101. メッセージ
《ネタバレ》 謎が最後に解けるのだが、まんまと騙されていた。ゆえの良い意味での鳥肌。 SF×人生をテーマにした考えさせられる作品で、ラストの主人公の人生の選択には胸が熱くなる。 しかしながら、全体を概観してみると意外と薄味で、ヘプタポッドの言語解釈のシーンが長いせいか、スローテンポで難解だった。 [映画館(字幕)] 5点(2017-06-09 20:04:25) |
102. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
《ネタバレ》 絵に描いたようなハッピーエンドで綺麗すぎるものの、父と子の再生物語として気軽に楽しめる作品。 邦題でネタバレされているので、実際にフードトラックを始めるまでが案外長くて予定調和。 そういうわけで意外性は味わえなかったが、料理を通した人間模様を見るのが面白くて、街中で見かけるフードトラックや屋台にもドラマがありそうだと好奇心をくすぐられた。 [DVD(字幕)] 6点(2017-06-07 21:16:08)(良:1票) |
103. ジェーン・ドウの解剖
《ネタバレ》 ホラー要素がふんだんで、何度も鳥肌が立った。「解剖」という仕事をテーマにするのが目新しくて、中盤まではサスペンス的で本当に楽しめた。 このままお仕事映画になると思いきや、親父が斧持ち始めてから全てが崩壊。そこからのトーンの軽さに最早笑ってしまった。映画の着地点、つまりジェーンの正体が実は○○だった、というオチは好き。 [映画館(字幕)] 5点(2017-06-07 00:42:14) |
104. モンスターズ・インク
《ネタバレ》 ピクサーすごいなあと改めて感心。 2001年にしてこの映像クオリティ。そして「悲鳴産業」という、なんという独創性の良さ。 温和なサリーと、わちゃわちゃ愉快なワゾウスキーの相性が良くて終始楽しい。 モンスターも女の子も、お互い持っていた先入観を排除し、やがて交流を深めて求めあう……申し分ない筋書きでした。 [DVD(字幕)] 7点(2017-06-05 19:52:36) |
105. LOGAN ローガン
《ネタバレ》 スピンオフ3作中、最も良かった。 今までのどんちゃん騒ぎから一転、こんな「ドラマ」があるX-MENは初めて見た。 プロフェッサーのベッド上での一言、これは感動なしでは受け取れない。本作の魅力は、彼とローガンをミュータントという括りではなく、老いる一人の人間として描いてるところだ。 [映画館(字幕)] 7点(2017-06-01 21:36:01) |
106. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 日本の屋敷、長崎の海沿いの田舎街など情緒あふれる風景が良い。 忍者、鎧、毒矢など昔ながらの装備や武器を活用するのも和テイストのX-MENらしくて興味深いが、いくらなんでもやりすぎ。 日本人同士が英語で話してたり、下っ端のヤクザが上手な英語話したり、明らかな棒読みの箇所があったり、どうも言語混合映画は気が散る。おまけに矢志田とのラスボス戦は、X-MENの中でも最も面白くない低クオリティアクション。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-05-31 19:48:28) |
107. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
《ネタバレ》 CGの質は低いと言わざるを得ないが、ストーリーは大好きな作品。 ローガンに特に深い思い入れはないのだが、1つのミュータントがどのような背景で育ち、どのような苦節を経て今に至るのかが分かって良い。 老夫婦との出会いから納屋襲撃までの流れは何度見ても切ない。 [DVD(字幕)] 7点(2017-05-30 22:07:39) |
108. マグニフィセント・セブン
《ネタバレ》 映像も綺麗だし、良き時代の良き西部劇を見たような気持ち。 序盤でオチは読めるものの、悪党ボーグの卑劣さが際立っていて勧善懲悪の作風に爽快感を見いだせる。 7人全員が目立つわけではなく、その中の数人にスポットライトが当たるのはしょうがないか。 ホルスターに手をかけるのが酒屋の中でも荒野でも、1:1の西部風ガンショットは直前の沈黙も合わせてなんともいえぬ緊張感。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-29 21:20:59) |
109. イエスマン "YES"は人生のパスワード
《ネタバレ》 笑いあり恋愛あり。これぞアメリカ映画の王道。 良く言えば安定、悪く言えば没個性。 こんな生き方してみたいって憧れる。但し、人生が2度あるなら(笑) お気に入りのシーンは、旅先を決めずに空港行って空いてるチケット買って旅を始める主人公たち。いずれ、これだけは必ず実行したいなあ。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-29 00:09:13) |
110. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 焼却炉と、おもちゃ引き渡しのシーンは格別で涙腺が緩む。 何年も遊んでもらえないおもちゃの気持ち、無くなったら新しいものに買い替えられるおもちゃの気持ち。 そんな負の気持ちが到る場面に漂っていて切ないし、おもちゃ界での格差なんかも見え隠れする。1・2で感じたコメディ要素は薄れ、「結局おもちゃってなんだっけ」と考えさせられるメッセージ性のある作品だった。 [DVD(字幕)] 7点(2017-05-28 08:39:10) |
111. トイ・ストーリー2
《ネタバレ》 本作のテーマは成長。 前作ほど大きな感慨はないものの良かった。 持ち主が大人になるにつれてオモチャには見向きもしなくなる、というのがリアル。 「博物館に行くか、持ち主のもとへ戻るか」と揺れるウッディを支えるバズの温かさがひしひしと伝わり格好良かった。 ユーモラスな車道横断のシーンがあったり、ダースベイダーをオマージュした憎めない悪役ザーグが登場したりと愉快だった。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-24 19:37:14) |
112. ペット
《ネタバレ》 カテゴリーとしては癒やしの映画。ひたすら主人公の犬と敵の兎がかわいい。 怪盗グルーもさることながら、毎度イルミネーション・エンターテインメントのユーモアのセンスはいいなあと思う。 「動物たちのちょっとやりすぎたアクション」という鑑賞スタイルで肩に力を入れずに見ればこの満足度。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-21 20:32:54) |
113. ゼロ・ダーク・サーティ
《ネタバレ》 ウサマ・ビンラディン殺害の背景を知ることができて満足。 事実は小説よりも奇なり。同じ世界で起こってる実感がしない。 アジト発見までがやや冗長なのは否めないが、長きに渡る緻密な捜査が、実を結ぶラストは爽快。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-20 21:02:45) |
114. スプリット
《ネタバレ》 ちょっと惜しい上質なサイコスリラー。 恐怖、同調、悲哀・・・ 鑑賞中、色んな感情を味わいながら展開を追うことになった。 多重人格障害って、本人も世の中も向き合い方が難しい。今回は障害の負の部分が描かれていて、戦慄した。 主演のジェームズ・マカヴォイは多重人格を丁寧に演じててナイスだった。 但し、終盤の展開は物理的に失笑レベルになってしまっているので惜しい。 [映画館(字幕)] 7点(2017-05-19 21:58:30) |
115. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 まず冒頭の列車が走る鉄道映像の綺麗さ。完全に映画の世界観に入ってしまった。 犯人が判明した時は、若干の小物臭にがっかりした。 しかし、犯人のメンタリティが露わになるにつれてそのクレイジーさが浮き彫りになって、がっかりから納得に変わった。 個人的にはコメディアンが観客を笑わせる最後の静止画で終わっていれば、冗長さがなくなりよかったかな。 [DVD(字幕)] 9点(2017-05-19 21:58:04) |
116. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 FBの元祖。天才はブッとんでいるなあ、といい意味で感銘。 圧倒的な才能を持っていたらこうも孤高に生きられるのか。少し羨望。 フィンチャー監督の落ち着いた静かな見せ方が見事にマッチしていた。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-18 22:14:43) |
117. ザ・コンサルタント
《ネタバレ》 自閉症をテーマにしつつ、さらっと犯罪サスペンスを組み込むあたり上手い。 伏線回収を卒なくやってくれてスッキリ。効果音も緊張感漂っててよかった。 冒頭のアジト潜入シーンを見てアタリ映画だと確信したのに、中盤からセリフでやたらと説明してくるのに加え、安っぽいアクションで台無し。最後の変な兄弟愛もいらない。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-17 19:13:16) |
118. ナイトクローラー
《ネタバレ》 大好物。 サイコな主人公が夜な夜な事故現場にスクープを撮りに行く・・・。こんな設定の映画は初めて。 ジェイク・ギレンホールのハマり方がすごい。後味の悪さが最高に気持ちいい。 達成したい目的のためなら何でもする男の真髄。緊張感あり。 [インターネット(字幕)] 8点(2017-05-15 21:24:56) |
119. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 海外メディアから評価が低くて身構えたが、豪華宇宙船の映像が美しく、設定も好物だった。 男1人と女1人がいればこうなるわなっていう展開はお約束だが、男優女優ともにいい配役で飽きずに見れた。 鑑賞中ずっと「この映画の着地点、どうなるんだろう」と思っていたが、無理のない納得できる結末で安心した。 乗組員チーフの登場は、やや付け焼刃感があってご都合主義的なのだけが残念だった。 [映画館(字幕)] 8点(2017-05-14 23:11:41) |
120. オール・イズ・ロスト 最後の手紙
《ネタバレ》 登場人物1名・台本31ページのセリフ量というスケールの小ささだが、自然と引き込まれて目が離せない。 難破した際の、知識と経験に裏打ちされた老人の行動には舌を巻いた。 弱点としては、メッセージ性とインパクトは無いかな。主人公の背景が全然分からないのが一因かも。 あと、オリジナリティ。同じような海難モノである『キャスト・アウェイ』を彷彿とさせるため、見劣りする。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-10 22:56:54) |