する役割が存在するのも興味深い。途中で死んでしまった父親替わりといい、キマイラに変身した犬といい、これは「マイケル・ベイとスティーブン・スピルバーグが守護神です!」と言ってるようなもん。監督のD・J・カルーソーがまさに主人公ってことだ。この監督は、きっと「映画作るのはすごく大変なんだ、見る側(受け手)の方がよっぽど楽なんだ」って思ってるに違いない。何でそう思うかというと、「パラダイス」って街が出てきて、カメラ好きな女子や、ガキ大将的ないじめっ子がいる世の中、そんな平凡な世界の方が、映画作ってる自分達のいる世界よりもよっぽど「楽園」なんだ、って言ってるように見えたからです。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-09 00:00:27)
134.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 
バカ映画です。ほんっと馬鹿。どんだけバカ映画なのか分り易くするために、エイリアンを「製作者」、逃げ惑う人間を「見ている私達」、エイリアンが放つ青い光を「VFXの映像技術」と置き換えて捉えてみます。まずエイリアンについて。エイリアンは、どこから来たか分からないし目的も分からない。要するに、製作者どこの人かよく分からないし、この映画作った目的も分かんない。でもエイリアンは圧倒的に強いんです。「製作者の圧倒的な技術=エイリアンの強さ」として投影することで、自分たちの凄さを誇示したくてしょうが無いのでしょう。「うちらはこんなに凄いんです!」って感じで。エイリアンは人間を沢山吸い込んで「人間狩り」してます。要するに見ている私達に圧倒的な技術を誇示することで「ひれ伏せろ!そして賛同しろ!」って言いたいんでしょう。脳味噌取ってまでね。エイリアンの武器として青い光があります。青い光を見ると人間は魅了されてしまいます。製作者は「俺達のVFXの技術に魅了しろ!」って言いたいんでしょう。まとめると、製作者は、エイリアンに自分たちのプライドを投影しているようですが、見ている私達は、エイリアンに感情移入できないんです。だって人間だもん、人間を応援するでしょう。だから、見た後に感動も何もしないんです。製作者は、自分たちを客観視できてないから、ただただ強さ(技術)をアピールすることしか出来ない。L.A.以外の地域がどうなっているのかが全く映されていないのがまさにその表れです。 
[映画館(字幕)] 3点(2011-07-01 16:56:59)
135.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
少年ジョーが、不慮の事故で亡くなった母の死を受け入れ、大人の階段を1つ登り、そして希望を見つけるお話です。「ジョー=空軍」「ジョーの亡き母親の面影=エイリアン」「アリス(ヒロインの子)=希望」と仮定すると、とても理解し易くなります。①なぜジョーはゾンビ映画を作ってるのか?→生死の判断がよく分からなくて、死を受け止められなく、死を理解しようと苦悩してる心の表れです。②なぜ空軍は列車でエイリアンを運んでるのか?→列車は「ジョーの心の殻」。母親の面影(エイリアン)は、ジョーの心の殻(列車)を破ることで、ようやく母の死を受け入れる出発点に立つことができました。もし脱線しなかったら、ジョーはいつまでも母親の死を受け止められなかったでしょう。脱線を試みた先生の存在は、大きいです。ジョーの父親の弱点でもある「息子を理解する気持ち」をサポートしてくれてます。③空軍はなぜ、町を焼き払ってでも必死にエイリアンを見つけようとするのか→まさに、ジョーが母親の面影を探して彷徨い続けている様が表れてます・・・。④ジョーの父親は必死に空軍と戦っている→父親もまた、息子を理解しようと、息子と戦っているんですね~。⑤ジョーがアリスを助けに行った時、ジョーとエイリアンの意思が一瞬通うシーンがあります→エイリアン(母親)はそこで、ジョーが親離れしたことを悟ったんですね。それに気付いたエイリアンは、自分の星へ飛び立っていきます。そう、それはまさに、少年ジョーの心の中にずっと残っていた母親が、ようやく成仏して天国へ行けたんですね。泣けます・・・(T_T)
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-24 20:52:35)
136.  さや侍 《ネタバレ》 
野見さんはカモフラージュ。本作は松本人志の強烈な心の訴え。松ちゃんの考える所の「芸人とは」「今、芸人として壁にぶち当ってます」という気持ちがそのままストーリーに。まず、さや侍とは「笑わす力が衰えた芸人。でも人を笑わす気持ちは捨ててない」という人物。さや侍=松ちゃん。娘のたえは「松ちゃんのファン」。松ちゃんの活躍を注目してはいるが、つまらない笑いだったら必要ないから、っていう愛憎一体のファンだ。殿様の息子、これはファンよりも下層の人、要は松ちゃんに関心のない人達。松ちゃんから見るとこの人達に自分の笑いを理解して欲しいんだろう。門番2人は、松ちゃんの良き理解者でアドバイスをくれる人。高須光聖や倉本美津留ってとこか。「野見さんの罪状は何?」っていう疑問に対し、理由付けが無い。要は「なぜ芸人の道を選んだか、そんな理由は必要ない」ってことだろう。野見さんは3人の殺し屋に殺されかけるけど死なず。でも自害は可能。これって「自分の芸人の道(運命)は自分で決める!」という強い意志の表れ。殿様の息子を30日以内に笑わせるっていう「30日」は、芸人で言うと「生涯の芸歴」の縮図。まとめると「30日間で殿様の息子を笑わすことが出来るか?」→「生涯の芸歴をかけていかに自分(松ちゃん)の笑いを理解できない人を笑わすことが出来るか?」ってこと。ストーリーを順に追ってみる。まず「芸人の道は先行き不安(野見親子放浪)」→「でもお笑い諦めない(暗殺でも死なず)」→「芸人の道を貫くことを決意(逮捕)」→「生涯をかけて人を笑わすことに懸ける(30日間の刑)」→「良き理解者、ファンに支えられ芸を磨くものの(門番や娘)」→「人は笑ってくれない(殿様の息子笑わず)」→「人が好きそうなネタを作っても駄目(風車を用意)」→「世間から情けをかけられる(切腹保留)」→「重要なのはお金じゃないんだ!(トウモロコシ嬉しくない)」→「芸人の意地。同情で笑ってくれるくらいなら芸人辞める(切腹)」→「こんな芸人の生き様ってどう?(坊主が遺書読む)」→「松ちゃんファンは感動(娘泣く)」→「今まで自分の笑いを理解してくれない人も笑ってくれた(殿様の息子笑う)」→「時代が流れると誰も自分の事なんて忘れるよね(野見さんの墓石)」。松ちゃんは自分の笑いを理解してくれない人への苛立ちが強く、そして自惚れ屋さんですね~。最後に殿様の息子が笑ったシーンを入れる所が、まさに(笑)
[映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 15:40:49)(良:4票)
137.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 
まず、プリップリな綾瀬はるかを走らせた挙句にスロー再生しちゃう監督に賞賛します。ストーリーは、寓話です。父子の絆がテーマ。そして日本の天皇制とダブって見えた。天皇制を滑稽に感じさせる部分もあるけど、左派的な堤真一が完敗するという結末にしているので、右派な映画です。要するに天皇万歳な映画。鬼の松平が、「プリンセスを守るために何億ものお金を使うことに何の意味がある!」と捲し立てますが、それに回答する大阪国総理大臣は「もっと大事なモノがある」と反論。そこがまさに、日本の天皇制とダブって見えたところ。天皇がいる意味あるの?いっつも控え目なスタイルで手を降ってるだけで、宮内庁とかお金かかるだろうし。みたいな事を考えていたのも束の間・・・。もともとプリンセスが重要っていう話だったのに、気が付いたら父子の絆の方が重要になっていて、いつの間にか焦点がすり替わってしまった。大阪国とか、豊臣秀吉の末裔っていうのは結局の所、シンボルとして必要なだけで、そのシンボルを上手く機能させることで、親子の人間関係を良好にしようってことを言いたかったんだな、と解釈しました。天皇陛下、ばんざ~い!!www
[映画館(邦画)] 6点(2011-06-10 20:33:09)(良:1票)
138.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 
ジャーナリズムとは何か?革命とは何か?全共闘とは?安田講堂とは?信じることとは?幸せとは? ぜーんぶ分かりませ~ん!凄く面白くもなかったし、つまらなくもなかった。松山ケンイチの艶っぽい詭弁家はハマリ役だった。妻夫木聡の男泣きも見どころ。やけに煙たい映画だった。
[映画館(邦画)] 6点(2011-06-03 13:07:22)
139.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 
前作以上にバイオレンス度が増し、前作よりも数段楽しめました。吉高由里子のウサギちゃんっぷりに萌え。伊藤歩も良かった。終盤の展開は、意味不明で理解が追いつけなかったけど、別にどうでもいいや。開き直りw 不条理さいこう。地下鉄電車内での戦闘シーンはゾクゾクでした。
[映画館(邦画)] 7点(2011-05-27 17:05:14)
140.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
演出家の髪型が、マッチ棒みたいでした。マッチ棒のくせに色づきやがって・・・。まぁ、それはどうでもいいです。前評判で「面白いよ!」と聞いていたせいか、期待値が上がっている状態で見てしまったのが反省点。正直、そこまで圧倒されませんでした。クライマックスに近づくにつれて、スクリーン上では盛り上がってくるんですが・・・。たぶんストーリーの「土台」が弱いから、その上に積み重ねてる台詞や演出をいかに作り込んでも、7分咲きくらいにしかならないんじゃないかと。もっと、伏線や不条理さをバンバン注ぎこんでもいいんじゃないかと。B級・C級ホラーのほうがよっぽどストーリー性あるんじゃないか?w 展開はジワジワと緩い。渦を巻くような狂気をどうしても期待してしまった。実際は、ニナの小宇宙の中での話w このくらいの小宇宙なら、今の現代にドロップしなきゃならないような作品とは感じられない。ナタリー・ポートマンを抜擢したのはとても良かったです。処女性は感じられませんでしたがw
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-20 23:28:02)
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