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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
映画にしてオープンワールド的な広大さを感じる超大作です。 設定の細かさと深さと広さが驚異的だと思います。 私の知り合いには「スターウォーズを見ているとカッコいい」みたいなイメージを持っている人がいましたが、 この作品って究極的にオタクのジャンルだと思います(トレンド的な感じはしますが)。 当時のアメリカのオタク文化って最高だと思います。 キャラクターがどれも個性的でセンスが良いです。 モブキャラ的なクリーチャー・ロボットで面白いのが沢山います。 ・・・いろいろと昔のゲーム機を思い出す場面がありました。 自分は昔(エピソード1のときね)ペプシのボトルキャップを集めてましたからこれ(つまりこのシリーズ)はコーラを飲みながら観賞したい作品です。 ダークヒーローって色々いると思いますがやっぱりダースベイダーが一番だと思いました。 ただ少し難があるとすると、エピソード1と4のどれから見ていいのか迷ったり、 ふってあるナンバーと年数が一致しないので入門の間口が狭く感じました。
[DVD(吹替)] 9点(2015-11-09 22:46:08)
2.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 
恥かしいことに“ストレートに心に響く物語”で「ストレートストーリー」だと今まで思い込んでいましたが、 実は“ストレイト兄弟の物語”だったのですね。 これが実に素晴らしい映画です。 イレイザーヘッドをかました鬼才監督の作とは思えないです。 非常に優しく、画面は温かさに包まれます。 淡々と描かれるのは自然の温もりです。 派手なことをしないで面白みを出すのは熟練された表現だと思います。 広大な風景が映し出されるとまるで呑み込まれるような美しさと不思議な陽光の温かみをおぼえます。 旅の途中で様々な人とのふれ合いがあり、そこに人間の温もりがありました。 スローライフやマイペースを自分に取り戻し、自分の欠点までも許し愛せてしまうかのようなヒーリング度の高い癒し映画。 非常にヒューマンな映画ですが、リンチ監督のセンスによるユニークさも見られます。 リンチ監督の「闇」も今回ばかりは自然の中(夜の森の暗闇など)にひっそりと溶け込んでいるようです。 いや、普段から「闇」を見つめるリンチ監督だからこそ、この陽光みなぎる温かみの映画が作れたんだと僕は思います。 淡々としているところに「隙」があり過ぎてそうでいて、実は一切ないという、そして感動は本物という凄すぎる作品です。 (しかし僕は何故かウィンナーがとくに忘れられない) 
[DVD(字幕)] 9点(2012-06-27 00:05:53)(良:2票)
3.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
素晴らしきかな人生!  は、とくに絶望している人に見てほしい、人生捨てたものじゃないな。。いやむしろ人生って素晴らしいんじゃないのか的な映画であると思います。  とくにラストの感動が激しく心を揺さぶります。   
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-30 23:03:46)
4.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 
 物語が大きく動いたシリーズ2作目(作られた順で)。 今回はさらに宇宙の広大さが感じられます。 そしてメカデザインも広大になってます。 フォースの力が前作よりも物語のキーとなっています。 そのためか大自然の描写が強くなっている気がします。  いやーダースベイダーがカッコいいです。 チューバッカが大活躍していました。彼の鳴き声良いです。 宿命的な物語は男子に人気がありそうです。 それにしても男二人に美女一人はあかんですよ(ってこの先の展開を忘れてるし)。 個人的に好きなのは巨大犬型マシンAT-TEとメディカルロボット(メディカルドロイド?)です。 邦題も一番いいんじゃないっすか。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-09 23:03:42)(良:1票)
5.  スクリーム(1996) 《ネタバレ》 
パラサイトと並ぶティーンエイジ青春学園ものホラーの決定版。 にして、スラッシャーホラーの良作。 ティーンエイジホラーの帝王といわれるウェスクレイブンの作品。 監督のホラー映画愛をこの映画で全開に出したことがホラー映画ファンへのアプローチとなり、 それでこの映画はホラー映画としての魅力も増したと思う。 殺人鬼の目的に深さとか不条理さ、怖さは無いが、 そういうものを必要としていないちょっと奇妙なスラッシャーホラーかもしれない。 殺人鬼の脱力ぶりは異常。まるで普通のパーティー・コスプレ野郎。 恐怖演出という意味では少し低いかも。 あくまでも10代のゲーム感覚。 ほのかなコメディと爽快感が良い。 日常でのキャラクターの描かれ方が良いので、殺されるのが惜しいくらい。  I scream? You scream?♪ いったい犯人は誰だ!? 究極のネタバレですが・・・・・・処女あげた男の頭打ち抜くって凄いこと!
[DVD(吹替)] 8点(2014-02-23 23:36:07)(笑:1票) (良:1票)
6.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 
たまに車中で聞く同名ラジオ番組がきっかけでレンタルした。 面白かった!子供と熱血教師の学園映画の、とくに校外学習映画の良作だと思う。 しかしここまで公私混同してる奴はみたことない。 偽教師が自分の好きなハードロックを子供たちに教える。それが研究課題だという。 僕の高校の担任だった恩師も授業中にギター弾いてくれたり、 準備室にメタルのCDやフィギアをたくさん持ち込んでたけど。  ハードロックが沢山出てきたので最初はスクールオブメタルじゃねとか思ったけど 一応はスクールオブロックだった。 自分もメタル好きだけど、メタル好きな人って他の音楽ジャンルを一切認めない傾向ありますが この先生はそうじゃないみたいだった。 すべてが上手くいったので見終えた後はロックした後のように爽快な気分。 こんなことって絶対にないと思う。 こんな上手く行く筈ないし、こんな素敵なこと無いからそれが映画の醍醐味。 ギター、ベース、キーボード、ドラム、コーラス等バンドの子供たちの可愛いプレイがとても良い。 ちょっと差別してるけど照明係や警備係、荷物持ちにマネージャーなどみんながそれぞれ力を合わせてるところがなんか良い。 この偽教師の情熱とハイテンションさがおかしい。 校長先生はやたらとセクシーだ。 教育(授業)とロック(反抗)を通して大切なものが見えてくる、ような気がする。 プチ元気が出る楽しい映画であると思う。 
[DVD(吹替)] 8点(2013-01-13 11:20:08)
7.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 
この作品にはある種の危険な洗脳効果のようなものを秘めているような気がしてならない。  SFではあるが、ある種の「毒」のようなものがあるので、あまり子供向けともいえない気がする。 しかしティーンの男の子が見れば、この熱血精神に憧れる気がする。 パワー漲るギンギンの健康的男子が見ると、鼻息が荒くなりそうだ。 熱というか、エネルギーに満ちている。 一応SFではあるが、熱血でスポコンで、スポーツ部の部室を垣間見るような若いエネルギーと汗に満ちている、スポーツ映画のような感じもする。 しかしだから危険で、その熱血なエネルギーによって「死」にまで追いやってしまうというか、「死」に対する恐怖感覚を麻痺させるようなものがある気がする。 多分、偏った考え方で間違った事を僕は書くが、この映画を世界中の全員の人が同時に鑑賞したとすれば、凶悪事件が多発しそうな気がする。 例えば男女何人かを密室状態にして、この映画を毎日モニターで繰り返し流せば、そこは激しい大乱交の場となるか、あるいは凄惨な大殺戮の舞台となってしまうかだと思う、極端な話だけど。 人間が日常で保っている感覚(理性?)をマヒさせるものがこの作品にはあると思う。 非常に極端で偏ったことを書いただが、しかしそんな気がする、、、。 いや、そう感じたのは自分だけかもしれない。 しかし、SFなのにスプラッタが凄い。 人の肉と血が地面に転がる。それはあまりにも上手く良くできた完璧すぎる光景だった。 また戦友の「死」に対して、あまりにもポジティヴというか前向きで、それでいて無機質だと思う。 大切な人が死んでもあまりクヨクヨ落ち込む場面は記憶にない。すぐに立ち上がり、後ろなどを振り向かず、つねに前を見つめている。死者は数字と残骸で表される使い捨て状態。 それはどこか敵の巨大昆虫類と似たところがあるような気もする。 別にどうでもいいですが、男女混同のシャワー風景は、誰もが理想とするところで素晴らしくもありながら、それでいて異様だとも思った。  とにかく観た後で自分はいくらか洗脳されたような気がした。 人を暴力に駆り立てるというか、、、きっと間違っているとは思うが、とにかく僕はそんな印象を受けてしまったのだ! 「トータルリコール」といい「ロボコップ」といい、この監督は本当にSF的な才能があるなぁ。  
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-31 02:10:34)(良:1票)
8.  スピード(1994) 《ネタバレ》 
アクションは苦手なんですが、これはノンストップな面白さ!  まず、オープニングから流れる音楽がカッコイイ。  バスにはいろんな人々が乗っていて、ただそれだけで観ていて面白い。 そのいろんな人たちが連係し合うのがとても面白いと思った。 この作品では、全く無関係な人たちがお互いに連係し合う美しさを描いた作品だと思った。  アニーが走ってバスに乗ろうとする、「アニーか、イヒヒ」と、ちょっと嬉しそうなバスの運転手サム。 「あなたはいつか表彰されるわ」とアニー。 こういう微笑ましい風景、やり取りが面白い。 こういうのって日常にありそうな風景なんだけど、なかなか無いじゃん。  また、ヒロインの「アニー」がハンパ無く美しくて魅力大! みんなに「ハイ、おはよう」と気軽に声をかけるアニーは、とても性格が明るくて理想の女性。 ぼくは、このアニーのためにDVDを買ったのです! こんな美しいアニーが大きなバスを運転する、その逞しさ、そのギャップはとても美しい。 そして、爆弾をくくりつけられたアニーの表情は何故かとてもセクシーだった。 ホッパーがヤバい。やっぱ犯人は天才で美学を持ってでブッ飛んでないとね!  高級車を提供してくれる黒人さんもとても良いキャラクターで、 そして可哀想で、「オーシェット!オウ、シェ~ット!!」の連呼で最後まで笑わせてくれた。 アクション映画に出てくるテンションの高い黒人さんは大好き。 「隊長」も良かった。  爆発シーンが綺麗だ、美し過ぎますね。 「乳母車」の場面は素晴らしかった。 電車が町並みに突っ込む迫力も素晴らしい。 憧れるなあ、、、はあ、映画って観終えたらまた日常に戻るんだよね(と、改めて思わされた作品)。  一度観ればもういいかなとも思うが、やっぱ何度観ても手に汗にぎる面白さなんだよね。 最後までノンストップでダレさせない、アクションはそれに尽きる。 ヒロインが美しいうえに、作品としてとても面白いなんて、こんな素晴らしいことはありません!  
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-01 23:17:47)
9.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 
この作品は雰囲気が物凄く良い。 ティムバートン作品の中でも、かなりゴシック色が強い作品であり、とても好きな作品だ。 彼の監督作品の中では一番雰囲気が良いと、個人的に思っている。  ストーリーは後半がダレるが、雰囲気が良いために何度も観てしまう。  全体のくすんだ色合いがとても奇麗だ(冒頭の景色など)。 人の肌がとても白くて、それがとても奇麗。 全てがくたびれて退廃的で、村の人たちが何かに怯えている不安な感じがとても良い。 館の入り口に入ろうとしたとき、男女二人がベタベタしていて、それが影になってよく見えないのがカッコいい。あの場面はなんか異様な雰囲気だった。 「影絵」とか、そういう幻想的でメルヘンチックなオブジェがまた、とても良い雰囲気をだしている。 イカボッドクレーンの見る夢はとても怪しくて不気味であり、 教会の奥にある拷問室はとても怖い(「教会の奥の拷問室」っていうシチュエーションが好き)。 (拷問室は潜在的に怖いと感じるが、しかしどこかエロティックでゾクゾクする) この監督は「かかし」とか好きなんですね。僕も好きです。  生前の、騎士の形相や雄叫びが凄く人間離れしていて、それがとてもカッコ良い。 騎士の剣のこなし方、振り回し方もとても見事だ。  クリスティーナリッチの美貌と豊かな胸が物語を盛り上げる。  ※一箇所だけ「心臓に悪い」場面があり、心臓の弱い方は注意です!  僕は潜在的にこういう風景に憧れるので、何度観てもその雰囲気を楽しむことのできる作品です。 「首無し騎士」とか、枯れた大木とか、カッコ良過ぎるよぉ~! こういう雰囲気が好きじゃない人にも、まあ、良く作られている作品だと思うので一回観る分にはそれなりに楽しんでいただけるかもしれない。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:34:55)
10.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》 
スターウォーズの壮大さにも慣れてしまったのか、 本作ではその壮大さに感動することはあまりなかったです。 そのかわりドラマに重点が置かれていたように思います。  今回はCGが大々的に導入されています。 正直、当時のCGで描かれるクリーチャーはディズニーみたいであまり面白くありません(当時としての目新しさは想像できますが)。 昔の作品なのでCGだと丸分かりな場面もありますが、当時でこの映像のクオリイティは驚異的だったと思います。 前半でお姫様がエロい格好をさせられていたのですが全然記憶にありませんでした。 ダースベイダーの素顔が見れて良かったです。 本作はテディベア好きの方にお勧めです。 最後の民族音楽みたいのが最高でした
[DVD(吹替)] 7点(2015-11-09 22:46:29)
11.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 
“ファーストフード店で超ビッグサイズのハンバーガーを毎日食べてみた” (今でこそユーチューバーがやりそうなネタですが)企画がユニークです。 体当たり的な面白さもあります。  「食」をテーマにした面白いドキュメンタリーでした。 そして考えさせられます。 食べ物が心と体に及ぼす影響を実際に示してくれるので分かり易いです。 「食」に関する深刻な問題がいろいろと見えてきてその点でも意義のある作品でした。  外国の食事情があまりにも深刻なのが衝撃的でした。  
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-24 23:54:48)
12.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
虫けらの棲家、醜いロンドンでは詩はユーモアに満ちて高らかに?歌声は美しく響く。 芸術とはこういうものなのだと思う。 分かりやすいほどに暗く幻想的な世界観。 ティムバートン監督はこの手のファンタジーの職人といえる。 この作品もまたブラックユーモアに満ちている。 殺人、地下室、拷問器具(のような椅子と精肉器)、ミートパイのネタ、精神病院、 魔女、悲劇、これらはダークファンタジーの極み。  怪奇映画は歪んだ愛というものが大体を支配している。 この映画もそんな感じだけど、 愛の歪み方がユーモラスで面白い。 歪みは大体が悲劇しか生まないようだ。 それを体現するような映画だった。 スプラッタ映画としてのレベルも高く、 ”スパッと切れる”のと”グチャってなるの”との両方が繰り返されるところに 変態じみたものを感じる。  スウィーニートッドはブラックジャックみたいだ。 またスウィーニートッドはその髪型がⅩ麺のウルヴァリンみたいだ。 これでシザーハンズみたいに剃刀を鉤爪みたいにつければ完璧にウルヴァリンだったのに、惜しい。 突拍子もないこと言ってスミマセン。 幽閉されたヒロインの少女はラプンツェルがモデルだろうか? この薄気味悪いロンドンで杖を鞭打ちみたいにしている役人の光景はジキルとハイドを思い出す。 ティムバートンの映画は魔女とか悪女がけっこう出てくるの特徴がある。 青年の愛多きゆえの失態がウザい。 あまりにも憎ったらしい判事への復讐が失敗に終わった瞬間、気が変になりそうだ。  暗く悲しい終わりが美しくて、スリーピーホロウの頃のティムバートンのダークファンタジー復活を思わせる。 ミュージカルの歌が良かった。
[DVD(吹替)] 7点(2013-11-26 23:37:03)
13.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 
スピードアクションを見たかったので見てみました。 アニメの映画化らしいんですが、アニメのほうを知らないので比較はできません。 ただ、カッコ良くしようとか変に気取らない感じが好感もてます。 気取らないけどそれで映像に面白みがないわけではなく、 逆にカッコよくなってます。 アニメの映画化ということで、アニメ文化の面白さを生かした演出、 CGの特色を生かした派手な映像などが非常に成功してます。 アニメの映画化はこうあってほしいものだと思います。 アニメの色味を生かしたためかカラフルで明るい感じです。 レーシングゲームやミニ四駆なんかを思い出すところもありました。 そういうオモチャやゲームの感覚は、たぶん子供が見ても楽しい映画だということだと思います。 子役とチンパンジーのコンビが非常におもろいです。 テジョがなんかウザかったです。 この映画は大企業の醜さがとてもあらわれてて憎ったらしいです。 いろんなものに呑みこまれないで個人の才能を発揮していく主人公がカッコいいです。 「変えられるもの」と「変えられないもの」との区別がちゃんとされてたし、 ちゃんと夢や感動を与えてくれたので良かったです。
[DVD(吹替)] 7点(2013-06-08 22:41:23)
14.  スピーシーズ/種の起源 《ネタバレ》 
みんなで一人の美女を追い求める青春ラブ・ストーリーと、エイリアン・ホラーとのかけ合わせみたいな感じで面白いです。 ホラー映画において、いや、ホラー全般において、グロとエロとは切っても切り離せない関係がある。 この映画はもしかすると近年のB級エロ・ホラーの原点であり、おそらくはB級ホラーにおいてエロスとホラーとの架け橋であるように思われる。 もちろんホラーとエロスの関係は、ドラキュラやエイリアンなどで既にやられていたかもしれないのだが、この作品ではなんというかそれを包み隠さずストレートに、もしくはB級なやり方で、今後のB級ホラーにつなげていける形で作品にしたところに評価できると思った。 もちろん僕はホラー映画やその歴史にあまり詳しいわけではないので、この作品よりも前にそれをやっていた作品があるのかもしれないけど、それでもこの作品は伝説化されている作品なので、内容的にはB級であっても、名作といわれて良いと思う。 エイリアンと並んでギーガーのデザインを取り入れている点も評価できる。 「性欲は「怪物」だ、、、」というのを、ギーガーのグロテスク・デザインによって表現されている。 今の時代を予測したかのような「肉食系女子」ホラー。 半分がエイリアンのシル。彼女の美しさは完璧だ。 そんな彼女のエイリアン化した姿はちょっとグロい。美しさが崩れて腐った花のようだ。 まるで美女がヨボヨボのおばさんになったみたい。 それはまるで、「美女は若いうちはいい。しかしやがては醜くグロテスクになる」とでもいうかのように。 かつての美女が、もはや美しくはないエイリアンの姿で結婚を急ぎ、「赤ちゃんが欲しいの!」なんて積極的に来られたら、男は恐怖する。 彼女の「赤ちゃんが欲しいの!」という言葉の本当の恐ろしさは、“種”以外の父親の存在は不要であり、やがて排除されてしまうであろうから。 母親の愛は子供に注がれる。 男は恋してる段階では女を自分の物にしたいと思う。だが最終的に女に呑み込まれるのは男なんだと思う。 (以上、女性コンプレックス丸出しのレビューでした。) (2011年の映画メモをもとにレビュー)
[DVD(吹替)] 7点(2013-06-04 22:16:10)(良:1票)
15.  スペル 《ネタバレ》 
さすがサムライミ監督といった感じだった。 エンターテイメント性の高い迫力満点のホラー映画だった。 しかし最近のサムライミはスパイダーマンなど万人向けエンターテイナーなので 今の彼がホラー映画をやるにしてもアングラ臭に欠け、描写はファンタジックに傾倒してるなと思う。 しかしお婆さんの迫力は凄い。 このお婆さんの存在感だけは死霊のはらわたの正当な続編といっていい。 スティーブンキング(リチャード・バックマン)の小説に「痩せ行く男」という小説があったが、 その内容を思い出す。 この”スペル”の「呪い」というものが”痩せ行く男”にある「呪い」とそっくりである。 それからジプシーのような連中も出てくる。 ”痩せ行く男(の映画化)”に出てきた毒々しいケーキも、この作品で似たようなものが登場する。 そしてこの映画のヒロインは昔太っていたが今は痩せている。 その設定が「痩せ行く男」の主人公から来ているのではないかとさえ思う。 この映画にはスプラッタは少ないが ジェットコースターのように人をビックリさせる恐怖演出で責めてくる。 この作品では恐怖がお化け屋敷のようにエンターテイメントだ。 汚物描写も出てくるがそれほどには重くドロッとしてない。 でもお菓子をつまみながらこの作品を観賞してるとウゲッってなると思う。 猫好きは見ないでほしい。子猫が可愛いだけに。自分もヤダなと思った。 サムライミお得意?の爆笑スプラッタもあったのでまぁ満足。 死霊のはらわたを思い出させるホラーファンタジーも少しみられる。 さすがサムライミ監督作品は最後の最後まで観客を楽しませる。
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-09 23:56:16)(良:1票)
16.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
深刻な社会問題を扱った作品。 かなり酷いのでびっくりしました。 非常に真面目に向き合った現実的な感じの作品ですが、透き通るような映像が美しいです。 ここで描かれるイジメは「自分の子供や家族が同じことされたらどうなのか」と考えてほしいと思った。 最後で立ち上がる場面では良かったなぁと素で思った。
[DVD(吹替)] 6点(2012-06-17 22:46:29)
17.  スパイキッズ 《ネタバレ》 
家族みんなで見るのにちょうど良い感じの子供向け映画だった。 なんだか「夢のチョコレート工場」みたいな感じがする。 地下牢の亜人とか、親指人間とか、少しシュールで歪んでる。 そして「光る眼」みたいな奇妙な子供がたくさん出てきた。 ターミネーター2の液体金属の人がいた。 スパイグッズはちょっとぶっ飛んでる。 ド迫力とまではいかないが、オーバーアクションが面白い。 子役は可愛いし、子供のアクションは見てるだけで楽しい。 前半はつまんないと思ったけど、 感動もあるし、子供向けなエンターテイメント映画としてはなかなか面白かったと思う。 大人が真面目に向き合う映画ではなかった。 タイトルで流れる音楽からしてふざけてた。
[DVD(吹替)] 6点(2012-06-11 22:53:32)
18.  スリーパー 《ネタバレ》 
(2010年映画メモをもとに) なかなか変な映画です。SF映画みたいですが、なんともたよりのない未来科学みたいです。 そんな科学よりも人間性を訴えるという感じでSFを題材にした感じがします。 チャップリン映画を意識した感じがよく表れて監督がチャップリンを尊敬しているみたいです。 とくに家事用ロボットを演じるウディ・アレンはチャップリンの魂が宿ったというか、 そのままというか、とにかく見事なほどチャップリンらしさが見られました。 動きは洗練されていますが非常に滑稽です。 随所で楽しい音楽が流れて観客を愉快にすると思います。 ウディ・アレンという監督の映画は始めて見たと思います。 しょーもない映画だとも思いますが愉しかったです。 退屈もしなかったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2012-03-02 21:15:18)
19.  スライサー<OV> 《ネタバレ》 
管理人様、ゴシックヘッドさん、登録ありがとうございます! この作品はなかなか恐ろしい作品です。なかなか残酷ですよ、スライサー。 「悪魔のいけにえ」に迫るような勢いです(大げさ)。 血が多いです。工場で働いているときに「大きな機械に巻き込まれそうで怖い」という恐怖感があるかもしれません。そういう怖さも味わえるかもしれません。 だから、「インダストリアル・スラッシャー・ホラー」とでも適当に言っておきます。 後半は暗く、閉鎖的に、淡々と、、、いや~見入ってしまいました。 なかなかの殺人鬼です。 恐怖度、不快度ともに、けっこう高い方かもしれませんね。 ま、最初なのでこの位の点数で、、、 
[DVD(字幕)] 6点(2009-10-07 02:26:53)
20.  スマイリー 《ネタバレ》 
まるでエイのような笑顔。 絶大なインパクトのある殺人鬼”スマイリー”。 スラッシャーホラーは殺人鬼のキャラクター性が重要といってもいいのですが、 そういう意味では満点です。 前半は引き込まれていくのですが題材が題材だけに後半からは少し展開が読めてしまいます。 著名性の悪意が描かれていて良かったですが 最後は強引に持っていった感じがしてしまいました。 もっとちゃんとスマイリーを存在させてほしかった気がします。 エンドロールは最後まで見てよかったです。 音でびっくりさせ過ぎ。 なんか見ていてスクリームを思い出しました。
[DVD(字幕)] 5点(2016-01-13 22:56:50)
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