Menu
 > レビュワー
 > しぇんみん さんの口コミ一覧
しぇんみんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 188
性別 男性
年齢 56歳
自己紹介 SF, アクション, ファンタジー, ホラーが好きです。
昔観た映画も必ず観直してからレビューしています。
また、TV放送のものは無用な編集が入ってしまうので、
レビュー対象にはしません。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ブレードランナー 2049
待望の続編。前作のテーマを「生」とするなら、本作のテーマは「命」だと思う。人間の本質とレプリカントたちの夜明け。「ブレードランナー」としてロサンゼルス警察に所属する新型レプリカント「K」。彼は、かつて反乱を起こした旧型レプリカントを「解任」する職務に就いている。家ではウォレス社製AIの恋人ジョイと過ごす日々を送るのみだ。ある日、彼は捜査中にある農場で旧型レプリカント、サッパー・モートンを「解任」する。その農場の木の根元に埋まっていた「箱」。発掘の結果、中には「遺骨」が納められていた。この事件を発端とし、物語は大きく動き始める...。2022年のテロによる大停電により、世界は壊滅的な被害を受けた。しかしそのお蔭で、「旧型」と呼ばれるレプリカントたちは静かに生きのび、ひっそり人間として暮らしている。人々は合成食料を生きる糧とし、目にする生物は人工動物ばかり。地球環境と生態系の崩壊後、雨と雪と砂に支配され荒涼とした風景は、フィリップ・K・ディックの原作の描写と重なる。愚直なまでに従順となり、完全に人間の下僕となった新型レプリカント「ネクサス9」。盲目の創造主ウォレスと彼らの関係は、神と人間の関係を彷彿とさせる。記憶の中の木彫りの馬。木の根元に刻まれた「06/10/21」という数字。無菌状態の部屋に保護され、記憶を創造することを生業とするアナ・ステリン博士。Kが謎の真相に近づくにつれ、彼は運命のうねりに飲み込まれて行く。全体的に長尺すぎる感はあるが、丁寧に積み上げられた伏線と情報により、世界が深みを増し広がってゆく様が心地よい。また、デッカードの登場、レイチェルの名前と声を聞く頃には、感情の波に飲まれること間違いなし。「お前たちは奇跡を見たことが無い」冒頭、サッパーの残した言葉は、ラストシーンになって心に刺さる。
[映画館(字幕)] 9点(2018-01-27 22:06:09)
2.  第9地区 《ネタバレ》 
いきなりエイリアンが栄養失調の状態で第三種接近遭遇とは斬新なオープニングだった。見た目とか匂いが臭いとかで、人間はすぐに差別の対象とするが、種の保存という観点からすると本能的に当たり前のことなのかもしれない。倫理的にはよろしくないことだとわかっている人も多いのに、自分よりレベルの低い差別対象を無理にでも求めてしまうのが人間の宿命か。黒い液体は要素がイマイチ不明だが、エイリアンたちの文明が、自らのDNAを使用して燃料や機器制御に使用するものと解釈すれば何となく納得いくと思い込む。最初の方はブラックなギャグ満載でコメディタッチだが、だんだんと社会派的な重い話に移行し、人種や身体障害に対する偏見を暗喩しているかのごとき内容になっていく。ちょっと前半と後半のバランスが悪い感じがしてしまうのは否めない。母船が稼動してエイリアンの兵器類が自動起動した時は、彼らの周到な侵略作戦だったかと思ったがそうではなく、彼らはただ母星へ帰還したいだけだった、という事実がさらに重く圧し掛かる。ラスト間際のパワードスーツと傭兵の戦闘は、直前のヴィカスの裏切りと悔悛を受けて燃える効果を生んでいるし、ラストのブリキの花一輪は涙を誘う。稀に見る良品であると思う。
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-11 23:58:05)
3.  ボディ・ハント
通りのはずれの一軒家。殺人事件の真相とは。両親の離婚により、郊外に母と二人転居することなった女子高生エリッサ。転居先の貸家は格安で、隣家で殺人事件が起きた曰く付きの物件。その隣家には、事件唯一の生き残りの青年ライアンが、近所から忌み嫌われながらも生活していた。その事件とは、ライアンの妹キャリー・アンが両親を殺したと言われるものだった。ある雨の夜、エリッサが帰り道をライアンに車で送ってもらうことになる。ライアンが思わぬ好青年だったことから2人は急速に親しくなっていくが、彼には他人に話せない秘密があった。そして、その秘密がエリッサ母娘を戦慄の恐怖に引きずり込んで行く...。全体的なまったり感は否めないが、十分面白い内容だった。最初ホラーだと思って観始めたら、完全なサスペンスものだった。ライアンの境遇が非常に同情を誘うもので、見せ方が上手く、感情移入してしまう。伏線とミスリードを誘う描写が多く、謎が少しずつ明らかになるにつれ、どんでん返し。物語冒頭の殺人の真実が暴かれると、いい意味で裏切られること間違いなし。また、ジェニファー・ローレンス始め役者の演技も良く、小粒ではあるが、なかなかの良作だと思う。だが、一点腑に落ちないのは警官の挙動。警察なら犯人未検挙とはいえ、殺人事件の真相もある程度は分かっていて然るべきなのになぁ、と思う。若しくは全部知っていての態度なのか?詳細は観てのお楽しみ。ハナマル!
[DVD(吹替)] 7点(2017-01-14 13:25:46)(良:1票)
4.  遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 
雪と氷に閉ざされた南極大陸。ノルウェー観測隊が氷の中であるものを発見した。考古生物学者ケイトは、その太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため南極へ向かう。しかし、"それ"は死んではいなかった。調査中に解き放ってしまった"それ"は、他の生物の体内に侵入してその細胞と同化し、その生物に成りすます地球外生命体だった。ケイトとノルウェー観測隊隊員たちは、雪と氷に閉ざされた地で、音もなく侵略する"それ"との戦いに巻き込まれてゆく...。本作はジョン・カーペンター監督の1982年版の前日譚であり、前作同様、誰が"それ"なのか分からない疑心暗鬼を生む演出は、サスペンス感が堪らない。また、全編通して1982年版へのリスペクトが感じられ好感が持てる。1982年版では謎となっていた出来事「壊滅したノルウェー基地」「顔や身体が融合したような生命体の焼死体」「首を切って自殺したと思しき氷漬けの死体」「氷原で破壊された円盤状の物体」「壁にささった斧」などが発生した状況が浮き彫りとなる。そしてエンドロールでは、いよいよ脱走した犬とヘリで追いかける隊員のシーンが描写され、1982年版の冒頭に繋がる構成となっている。「あの人」が犬を追い駆けてたんだ...と、前作のファンには腑に落ちる構成となっており、その他もろもろ「ああそうか、ナルホドね」と思わせ上手い。また、最終的にケイトの行方が謎になっており、他の続編への広がりも見えて良い。クリーチャーの造形も進歩したCGのお蔭でリアルにグロな感じが良い。ただ「映像的に何かが足りない」と思ってよく考えてみると、それは「粘液・体液」の滴り感なのだろう。全体的に映像が「乾いている」のだ。ロブ・ボッティンとスタン・ウィンストンの手によるクリーチャーは、全体的に濡れていて気色悪かった。人間はネバネバぐちゃぐちゃしているものが本能的に嫌いなのかもしれない。そこが残念。ただ、作品としては独立して観れるし、十分見て損は無い作品に仕上がっている。ハナマル!
[DVD(字幕)] 7点(2016-12-25 23:19:15)(良:1票)
5.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 
原作既読。まさにタイムループによる「強くてニューゲーム」の世界。銃礼賛社会の米国発となり、銃連射で簡単に相手を撃破できるようになってしまったことは残念。やはり近接戦闘武器で敵と対峙する緊張感が堪らないのだが、外国人には伝わらないか。また、主要キャラの背景描写が薄く、物語が薄っぺらいのが残念。人間最大のストレスである「死」を以て同じ時空を強制ループさせられ、やわな精神力ではラスボスに到達する前に廃人となるは必至と思う。それを「決意」することで乗り切り、モンハン系ゲームでいう「壁」を乗り越えるモチベーションを得られるのだが、主人公に「決意」や「ストイックさ」が感じられないのだ。あと、コーヒーのシーンはなかなか良いが、「緑茶」の件がカットされたのは残念。まあ何だかんだ言っても、映画としては及第点なのは間違いなしってことで。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-10 23:38:07)(良:1票)
6.  デッドゾーン 《ネタバレ》 
不慮の事故で多くを失った代わりに手に入れた超能力のため、世間との軋轢に苦しみ次第にその運命に飲み込まれて行く男の悲劇を描く。とにかく悲しい。叙事的で盛り上りとドラマ性に欠けているが、主人公ジョニー・スミスを演じたクリストファー・ウォーケンの、哀愁溢れる演技は一見の価値アリ。原作では、やがて世界を破滅に導く議員グレッグ・スティルソンの視点での記述もあったと記憶しているが、映画ではジョニーの視点のみに焦点を当てた内容になっている。小粒だが、スティーヴン・キング原作の作品にしては及第点。 
[DVD(吹替)] 7点(2013-02-09 12:23:13)
7.  PUSH 光と闇の能力者 《ネタバレ》 
かなり面白かったが、世間的には評価されないみたいでがっかり。でも全体的には面白いんだが。伝わらないか・・・。登場人物の人となりが薄っぺらく、彼ら彼女らに感情移入しにくいところが低い評価の理由かな。内容は闇の国家機関から狙われる能力者たちの物語。能力者たちの能力が明確に分類されていて、同じ能力を持つものたちの中でも優劣が存在するのが秀逸。記憶操作"プッシュ"が題名となっているが、あまりその能力は重要でないような気がする。もっと使い方がうまければ、もっと展開が面白くなるのにという場面が多いし。また、"プッシュ"がなぜ国家機関にいいように使われているかも疑問。裏から誰でも操れるのに。敵味方で同じ能力を持つ能力者がいるため、シミュレーションゲームや将棋のように、どの能力でどのようにチームを組むかが戦略の鍵となる。どちらかというと直接攻撃に長ける能力が少ないため、予めの立てた作戦内容が物を言うのだが、未来予知"ウォッチャー"の能力に戦局は左右されやすいようだ。自ずとアクションがこじんまりとして地味になってしまうのも、低評価につながっているか。あのラストなら続編ができそうだが、人気なさそうなので期待薄かな。残念。
[DVD(吹替)] 7点(2011-06-10 23:01:18)(良:1票)
8.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 
音楽の使い方がなかなかよろしい。グロいシーンや悲しいシーンに能天気な音楽が多用されているのが逆説的に心に沁みる効果を出している。ラスト間近の「ピンクドア」を目指して切り込むシーンのアクションも、音楽の効果でかなりのカタルシスを感じるし、レミーとベスが死を覚悟しながら互いの体を切り開いて臓器を「回収」する様も、音楽の効果で悲しくもエロチックなベッドシーンのように感じる。ストーリーは「第九地区」や「ブラジル」的な展開で先が読めるが、実はラストシーンでレミーが救出されているシーンだけが現実で、ジェイクの裏切りや夫婦生活の機微など、それ以前の物語はすべてレミーの脳内で作り出された物と考えると、より面白いかもしれない。全体的に地味な印象で終始したが、及第点ってことで。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-22 23:21:26)
9.  2012(2009) 《ネタバレ》 
地割れや噴火や津波に飲み込まれていくゴマ粒のような人間たち。不謹慎かもしれないけど、この手の災害パニック映画は興奮する。俯瞰で構成された大迫力のCG映像はストーリーのチープさなど吹き飛ばすほどの迫力がある。ただ序盤から中盤に掛けてのスペクタクルシーンの迫力に比べて、ラストの方舟の不具合対処は何だかショボイ。ドアにゴミが挟まっただけで全乗員の命を危険に晒すなんて設計ミスもいいところ。ブロック構造にして区画ごとパージとか、計画の段階から対処方法は色々考えられそうだが。まあでもエメリッヒ的なスペクタクル映画としては及第点と思う。でも、どうせこれくらい荒唐無稽な内容なんだから、宇宙船を建造して宇宙ステーションかスペースコロニーに滞在して凌ぐって内容でも良かったかも。最初方舟を見たときは宇宙船かと思ったし。
[DVD(吹替)] 7点(2010-03-22 23:20:29)(良:1票)
10.  CUBE 《ネタバレ》 
DVD版に収録されている短編映画「Elevated」もそうであるが、極限状態に置かれた人間たちの深層心理を巧みに描写し、じわじわとした恐怖を味わえる内容となっている。最初に登場したスキンヘッドの死により「部屋には死の罠が仕掛けられ、慎重に行動しないと危険」という設定を、ものの数十秒で観ている人に印象付けることに成功している。突然捕らわれ、目的も意味も分からずに立方体の部屋に放り込まれた登場人物たちに課せられた不条理なゲームは、現代社会の象徴とも思える。限られた空間を巧く利用すれば、低予算でも面白い映画を創れるという、いい例だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-03 13:48:58)
11.  スプライス 《ネタバレ》 
製薬会社で数多の病気の治療薬に必要なたんぱく質を合成する研究者である男女2人の主人公。複数の生物の遺伝子を掛け合わせ、新種の生物からそれを取り出そうとするが、より高度なたんぱく質を合成するため(また科学者としての好奇心から)、人間の遺伝子を組み込むタブーを犯す。そして産み出された生物は、急速な成長を遂げ徐々に人間の姿と知能を獲得していく...。本当に小さく自分の思い通りになる頃の「我が子」を溺愛した女主人公が、思い通りに育てられなくなると虐待するようになる。自分が子供の頃に虐待を受けていたと思しき描写もあり深い。また、逆に最初は新生物を排除しようとした男主人公は、新生物の見た目が人間の女性に近くなるにつれ愛するようになり、最後は性的関係を持つに至る(新生物のフェロモンに負けた?)。最後は新生物の性転換(伏線あり)により、女主人公が陵辱されるに至る(自然の摂理を汚すものは報いを受けるということか?)。ありがちなバイオSFかと思いきや、自然の摂理の犯してはいけない境界線と、子育て(しかも子供は「異形」で先天的ハンデを負っている)の機微を描くとともに、うまくいかない育児に伴う身体的、性的虐待をも描く重い内容だった。
[DVD(吹替)] 6点(2012-08-14 23:24:59)
12.  ソウ6 《ネタバレ》 
相変わらずシリーズのファンにしか意味が通じない展開になっているのは否めない。でも、落ち込んできていた面白さは幾分か復活した感じで○。どこが?と聞かれると良く判らないのだが。ただ、シリーズ当初に見られた、命を粗末にしてきた者たちへの命とは何か?という問いかけを真剣に考えさせるためのゲームという側面が希薄になり、単なる罪への罰ゲームのようになってきているのは×だと思う。ラストはどう考えても続編があるぞって終わりですね。まあ何となく持ち直した内容は及第点ってことで。
[DVD(吹替)] 6点(2010-07-17 23:54:34)
13.  11:14
複数の短編がうまい具合にリンクしており、ラストに向けて「ほほぉ、なるほど」と思わせてくれたところは良い。でも、各話の内容が他愛も無いことである上に狭い1つの町での出来事のせいか、うまくリンクするほどに作品の広がりが無くなっていってしまった気がする。あと、久しぶりに見たパトリック・スウェイジやヘンリー・トーマスの歳のとり方がショックだった。
[DVD(吹替)] 6点(2008-02-04 19:40:23)(良:1票)
14.  アイズ(2008) 《ネタバレ》 
ヴァイオリニストとして活躍するシドニーは、幼いころ事故で視力を失ったが、自立して快活に生きる女性だ。そんな彼女が、姉の勧めもあり、角膜移植手術を受ける。手術は成功するが、視力の回復とともに「自分にしか見えないモノ」が居ることに気づく。リハビリの医師にも必死に訴えるが、信じてもらえない。それらが頻繁に見えるようになった彼女は、理解者もなく、不安と恐怖に苛まれる。そして、移植した角膜に原因があると確信した彼女は、医師の協力を得てドナーの女性について調査を始めるのだった...。ネットリと心に纏わりつくような恐怖を味わえる物語だった。やっとモノが見えるようになったのに、普通に自分の目には見えるモノが、他人の目やカメラには映らないことに気付いた時の恐怖...。視力に頼らず生きてきた彼女が、視力の回復とともに恐怖に晒され、誰にも頼れない状況は精神的な不安感を煽る。だが、シドニーが心ならずも得てしまった能力が、イマイチ判然としないのが難点。『デッドゾーン』のジョン・スミスの能力と似て非なるもので、彼のように他人に触れなくても、過去や未来の「死のビジョン」が勝手に心に流れ込んでくる。「死者の霊」「死につつある者の魂」「霊を死地へ導く者」「運命の死」など、死にまつわる霊的なものが見えるようなのだが、分かりづらい。また、始めはシドニーの訴えを取り合わなかったリハビリの担当医が、途中からいきなり心変わりしてシドニーに協力し始めるのも奇妙。しかも医師免許剥奪の危険を冒してまで。シドニーを好きになったから?にしては重過ぎる選択ではないか?そして、角膜のドナーである女性の物語に現実味が無いのが残念。特殊な能力を持ってしまったため、田舎町で忌み嫌われ蔑まれた女性。その存在感にリアルさが感じられないのだ。まあでも、これら「死のビジョン」が、ドナーの女性が心から訴えたい真実に彼女を導いていく展開は良い。そして、ラスト間際の「あのシーン」は、今までのフラストレーションを払拭するかのように派手だ。最後、シドニーは「元の生活」に戻れたようだが、それが彼女にとっては幸せだったように感じる。んん、でももう一ひねりほしかったかな。残念。
[DVD(吹替)] 5点(2017-02-26 14:42:59)
15.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 
まず面白くない。冒頭の楽曲「スイートドリームス」の世界をそのまま物語にしたかのような内容。大雑把に同じコンセプトの「未来世紀ブラジル」「インセプション」ほど物語がこなれていないし、主人公の目的・目標がイマイチ不明確。何がしたいのか伝わってこなかった。くすんだ感じの映像は趣味なのだが、肝心の戦闘シーンが一本調子で引き込まれない。だが、全体的に見ると作品のトーンがまとまっており、微かな魅力は感じられる。売春宿の描写なんかどうでもよいので、バトルシーンを中心とした、精神世界から現実世界への逃避行を描いたほうが面白かったのでは?と思った。
[DVD(吹替)] 5点(2011-10-10 21:40:00)
16.  ソウ ザ・ファイナル 3D 《ネタバレ》 
標題を信じるなら、やっと最後。結局最初に戻ってゴードンかい。SAWシリーズはすべて鑑賞したが、シリーズ初期に見られた「痛さ」が薄れてしまい、単なるC級スプラッターと化してしまった感じ。グロさのレベルは毎回落ちて来てはいたが、もう「痛くない」んだな。暗く崇高なジグソウの思想と作品は地に落ち、惰性で繋げているストーリーはどうでもよい内容になってしまった。シリーズのファンとしては残念な内容。
[DVD(吹替)] 5点(2011-09-27 21:27:44)
17.  スリザー 《ネタバレ》 
なんだか地味に戦って地味に生き残って終わり、って感じでした。狙いなんだろうけど、舞台は現在っぽいのにビジュアルが全体的に古臭い感じで、ストーリー進行も古臭い。寄生しても宿主の意思をある程度残してしまうので、相手が本能を意思で抑え込めるような強固な精神力の持ち主だったら、スリザーの本体は生き延びられるのかな?
[DVD(吹替)] 5点(2008-08-31 07:19:35)
18.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
バーホーベン版を味噌味の豚汁とするなら、本作は薄味の澄まし汁といった感じ。『ブレードランナー』や『マイノリティリポート』など、どこかで観たことある味付けが多いところも微妙。全体的に濁りを取って透明感を強調して盛り付けたが、味付けまで薄くしすぎて旨みまで無くなり、その実、フィリップ・K・ディック原作の既存の映画をごった煮にしただけだった。シュワルツェネッガーのようなキャラによるごり押しも効かず、各キャラクターの存在感が薄れてしまった。何も印象に残らない。ん~、残念ながら及第できず。
[DVD(吹替)] 4点(2013-03-17 13:21:45)(良:1票)
19.  ソウ5 《ネタバレ》 
もはやソウファン専用の作品。ソウ2くらいまでは単体の作品として観れたが、シリーズの中間作品でしかなくなっている。前の作品を観ていない人は置いてけぼりとなる。ストーリーもソウの真骨頂である「意外性」がほとんんどなくなっており、シリーズも終焉を感じさせるようになってしまった。
[DVD(吹替)] 4点(2009-04-05 09:51:12)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS