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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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141.  フェノミナン
この映画は、SFではありません。私はこの映画を観たあと、しばらく放心状態になりました。それも、二、三日・・満点をあげたいくらいよい映画です。が、見る前に、あらすじとラストを調べてしまった!何たる馬鹿!!おかげで、いろんなサイトで高評価がつき、(泣ける)と言われてたのに、泣けずじまいで逆に深く重い映画になってしまった・・これをまだ見てない人は、絶対何も知らないで観たほうがいい。同じ過ちを前、シックスセンスでやり、泣けなかったから(全然似ていません、念のため)何も知らなければ、爽やかに感動できます。トラボルタの映画の中で、1,2の出来かも?わたし的には3番。本当に存在感あります。それがリアルで、まるで自分の身近な人のように感じられ、怖くて寂しくていとおしかった。心から人を好きになりたくなる映画。音楽も有名な、クラプトンの曲です。結構哲学的なファンタジーです。泣こうとかかまえてたら、覚めた目で見るから泣けないかも?いやあ、でもうまいよ、トラさんは・・こんな役もできるんだから。
8点(2003-12-07 12:51:49)
142.  スティング
思わずニヤニヤって感じの、コメディの要素もある、大変おしゃれな映画と思います。ただ・・私がこれを初めて見るのが遅すぎた。つまり、ぱくってる今どきの二転三転サスペンスたくさん見すぎた。そして、私は有名な二人を知らない。レッドフォードは、追憶しか観たことがなく、ニューマンにいたっては、コレがなんと初めて!この二人もさすがですが、悪役の、ロバート・ショーの演技が気に入り、これは、オーシャンズ11のアンディ・ガルシアとは格が違うと感心。ゲームのようなエンディングも、こっちを先に見ればよかったと。ただ、この映画は、趣味が良いので、後味がいい。難を言えば、レッドフォードが気にかける彼女との間やあらゆる経緯がわりと、事務的に紙芝居のように運ぶのは、感情移入は出来なかった。レッドフォードはやはり、ブラピ似と確認できたし、ニューマンがセクシーでした。列車のシーンや場外馬券バーと、楽しかったです。場所は色々変わりますが、ホント紙芝居のような作りで、コレは舞台的だと思いました。
8点(2003-12-07 12:48:49)
143.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
マジ怖かった!あらすじを(かなり)聞いていたので、早送りしたシーンもあるが、それでも怖い。精神にくるホラー。生きてる人間が一番怖い。この映画では、全員生きてる人間で、死霊や悪魔は出てこない。超能力を持ついじめられ少女の復讐劇なのだが、ラストのインパクトある映像に思わずホラーとしてしまう。最初のシャワーシーンの初潮の血、ラストの生き残った級友の夢にでてきた手首のリアルさには、死霊のはらわたを見て以来久しぶりに、大声で叫んでいました。キャリー役のシシー・スペイセクのうまさに同情、共感し、冥福まで祈ったのに、あの最後まで化け物扱いはショックで減点。母親も怖かった。実はトラボルタ目当てで観たけど(頭悪そうな不良役)みんなキャリーの演技で飛んだ。キング原作、デパルマ監督という濃さですが、確かにデパルマは、うまい。けど満点じゃないのは、血のパーティの惨劇の分割映像。意見分かれますが、しらけました。ロープの撮りかたはいい。ぐるぐる回るスロー映像は、酔いそうになった。
8点(2003-12-07 12:43:54)(良:2票)
144.  ロッキー
こういうスポコンもの、なりあがり映画って、特に男性のファンが多いでしょうね。けど、私にも少なからず異性の血が流れてるのか??素直に感動し、燃えましたよ。コレは1しか観てないけど、それで十分です。特に覚えてるのが、公園かな?で、トレーニングするスタローンのいでたち。パーカーにジャージだったと思う。めちゃくちゃかっこよかった。音楽も奮い立たせるマーチスタイルでよかったです。
8点(2003-12-07 12:32:06)
145.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
あんまり覚えてません。1があまりに印象深かったのと、デニーロが出てきて、シーンが二重になるところが理解できてなかったりと、パチーノの残虐さが恐ろしいくらいエスカレート。ソニーが殺されたのはこっちの方だったのかな?とにかく、任侠ものの王道ですが、日本ではやくざ、あちらではマフィア、呼び名は違っても組織の団結とファミリーは変わらない。かっこいいとさえ思うほどの、冷淡な報復。あの例の音楽にシチリーの土。今のギャング映画とは比べようもないほど、濃いし真面目。彼らは真面目なのです。たまにタランティーノに飽きたら見ようと思いますが、いや、真面目にこっちは殺ってます。ある意味怖い。個人的に、ロバート・デュバル好きなんですが、彼は養子役だからまた難しい演技をそつなくこなしてます。
8点(2003-12-07 12:20:19)
146.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
お気に入りの、ジャック・ニコルソン主演の、超名作映画なんですが、この作品って、色々な意味に取れます。(フルメタル・ジャケット)もそうですが、この作品も、設定は精神病院ですが、現代社会にも置き換えられるシリアス作です。今いちわからない場面は、インディアンです。3回も泣きましたが、終わってみると全て、インディアンがらみのシーンなんです。バスケット・シーン、挙手シーン、水飲み機を持ち上げるシーン、この3つに感動し、ニコルソンと同じように思いました。自分の意思だ!って。ところが、ラスト、あれはないんじゃあないの??4度目の意思は、あれなの?ここが後味悪く、理解に苦しみます。婦長役?の女優うまかった。(ネットワーク)思い出した。なんだかんだ文句言って、ここに帰ってくる患者、管理社会を批判しながら、管理されるのを待ってる・・この作品は、りっぱな社会派ドラマでもあります。
8点(2003-12-07 11:57:55)
147.  フェイス/オフ 《ネタバレ》 
アクション&サスペンスでこの採点は甘いけど、満点に近いくらい。ジョン・ウー監督の他の作品は観てない。男を描いてる作品が多いから。これもなんだけど、設定がいいかげんでも、斬新で面白い。この設定はマンガだ。違う血液型、体格(特に思った)そっちのけ、まあそれは途中からなんだけど、それまでからいいかげん。冒頭のメリーゴーランドがいかす。大げさな空港での銃撃戦もいかす。ニコラス・刑事(ふふふ、日本語じゃ刑事って面白い)鏡に向かって怒るところまで彼が主役だった。トラボルタはこの映画で悪役しか期待されなくなる最高の演技。ただし、善人顔(と私は思う)だから、乗り移った悪という設定でのみ。ケイジの弟役も、よかった。特に好きなシーン、全部トラさんだけど。エレベーターの爆弾解除、教会登場、娘の顔を舐める、自分の顔を傷つける・・この演技に勝る人、悪役のケイジ、ゲイリー・オールドマン、悪役のブラピ。鳩が舞う中オペラ歌いながら教会を歩くトラさん、かっこよすぎ・・減点は、アクションが長すぎること。特に後半。
8点(2003-12-07 11:47:32)
148.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
ラストも筋も聞いてたりして知ってたのに、十分怖かった。なんだそういう落ちなのか、でも見てみたいと観たのですが、精神に来ます。昔観た、世にも不思議な?奇妙な?シリーズの中にこんな筋があった。何が怖いかって、なかなか人間味を戻さない主人公。あれは、お仕置きです。目が覚めるのが遅い。業が深いのね。まさかあの、シーンまで続くのかと。あれ、飛び降りなかったら、落とされるんでしょうか??ヨハネの章に気づくのが遅い・・オチがわかっても腹はたたなかった。知ってたし、それを望んでました。サスペンスだけど、それだけじゃあない、結構深い映画ですよ。満点を上げたかったけど、あまりにしつこいので。私は、オチを知ってて観たのを後悔してなく、オチを知らなければ・・腹を立てていたでしょう。後味が悪いようで良いようで、兄弟の両方の気持ちになりました。でも結局この監督の作品は、ほとんど後味が悪い。やっと全作見れてうれしい。サスペンス大好き、薄暗い画面、階段の抜け撮り、もしかしたら古典的で正統派のサスペンス監督かも。
8点(2003-12-07 11:37:27)
149.  ミッドナイトクロス 《ネタバレ》 
ああやっぱり、タランティーノが絶賛するだけのことはあると思いました。これは脚本がよく出来てます。ラストにつきます。 映像は、個人的に、濃い酔う、デ・パルマ映像は好みではありません。でもこの作品はほとんど気にならない。後半を除いては・・映像が勝手に盛り上がるシーンがあり、泣けなかった。後半、盗聴器を頼りに走るトラボルタがよかった。それからこれでもかの映像と音楽、半狂乱になりながら屋上に上ってくあたり、花火と濃い映像でさっきのジワジワきた感動が・・一番気に入ってて気に入らないのがラスト。あれは、救いようがない。監督に褒められた声の仕事が、唯一残された救われない声。そうですねと冷静に答えるトラボルタのそのあとの表情、こいつの一生はとやりきれない。思った。屋上から後を追い飛び降りる、またはなんと言われても世間に公表する。でも・・そうしなかったところに、この映画の深さ面白さがある。どちらを選んでも、殺されるか死ぬ。そうなれば、死んで証拠となった声が浮かばれない。あくまでも、プロとして残したんですが、生きていて一番辛く哀しすぎる愛情の結末。いちに脚本、ににトラボルタ、でデパルマ。
8点(2003-12-04 07:10:40)
150.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
大雑把なマイケル・ベイ監督作のわりには、  一番良い出来だと私は思いますよ~!  見てる最中に(これは別の監督の作品に違いない)とか、  マジ思ったくらい完璧すぎてアレッ?とか思ってた(苦笑)  しかし後半の連続爆破攻撃は(やはり)と嬉しくなってしまうということは、  もしかしたら私はけなしながらもこの監督の爆破演出が気に入ってる??  前触れはもちろんありました。  あのひつこい大袈裟なカーチェイスはいらないのでは?とも思うし、  いらないとは言い切れないけど長かった(苦笑)  それほどショーン・コネリーに大脱出させたいのか~(爆)  この人派手さが似合うボンドだから仕方ないんですが、  呆れながらもまあコネリーだからいいかと変に納得。  まさにコネリー007引退した某国某スパイの老練なる役。  「レッドオクトーバーを追え」のほうがその演出はひつこくはなく好感。  まあしかし監督が違うから仕方ないか・・  ニコラス・ケイジを持ってきたのは意外にも合っていた。  やはり両方熱血だと映画が暑苦しくなる(爆)  それでなくても熱い男を描くのが好きな監督です。  でも私は意外にもこのふたりの面白さよりも、  さらに熱い男エド・ハリスに釘つけになったのです。  この冷静で嫌らしくガンコな役はなんだ?  似合いすぎている・・  こういう時代錯誤なガンコオヤジ、  「海底2万マイル」のネモ船長のような役は好きです。  時代に置いてゆかれ自分の帝国を地下に作っている・・  こういう引きこもりのカリスマおやじの筋って面白い。  「某国のイージズ」の真田広之のようなニコラス・ケイジのラストは、  やはりこういう破滅型アクション映画はお金をかけないとダメだと痛感。  そのあとの爆破は成功したが海に沈むというパターンは、  実は観ていて楽しめた。  心から期待していたから。  爆破させろ!って・・  映画の中くらい派手に破壊してほしい。   エンドクレジットにドン・シンプソンに・・とあり、  あああの有名な製作者が亡くなったんだと知り、  そうかだから娯楽作でよかったのかもとしみじみ・・  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 08:01:07)
151.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
 原作を読まずに観てきました。  といっても今まで私は映画の原作を読んで映画を見たことはありません。  なぜなら謎解きが最大の楽しみというミステリーやサスペンスで、  先に結末までわかってしまうなんて考えられないからです。  もしまだ映画を見てなくて原作を読もうと考えている方は、  原作を半分くらい読んで最後までは読まないで見たほうがいいかも・・  「ミュンヘン」などのようなノンフィクションの場合は、  原作を見たり時代背景を調べた方が良いとは思います。  しかしフィクションの映画化とすれば個々の想像が自由な、  原作の方が楽しいに決まっています。  だから原作を読んで映画を観るとあら探しになってしまうのでは・・  旧約聖書の誰でも知ってる最初の方、  アダムとイブとかを思い出してください。  そして暗号解読とか最近では死海文書とか出てきましたね~  六芒星は誰でも知ってるしアイザック・ニュートンなんて懐かしい。  ニュートンから考える5文字の言葉なんて、  私は惑星の名を神話に直して一緒に考えてました(笑)  想像の旅ができるという点では冒険映画やSF映画と同じで好きですね。  一緒に考える楽しさが味わえたのはここくらいで、  あとは勝手に進んでは勝手に解かれちゃいますからわかりやすい。  小説のほうが楽しいというのはここかもしれませんね。  自分のテンポで空想し想像し考える楽しさ・・  ・・そんな硬い映画でもないんですが。  映画自体は勝手に進行していき都合よく主人公たちが難問を解き、  また新たな展開が待ち構えそれもまた都合よく解いてゆくといった、  かなりダイジェストなチャプター観をしているようで、  ある意味テンポよくある意味山ばかりで退屈。  しかし私は推理や演出よりも何が言いたかったかのほうに興味が移り、  「最後の誘惑」を思い出しながらイエスが人間だったころから、  この物語は封印されず現代も続く論争だと見ていました。  エンディングがそれまでのすごくわかりやすい内容とは裏腹に、  観客に想像させ答えをゆだねる最近のスピルバーグ映画のような作り(爆)  
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-21 07:30:09)
152.  翼のない天使 《ネタバレ》 
シャマラン監督のことだからいつもの(どんでん返し)があるはず。  その楽しみの前に感動して泣きましたよ(苦笑)  こういうの弱いなぁ・・  死に際に泣き別れる親子愛という形では私はなぜか泣けません。  そうではなく元気だったころのジジの、  ある愛の形がスローモーションのように蘇るシーン。  おそらく淡々としたそれまでの日常が後半も後半になって、  夢のように押し寄せてきたのでしょう。  そして最後の爽やかなシーン。  これがひつこくないのがいい。    おそらくもっと感動作にもできると思うのですが、  内容がわかりやすすぎて、  そして見終えたあとの難解さにこの時間でちょうどいいかと。  最後のシーンで(そんなわけないだろ)と思ったら感動はできない。  私は催眠術にかかったように少年と気持ちが同化していました。  ここらに弱いようです(爆)  シャマラン監督がリスペクトしてやまないスピルバーグ監督の世界と、  実に重なると思うのは私だけかもしれないけど・・  宗教、家族愛、丁寧な紙芝居のようなカメラワーク。  もちろん娯楽として世界中で大ヒットしたのは、  「シックス・センス」のほうです。  あれは推理描写がうまくてシャマラン監督が売れることを確信した作品。  ホラー要素を最大に生かしたことがよかったです。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:24:34)
153.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 
H.G.ウェルズ原作の映画は突っ込みどころがあり好きです。  あの最初の方でテスト飛行させたミニチュアのタイムマシンは一体どこへ?  なぜ人類は楽園のような場所で培養され金髪なのだろう・・?  最初の方は科学用語やら時空の説明やらで、  なんかおかしくてかっこいいなぁと観てたんですが、  タイムトラベルした先からもうドク&マーティの世界で、  そこからまたとてつもなく未来へ飛び、  ここまで飛ぶの~?とあきれてしまうくらい。  これなら「A.I.」の地球水浸しの超未来を見ても不思議ではない(爆)  どんどんSFでは哲学を語ってもいい。      めくるめくタイムトラベルの果てにやっと主人公が見つけたもの、  それは自分探しの旅なんでしょうね。  同じところへ戻ってくるタイムトラベルのお約束だから、  出発した時代に主人公は帰ってこなくても、  違う時代で同じ場所にいるはずです。  ちょっとこのエンディングはなかなかいいですよ。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:20:58)
154.  疑惑(1982) 《ネタバレ》 
コレは面白い!  やはり松本清張のサスペンスはわかっていても面白い。  昔観た「鬼畜」「天城越え」もまた観てみよう。  そして最近見直した「砂の器」といい、  同じパターンだった・・  このあざとい演出は野村監督の技なのか原作からくるものなのかは不明。  今作はコメディかとも思わせるくらいの法廷劇が見事に笑える。  計画的な殺人容疑者桃井かおりの無計画さも見事だが、  弁護士役の岩下志麻の事務的なそっけなさは、  かっこいい~と見ほれてしまった。  保険金目当ての殺人容疑事件を当事者発見者、  報道側裁判側そしてお得意の容疑者の過去に至るまでの描写、  どれをとっても見事で飽きることがない。  桃井の親友であるチンピラ役の鹿賀もはまりすぎ。  エンディングは黒澤明の「悪いやつほどよく眠る」のような感じで、  真実は一体どこにあるのかないのか・・  その後味は不気味なものでも嫌悪感を覚えるものでも爽快なものでもなく、  なんともいえないしたたかさがある。  大人のサスペンス娯楽といっていいだろう。  私は邦画はあまり観ない方だが清張に代表されるサスペンスは、  洋画より地域の細やかな描写が親近感を感じるしテンポも悪くはない。  法廷モノでこれだけ笑えるドラマは珍しいだろう。  ワインを岩下にかける桃井のシーンも見世物。  そしてクライマックスの松本清張のお決まりシーンの、  それは言えない・・シーン。  またかと思いつつこれが楽しみ。  今作では泣きを誘うまでには至らなかったが、  感動作というのではないので仕方がないかも・・  しかしそれでもその真実が明かされたとき、  脚本のうまさや演出の見事さに深いよなぁと感心してしまう。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:09:51)
155.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。  やはりハックマンはハックマン(爆)  「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑)  たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。  けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。  彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~  今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、  こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。  切れ役が得意なので心配したんですが無用。  どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。  このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。  感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。  そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。     前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、  そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、  「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。  まさに映像美・・  作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。    あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。  前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。  観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。  後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、  ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。  結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、  それでも根本は変らないから終わらないという、  混沌とした曖昧なものを残している・・  しかし後味が悪いわけでもない。  曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。  弱いものはさらに弱いものを叩く。  一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。  われわれも同じ罪人だと、  ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47)
156.  モハメド・アリ かけがえのない日々 《ネタバレ》 
これを先に観ておけば映画のALIがもっと面白かったと思う。  なぜならアリという本物=実物が出演しているからよくわかるのだ。  コレが一番わかりやすいと思います。  もうひとつドキュメンタリー映画があるんだけど本人が気に入ってない。  アリが認めた唯一の作品がウィル・スミス主演の例の映画ALI。  何で~??と疑問に思ったのも私はアリという実物を知らないから。  ボクシングとかの格闘技に興味がないから知らないんですね。  なるほど本当にこんな喋り方をしていたのか(爆)  単なる映画化のオーバーゼスチャーだと思ってたから・・  本当にこんな早口で自信満々に喋るんだ。  敵やマスコミ相手だと見下したようなケンカ腰で。  ・・面白い個性ある人だったんだ。  まさに有言実行。  試合のときのフットワークもあんな踊るような足取りだったんだ・・  すごいわなぁ。  やはり本人を見ておかないと映画化されたのを見ても・・  またALIを観てみようかな。  これを観てから観たらもしかしたら感動するかも・・  うん、観たくなった。  事実は小説よりなんとやらですよね。  フォアマンの怖さというのがよく描けているのも本人だから。  やはり格闘ものは敵の怖さを描かないと・・  敵が6で主役が4でもいいんですよ。  倒したあとの感動があるから。  ちなみにこの作品は映画ではなくドキュメンタリー映画です。  アカデミー賞他たくさんの賞を取っています。  ここで思い出したのですが、  映画版のALIはメランコリックな演出もあってか、  一般受けはしなかった。  そして原作が(ここでいえばドキュメンタリー)アカデミー賞を取っていて、  映画化されてノミネートされているにもかかわらず、  賞を取れなかった作品が最近の作品で他にもあるのです。 それは、「ミュンヘン」   ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実  1999年   アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞。     ドキュメンタリー賞を受賞した原作の映画化は難しい。  
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-28 15:26:52)
157.  デッドコースター 《ネタバレ》 
スピルバーグのカルト的人気作「激突!」を思い出した、  あのでかいでかい生き物のような(運転手は見えない)トラックがうねりながら追いかけてくる。  あの恐怖な快感映像が蘇ります(爆)  このシーンだけでもおなかいっぱい。  じゃあ「コンボイ」でも観れば?ということでもありません(いずれ観ますが)  数ではありません。  生き物のようなトラックからの連鎖事故がスリリング。  この迫力は前回の航空機墜落事故を大きく上回る。  ・・あれはエアポート・シリーズ全部見てたからあまり・・  ちょっと車で渋滞に遇うのが怖くなりそうですよ。  大きい画面で観たかったなぁ・・     順番が前のは航空機の席順で飛び越えたという密室型=離陸した人等の順番から、  今回は最初の道路事故から派手で開放感があるから面白い。  続編の方が手が込んでていいと思ったのはこれくらい。  まあそれも前回の生き残りの女性もチームに入った、  今回の生き残りは前回の180便事故から因縁のように繋がっているおかげ。  前回の生き残りを絡めた「SAW2」の成功を思い出しました。  やはりただホラーのように衝動的に死神が殺しに来るというのは意味不明。  こちらの続編のほうが多少ややこしくてもサスペンス的に面白い。  警官や妊婦を出したことで大人も観られる作品に。  今回は特に主役の女の子がかわいかった。  サスペンスや家族愛まで入れたおかげでステレオタイプになり、  どこかで観たような感じになったのは仕方がないとしても、  やはりあのB級ラストは3を作る予定オオアリのシーン。  今年上映される予定なので映画館で観る楽しみが出来ました。  えぐさやひつこさは観る人の感性にもよりますが、  私は気持ち悪かったのが1のほうでこちらは大丈夫でした。  後半なんかもろコメデイだったから全然大丈夫でした。  しかしこのシリーズの作品って最初の迫力予知夢シーンだけが、  たぶんあとあとまで記憶に残る映画なんだと思います。  そこからが単なるホラー娯楽になっちゃってる気がする。  あの冒頭の素晴らしい演出力があれば、  感動ホラーとして違う映画ができると思うのになぁ・・  それをやらずにあくまでも死ぬ順番にこだわり、  怖がらせるよりも笑わせるくらいとっかえひっかえ楽しませる。  だから人気が続くのかもしれませんね。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 15:00:44)(良:2票)
158.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
 「宇宙戦争」のオリジナル版(昔の)のリメイクと言われるだけあって、  攻撃してくるのはUFOそのものです。  そしてそのUFOのでかさが半端ではない。  のっけから突っ込みいれてしまいました。  あんなに低空飛行をするUFOって・・  進むたびになぎ倒されるビルというのも描いてほしかった(爆)  「未知との遭遇」と「E.T.」という映画題は、  ウィル・スミスのセリフから発せられ苦笑。  宇宙人侵略モノに見えて実は、  アメリカのあり方を描いていることは誰が観ても嫌になるほどわかりやすい。  独立記念日、アメリカは正義の名において代理戦争を続け、  相手がいなくなった未来には宇宙人を相手にするんだろうか。  話し合い、戦闘、核と全て通じなければウィルスという図式は、  もしかしたらコンピューター世界の今ハードの世界で一番怖いことかも・・     愛以外が問題なのと言う女性の言葉は大いに説得力があり簡潔。  大統領を選ぶよなぁ普通は・・あの後はどうなったんでしょうか。  この映画の中で一番好きなシーンは何回も観てしまい大笑いした、  ウィル・スミスがエイリアンをパンチで気絶させ砂漠を引きずって歩き、  しまいには切れて蹴りを入れるシーン。  メン・イン・ブラックの世界を理解できてようやく笑えた。  本当に軽いノリでしかも嫌々引きづってるのがよい。  全体が変に真面目なのに面白くさせているのはこのシーンと、  最後の帰還兵の爆笑しながら自爆シーンのおかげだろうな。  (個人的にはこのおっちゃんのシーンは好きではないが・・)  なぜならば本当にこの映画をA級まで引き上げるには、  大統領の演説(はまあタイトルを力説するからよい)のあと、  出撃する前で終わらせてもよかったのではないかと思うんだが・・  もしあのハチャメチャな後半の戦闘シーンを入れずに、  戦闘準備から演説で切る勇気があれば、  A級SFとして残るかも知れないと私は思う。  それからUFOをやっつけたかどうかなど明確にしなくてもよい。  やっつけたであろう演出さえあれば、  観客は余韻にひたれるし、  アメリカ万歳強調映画だけにはならなかったかもしれない。  アクションだって砂漠の「スターウォーズ」のような、  追いかけっこだけでもう十分おなかいっぱいだと思うのだ。  
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 14:20:33)(良:1票)
159.  キリング・フィールド 《ネタバレ》 
このエンディングはどうでしょうか?  後半にはアメリカへの批判的な演出がされていて、  このままゆけば問題作としてもしかしたら賞も取れなかったかもしれない。  けれども私は感動よりも突き放したままの社会派を選びます。  イマジンの曲と再会の抱擁・・  その手前で終わってもよかったのではと思うのです。  テロや戦争のたびにイマジンは流れますが、  そのような目的のためにイマジンは作られたのでしょうか?  ただの理想主義の正直な独り言のイマジン。  マルクスとレーニンが違うように、  夢の国は現実ではないことはできないからわかる。  そうとれば戦争のたびに国の利益を奪い合い、  それが何にもならない理想郷というイマジンが流れるのがわかるような・・  前半にポール・マッカートニーの曲も少し流れますが、  アレはもう少し長くした方がいい(爆)  「フルメタル・ジャケット」を思い出しました。  戦争映画は結局はアクション娯楽も入っているからみんなが観るのです。  そして時代が安定してくるとまた逆にメロウな展開もほしくなる。  S・ジャンバーグの授賞式も後半に演出されますが、  主役であろう彼を演じる俳優がイマイチ弱い。  「ミュンヘン」のエリック・バナより地味(苦笑)  役としてもマルコビッチのほうがよい。    だからラストの抱擁に違和感があったのがマイナスなんです。  もっと原作者役の彼への演出がうまくされていれば・・  アメリカの懺悔ともとれるこの作品はイギリス映画というのも面白い。  作品の感じは「地雷を踏んだらさようなら」「ミュンヘン」  といったところでしょうか。  周りが敵だらけで自国もしっかりしていない。  だから狙われる弱い国・・  日本はよいなぁ。  日本で言えば昔の戦国時代のような不安定な国が、  まだ近年に存在していたのですね。  そしてそれは戦争でもあるしテロでもあるしまだ続いています。   大きな国に負けたことで日本は平和という権利を手に入れたのです。    
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 13:30:42)
160.  サンゲリア 《ネタバレ》 
ゾンビ映画の王道!  しかし「ゾンビ」よりもどちらかといえば、  「死霊のはらわた」に近い演出。  ただ娯楽に走ることのみになってしまった「ゾンビ」シリーズに比べ、  これはすごい世界観がありました。  キモイ、グロイ、それはゾンビ映画の常でそれだけの演出なら私はあまり好きではない。  それだけではないんだという世界を久々に観たような気がしました。  あのラストは素晴らしい。  もしかしたら私の好きなエンディングとはこういう絵なのかもしれない・・  ホラー映画によくある主人公は実は生き延びて他は犠牲・・  そういったありきたりな物語ではありません。  そんな都合のいい物語はヒーロー映画だけで十分かも??  ドクター・モローの島を死霊のはらわたのメイクでゾンビのラストにしました~みたいな本作。  とにかく何度も言いますがラストが秀悦!  あの色やあの怖さは今の作品にはない。  ものすごく怖いというわけでもなく、  ジョークみたいな怖さ。  世界の終焉を共存したような絵。  そう、ひとつの絵としてもうまいなぁと感心してしまいます。  作品内容のテンポがよろしくないのが大いなる減点。  N.Yのある建物が今観ると平和で逆に哀愁が・・    
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 13:18:47)
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