1. エイリアン
ギーガーのデザインしたエイリアンが衝撃的。顔に貼り付く下等生物のようなシロモノから人間型に変態していく様が不気味である。恐怖の盛り上げ方も秀逸な、SFホラーの大傑作。満点! 10点(2004-01-26 01:44:55) |
2. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 若きヴィトがマフィアのドンになっていく過去編と、その後を継ぎドンとなったマイケルの苦悩が描かれる現代編の対比がやはり素晴らしい。自分の生き方に迷いのなかったヴィトに対し、ドンの重圧にとらえられ、自らを追い詰めていくマイケルの姿が悲しい。初めて観たとき、いったいマイケルはその後どんな人生を歩むのだろうかと考え込んでしまいました。そして、その答えはPart 3で・・・ 10点(2003-10-28 02:18:05) |
3. スター・ウォーズ
子供の頃の私のイマジネーションを拡げてくれた記念すべき作品なので、迷わず10点。ひねくれた大人になる前に観れてよかったです(笑)。 10点(2003-10-25 22:39:14) |
4. 仁義なき戦い 代理戦争
《ネタバレ》 シリーズの中核にして最高傑作。本シリーズは私の中では今でも邦画No.1です。広島暴力団の内紛に某有名広域暴力団の日本制覇の野望が絡み、抗争が激化していく過程でのやくざ達の文字通り「仁義なき戦い」が描かれる。しかし、いわゆる堅気の世界にも同じようなことはあるわけで、本作は単なるやくざ映画としてではなく、人間ドラマ・政治ドラマとして優れているとおもう。 10点(2003-10-25 01:27:07) |
5. ファントム・オブ・パラダイス
学生時代にデ・パルマファンの友人に熱く薦められて観たのですが、良い意味で「なんじゃこりゃ」という感想でした。一言でいうと怪作であり、確かに10点満点は如何なものかと自問するも、やはり10点を付けたい。観た回数も多いし。余談ですが、「ルパン三世/ルパンVS複製人間」のマモーは、本作のポール・ウィリアムズ演ずるスワンがモデルというのは本当なのだろうか。 10点(2003-10-24 03:00:19) |
6. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 マフィアの首領(ドン)という父の生き方に疑問を持っていたマイケルが、父の暗殺未遂をきっかけにマフィアの世界に踏み込んでいく。そして、ついには冷酷非情な「ドン」になってしまう。そこに堪らない無常観を感じる。これはPart 2、3を観ることによって、より鮮明となる。本シリーズは裏社会に翻弄される人々の生き様を描いた作品として、不朽の名作であると断言できる。 10点(2003-10-23 18:02:13) |
7. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンが実体験をベースにして書いたといわれている。しかし、マシスンは「奇妙な味」の作品を生む作家として筆達者なためか、原作にはあざとい描写が散見され、リアリティが薄れている感がある。ところがこの映画に関しては、後年のスピルバーグからは考えられない抑えた演出のおかげで、観ている者も主人公と同化して追い込まれていくような恐怖感覚を味わうことができる。原作者が再現しきれなかったリアリティを引き出すことに成功した、下手なパニックムービーなど足元に及ばない傑作だとおもう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-20 23:16:15)(良:1票) |
8. ダーティハリー
ワルサーP38を日本の若者に知らしめたのがルパン三世なら、本作は44マグナムの存在を現在のオジサン世代にアピールした作品だったと思います(そういえば、ルパンのCVだった故・山田康雄さんはイーストウッドの吹き替えもされていましたねぇ…)。ということで、ガンマニアにはお勧めですが、普通に観ても面白い作品です。ハリーはダーティというより危ない刑事だけどカッコいいし、犯人のクズ野郎っぷりも徹底していて良いです。スカッとしたあと、ほろ苦くなるラストがまた良い。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-05-26 13:46:06) |
9. チャイナ・シンドローム
私にとっては、鬼気迫る内容でした。私は原発とはまったく違いますが、安全性管理の規制を受けている業界に勤めていたことがあります。そこで外部委託先がインチキをしていたことが判明してかなりヘビーな状況に陥った経験があり、その当時の緊迫感がよみがえりました。この作品は勿論フィクションですが、同様の事が日常茶飯であることはその手の業界人なら皆判っていることなのに、責任感がないのか、想像力が貧困なのか、軽く考えている人があまりにも多すぎます。原発の問題という見方だけではなく、もっと広く安全管理の問題を描いている、いつの時代にも通用する作品ではないでしょうか。 9点(2004-01-31 05:07:07)(良:1票) |
10. ジャッカルの日
《ネタバレ》 初見時は完全無欠の殺し屋が、最後にほんのわずかな偶然で狙撃に失敗し、あっさりと銃殺されたという印象でした。観直してみると、ジャッカルは結構へぼミスを連発しています。それがかえって一種のリアリティを感じさせます。こういうクールな作風もいいものです。今時、貴重なのではないでしょうか。 9点(2003-12-14 22:47:15) |
11. パピヨン(1973)
子供の頃観たときは、その過酷な描写が心に刻まれ、テーマ曲が耳に残りました。のちにパピヨンが実在の人物に基づいていると聞いて驚きました。信じられん。まさに骨太のドラマ、名作です! 9点(2003-12-14 22:13:49) |
12. ヤング・フランケンシュタイン
一度見たら忘れられない風貌のアイゴールがとにかく最高。こんなに愉快な映画は滅多にありませんよ。私のまわりでも大ウケでした。なお、日本語吹替版には少なくとも2種類あって、↓「あおみじゅん」さんの仰るバージョンの方が面白いと私も思います。 9点(2003-11-24 01:42:03) |
13. キャリー(1976)
《ネタバレ》 話が逸れますが、私の持っているDVDのあらすじには、「キャリーは猛反対する彼女の母親を押し切ってパーティに出席する。しかしそれは、クラスメートたちが仕組んだ残酷なイタズラだったのだ」とあります。誤解を招くっつーの。パーティ出席をお膳立てしたスーやトミーはいいやつらなの。彼らのあずかり知らぬところで、クリス、ビリーらが罠を仕掛けたの。制作会社さん、しっかりして下さい。さて、本作はキャリー役シシー・スペイセクの演技が光る傑作映画です。デ・パルマ監督も随所でいい仕事をしています。 9点(2003-11-01 01:22:20)(良:2票) |
14. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
《ネタバレ》 コロンボシリーズ最高傑作に同意。本シリーズの犯人は周到に殺人を実行するずる賢いタイプが多いとおもいますが、本作では珍しく発作的な犯行ですし、コロンボも犯人に同情的かつ敬意を抱いており、これまでと一味違った点に魅力を感じます。 9点(2003-10-25 23:25:12) |
15. ルパン三世 カリオストロの城
初見は高校の視聴覚室!?、数学の先生が国内外の実験アニメと合わせて上映を企画したものでした。とにかく、アニメならではのアクロバティックな動かし方に見入ってしまいました。今や、この演出は宮崎駿のパターンといえばそれまでですが、当時は斬新でした。多くの人に影響を与えた金字塔的作品であることは間違いないでしょう。 9点(2003-10-24 15:05:03) |
16. 仁義なき戦い
シリーズ全体では10点満点。原作は美能組元組長、美能幸三の手記を元に飯干晃一が書いたドキュメントで、こちらもお勧めですが、この深作映画はそれを超えています。菅原文太、松方弘樹らの演技も熱いし、金子信雄演じる汚い親分がはまり役すぎです。 9点(2003-10-24 02:09:16) |
17. 刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
この作品は好きですね。リー・グラント演ずる女性弁護士の煮ても焼いても食えない犯人ぶりが実にいい。最後の方の展開は私にはまったく予想外の持っていきかただったので、「ほう、なるほど」と感心しきりでした。 8点(2003-12-14 21:09:52) |
18. 銀河鉄道999
宇宙を駆ける機関車999、これぞロマンと言わずしてなんであろう。ハーロック、エメラルダスも登場し、松本零士ワールドを堪能できる良作ですね。今風に言うところのメーテル萌えの野郎どもを続出させた罪な作品でもあります。あと、ゴダイゴの主題歌も多くの方が仰るとおり、アニメ映画の中でもピカイチです。 8点(2003-12-14 18:47:50) |
19. トラ・トラ・トラ!
《ネタバレ》 初見時は史実を知らずに観ていたので「南雲、なんでもっかい攻撃せえへんねん!」とエキサイトしてしまいました。昨今では、外務省のヘボぶりが頭に来てしまいますが。決行までの過程もうまくまとめて描かれているし、艦載機の発艦、湾への侵入・攻撃シーンなど映像も凄いし、真珠湾攻撃を知りたいならこの一本ですね。 8点(2003-11-03 04:53:47) |
20. 燃えよドラゴン
子供の頃、ブルース・リーの真似が流行ったことを思い出します。私もご多分に漏れずビニール製のヌンチャクを買いましたっけ。改めて本作を観てリーの凄さを再認識しましたが、敵役がもっと強そうなら言うこと無しなんだが、とも思いました。 8点(2003-11-02 18:32:38) |