映画『運動靴と赤い金魚』の口コミ・レビュー(4ページ目)

運動靴と赤い金魚

[ウンドウグツトアカイキンギョ]
Children of Heaven
(بچه‌های آسمان‎、/Bacheha-Ye aseman)
1997年イラン上映時間:88分
平均点:7.64 / 10(Review 187人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-07-24)
ドラマコメディスポーツもの学園もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-07)【イニシャルK】さん
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監督マジッド・マジディ
くまいもとこ(日本語吹き替え版)
矢島晶子(日本語吹き替え版)
斎藤志郎(日本語吹き替え版)
後藤敦(日本語吹き替え版)
石川静(日本語吹き替え版)
脚本マジッド・マジディ
配給アスミック・エース
その他フジテレビ(提供)
あらすじ
小学生のアリは、おつかいの途中、修理してもらった妹ザーラの靴を盗まれてしまう。家が貧乏なため、新品を買ってくれとは頼めない兄妹は、一足の靴を交互に履くことを思いつく。それで遅刻が多くなってしまったアリ。そんなおり、校内マラソン大会の三等景品が、新しい運動靴であることがわかる。彼は妹のために、三位を目指して走るのだった。別題は『天使のような子供たち』。モントリオール国際映画グランプリ受賞。
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💬口コミ一覧

127.ネタバレ 妻投稿■うちらのルームシェアではみんな発達障害ゆえにダチの娘の4歳のチビに相当お手伝いさせてしまっているのですが、いやはやこういう映画を見せられるとチビに大変申し訳ないという気持ちと、これのどこに「貧しくも“美しい天使のような”世界」があるんだと英題つけた人に口泡飛ばしたい気持ちでいっぱいなのですが、とりあえずチビに運動靴はちゃんと買ってあげると心に誓いました(笑)。■私は映画の中で、おっちゃんとアリが自転車に乗って高速道路を走るシーンで、道路の両端にガラス張りのビルが建っているというシークエンスと、子供たちが走る区画されたコンクリートロードで名誉と栄光を叫ぶ大人たちが興奮している真ん中を走るsceneがかぶりました。子供が赤い靴の為に頑張るのと同じように、大人たちも同じくらいささやかな物の為に大人の世界で頑張っているのだと言う事が、メッセージとして表現されていたような気がします。金魚が足にまとわりつくラストと、高級住宅街で息子に自転車の上でしがみつかれて嬉しそうな父親の姿。あの父親の姿は、父親の物語のラストシーンだった気がします。父親が天使ではないように、子供も天使ではない。等身大。だからこそ美しいのだと思います。
はち-ご=さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-11 03:09:15)
126.淡々としているのに、見入ってしまう魅力がある。愛おしい映画。
eurekaさん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-15 23:11:47)
125.ネタバレ マラソンのごぼう抜きは燃えた。短距離と違って長距離は精神力も重要、妹思いの優しいアリを見ていると心が洗われる。そしてラストがなかなか面白い。一等になってしまいモジモジしてるアリと、三等じゃなかった事を感じ取った妹のザーラ。金魚のくだりを抜けばこれでENDだけど、その後の二人の笑顔は想像できる。あえてその部分を描かないのは賛否ありそうだけど、なかなか粋だと思った。ちょっと分からなかったのがイランの学校の仕組み、男女が重ならないようになってるらしいけど、それは説明してくれないと困る。また男子用の靴(三等景品)と女子用の靴を取り替えてもらうという発想はあるのに、運動着(一等景品)を売って靴を買うという発想は出てこないのね・・・。記念撮影で下を向くアリにこう言いたかった 「喜んでいいよ・・・」
リーム555さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-13 18:16:25)
124.ネタバレ 主人公の家族は裕福ではないけれども、ことさらに貧困を強調するわけではなく、こどもたちが家事を手伝う様子や、街中のいろいろな職業の人々の姿から、生活感は濃厚に匂い立ってくる。この兄妹の駆け回る町の路地もまたすっばらしい。キアロスタミの「友だちのうちはどこ?」を思い出す。そんな中で、お父さんが庭師の仕事を探しに行く都市部の高級住宅地とか、先生にテストで100点穫ったごほうびにもらう金色のボールペンとか、子供の視点からの「まばゆいもの」へのまなざしが際立つ。自分の小さかった頃の「目」を思い出してしまう。目にまばゆいもの、いろいろあったなあ。妹にとっては、ほかの女の子の履いている靴も、みんなまばゆい。
 ラストに、それまでずっと子供たちに付き添っていたカメラが宙に上がり、金魚のいる丸い池のま上からその池に足を浸すおにいちゃんの姿を写し、さらにカメラは池の中に潜っておにいちゃんの足と金魚たちを写すとき、この作品はみごとにすてきなファンタジーにずれ込んで行く。ちょっとやられてしまったなあ、という感じ。
 おにいちゃんの半泣きの顔、妹の微笑んだ顔がすばらしくって、この顔で配役したんだろうに決まっている。
keijiさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-05-29 08:41:29)
123.兄ちゃん、よくやったよ。マラソンのシーンが無駄に手に汗握る展開だったのが笑えました。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 8点(2009-12-20 13:44:48)
122.ネタバレ 価値観ひっくり返し映画のベスト10を作ったら7位くらいには入れたい。高倉健が自著でこの映画のことを褒めている、ただそれだけのことで多分夫の「生涯ベスト20」くらいには入っているんじゃないだろうか。モノのあふれた我々からすると仰天の理由で、自分を待っている人のためにただひた走る妹と兄ちゃんが愛しくてたまらない。
りんすさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-20 02:11:48)
121.こういったイラン映画は純粋な気分が味わえて大好きです、貧乏や生活の厳しさがひし
ひしと伝わってきます。日本の昭和三十年代前半の暮しが懐かしく甦ってきそうです。「すずめの唄」のお父さんが少しだけ若い感じですが、ここでもいいお父さんやってます。二人の兄妹も可愛かった。(特にイランの女の子はどの映画でも可愛い子だけを選んでるのか?)
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-03 22:17:22)
120.ネタバレ イラン発、妹の靴をなくした少年の物語。一つの靴を交互にはく兄妹が滑稽で愛おしいです。素朴で風情があってリアルで切実で暖かくも苦い。地味ながらもほっこり面白い。イランの文化を垣間見ることもできますが、やはり子供社会は世界共通ですね。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-28 19:26:41)
119.ネタバレ イタリアのネオ・リアリズムがこんなところにまで流れてきてたのか、とも思うが、あちらはしばしば社会から見た子どもが登場したのに対し、こちらは子どもから見た社会が描かれている。子どもだってけっこう気遣いするのだ。なくした靴のことで親に心配をかけないように心を配る。妹は妹で試験を早く終わらせたりする。兄の妹への負い目、妹の兄への気遣い、と兄妹の間での心の揺れに、また友だちとの間でも、同情やその同情があっさり捨てられるところが描かれ、とても豊かに子どもたちの世界が立ち上がってくる。お父さんの庭師訪問のさいの内弁慶ぶりがケッサク。お父さんがかわいく見えた。マラソンのシーンで音楽が入らないのも正しく、ふと前を見ると誰もいないカットがうまい。そうした演出の的確さは、金魚が寄ってきて赤い靴となるラストで最高潮に達した。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-19 12:12:55)
118.街中をリヤカーで回っている塩交換屋(?)とか、男女が入替制になっている学校とか、路地に沿って設けられている溝とか、なかなか見ることのできないイランの下町の風景が非常に興味深かった。それにしても主役級3人とも素人さんですか!凄いなあ。素人みたいな役者は掃いて捨てるほどいるけど、役者のような素人が3人も…。うーむ、イラン映画は深い!
鳥居甲斐守さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-23 21:33:49)
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117.優しい気持ちになれる映画の典型だと思う。妹のために頑張るお兄さんも良かったけど、ちょっと抜けたところのあるお父さんも好感がもてた。
こまごまさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-26 10:44:48)
116.私は映画において路地裏の登場するシーンがとびきりのお気に入りで、表通りにはない繊細な感性の行き交いに魅了されてしまいます。最たるが「赤い風船」の風船と少年ですが、この「運動靴と赤い金魚」も路地を走る幼い兄妹の姿に魅せられます。「もっと早く来いよ」「すぐに走ってきたわ」、学校が終わってすぐに駆け出した妹を見ている我々は、ひどいことを言う兄だな~、と思ったりするわけですが、兄は兄で遅れまいと必死なのがよく伝わってきます。始終悲哀に満ちた兄の表情と喜怒哀楽のグラデーション豊かな妹の表情、この表情が貧しい家族の断面を切り取っていくのですが、シャボン玉に二人揃って嬉々とするシーンは生活を離れた子どもの表情が見えたりしてほっとしますね。ラストの赤い金魚は、「赤い風船」の少年に群がる風船にダブってしまいました。
彦馬さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 13:05:13)
👍 1
115.もし自分にあんなに可愛らしくて無垢な娘がいたら、絶対に嫁に送り出したくないです。
まさかずきゅーぶりっくさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-19 11:55:29)
114.愛すべき小作品。お兄ちゃんが帰ってきた後に靴を見に行こうとする妹がかわいい。「明日どうやって学校に行けばいいの?」「スリッパで行けばいい」は爆笑!
承太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-26 22:00:14)
113.同時期の自分と比べ、物の価値観や家族への気持ちがほんと真逆で恥ずかしくなりました。チャームな兄弟愛をありがとう。
モチキチさん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-09 13:41:51)
112.ラストが宙に浮いてしまっている感がありますが(もしかするとTV用に編集されているのかもしれませんが)、それ以外は良くできた映画だと思います。それにしても、これだけ登場人物が走りっぱなしの作品はそうそうないのではないでしょうか。アクション映画でもないのに。
Kさん [地上波(吹替)] 8点(2005-05-12 17:29:52)
111.ネタバレ イランの映画ではよく子供の視点から描かれたものが多いですね。彼らは何かを失い、そして大人は分かってくれない。9歳になったらもう大人だと言われ、ろくに靴も買ってもらえず家の手伝いをさせられる子供を見てカルチャーショックを受けてしまいます。イランの子供たちは偉いんだなぁ、と。水路に流れていく靴を追いかける少女のスピード感、そして自分の靴を他の子が履いているのを発見するのが学校での朝礼時というのもまた心憎い演出です。クライマックスはとてつもなくスリリング、心臓に悪い。最後は兄としての不甲斐なさと諦念の感が同時にやって来ますが、後味は悪くなく寧ろ清々しいくらいです。
かんたーたさん [地上波(吹替)] 8点(2005-05-05 22:46:37)
110.イスラム圏の映画を見るって難しいですね。、、、、結局、自分の属す文化の価値意識を脱することはできないのだけど、できる限り、想像力を発揮して、何を表現したいのだろうと考えてみるのですが、、、、、。最初は、貧富の差を告発することかとか思ったのですが、それだと、どうして運動靴が三等賞なのか説明しにくいし、、、。自分にとって価値のあるのは一等とは限らないということは、どういうことなのだろう?、、、、そういえば、植木の手入れに入ったお金持ちの家では、子どもが一人で寂しそうでした。、、、、、、ということで、、、、物質的な豊かさは決して心の豊かさをもたらしてはくれないのだ、そして近代化が進む中で、われわれイラン人は、そんなに豊でなかった時代に持っていた純粋さを忘れているのではないか、というあたりがテーマなのだと考えることにしました。、、、、だとするとけっこう保守的な映画ね。ううむ。
王の七つの森さん 8点(2005-02-23 12:57:32)
109.子役、特に妹がすごく可愛い!笑顔、泣き顔、ちょっと困ったような顔etc・・・。一生懸命走る姿も可愛い。あれは反則です(^^; まぁそれはさておき、やはり自分の子供の頃を思い出しますね。ほんと、他の子との違いがものすごく気になる年頃なんですよねぇ。今だったら「靴なんてなんだっていいじゃん!」とか思ってしまうんですけど、子供達にとってはそれはもう、死活問題。懐かしい感覚でした。ストーリーは、はらはらさせつつも割とたいしたことのあまりない、日常を描いているなという印象です。
あさしお太郎さん 8点(2004-07-26 22:49:47)
108.妹を思う素直な気持ちがいい!1等になっても靴を買ってあげられないから自分は喜べない。こういう作品ってハリウッドに無い良さがあると思う。
アンナさん 8点(2004-07-04 03:51:35)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 187人
平均点数 7.64点
000.00%
100.00%
200.00%
310.53%
431.60%
5115.88%
62312.30%
73920.86%
86032.09%
93217.11%
10189.63%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.80点 Review5人
2 ストーリー評価 8.87点 Review8人
3 鑑賞後の後味 8.44点 Review9人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 8.62点 Review8人

【アカデミー賞 情報】

1998年 71回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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