1. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
硬派だ。従来の007から、ユーモア、愛きょう、おんなったらし、変な敵キャラ、秘密兵器などを取り除いた感じ。いまいち不満足。やはり007は、軟派でなくては。今で言えば、石田純一が意外に強いみたいな。 [地上波(吹替)] 6点(2009-10-14 21:32:40)(良:1票) |
2. エイリアンVS. プレデター
両怪物の作品は、隠れているところからササッと出てくる怖さが良いところでした。しかし、今作品はもう出すぎの感も。「ウルトラファイト」なみにあからさまでした。この戦いは、悪と悪で突き詰めて欲しかった。どちらかを正義の見方的にしてはいけないと思います。。 [地上波(吹替)] 6点(2008-05-07 23:42:52) |
3. ヒトラーの贋札
アウシュビッツの惨状を、アウトローのダンディズムを随所に使用して描いた作品。特に新しい表現はなかったが、信念というものは後になって生きてくるものなのだな感じました。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-04 22:49:50) |
4. 狩人と犬、最後の旅
究極のアウトドア:狩人。主人公にほんまもんを起用し、作りすぎずに自然を描いております。大感動や大衝撃などはないのですが、ネオドキュメント的な誠実さを感じます。かって「王貞治物語」を王選手が演じたごとくリアルだ。DVDを買って、じっくり自然に接するように鑑賞したい映画でした。どうせ苦労するなら自然の摂理での中の方がいいなと思いつつ、映画館や東京新名所が大好きという甘っちょろい考えの私にはピッタリの疑似体験映画でした。あぁ・・小屋に住みたい。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-28 18:59:25) |
5. 運命の女(2002)
《ネタバレ》 なんとなく日曜の夜、徒然なるままに見たおかげで結構はまりました。映画館で、DVDで、見なくて良かった・・。エレベーターが都合よく止まったり、死体が収納されたトランクがおかま掘られたり、チープな手法も盛りだくさんではあります。しかし、ホームドラマ的視線を外さないでいろいろなアイデアを搾り出しているところは良い良い。なんといっても不倫相手を殴る描写が秀逸。撲殺シーンとしてはNO.1です。突発と不覚の芸術。 [地上波(吹替)] 5点(2006-07-24 19:46:14) |
6. 隠された記憶
「衝撃のラスト」をやたら強調する宣伝コピーが多かったのですが、評価持ち上げすぎという感じです。意外なつながりが、伏線や深謀を感じるところがなく心が乗らなかった。この位のサスペンスでは、昨今の映画ファンは驚かないでしょう。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-23 20:13:36) |
7. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 登場人物を見事にあやつる脚本。人間の頭の中で泥沼化した差別という怒り。応酬に染まり、なかなか抜け出せない。本当に宇宙人でも攻めてこなければ薄まりませんね。地味な演出で、袋小路に入った怒りの模様や、優しさを感じ始めるカタルシスを上手く描いております。妖精のマントのような感動的な演出を、もう一つ二つ欲しかった感じもあります。人を愛したいのにそこに差別が立ちはだかる。「アメリカンヒストリーX」の中の「問題はイデオロギーではない怒りだ」を思い出した。 [映画館(字幕)] 7点(2006-04-19 00:38:44) |
8. バイオハザードII アポカリプス
なぜこう描く? 動を描いて静を描かない。静寂の中の恐怖が魅力なのに。古池やカワズとびこむ水の音的な恐怖が欲しい。最後は妖怪同士でバンバン。ハザードもクライシスもあったもんじゃないです。ハリウッドの映像技術が良いだけに残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-17 18:45:24) |
9. シカゴ(2002)
基本的には面白かったのですが、ミュージカルの華やかさが、ドラマの安っぽさで生きてこない。ふたつを別々にした相乗効果が感じられませんでした。ドラマをもう少しシリアスにして、ミュージカルシーンを入れたほうがお互い生きたのでは。もしくは、これはやはり舞台の為の脚本かな。キャサリンゼダジョーンズは、迫力あるあの低音の声にしびれました。また「トラフィック」のような女ボスを演じていただきたい。R・ゼルヴィガーは、しもぶくれもなんのそのの可愛らしさ。女優は◎。 [映画館(字幕)] 6点(2005-09-19 03:30:38) |
10. 8 Mile
♪ エミネム・プロデュース、念頭たち過ぎ、筋に名案が浮かばなかった感じ。ラップ対決、初対面。英会話出来れば、韻ふむ盛り場、もっともっとわかったノバ。残念、無念、エミネム青年。 ♪ [映画館(字幕)] 5点(2005-06-13 21:30:35) |
11. 過去のない男
マネキンを配置したような大袈裟でない演出で、人間は過去にとらわれずいつでもやり直せるという形が巧みに描かれていた。派手な演出よりも心の中に置いてあるものを写している。昔のフランス映画にあった空間だ。出演者のしわは生き様の芸術。いくつになってもスタートラインはあるのだなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-03 22:30:55) |
12. スクール・オブ・ロック
ひたすら先生のデューイが目立ちまくる。潤んで瞳孔が開いている目(平気か?)でハッスルしまくり。あの勢いで説得されたらそりゃ、あんた、行動しますよ。生徒がかすんできて本来の目的とは少しずれたのでは。スクール・オブ・ロックというよりもティーチャー・オブ・ロック。キーボード担当の東洋系えなりかずき種の彼は、今後期待大。 6点(2004-10-04 01:23:28)(笑:1票) |
13. es[エス](2001)
人間とは「役割」を与えられる事で、自分を見失い常軌を逸した行動に出るという事を描いていく映画だと思ってみたのですが、これは綱紀が崩れていく過程が唐突過ぎたり意味不明だったりして、単なる与太者のバイト話になっていた感じです。主人公も強いのか弱いのか理解できず、いつのまにかリーダーになっている看守組の男もいる。眼鏡にカメラが仕込んである事や少佐が潜入調査をしている必要性が感じられなかった。実話からヒントを得た着想は良かったのですけど。 5点(2004-05-24 11:38:16) |
14. マン・オン・ザ・ムーン
全身小説家ならぬ全身コメディアンという感じは良いのですが、なにせやっている事が面白く表現されていない。 アンディ・カウフマンを知らない私にとっては退屈な気持ちでずっと見てました。最後フィリピンでヤラセが自分に降りかかるところだけ買います。 3点(2004-02-20 01:59:09) |
15. ゴーストワールド
オタクにおける社会生活目覚め的作品ッ。全ての事をひねくれ、斜に構えて見ることによって自分を保っていた主人公が、変なりに社会における生き方をちょっと見出していく成長ドラマッ。誰でも他人事とは言えない感じッ。もう少し変な所がが面白おかしく描けていたらなぁッ。 6点(2004-02-05 12:12:05) |
16. トラフィック(2000)
良い作品でした。という前置きをしておいて2点気になったところを・・・。→毒もられて証人が簡単に殺されたり、家族愛で麻薬撲滅をやめてしまったり。断念する理由としては、ちょっと脚本にひねりがきいていない。それと個人個人に感情移入したいのに、手前でとまってしまう、この感じは何だろう。ストーリーに関係する事柄しか個性を描かないからではないか。ソダ-バーグって、すごく真面目な人なのでしょう。 麻薬の根深さを描きたいのでしょうが、ベニチオデルトロのくだり以外は、なにかすっきりしない感じがした。 7点(2004-02-05 12:04:06) |
17. 愛しのローズマリー
この手の映画は大好きですが、もうすこし重量オーバーギャグギャグをうまく使っていると思いました。座ると椅子が壊れるなんてもう古典の古典で・・2回も使っているし。本人は痩せて見えるのに何故パンツの大きさはわかる?身から離れると催眠が解けるのか。もう1度言いますがこの手の映画は大好きです。 5点(2004-02-05 11:56:06) |
18. ギャング・オブ・ニューヨーク
ウロウロしていてなかなか決着しない映画でした。前半は仇の懐に入っているのに、 仲間に情報を流すわけでもなく仕留めるタイミングを見計らっているわけでもなくウロウロ。後半は近くにぶらぶらしている敵に手を出さず、かといって作戦を練っているわけでもなくウロウロ。最後は、今までなんだったのよというくらいのほとんど他力の終結。ふりと決めが欲しかった。日本から見たらうらやましいかぎりのセットと人員を見せられたので惜しかった。 6点(2004-01-28 17:22:24) |
19. 閉ざされた森
《ネタバレ》 何回も返して焼き過ぎたお好み焼きを食べてしまった感じです。結局は、ウ○落ちだし。こんな事を組織の中でやったら軍法会議ものでしょう?あまりにも展開が激し過ぎたのでわからないところもあり、今度TVでお会いしたら再チェックです。 5点(2003-10-14 09:43:05) |
20. ボウリング・フォー・コロンバイン
やりすぎアメリカの暗部。射撃事件のビデオも含めエンターテイメント化されて見てしまっているアメリカ情報を、違う側面から見せてもらった感じです。右、左などイロイロな考え方はあるのですが、1万人以上の銃犠牲者数は明確で、由由しき問題だと思いました。殺人の件数や人口も比較して欲しかったのですが。物が氾濫すると不安という刺激を追求してお金を回さなければやっていけなくなるのか。たしかに人間の欲望とは不安に裏打ちされているところは多分にありますね。不安を煽って利益を得ようとしている人は日本にもたくさんいます。それにしてもライフル協会はチャールトンヘストンの返答に弱ったのでは。それともアのくらいのレベルの人しかいないのか。このままだと一方的なので逆説的な作品も見てみたい。シューティングフォーボーリングフォーコロンバインてか。もしくはこの作品を中心とした討論番組見たい。 7点(2003-09-10 01:42:50) |