1. あしたは最高のはじまり
おフランス映画。 ジャンルのコメディはブラフ コメディの皮を被ったヒューマンドラマ 父と娘の絆を描いた感動モノの良いお話でした。 ゲイの敏腕プロデューサー 美人だけどサイテーの母親 対局で対照的なポジションの2人だけど、 この2人がうまく交差して最高の引き立て役に。 母親は主役ではなく、あくまで父娘の引き立て役。 「ウソが必要な時もある」 表面化していない、隠されたウソの伏線が秀逸 余談メモ。母親役クレマンス・ポエジー。 ハリーポッターやテネットにも出てたことに驚き [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-08-08 12:05:05) |
2. 浅田家!
写真家・浅田政志のお話 コスプレをして家族写真を撮る。 という少し可笑しな話から始まる映画。 序盤はコメディかな?と思わせておいて…。 東日本大震災が起こったのをきっかけに、 中盤からシリアスな空気へと変わっていく。 被災地・家族・写真といった要素が感情を揺さぶる。 心の琴線に触れる内容で、思わず涙する内容。 最後はこの映画ならではの締め方で、 爽やかにスカッと気持ち良く終わらせてくれる。 意外性もあってとても良い優しい映画でした。 一辺倒ではなくコメディとシリアスの両立・共存というか、 ちょうどいいバランスの完成された作品。 最後の最後のワンショットまで見逃さずにどうぞ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-08-02 22:23:47) |
3. 雨に唄えば
雨で踊る有名なアレ 無声映画の時代から移り行く映画を、 ミュージカル映画として仕立てた作品 ミュージカル調の踊りやタップダンス、 「動き」がとても視覚的に楽しかったです。 ラストもキレイにまとまってて良い映画。 さすが名作と呼ばれるだけはある。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-28 17:22:18) |
4. アス
ホラーかと思って観たら良い意味で裏切られた。 「もうひとりの自分」が襲ってくるというスリラー。 霊的な怖さとは異なる、人間そのものの怖さ。 最初と最後が秀逸でした。 (そのおかげで中だるみ感は出てしまうけど) グロ表現が控え目にしてあるのも助かる。 安易なグロ表現に頼らないホラーは好感。 単純に自分がグロいの苦手なだけなんだけど。 これはもう1回観るなぁ [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-26 22:54:28) |
5. あと1センチの恋
あと1センチ(が届かない、すれ違い)の恋 理想で両想いのはずなのに、 結ばれて欲しいのに結ばれない、 ムズムズして胸が締め付けられるやつ 音楽ズルいわ笑 主役の子めちゃくちゃ美人だけど、 それ以上にベストフレンド(親友)の子が最高にツボ [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-30 20:30:50) |
6. アバウト・タイム 愛おしい時間について
ただのタイムトリップものじゃなかった。 ひねり方がおもしろかった。 タイムトリップして過去をやり直せる。 だからこそ、返ってやり直すことができない。 タイムトリップ自身のアンチテーゼ。 家族と人間ドラマの素晴らしい映画。 タイムトリップができないからこそ、 毎日の愛と幸せを噛み締めることのできるのだ、と。 普通の人間が毎日生きていく幸せを教えてくれる。 フィクションなのに、返って逆に現実の糧となる映画でした。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-21 23:42:09) |
7. アルキメデスの大戦
日本の軍事モノに関してはあまり興味もないし、 某艦隊で齧った(舐めた?)程度の知識しかありませんが、 人間ドラマとして面白く、最後まで熱中して観てました。 話の組み立ても良かったと思います。 とにかく菅田将暉の役ぶりがスゴかった。 色んな表情を見せながらも一貫した個性を演じてたのスゴイ。 少尉役のひとも好きでした。 ただ、日本海軍の知識が皆無の人が観たらどうだろう?疑問ではある。 数学とか大の苦手の自分ですが、少し良いなって思えました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-05-10 19:30:26) |
8. アポロ13
いやぁ、なんと壮大な映画。 感情移入と没入感ハンパない。 これで実話に基づいてるっていうんだから想像を絶する。 宇宙なんて想像もつかないのに、さらに自分が生まれるもっと前。 色んな意味でスゴイ映画でした。感無量! まさに「事実は小説より奇なり」 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-26 21:58:23) |
9. 明日の記憶
ずいぶん泣かされました、大泣き。 中盤あたりでは泣きの連続で、鼻水で息詰まった。 周りの年齢層の高い方たちは、さほど大泣きの様子がうかがえなかったが…。 同じアルツハイマーを題材している以上仕方ないとは思うけど、 「私の頭の中の消しゴム」と重複する場面がいくつかあって微妙なところ。 物語のシメ方はやや唐突すぎる気がする。 現実的な話の問題なとはともかくとして、 シメは「私の頭の~」のほうが「映画」としては小奇麗にまとまってる気がした。 同じ題材の映画を比較するのはナンセンスだとは思うが、どうしても…。 演技は、渡辺謙は言うまでもなく、他の方もみなすばらしく絶妙。 とくに妻役がホントいい味を出してる。見てて惚れそうな勢い。 [映画館(吹替)] 8点(2006-05-28 15:07:49) |
10. アップグレード
技術の進歩した近未来。 愛する妻を殺され、自分も全身不随となった主人公。 最先端のIC(AI)を体に埋め込み、体が動かせるように。 ICの力で人間以上の能力を得た「アップグレード」 人間を超えた動きの表現とかがとても良かった。 役に立たない警察に痺れを切らし、 自ら復讐と犯人探しに動き始めるのだが…。 黒幕はだいたい予想がついたけれど、 それをさらに超えてきたのがすばらしかった。 意外性というか、どんでん返しというか。 そういう意味で映画的に面白かったです。 ところどころ、微妙にグロいのだけは苦手だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-12 22:49:06) |
11. ANNA/アナ(2019)
今度はソ連(現ロシア)の殺し屋。 リュックベッソンて殺し屋ネタほんと好きだね。 諜報部員ということもあって常にスリリング。 二転三転する展開、意外性の連続でおもしろさ。 スピード感のあるカーチェイスや戦闘シーン、 アクション映画としてもおもしろかった。 ニキータ、レオンのように恋愛劇を主軸にもってこなかったのも好感。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-16 15:26:16) |
12. アリー/スター誕生
実力はあっても機会に恵まれない歌手が、 偶然の出会いからスターへ駆け上がっていくお話。 ただのサクセスストーリーではなく、 出会った2人の愛の話でもあります。 問題は中後半から。 一躍スターにのし上がったかと思った後の転機。 個人的にあまり好きじゃない展開・結末でした。 愛ゆえの良い話ではあるんですけどね。 歌と曲の迫力はホンモノでした。スゴかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-19 21:54:15) |
13. 穴(1960)
60年前の作品とは思えない内容だった。 近年の下手な映画よりよっぽど深い。 ただの脱獄劇かと思ったら人間ドラマでした。 古いモノクロ映画さえ我慢できれば観れる。 しかしこの当時の刑務所ってこんな気楽なのか気がかり。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-07 18:59:09) |
14. アラビアのロレンス
《ネタバレ》 物語そのものは素直に面白いと思う。 が、3時間46分の長さはハンパじゃないキツさ。 後半に進むにつれ主人公の苦悩ぶりはよく描かれているけど、 そのままで物語が終わってしまうので観終わった後の爽快感に欠ける。 広がる砂漠の風景など、絵になるシーンが多く、映像美は秀逸。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-02 22:38:06) |
15. I am Sam アイ・アム・サム
序盤から泣いてたというのはここだけの秘密。 一生懸命な父親が泣けた。 子役のかわいさは反則級。 子役のかわいさに助けられてる気がしないでもないが。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 22:17:46) |
16. アメリ
おフランス映画。 全編に渡るオシャレな映像と雰囲気。 話の道筋が明確じゃないのが苦戦しました。 感性で語る芸術のお国の映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-24 22:03:46) |
17. ある女流作家の罪と罰
映画の話としては面白かった。 実話ベースという意味でもスゴかった。 問題は主人公(ともう1人)の人間性。 「ワルいオバさん」という共感性が低い点。 悪い意味でブレないので、人物像を受容できるかどうか。 個人的には共感ゼロでした。 原題が「私を許してくれますか?」だけど、 とてもイエスとは言い難いです…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-07 19:58:38) |
18. アナと世界の終わり
開幕からのミュージカルの歌と踊りは良かった。 が、それゆえに本編のゾンビ映画を食ってしまっている。 ホラーとミュージカルとの親和性が薄く、緊迫感を削いでいる。 展開の陳腐さあたりも緊張感の無さを助長して苦々しい。 コメディ寄りのゾンビ映画ならまだなんとかなった気もするが、 本題のゾンビも割とシリアス(かつスプラッター気味)で相性が悪い。 人によっては生ハムメロン的な良さがある、かも? 個人的には水と油な印象の映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-09 19:38:24) |
19. アンダーグラウンド(1995)
奇抜な作品。 ユーゴスラビアとか、馴染みが無いとわからないよね。 「猿」といつでも楽しげな「ブラスバンド」だけは良かったと思います。そこだけは。 やたら長いのが難点。 2回観てようやく理解が追い付いたので+1点 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-31 20:27:46) |
20. アガサ・クリスティー ねじれた家
アガサ・クリスティの「ア」の字も知らない、 ミステリー初心者ですが割と楽しめました。 (ちなみに最後まで見事にミスリードに騙され続けました) ミステリー物も推理小説も嗜まないので、割と新鮮で楽しかったです。 愛憎が渦巻く人間ドラマの映画としては悪くないかな、と。 推理モノ熟練者の方には物足りないのかもしれませんね。 ただ、推理や謎解きがほぼゼロだったり、 主人公(探偵)の仕事しなさぶりとか、終幕の展開とか、 気になる点は他のレビュワーの通りだと思います。 妖艶な雰囲気だとか空気感とか映像は良かったし、 個人的には「損はしてないかな」の6点で。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-25 22:51:21) |