141. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 『セカチュー』って騒がれてた時から、少し経ってから鑑賞しました。 小説も未読ですが、普通に楽しめました。 劇中の朔太郎とほぼ同年代の私には、ウォークマン、ラジオから流れる佐野元春の『SAMEDAY』、同級生のバーの店名が『ENTER THE DORAGON』(燃えよドラゴンの原題)だったり、そうそうこの頃は原チャリはノーヘルでよかったんだよなぁ~と。 そして、その原チャリで二人乗りのシーン・・・ 朔太郎『あんま ひっつくなよ おい』 亜紀『胸あたる?』なんて言った時の亜紀(長澤まさみ)の笑顔のチャーミングなこと、この上なし・・・ この映画での彼女は魅力的でした。 んでもって『どうして忘れちまうんだろうな、大切なものあんなにあったのに・・・』なんて思いにふける朔太郎と共に、私の涙腺が・・・あぁ。 個人的には結構ツボな映画でしたよ。 [DVD(邦画)] 8点(2011-01-10 12:08:40) |
142. 下妻物語
《ネタバレ》 全く期待せずに鑑賞したら・・・ これまたビックリ面白い映画で得した気分になりました。 テンポ良く、独特の色彩感覚もGood!! 深田恭子のロリータ娘と土屋アンナのヤンキー娘の笑いあり涙ありの友情物語。 この二人以外の配役も良かったです。 個人的には、土屋アンナがヤンキーになるキッカケになった、小池栄子の男前?なセリフに心打たれました(笑) [DVD(邦画)] 8点(2011-01-07 15:14:29) |
143. 電車男
《ネタバレ》 何度観ても、いい映画だなぁ~と思います。 素直に主人公を一緒に応援する感じで鑑賞しました。 匿名掲示板(2ちゃんねる)の向こう側の人達は、好き勝手にアドバイスを送り応援し、それによって変わっていく主人公・・・ 逆に応援してる側も主人公の頑張る姿に励まされ少しずつ成長していく過程が良かったです。 何か躊躇って一歩踏み込めずにいる時なんかに元気を貰える映画。 個人的には、オタク3人組がツボでした(笑) [DVD(邦画)] 8点(2011-01-06 14:41:31)(良:1票) |
144. 凶悪
《ネタバレ》 濃厚で見応えありました。 最後までの釘付け感がハンパなかった。 最初は極悪非道な須藤(ピエール瀧)と先生(リリー・フランキー)2人の悪行にどぎまぎし怖かったが、徐々に家庭を顧みず取り憑かれたように取材にのめり込む藤井(山田孝之)も怖かった。 人間の怖さが良く描かれている。 まともだと思った藤井の妻(池脇千鶴)も介護疲れで義母に暴力を振るうようになってしまっていたし・・・ 被害者の多くが老人なのを考えると、義母を疎ましく思うようになった記者の妻でさえ、状況は違えど一歩間違えれば善からぬ事が起こり得ると・・・ 実話を基にしたフィクションらしいが、編集室の藤井の女上司がとびきりの美人じゃないところが妙に一番リアリティがあった(女優さん、ゴメンナサイ)。 ラスト、先生に指差された場面(劇中では静かに指差されたが)・・・ 私を死刑にしたいのは、どこのどいつだぁ~い? お前だよっ!!って感じでドキッとした。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-07-21 13:02:49) |
145. パーマネント野ばら
《ネタバレ》 頭はパンチパーマ、実は性格もパンチが効いてるオバチャン達・・・ 男に振り回されつつも、当の本人等も一癖も二癖もある女友達2人。 が、終盤に謎が解けてからは、切ないけどハートフルな気持ちになった。 なおこ(菅野美穂)は、皆にとても暖かく見守られていたじゃないか。 特に2人の友人・・・ みっちゃん(小池栄子)が素晴らしい。こんなママがいるスナックなら行ってみたい。 鱈腹呑んで会計は勿論『釣りはいらんき!!』 ともちゃん(池脇千鶴)も負けていない。今じゃバラエティでもやらないような汚れ役を健気にやっている。 『人は二度死ぬ・・・一回目は生きるのが終わり、二回目は人に忘れられ、人の心におらんようになったら、いよいよ最後・・・』 カシマ(江口洋介)は、罪な奴・・・だが羨ましい。 そして何気に気になったのは、掘り起こしたら色々なモノが出てきそうな、あの裏山・・・ 婆さんは一体なにを。。。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-07-19 23:10:16) |
146. そして父になる
《ネタバレ》 多くは語りませぬが、父親失格の私からすれば・・・ 色々身につまされる思いにさせられた良き映画でした。 『そして父になる』なら上々で、『そして父になりたかった』いや、今からでも『そして父になれるかな?』なんて自問自答し涙して鑑賞し終えました。 [DVD(邦画)] 7点(2014-06-28 15:18:33)(良:1票) |
147. リオの男
《ネタバレ》 確かにジャン=ポール・ベルモンドのひょろっと細長い足で軽快にアクションをこなしつつコメディタッチな感じは“ルパン三世”だ。 終盤は本当、スピルバーグの冒険活劇だし・・・ 一番ビックリしたのは、ヒロインのフランソワーズ・ドルレアックが若くして亡くなられたみたいだけど、カトリーヌ・ドヌーヴのお姉さんだったってこと・・・ ちょっと粗いけどテンポが良いので面白く観れました。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-05-06 03:00:38) |
148. 漫才ギャング
《ネタバレ》 面白かったです。 結構笑わせられたし、つくづく単純な自分だと思わされる部分もあるが、屁理屈こねずに鑑賞すれば佳作だと思いますよ。 石原さとみが物凄く可愛く撮れていた・・・これだけでも観る価値あり。 時に観終わってから平均点が良いにしろ悪いにしろ『ん?』て思う作品があるのですが、この作品は平均点以上に当たりな作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-04-20 07:56:34) |
149. めまい(1958)
《ネタバレ》 サスペンス・ミステリー・オカルト・ラブストーリーと書かれたボードを廻されたように鑑賞者の私が“めまい”を起こしそう・・・ しかし粗はあるにしても良く出来ていると思う。 最初は主人公目線で進み、ネタバレしてからはヒロイン目線で進む二段構え(この辺は、勘が良く最初から事の成り行きがうっすら解っている人でも楽しめると思う)。 ただ私には、キム・ノヴァクが知り合いの金髪のオカマに思えて仕様がないのと、ミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)の扱いがあっさりしていたのが残念。 余談ですが子供の頃の初見時は、キム・ノヴァクの二役に気付かず(髪の色と髪型で全く別のオバちゃんと思っており、オッちゃん(ジェームズ・スチュワート)は一体何をしているの?と)、ストーリーがチンプンカンプンで別の意味で“めまい”を起こしていた幼少時代の思い出深い映画なのです。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-14 16:41:52)(良:1票) |
150. 苦役列車
《ネタバレ》 無知なもので、この映画を鑑賞してから原作ありきで然も芥川賞受賞作品の私小説ということでビックリし、原作者の西村賢太氏本人に物凄い興味を持ってしまった・・・もろ同年代だし原作も読みたくなった。動画サイトやらで検索し拝見した分には、とてもユニークで裏表なく正直に生きている印象を持った。彼の女性の好みは、オッパイが大きく腰がくびれアソコが臭くない人らしい・・・因みに私の好みは、自分より年下で(犯罪にならない年齢までOK)お尻がプリッとして(尻フェチなもんで)アソコが臭くない人です・・・脱線してスンマセン。 という訳で原作との比較は出来ないし、どこまで原作の主人公をリアルに演じていたか定かではないにしろ、森山未來君の演技は凄いと思った(こういうのが怪演なんだと思う)。 そして面白いというか、もうずっと鬱屈した気分で鑑賞させられたもんだから、ラスト黙々と執筆し始めた主人公を見て何かホッとした。 ちょっと【タクシードライバー】の主人公を思い浮べたりもした。 そんな中、垢抜けない昭和な女子大生役の前田敦子が一服の清涼剤になっていたと思う。 割と頭丈夫な私なので、彼女なら2、3発ヘッドバッドされるのは寧ろご褒美だな・・・と妄想しつつ鑑賞し終えたのであった。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-01-06 17:35:05) |
151. フラッシュダンス
《ネタバレ》 何かもうストーリー云々及び、ダンスシーンがモロ吹き替えだろ・・・とかを抜きにして(抜きにしていいのか?)、この映画の公開時は青春真っ只中でアイリーン・キャラの曲を聴くだけで、その頃にフラッシュダンスぢぁなくフラッシュバックする貴重な映画(私にとって)。 何をやっても中途半端だった自分だったが、当たって砕けろとばかりに少しづつでも前に進む勇気を貰えた作品でもある(砕けてばっかだったが・・・)。 80年代って良かったよ、本当(懐古オヤジでスマン)。 そんな訳で、ストリートダンサーでもあった私にとっては(ウソです)、大好きとは言えないまでも嫌いになれない映画なのです・・・ゴメンナサイ(誰に謝ってるんだか・・・笑)。 ブサ可愛いワンちゃんのグラント君も必見で影の主役!! [DVD(字幕)] 7点(2014-01-05 13:05:31) |
152. ヒッチコックの ファミリー・プロット
《ネタバレ》 ヒッチコックの遺作です。 これまでの作品の集大成とまでは言えませんが、この分野では巨匠・・・いや大巨匠ですから個人的には、そうそう貶せません。 というかコメディとシリアスの塩梅がよくウィットに富んでいて普通に面白いです。 お気に入りのシーンは、故障した車で暴走した際の彼女(バーバラ・ハリス)のウザさにイライラさせられつつも、憎めないキャラをよく演じていたと思います(忙しいのに纏わりついてくる幼い頃の愛娘を思い出してみたりしたではないか・・・)。 ラストのウィンクもキュートで、ちょっとキュンときた(単純なオレ)。 おっと忘れちゃならぬが、もう一方のカップルのカレン・ブラック嬢もセクシーでしたよん。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-27 15:13:37) |
153. ●REC/レック(2007)
《ネタバレ》 かなり怖かったし面白かった。 怖さの中、終始キャッキャッうるさくも時折魅せる程よい重量感のオッパイ女性レポーター・アンヘラ嬢(マニュエラ・ヴェラスコ)・・・ この恐怖とエロさは、遠い昔に彼女との初デートで遊園地のお化け屋敷に入った際、キャッキャッ騒がれつつも、しがみつかれ肘にオッパイがあたった私のトキメキ体験そのものではないか・・・違うか? そんなどうでもよい個人的思い出はさておき、一番ビビったのは少女が急変した場面・・・マジで全身ピクッとイッてしまった。 他にも、お約束通りビビらされ続けたヘタレな私・・・本当、ダレずに最後まで観れる作品でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-12-21 22:12:47) |
154. リアル・ハント
《ネタバレ》 怖い・・・ 脚色はしてるんでしょうが、実話を基にってのが更に怖い。 そして主演女優の狂気の演技が本当に凄い。 これ、なかなかの佳作だと思いますよ(どこかで観た様な演出も多分にあるが・・・)。 しかし最後まで観て、旦那さん避妊しなさいよ・・・と突っ込む私でもあったのでした。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-12-19 16:11:03) |
155. ザ・チャイルド(1976)
《ネタバレ》 むか~し観て内容はおぼろげながら怖かった思いがあり、今回改めて観てもやはりインパクトがあった。 序盤は若干間延び感があるが、杖を持った爺さんがヤラれる辺りからジワジワと。 本来、子供の笑顔は無邪気で可愛い筈なのに、こんなにも不気味に思えてしまうとは・・・ 印象的だったシーンは、生き残っていた大人の所に泣きじゃくった女の子がやって来たシーン・・・『娘なんだ』と言い残し付いて行って殺されてしまう。 自分も我が子に言われたら行ってしまうよな・・・と思ってしまった。ある意味、ゾンビなんかより質がわるいぞ、これ。 あと覚束ない手で銃を握り、妻を殺そうとした小さな男の子を撃ち殺してしまう場面は、 何とも遣る瀬無い気持ちに・・・ お腹の赤ちゃんまで伝染していたとこも怖かったです。 君らも、あと10年もしたら大人になるだろうとか、今は少子化だしとかの突っ込みは無しよ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2013-12-07 13:59:15) |
156. 箱入り息子の恋
《ネタバレ》 私位の年になると自分の事より(まだ諦めてはいませんが・・・)、よそ様の色恋が気になり応援したくなるものなんですが、映画とは言えまさに此れがそうで、難癖ある二人の行く末が気になって気になって・・・ 二人の恋愛が本線でありながら、子離れ出来ない親の物語でもあって面白く観れました・・・が、終盤のロミオとジュリエットばりのカエルよじ登り辺りからの失速感が残念でした。 無駄にラブシーンも多かった(最初は良いとしても、ラストはキス位で良かったのでは?)。 終わり方が決まれば、もっと良い映画になったと思う。 それでも先ずは一歩踏み出さないと恋は始まらないよ?って感じで、勇気を貰える映画だと思う(おじさんの私も頑張りますかね・・・)。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-12-07 13:13:07)(笑:1票) |
157. 学校
《ネタバレ》 学びたいと思っている生徒が居て、教えたいと思っている教師が居る。 それが当たり前の“学校”の姿で、今の教育現場は果たして“学校”なんですかね?と思ってみたり・・・ “学校”が勉学だけじゃなく、長い人生を生きていく術を教えてくれる場でもあるならば、この夜間中学に通う学ぶことを止めていない生徒達の方が寧ろ教師だな・・・と思ったり・・・ 数学なんかオッズわかりゃいいんだよと、イノさん(田中邦衛)を見て思ったり・・・ 因みに、オグリキャップの引退レースは4番人気で5・5倍(550円)、馬券は外した私だが、この映画と共に感動したレースでした。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-01 06:43:06) |
158. Jの悲劇
《ネタバレ》 ストーリー云々より、ゲイのストーカーがしつこい宗教の勧誘に似ている気持ち悪さだった。 その存在感たるや完全に主役のダニエル・クレイグを喰っている。 んでもって、どこかで見た顔だよな・・・と思ったら『ノッティングヒルズの恋人』のスパイク役のリス・アイファンズではないか、素晴らしい。 禁断のキスシーンが2、3日は軽度のトラウマになりそう・・・ 色んな意味で面白く?鑑賞できました。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-11-30 16:07:51) |
159. アキレスと亀
《ネタバレ》 私は全く芸術に疎いんでよく解らんけど、芸術家の人って多かれ少なかれ一寸常識からズレてる所がありますよね。 有名どころでは、故・岡本太郎氏なんか見るからにそうだったし、だからこそ常人には生み出せない作品が出来るんでしょうし・・・ そんな部分が単純に描かれている映画だと思いました。 劇中の、あらくまさんファミリーの絵画がツボで、3日間頭から離れませんでした。 真知寿(実際は武本人が描いているんですよね?)は、私の中では天才です。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-11-16 17:23:32) |
160. お茶漬の味
《ネタバレ》 結婚はガマンて言うけど、ここまで旦那さん辛抱強くないとダメなんですかね・・・ そして奥さんは気付いてくれないんですかね・・・ 夫婦は、お茶漬けの味なんかじゃないですよ(それが理想なのかも知れないけど)。 と、バツ2の私がグチグチ言ってみたりするの巻。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-11-16 16:41:18) |