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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 827
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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1.  アベンジャーズ/エンドゲーム
正直言ってこの作品を評価するのには、少し時間がかかるかと思いました。なぜなら、前作「インフィニティーウォー」のような、最初から最後までバトルバトルのオンパレードを期待していたにも関わらず、序盤から中盤までは多少の戦闘シーンはあったとしてもなんとなく小ぢんまりとした印象で、そこまで興奮しませんでした。でもだからといってつまらないわけでもなく、これまでの関連作品を長きに渡り観てきたからこそ、懐かしきシーンの数々には特別な感情も湧きました。期待と違い興奮度が低かったことと、特別に沸いた感情。この二つの葛藤のせいで、正当な評価に時間がかかると思えたんです。さらに言えば、アベンジャーズシリーズに対してやはり、素直に好きという気持ちもあるので、早急に答えを出したくもなかったんです。期待とは違ったイコールつまらないでは、あまりにも短絡的すぎもしますし、自分なりの答え、解釈を見つけてからここに投稿しよう。そう思ったんです。  ところがふとあることが頭の中に浮かんだんです。「アベンジ」復讐・報復。そう、この「エンドゲーム」そのものがもしかしたら、ハリウッドが抱えるここ最近の大作映画不毛への警鐘であり、報復、または挑戦なのかも。どんなにド派手なアクションシーンを連発しようと、どんなに有名な監督・俳優を起用しようと、そこに明確なテーマや意図、作り手の想いがなければ、スカスカで薄っぺらなものになってしまう。CG技術の進歩によって表現の幅が大いに広がり、そのおかげで様々な作品が世に送り出されてきた。がはたしてそれら全ての作品が、どれだけ多くの人達を虜にできたでしょう。どこかの国にヨイショしたり、監督よりもスポンサーの力をなんとなく感じたり、迷走しまくって中途半端な形で完成させられたり、そんな作品が増えているように思えて仕方がない。とにかくそういった可哀想な作品たちに対してこの作品は、ある種のアンチテーゼを示しているんではないか。とまあ、あくまでも私の勝手な解釈ですが、その解釈が、私が抱えていた葛藤を、やんわりと溶かしてくれました。  特別な力を持っていても心はみな同じ「なまみ」だということ。強さもあれば弱さもある。その強さと弱さの集大成。だからじっくり丁寧に過去と向き合いそして未来へと繋ぐ。生半可なことでは、ここまで脈々と続いてきた壮大なドラマを、納得のいく形にまとめ上げることなんてそうそう出来ないでしょう。それも批判覚悟で。私はどうやら大事なところを見誤っていたようです。アベンジャーズはただのお気楽エンターテイメントではない。人間ドラマなんだと。なんだか私自身の浅はかな見識を、アベンジされたみたいです。  最後に、もしかしたら私と同じように期待したものと違ったと言って、低く評価される方もいるかもしれません。人それぞれなのでそれはそれで仕方のないこと。仕方がにけどひょっとしたら後後に変わるかも。昔オリジナル版「ブレードランナー」を劇場公開時に観た時、ひどくつまらないと感じました。しかしそれから数年後にはマイベスト10に入るくらい好きな映画に化けました。それと同じようなことがこの作品にも起きるかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 9点(2019-04-27 17:04:23)
2.  チョコレートドーナツ 《ネタバレ》 
人種、性別、学歴、職歴、出身、持病、ルックス、性格、etc・・・とにかく人は、人間はやたらと壁を作りたがる。やたらと違うレッテルを貼りたがる。そして蔑んだり憐れんだりする。そうすることで自分たちが何者かを誇示したがる。ただ知的障害を持ったマルコにはそんなこと関係ない。関係ないのに翻弄され命を奪われる。何なんだよまったく!ほんと人間て、何様なんでしょうね?  裁判所で争ってたのって結局法的な問題でしょ。母親に親権を持って行かれたとしてもだ、あの母親は子育てなんて面倒くさがってるんだから、私たちが無料でベビーシッターでもなんでも引き受けますからどうぞご自由に、とでも交渉するとかさ、法にこだわりさえしなければ、いくらだってマルコを救うことは出来たかもしれない。ゲイカップルの二人の愛は本当に素敵だし、マルコにとってよい環境かもしれない。だけどさ、どうしてもマルコを通して自分たちの存在を、認めさせようとしているようにも見えちゃうんですよね。裁判に勝てれば世間にゲイの存在を認めさせられる、てね。 なんてことをうそぶいてはみたものの、やっぱりコソコソするよりも、正々堂々とマルコを育てたい、てか親権をとって親子になりたいて気持ち、めっちゃ分かるから、ほんとやるせないし切なくなる。  そんな風に世の中の性についてあれこれと考えをめぐらせられた、実に味わい深い作品でした。はい。  アラン・カミングの演技が素晴らしすぎ。もっと活躍してもいいのに。もったいない。
[地上波(字幕)] 9点(2018-08-09 21:03:12)
3.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
映画史に残る傑作!!もはや、アメコミだのヒーローだのを超越してしまっている!! ヒースレンジャー素晴らしい!ジョーカー最高!トゥーフェース、ん~ちょっと迫力不足かな。 二隻のフェリー。一隻には一般人、もう一隻には囚人たち。それぞれのフェリーには大量の爆薬が。そしてそれぞれの船に相手の爆弾の起爆スイッチが!深夜12時までに相手の船を爆破した方を助けてやる、というメッセージが届く。試される人間の業。さあ、どうするどうなる。一瞬たりとも目が離せない。名シーンの誕生だ!! バイクで疾走するバットマン。ちょーカッコイイ!! マイナス一点は台湾のシーン。台湾らしさを感じられなかった。それだけです。
[DVD(字幕)] 9点(2012-07-15 15:38:42)
4.  インセプション
これぞ映画!素晴らしい!映画館で観賞しなかったのが惜しまれる。
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 03:17:33)
5.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 《ネタバレ》 
MCU単体作品の中でもダントツに安定した水準を保ち続けているシリーズ。今回もまた、ご多分に漏れず非常に出来の良い内容だった。  まず物語の「起承転結」にあたる「起」のところだが、前作で恨みを買ったソヴリンの女王アイーシャが、人口ポッドで生み出した息子アダムにガーディアンズ襲撃を決行させたところからはじまるわけだが、この「起」が後に「転」のところにうまく繋がってくるんですよね。本当に憎たらしいくらいに良く練られた脚本です。そしてこの襲撃で負傷したロケットを助けるのが本作のメインストーリーとして動き出すわけです。全くもって無理がない展開。  そして「承」では過去から来て行方不明だったガモーラがなんと!ラヴェジャーズの一員として登場するというサプライズ。やってくれますね~。さらに、何やら怪しい研究をしている惑星が登場するんだけれども、これがまたオリジナリティに溢れていて、ガーディアンズの世界観を見事に表現している。エゴの惑星もなかなかだったけど、こちらも負けず劣らずに気色悪い惑星です(笑)  「起承」の流れの中でロケットの過去が徐々に明らかになってゆくわけだが、多くの人は科学者に改造されたアライグマ、ていうくらいの認識はあるわけで、案の定そういったものを見せられていくんですね。でも、単に改造されるだけでなくそこにはロケットというキャラの内面がしっかりと描き込まれているから、彼のバックボーンや心情を知ることで、この物語が単なるエンタメアクション映画に留まらない、レベルの高い作品に昇華せれていることを感じられるんです。なんか良いものを観た、て。  でクライマックスの「転」でアダムが死にかけのクイルを助けたり、そのアダムの母、アイーシャが死んだり、マンティスが宇宙怪獣アビリスクを手懐けたり、ロケットを作り出したマッドサイエンティスト、ハイ・エボリューショナリーとロケットの対決でロケットのIQが上回り、さらに仲間の助けで勝利する流れはお見事。さんざん独りよがりで最終的に味方がいなくなってしまったハイ・エボリューショナリーと違ってロケットには仲間がいたんだっていう、ガーディアンズらしさがここにドッカーンと現れていて最高にクールです。  今作のラスボスであるハイ・エボリューショナリーはまあマッドなだけでただの科学者ですから、あの重力パワーさえなんとかしちゃえば全然楽勝の相手なわけで物足りないかと普通ならなるのだけど、本作のメインは決して強敵を倒すのが目的ではないので、物足りなさなんて感じなかった。   そして「結」クイルとマンティスの脱退。ロケットの新リーダー就任。アダムと助けられた女の子となんだかよくわからないペットの新加入。新ガーディアンズ誕生っていう運びにはビックリ。クイルが抜けたのが1番ビックリだったけど。でもそのクイル、なにやらまだMCUに登場しそうな終わり方でしたね。ふふふ...。  とにかくここ最近のMCU作品の中でも非常にバランスのとれた素晴らしい作品でした。各キャラの見せ場やキャラ同士による相乗効果や化学反応も、文句のつけようがないほど仕上がっていた。  あ!それと地球をモデルにして作った惑星と住人たちを、失敗、という件はサラリと流すにはめっちゃすげぇ風刺でっせ、監督さん(笑)
[映画館(字幕)] 8点(2023-05-03 16:13:18)
6.  リチャード・ジュエル 《ネタバレ》 
まず初めに、これが実話だということで、何よりもFBIの初動捜査さのあまりにのいい加減さに呆れてしまいました。捜査というかもう初めから主人公を犯人扱いしていることに、は?が止まりませんでした。過去の事例になぞって都合よく犯人に見立ててるだけじゃん!れっきとした証拠も何もないのに。証拠がないから逮捕もできない。そして逮捕もされていないのに犯人扱いするメディアもまた恐ろしい。こういったのを見ているといかに人間が洗脳されやすくそして、愚かだというのがわかりますね。  イーストウッド監督は、本当にこういった人間のずさんさを描くことに関しては天下一ですね。  また主役を演じたポール・ウォルター・ハウザーさんの演技も素晴らしかったです。たしかに行き過ぎた正義感があって、それが逆によからぬ方へといくかもしれないかも、という危うさを見事なまでに表現しきっていてた。彼の演技だけでグイグイ作品の世界に引き込まれちゃいました。  結局物的証拠もなく、リチャードを逮捕することが出来ずに終わるわけだけれども、誤捜査によって傷付けれらたことへの謝罪がなかったのには腹が立ちましたね。容疑者から外れたことを報告に来てもクロだと思うって捨て台詞吐く始末。あーやだやだ。  ただそんなFBIを嫌というほど身にしみて思い知らされたのに、リチャードが警官になっていることに、それでも彼は国の正義を信じていくことに何の迷いもないんだと、つくずく感心されられました。もし自分がリチャードの立場であんな経験をしたら、もう国のためにとか人々を守りたいとか、そんな考えなくなってたかも。  映画の最初にサム・ロックウェル演じるワトソン弁護士と出会うのだけど、そこの描写がまたなんていうかそこまで特別な感じじゃないのが良いんですよね。ごくごく普通で当たり前な感じが。それが実はリチャードにとってはとても嬉しいことで、自分を唯一「人」として接してくれたって、ラストでワトソンに打ち明けるあそこにいきてくるんですよね。本当見事な演出です。  久々に良い映画を観ました。  ありがとう、イーストウッド監督。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-12-02 18:09:47)
7.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
オリジナルの「エール!」よりもスッキリとしていて、とても見やすく感じられた。それに「性」に対してもオリジナルはちょっと粘着質感があったが、こちらはフランクに感じられた。愛=セックス、セックス=愛、みたいな、それ自体が自然なもので当たりまえな感じ。  それと主演のエミリア・ジョーンズちゃんがとてもキュートで愛らしかった。歌自体は普通に上手ていうレベルなんだけれども、感情を込めて歌い上げてくる表現が、まだ未完成ながらも心に届いてくる心地よさはあった。これから学んでいくという設定上の実にちょうど良い歌なのがなんとも憎いですね。  合唱の発表会で無音になるシーンはやっぱりジーンときますね。自分たちには聴こえてないけど周りの人達の反応で、娘の歌がどれほど素晴らしいかを理解するこのシーンは、一つの障壁が音もなく崩れていくかのようで本当に素晴らしいシーンです。  また弟だった設定が兄に変わっていたのも良かった。家族の中でずーっと妹のことを気にかけていて、毒づきながらもお前はお前の人生を行け!てエール!を送っているのが、ほんとうに兄貴らしくてよかった。あれは弟じゃ成立しづらいですもんね。  選挙でなく新事業というのも自然な流れで納得がいくし、ろうあ者が健全者と打ち解け合っていく展開としては全然アリアリでよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-27 18:25:38)
8.  ANNA/アナ(2019)
映画が始まって最初、主演女優がそれほど美人にも見えなくて、この女優さんで大丈夫なのか?て変な心配をしてしまいました。ところがモデルをやりだしてから急に綺麗に見えて、めっちゃ魅力度がアップ!一気に引き込まれ・・・出したと思ったら殺し!いやなんとなく来るな~とは思ってたけど、なんかこれって監督の計算なのか? 薄汚いメイクや表情で魅力的にわざと見せないでおいて、観客が彼女の魅力に吸い寄せられた瞬間に殺しを見せる!まるで疑似体験でもさせられてるかのようでした。そこからはもうね、一体この映画はどこへ向かっていくんだろうかって、結末への期待値がうなぎ上りで、こんなにもワクワクドキドキさせられた映画は久し振りでした。  二点三転する展開は、まさにスパイ映画の本懐そのもの。これだよこれ!スパイ映画ってこうでなくっちゃ。アクションシーンもスタントなしでこなしてて凄かった。後半でのアクションよりもやっぱりレストランでのシーンが圧巻だった。嵌められたせいもあって必死さがあったから。ただこの映画はアクションが売りではないので、そんなにアクションのオンパレードではないんですよね。そこがまた良い。そこがまた他の有名なスパイ映画とは違っていて良かった。  本当に久々に良い映画を観た。 ありがとうリュック・ベッソン監督。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-03-12 21:09:44)
9.  スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 《ネタバレ》 
■超ウルトラスーパーネタバレがあります。ご注意ください!   まず初めにこの映画を作ってくれたすべての関係者の方々に、感謝と称賛の念を送ります。本当に、なんて夢のような映画を作ってくれたんでしょう。大人の事情や様々な確執によって、ファンが望むもの見たいものが実現しづらい映画業界において、この作品は一つの歴史的な金字塔作品とも言えるでしょトビー・マグワイアう。それほどまでにこの映画には「夢」があった。私は鑑賞前はできるだけ情報をシャットアウトするようにしているので、まさかトビー・マグワイアさんとアンドリュー・ガーフィールドさんが登場するなんて、ぶったげちゃいましたよ。アンドリューさんに関しては何となく出演が決まったぽいことをチッらと知ってしまったんですが、でも確定事項でなかったからご本人登場の時はキター!って素直に嬉しかったです。で、心臓止まるほど驚いたのがトビーさん。何となくの風の噂では出演を断ったぽいっていうことだったから、完全にないものだと思ってました。それが出てきちゃったか、えーーーー!!!!ってマジで心臓飛び出しそうになりました。いや~その瞬間、自然と拍手しちゃってました。ありがとうトビー。  ここからは箇条書き形式で、思い出し出しコメントしていきます。  ●スパイダーマン1、2、3、とかアンドリューくんへのアメージングいじりとか、クスクスってなるシーンがいくつかあったのも良かった。あ!そうそう、きっとどこかに黒人のスパイダーマンもいるだろうも最高でした(*^ー゚)b  ●アンドリューくんが今回MJを助けることができて感動した。てかあのシーンでウルッときちゃいました。  ●御大ウィレム・デフォー様にオイシイ役どころを演じさせてるところが憎らしかった。  ●トム・ホランドのスパイダーマンは他の二人と比べて、大切な人を自分のせいで失っていなかったことに、メイおばさんが亡くなって気付かされた。そのことを二人のピーター・パーカーが話すシーンはグッときた。  ●この作品の話の流れって、ピーターの「善意」で動いてるんですよね。恋人と友人が自分のせいで大学に行けないから、二人のためにストレンジを訪ねたわけで、そしてヴィランたちのことも救ってあげたいっていう気持ちから、彼らを自由にしてしまった。全てピーターの善意なんですよね。なのにメイおばさんを失ってしまうという、何とも皮肉なことか。しっかりと練りこまれた脚本ですよね。それぞれのユニバースからやって来たピーターたちも単なるお祭り的ゲストでなく、しっかりと役どころがあるのに感心しました。  ●どうやら「ヴェノム」だけは、トム・ハーディ版の登場はなさそうですね。代わりに置き土産、ありましたから。    いや~それにしても久々に感動しまくりました。てか次にトムくんのスパイディに会えるのはいつになるんだろう・・・? 彼、アンチャーテッド始めたからな・・・。あ~まだまだ長生きしなきゃ!
[映画館(字幕)] 8点(2022-01-07 15:29:43)
10.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
【めっちゃネタバレあります!注意!!】  今までハリウッドが制作してきた「ゴジラ映画」の中でも、ダントツに面白かった。それはきっとコングという、人間と怪獣との間を受け持ってくれる存在があることで、怪獣同士のバトルに感情移入をしやすくなっている点と、メカゴジラの存在を隠したことだろう。まさかメカゴジラが出てくるなんて夢にも思わなかった。それもギドラの骨を利用して!ていうのがもうね、機龍を思い出させるじゃん。暴走もしてたし。ただデザインはあまり日本人好みには見えなかったかな(^_^;) ゴジラとコングの闘いそのものは、第1戦の水上は圧倒的にゴジラが有利でコングの負け、第2戦の香港はご先祖様の武器で勝ったかのように見えたが結果、ゴジラの反撃を食らってコングの負け。やっぱりゴジラ強し!だった。そりゃあ核エネルギーの怪物やもんね。てかコングのご先祖様?が対ゴジラ用の武器を作っていた?のか?にはぶったまげましたよ。そんな知能あったのかよって!むしろ今度はそのコングのご先祖様の映画を作って欲しいわ。  そして最後は二人?で協力し合ってメカゴジラを倒し、最後はコングに視線を送って去ってゆくゴジラ。格好良すぎっしょ。てか少年ジャンプかよ!  さあハリウッドさんよ、まだ「ゴジラ映画」作っていくんですか?ある程度人気怪獣は出しちゃったけど、まさかファイナルにデストロイアとか考えてるんでしょうか?それとも禁断の亀型怪獣か!!まこれはないでしょう(笑) とにかく今回のこの作品があまりにも素晴らしかったので、頑張ってまた作って欲しいです。
[映画館(字幕)] 8点(2021-07-10 19:31:16)
11.  ジョーカー 《ネタバレ》 
実はバットマンと義兄弟かと思わせたとこが憎い!  治安が悪化している状況下で、なんの検査もなく銃をテレビ局に持ち込めるんかよ!(笑)  最後まで飽きさせることなく引っ張り続けた演出には感服した。  あの小さい道化師が後にペンギンにでもなるのかな?いや名前違うからそれはないか!  てか結局なに?彼の妄想の話だったってオチなのか?そこが分からなかった。  音楽が終始不気味で、良い感じに映画の雰囲気作りに貢献していたと思う。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-02-02 17:35:54)(笑:1票)
12.  運び屋 《ネタバレ》 
外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まるで寅さんじゃん。でも唯一違う点は、寅さんは決して悪事に手は染めない。とはいえテキヤ稼業も3割はヤクザみたいなもんだけど。(^_^;)  実話を元にしているし、いくらなんでもこのまま何事もなく終わるわけないっていうのは分かってはいても、それでも感情移入しすぎて、なんとか逃げおおせてくれって、真面目な話何度も何度も祈っちゃいましたよ。いやぁ~恐るべし、イーストウッド様。  ただ、一度黒いトラックがやたら止められている光景を目撃しておいて、そのまんま黒いトラックを使用した点が気になって気になって仕方なかった。そもそもあれだけの組織なんだから逆に警察無線の傍受や、スパイや情報屋がいてもいいと思うんだけど、なんか悪い奴らにエールを送るわけじゃないけど、もうちょっと頭使えよな!て思っちゃいました。  いろいろと良いシーンはあるんだけども、個人的に一番好きなのは、ナチ総統閣下呼ばわりしていたフリオに旨いチキンバーガーを食べさせてあげたところ。年代や人種や多様な弊害があったとしても、旨いものを分かち合うことで生まれる連帯感や信頼感みたいな、もうね言葉なんかいらないんですよ。ああいうのホント好きです。  ただなぁ~なんだろう、めっちゃ良い映画なんだけど、ラストの法廷での家族の対応。特に娘さんは散々嫌っていたんだから今までのお金が実は犯罪で得たお金だって知ったら、もっと嫌いになってもいいはずなんだけどな~。それとも悪いことしてでも家族のために頑張った、とでも脳内変換しちゃったんだろうか。あの園芸農園だって汚いお金で買い戻したんだし、それって世間にバレちゃうんじゃないの?そんな農園のお花を買ってくれる人や評価してくれる人たちが現れるんだろうか。てまあ余計なことまで妄想させられちゃいました。恐るべし、イーストウッド様。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-03 13:25:01)(良:1票)
13.  マダガスカル3 《ネタバレ》 
1作2作3作と連続で鑑賞。1作目はライオンのアレックスが肉食の本能と葛藤するという、ややダークで大人な要素があり、肩の力を抜いて楽しむにはスパイスが効きすぎている感もあった。2作目は動物たちの故郷であるアフリカが舞台で、これでもかという大量のモブは圧巻で見応え充分。宿敵?のお婆ちゃんとのやり合いもコミカルでナンセンス。ただ今回も少しばかり「闇」の部分をチラつかせていた点に歯痒さを感じた。  で3作目であるこの作品。ハッキリ言って完全に「闇」がなくなった。いやむしろその「闇」を逆手にとって実に上手く昇華している。そう、あの女性警官の存在だ。ディズニーでいうところのヴィランみたいなもの。信じられないくらいの執念は、見ていて痛快でまさにザ・強敵だ。 さらにカジノから街中を疾走するシーンはまさにエンターテイメントで、まさにこれぞアニメーションだ。宮崎駿を彷彿とさせる縦横無尽なカーチェイスは、このシリーズ最大最高の完成度と言えるだろう。そしてメインイベントであるサーカスシーンも工夫がされていて、単純な見せ方を排除し、MVのような演出は効果てきめん。クライマックスもサーカスを利用した救出・脱出劇は見ていて気持ちが良い。  ただど~しても引っ掛かってしまうのは、自分たちの本来の故郷であるアフリカをあっさりと捨てたこと。特にアレックスはお父さんお母さんもいて、リーダーの息子という立場でもあるのに。アフリカよりもニューヨークの図式がややボヤけていた。そこだけですねマイナスするとこは。あとはもう完璧ッスよ! ブラボー!!
[インターネット(吹替)] 8点(2019-04-22 10:23:37)(良:1票)
14.  デトロイト 《ネタバレ》 
たしかに白人の黒人に対する差別は酷い。モーテルでの騒動もやりたい放題だ。だがしかし、悪いのは本当に白人側だけなのか?違法で酒の売買を行った黒人たちを逮捕。それを見ていた黒人たちが騒ぎ出し、暴れだし、巨大な暴動へとなっていく。目には目を歯には歯を!結局それが同じ黒人たちを苦しめる発端となってしまった。さらに言えば、黒人経営の店だろうがおかまいなく襲撃する。もうただのアホですよ。白人のせいだ白人が悪い!モーテル事件はたしかに悲惨だけど、そこに至るまでの過程を見ると、一概に白人ばかりを責めるのも違う気もする。まぁそれだけ遣る瀬無い気持ちにさせられたということです。感情のやり場に困る映画。そこにつきます。  あとカメラワーク、画角構成がずば抜けて素晴らしかった。特におもちゃの鉄砲を撃った奴が階段を駆け下りて裏口へと逃げていくところを、偶然見つけて警官が発泡するシーン。この物語が奈落の底へと落ちていく大事なシーンを、まるで日常シーンかのごとく当たり前のような見せられるから、逆にゾゾッてきましたね。すごい監督さんです。  おまけ:ウィル・ポールターのあの眉毛は反則だ!こっちの感情を逆なでするよでw
[DVD(字幕)] 8点(2018-08-22 23:23:54)(良:1票)
15.  gifted/ギフテッド 《ネタバレ》 
アクションやSFものをメインに映画を観ているからなのか、ここ最近、そこそこの面白さは味わえても、はぁ~いい映画観たな~、ていう気分にはなかなかなれなかった。でもそんな心の渇きをこの映画は潤してくれました。お世辞抜きで本当に、良い映画でした。子役のマッケナ・グレイスちゃんは間違いなく近いうち、ハリウッドを席巻するでしょう。それほどまでに抜群の演技力でした。あとこれはものすっごく大事なことなんですが、大人と子供(叔父さんと姪っ子)の会話で、相手を子供としてでなく一人の人格者として会話させているところが非常に好感が持てました。ついカッとなって暴言を吐いてしまったことをちゃんと、相手が子供だろうと誠意を持って謝るシーン。そしてこのシーンがあるからこそラストでの、俺の育て方は間違ってなかった、というセリフに深みが増すんでしょう。あとバスの中で動物園の模型を壊されてしまった男の子に対して、彼の作品が最高傑作です、と褒めたたえたシーンも、育て方が間違ってなかったといえるでしょ。ほんとうにほんとうに、いい映画でした。  ありがとう!
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-16 22:05:21)(良:1票)
16.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
たとえそれが自己満足でも偽善と呼ばれても、世界が怒りや悲しみで満ちるよりも遥かに良い!  そう感じさせてくれた映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2018-01-25 22:12:49)
17.  SING/シング 《ネタバレ》 
「ズートピア」が動物たちの形を借りて、人間社会の縮図を描いたのに対して、この「SING」は、動物たちが動物たちとして描かれている点に非常に好感が持てた。コアラのムーンはその体を活かして洗車。ヤマアラシのアッシュは興奮すると針が飛ぶ。ブタのロジータには子供が23人もいる。ゴリラのお父さんはビルの上をジャングルのごとく疾走。事務員のイグアナのあの義眼もイグアナらしく、そして物語のキーアイテムにもなっている。ゾウのミーナは劇中、鼻を活かした描写がある。ホタルイカたちに関してはもうアメージング!の一言。とにかく動物たちを起用し、それぞれにちゃんと役付けされていることに感動しました。  個々のキャラクターたちの個々の物語をちゃんと描ききれている点も素晴らしい。ただ、イカサマをしたネズミのマイクだけはちょっと微妙でした。お金を返すかあの車を手放すかしてほしかったな~。  賞金というエサでコンテストを開催し、その賞金目当てで参加してきた動物たち。しかし、劇場が崩壊し、賞金がないことを知っても、ショーが好き、歌が好き、舞台が好き、お金以上に大切なものを見出して一つのまとまっていく終盤は、この映画がただの子供向けアニメで終わっていないと確信しました。  続編の製作も決定したみたいなので、次は絶対に劇場で観ます。はい!  PS:やっぱりオリジナルは良い!だって"歌"を聴く映画ですから。
[DVD(字幕)] 8点(2017-08-08 06:42:51)(良:1票)
18.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 
単純に面白かった!ゴジラもこういう風に作ってくれれば良かったのに。まあ次回作のゴジラはド派手になりそうなので期待大です!   キングコングは歴代コングの中でもちょっと小柄な印象に見えました。私には。その分スピーディーで動きが軽やか。なんとな~くガッツ石松に見えてくるのも味ですかね(笑) 主人公と女性カメラマンとのロマンスや、コングとの関係作りなど、過去のコング作品とは違った作風を目指すため、極力排除したことは大いに評価したい。  どこまでがロケでどこまでがセットでどこまでがCGなのか?まったく自然な映像にはただただ圧巻です。素晴らしいの一言!  エンドロール後にゴジラへの伏せんがあります。お見逃しなく!
[映画館(吹替)] 8点(2017-03-27 13:52:49)
19.  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 《ネタバレ》 
【超・ネタバレあり!注意!】   いや~めっちゃ面白かった!もうサイコーでした。思ってた以上にストーリーも良くって、なんだよいいじゃんかよ、でした。予告でいやっちゅうほど見せられてきたキャプテンとアイアンマンが戦う理由も、単に意見が合わないとかコイツ気に入らないとか、そんな単純なことだけじゃなく、裏で巧妙に罠を仕掛けていた奴がいたのには正直一本取られた気分でした。ここで私事ですが、この罠を仕掛けていた人物を演じたのがドイツの俳優でダニエル・ブリュールっていう人。この人がとにかくトビー・マグワイアにどことなく似ていて、何度もあれ?あれれ?ん?トビーなのか?ってなっちゃいました。だって今作には新たなスパイダーマンが登場するんですもん。そりゃあね、トビーが出てたらビックリこきまくりでしょ。もう鑑賞中は気になって仕方なかったです。帰宅して調べて違ってたんで、ホッとしたのとちょっぴりガッカリの何とも言えない気分になりました。  話がトビーで脱線しましたが、冒頭で発言したようにとにかくめっちゃ面白かったです。新キャラで登場するブッラクパンサーやスパイダーマンも人物描写に手抜きがなく、必要最小限の情報で上手くまとめてました。まあスパイダーマンはある程度知ってるテイですが。それに新シリーズも始まるのでそっちでどうぞ的な感じでした。エンドロール終わり後に告知があります。  そして一番の目玉であるアベンジャーズ同士のバトルですが、これがもう言うことなし!チームバランスもいいし、誰と誰がどんな戦い方をするのかもアイデア満載で飽きることがない!とくにアントマンがいい活躍っぷりなんですよ。小さくなったり大きくなったりをうまいこと利用して戦ってるんです。小さくした車を相手に投げて元の大きなサイズに戻したり、アイアンマンスーツの中に潜り込んだり、そして極めつけはな、なんと!巨大化ですよ!戦隊ものかよ!って思わずツッコんじゃいましたw この巨大化が予想外過ぎて、あたしゃニンマリが止まりませんでしたね。スパイダーマンが「帝国の逆襲」をオマージュした戦いを見せてくれたのも、さらにニンマリでした。この辺のコミカルさが、後に発覚するキャプテンとアイアンマンの因果な確執に対して、いい感じで清涼剤的な役割を果たしてくれて、明と暗のバランス良い仕上がりになってます。  でそのキャプテンとアイアンマンの確執ですよ、いっちゃんうわっ!ってなったのは。まさかね、ウインターソルジャーがトニーのお父さんとお母さんを殺害してたなんてね。ビックリです。これが裏で巧妙に仕掛けられた罠への隠し玉だったんですよ。ソコヴィアでのアベンジャーズVSウルトロンとの戦いで家族を失った普通の人間が、どうやって復讐をするのか。超人的パワーも待たない人間が。その答えがこれ、仲間割れ。同等の能力を持つ者同士を戦わせ破滅させる。トニーが家族との最後の別れのシーンを演説した件がここにきてうまい伏線となって効果を表すんですよ。もう感情は沸点に!聞く耳持たない状態に。アイアンマンの暴走がとにかく痛い、哀しい、切ない。アイアンマン、トニー・スタークも心のどこかでは分かってると思うんです。洗脳されてて仕方なかったってことは。ただその仕方なかったを素直に受け止めきれないんでしょうね。気まずいまま両親と永遠に会えなくなってしまったそのモヤモヤが、もしかしたら邪魔してるのかも。人間の弱さってやつですかね。  キャプテン・アメリカの冠が付いた作品ですが、これはもう立派な裏アイアンマン4です。はい。トニーが別れ際にキャプテンに言った「その盾は父が作ったものだ!お前に持つ資格はない!」もうね、この台詞が精一杯の抵抗で、ほんと、ここまでさらけ出した姿にたまらなく哀愁を感じちゃいました。  今回のこの作品で、アベンジャーズシリーズが提示したいテーマが分かった気がしました。正義ってなんだろう?ですね多分。人それぞれが持ってる正義がある。どの正義が正しいかなんて正直分からない。人の正義に従うのか。自分の正義を貫くのか。正義に対する責任はどうするのか。いろんな形の正義を問題提起として投げ掛け、観客に委ねてるんでしょう。わたしは優柔不断なので決めかねませんw  さてさてアベンジャーズシリーズ、まだまだ新キャラ新シリーズ待ってるようですが、漫画漫画な面白部分と、深く暗く悩める人間ドラマ、その両方をうまいこと融合させていってほしいです。この「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のように。  最後に、もし前作「ウインターソルジャー」の内容を忘れてるようでしたら、見返すことをオススメします。なぜなら、誰だっけこの人?みたいな人物が何人か登場しますので。観ておいたほうが絶対いいです。あと出来れば「アントマン」も、ね。
[映画館(字幕)] 8点(2016-04-29 15:38:52)(良:1票)
20.  フォックスキャッチャー
非常に地味な映画です。地味が故に監督の手腕が問われます。その難問をベネット・ミラーは見事にクリアしてくれた。淡々と物語が進む中にきっちりと登場人物たちの内面を、丁寧に丁寧に、これでもかというくらい丁寧に描ききった。なのでどっぷりと感情移入することができ、常に緊迫感を維持しながら鑑賞することが出来た。ジョン・デュポンを演じたスティーヴ・カレル。どこを見ているのかよく分からない生気のない視線はとても印象深く、まるで機械人形のようだ。おかげでラストの発砲にいたるまで気が抜けませんでした。ほんと、見事な演技には脱帽です。ジョン・デュポンという人物ですが、彼が抱えていた闇は、多くの人達の中にあるものだと思う。他人事ではなく、写鏡のようで正直怖くなりました。明日は我が身かと。偉大な兄の存在にジレンマを抱えるマークもまた、他人事ではなかったです。この映画は非常に地味で、観る人によって評価は分かれると思います。ただ私は登場人物たちと怖いくらいシンクロ出来てしまったので、この点数を付けました。あと、テーマ曲のピアノの旋律も淡々としていて効果倍増でしたね。
[DVD(字幕)] 8点(2015-10-25 08:34:39)
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