301. アイ,ロボット
《ネタバレ》 「(結果としてはサニーが)他のロボットたちを導く」絵が、サニーの夢という形で登場したが、あの一枚のシーンが先に出来て、後でストーリーをくっつけていったような映画だった。とにかくラストが唐突で、それまで頑張って仕上げてきたサスペンスを棒に振ってしまっている印象を受けた。あまり教訓めいたシーンは必要ないと思うのだが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-08-14 13:22:00) |
302. M:i:III
《ネタバレ》 ドイツとバチカンでのミッションは、いいもの見せてもらった。橋の上のアクションもかなりな興奮度で申し分なし。。だが、上海に移ってからがショボい。ただのアクションものになってしまっているし、ビルのシーンなんてモロに『カリオストロ』、、、とにかく尻すぼみ感が否めず、作品として非常に損をしていると思う。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-23 13:48:21) |
303. イン・ハー・シューズ
姉妹それぞれの心境の変化が、いまいち描き切れていないように感じた。下に書かれている方もいるが、姉が妹を許す迄に至る部分(この作品で最も大事と思われる部分)にきちんとFOCUS出来ていない。前半、姉妹(特にキャメロン)のキャラクター紹介に時間を費やしたツケが最も大事なシーンにきてしまって、せっかくの題材・脚本を時間配分が潰した、少し残念な印象を受けた作品だった。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-21 15:22:22)(良:1票) |
304. ビフォア・サンセット
今作にはイーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、2人とも脚本に顔を出している。余りにもスムーズな会話は自ら書いた脚本があってこそかもしれない。作品自体は、、ん~どうなんだろう。自分が9年前の2人に歳が近くて今作のような経験をつんだ男女の会話に戸惑いを感じるのか、それとも会話のみに没頭しきって「一本の映画」としての起伏を忘れたかのような展開にあと一歩感情移入が出来なかったのか、本作に、どうしても前作のような感動を味わう事が出来なかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-05 11:34:50) |
305. 最後の恋のはじめ方
アルバートのキャラクターでもった作品。作りこまれた感じはないものの、映画館が思わず笑いに包まれてしまうような雰囲気の良い佳作。 [映画館(字幕)] 6点(2005-07-10 12:02:24) |
306. 3人の逃亡者
まさに「損はしてない面白さ」といった感じ。力作とか名作という風情はあまり感じられませんが、1時間半は楽しく見れます。同監督の『メルシィ!人生』等が面白いだけに、オリジナルのフランス版がどういった作品なのか一度は観てみたいです。 6点(2004-12-18 23:11:30) |
307. フォーチュン・クッキー
「入れ替わり」前後のストーリーが違和感なく流れたのは、二人の演技力があったからこそで、特にJ・L・カーティスは上手く演じていたと思います。それにしても「お互いを知るために人格が入れ替わってしまう」なんてのはあまりにも安易過ぎて、普段はさほど抵抗無くディズニー映画を観れる自分も今回は少し辟易してしまいました。 6点(2004-12-12 08:51:42) |
308. 華氏911
ブッシュ批判の部分で、大幅に評価が落ちた感じ。この作品で最も評価すべきはアフガニスタンやイラクの犠牲者の映像を躊躇いなく流し、観客に見せ付けた事だったと思う。ロックを聞きながら薄ら笑いを浮かべ、戦車に乗ってイラク人を射殺していく米兵の映像は、フィクションの作品の中の出来事であってほしかった。あの映像がドキュメンタリー映画が描き出した一人の「人間」の行為であった事に、平和ボケした私は非常に非常に大きなショックを受けた。 6点(2004-09-25 10:17:23) |
309. デッドコースター
前作が結構当たっちゃった事で、製作側が「殺し方」に重点を置いてしまった感じ。その分ストーリーが雑になってる気がする。とはいえ、見るこちら側も「次はどんな死に方だ?」って、期待半分に観ていたりするのですが(笑) 今回一番の殺され方はエアバッグだと思ったけど、前作のバスに轢かれるシーンほどの衝撃は無かった。見てる側も少しずつグロさに慣れてきてるのかもしれないです;; 6点(2004-09-10 23:23:58)(良:1票) |
310. シカゴ(2002)
思わず雰囲気にのまれる映画。アカデミーの審査員もこの雰囲気にのまれたのだろうか(それだけ観る者を圧倒できるのも凄い事だとは思うけど、、、)ただミュージカルの軽いタッチに薄い内容では、あまり後々まで人々の記憶に残る作品とは思えない。ので、ちょっと厳しめですが6点で。 6点(2004-06-19 11:16:07) |
311. パッション(2004)
自分が監督の想定した観客ではない=キリスト教信者ではないという事を差し引いて、この作品を評価するのは非常に難しい。イエスが自分にとって絶対的な存在では無い訳だから、観客として味わう「痛み」も、視覚から来るものではあっても信仰心から沸き起こるものではない。そういう意味でこの作品の評価については、私も「逃げ」の点数です。 ただ純粋に日本人の一観客として観ると、「監督:メル・ギブソン」に期待しすぎたかなと。信仰云々を抜きにしても映画はまず観客ありきな訳で、「字幕無しで作りたい」というふうな自己満足は勘弁してほしい。またどうしても映像化したかった題材ならば、監督として、イエスの死に対する思い入れや自分の思考と言うものももう少し匂わせてもよかったと思う。まぁ作品自体はシンプルかつドラマティックでそう悪い一本とは思えなかったので、今回は6点で。 6点(2004-05-04 11:03:50) |
312. ラッシュアワー2
前作と比べてると二人の掛け合い、テンポ、キャラの確立と、いろんな面で「ラッシュアワーシリーズ」としての色が出てきた気がします。ただ、この作品がハリウッドデビューとなってしまったチャン・ツイィーは、明らかに役選びに失敗してます;;; 6点(2003-12-01 22:39:02) |
313. サンキュー、ボーイズ
この監督の作品を見るのは3作目ですが、ストーリーを展開する中で一人の人物のみを柱にして描くのでなく、いろんな人物の問題や悩みを取り入れながら話を進めますね。現実では一人一人がそれぞれの主観で生きてるわけだし、こういう手法は実話を描く上でかなり効果的だと思います(実際、『レナードの朝』ではこの手法が成功してます)。 しかし、、、今回の作品いついてはいろんなところに手を伸ばしすぎて、監督の言いたいことが伝わりにくくなっている気がします。「小説に感動した→映画化しよう」というプロセスには、監督が「映画として見せる際にはここに注目してもらいたい!」っていうメッセージがもっと強く出てもいいと思うのですが、、、 あまりに中性的な印象を受けたのでキビシめの点を付けさせていただきました。 6点(2003-11-10 21:50:29) |
314. チョコレート(2001)
「ハル・ベリーのオスカー受賞作!」という印象が強すぎたせいか、彼女の演技にもう少し「アク」が欲しかった気が。静かなストーリーで実力を発揮するビリー・ボブ・ソートンに、今回もおいしいところを持っていかれてます。作品をきっちり見た上で、その雰囲気にあった邦題を付けた点はお見事。 6点(2003-11-08 11:36:21) |
315. アメリカン・サマー・ストーリー
最後まであのテンションで通してしまった製作者・役者陣に拍手!(笑) ここまでスカッとする作品は貴重だと思う。 あのお父さん、、、思い出すだけで笑ってしまいます! 6点(2003-11-03 22:57:03) |
316. プライベート・ソルジャー<TVM>
第二次大戦の終焉が迫り、連合軍の誰もが生きて平和な生活に戻る事を願っている状態。にもかかわらず、「戦争」は彼らにもやはり試練を与えていく、、、。 「決死」という意識が薄らいだ時期の戦闘を描いているだけに、かえって戦争の悲惨さ・無情さが容赦なく伝わってきました。 ただ、やはり戦闘を描く上で迫力に欠ける事は致命的。花火にしか見えなかった爆撃シーンに-4点。 6点(2003-10-19 16:08:16) |
317. 海辺の家
どんな映画でも中盤に「(起承転結の)転」を持ってこないと一本調子になるが、この作品の「転」はちょっと変な気がする。本来、本筋をより際立たせるためのアクセントとして「転」があるべきなのに、ストーリー上での必然性が全く見出せなかった。「そんなとこでエロシーン持ってきてどうすんの?」って何度もツッコミそうになってしまいました;; 名作の一歩手前で息切れしてしまった感のある残念な作品。 6点(2003-06-15 22:36:47) |
318. I am Sam アイ・アム・サム
「感動モノ」っていう固定観念に最後まで邪魔されてしまった。結構素直に泣けるようなシーンでも「泣かせにきてるな」って感じてしまって;; ショーン・ペンの素晴らしい演技に5点と、ビートルズの名曲「michelle」の制作秘話に+1点ということで。 6点(2003-06-05 22:30:03) |
319. キューティ・ブロンド
あんな単純明快な法廷シーン、見たこと無かったかも(笑) でも、それも含めてとてもポップな感じに仕上がっていた。1時間半で暗い気持ちを吹き飛ばしてくれる痛快な作品。 6点(2003-05-24 11:44:40) |
320. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
こういう系統の作品は感情移入できるかどうかで評価が分かれるんだろうけど、私があまりヘドウィグに共感できる方ではなかった。それを差し引いてもこの作品の音楽は本当に素晴らしい。音楽だけで言えばマイベスト5に入る作品。 6点(2003-04-29 23:29:44) |