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プロフィール
コメント数 448
性別 男性
ホームページ https://mohno.com/
年齢 60歳

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1.  新聞記者 《ネタバレ》 
ロクな映画ではないと思っていたが、想像を超える酷い作品だった。報道を扱う映画なのに、報道をもてあそんでいるとしか思えない。 【結末を含む重要なネタバレ注意】 序盤から天下りのあっせんで退職した前川喜平氏を陰謀論で擁護したり、刑事で不起訴になった山口敬之氏を安倍氏の根回しのせいと言ってみたり(デイズジャパンの広河隆一氏だって起訴されたわけじゃない)、森友学園を陰謀論のままに取り上げてみたりしているが、どれも原作の望月記者やワイドショーの妄想の域を超えないものばかりだ。フィクションという体裁だから根拠を示す必要はないのだというつもりなのだろうが、こんなものは“報道”でもなんでもない。「見てきたかのような嘘」とは、まさにこのことだ。 そもそも望月記者がやってきたことは証拠を示すことではなく、「自分は証拠を持っていないが、関係者は間違いなく証拠を持っているはずなのだから、それを見せろ」ということだ。自分で証拠を持っているなら、それを示せばいい。映画では証言してくれるはずの人が最後に「ゴメン」といって断られたみたいな流れになっていたけど、でっち上げの証言なんかできないという背景があるのかもしれない。アメリカのドラマ「ニュースルーム」では、そもそも2つの情報源で確認するまでは報道しない、ということが徹底されていた。単一の情報源ではデマカセを掴んでしまうおそれがあるからだ。“伝聞”が情報源にならないことはいうまでもない。そういう“報道の矜持”が欠片も感じられない。 もし、アメリカで2020大統領選挙をテーマにした映画が作られたとしよう。「民主党知事の州ではバイデンが有利になるよう選挙の仕組みが違法に変更され、共和党員の投票は知らぬ間に盗まれたり破棄されてしまい、投票機も不正に操作されていた。真実を求めるトランプ支持者の声をメディアがもみ消そうとしたが、民衆の声は高まり、ついには大規模なデモに至った。だが、民主党の仕組んだ罠にハマって起きた暴動で、トランプは暴動の責任を取らされることになり、ついにはホワイトハウスを去る。トランプは『また、戻ってくるよ』と笑顔で終幕」みたいなストーリーだったら、“エンターテインメント”としては人気が出るのかもしれない。しかし、それは“報道”とは関係のないプロパガンダである。 こんなリテラシーの欠如した映画に日本アカデミー賞が最優秀作品賞を与えたのは嘆かわしい。そこからは世間の報道リテラシーの低さがうかがえる。ワイドショーがデマを流し続け、踊らされる人々が多く、不安を煽ることこそがビジネスになってしまうのもしかたがないのだろう。しかも、Netflix でシリーズものになるらしい。頭を抱えるほかはない。
[インターネット(邦画)] 1点(2021-01-29 17:47:42)(良:4票)
2.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
主役の役作りはすごいと思う。その意味でつまらない作品ではないけれど、全体的な印象は弱い。史実ならFBIが間抜けすぎる。電話の件でアリバイがあるなら、もっと早く疑いが晴れてよかったはずなのではないか。しかも、盗聴してたなら、それこそ犯人じゃないと分かったのではないのか。また、女性記者とFBI捜査官の件は事実でないなら脚色しすぎと思ったが、どうやら取材には基づいているらしく、論争があったようだ(そりゃそうだろう)。史実なのだろうけれど、爆弾を見つけて裏方のスタッフを退避させているくらいなら、ステージで歌ってる人たちも退避させるべきではなかったのか。後付けで言っても仕方がないことだけれど、そのあたりこそうまく脚色できなかったものかと思う。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-12-03 11:50:02)
3.  羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
事前に情報を収集していなかったから知らなかったけど、Flashアニメなんだ、という感じ。ラレコ監督とか湯浅政明監督を思い出したけど、動きはよいし、シャオヘイとムゲンのやりとりとか笑わせるポイントもよくできてる。とくに終盤は、ハリウッドの実写さながらの規模感があるキレのあるアクションシーンが続く。とはいえ、ストーリーの骨子は比較的凡庸。「シャオヘイが可愛い!!」という人にはいいかもしれないが(個人的にはあまり趣味ではない)、そんなに奥深い話ではない(と思う)。
[映画館(吹替)] 6点(2020-11-25 23:16:28)
4.  キャッツ
これはツラい。役者と技術の無駄遣い感。出演者に汚点を残しただけと言われるのも分かる。もともとミュージカルは好みではないので、たとえ評判がよくてもいい評価になることはないだろうと思っていた。ミュージカルは、ストーリーを進めながら歌に時間を取られるため、あまり複雑な展開にならなかったり、奥深い伏線がなかったりする。それでも多くのミュージカル映画は、“ときどき”歌うくらいなのだが、本作はとくに歌パートが多い。新型コロナの影響か、演劇を映画にする作品が出てきているけれど、そうした作品にまでネガティブな印象を与えないか心配になるほどだ。ただし、“猫”について言われている気持ち悪さはそんなに感じなかった。いつもなら【ネタバレ】して、中身についても論じるところだが、そもそも本作は語るほどのストーリーはない(と思う)。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-11-24 18:47:11)
5.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
良作。2時間半という長さだけれど、最後までダレることなく見られる内容だった。 【ネタバレ注意】史実を知らなかったので、そもそもフォードがやられる側(ジャイアントキリング)の話かと思ったら、逆だった。そもそもタイトルとは裏腹に、フォードとフェラーリが競うというより、ほとんどはフォード内部の話だった。それにしても、これだけの当時のクルマをよく再現したものだと思う。(CGがどこまで使われているか分からないが) そのリアリティの追及に敬服。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-11-02 19:08:10)
6.  インターステラー 《ネタバレ》 
凡作。だいぶ前に見てつまらなかった記憶しかなく、あまり話を覚えてもいなかったところ、興行収入も評判もよいということなのでもう一度見たが印象は変わらなかった。 【ネタバレ注意】相対性理論を持ち出して時間のずれが生じるところ、そこまでの時間のずれが生じるほどに重力の影響を受けているなら、生存可能かどうか考える余地がある気がしない。ブラックホールのそばを通るときには宇宙船が「重力遮断装置」を持っていたとしても、到着した星では宇宙船から出て宇宙服だけで活動してたよね。宇宙服を着たまま生活するつもりだったとでもいうのか。信号を発信し続けたのが数分前からというのも、たどりつく信号の間隔が極端に長くなっていたはずで、なんらかの異常を感じ取れたはず。だいたい何らかの星にたどり着いたとして人が目視で居住可能かどうかを判断する仕組みだったんだろうか。それに「プランA」の星が見つかったとして、どうやって大勢を連れていくのか何の説明もなかったのでは。「プランB」だって現実的ではないと思うけれど。津波が来てるのに、もたもたして流されるドイル。23年も眠らずに一人で過ごしたドイルもアッサリ退場。(食料はあったの?) しめくくりは命がけでアメリアを守ったクーパーが五次元世界で地球の自宅に戻ってくる。どこをどうしたらそうなるというの? 科学的な監修を受けたという話だったのに、あちこちご都合主義の理屈で埋め尽くされておりガッカリ。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-10-19 11:29:10)(良:1票)
7.  二ノ国 《ネタバレ》 
駄作。なまじアニメとしてキレイに動きもよく作られているだけに、アニメーターの無駄遣い感がハンパない。ゲームのことは知らないが、ストーリーとはあまり関係ないらしい。それに声優も酷い。 【ネタバレ注意】とにかく脈絡のない展開をする。「なぜ、そう思った」「なぜ、そうした」というようなところが多い。もしかするとゲームを遊んでいれば納得しやすい部分もあったのかもしれないが、初見の私にとっては疑問が残る展開ばかりだった。そもそも、死にそうになったら別世界に切り替えられると思ったのはなぜか。その推測が外れたら、ただ死んで終わるだけなのに、その思い付きを信じて死に急ぐ。せめて元の世界に戻るときには、もう一度「やむを得ず死にそうになる」状況に追い込まれて確信する、くらいの流れにするべきではなかったか。パラレルワールドとの“命のつながり”も、どこかで見たような設定という気はするが、どうしてそれで「一方を殺せば他方が助かる」と思ったのか。とにかく、いちいちご都合的な展開が多い。そして、元の世界の“好きな人に似た人”(でも命のつながりがあるだけで別人)を好きになって別世界に残留を決めるというオチ。それ、元の世界じゃ歩けなくなるのも決意の理由なんじゃないかというか、見てる側は「ああ、そっちの世界なら歩けるしね」と思わせてしまうんじゃないかという結末は、今どきどうなんだろう。
[インターネット(邦画)] 3点(2020-09-23 10:13:56)
8.  キャプテン・マーベル 《ネタバレ》 
佳作。【ネタバレ注意】アベンジャーズの前日譚、みたいな設定を知らずに見たので最初はとまどったが、うまいことまとめたな、という感じ。ところで、「戦略国土なんたらを」「S.H.I.E.L.D.」(シールド)と言うようになったのは「アイアンマン」か何か時系列が後の作品なのでは?
[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-17 02:08:52)
9.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
評判がよいということだったので視聴した。レディー・ガガが好きな人にはいいのだろうが、駄作とは言わないけれど、まったく好みではなかった。【ネタバレ注意】序盤で恋に落ちたり、スターになるくだりは、実にあっさりしたものだった。その後のストーリーも、設定から想像できる範囲のものだし、突然ステージに呼び出す部分などは予告編でも流しているわけで、意外な展開はほとんどない。サム・エリオットがブラッドリー・クーパーの“お兄さん”というのが意外といえば意外、という程度。クライマックスなど、ショッキングな場面をあえて描写しないという演出は面白いと思うけれど、全体的には可もなく不可もなくという以上のものではなかった。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-17 02:08:17)
10.  1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 
佳作。面白いとは思うけど、これがアカデミー賞で本命視されていたのか、という印象。あと、全編ワンカットという宣伝文句はどうなんだろうね。【ネタバレ注意】もちろん実際に全編ワンカットと思っていたわけではなく、ワンカット“風”だろうと理解はしていたが、そんなに長くない時間単位で「ああ、ここはつないでるんだな」と分かる場面がしばしば出てくる。このあたり、同じワンカット風の「バードマン」の方が、まだそれっぽかったと思う。それくらいはしょうがないと思うが、ワンカットというからには上映時間が映画内での経過時間なんだろうと思っていた。序盤で「目的地まで14.5キロ」というセリフがあり、徒歩なら3時間くらいかかりそうだが(映画内で6~8時間くらいかかる、と言っていたと思う)、クルマに乗る場面で「なるほど」と納得し、だから「暗くなる前」には決着するのだろうと思っていた。なのに、なぜ気絶して時間が経過する場面があるのか。それはもう「編集でのワンカット」じゃないよね。(英語版 wikipedia にも "one-shot film" に分類されてはいるけれど) 意図的なミスリードなのかもしれないが、ちょっと納得できない。 ストーリーとしては、序盤で2人で出かけた時点で「ああ、一人は死にそうだな、上官の方かな」ということが予想されて、その通りではあった。あと、“牛乳”を赤ちゃんに飲ますなよ。(分かっててもやむを得ないという切羽詰まった状況の描写ではあるんだろうけれど)
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-17 02:06:12)
11.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
傑作。これでアカデミー賞なのか、という気はするけれど、面白かった。【ネタバレ注意】うん、みんな、なんで谷原章介が出てるのかと思うよね……。それはともかく、今どき、あそこまで成功する人が、(運転手や家政婦はともかく)“名のある美術の先生”を検索もせずに信用してしまうのはどうか、というか“信頼できる人”が家庭教師つながりしかいないとか、夫婦ともども交流範囲が乏しすぎるだろ、という気はしたが、それも細かい話。中盤のアレ以外は、そこまで褒めるような脚本かな、という展開だった気はするけれど、十分に面白かった。でも、まあ、そこまでかな。あと、最後のシーンは「家が買える」ようになるまで待たせる前に普通の暮らしができるようになってるはずだろうから、さすがにとっとと迎えに行けよ、とは思った。
[映画館(字幕)] 8点(2020-02-17 02:03:32)
12.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス 《ネタバレ》 
駄作。よくこんなものを大金かけて作ったな、というほど中身がない。【ネタバレ注意】ある意味、ストーリーのどこがどうと指摘するのもメンドクサイくらいひどい。前作だって、褒められたストーリーじゃないし、そもそも得体のしれぬシステムに対してコンピューターウイルスで決着するとか冗談がすぎるというものだったが、それでもCGではなく模型を使ったスペクタクル描写という挑戦があった。今の時代に「それはない」ということで、たしかに映像はスペクタクルかもしれないが、ご都合主義にすらなっていないんじゃないかというストーリー。相手にどんな戦力があるのかわからないまま攻撃命令出したり、大きな技術差があろう敵機とそこそこ対等に交戦できていたり、一番ひどいのが、子供を乗せたバスで敵に向かっていくとか、何を考えてるんだ、お前は。ウィル・スミスは、こんなのに出なくてよかったよ、ホント。(まあ、他の駄作には出てるけど)
[インターネット(字幕)] 3点(2020-02-17 02:02:48)(良:1票)
13.  花とアリス殺人事件 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。【ネタバレ注意】序盤の展開がいまいちまどろっこしく、描き込まれた背景に比べてロトスコープの動きのぎこちなさが気になるくらいだったが、中盤からのストーリーは見事。終盤、クルマの下で寝るくらいなら他に場所があるだろうと思うが、この設定ならしかたがない。とくだんアニメらしい誇張された動きもないので、アニメじゃなくてもいいんじゃないかと思ったが、役者が実写で高校生をやる年齢じゃないか。エンディングのコンテつなぎは面白い。
[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-21 21:16:03)
14.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。【ネタバレ注意】ドキュメンタリー的な部分は面白いんだけど、田舎のオヤジの気性が荒いとか、浮気性とか(それがたいしてストーリーに影響していない)、顛末が想像できる話だけに、微妙な設定が多かった。クライマックスの祭りにしても、一度しか使わないジェットコースターを用意してまで大事な大木を無駄遣いしたりしないだろうとか、そもそもあれが長年続いた伝統という気がしない。もちろんそんなのは演出なんだろうけれど、割とリアルな田舎物語を描写しようとしているのだろうに、やり過ぎ感がある。伏線が細かく回収されている部分はあるので駄作とまではいわないけど、まあそこそこ。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-01-21 17:26:41)
15.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 
視聴した時点で原作は未見。ダメというほどではないけれど、そんなにウケなかったのは分かる感じ。【ネタバレ注意】キャラ描写については予告編で分かっていた話なので、そこは好みの問題でいいと思う。少女漫画のキャラを実写化するとこんな感じになるんだろうな、というくらいで、あくまでフィクション。内容さえよければ、気にされなかったと思う。問題はストーリーで、良心に目覚めたり、善人・悪人が入り混じったりしてるが、ちょっと分かりにくい。ベクターの最後もあれでは何の意味もなかったことにならないか。あと、どうでもいいけどチレンから取り出した目玉が動くのはヘンでしょ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 17:20:53)
16.  ザ・サークル 《ネタバレ》 
ああ、これはダメ。トム・ハンクスが出てるから見たけど駄作。公開のとき、ITやSNSの暗黒面みたいな話に惹かれそうになっていたが、映画館に行かなくてよかった。【ネタバレ注意】いくら技術やネットが進むとはいえ、みんながみんなプライベート丸出しの世界を受け入れるという世界観にリアリティがない。まして、トイレ以外は映像で監視されるって、それはもう犯罪者扱いだよね。そもそも、うっかり夜の生活まで覗かれてしまうとか、その場に誰がカメラを置いたり、それを気にせず生活していたというのも不自然。そうなるだろうという結末も、あまりにあっさりしてて「それで終わっちゃうの?」という感じ。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-01-21 17:09:58)
17.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 
佳作。点数は少しオマケ。まずは、よく撮影したな、というのが第一印象。CGっぽさがないと思ったが、ちゃんとロケでの撮影らしい。【ネタバレ注意】ツッコミどころはいろいろある。そもそも近所で停電していてラジオですら情報が得られないのに(しかも空港までの途中も停電してる状態)「空港に行けば鹿児島に行く飛行機がある」と思うのはちょっとどうかと思う。それに、あれだけの状態で何日も経過しているのに空港の警備員が仕事をしてるというのもヘンではある。警備員は(たかが警備のために)電車も車もなしに歩いて通ってきたんだろうか。本屋で地図を探すなら(残っているなら)、サバイバルの本を探せ。食料はともかく、水はペットボトルがあるなら、川でも雨水でも詰め替えればいいのだから、そこまで高価なものにはならないのではないか。というか雨水を貯めろ。電力止まったら透析が必要な患者をはじめ死ぬ人が山ほど出るのに、そのあたりの描写はなかった。せいぜい上階のおばあさんが死んだ程度(棺桶をどこから運んできたのかという話はある)。終盤で川を渡る羽目になった場面も「道路を外れてから3日」とか、道路を外れて移動するというのはどうかしてる。だいたい電池も含めて電力が停まるなら、間違いなく原発の冷却装置も止まってメルトダウンまっしぐらという気がするし、そうでなくても色々止まるだろうから、“謎の障害”がなくなったとしても、即座に電力が復旧するなどありえない。あと、リアルなら女性が2人いるのだから、これだけの期間放浪してたら生理の問題が出てくるはず。そのあたりは描写しにくいのかもしれないが。まあ、そういうところは全部“フィクションだから”で許される話だとは思う。
[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-20 00:10:32)
18.  えいがのおそ松さん 《ネタバレ》 
テレビアニメのノリで作られていると思っていたら、最後が綺麗にまとまっていてなかなか良かった。【ネタバレ注意】あくまで「思い出の世界」で決着したという話であって、そういう前提に立つと、リアル世界では完全にバッドエンドだよね。最後の思いを込めた手紙をケンカしてる間に失くした上に、忘れられていたわけで。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-01-12 00:00:12)
19.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
傑作。面白いと言われていて期待通り面白かった映画。近年まれにみる傑作とまでは言わないが、とくに映画が好きな人にとっては、ネタバレせずに見ることができたら大いに楽しめるだろう。【ネタバレ注意】前半部分、ツッコミどころのある不自然さはきっと伏線なんだろうとは思っていたが(そのとおりだったが)、そういう展開になるとは思わなかった。すばらしい回収。むしろ、そんなところまでという広がりがよかった。ただ、映画好きのための映画という感じはするので、あらゆる人への“オススメ映画”になるのか疑問もある。それにしても、これを300万で制作したというのが驚き。ほんと?“素人まがいの演技”を絶妙に演じる役者たちや、周りのスタッフだけでも20人以上いるはずなのに彼らのギャラはいくらなの?ゾンビの人形や撮影機材は借り物なの?とか余計な心配をしてしまう。37分ノーカットと宣伝されているけれど、さすがに編集でつないでいるだろう。劇中で撮影されている映像が、ちゃんと本編中の撮影映像なのか気になったが、その意味でエンドクレジットに流れる「本当の撮影シーン」も最後にいいサービス。とてもいい。【追記】映画の構成上、仕方がないことだと思うけれど、最初の「ワンカット」パートで、突発的な出来事に対して、適切な効果音が付いているのはヘンだね。(あれが“放送されているそのもの”のはずなので)【追記】あれは、本当にワンカット撮影らしい。それならそれで、ああいう形にしてほしくなかった、という部分はあるけれど、まあ細かいことではある。
[映画館(邦画)] 9点(2019-12-15 08:21:25)
20.  ぼくらの7日間戦争(2019) 《ネタバレ》 
力いっぱいの青春が感じられる良作。タレント声優であることは、それほど気にならなかった。 【ネタバレ注意】1988年の実写版は未見だったが、序盤からスマホを活用するなど、過去策をなぞったストーリーでないことは容易に推察された。(※後で視聴したが、ほぼ別物) 中学生とはいえ男女混在で家出とか、不法行為があまり問題視されないまま進んでしまうとか、やや現代モノとしてはどうかと思われる点はあるが、さまざまな“今どきのありがちなテーマ”をうまく盛り込んでストーリーが作られており、多少のツッコミどころも気にならないくらいには引き込まれた。DAY1のあと、どうつなぐんだろうと思ったら、あっさりDAY5まで過ぎていたのはもう少し何とかしてほしかった気もするが。あと、演出とはいえ、最後に熱気球をとばすついでの灯篭を飛ばし過ぎ。 【オマケのネタバレ】最後に実写版のヒロイン(CV:宮沢りえ)が、その役として登場するのは粋な計らいでよい。ただ、スマホのカバー写真は「映画のキービジュアル」であって、過去のその場面で記念写真なんか撮ってなかったよね、と突っ込んでおく。
[映画館(邦画)] 7点(2019-12-14 19:44:03)
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